JP6645251B2 - 画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置 - Google Patents

画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6645251B2
JP6645251B2 JP2016031640A JP2016031640A JP6645251B2 JP 6645251 B2 JP6645251 B2 JP 6645251B2 JP 2016031640 A JP2016031640 A JP 2016031640A JP 2016031640 A JP2016031640 A JP 2016031640A JP 6645251 B2 JP6645251 B2 JP 6645251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image
medical image
clinical trial
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016031640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017151583A (ja
Inventor
中森 洋
洋 中森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2016031640A priority Critical patent/JP6645251B2/ja
Publication of JP2017151583A publication Critical patent/JP2017151583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6645251B2 publication Critical patent/JP6645251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置に関する。
製薬会社で新たに医薬品候補物が開発されると、複数の患者を対象として医薬品の効果及び安全性を確認するための臨床試験(治験)が行われる。治験を実施する医療施設では、治験に協力してくれる患者(被験者)に対して投薬・治療が行われ、治験結果に関するデータが収集される。
治験は、治験依頼者(製薬会社)、医療施設(病院)、CRO(Contract Research Organization:医薬品開発業務受託機関)、判定医等によって遂行される。CROとは、医療施設に対する治験の依頼、実施準備、管理等、治験に係る業務を治験依頼者から受託した者をいう。画像を用いて医薬品の効果を判定する治験については、画像に特化したICRO(Image Contract Research Organization:画像受託臨床試験実施機関)が治験に係る業務を受託する。
治験に関わる施設間でデータを共有するために、例えば、製薬会社、病院、治験データ管理センタにおける情報処理装置がネットワークにより接続された治験データ管理システムにおいて、病院から入力された治験データを治験データ管理センタにて管理し、製薬会社から治験データを閲覧するものが利用されている(特許文献1参照)。
画像を用いる治験では、画像撮影時の品質を確保するために、事前に撮影装置の品質確認を行うことが必須となっている。つまり、治験用の撮影は、承認を受けた撮影装置で行う必要がある。
一方で、実際の画像撮影現場では、治験の被験者以外の一般患者の撮影も行っているため、誤って承認を得ていない撮影装置で被験者を撮影してしまう場合がある。
従来は、この問題を回避するために、画像を受け取ったICROにおいて、画像に付帯されているタグ情報を参照し、承認を受けた撮影装置で撮影されたものであるか否かを確認している。
特開2007−299150号公報
医用画像の装置確認を行う上で、複数の画像を纏めて送付する場合には、同一装置で撮影された画像のみを纏めて送付するといった対策もとられているが、このルールは必ずしも守られておらず、ICROで受け取った画像に、複数の撮影装置で撮影されたものが混在している場合もあった。そのため、ICROでは、纏めて受け取った全ての画像について個々に装置確認が必要となり、医用画像の品質を確認する上で大きな負荷となっていた。
また、医用画像が、予め承認を受けた撮影装置で撮影されたものであることが保証されれば、医用画像の品質確認における負荷が軽減される。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、医用画像の品質確認における負荷を軽減させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、新薬に対する治験を実施する医療施設に設置され、前記治験に係る医用画像を通信ネットワークを介して治験データ管理装置に送信する画像送信装置であって、送信対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得する取得手段と、前記取得された装置固有情報が予め登録されている装置固有情報とは異なる場合に、前記送信対象となる医用画像の送信を抑止する抑止手段と、を備える。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の画像送信装置において、前記取得手段により取得された装置固有情報と、前記医療施設内の撮影装置のうち前記治験に使用される撮影装置の装置固有情報として前記予め登録されている装置固有情報と、を比較する比較手段を備え、前記抑止手段は、前記取得手段により取得された装置固有情報と前記予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、前記送信対象となる医用画像の送信を抑止する。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像送信装置において、前記取得手段により取得された装置固有情報と前記予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、警告を表示する警告表示手段を備える。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像送信装置において、前記装置固有情報は、ステーション名、製造者名、モデル名、装置製造番号、ソフトウェアバージョンのうち一又は複数の情報を含む。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像送信装置において、前記送信対象となる医用画像に付帯されている付帯情報を取得する付帯情報取得手段と、前記付帯情報に前記治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれているか否かを確認する確認手段と、前記付帯情報に前記治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれていない場合に、警告を表示する第2警告表示手段と、を備える。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像送信装置において、前記確認手段により確認される項目を登録する登録手段を備え、前記確認手段は、前記登録手段により登録された項目について、確認を行う。
請求項に記載の発明は、請求項5又は6に記載の画像送信装置において、前記確認手段により確認される項目は、シリーズ番号、画像番号、スライス厚、画素間隔、性別、生年月日、検査日時又は収集日時である。
請求項に記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載の画像送信装置において、前記送信対象となる医用画像に付帯されている付帯情報を取得する付帯情報取得手段と、予め登録されている被験者情報を取得する被験者情報取得手段と、前記付帯情報と前記被験者情報とに基づいて、予め定められた警告条件に該当するか否かを判断する判断手段と、前記警告条件に該当する場合に、警告を表示する第2警告表示手段と、を備える。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の画像送信装置において、前記判断手段は、前記付帯情報に含まれる撮影時期と、前記被験者情報に含まれる投薬開始時期と、予め定められている撮影期間と、に基づいて、前記送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものであるか否かを判断し、前記送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものでないと判断された場合に、前記警告条件に該当すると判断する。
請求項10に記載の発明は、請求項に記載の画像送信装置において、前記判断手段は、前記付帯情報と前記被験者情報とに基づいて、前記送信対象となる医用画像に対応する被験者の治験が中断されているか否かを判断し、前記被験者の治験が中断されていると判断された場合に、前記警告条件に該当すると判断する。
請求項11に記載の発明は、治験データ管理装置と、新薬に対する治験を実施する医療施設に設置され、前記治験に係る医用画像を通信ネットワークを介して前記治験データ管理装置に送信する画像送信装置と、有する画像送信システムであって、前記画像送信装置は、送信対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得する取得手段と、前記取得された装置固有情報が予め登録されている装置固有情報とは異なる場合に、前記送信対象となる医用画像の送信を抑止する抑止手段と、を備える。
請求項12に記載の発明は、新薬に対する治験を実施する医療施設において撮影された医用画像を登録する治験データ管理装置であって、登録対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得する取得手段と、前記取得された装置固有情報が予め登録されている装置固有情報とは異なる場合に、前記登録対象となる医用画像の登録を抑止する抑止手段と、を備える。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の治験データ管理装置において、前記取得手段により取得された装置固有情報と、前記医療施設内の撮影装置のうち前記治験に使用される撮影装置の装置固有情報として前記予め登録されている装置固有情報と、を比較する比較手段を備え、前記抑止手段は、前記取得手段により取得された装置固有情報と前記予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、前記登録対象となる医用画像の登録を抑止する。
本発明によれば、医用画像の品質確認における負荷を軽減させることができる。
本発明の第1の実施の形態における治験システムのシステム構成図である。 治験データ管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 データモデル例を示す図である。 医療施設端末の機能的構成を示すブロック図である。 医療施設端末により実行される装置登録処理を示すフローチャートである。 新規装置登録画面の表示例である。 医療施設端末により実行される第1の医用画像送信処理を示すフローチャートである。 送信画面の表示例である。 本発明の第2の実施の形態における医療施設端末により実行される第2の医用画像送信処理を示すフローチャートである。 付帯情報チェック処理を示すフローチャートである。 被験者情報チェック処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における治験データ管理装置により実行される医用画像登録処理を示すフローチャートである。
〔第1の実施の形態〕
まず、図面を参照して、本発明に係る画像送信システムの第1の実施の形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1に、第1の実施の形態における画像送信システムとしての治験システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、治験システム100は、ICRO(画像受託臨床試験実施機関:Image Contract Research Organization)に設置された治験データ管理装置10と、新薬に対する治験を実施する医療施設に設置された画像送信装置としての医療施設端末20、PACS30及びモダリティー40と、製薬会社に設置された製薬会社端末50と、新薬の効果及び安全性を判定する判定医が使用する判定医端末60と、を備えて構成されている。治験データ管理装置10、医療施設端末20、製薬会社端末50、判定医端末60は、インターネット等の通信ネットワークN1を介してデータ通信可能に接続されている。なお、図1では、各装置を1台ずつ図示しているが、医療施設端末20、モダリティー40、製薬会社端末50、判定医端末60の台数は特に限定されない。
治験データ管理装置10は、製薬会社から依頼された治験に関する情報を蓄積し管理する。治験データ管理装置10は、投薬前及び投薬後に患者の対象部位を撮影した医用画像の画像データを医療施設端末20から受信する。治験データ管理装置10は、画像データに対する品質確認(QC)を行う。治験データ管理装置10は、判定医端末60に画像データの判定依頼を送信し、判定医により判定された判定結果を判定医端末60から受信する。
QCとは、医用画像が画像判定に適したものであるか否かのチェックである。具体的には、医用画像に付帯されている付帯情報に含まれる撮影条件が、治験に対応する撮影条件と一致するか否か、医用画像に付帯されている付帯情報において、治験に対応するマスキング情報に含まれる項目に対応する個人情報が削除されているか否か、撮影部位が揃っているか否か等に基づいて、医用画像が画像判定に適したものであるか否かが判断される。例えば、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則った画像データの特定のタグに記述されている情報に基づいて、CTのスライス厚が5mm以下になっているか、撮影日が前回の撮影日から指定の期間内に入っているか等が確認される。
なお、QCにおいて、医用画像の付帯情報に基づいて自動で判断する項目と、操作者が判断する項目と、を分けてもよい。例えば、個人情報がマスキングされているか、必要な画像が全て揃っているか等については、操作者が判断することとしてもよい。操作者が判断する項目については、画像の確認を承認する旨の操作指示を受け付けることで、医用画像が画像判定に適したものであると判断される。
医療施設端末20、PACS30及びモダリティー40は、LAN(Local Area Network)等の施設内ネットワークN2により相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
なお、セキュリティー上、外部のネットワーク(通信ネットワークN1)と接続されている医療施設端末20と、PACS30及びモダリティー40は、接続されていない場合がある。その場合には、CD−R、DVD−R等のメディアを用いて装置間で画像データを渡すこともある。
医療施設端末20は、モダリティー40により生成された医用画像の画像データを治験データ管理装置10に送信する。
PACS30は、各種モダリティー40により生成された医用画像の画像データ等を保存し、外部機器からの要求に応じて医用画像の画像データ等を提供する。
モダリティー40は、患者の判定対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像の画像データを生成する。モダリティー40は、例えば、CT、CR、MRI等によって構成される。モダリティー40は、DICOM規格に則って、患者情報、撮影情報等の付帯情報を医用画像の画像ファイルのヘッダーに書き込むことにより、医用画像に付帯情報を付帯させる。
医療施設において、撮影条件のオーダーは、HIS(病院情報システム:Hospital Information System)又はRIS(放射線科情報システム:Radiology Information System)で生成される。撮影条件は、治験毎に定められており、文書で医療施設に提供される。医療施設では、この撮影条件に従って、HIS/RISにオーダーが登録され、モダリティー40により撮影が行われる。
製薬会社端末50は、治験を依頼する製薬会社の人が使用するコンピューター装置である。製薬会社端末50は、治験データ管理装置10に対して治験指示を依頼する際や、各治験の進捗を確認する際等に用いられる。
判定医端末60は、治験データ管理装置10から画像データの判定依頼を受信し、判定結果を治験データ管理装置10に送信する。判定結果は、画像データから判定される治験薬の効果や安全性を示す情報を含み、例えば、画像内の標的病変の最長径の変化や、医薬品の効果の度合いを示す情報を含む。
図2に、治験データ管理装置10の機能的構成を示す。
図2に示すように、治験データ管理装置10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、ROM(Read Only Memory)15、RAM(Random Access Memory)16、記憶部17、メディアドライブ18等を備えて構成されており、各部はバス19により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、治験データ管理装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、ROM15に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM16に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークN1を介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
ROM15は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、ROM15には、医療施設端末20、製薬会社端末50、判定医端末60に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して各装置の操作者に臨床試験支援システムを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
RAM16は、制御部11により実行制御される各種処理において、ROM15から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
記憶部17は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部17には、施設情報D1、装置情報D2、装置固有情報D3、被験者情報D4、VISIT情報D5、画像管理情報D6、画像データD7が記憶される。
図3に、データモデル例を示す。図3において各情報に付された「1」、「N」は、各情報間の対応関係が「1対1」、「1対N(複数)」であることを示している。
施設情報D1は、治験が実施される医療施設に関する情報である。施設情報D1には、医療施設名、所在地、連絡先等が含まれる。
装置情報D2は、各医療施設に設置された、画像を撮影するための撮影装置(モダリティー)に関する情報である。装置情報D2には、装置の種類、性能(CTにおいてスライス厚が何mm以内で撮影できるか等)等が含まれる。装置情報D2は、施設情報D1と関連付けられている。
装置固有情報D3は、撮影装置に固有の情報である。装置固有情報D3には、モダリティー、ステーション名、製造者名、製造者のモデル名、装置製造番号(シリアル番号)、ソフトウェアバージョン等が含まれる。装置固有情報D3は、装置情報D2と関連付けられている。
被験者情報D4は、各医療施設に属し、治験の対象となる被験者に関する情報であり、被験者IDで管理される。被験者情報D4には、被験者ID、投薬開始日等が含まれる。また、被験者情報D4に、年齢、性別等が含まれる場合もある。被験者情報D4は、施設情報D1と関連付けられている。
VISIT情報D5は、各被験者に対して決められた撮影期間を示す情報である。撮影期間は、撮影タイミング毎の、撮影が許容されている期間である。VISIT情報D5は、被験者情報D4と関連付けられている。
画像管理情報D6は、各VISITに含まれる医用画像を管理するための情報である。画像管理情報D6には、医用画像を送信した医療施設・ユーザー、各VISITに含まれる画像データD7の画像識別情報及び格納場所等が含まれる。画像管理情報D6は、装置情報D2、VISIT情報D5と関連付けられている。
画像データD7は、各VISITに対して医療施設から送信された医用画像の画像データである。画像データD7は、画像管理情報D6と関連付けられている。
メディアドライブ18は、制御部11からの制御信号に基づき、CD−R、DVD−R等のメディアに記憶されているデータの読み出し、メディアへのデータの書き込みを行う。
制御部11は、医療施設端末20から送信された治験に係る医用画像を通信部14を介して受信し、当該受信した医用画像を記憶部17に記憶させる。
制御部11は、医療施設端末20から受信した医用画像に対するQC判定を行い、判定されたQC結果を当該判定対象の医用画像と対応付けて記憶部17に記憶させる。
図4に、医療施設端末20の機能的構成を示す。
図4に示すように、医療施設端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、ROM25、RAM26、記憶部27等を備えて構成されており、各部はバス28により接続されている。
制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM26は、治験データ管理装置10の制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM16と同様の構成であり、説明の重複を避けるため、異なる構成を主として説明する。
通信部24は、さらに、施設内ネットワークN2を介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
ROM25は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、ROM25には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。なお、医療施設端末20において実行される各種プログラムや、当該プログラムの実行に必要なデータは、記憶部27に記憶されていてもよい。
記憶部27は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部27には、治験毎に、治験条件、マスキング情報、患者ID−被験者ID対応テーブル等が記憶される。
マスキング情報は、該当する治験において、医療施設端末20から治験データ管理装置10に医用画像を送信する際に、医用画像の付帯情報からマスクされる項目を含む。
患者ID−被験者ID対応テーブルは、各治験において、医療施設における患者の患者ID(患者識別情報)と、治験において患者を匿名化しつつ個々の患者を区別するための被験者ID(被験者識別情報)と、を対応付けたテーブルである。
制御部21は、通信部24を制御して、治験に係る医用画像を通信ネットワークN1を介して治験データ管理装置10に送信する。
制御部21は、送信対象となる医用画像が撮影された撮影装置(モダリティー40)の装置固有情報を取得する。具体的には、制御部21は、医用画像の画像ファイルのヘッダーから装置固有情報を取得する。
制御部21は、取得された装置固有情報が所定の条件に該当する場合に、送信対象となる医用画像の送信を抑止する。
具体的には、制御部21は、送信対象となる複数の医用画像の装置固有情報を比較する。
制御部21は、複数の医用画像の装置固有情報のうち一の装置固有情報と異なる装置固有情報がある場合に、当該複数の医用画像の送信を抑止する。
制御部21は、複数の医用画像の装置固有情報のうち一の装置固有情報と異なる装置固有情報がある場合に、警告を表示する。
また、制御部21は、取得された装置固有情報と、医療施設内の撮影装置のうち治験に使用されるものとして予め登録されている撮影装置の装置固有情報と、を比較する。
制御部21は、取得された装置固有情報と予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、送信対象となる医用画像の送信を抑止する。
制御部21は、取得された装置固有情報と予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、警告を表示する。
制御部21は、治験データ管理装置10に医用画像を送信する際に、対象となる治験の患者ID−被験者ID対応テーブルに基づいて、医用画像に付帯される付帯情報に含まれる患者IDを被験者IDに置き換えるとともに、対象となる治験のマスキング情報に基づいて、医用画像に付帯される付帯情報のうち、所定の項目(マスキング情報に含まれるマスクされる項目)の内容を削除する。
次に、治験システム100における動作について説明する。
医療施設端末20、製薬会社端末50、判定医端末60の各装置において、治験データ管理装置10にアクセスする際には、Webブラウザー上から所定のURL(Uniform Resource Locator)が入力され、治験データ管理装置10から、各装置に対し、ログイン画面を表示するための表示用データが提供される。ログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、各装置で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
治験データ管理装置10では、各装置においてログイン画面から入力されたユーザーID及びパスワードに基づいて、ユーザー認証が行われる。具体的には、入力されたユーザーID及びパスワードの組み合わせが、予め登録されているユーザーID及びパスワードの組み合わせと一致する場合に、ユーザー認証がOKであると判断される。
図5は、治験が実施される医療施設に設置された医療施設端末20により実行される装置登録処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21とROM25に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、医療施設端末20では、制御部21により、治験データ管理装置10から提供された表示用データに基づいて、表示部23に新規装置登録画面231(図6参照)が表示される(ステップS1)。
図6に、表示部23に表示される新規装置登録画面231の例を示す。新規装置登録画面231には、登録モダリティー一覧表示領域71、装置登録ボタンB1等が含まれる。登録モダリティー一覧表示領域71には、治験に利用する撮影装置の装置情報が表示される。装置登録ボタンB1は、撮影装置の情報の登録を指示するためのボタンである。
次に、操作部22からの操作により、治験に利用する撮影装置(モダリティー40)の装置情報が入力される(ステップS2)。装置情報には、例えば、種別、メーカー、機種、呼称、撮影施設、稼働状態等が含まれる。
次に、モダリティー40において、装置評価用ファントムが撮影され、医療施設端末20の制御部21により、通信部24を介して、モダリティー40から装置評価用画像が取り込まれる(ステップS3)。
次に、制御部21により、装置評価用画像から装置固有情報が抽出される(ステップS4)。具体的には、制御部21により、装置評価用画像に付帯されている付帯情報(タグ情報)から装置固有情報が取得される。例えば、タグ番号(0008,0060)には「モダリティー」、タグ番号(0008,1010)には「ステーション名」、タグ番号(0008,0070)には「製造者名」、タグ番号(0008,1090)には「製造者のモデル名」、タグ番号(0018,1000)には「装置製造番号」、タグ番号(0018,1020)には「ソフトウェアバージョン」が格納されている。
次に、操作部22からの操作により、表示部23に表示されている新規装置登録画面231上の装置登録ボタンB1が押下されると(ステップS5)、制御部21により、ステップS2で入力された装置情報、ステップS4で抽出された装置固有情報、ステップS3で取り込まれた装置評価用画像の画像データが、通信部24を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS6)。
以上で、装置登録処理が終了する。
治験データ管理装置10では、通信部14により、医療施設端末20から装置情報、装置固有情報、装置評価用画像の画像データが受信される。制御部11により、装置評価用画像の画像データが解析され、又は、当該画像データに基づいて表示部13に表示された装置評価用画像が目視で判定されることにより、撮影装置(モダリティー40)が治験に利用できるか否かが判定される。さらに、制御部11により、装置情報及び装置固有情報に基づいて、撮影装置が治験に利用できるか否かが判断される。
撮影装置が治験に利用できると判断された場合には、制御部11により、医療施設端末20から受信された装置情報が、装置情報D2として、撮影装置を有する医療施設に対応する施設情報D1と関連付けられて記憶部17に記憶される。また、制御部11により、医療施設端末20から受信された装置固有情報が、装置固有情報D3として、撮影装置に対応する装置情報D2と関連付けられて記憶部17に記憶される。
治験が実施される医療施設では、装置登録処理が完了した後、被験者の承認等の手続きが完了すると、当該被験者の撮影画像の送信が可能となる。投薬前画像、投薬後画像等の撮影が行われると、撮影画像が治験データ管理装置10に送信される。
図7は、治験が実施される医療施設に設置された医療施設端末20により実行される第1の医用画像送信処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21とROM25に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部21により、通信部24を介して治験データ管理装置10から登録済みの装置固有情報が取得される(ステップS11)。具体的には、治験データ管理装置10において、医療施設端末20が設置された医療施設に対応する施設情報D1と関連付けられた装置情報D2が特定され、当該装置情報D2と関連付けられた装置固有情報D3が特定され、当該装置固有情報D3が医療施設端末20に提供される。
次に、操作部22からの操作により、表示部23に表示されている送信画面232(図8参照)において送信対象の医用画像が選択されると、制御部21により、選択された医用画像が取り込まれる(ステップS12)。
図8に、表示部23に表示される送信画面232の例を示す。送信画面232には、医用画像表示領域81等が含まれる。また、画像リスト画面233には、各種モダリティー40により撮影され、PACS30に保存されている医用画像の一覧が表示されている。操作部22からの操作により、画像リスト画面233に含まれるいずれかの医用画像が医用画像表示領域81へドラッグアンドドロップされることで、送信対象の医用画像として選択される。選択された医用画像は、制御部21により、PACS30から取り込まれ、RAM26に格納される。
次に、制御部21により、取り込まれた医用画像から、当該医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報が取得される(ステップS13)。具体的には、制御部21により、医用画像に付帯されている付帯情報(タグ情報)から装置固有情報が取得される。
次に、制御部21により、取り込まれた医用画像が1枚目の画像であるか否かが判断される(ステップS14)。
取り込まれた医用画像が1枚目の画像である場合には(ステップS14;YES)、制御部21により、医用画像の装置固有情報が、ステップS11で取得された登録済みの装置固有情報に含まれているか否かが確認される(ステップS15)。
医用画像の装置固有情報が登録済みの装置固有情報に含まれていない場合、すなわち、医用画像を撮影した撮影装置が未登録である場合には(ステップS16;NO)、制御部21により、未登録装置である旨の警告が表示部23に表示される(ステップS17)。そして、制御部21により、医用画像の送信が抑止される。
ステップS16において、医用画像の装置固有情報が登録済みの装置固有情報に含まれている場合、すなわち、医用画像を撮影した撮影装置が登録済みである場合には(ステップS16;YES)、制御部21により、取り込まれた医用画像の装置固有情報がRAM26に一時的に保存される(ステップS18)。
ステップS14において、取り込まれた医用画像が1枚目の画像でない場合(ステップS14;NO)、すなわち、2枚目以降の画像である場合には、制御部21により、取り込まれた医用画像の装置固有情報と、一時的に保存されている1枚目の医用画像の装置固有情報と、が比較される(ステップS19)。
取り込まれた医用画像の装置固有情報が1枚目の医用画像の装置固有情報と異なる場合には(ステップS20;NO)、制御部21により、別装置である旨の警告が表示部23に表示される(ステップS21)。例えば、「複数モダリティーの画像を取り込むことはできません。」というメッセージが表示部23に表示される。そして、制御部21により、医用画像の送信が抑止される。
ステップS20において、取り込まれた医用画像の装置固有情報が1枚目の医用画像の装置固有情報と同じ場合(ステップS20;YES)、又は、ステップS18の後、制御部21により、送信対象となる次の画像があるか否かが判断される(ステップS22)。
送信対象となる次の画像がある場合には(ステップS22;YES)、ステップS12に戻り、処理が繰り返される。
ステップS22において、送信対象となる次の画像がない場合には(ステップS22;NO)、制御部21により、これまでに取り込まれた全ての医用画像の画像データが、通信部24を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS23)。
以上で、第1の医用画像送信処理が終了する。
なお、画像データの送信に先立って、制御部21により、該当する治験の患者ID−被験者ID対応テーブルに基づいて、モダリティー40により生成された医用画像の画像データの付帯情報に含まれる治験実施医療施設内の患者IDが被験者IDに置き換えられ、該当する治験のマスキング情報に基づいて、画像データの付帯情報から個人情報が削除される。
治験データ管理装置10では、通信部14により、医療施設端末20から医用画像の画像データが受信されると、制御部11により、QC判定が行われ、画像判定に適したものである場合には、当該医用画像の画像データが記憶部17に画像データD7として登録される。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、医療施設端末20において、送信対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得し、取得された装置固有情報が所定の条件に該当する場合に、送信対象となる医用画像の送信を抑止するので、医用画像の品質確認における負荷を軽減させることができる。
例えば、医療施設端末20において、複数の医用画像に対して装置固有情報が一致している場合には、治験データ管理装置10への送信を許可し、複数の医用画像に対して装置固有情報が揃わない場合には、治験データ管理装置10へ送信させない。これにより、治験データ管理装置10において、各医用画像が予め登録されている撮影装置(承認を受けた撮影装置)によって撮影されたものであるか否かを判断する際に、画像毎に判断する必要がなくなる。
また、医療施設端末20において、医用画像から取得された装置固有情報と予め登録されている装置固有情報とが異なる場合には、治験データ管理装置10へ送信させないので、治験データ管理装置10において、医用画像の品質確認における負荷を軽減させることができる。
また、医用画像から取得された装置固有情報と予め登録されている装置固有情報とが異なる場合や、複数の医用画像に対して装置固有情報が揃わない場合に、警告を表示するので、治験に適した医用画像でないことを操作者に通知し、注意を喚起することができる。
なお、ステップS17、ステップS21において、警告が表示される際に、医用画像の送信を実行するか否かの指示を受け付け、医用画像の送信の実行が指示された場合に、強制的に医用画像を送信することとしてもよい。例えば、治験期間が長期(2〜3年)に及ぶ場合には、機器の入れ替え時等に未登録の装置で撮影してしまう場合がある。その場合、とりあえず治験データ管理装置10に医用画像を送信しておき、ICROから指摘を受けた後で、装置登録を行うこともある。このような状況においては、未登録装置で撮影された医用画像であっても、操作者の要望に応じて送信を許可するという運用も有効である。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における治験システムは、第1の実施の形態に示した治験システム100と同様の構成であるため、図1〜図4を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
第2の実施の形態では、医療施設端末20は、撮影装置に関するチェックを行うだけでなく、他の面に関しても、医用画像が画像判定に適しているか否かをチェックする。
医療施設端末20の制御部21は、送信対象となる医用画像に付帯されている付帯情報を取得する。具体的には、制御部21は、医用画像の画像ファイルのヘッダーから各種付帯情報を取得する。
制御部21は、付帯情報に治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれているか否かを確認する。ここで確認される項目(以下、確認項目という。)は、操作部22からの操作により、予め記憶部27に登録されている。制御部21は、予め登録された確認項目について、確認を行う。
確認項目として、例えば、シリーズ番号、画像番号、スライス厚、画素間隔、性別、生年月日、検査日時又は収集日時等が挙げられる。収集日時は、画像1枚1枚に対する撮影日時である。
制御部21は、付帯情報に治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれていない場合に、警告を表示する。
また、制御部21は、予め登録されている被験者情報を取得する。
制御部21は、医用画像から取得された付帯情報と、被験者情報と、に基づいて、予め定められた警告条件に該当するか否かを判断する。
制御部21は、警告条件に該当する場合に、警告を表示する。
例えば、制御部21は、付帯情報に含まれる撮影時期(撮影日時等)と、被験者情報に含まれる投薬開始時期(投薬開始日等)と、予め定められている撮影期間と、に基づいて、送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものであるか否かを判断し、送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものでないと判断された場合に、警告条件に該当すると判断する。
制御部21は、付帯情報と被験者情報とに基づいて、送信対象となる医用画像に対応する被験者の治験が中断されているか否かを判断し、被験者の治験が中断されていると判断された場合に、警告条件に該当すると判断する。
図9は、治験が実施される医療施設に設置された医療施設端末20により実行される第2の医用画像送信処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部21とROM25に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
第2の医用画像送信処理において、ステップS31〜ステップS41の処理については、第1の医用画像送信処理におけるステップS11〜ステップS21の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS40において、取り込まれた医用画像の装置固有情報が1枚目の医用画像の装置固有情報と同じ場合(ステップS40;YES)、又は、ステップS38の後、制御部21により、付帯情報チェック処理が行われる(ステップS42)。
ここで、図10を参照して、付帯情報チェック処理について説明する。
制御部21により、取り込まれた医用画像から付帯情報が取得される(ステップS51)。
次に、制御部21により、記憶部27に記憶されている確認項目について、付帯情報に治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれているか否かが確認される(ステップS52)。具体的には、制御部21により、医用画像の付帯情報(タグ情報)に、シリーズ番号、画像番号、スライス厚、画素間隔、性別、生年月日、検査日時、収集日時等の情報が含まれているか否かが確認される。
付帯情報に治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれていない場合には(ステップS52;NO)、制御部21により、治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれていない旨の警告が表示部23に表示される(ステップS53)。そして、制御部21により、医用画像の送信が抑止される。
ステップS52において、付帯情報に治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれている場合には(ステップS52;YES)、図9に戻り、制御部21により、被験者情報チェック処理が行われる(ステップS43)。
ここで、図11を参照して、被験者情報チェック処理について説明する。
制御部21により、取り込まれた医用画像から付帯情報が取得される(ステップS61)。具体的には、制御部21により、医用画像に付帯されている付帯情報(タグ情報)から撮影日時、患者ID等の情報が取得される。
次に、制御部21により、通信部24を介して治験データ管理装置10から被験者情報が取得される(ステップS62)。具体的には、制御部21により、医用画像の付帯情報に含まれる患者IDに対応する被験者IDが患者ID−被験者ID対応テーブルから特定されると、治験データ管理装置10において、この被験者IDに対応する被験者情報D4が特定され、医療施設端末20に提供される。
なお、医用画像に付帯されている患者IDが既に被験者IDに置き換えられている場合には、治験データ管理装置10からこの被験者IDに対応する被験者情報D4が取得される。
次に、制御部21により、通信部24を介して治験データ管理装置10から予め登録されている撮影期間(治験プロトコルで定義されている撮影期間)が取得される(ステップS63)。具体的には、治験データ管理装置10において、該当する被験者IDに関連付けられたVISIT情報D5が特定され、VISIT情報D5に含まれる撮影期間が医療施設端末20に提供される。撮影期間は、例えば、投薬開始日から4週間後3日以内等、ある程度の幅を持たせて定められている。
次に、制御部21により、付帯情報に含まれる撮影時期(撮影日時)と、被験者情報に含まれる投薬開始時期(投薬開始日)と、予め登録されている撮影期間と、に基づいて、送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものであるか否かが判断される(ステップS64)。
送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものでない場合には(ステップS64;NO)、制御部21により、警告条件に該当すると判断され、有効期間外である旨の警告が表示部23に表示される(ステップS65)。例えば、「本画像は、有効期間外となるため、治験には使用できない画像となります。」というメッセージが表示部23に表示される。そして、制御部21により、医用画像の送信が抑止される。
ステップS64において、送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものである場合には(ステップS64;YES)、制御部21により、被験者の治験が中断されているか否かが判断される(ステップS66)。被験者の治験が中断されているか否かを示す情報は、被験者情報に含まれている。具体的には、制御部21により、医用画像の付帯情報に含まれる患者IDに対応する被験者IDが特定され、被験者IDに対応する被験者情報(ステップS62で取得された被験者情報)が参照され、被験者の治験が中断されているか否かが判断される。
被験者の治験が中断されている場合には(ステップS66;YES)、制御部21により、警告条件に該当すると判断され、中断されている旨の警告が表示部23に表示される(ステップS67)。例えば、「治験が中断された被験者となります。」というメッセージが表示部23に表示される。そして、制御部21により、医用画像の送信が抑止される。
ステップS66において、被験者の治験が中断されていない場合には(ステップS66;NO)、図9に戻り、ステップS44に移行する。ステップS44〜ステップS45の処理については、第1の医用画像送信処理におけるステップS22〜ステップS23の処理と同様であるため、説明を省略する。
以上で、第2の医用画像送信処理が終了する。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果に加え、医用画像から付帯情報を取得し、付帯情報に治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれているか否かを確認するので、治験に適していない医用画像を治験データ管理装置10に送信することを防ぐことができる。
また、治験では、投薬開始からの撮影期間が明確に決められており、この期間に撮影されていない画像は無効となる。また、有効期間内に撮影が行われなければ、被験者が治験から脱落するという問題も発生している。
これに対し、第2の実施の形態によれば、医用画像から取得された付帯情報と、被験者情報と、に基づいて、予め定められた警告条件に該当するか否かを判断し、警告条件に該当する場合に、警告を表示することができる。例えば、送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものでないと判断された場合や、送信対象となる医用画像に対応する被験者の治験が中断されている場合に、警告を表示するので、治験に適していない医用画像を治験データ管理装置10に送信することを防ぐことができる。
なお、ステップS37、ステップS41、ステップS53、ステップS65、ステップS67において、警告が表示される際に、医用画像の送信を実行するか否かの指示を受け付け、医用画像の送信の実行が指示された場合に、強制的に医用画像を送信することとしてもよい。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態における治験システムは、第1の実施の形態に示した治験システム100と同様の構成であるため、図1〜図4を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第3の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
第3の実施の形態は、医療施設において医用画像が記録されたメディアが、治験データ管理装置10に持ち込まれた場合の例である。
治験データ管理装置10の制御部11は、メディアドライブ18を制御して、新薬に対する治験を実施する医療施設において撮影された医用画像をメディアから取り込み、取り込んだ医用画像を記憶部17に記憶させる(登録する)。
制御部11は、登録対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得する。具体的には、制御部11は、医用画像の画像ファイルのヘッダーから装置固有情報を取得する。
制御部11は、取得された装置固有情報が所定の条件に該当する場合に、登録対象となる医用画像の登録を抑止する。
具体的には、制御部11は、登録対象となる複数の医用画像の装置固有情報を比較する。
制御部11は、複数の医用画像の装置固有情報のうち一の装置固有情報と異なる装置固有情報がある場合に、当該複数の医用画像の登録を抑止する。
また、制御部11は、取得された装置固有情報と、医療施設内の撮影装置のうち治験に使用されるものとして予め登録されている撮影装置の装置固有情報と、を比較する。
制御部11は、取得された装置固有情報と予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、登録対象となる医用画像の登録を抑止する。
図12は、治験データ管理装置10により実行される医用画像登録処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部11とROM15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部11により、記憶部17から登録済みの装置固有情報が取得される(ステップS71)。具体的には、医療施設端末20が設置された医療施設に対応する施設情報D1と関連付けられた装置情報D2が特定され、当該装置情報D2と関連付けられた装置固有情報D3が特定され、当該装置固有情報D3が取得される。
次に、操作部12からの操作により、表示部13に表示されている登録画面において登録対象の医用画像が選択されると、制御部11により、メディアドライブ18が制御され、選択された医用画像がメディアから取り込まれる(ステップS72)。制御部11により、取り込まれた医用画像は、RAM16に格納される。
次に、制御部11により、取り込まれた医用画像から、当該医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報が取得される(ステップS73)。具体的には、制御部11により、医用画像に付帯されている付帯情報(タグ情報)から装置固有情報が取得される。
次に、制御部11により、取り込まれた医用画像が1枚目の画像であるか否かが判断される(ステップS74)。
取り込まれた医用画像が1枚目の画像である場合には(ステップS74;YES)、制御部11により、医用画像の装置固有情報が、ステップS71で取得された登録済みの装置固有情報に含まれているか否かが確認される(ステップS75)。
医用画像の装置固有情報が登録済みの装置固有情報に含まれていない場合、すなわち、医用画像を撮影した撮影装置が未登録である場合には(ステップS76;NO)、制御部11により、未登録装置である旨の警告が表示部13に表示される(ステップS77)。そして、制御部11により、医用画像の登録が抑止される。
ステップS76において、医用画像の装置固有情報が登録済みの装置固有情報に含まれている場合、すなわち、医用画像を撮影した撮影装置が登録済みである場合には(ステップS76;YES)、制御部11により、取り込まれた医用画像の装置固有情報がRAM16に一時的に保存される(ステップS78)。
ステップS74において、取り込まれた医用画像が1枚目の画像でない場合(ステップS74;NO)、すなわち、2枚目以降の画像である場合には、制御部11により、取り込まれた医用画像の装置固有情報と、一時的に保存されている1枚目の医用画像の装置固有情報と、が比較される(ステップS79)。
取り込まれた医用画像の装置固有情報が1枚目の医用画像の装置固有情報と異なる場合には(ステップS80;NO)、制御部11により、別装置である旨の警告が表示部13に表示される(ステップS81)。そして、制御部11により、医用画像の登録が抑止される。
ステップS80において、取り込まれた医用画像の装置固有情報が1枚目の医用画像の装置固有情報と同じ場合(ステップS80;YES)、又は、ステップS78の後、制御部11により、登録対象となる次の画像があるか否かが判断される(ステップS82)。
登録対象となる次の画像がある場合には(ステップS82;YES)、ステップS72に戻り、処理が繰り返される。
ステップS82において、送信対象となる次の画像がない場合には(ステップS82;NO)、制御部11により、これまでに取り込まれた全ての医用画像の画像データが、記憶部17に画像データD7として登録される(ステップS83)。
以上で、医用画像登録処理が終了する。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、治験データ管理装置10において、登録対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得し、取得された装置固有情報が所定の条件に該当する場合に、登録対象となる医用画像の登録を抑止するので、医用画像の品質確認における負荷を軽減させることができる。
例えば、治験データ管理装置10において、複数の医用画像に対して装置固有情報が一致している場合には、記憶部17への登録を許可し、複数の医用画像に対して装置固有情報が揃わない場合には、記憶部17に登録しない。これにより、治験データ管理装置10において、医用画像の品質確認における負荷を軽減させることができる。
また、治験データ管理装置10において、医用画像から取得された装置固有情報と予め登録されている装置固有情報とが異なる場合には、記憶部17に登録しないので、治験データ管理装置10において、医用画像の品質確認における負荷を軽減させることができる。
なお、ステップS77、ステップS81において、警告が表示される際に、医用画像の登録を実行するか否かの指示を受け付け、医用画像の登録の実行が指示された場合に、強制的に医用画像を登録することとしてもよい。
また、第3の実施の形態では、医療施設から治験データ管理装置10にメディアを介して医用画像が渡される場合について説明したが、治験データ管理装置10が、医療施設端末20から送信された医用画像を受信し、受信した医用画像を登録する場合に、同様の処理を行うこととしてもよい。
また、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る画像送信装置、画像送信システム、治験データ管理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記各実施の形態では、治験に関する情報を管理する治験データ管理装置10において、QC判定を行うこととしたが、治験に関する情報を管理する装置と、QC判定を行う装置と、が別々の装置であってもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 治験データ管理装置
11 制御部
14 通信部
17 記憶部
18 メディアドライブ
20 医療施設端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
27 記憶部
40 モダリティー
100 治験システム
231 新規装置登録画面
232 送信画面
D1 施設情報
D2 装置情報
D3 装置固有情報
D4 被験者情報
D5 VISIT情報
D6 画像管理情報
D7 画像データ
N1 通信ネットワーク
N2 施設内ネットワーク

Claims (13)

  1. 新薬に対する治験を実施する医療施設に設置され、前記治験に係る医用画像を通信ネットワークを介して治験データ管理装置に送信する画像送信装置であって、
    送信対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得する取得手段と、
    前記取得された装置固有情報が予め登録されている装置固有情報とは異なる場合に、前記送信対象となる医用画像の送信を抑止する抑止手段と、
    を備える画像送信装置。
  2. 前記取得手段により取得された装置固有情報と、前記医療施設内の撮影装置のうち前記治験に使用される撮影装置の装置固有情報として前記予め登録されている装置固有情報と、を比較する比較手段を備え、
    前記抑止手段は、前記取得手段により取得された装置固有情報と前記予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、前記送信対象となる医用画像の送信を抑止する請求項1に記載の画像送信装置。
  3. 前記取得手段により取得された装置固有情報と前記予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、警告を表示する警告表示手段を備える請求項1又は2に記載の画像送信装置。
  4. 前記装置固有情報は、ステーション名、製造者名、モデル名、装置製造番号、ソフトウェアバージョンのうち一又は複数の情報を含む請求項1からのいずれか一項に記載の画像送信装置。
  5. 前記送信対象となる医用画像に付帯されている付帯情報を取得する付帯情報取得手段と、
    前記付帯情報に前記治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれているか否かを確認する確認手段と、
    前記付帯情報に前記治験の判定作業を行うために必要な情報が含まれていない場合に、警告を表示する第2警告表示手段と、
    を備える請求項1からのいずれか一項に記載の画像送信装置。
  6. 前記確認手段により確認される項目を登録する登録手段を備え、
    前記確認手段は、前記登録手段により登録された項目について、確認を行う請求項に記載の画像送信装置。
  7. 前記確認手段により確認される項目は、シリーズ番号、画像番号、スライス厚、画素間隔、性別、生年月日、検査日時又は収集日時である請求項5又は6に記載の画像送信装置。
  8. 前記送信対象となる医用画像に付帯されている付帯情報を取得する付帯情報取得手段と、
    予め登録されている被験者情報を取得する被験者情報取得手段と、
    前記付帯情報と前記被験者情報とに基づいて、予め定められた警告条件に該当するか否かを判断する判断手段と、
    前記警告条件に該当する場合に、警告を表示する第2警告表示手段と、
    を備える請求項1からのいずれか一項に記載の画像送信装置。
  9. 前記判断手段は、前記付帯情報に含まれる撮影時期と、前記被験者情報に含まれる投薬開始時期と、予め定められている撮影期間と、に基づいて、前記送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものであるか否かを判断し、前記送信対象となる医用画像が有効期間内に撮影されたものでないと判断された場合に、前記警告条件に該当すると判断する請求項に記載の画像送信装置。
  10. 前記判断手段は、前記付帯情報と前記被験者情報とに基づいて、前記送信対象となる医用画像に対応する被験者の治験が中断されているか否かを判断し、前記被験者の治験が中断されていると判断された場合に、前記警告条件に該当すると判断する請求項に記載の画像送信装置。
  11. 治験データ管理装置と、新薬に対する治験を実施する医療施設に設置され、前記治験に係る医用画像を通信ネットワークを介して前記治験データ管理装置に送信する画像送信装置と、有する画像送信システムであって、
    前記画像送信装置は、
    送信対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得する取得手段と、
    前記取得された装置固有情報が予め登録されている装置固有情報とは異なる場合に、前記送信対象となる医用画像の送信を抑止する抑止手段と、
    を備える画像送信システム。
  12. 新薬に対する治験を実施する医療施設において撮影された医用画像を登録する治験データ管理装置であって、
    登録対象となる医用画像が撮影された撮影装置の装置固有情報を取得する取得手段と、
    前記取得された装置固有情報が予め登録されている装置固有情報とは異なる場合に、前記登録対象となる医用画像の登録を抑止する抑止手段と、
    を備える治験データ管理装置。
  13. 前記取得手段により取得された装置固有情報と、前記医療施設内の撮影装置のうち前記治験に使用される撮影装置の装置固有情報として前記予め登録されている装置固有情報と、を比較する比較手段を備え、
    前記抑止手段は、前記取得手段により取得された装置固有情報と前記予め登録されている装置固有情報とが異なる場合に、前記登録対象となる医用画像の登録を抑止する請求項12に記載の治験データ管理装置。
JP2016031640A 2016-02-23 2016-02-23 画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置 Active JP6645251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016031640A JP6645251B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016031640A JP6645251B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017151583A JP2017151583A (ja) 2017-08-31
JP6645251B2 true JP6645251B2 (ja) 2020-02-14

Family

ID=59740838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016031640A Active JP6645251B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6645251B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4336387A1 (en) * 2022-09-07 2024-03-13 Ambu A/S Configuration of a medical visualisation system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017151583A (ja) 2017-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4906404B2 (ja) 診断支援方法、診断支援装置、診断支援システム、及び診断支援プログラム
JP5844247B2 (ja) 検査結果表示装置及びその作動方法、並びにプログラム
WO2011083607A1 (ja) 医用情報処理装置及びプログラム
JP2022520869A (ja) 地理的領域を横断して健康データを管理し、正当性を立証し、伝送するためのシステムおよび方法
JP5640841B2 (ja) 医用情報管理システム及びプログラム
JP6485164B2 (ja) 電子カルテプログラム、情報処理方法、および情報処理装置
WO2009128296A1 (ja) 地域医療連携システム、登録端末及びプログラム
JP5874524B2 (ja) 医療連携システム
JP6895722B2 (ja) 病院情報システム
JP2005092706A (ja) 連携検査診断装置
JP6287183B2 (ja) 画像送信装置及び治験システム
JP6645251B2 (ja) 画像送信装置、画像送信システム及び治験データ管理装置
JP2010026899A (ja) 医療情報システム
JP7013841B2 (ja) 読影レポート解析装置及びプログラム
US20190244696A1 (en) Medical record management system with annotated patient images for rapid retrieval
JP2015125514A (ja) 治験データ管理装置及び治験システム
JP6432131B2 (ja) 治験データ管理装置及び治験システム
JP5471683B2 (ja) 医療連携システム
JP6682841B2 (ja) 治験データ管理装置及びクエリー管理システム
JP6584702B1 (ja) 診療支援装置、診療支援方法及び診療支援プログラム
JP2011198310A (ja) 医療連携システム
US20130275147A1 (en) Medical information interoperability testing apparatus
JP5825063B2 (ja) 医用情報処理装置
JP6903107B2 (ja) 症例蓄積システム
JP5741393B2 (ja) 医用情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6645251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150