JP6287183B2 - 画像送信装置及び治験システム - Google Patents

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本発明は、画像送信装置及び治験システムに関する。
従来、製薬会社で新たに医薬品候補物が開発されると、複数の患者を対象として医薬品としての効果及び安全性を確認するための試験が行われる。具体的には、製薬会社が病院等の治験実施医療機関に、治験を含む臨床試験及び臨床研究並びに画像を用いた調査等(以下、総じて便宜上「治験」という。)を依頼し、治験実施医療機関において、治験に協力してくれる患者(被験者)に対して投薬・治療を行う。医療画像を用いた治験の場合には、治験対象となる部位をCT(Computed Tomography)、CR(Computed Radiography)、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等により撮影し、撮影画像を記録メディアに書き込む。製薬会社の担当者は、判定用画像が書き込まれた記録メディアを治験実施医療機関に取りに行くか送付して貰い、画像データを収集後、画像品質及び撮像条件の確認を経て画像データをPACS(Picture Archiving and Communication System:医療用画像保管・転送システム)に登録するか、又は、フィルムに出力する。そして、ホテル等の会場において判定会を開催し、複数の医師による判定作業を行う。製薬会社は、判定結果に基づいて解析を行い、新薬の効果や安全性を確認し、この結果に基づいて薬事申請を行う。
例えば、固形癌を対象とした薬効判定には、RECIST(Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)判定が用いられている。薬剤投与前の撮影(ベースライン)、薬剤投与後の複数回の撮影で得られた画像データにおいて指定された標的病変のスライス断面の最長径を算出し、RECIST判定結果を算出する装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、患者のプライバシー保護の観点から、複数の医療関連施設に設置された施設処理装置と通信ネットワークを介して接続された集中処理装置において、施設処理装置から転送された患者データを患者毎に匿名化して統計処理するシステムが開発されている(特許文献2参照)。
特開2010−35634号公報 特許第4011570号公報
しかし、上記のような画像判定を伴う治験業務では、画像データに付帯されている患者情報等の個人情報について、治験毎に指定された項目の内容をマスクする必要があった。マスクされる項目は、治験毎に異なるため、画像データを送付又は送信する際に、操作者が手動でマスクする項目を選択する等、煩雑な作業を強いられており、人的ミスからマスクされずに製薬会社に送付又は送信されるケースも発生している。この場合、製薬会社から画像データが返却された後にマスク処理がなされ、再度画像データが送付又は送信されることとなる。再送付又は再送信の際には、画像データの返却にも時間がかかるため、製薬会社が画像データを受領後に行う作業のタイミングが遅延し、治験全体に遅れを生じる原因にもなっている。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、治験業務におけるマスキングの効率向上を図ることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、新薬の治験を実施する治験実施医療機関に設置され、前記治験において患者の対象部位を撮影した画像データを、ネットワークを介して接続された外部装置に送信する画像送信装置であって、前記治験毎に、前記治験実施医療機関における患者の患者識別情報と、前記治験において当該患者を匿名化するための被験者識別情報と、を対応付けたテーブルを記憶する第1記憶手段と、前記治験毎に、マスクされる項目を記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶されている対象となる治験のテーブルに基づいて、前記画像データの付帯情報に含まれる患者識別情報を、当該患者識別情報に対応する被験者識別情報に置き換え、前記第2記憶手段に記憶されている対象となる治験のマスクされる項目に基づいて、前記画像データの付帯情報のうち当該マスクされる項目の内容を削除する制御手段と、前記制御手段により付帯情報が変更された画像データを前記外部装置に送信する送信手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像送信装置において、前記付帯情報には、前記患者に対する撮影を行う撮影日に関する情報が含まれ、前記制御手段は、前記付帯情報が変更された画像データについて少なくとも前記撮影日が適正か否かの判断を含め、前記付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断し、前記画像データが画像判定に適したものであると判断した場合にのみ、前記送信手段を制御して、前記画像データを前記外部装置に送信させる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像送信装置において、前記制御手段は、更に、前記付帯情報が変更された画像データに付帯されている付帯情報において、前記第2記憶手段に記憶されている対象となる治験のマスクされる項目の内容が削除されているか否かに基づいて、前記付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の画像送信装置において、前記治験毎に、撮影条件を記憶する第3記憶手段を備え、前記制御手段は、更に、前記付帯情報が変更された画像データに付帯されている付帯情報に含まれる撮影条件が、前記第3記憶手段に記憶されている対象となる治験の撮影条件と一致するか否かに基づいて、前記付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像送信装置において、前記制御手段は、前記治験毎に、前記外部装置に送信された画像データに関する送信履歴情報を第4記憶手段に記憶させる。
請求項6に記載の発明は、新薬の治験に関する情報を管理する治験データ管理装置と、前記治験を実施する治験実施医療機関に設置された画像送信装置と、がネットワークを介してデータ通信可能に接続された治験システムであって、前記画像送信装置は、前記治験毎に、前記治験実施医療機関における患者の患者識別情報と、前記治験において当該患者を匿名化するための被験者識別情報と、を対応付けたテーブルを記憶する第1記憶手段と、前記治験毎に、マスクされる項目を記憶する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶されている対象となる治験のテーブルに基づいて、前記治験において患者の対象部位を撮影した画像データの付帯情報に含まれる患者識別情報を、当該患者識別情報に対応する被験者識別情報に置き換え、前記第2記憶手段に記憶されている対象となる治験のマスクされる項目に基づいて、前記画像データの付帯情報のうち当該マスクされる項目の内容を削除する制御手段と、前記制御手段により付帯情報が変更された画像データを前記治験データ管理装置に送信する送信手段と、を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の治験システムにおいて、前記治験データ管理装置は、前記画像送信装置から送信された付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する判断手段を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の治験システムにおいて、前記治験データ管理装置は、前記判断手段により、前記画像データが画像判定に適したものでないと判断された場合に、前記画像データを前記治験データ管理装置から消去する消去手段を備える。
本発明によれば、治験業務におけるマスキングの効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態における治験システムのシステム構成図である。 治験データ管理装置の機能的構成を示すブロック図である。 DICOMタグの例を示す図である。 証跡DBの一部の例を示す図である。 治験実施医療機関端末の機能的構成を示すブロック図である。 患者ID対応テーブルの例を示す図である。 送信履歴情報の例を示す図である。 製薬会社端末の機能的構成を示すブロック図である。 判定医端末の機能的構成を示すブロック図である。 治験システムの各装置により実行される処理を示すラダーチャートである。 治験システムの各装置により実行される処理を示すラダーチャートである。 治験システムの各装置により実行される処理を示すラダーチャートである。 治験実施医療機関端末により実行される画像データ送信処理を示すフローチャートである。 治験実施医療機関端末に表示される画像送信画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る治験システムの一実施形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
〔治験システムの構成〕
図1に、本実施の形態における治験システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、治験システム100は、治験受託機関に設置された治験データ管理装置10と、新薬の治験を実施する治験実施医療機関に設置された画像送信装置としての治験実施医療機関端末20、PACS30及びモダリティー40と、製薬会社に設置された製薬会社端末50と、新薬の効果及び安全性を判定する複数の判定医がそれぞれ使用する複数の判定医端末60と、を備えて構成されている。当明細書での「治験」とは、説明の便宜上、新薬の治験を含む臨床試験及び臨床研究並びに画像を用いた調査等を含む。治験データ管理装置10、治験実施医療機関端末20、製薬会社端末50、判定医端末60は、インターネット等の通信ネットワークN1を介してデータ通信可能に接続されている。なお、図1では、治験実施医療機関を一つ図示しているが、実際は複数の治験実施医療機関が存在する。
治験データ管理装置10は、製薬会社から依頼された治験に関する情報を蓄積し管理する。治験データ管理装置10は、治験実施医療機関端末20に治験条件を送信し、投薬前及び投薬後に患者の対象部位を撮影した画像データを治験実施医療機関端末20から受信する。治験データ管理装置10は、判定医端末60に画像データの判定依頼を送信し、判定医により判定された判定結果を判定医端末60から受信する。
治験実施医療機関端末20、PACS30及びモダリティー40は、LAN(Local Area Network)等の施設内ネットワークN2により相互にデータ通信可能に接続されて構成されている。
治験実施医療機関端末20は、治験データ管理装置10から受信した治験条件に含まれる撮影条件をモダリティー40に送信する。治験実施医療機関端末20は、モダリティー40により生成された医用画像の画像データを治験データ管理装置10に送信する。
PACS30は、各種モダリティー40により生成された医用画像の画像データ等を保存し、外部機器からの要求に応じて医用画像の画像データ等を提供する。
モダリティー40は、治験実施医療機関端末20から送信された撮影条件に基づいて、患者の判定対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像の画像データを生成する。モダリティー40は、例えば、CT、CR、MRI等によって構成される。モダリティー40は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格に則って、患者情報、撮影情報等の付帯情報を医用画像の画像ファイルのヘッダーに書き込むことにより、医用画像に付帯情報を付帯させる。
製薬会社端末50は、治験を依頼する製薬会社の人が使用するコンピューター装置である。製薬会社端末50は、治験データ管理装置10に対して治験指示等を依頼する際や、各治験の進捗を確認する際等に用いられる。
判定医端末60は、治験データ管理装置10から画像データの判定依頼を受信し、判定結果を治験データ管理装置10に送信する。
図2に、治験データ管理装置10の機能的構成を示す。
図2に示すように、治験データ管理装置10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、ROM(Read Only Memory)15、RAM(Random Access Memory)16、記憶部17等を備えて構成されており、各部はバス18により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、治験データ管理装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部12から入力される操作信号又は通信部14により受信される指示信号に応じて、ROM15に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM16に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成され、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部14は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークN1を介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
ROM15は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、ROM15には、治験実施医療機関端末20、製薬会社端末50、判定医端末60に搭載されたWebブラウザーとHTTPプロトコルによる通信を行ってWebブラウザーに各種Web画面を提供するWebサーバーとしての機能を実現させるためのWebサーバープログラムや、Webサーバー上で動作し、Webブラウザーを介して各装置の操作者にオンライン治験サービスを提供するためのアプリケーションプログラム等が記憶されている。
RAM16は、制御部11により実行制御される各種処理において、ROM15から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。例えば、RAM16には、治験実施医療機関端末20から受信した画像データが一時的に格納される。
記憶部17は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部17には、証跡DB(DataBase)171、画像DB172、判定医候補対応テーブル173が記憶される。
証跡DB171は、治験毎に、当該治験に係るデータを蓄積するためのデータベースである。
証跡DB171には、治験毎に、治験依頼者、治験薬、病変名、症例情報、治験条件、治験実施医療機関情報、マスキング情報等が含まれる。
治験依頼者は、製薬会社等、治験を依頼する組織である。
治験薬は、治験の対象となる医薬品である。
病変名は、治験において治療の対象となる病変の名称である。
症例情報は、新薬のターゲットとなる症例に関わる情報である。
治験条件は、治験の条件を示す情報であり、投薬量、投薬・撮影のタイミング、撮影装置情報、撮影条件(撮影部位、撮影方向、スライス厚等)等を含む。
治験実施医療機関情報は、治験が実施される医療施設(病院)に関する情報である。
マスキング情報は、治験の判定に用いられる画像データにおいて、マスクされる項目(患者の名前、誕生日等)を含む。通常、画像データの付帯情報のうち、患者を特定可能な患者情報等の個人情報は削除されるが、患者の年齢、身長、体重等、治験毎に判定に関係すると判断された項目については、削除対象から除かれる。図3に、DICOM規格に則った画像データに付帯される付帯情報の例として、タグとその内容とを示す。
また、証跡DB171には、治験毎に、複数の患者のそれぞれについて、複数のタイミングで患者の対象部位を撮影した画像データを示す情報、当該画像データに基づいて判定医により判定された判定結果等が、当該画像データが撮影されたタイミングを示す情報と対応付けられて格納される。
なお、治験データ管理装置10においては、患者を特定可能な個人情報は伏せられており、被験者となる患者は、治験IDで管理される。治験IDは、治験において被験者を匿名化するために各被験者に割り振られた識別情報である。治験内で使用される治験IDは、治験データ管理装置10から治験実施医療機関端末20に通知される。
図4に、証跡DB171の一部の例を示す。図4に示すように、証跡DB171では、治験毎に、複数の患者(治験ID)のそれぞれについて、撮影日、撮影タイミング、送信者、送信日時、画像数、QC(Quality Control)確認結果、ファイルパス、判定結果が対応付けられている。
撮影日は、画像の撮影が行われた日である。
撮影タイミングは、投薬前、投薬後1回目、投薬後2回目、投薬後3回目、・・・等、画像データが撮影されたタイミングを示す情報である。
送信者は、治験実施医療機関端末20から画像データを送信した者を示す情報(氏名、ユーザーID等)である。
送信日時は、治験実施医療機関端末20から画像データが送信された日時である。
画像数は、治験実施医療機関端末20から送信された画像データの数である。
QC確認結果は、画像データが画像判定に適したものであるか否かを示す情報である。例えば、画像データが画像判定に適したものである場合には「1」が格納され、画像データが画像判定に適したものでない場合には「0」が格納される。
ファイルパスは、画像DB172における画像データの格納場所を示す情報である。
判定結果には、複数の判定医毎に、各判定医の判定結果が格納される。判定結果は、画像データから判定される治験薬の効果や安全性を示す情報を含み、例えば、画像内の標的病変の最長径(測定データ)や、効果の度合いを示す情報を含む。画像内に複数の標的病変が存在する場合には、標的病変に番号が振られ、それぞれの標的病変について撮影毎の変化が数値として記述される。
証跡DB171のファイルパスを介して、画像データと判定結果とが対応付けられる。
なお、画像データが画像判定に適したものである場合にのみ、画像データが画像DB172に格納されるので、画像データが画像判定に適したものでない場合(QC確認結果が「0」の場合)には、ファイルパス、判定結果の欄は空欄となる。治験実施医療機関端末20から画像データが再送されてきた場合には、証跡DB171に、別のレコードとして登録される。つまり、画像判定に使用されなかった画像データに関しても、治験実施医療機関端末20からいつ送信され、QC確認が行われた結果、画像判定に適していないと判断されたという履歴が残ることになる。
画像DB172には、複数の医用画像の画像データが格納される。
判定医候補対応テーブル173は、予め複数の判定医候補と専門分野(部位、病変、読影可能な症例等)とが対応付けられて登録されたテーブルである。判定医候補は、判定に興味のある放射線科医であり、治験システム100における規約に合意できる医師のみが登録されている。また、判定医候補には、治験特有の省令及び義務に対する理解が求められるため、判定医候補に対し、定期的に教育が実施されることが好ましい。
制御部11は、治験において複数のタイミングで患者の対象部位を撮影した画像データを治験実施医療機関端末20から通信ネットワークN1を介して取得し、当該取得された画像データを当該画像データが撮影されたタイミングを示す情報と対応付けて記憶部17(証跡DB171、画像DB172)に記憶させる。
制御部11は、記憶部17に記憶された画像データに基づいて判定医により判定された判定結果を判定医端末60から通信ネットワークN1を介して取得し、当該取得された判定結果を当該判定対象の画像データと対応付けて記憶部17(証跡DB171、画像DB172)に記憶させる。
図5に、治験実施医療機関端末20の機能的構成を示す。
図5に示すように、治験実施医療機関端末20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、ROM25、RAM26、記憶部27等を備えて構成されており、各部はバス28により接続されている。
制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、RAM26は、治験データ管理装置10の制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM16と同様の構成であり、説明の重複を避けるため、異なる構成を主として説明する。
ROM25は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、ROM25には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
記憶部27は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを記憶する。記憶部27には、治験毎に、治験条件271、マスキング情報272、患者ID対応テーブル273、送信履歴情報274が記憶される。
治験条件271は、治験データ管理装置10から受信した情報であり、該当する治験における投薬量、投薬・撮影のタイミング、撮影装置情報、撮影条件等、治験プロトコルの情報を含む。治験実施医療機関では、治験条件271に基づいて、治験が実施される。
マスキング情報272は、治験データ管理装置10から受信した情報であり、該当する治験において、治験実施医療機関端末20から治験データ管理装置10に画像データを送信する際に、画像データの付帯情報からマスクされる項目を含む。
図6に、患者ID対応テーブル273の例を示す。患者ID対応テーブル273は、各治験において、治験実施医療機関における患者の患者ID(患者識別情報)と、治験において患者を匿名化しつつ個々の患者を区別するための治験ID(被験者識別情報)と、を対応付けたテーブルである。
図7に、送信履歴情報274の例を示す。送信履歴情報274は、治験データ管理装置10に送信された画像データに関する情報であり、該当する治験において、複数の患者(治験ID)のそれぞれについて、撮影日、撮影タイミング、送信者、送信日時、画像数等が対応付けられている。
制御部21は、治験データ管理装置10に画像データを送信する際に、対象となる治験の患者ID対応テーブル273に基づいて、画像データの付帯情報(ヘッダー情報)に含まれる患者IDを、当該患者IDに対応する治験IDに置き換えるとともに、対象となる治験のマスキング情報272に基づいて、画像データの付帯情報のうち、所定の項目(マスキング情報272に含まれるマスクされる項目)の内容を削除する。
制御部21は、付帯情報が変更された画像データを、通信部24を介して治験データ管理装置10に送信する。
この際、制御部21は、付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する。例えば、制御部21は、付帯情報が変更された画像データに付帯されている付帯情報において、記憶部27に記憶されている対象となる治験のマスキング情報272が示すマスクされる項目の内容が削除されているか否かに基づいて、付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する。また、制御部21は、付帯情報が変更された画像データに付帯されている付帯情報に含まれる撮影条件が、記憶部27に記憶されている対象となる治験の治験条件271に含まれる撮影条件と一致するか否かに基づいて、付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する。
制御部21は、画像データが画像判定に適したものであると判断した場合にのみ、通信部24を制御して、画像データを治験データ管理装置10に送信させる。
制御部21は、治験毎に、治験データ管理装置10に送信された画像データに関する情報を送信履歴情報274として記憶部27に記憶させる。
図8に、製薬会社端末50の機能的構成を示す。
図8に示すように、製薬会社端末50は、制御部51、操作部52、表示部53、通信部54、ROM55、RAM56、記憶部57等を備えて構成されており、各部はバス58により接続されている。
制御部51、操作部52、表示部53、通信部54、RAM56は、治験データ管理装置10の制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM16と同様の構成であり、説明の重複を避けるため、異なる構成を主として説明する。
ROM55は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、ROM55には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
記憶部57は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを記憶する。
制御部51は、通信ネットワークN1を介して治験データ管理装置10に治験実施情報を送信し、治験を依頼する。
図9に、判定医端末60の機能的構成を示す。
図9に示すように、判定医端末60は、制御部61、操作部62、表示部63、通信部64、ROM65、RAM66、記憶部67等を備えて構成されており、各部はバス68により接続されている。
制御部61、操作部62、表示部63、通信部64、RAM66は、治験データ管理装置10の制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、RAM16と同様の構成であり、説明の重複を避けるため、異なる構成を主として説明する。
ROM65は、不揮発性の半導体メモリー等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメーターやファイル等を記憶している。例えば、ROM65には、Webブラウザーを実現するためのWebブラウザープログラム等が記憶されている。
記憶部67は、HDDや半導体の不揮発性メモリー等により構成され、各種データを記憶する。
制御部61は、治験データ管理装置10から判定依頼を受信した場合に、通信ネットワークN1を介して治験データ管理装置10にアクセスし、判定対象の画像データに基づいて、表示部63に撮影画像を表示させる。
制御部61は、判定医が作成した判定結果を通信ネットワークN1を介して治験データ管理装置10に送信する。
〔治験システムにおける動作〕
次に、治験システム100における動作について説明する。
図10〜図12は、治験システム100の各装置により実行される処理を示すラダーチャートである。治験データ管理装置10における処理は、制御部11とROM15に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、治験実施医療機関端末20における処理は、制御部21とROM25に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、製薬会社端末50における処理は、制御部51とROM55に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現され、判定医端末60における処理は、制御部61とROM65に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
治験実施医療機関端末20、製薬会社端末50、判定医端末60の各装置において、治験データ管理装置10にアクセスする際には、Webブラウザー上から所定のURL(Uniform Resource Locator)が入力され、治験データ管理装置10から、各装置に対し、ログイン画面を表示するための表示用データが提供される。ログイン画面をはじめとする各種Web画面の表示用データには、HTML、スタイルシート、画像データ、各装置で所定の処理を実行させるためのスクリプト等が含まれる。
治験データ管理装置10では、各装置においてログイン画面から入力されたユーザーID及びパスワードに基づいて、ユーザー認証が行われる。具体的には、入力されたユーザーID及びパスワードの組み合わせが、予め登録されているユーザーID及びパスワードの組み合わせと一致する場合に、ユーザー認証がOKであると判断される。
まず、製薬会社端末50では、操作部52からの操作に基づいて、制御部51により、治験実施医療機関候補リスト及び治験条件が通信部54を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS1)。治験実施医療機関候補リストとは、ターゲット症例を受け持つ治験実施医療機関のリストである。
治験データ管理装置10では、通信部14により、治験実施医療機関候補リスト及び治験条件が受信され、制御部11により、治験実施医療機関候補リストに含まれる治験実施医療機関が調査される(ステップS2)。具体的には、制御部11により、治験実施医療機関候補リストに含まれる治験実施医療機関の治験実施医療機関端末20に対して、治験実施医療機関内に治験条件を満たす撮影装置が存在し、かつ、治験期間中継続して使用することができるか等の問い合わせが通信部14を介して送信される。
なお、治験受託機関の治験業務担当者が治験実施医療機関に電話やFAXで治験の実施が可能か否かを問い合わせることとしてもよい。
治験実施医療機関端末20では、治験データ管理装置10からの問い合わせに応じて、制御部21により、自施設における治験実施医療機関情報が通信部24を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS3)。治験実施医療機関情報には、施設名、担当者、連絡先情報、撮影装置情報(仕様、修理・買い替え予定等)等が含まれる。
治験データ管理装置10では、通信部14により、治験実施医療機関端末20から治験実施医療機関情報が受信され、制御部11により、治験実施医療機関情報が記憶部17に記憶される。
なお、治験実施医療機関情報は、治験実施医療機関から得られた情報に基づいて、治験データ管理装置10の操作部12から入力されることとしてもよい。
次に、制御部11により、治験実施医療機関情報に基づいて、治験実施医療機関端末20が設置された治験実施医療機関において治験の実施が可能か否かが判定される。例えば、スライス厚5mmで撮影可能なCTを保持しているか否か、また、治験期間中にCT装置を変更する予定があるか否か等の情報に基づいて、治験実施医療機関が治験に適しているか否かが判定される。そして、制御部11により、適否判定報告が通信部14を介して製薬会社端末50に送信される(ステップS4)。
製薬会社端末50では、治験データ管理装置10から送信された適否判定報告に基づいて、治験を実施する治験実施医療機関が決定される。決定された治験実施医療機関には、製薬会社から治験薬が搬入される。
次に、製薬会社端末50では、操作部52からの操作に基づいて、制御部51により、対象となる治験の治験実施情報が通信部54を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS5)。治験実施情報には、治験依頼者、治験薬や対照薬、治験の目的、治験薬概要、病変名、症例情報、治験条件、治験実施医療機関情報、被験者数等が記載された治験プロトコルや関連資料が含まれる。
治験データ管理装置10では、通信部14により、治験実施情報が受信されると、制御部11により、新たな治験として治験実施情報が記憶部17の証跡DB171に登録される。また、制御部11により、被験者数に基づいて、被験者に割り振られる複数の治験IDが決定される。また、制御部11により、治験実施情報に基づいて画像データの付帯情報のうちマスクされる項目が決定され、マスキング情報が生成され、生成されたマスキング情報が治験と対応付けられて証跡DB171に格納される。マスクされる項目は、治験内容に基づいて自動的に決定されることとしてもよいし、治験データ管理装置10の操作者の操作部12からの操作により指定されることとしてもよい。
次に、治験データ管理装置10において、制御部11により、新たに登録された治験の治験条件、治験ID及びマスキング情報が通信部14を介して治験実施医療機関端末20に送信される(ステップS6)。
治験実施医療機関端末20では、通信部24により、治験データ管理装置10から治験条件、治験ID及びマスキング情報が受信される。そして、制御部21により、受信された治験条件及びマスキング情報が、新たな治験に対応する治験条件271及びマスキング情報272として記憶部27に記憶される。
また、治験データ管理装置10では、制御部11により、記憶部17に記憶されている判定医候補対応テーブル173が参照され、治験実施情報に含まれる病変名、症例情報等に基づいて、複数の判定医候補の中から今回の治験に係る専門分野に対応する判定医候補が抽出される。抽出された判定医候補は、制御部11により、表示部13に表示される。そして、治験データ管理装置10の操作者の操作部12からの操作により、抽出された判定医候補の中から実際に判定を依頼する判定医が選択され、判定医が決定される(ステップS7)。決定された判定医に対しては、治験毎に、電子メールや電話、直接訪問等により治験への協力が打診され、合意が得られた場合に、判定医が確定する。
次に、治験実施医療機関端末20が設置された治験実施医療機関では、治験プロトコルに記載されている選択条件を満たす治験患者候補が決定され(ステップS8)、制御部21により、治験データ管理装置10から受信した治験IDに基づいて、対象となる治験について、治験実施医療機関内の被験者の患者IDと治験IDとを対応付ける患者ID対応テーブル273が作成される。
次に、モダリティー40では、投薬前の各被験者の対象部位の画像が撮影される(ベースライン)。治験実施医療機関端末20では、制御部21により、画像データ送信処理が行われる(ステップS9)。
ここで、図13を参照して、画像データ送信処理について説明する。
まず、操作部22からの操作により、送信対象となる患者の画像が選択されると、制御部21により、PACS30から治験患者の画像データが取得される(ステップT1)。
次に、操作部22からの操作により、撮影タイミングを示す情報が入力される(ステップT2)。投薬前の画像を送信する場合には、「投薬前(ベースライン)」、投薬後の画像を送信する場合には、「投薬後1回目(visit1)」、「投薬後2回目(visit2)」等が入力される。
次に、制御部21により、記憶部27に記憶されている該当する治験に応じた患者ID対応テーブル273に基づいて、モダリティー40により生成された医用画像の画像データの付帯情報に含まれる治験実施医療機関内の患者IDが治験IDに置き換えられる(ステップT3)。
次に、制御部21により、記憶部27から該当する治験に応じたマスキング情報272が読み出され(ステップT4)、マスキング情報272に含まれるマスクされる項目に基づいて、画像データの付帯情報から個人情報が削除される(ステップT5)。
次に、制御部21により、画像データの付帯情報に基づいて、画像チェックが行われる(ステップT6)。画像チェックは、画像データが画像判定に適したものであるか否かのチェックである。
具体的には、制御部21により、画像データに付帯されている付帯情報において、該当する治験に対応するマスキング情報272に含まれるマスクされる項目の内容が削除されているか否かに基づいて、画像データが画像判定に適したものであるか否かが判断される。
また、制御部21により、画像データに付帯されている付帯情報に含まれる撮影条件(例えば、撮影装置はCTであって、スライス厚は5mm以下等)が、該当する治験に対応する治験条件271に含まれる撮影条件と一致するか否かに基づいて、画像データが画像判定に適したものであるか否かが判断される。
また、制御部21により、撮影部位が揃っているか否かに基づいて、画像データが画像判定に適したものであるか否かが判断される。
また、制御部21により、画像データに付帯されている付帯情報において、撮影日が適正か否か(治験に対応する治験条件271に含まれる撮影タイミングに合致しているか)に基づいて、画像データが画像判定に適したものであるか否かが判断される。
画像チェックの結果、画像データが画像判定に適したものでない場合には(ステップT7;NO)、制御部21により、マスキングの失敗によるものか否かが判断される(ステップT8)。マスキングの失敗とは、画像データの付帯情報において、患者IDから治験IDへの変換ミスが生じた場合、マスキング情報272により指定された項目の内容が削除されていない場合等である。マスキングの失敗によるものである場合には(ステップT8;YES)、ステップT3に戻り、マスキングがやり直される。
ステップT8において、マスキングの失敗によるものでない場合(ステップT8;NO)、すなわち、撮影条件の誤り等、画像自体に問題がある場合には、ステップT1に戻り、画像の再構成(パラメーターの変更等)が行われるか、又は、撮影が容認された場合には撮影がやり直される。
ステップT7において、画像データが画像判定に適したものである場合には(ステップT7;YES)、制御部21により、付帯情報が変更された画像データ(個人情報が削除され、治験IDが付帯された画像データ)が通信部24を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップT9)。また、制御部21により、画像データとともに、又は、画像データに付帯される付帯情報として、撮影タイミングを示す情報、撮影日、送信者、送信日時、画像数等が治験データ管理装置10に送信される。
また、制御部21により、送信履歴が管理される(ステップT10)。具体的には、制御部21により、該当する治験について、治験ID(患者)毎に、撮影日、撮影タイミング、送信者、送信日時、画像数等が対応付けられて、送信履歴情報274に記録される。
以上で、治験実施医療機関端末20における画像データ送信処理が終了する。
治験データ管理装置10では、通信部14により、治験実施医療機関端末20から画像データ等の情報が受信されると、制御部11により、受信された画像データがRAM16に一時的に格納されるとともに、当該画像データに関する情報が証跡DB171に登録される。具体的には、証跡DB171において、該当する治験の該当する患者(治験ID)の該当する撮影タイミングに対応付けられて、撮影日、送信者、送信日時、画像数等が格納される。
次に、図11に移り、制御部11により、画像データが画像判定に適したものであるか否かのチェックが行われる(ステップS10)。具体的には、制御部11により、画像データに付帯されている付帯情報に含まれる撮影条件が、証跡DB171に記憶されている該当する治験に対応する撮影条件と一致するか否か、画像データに付帯されている付帯情報において、証跡DB171に記憶されている該当する治験に対応するマスキング情報に含まれる項目に対応する個人情報が削除されているか否か、撮影部位が揃っているか否か等に基づいて、画像データが画像判定に適したものであるか否かが判断される。
画像データが画像判定に適したものでない場合には、制御部11により、画像データが画像判定に適さないと判断された理由とともに、画像データの再送依頼が通信部14を介して治験実施医療機関端末20に送信される。なお、画像データの再送依頼は、電子メールや電話により通知してもよい。また、画像データが画像判定に適したものでない場合には、制御部11により、証跡DB171の当該画像データのQC確認結果に「0」が格納されるとともに、当該画像データがRAM16から消去される。
画像データが画像判定に適したものである場合には、制御部11により、RAM16に格納されている画像データが画像DB172に移され、RAM16から消去される。そして、制御部11により、証跡DB171の当該画像データのQC確認結果に「1」が格納されるとともに、証跡DB171のファイルパスに画像DB172における画像データの保存場所が格納される。証跡DB171において、QC確認結果が「1」の場合に、画像データは、判定医に対して公開される。
次に、治験データ管理装置10では、制御部11により、該当する治験に対して、ステップS7で決定された複数の判定医にそれぞれ対応する判定医端末60に、登録判定依頼が通信部14を介して送信される。具体的には、各判定医に対応するメールアドレス宛てに、登録判定依頼の電子メールが送信される。登録判定とは、治験薬の投与に適した患者であるか、ベースライン画像として適切な画像であるかの判定を行うことをいう。
登録判定依頼を受けた各判定医が、判定医端末60から治験データ管理装置10にアクセスすることにより、判定対象となる画像データに基づいて、判定医端末60の表示部63に投薬前の患者の画像(ベースライン)が表示され、読影が行われる(ステップS11)。判定医は、画像上の標的病変の最長径を測定する等して画像判定を行い、判定に適した患者であるか否かを判断する。例えば、癌等の腫瘍を投薬にて治療する場合、体内における腫瘍の部位によっては、腹水等のために撮影画像内で腫瘍の位置がクリアにならない場合もあるので、該当患者の投薬前の撮影画像からターゲットとなる腫瘍について、その形状が明確に確認できるか否かが判断される。
また、各判定医は、操作部62からの操作により、判定結果を含む登録判定レポートを作成する。作成された登録判定レポートは、制御部61により、通信部64を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS12)。
治験データ管理装置10では、制御部11により、受信された登録判定レポートに基づいて、治験画像としての登録の可否が判断される(ステップS13)。また、登録判定レポート(登録判定結果)が、登録判定対象の画像データと対応付けられて証跡DB171に格納される。具体的には、登録判定結果が、該当する治験の該当する患者(治験ID)のベースラインに対応付けられて、該当する判定医の登録判定結果として記憶される。また、制御部11により、該当する治験の該当する患者の該当する撮影タイミング(ベースライン)における該当する判定医による登録判定結果を取得した旨の報告が通信部14を介して製薬会社端末50に送信される。
次に、患者に対して投薬が開始される。画像に基づいた登録判定が行われない場合には、適正なベースライン画像の撮影後、ステップS11及びステップS12の処理は行われずに、投薬が開始される。
治験実施医療機関端末20が設置された治験実施医療機関のモダリティー40において、投薬後1回目の各被験者の対象部位の画像が撮影される。治験実施医療機関端末20では、制御部21により、画像データ送信処理が行われる(ステップS14)。
ステップS14の画像データ送信処理は、撮影タイミングが異なることを除いて、ステップS9の画像データ送信処理(図13参照)と同様であるため、説明を省略する。
ステップS15及びステップS16の処理についても、撮影タイミングが異なることを除いて、ステップS10及びステップS11の処理と同様であるため、説明を省略する。
次に、各判定医は、操作部62からの操作により、効果判定結果を含む効果判定レポートを作成する。作成された効果判定レポートは、制御部61により、通信部64を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS17)。効果判定レポートには、病変の大きさの測定データだけでなく、治験薬の効果の有無/大小も含まれる(固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECISTガイドライン)改訂版version1.1参照)。
治験データ管理装置10では、制御部11により、受信された効果判定レポートに含まれる効果判定結果が、証跡DB171において、該当する治験の該当する患者の該当する撮影タイミングに対応付けられて、該当する判定医の効果判定結果として格納される。また、制御部11により、該当する治験の該当する患者の該当する撮影タイミングにおける該当する判定医による効果判定結果を取得した旨の報告が通信部14を介して製薬会社端末50に送信される(ステップS18)。
次に、治験データ管理装置10では、制御部11により、治験に対応する治験実施情報に基づいて、撮影が必要回数終了したか否かが判断される(ステップS19)。
撮影が必要回数終了していない場合には(ステップS19;NO)、ステップS14に戻り、治験実施医療機関のモダリティー40において、次の回の撮影が行われる。治験実施医療機関端末20では、モダリティー40により生成された医用画像の画像データが通信部24を介して治験データ管理装置10に送信される。
このように、撮影が必要回数終了するまで、ステップS14〜ステップS19の処理が繰り返される。
ステップS19において、撮影が必要回数終了した場合には(ステップS19;YES)、図12に移り、治験データ管理装置10において、制御部11により、該当する治験の複数の判定医にそれぞれ対応する判定医端末60に、総合効果判定依頼が通信部14を介して送信される(ステップS20)。具体的には、各判定医に対応するメールアドレス宛てに、総合効果判定依頼の電子メールが送信される。
総合効果判定依頼を受けた各判定医は、これまで撮影された画像データ及び病変の測定データに基づいて、治験全体を通して総合的な判定を行い、操作部62からの操作により、総合効果判定結果を入力する(固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECISTガイドライン)改訂版version1.1参照)。また、各判定医は、総合効果判定結果を踏まえ、操作部62からの操作により、最良総合効果(効果の確定)を入力する。入力された総合効果判定結果及び最良総合効果は、制御部61により、通信部64を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS21)。
総合効果判定結果には、撮影時期、標的病変情報(増大率(%)、縮小率(%)、標的病変評価等)、非標的病変情報(非標的病変評価等)、新病変、総合評価等が含まれる。
治験データ管理装置10では、制御部11により、受信された総合効果判定結果及び最良総合効果が、証跡DB171において、該当する治験の該当する患者に対応付けられて、該当する判定医の総合効果判定結果及び最良総合効果として格納される。
次に、制御部11により、該当する治験について全ての患者に対する各判定医による総合効果判定結果及び最良総合効果が、総合効果判定報告及び最良総合効果報告として通信部14を介して製薬会社端末50に送信される(ステップS22)。
製薬会社端末50では、制御部51により、総合効果判定報告及び最良総合効果報告が表示部53に表示され、総合効果判定報告及び最良総合効果報告が確認される。そして、操作部52からの操作に基づいて、制御部51により、製薬会社端末50からデータロック指示が通信部54を介して治験データ管理装置10に送信される(ステップS23)。
治験データ管理装置10では、通信部14により、データロック指示が受信されると、制御部11により、該当する治験に関する情報がロックされる(ステップS24)。具体的には、証跡DB171及び画像DB172に記憶されている該当する治験に関する情報について、閲覧のみが許可され、追加・変更は禁止される。また、証跡DB171及び画像DB172に保存されている治験に関する情報を記録メディア等の書き換え不可の媒体にバックアップを取って、その時点の状態を保存することとしてもよい。
次に、制御部11により、データがロックされてから予め定められた期間(データ保存期間)が経過したか否かが判断される(ステップS25)。例えば、治験毎に、データロックされた際の日時と保存期間が記録されていて、データロック日時から現在日時までの期間と保存期間とが比較されることにより、データ保存期間が経過したか否かが判断される。あるいは、保存終了日が記録されていて、保存終了日になったか否かで、データ保存期間が経過したか否かが判断されることとしてもよい。データがロックされてからデータ保存期間が経過していない場合には(ステップS25;NO)、ステップS25に戻る。
ステップS25において、データがロックされてからデータ保存期間が経過した場合には(ステップS25;YES)、製薬会社等の治験依頼者に確認のうえ、制御部11により、証跡DB171及び画像DB172に記憶されている該当する治験に関する情報が消去される(ステップS26)。
次に、制御部11により、該当する治験についての業務終了通知が通信部14を介して製薬会社端末50に送信される(ステップS27)。
以上で、治験システム100における処理が終了する。
図14に、治験実施医療機関端末20の表示部23に表示される画像送信画面231の例を示す。画像送信画面231には、患者ID表示領域71、治験ID表示領域72、置換ボタン73、マスク項目表示領域74、DICOMタグチェック指示領域75、送信履歴表示領域76、送信ボタン77が含まれる。
患者ID表示領域71には、送信対象の画像データの患者の患者IDが表示される。
治験ID表示領域72には、送信対象の画像データの患者に対応する治験IDが表示される。
置換ボタン73は、患者ID対応テーブル273に基づいて、送信対象の画像データの付帯情報に含まれる患者ID(患者ID表示領域71に表示されている患者ID)を治験ID(治験ID表示領域72に表示されている治験ID)に置き換えることを指示するためのボタンである。
マスク項目表示領域74には、該当する治験において、付帯情報に含まれる各項目がマスクされるか否かが表示される。具体的には、該当する治験に対して、マスキング情報272によりマスクされる項目として定められている場合には、各項目に対応するチェックボックス74a,74b,74cにチェックマークが表示される。
DICOMタグチェック指示領域75のチェックボックス75aがチェックされた場合には、送信対象の画像データのDICOMタグに基づいたチェックが行われる(ステップT6に対応)。
送信履歴表示領域76には、該当する治験の送信履歴情報274に基づいて、該当患者の送信履歴が表示される。ここでは、撮影タイミング毎に、治験ID、送信日、VISIT番号が表示されている。VISIT番号は、各撮影タイミングを示す情報であり、投薬前の画像送信は「BaseLine」、投薬後1回目の画像送信は「VISIT1−1」と表示される。投薬後1回目の画像送信において、画像データに不備があり、再送した場合には、「VISIT1−2」と表示される。
送信ボタン77は、画像データを治験データ管理装置10に対して送信することを指示するためのボタンである。
以上説明したように、本実施の形態によれば、治験実施医療機関端末20から治験データ管理装置10に画像データを送信する前に、治験実施医療機関端末20において、画像データの付帯情報に含まれる患者IDを治験IDに置き換え、画像データの付帯情報のうちマスキング情報272により指定された項目の内容を削除するので、治験実施医療機関での煩雑な作業を軽減することで人的ミスを防止し、画像データの送信回数を減らすことができる。したがって、治験業務におけるマスキングの効率を向上させることができ、治験全体のスピードアップが図れる。
また、治験実施医療機関端末20において、画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断するので、画像データに不備がある状態で治験データ管理装置10に送信してしまうことを未然に防ぐことができ、患者のプライバシー保護が図れる。
また、治験実施医療機関端末20において、治験毎に、患者ID対応テーブル273及び送信履歴情報274を管理しているので、後から治験に関わった被験者を特定する等、画像データの出所を残すことができ、問題(後の副作用等を含む。)が生じた場合のトレーサビリティーが確保できる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る治験システムの例であり、これに限定されるものではない。システムを構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、治験実施医療機関端末20において、画像データを送信する前に行われる、画像データが画像判定に適したものであるか否かの判断項目は、上述した例に限定されない。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリー、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 治験データ管理装置
11 制御部
14 通信部
17 記憶部
20 治験実施医療機関端末
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
27 記憶部
30 PACS
40 モダリティー
50 製薬会社端末
51 制御部
54 通信部
57 記憶部
60 判定医端末
61 制御部
64 通信部
67 記憶部
100 治験システム
171 証跡DB
172 画像DB
173 判定医候補対応テーブル
271 治験条件
272 マスキング情報
273 患者ID対応テーブル
274 送信履歴情報
N1 通信ネットワーク

Claims (8)

  1. 新薬の治験を実施する治験実施医療機関に設置され、前記治験において患者の対象部位を撮影した画像データを、ネットワークを介して接続された外部装置に送信する画像送信装置であって、
    前記治験毎に、前記治験実施医療機関における患者の患者識別情報と、前記治験において当該患者を匿名化するための被験者識別情報と、を対応付けたテーブルを記憶する第1記憶手段と、
    前記治験毎に、マスクされる項目を記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている対象となる治験のテーブルに基づいて、前記画像データの付帯情報に含まれる患者識別情報を、当該患者識別情報に対応する被験者識別情報に置き換え、前記第2記憶手段に記憶されている対象となる治験のマスクされる項目に基づいて、前記画像データの付帯情報のうち当該マスクされる項目の内容を削除する制御手段と、
    前記制御手段により付帯情報が変更された画像データを前記外部装置に送信する送信手段と、
    を備える画像送信装置。
  2. 前記付帯情報には、前記患者に対する撮影を行う撮影日に関する情報が含まれ、
    前記制御手段は、前記付帯情報が変更された画像データについて少なくとも前記撮影日が適正か否かの判断を含め、前記付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断し、前記画像データが画像判定に適したものであると判断した場合にのみ、前記送信手段を制御して、前記画像データを前記外部装置に送信させる請求項1に記載の画像送信装置。
  3. 前記制御手段は、更に、前記付帯情報が変更された画像データに付帯されている付帯情報において、前記第2記憶手段に記憶されている対象となる治験のマスクされる項目の内容が削除されているか否かに基づいて、前記付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する請求項2に記載の画像送信装置。
  4. 前記治験毎に、撮影条件を記憶する第3記憶手段を備え、
    前記制御手段は、更に、前記付帯情報が変更された画像データに付帯されている付帯情報に含まれる撮影条件が、前記第3記憶手段に記憶されている対象となる治験の撮影条件と一致するか否かに基づいて、前記付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する請求項2に記載の画像送信装置。
  5. 前記制御手段は、前記治験毎に、前記外部装置に送信された画像データに関する送信履歴情報を第4記憶手段に記憶させる請求項1から4のいずれか一項に記載の画像送信装置。
  6. 新薬の治験に関する情報を管理する治験データ管理装置と、前記治験を実施する治験実施医療機関に設置された画像送信装置と、がネットワークを介してデータ通信可能に接続された治験システムであって、
    前記画像送信装置は、
    前記治験毎に、前記治験実施医療機関における患者の患者識別情報と、前記治験において当該患者を匿名化するための被験者識別情報と、を対応付けたテーブルを記憶する第1記憶手段と、
    前記治験毎に、マスクされる項目を記憶する第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶されている対象となる治験のテーブルに基づいて、前記治験において患者の対象部位を撮影した画像データの付帯情報に含まれる患者識別情報を、当該患者識別情報に対応する被験者識別情報に置き換え、前記第2記憶手段に記憶されている対象となる治験のマスクされる項目に基づいて、前記画像データの付帯情報のうち当該マスクされる項目の内容を削除する制御手段と、
    前記制御手段により付帯情報が変更された画像データを前記治験データ管理装置に送信する送信手段と、
    を備える治験システム。
  7. 前記治験データ管理装置は、
    前記画像送信装置から送信された付帯情報が変更された画像データが画像判定に適したものであるか否かを判断する判断手段を備える請求項6に記載の治験システム。
  8. 前記治験データ管理装置は、
    前記判断手段により、前記画像データが画像判定に適したものでないと判断された場合に、前記画像データを前記治験データ管理装置から消去する消去手段を備える請求項7に記載の治験システム。
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