JP2005092706A - 連携検査診断装置 - Google Patents

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【課題】複数の医師が連携をとりながら、プライバシを保護しながら効率良く診断を行う。
【解決手段】 依頼元病院1には、眼底画像を撮影するための眼底カメラ2等の撮影装置と、撮影した画像と共に検査情報、患者情報等を記録して他の医師や診断医に依頼を行うための依頼医用端末3が設けられている。依頼医用端末3はネットワークを介して管理サーバ5に接続され、また管理サーバ5には診断医A、B、Cの診断医用端末6A、6B、6Cも接続されている。依頼元病院1は、診断に必要な項目を公開可能にすると共に、プライバシに関する患者の氏名、住所等の個人情報等の項目を除いて、公開可能な情報のみを診断医A、B、Cに送信し診断を依頼する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の医師が連携して診断を行う連携検査診断装置に関するものである。
従来、医師が患者の診断を行う多くの場合には、1人の患者に対して1人の医師が診断を行っているが、病気の種類、患者の状態によっては他の医師にセカンドオピニオンを求めたり、他の病院を紹介して診断を委託することが必要となる場合がある。
例えば、糖尿病の患者が内科医を訪れた場合には、糖尿病性網膜症の可能性があるために眼科の検査も行うことが望ましいが、同じ病院施設内に眼科がない場合には、眼科医に紹介することになる。その場合には、内科医は紹介状や検査データ票等を作成したりしなければならず、更には紹介先の医師との連絡も必要であり、多大な時間と労力が必要とされている。また、患者にとっても内科医と眼科医に別々に通院しなければならず極めて面倒である。
これらの問題を解決するために、一部の内科医は無散瞳眼底カメラ等を用いて糖尿病患者の眼底写真を撮影し、眼科医に撮影したフィルム等を郵送することにより網膜症の読影、診断を委託している。
また、特許文献1に記載されているようにネットワークに接続されたコンピュータ端末を用いて、他の医師に診断を依頼する方法も開示されている。
特開2001−273365号公報
上述したような郵送によりフィルムを送付する方法であると、フィルムやデータを郵送するための手間が掛かり、また郵送途中でフィルムや報告書が紛失してしまう虞れもある。更には、フィルム等の画像と、患者データや検査データ、眼科医が作成した報告書と合わせて管理せねばならず、事務的に多大な労力が必要となってしまうという問題もある。
また、ネットワークを利用する特許文献1の方法においては、依頼先の診断医が登録された全ての情報を閲覧することが可能であり、患者の氏名、生年月日、住所等のプライバシに関する情報が漏洩してしまう虞れがあるなどの問題があり、結果として情報の機密保持のために部外の医師に診断を依頼することができず、最適な診断医を選択することができない等の問題がある。
本発明の目的は、上述の課題を解決し、複数の医師が連携して効率良く診断することができ、特に依頼する医師に対してデータの公開内容を管理し、情報の機密保持を適切に行い得る連携検査診断装置を提供することにある。
上述の目的を達成するための本発明に係る連携検査診断装置は、依頼元において検査データを発生する検査データ発生手段と、検査を依頼するための検査依頼データを前記依頼元において作成する検査依頼データ作成手段と、前記検査依頼データと共に前記検査データを検査依頼先に送信す送るデータ伝送手段と、前記検査依頼データにおける患者情報と検査情報が有する項目についての情報公開の可否を前記依頼元において設定する情報公開設定手段とを有することを特徴とする。
本発明の連携検査診断装置によれば、効率良く確実に複数の医師が連携して診断を行うことができる。特に、依頼元は依頼先の医師が閲覧できる情報を管理することができるため、患者の個人情報や診断結果等の個人的データの機密保持を確実に行うことができる。
図1は実施例1の構成図であり、内科医が眼科画像データにより専門の読影医に診断を依頼する例を示している。依頼元病院1では、眼底画像を撮影するための眼底カメラ2等の撮影装置と、撮影した画像と共に検査情報、患者情報等を記録して他の医師や診断医に依頼を行うための依頼医用端末3を有している。更に、患者の受付時に登録した患者情報を格納した患者情報データベース(DB)4を有し、データベース4は撮影装置2と依頼医用端末3に接続されている。
依頼元病院1の依頼医用端末3は、LANやインタネット等のネットワークを介して管理サーバ5に接続されている。この管理サーバ5は診断依頼のオーダを管理するオーダ管理データベース、診療情報データベース、登録している医師のデータを管理する診断医データベース、課金・配金の管理する課金データベース、登録されたデータを公開する範囲を管理する情報公開データベースを有している。また、管理サーバ5には、遠隔の診断医A、B、Cに対する診断医用端末6A、6B、6Cが接続されている。この管理サーバ5は依頼元病院1の施設内にあってもよいが、依頼元病院1とは別の場所にあって、インタネット等の公共のネットワークでアクセス可能とされていてもよい。
診断医A、B、Cはそれぞれ診断医用端末6A、6B、6Cを使用して、ネットワークを介して管理サーバ5にアクセスすることにより、自己に課された診断依頼を閲覧して診断結果を入力し、管理サーバ5に送信することにより診断結果のデータを登録することができる。
診断医用端末6は電子署名、或いはパスワード等で本人を確認することにより、複数の診断医が例えば1台の診断医用端末6を共有して使用することも可能である。また、診断に使用するアプリケーションをウェブベースとして標準のブラウザを用いて、依頼、閲覧、診断報告等の必要な操作をすることにより、診断医用端末6の種類やOSに関係なく、何れの診断医用端末6A、6B、6Cからでも依頼された診断を処理することができる。
依頼元病院1の依頼医は依頼医用端末3を使用して、管理サーバ5にアクセスし、診断依頼票を送信し、データの登録を行うことにより診断依頼を行う。撮影装置2と情報用端末3には患者情報データベース4が接続されているため、画像撮影時又は診断依頼時に患者情報入力を、この患者情報データベース4から検索して添付することもできる。
図2はこの連携検査診断装置を用いて複数の医師が連携して診断を行う場合の作業のフローチャート図である。先ず、ステップS1において、依頼元病院1の依頼医は管理サーバ5を介して、最も優先順位の高い診断医に対して診断依頼を行う。続いて、ステップS2において診断医は依頼された診断画像を読影して診断を行い、依頼元病院1に診断報告を行い、ステップS3において依頼元病院1で診断確認を行うことにより、この検査は終了する。
ステップS2において、診断医は診断依頼をされた際に、診断画像の画質不良や患者データの不備等により診断が不可能と判断した場合には、依頼元病院1に再検査依頼を行う。再検査依頼がなされると、先の診断依頼はキャンセルされ、依頼元病院1にその旨の連絡がされる。再検査依頼された件については、依頼元病院1において画像の再撮影、患者データの追加・訂正等の後に、ステップS1において再び新しい検査データによる診断依頼が行われる。
依頼元病院1において発生した診断依頼は、診断報告がなされるか又は再検査依頼としてキャンセルされることにより完了する。この場合に、診断医の日程や専門分野等を考慮して、優先順位を設定することにより、診断の依頼を確実に行うことができる。
また、診断結果の報告期限を設定し、例えば診断依頼が行われてから1週間以内に診断報告がなされない場合には、管理サーバ5によって自動的に再検査依頼を行い、診断依頼をキャンセルするようにしてもよい。かくすることにより、診断医における検査の処理が滞ることを防止することができる。
図3は依頼元病院1、管理サーバ5が行う処理、診断医A、B、Cが行う作業の説明図を示している。先ず、依頼元病院1では眼底カメラ2に接続された図示しない磁気カードリーダ等を介して、患者の磁気カードを読み取ることにより患者IDを入力する。眼底カメラ2上に装備されたデータ入力装置を介して、患者の氏名、住所から成る個人情報、性別、生年月日、体重、血圧、病歴等から成る診断情報等の患者データを入力する。なお、これらの患者データは、ネットワーク接続された患者情報データベース4から、患者IDをキーとして検索して入力してもよい。
次に、眼底カメラ2の撮影条件を調整した後に、患者の眼底画像を撮影する。この眼底カメラ2で撮影された眼底画像は依頼医用端末3において、図4に示すような診断依頼票画面11が表示される。この診断依頼票画面11には、眼底カメラ2により撮影された画像と共に、この画像に関する画像番号、撮影装置、撮影日時、左右眼の区別等の画像データ12、眼底カメラ2から入力された依頼データ13、患者データ14が併せて表示される。更に、診断依頼票画面11には診断医選択設定釦15、情報公開設定釦16、診断依頼釦17が表示されている。
依頼元病院1の依頼医は、この診断依頼票画面11において検査日時、担当医師名、検査目的、診断報告の期限等の依頼データ13を入力する。患者データ14の入力は眼底カメラ2で行わずに、画像転送後にこの画面で行う手順としてもよい。このとき、患者データ14は必要に応じて各データを追加・訂正することも可能である。
診断依頼票画面11の診断医選択釦15をクリックすると、図5に示すような診断医選択の設定画面21が表示される。この設定画面21の診断医リスト22には、依頼先の診断医の優先順位、診断医の氏名、専門、役職、勤務日程等の項目が設けられており、この診断医リスト22は管理サーバ5の診断医データベースにおいて管理されている。また設定画面21には、診断医の追加釦24、診断医の削除釦25、優先順位の変更釦23、適用釦26、キャンセル釦27が表示されている。
診断医の優先順位は、予め依頼元病院1が管理サーバ5の診断医データベースに設定しておくことができるが、優先順位変更釦23をクリックすることにより、必要に応じて例えば患者の症例に応じて、或いは表示された診断医の日程を考慮して優先順位を変えることができる。更に、診断医の追加釦24、診断医の削除釦25をクリックすることにより、診断医を診断医リスト22に追加又は削除することも可能である。
上述したように、依頼元病院1からの診断依頼は、管理サーバ5を介して優先順位が最も高い診断医に依頼される。診断依頼を行う際に、管理サーバ5は診断医データベースを検索し、優先順位の最も高い診断医の日程をチェックし、日程が一定期間以上空いていない場合には、次の優先順位の診断医に依頼するか否かの選択画面を表示する。例えば、『××先生は12月16日まで診断報告を行うことができません。それでも××先生に診断を依頼しますか?それとも○○先生に依頼先を変更しますか?』等と表示される。依頼元病院1の依頼医は何れかの選択肢を選択することにより診断医を決定する。
また、診断医選択の設定画面21において設定を変更した後に、適用釦26をクリックすると、診断依頼票画面11に戻ると同時に、管理サーバ5の診断医データベースに変更された設定が登録され、以後に発生する診断依頼はこの条件に従って処理される。診断医を決定せずに、診断依頼票画面11に戻る場合にはキャンセル釦27をクリックする。なお、診断医に関する設定の変更がない場合には、このステップは省略することもできる。
診断依頼票画面11の情報公開設定釦16をクリックすると、図6に示すような医療情報公開の設定画面31が表示され、診断依頼に伴うデータに関する情報公開の設定を行うことができる。この設定画面31には、依頼先の診断医に対して、この検査に関する全ての情報を公開するか否かの選択を行うための字句を表示する表示画面32、公開範囲設定釦33、適用釦34、キャンセル釦35が表示されている。
表示画面32上の『診断医に全ての情報を公開する』は、全ての情報が診断医に対して閲覧可能な状態であり、一方で『診断医に公開する情報を制限する』を選択した後に、公開範囲設定釦33をクリックすると、診断医は図7に示す医療情報の公開範囲の設定画面41で設定した項目のみが閲覧可能となる。
依頼元病院1は公開範囲の設定画面41において、診断に必要な項目を公開可能にすると共に、一方で機密保持のために公開したくない項目を公開不可に設定することができる。設定画面41には患者データ、検査データの公開可否のチェック欄を持つ表示画面42、適用釦43、キャンセル釦44が表示されている。
例えば表示画面42において、患者の氏名、住所等の個人情報は診断に必要がなく、プライバシに深く係る項目なので公開不許可と設定され、診断情報や検査パラメータは診断に不可欠なので公開許可設定となっている。依頼元病院1の依頼医は依頼する診断医、検査の目的、症例等により、これらの情報公開の可否をそれぞれの項目について設定することができる。
なお設定画面41では、幾つかの項目をまとめてグループとして公開の可否を設定しているが、更に詳細な設定ができるように氏名、住所等のデータ項目について、それぞれチェックボックスを設けることもできる。
設定画面41において公開範囲の設定を行った後に、適用釦43をクリックすると、図6に示す医療情報公開の設定画面31に戻る。更に、設定画面31の適用釦34をクリックすると、依頼医用端末3から管理サーバ5にアクセスし、管理サーバ5内にある情報公開範囲データベースが更新される。以後の診断依頼では、この情報公開範囲データベースに設定された情報に応じて、診断医が閲覧できるデータの管理が行われる。また、設定を変更したくない場合にはキャンセル釦35をクリックする。情報公開に関する設定の変更がない場合には、このステップは省略することもできる。
依頼医が診断医に関する設定を変更又は公開範囲の設定を変更した後に、図4に示す診断依頼票画面11に戻り、入力した依頼データ等を確認した後に、診断依頼釦17をクリックすると、診断依頼票の内容が管理サーバ5に送信され、診断依頼の作業が終了する。
送信された診断依頼票画面11のデータは、管理サーバ5においてデータ各項目について内容に不備がないことが確認された後に、診療情報データベースに登録される。同時に、オーダ管理データベースにはこの検査の検査番号が登録され、診断依頼の発生日時、現在のステータス(診断待ち)等のデータが記録される。
次に、この検査について表示画面21の診断医選択リスト22において設定された優先順位の最も高い診断医が、診断医データベースから検索され、この診断医に対して診断依頼が発生したことを電子メール送信等の手段により連絡すると同時に、診断情報データベースに対するアクセスレベルの設定を『閲覧・報告可能』に変更する。
例えば、診断医Aは診断依頼が発生したことの連絡を受けると、先ず診断医用端末6Aを介して管理サーバ5にアクセスする。そして、管理サーバ5はIDとパスワード、或いは電子署名等の手段により診断医Aの本人確認をした後に、診断医端末6A上に図8に示すような診断依頼リスト画面51を表示する。診断依頼リスト画面51には、診断依頼リスト52、表示ボタン53が表示されている。
診断医Aは依頼された診断依頼を診断依頼リスト52から選択し、表示釦53をクリックすると、図9に示すような診断報告書画面61が表示される。この診断報告書画面61には、図4と同様の診断に必要な画像データ12、依頼データ13、患者データ14の表示と共に、診断医Aが表示されたデータを基に、読影・診断した結果を入力することができる診断結果記入欄62、再検査依頼釦63、報告書登録釦64が表示されている。
診断報告書画面61では、図7に示す公開範囲の設定画面41で、『診断医における公開範囲の許可』として設定された項目のみ閲覧できるようになっている。
例えば、図7に示す公開範囲の設定画面41において、診断情報、検査番号、検査パラメータ、画像が公開可能とし、患者番号と個人情報が公開不可に設定されている。そのため、図9に示す診断報告書画面61においては、患者番号と患者の氏名、住所、電話番号等の個人情報は患者のプライバシを守るために非表示とされる。このように、診断医Aに診断に必要な情報のみを公開しながら、依頼元病院1は患者の個人情報等プライバシの機密を保持することができる。
診断医Aは表示された画像の画質が読影・診断するために十分でない、又は血圧や血糖値等患者データに疑問がある等と判断した場合は、再検査依頼釦63をクリックすることにより、この診断依頼をキャンセルし、依頼元病院1で再撮影などの再検査をするように依頼することができる。
診断医Aは画像データ12、患者データ14等を閲覧し、これらのデータを基に診断を行い、病名や所見等の診断結果を診断結果入力欄62に入力した後に、報告書登録釦64をクリックすると、診断報告書画面61のデータが管理サーバ5に送信され、診断報告のステップが完了する。
管理サーバ5においては、送信されたデータに不備がないことを確認した後に、診療情報データベースに診断結果を登録し、オーダ管理データベース上のステータスを診断済/確認待ちに変更する。診断報告がなされたことを依頼元病院1にメール等で報告する。
診断報告のメールを受けた依頼元病院1の依頼医は、依頼医用端末3を介して管理サーバ5にアクセスすると、図10に示すようなほぼ図9と同様の診断報告確認書画面71が表示され、再検査依頼釦63、報告書登録釦64の代りに、再診断依頼釦72、依頼元確認釦73が表示されている。
診断結果の内容を確認した後に、依頼元確認釦73をクリックすると、その情報が管理サーバ5に送信される。また、再診断を依頼する場合には再診断依頼釦72をクリックする。
管理サーバ5では、オーダ管理データベースにおいてステータスを検査終了に更新し、診断医データベースに診断報告を行った実績を登録し、課金データベースに課金・配金のデータを登録する。
最後に、この検査に対する全ての処理が終了したことを連絡するメールを、依頼元病院1と診断を行った診断医Aに対して送信することにより検査は終了する。
実施例1において示したように、電子的に管理された診療データをデータベースとして症例を蓄積することにより、後に類似の診断をする際の参考にしたり、学術研究用の資料を集めて症例の研究を行う等の様々な目的に使用することができる。
このデータベース上の症例を増やすためにも、或いは多くのユーザに対して蓄積されたデータを利用可能とするためにも、依頼医、診断医のみでなく、他の医師も診療データを閲覧できることが望ましい。しかしながら、現状では患者のプライバシの観点から利用できる医師を制限せざるを得ない。
そこで、実施例1においては、登録した診療データの公開範囲の設定を診断医に対してのみ行っていたが、実施例2では上述したように診断医以外の利用者、例えば研究用途の利用者に対して、管理サーバ5に登録された診療データを閲覧可能かどうかを設定できるようにしている。
実施例2は図4に示す診断依頼票画面11を表示するまでは、実施例1と同様の操作である。診断依頼票画面11において、依頼医が情報公開設定釦16をクリックすると、図11に示すような医療情報公開の設定画面81が表示される。この設定画面81には、診断医に対する情報公開の許可の可否と共に、診断以外の目的での診断医以外の利用者への情報公開の許可の可否を選択、設定することができる表示画面82、公開範囲設定画面への釦83、84、適用釦85、キャンセル釦86が表示されている。
『診断以外の目的にも全ての情報を公開を許可する』を公開範囲設定の釦84により選択すると、診断医以外の利用者にも全ての情報が閲覧可能な状態となる。一方、『診断以外の目的に公開する情報を制限する』を選択すると、図12に示すような医療情報の公開範囲の設定画面91が表示される。
図12の設定画面91には、診断医に対する公開範囲の許可を示す画面92、診断目的以外での公開範囲の許可を示す画面93、適用釦94、キャンセル釦95が表示されている。
依頼元病院1においては、図12に示す公開範囲の設定画面92、93において、各項目について公開可能か否かを判断しその設定を行うことができる。例えば、研究や参照等の用途においては、患者の個人情報は必要がないため公開を許可しない設定に、診断情報や検査パラメータ、診断結果は公開可能に設定を行う。症例、患者の意向等により、これらの情報公開の可否のそれぞれの項目について依頼元病院1が設定することができる。
また、依頼元病院1が公開を許可する項目に応じて、診断依頼の料金を減額するシステムとすることで、数多くの公開可能な症例を医療情報データベースに蓄積することを図ることも可能である。
図11に示す医療情報公開の設定画面81において、『診断以外の目的に全ての情報の公開を許可する』とした場合には、その診断依頼が終了し課金を行う際に、情報公開範囲データベースを参照して医療情報公開の設定の内容を確認し、それに応じて料金を割り引いて課金する。
図12の設定画面91における各項目の設定に応じて、割引率を加減することも可能である。例えば、全項目公開可能の場合は診断依頼料の40%、画像と診断結果のみの場合は20%割り引いた診断依頼料を課金する。
依頼元病院1が学術的に価値の高い症例を公開可能に登録した場合については、その価値に応じて診断依頼料の更なる割り引き、或いは管理サーバ5から診断医に対して配金することにより、有用な症例を収集することを図ることも可能である。
実施例3においては、図13で示すように診断医以外用の閲覧者用端末101D、101Eも管理サーバ5に接続されている。
閲覧者D、Eは端末101D、101Eを介して管理サーバ5にアクセス可能であり、公開が可能とされた症例について、診療データを閲覧可能として、閲覧件数又はアクセス時間等を課金データベースで管理し、その利用量に応じて、閲覧者に対して課金を行う。
診断医に対する課金は情報公開範囲の設定によらずに行い、管理サーバ5が閲覧者D、Eらから徴収した料金を割り引き分に当てる。
また、症例データが必要な研究機関等と契約して、条件に合った症例の閲覧に対する対価を請求し、その一部を依頼元病院1に配金することにより、必要な医療データの収集、情報公開を促すことができる。
実施例1の構成図である。 診断依頼のフローチャート図である。 診断依頼の作業の説明図である。 診断依頼票の画面の説明図である。 診断医選択の設定画面の説明図である。 医療情報公開の設定画面の説明図である。 医療情報公開範囲の設定画面の説明図である。 診断依頼リストの画面の説明図である。 診断報告書の画面の説明図である。 診断報告確認書の画面の説明図である。 実施例2の医療情報公開の設定画面の説明図である。 医療情報の公開範囲の設定画面の説明図である。 実施例3の構成図である。
符号の説明
1 依頼元病院
2 眼底カメラ
3 依頼医用端末
4 患者情報データベース
5 管理サーバ
6A、6B、6C 診断医用端末
11 診断依頼票画面
12 画像データ
13 依頼データ
14 患者データ
21 診断医選択の設定画面
31、81 医療情報公開の設定画面
41、91 医療情報公開の範囲の設定画面
51 診断依頼リスト画面
61 診断報告書画面
71 診断報告確認書画面
101D、101E 閲覧者用端末

Claims (7)

  1. 依頼元において検査データを発生する検査データ発生手段と、検査を依頼するための検査依頼データを前記依頼元において作成する検査依頼データ作成手段と、前記検査依頼データと共に前記検査データを検査依頼先に送信するデータ伝送手段と、前記検査依頼データにおける患者情報と検査情報が有する項目についての情報公開の可否を前記依頼元において設定する情報公開設定手段とを有することを特徴とする連携検査診断装置。
  2. 前記情報公開設定手段は前記患者情報が有する前記患者番号、個人情報、診断情報、前記検査データが有する検査ID、検査パラメータ、画像情報、画像データのそれぞれについての情報公開の可否を設定することを特徴とする請求項1に記載の連携検査診断装置。
  3. 前記情報公開設定手段による前記情報公開の対象は、前記検査依頼先の医師又は(及び)前記検査依頼先の医師以外の利用者とすることを特徴とする請求項1に記載の連携検査診断装置。
  4. 前記情報公開設定手段による情報公開の設定に応じて、前記検査依頼先の医師以外の利用者に対する課金処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の連携検査診断装置。
  5. 前記依頼元の医師から前記データ伝送手段により送信されてくる前記検査データを処理する管理サーバにおいて、前記依頼元による前記情報公開設定手段の設定の内容によって閲覧の可否を変更する取り扱い変更手段を有することを特徴とする請求項1に記載の連携検査診断装置。
  6. 前記依頼元による前記情報公開設定手段の設定において、前記検査データの公開を許可する設定になっている場合に、前記検査データを不特定の複数の医師に公開する検査データ公開手段を有することを特徴とする請求項1に記載の連携検査診断装置。
  7. 複数の診断医を登録する診断医登録手段を有し、前記情報公開設定手段は前記登録した診断医のみに前記検査データの公開を許可することを特徴とする請求項1に記載の連携検査診断装置。
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