JP2015118467A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報を報知された担当者が必要と判断したときにその情報を関係者に迅速に報知すること。【解決手段】取得手段101は、判断事項の情報とその情報に付帯する情報である付帯情報とを取得する。第1送信手段102は、取得手段101により取得された取得情報が判断事項に応じた判断条件を満たす場合に、その取得情報が取得された旨を報知するための報知データを送信する。第1送信手段102は、判断条件に応じた担当者に対応付けられている宛先にこの報知データを送信する。第2送信手段103は、第1送信手段102により担当者報知データが送信されたあとに担当者宛先に対応付けられている担当者から要求された場合に、前述した取得情報が取得された旨を報知するための報知データを送信する。第2送信手段103は、その取得情報の関係者に対応付けられている宛先にこの報知データを送信する。【選択図】図3

Description

本発明は、関係者への情報の報知を支援するための技術に関する。
関係者への情報の報知を支援するための技術がある。例えば、特許文献1には、プリンタで発生する通知すべき情報の種類に応じた通知先の端末装置の使用者を登録しておき、登録した使用者とそのプリンタにおいて発生した情報とに基づいて選択した使用者にその情報を通知する技術が記載されている。
特開平6−320845号公報
報知される情報によっては、その情報を知るべき関係者が多数いる場合がある。例えば、感染症の病原体の検査結果などの情報は、内容によっては集団感染の可能性に繋がるため、その病原体が検出された患者の担当の医師だけではなく、その患者を担当する看護師や病院全体で感染症への対策を担当する部門の医師、病院の責任者である院長などにも報知される必要がある。
ただし、前述した感染症に関する情報などは、単にその情報が或る条件を満たしたからといって常に関係者全員に報知すればよいとは限らない。その条件が満たされていても、その他の様々な状況を考慮すると以降の影響(例えば感染が拡大する可能性)は小さいと判断されるような情報まで関係者全員に報知してしまっては、それらの関係者に不要な対応をさせてしまったり、報知されることに慣れさせてしまって本当に重要な情報を見過ごさせてしまったりするおそれがある。
一方で、しかるべき担当者によって関係者にも報知する必要があると判断された場合には、当然ながら、その報知は迅速に行われなければならない。
そこで、本発明は、情報を報知された担当者が必要と判断したときにその情報を関係者に迅速に報知することを目的とする。
本発明は、所定の事項の情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された取得情報が前記事項に応じた条件を満たす場合に、当該取得情報が取得された旨を報知するための第1報知データを当該条件に応じた担当者に対応付けられている第1宛先に送信する第1送信手段と、前記第1送信手段により前記第1報知データが送信されたあとに前記第1宛先に対応付けられている担当者から要求された場合に、前記取得情報が取得された旨を報知するための第2報知データを当該取得情報の関係者に対応付けられている第2宛先に送信する第2送信手段とを備える情報処理装置を提供する。
また、前記取得手段は、前記取得情報に付帯する付帯情報を取得し、前記第1送信手段は、前記取得手段により取得された付帯情報を含む前記第1報知データを送信してもよい。
さらに、前記第1送信手段は、過去の所定の期間における前記取得情報及び前記付帯情報の時系列での変化を表した画像を含む前記第1報知データを送信してもよい。
また、前記取得手段は、複数の対象における前記事項の情報を取得し、前記第1送信手段は、前記時系列での変化を前記対象毎に比較可能に表した画像を含む前記第1報知データを送信してもよい。
また、前記第1送信手段は、前記第1宛先に応じた量の情報を含む前記第1報知データを送信してもよい。
さらに、前記第1送信手段により送信された前記第1報知データの内容または前記第2送信手段により送信された前記第2報知データの内容を、予め決められた報告先への報告書の内容として出力する出力手段を備えていてもよい。
また、前記第1送信手段は、前記事項の情報が関連する施設または前記事項の情報が取得される時期によって異なる前記条件が満たされる場合に前記第1報知データを送信してもよい。
本発明は、コンピュータに、所定の事項の情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された取得情報が前記事項に応じた条件を満たす場合に、当該取得情報が取得された旨を報知するための第1報知データを当該条件に応じた担当者に対応付けられている第1宛先に送信する第1送信ステップと、前記第1送信ステップにおいて前記第1報知データが送信されたあとに前記第1宛先に対応付けられている担当者から要求された場合に、前記取得情報が取得された旨を報知するための第2報知データを当該取得情報の関係者に対応付けられている第2宛先に送信する第2送信ステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
本発明によれば、情報を報知された担当者が必要と判断したときにその情報を関係者に迅速に報知することができる。
実施形態に係る情報提供システムの全体構成の一例を示す図 情報処理装置のハードウェア構成を示す図 情報処理装置が実現する機能構成の一例を示す図 判断条件テーブルの一例を示す図 表示された報知情報、付帯情報及び変化画像の一例を示す図 表示された関係者情報の一例を示す図 図4に示す判断条件テーブルの別の列の一例を示す図 送信処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図 出力処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図 変形例において表示される担当者報知データの一例を示す図
[1]実施形態
[1−1]全体構成及びハードウェア構成
図1は、本発明の実施形態に係る情報提供システムの全体構成の一例を示す図である。情報提供システムは、本実施形態においては、医師や看護師などの医療従事者に、医療に関する情報を総合的に提供するためのシステムである。図1では、ネットワーク2と、サーバ装置3と、クライアント装置4と、無線通信装置5と、ナースコール親機6と、タブレット端末7と、PHS(Personal Handy-phone System)8と、情報処理装置10とを備える情報提供システム1が示されている。なお、図1では、これらの装置がいずれもひとつずつ示されているが、それぞれ複数備えられていてもよい。
ネットワーク2は、装置間のデータのやり取りを仲介するシステムであり、例えば、医療施設に設けられたLAN(Local Area Network)である。なお、ネットワーク2には、LAN同士を接続するWAN(Wide Area Network)やインターネット、無線通信回線などが含まれていてもよい。
サーバ装置3は、医療業務に用いられるシステム(以下「医療システム」という。)が有する機能を実行するコンピュータである。医療システムとは、例えば、電子カルテシステムや自動検査装置接続システム、細菌検査・ナビゲーションシステムなどである。サーバ装置3は、ネットワーク2に接続されており、ネットワーク2を介して、医療システムで扱われる医療システムデータをやり取りする。医療システムデータには、患者の生体情報や検査情報などの医療に関する情報が含まれている。
クライアント装置4は、医療従事者が医療システムを利用するためのプログラムを記憶し、実行するコンピュータであり、例えばパーソナルコンピュータである。クライアント装置4は、ネットワーク2に接続されており、ネットワーク2を介してデータをやり取りする。クライアント装置4は、画像を表示する表示手段を備えており、例えばブラウザのプログラムを実行してサーバ装置3にアクセスし、医療システムデータを表示手段に表示する。これにより、医療に関する情報が医療従事者に提供される。
また、クライアント装置4は、例えば病院長や所定の機関に対して提出するように決められている報告書のフォーマットを表す文書データを記憶している。この報告書は、例えば、患者から特定の病原体が検出されたときに提出され、検出された病原菌やその患者の年齢等の属性などの記載事項を含んでいる。例えば、医療従事者がクライアント装置4に医療システムデータを表示させながら記載事項を入力して報告書を作成し、クライアント装置4が、作成した報告書を示す文書データをフロッピー(登録商標)ディスクやプリンタ、ネットワーク2を介して接続されるサーバ装置などに対して出力することで、報告書の提出が行われる。
無線通信装置5は、無線LANの規格に準拠した無線通信(無線LAN通信)をタブレット端末7と行い、PHSの規格に準拠した無線通信(PHS通信)をPHS8と行う機能を有する装置である。無線通信装置5は、ネットワーク2に接続され、同じくネットワーク2に接続された各装置とタブレット端末7及びPHS8とのデータのやり取りを仲介する。タブレット端末7にはIP(Internet Protocol)アドレスが割り当てられており、PHS8には電話番号が割り当てられている。無線通信装置5は、これらのIPアドレスや電話番号を宛先として、タブレット端末7及びPHS8にデータを送信する。
ナースコール親機6は、例えば看護師の詰め所に設置され、患者からの呼び出しがあった場合に音を鳴らしてそれを報知したり、その患者と通話したりする機能を有する装置である。ナースコール親機6は、情報を表示する表示手段を備え、ネットワーク2を介して送信されてきた情報を表示する。ナースコール親機6にもタブレット端末7と同様にIPアドレスが割り当てられており、そのIPアドレス宛に送信されてきた情報を表示する。タブレット端末7及びPHS8は、いずれも、医療従事者が持ち歩いて使用するいわゆるポータブル端末であり、クライアント装置4のように医療システムデータを表示したり、ナースコール親機6のように呼び出しを報知したりする機能を有している。タブレット端末7は、自端末に割り当てられたIPアドレス宛てに送信されてきたデータを表示し、PHS8は、自装置に割り当てられた電話番号宛てに送信されてきたデータを表示する。
情報処理装置10は、情報を処理する機能を有するコンピュータである。情報処理装置10は、ネットワーク2に接続されており、ネットワーク2を介してサーバ装置3から医療システムデータを収集する。情報処理装置10は、収集した医療システムデータに含まれる特定の情報に基づいて、医療従事者への報知を行う報知サービスを提供する。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13とを備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びリアルタイムクロックを備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部12に記憶されたプログラムを実行することによって記憶部12及び通信部13の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出する機能を有している。記憶部12は、ハードディスク等を備え、制御部11が制御に用いるデータやプログラムなどを記憶している。通信部13は、ネットワーク2を介して通信を行うための通信回路を備える。
[1−2]機能構成
情報処理装置10は、以上のハードウェア構成に基づき、報知サービスにおいて決められた情報を報知する報知処理を行う。記憶部12には、報知処理を行うためのプログラムが記憶されている。制御部11がそのプログラムを実行して図2に示す各装置を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図3は、情報処理装置10が実現する機能構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、取得手段101と、第1送信手段102と、第2送信手段103と、出力手段104とを備える。
[1−2−1]取得手段
取得手段101は、所定の事項の情報を取得する手段の一例である。所定の事項とは、報知処理において報知を行うか否かを判断するために用いられる事項であり、以下では「判断事項」という。取得手段101は、複数の対象における判断事項の情報を取得する。本実施形態では、対象とは患者のことであり、判断事項としては、患者の血液等からの微生物の検出結果や血液培養・髄液培養の結果など、感染症の拡大を防ぐために注意を払うべき事項が用いられる。
判断事項の情報は、図1に示すサーバ装置3が記憶する医療システムデータに含まれている。判断事項の情報の内容によっては、感染症の拡大が懸念される状況となるため、サーバ装置3は、検査に関する処理等を行い判断事項の情報を生成または記憶したら、即座にそれを情報処理装置10に送信する。取得手段101は、こうして送信されてきた判断事項の情報を取得する。取得手段101により取得される判断事項の情報のことを以下では「取得情報」ともいう。
また、取得手段101は、本実施形態では、取得情報に付帯する情報である付帯情報を取得する。付帯情報とは、例えば、判断事項の情報の対象となった患者に関する情報であり、具体的には、患者の識別情報(患者ID)や性別、年齢、体温、血圧などの情報である。これらの情報も医療システムデータに含まれている。取得手段101は、例えば取得情報と付帯情報とを対応付けた付帯事項デーブルを記憶しておき、取得した取得情報に付帯事項デーブルにおいて対応付けられている付帯情報をサーバ装置3に要求する。取得手段101は、サーバ装置3がその応答で送信してきた付帯情報を取得する。取得手段101は、以上のとおり取得した取得情報(判断事項の情報)及び付帯情報を、第1送信手段102及び第2送信手段103に供給する。
[1−2−2]第1送信手段
第1送信手段102は、取得手段101により取得された取得情報が判断事項に応じた条件(以下「判断条件」という)を満たす場合に、その取得情報が取得された旨を報知するための報知データを送信する手段の一例である。第1送信手段102は、判断条件に応じた担当者に対応付けられている宛先にこの報知データを送信する。これらの宛先及び報知データは、担当者に情報を報知するためのものであり、以下ではそれぞれ「担当者宛先」及び「担当者報知データ」という。これらは、本発明の「第1宛先」及び「第1報知データ」の一例である。第1送信手段102は、自装置に記憶されている判断条件テーブルを参照して報知を行う。判断条件テーブルについて、図4を参照して説明する。
図4は、判断条件テーブルの一例を示す図である。この例では、「判断条件」に「判断事項」、「担当者宛先」及び「関係者宛先」が対応付けられた判断条件テーブルが示されている。ここでは、第1送信手段102に関係する「判断事項」、「判断条件」及び「担当者宛先」について説明する。この判断条件テーブルでは、判断事項が「微生物の検出結果」である場合、「インフルエンザウィルス、ノロウィルスの検出」という判断条件に、「主治医、ICT医師、看護師長」という担当者宛先が対応付けられている。ICT(Infection Control Team)医師とは、病院等で感染管理を行うチームに所属する医師を示している。
「1〜4類感染症の病原体・耐性菌の検出」、「5類感染症の病原体・耐性菌の検出」及び「MDRP(Multi-drug Resistant Pseudomonas aeruginosa)、MDRA(multi-drug resistant Acinetobacter)を新規に検出」という判断条件には、いずれも「主治医、ICT医師」という担当者宛先が対応付けられている。また、判断事項が「血液培養・髄液培養の結果」である場合、「陽性、陰性」という判断条件に「主治医」という担当者宛先が対応付けられている。なお、図4では説明を分かりやすくするために、担当者宛先が各担当者の肩書きなどで示されているが、実際には、それらの担当者が利用するタブレット端末7のIPアドレスやナースコール親機6のIPアドレス、PHS8の電話番号などが担当者宛先として判断条件テーブルに格納されている。
第1送信手段102は、例えば、「微生物の検出結果」という判断事項の「ノロウィルスの検出」という取得情報が取得手段101から供給された場合には、「インフルエンザウィルス、ノロウィルスの検出」という判断条件が満たされたと判断し、判断条件テーブルでこれらの判断事項及び判断条件に対応付けられた「主治医、ICT医師、看護師長」という担当者宛先に担当者報知データを送信する。また、第1送信手段102は、「微生物の検出結果」という判断事項の「第5類感染症の耐性菌の検出」という取得情報が取得手段101から供給された場合には、「第5類感染症の病原体・耐性菌の検出」という判断条件が満たされたと判断し、判断条件テーブルでこれらの判断事項及び判断条件に対応付けられた「主治医、ICT医師」という担当者宛先に担当者報知データを送信する。
第1送信手段102は、判断条件を満たす情報が取得された旨という報知すべき情報を示す報知情報と、取得手段101により取得された付帯情報とを含む担当者報知データを生成する。また、第1送信手段102は、本実施形態においては、過去の所定の期間における取得情報及び付帯情報のいずれかまたは両方の時系列での変化を表した画像(以下「変化画像」という)を担当者報知データに付加する。また、第1送信手段102は、担当者報知データを個別に識別するための情報である報知IDを決定し、決定した報知IDを担当者報知データに付加する。第1送信手段102は、そのように生成した担当者報知データを担当者宛先に送信する。第1送信手段102が例えば図1に示すタブレット端末7に担当者情報データを送信すると、タブレット端末7がその担当者情報データの示す報知情報、付帯情報及び変化画像を表示する。
図5は、表示された報知情報、付帯情報及び変化画像の一例を示す図である。この例では、タブレット端末7の表示面の上部に「報知情報」及び「ノロウィルスが検出されました」という文字列を表した報知情報A1が表示されている。このように、報知情報は、「ノロウィルスも検出」という判断条件自体を表す情報になっている。報知情報A1の下には、「患者ID」や「性別」などを表した付帯情報A2と、「9/26」から「9/30」までの5日間における「薬品名(投薬された薬品名)」や「体温」などの変化を時系列で表した変化画像A3とが表示されている。これらの「薬品名」や「体温」なども付帯情報である。このように、本実施形態では、第1送信手段102は、付帯情報の時系列での変化を表した変化画像を含む担当者報知データを送信している。第1送信手段102は、担当者報知データを送信すると、その担当者報知データを第2送信手段103及び出力手段104に供給する。
[1−2−3]第2送信手段
第2送信手段103は、第1送信手段102により担当者報知データが送信されたあとに担当者宛先に対応付けられている担当者から要求された場合に、前述した取得情報が取得された旨を報知するための報知データを送信する手段の一例である。第2送信手段103は、その取得情報の関係者に対応付けられている宛先にこの報知データを送信する。これらの宛先及び報知データは、関係者に情報を報知するためのものであり、以下ではそれぞれ「関係者宛先」及び「関係者報知データ」という。これらは、本発明の「第2宛先」及び「第2報知データ」の一例である。関係者報知データは、担当者報知データと同じであってもよいし、異なっていてもよい。関係者宛先も、上述した担当者宛先と同様に、IPアドレスや電話番号などにより表される宛先である。
担当者からの関係者報知データの送信の要求について、図5を再び参照して説明する。図5の例では、タブレット端末7に、「関係者にも報知する」という文字列を含む操作子画像B1と、「関係者への報知は不要」という文字列を含む操作子画像B2と、「関係者を確認する」という文字列を含む操作子画像B3とが表示されている。担当者は、表示された担当者報知データに基づいて、関係者への報知が必要か否かを判断し、必要だと判断した場合には、操作子画像B1をタップする。タブレット端末7は、操作子画像B1をタップされると、担当者報知データにより報知された報知情報を関係者にも報知することを要求する要求データを情報処理装置10に送信する。
なお、担当者が関係者への報知が不要だと判断して操作子画像B2をタップすると、タブレット端末7は例えば担当者報知データの表示を終了する。また、担当者が関係者を確認するため操作子画像B3をタップすると、タブレット端末7は、例えば情報処理装置10から関係者に関する関係者情報を取得して表示する。
図6は、表示された関係者情報の一例を示す図である。この例では、取得情報の関係者を示す一覧C1と、関係者を入れ替えるための操作子画像B4と、元の画面(この例では図5に示した画面)に戻るための操作子画像B5と、担当者の操作により関係者とすることが可能な関係者候補の一覧C2とが表示されている。担当者は、一覧C1により報知対象となっている関係者を確認することができ、また、操作子画像B4を操作することで報知対象となる関係者を変更することができる。
タブレット端末7は、操作子画像B5をタップされると図5に示す画像を再び表示し、操作子画像B1がタップされると、操作子画像B5のタップ時に一覧C1に表示していた関係者への報知を要求するデータを、前述した要求データとして送信する。より具体的には、タブレット端末7は、例えば情報処理装置10から各関係者宛先を含む関係者情報を取得し、担当者報知データに含まれている報知IDと、一覧C1に表示されていた関係者の関係者宛先とを含む要求データを送信する。
第2送信手段103は、要求データを受信すると、第1送信手段102から供給された担当者報知データのうち要求データに含まれている報知IDを含むものを特定する。第2送信手段103は、例えば、特定した担当者報知データが示す報知情報、付帯情報及び変化画像を用いて関係者報知データを生成する。なお、第2送信手段103は、これで足りない場合は、取得手段101から供給された取得情報及び付帯情報も加えて関係者報知データを生成してもよい。
第2送信手段103は、受信した要求データに関係者宛先が含まれている場合には、生成した関係者報知データをその関係者宛先に送信する。また、第2送信手段103は、その要求データに関係者宛先が含まれていない場合には、例えば図4に示した判断条件テーブルを用いて関係者宛先への関係者報知データの送信を行う。関係者報知データに含まれている報知情報は、図5の説明で述べたように、判断条件を表す。例えば、図5に示す「ノロウィルスが検出された」という報知情報は、図4に示す「ノロウィルスの検出」という判断条件を表している。
第2送信手段103は、生成した関係者報知データに含まれる報知情報が表す判断条件に判断条件テーブルにおいて対応付けられている関係者宛先に、関係者報知データを送信する。なお、第2送信手段103は、受信した要求データに関係者宛先が含まれている場合に、その関係者宛先を判断条件テーブルに反映してもよい。第2送信手段103は、以上のとおり関係者報知データの送信を行うと、送信した関係者報知データを出力手段104に供給する。
[1−2−4]出力手段
出力手段104は、第1送信手段102により送信された担当者報知データの内容及び第2送信手段103により送信された関係者報知データの内容の両方またはいずれか一方を、予め決められた報告先への報告書の内容として出力する手段の一例である。出力手段104は、本実施形態では、上記2つの内容の両方を報告書の内容として出力する。出力手段104は、上述した判断条件テーブルを用いてこの出力を行う。
図7は、図4に示す判断条件テーブルの別の列の一例を示す図である。この例では、図4に示した4つの判断条件に対して、「保健所」または「保健所、病院長」という報告先と、「内容A」、「内容B、内容C」、「内容D」及び「内容E」という報告内容と、「F001.html」、「F002.html、F003.html」、「F004.html」及び「F005.html」というフォーマットとが対応付けられている。なお、「血液培養・髄液培養の結果」が「陽性、陰性」という判断条件に対応付けられている「−」は、この判断条件には報告先が決められていないことを表している。
「報告先」には、ここでは簡単に報告先を表す文字列だけを表しているが、これに加え、報告書を送付する住所や送信するアドレスなどが表されていてもよい。「報告内容」には、具体的には、例えば患者IDや患者の性別、生年月日、診断時の年齢、症状、診断方法、感染原因などの事項が含まれている。「フォーマット」は、これらの報告内容を記載する文書の書式を表した文書データのファイル名を表している。これらの文書データは、上述したとおり、クライアント装置4に記憶されている。
出力手段104は、例えば第1送信手段102から供給された担当者報知データに含まれる報知情報により表される判断条件に判断条件テーブルにおいて対応付けられている報告内容のうち、この担当者報知データ及び第2送信手段103から供給された関係者報知データに含まれているものを抽出する。出力手段104は、こうして抽出した報告内容を、クライアント装置4に対して出力する。クライアント装置4は、情報処理装置10から出力されてきた報告内容を、記憶している文書データに反映させる。こうして報告内容が反映された報告書の記載欄のうちまだ埋まっていない部分があれば、報告を担当する医療従事者がクライアント装置4を操作して記載し、報告書を完成させる。
[1−3]動作
情報処理装置10は、以上の構成に基づき上述した報知処理を行う。報知処理は、判断事項の情報を取得して担当者報知データ及び関係者報知データを送信する送信処理と、報告書の内容を出力する出力処理とを含んでいる。以下では、送信処理及び出力処理において情報提供システム1が備える各装置が行う動作について、図8及び図9をそれぞれ参照して説明する。
図8は、送信処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。まず、サーバ装置3は、医療システムの所定の処理(例えば微生物の検出に関する処理)を実行する(ステップS11)。次に、サーバ装置3は、ステップS11で実行した処理の結果を示す結果データを情報処理装置10に送信する(ステップS12)。情報処理装置10は、ステップS12において送信されてきた結果データに含まれている判断事項の情報を取得する(ステップS13)。ステップS12及びS13は、取得手段101が行う動作である。
次に、情報処理装置10は、取得した判断事項の情報に基づいて担当者報知データを生成し(ステップS14)、生成した担当者報知データを担当者宛先(この例では、主治医が利用するタブレット端末7のIPアドレス)に送信する(ステップS15)。ステップS14及びS15は第1送信手段102が行う動作である。タブレット端末7は、ステップS15において受信した、図5に示すような担当者報知データを表示する(ステップS16)。ここで、タブレット端末7の利用者である主治医が担当者報知データを見ながら図5に示す操作子画像B1をタップする操作、すなわち関係者への報知を要求する報知要求操作を行うと、タブレット端末7は、報知要求操作による操作データを受け付け(ステップS21)、報知情報を関係者にも報知することを要求する要求データを情報処理装置10に送信する(ステップS22)。
情報処理装置10は、ステップS22において要求データを受信すると、要求された報知情報を含む関係者報知データを生成し(ステップS23)、生成した関係者報知データを関係者宛先(この例では、看護師長などが利用するPHS8の電話番号)に送信する(ステップS24)。ステップS23及びS24は第2送信手段103が行う動作である。PHS8は、ステップS24において受信した関係者報知データを表示する(ステップS25)。
図9は、出力処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。まず、情報処理装置10は、判断条件や報告先に応じたタイミングで、担当者報知データ及び関係者報知データから報告書の内容を抽出する(ステップS31)。判断条件や報告先に応じたタイミングとは、微生物の検出結果として1〜4類感染症の病原体が検出されたという報知情報が報知された場合であれば、保健所には即時に報告書を提出する必要があるため、例えば図8に示すステップS15において担当者報知データを送信したあとやステップS24において関係者報知データを送信したあとなどである。また、微生物の検出結果として5類感染症の病原体が検出されたという報知情報が報知された場合であれば、保健所には7日以内に報告書を提出すればよいため、例えばステップS15やS24のあと、決められた期間(例えば4、5日間)は出力を行わず、その期間が経過したタイミングで、その期間に取得された判断事項の情報を含めた報告書の内容を抽出する。
情報処理装置10は、ステップS31において抽出した報告書の内容をクライアント装置4に出力する(ステップS32)。クライアント装置4は、情報処理装置10から出力された報告書の内容を、記憶している文書データが示す報告書に反映させる(ステップS33)。次に、クライアント装置4は、例えば報告を担当する医療従事者に操作され、報告書を編集し(ステップS34)、文書データを用紙等の媒体に印刷したり決められたアドレスに送信したりすることで、報告書を提出するための提出処理を行う(ステップS35)。
[1−4]実施形態の効果
本実施形態では、判断事項の情報が判断条件を満たす場合には、判断条件に応じた担当者に報知情報が報知される。これにより、判断条件が満たされるという状況に対応すべき担当者をその判断条件に対応付けておくことで、判断条件に応じた担当者への報知が行われない場合に比べて、その状況が発生したことを担当者に迅速に報知することができる。
また、本実施形態では、担当者からの要求があった場合には、関係者にも報知情報が報知される。その際に、担当者が関係者の宛先を調べたり確認したりする必要がないから、判断事項の情報に応じた関係者への報知が行われない場合に比べて、判断条件が満たされるという状況の発生をそれらの関係者へ迅速に報知することができる。このような本実施形態によれば、上記関係者への報知が行われない場合に比べて、情報を報知された担当者が要求したとき、すなわち、その担当者が必要と判断したときにその情報を関係者に迅速に報知することができる。
また、本実施形態では、報知情報に加え、付帯情報が担当者に報知される。これにより、付帯情報が報知されない場合に比べて、報知情報を関係者にも報知すべきか否かを担当者が判断しやすいようにすることができる。また、本実施形態では、さらに、時系列画像が担当者に報知される。これにより、担当者は、過去の状況も踏まえて報知情報を関係者にも報知すべきか否かを判断することができる。また、本実施形態では、担当者及び関係者に報知された内容が報告書の内容として出力される。これにより、このような出力が行われない場合に比べて、報告書を提出する手間を軽減することができる。
[2]変形例
上述した実施形態は、本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じてそれぞれ組み合わせて実施してもよい。
[2−1]対象及び判断事項
上記の実施形態では、患者を対象として、感染症の拡大を防ぐために注意を払うべき事項が判断事項として用いられたが、対象及び判断事項はこれに限定されない。例えば、対象を交通機関として判断事項をその交通機関の遅延や停止などとしてもよい。この場合、例えば、その交通機関の運行を管理する現場の責任者を担当者とし、その交通機関を運営する企業の社長やその交通機関の運行状況の影響を受ける関係会社の社員などを関係者として報知が行われる。
また、対象を工業用の製品として判断事項をその製品に対するクレームやリコールに関する情報などとしてもよい。この場合、例えば、その製品の製造部門の責任者を担当者とし、その製品の製造会社の社長や流通、販売にかかわる企業の担当部門の責任者を関係者として報知が行われる。このように、或る情報を知るべき関係者が多数いて、且つ、関係者全員に報知するか否かについてはしかるべき担当者が判断すべきという場合に、その情報が判断事項の情報として用いられるとよい。
[2−2]複数の対象を比較
第1送信手段102は、実施形態で述べたものよりもさらに情報を付加した担当者報知データを送信してもよい。例えば、第1送信手段102は、上述した変化画像により表される時系列での変化を、さらに対象毎に比較可能に表した画像(以下「対象別変化画像」という)を含む担当者報知データを送信する。対象別変化画像について、図10を参照して説明する。
図10は、本変形例において表示される担当者報知データの一例を示す図である。この例では、タブレット端末7の表示面の上部に「報知情報」及び「0602、0049の患者からMRSAが検出されました」という文字列を表した報知情報A1が表示されている。報知情報A1の下には、「患者ID」、「性別」及び「年齢」と「9/24」から「9/30」までの7日間における微生物の検出結果の変化とを、対象ごとに表した対象別変化画像A4が表示されている。「R」はMRSAが検出されたことを示し、「P」は耐性緑膿菌が検出されたことを示している。この例では、9/30に患者IDが0602及び0049の患者からMRSAが検出されたことが示されている。
また、上記7日間の間に、患者ID0128の患者から検出された微生物がMRSAから耐性緑膿菌に変化したことや、この患者から0438及び0602の患者にMRSAが伝播し、0010の患者に耐性緑膿菌が伝播した可能性があることが示唆されている。さらに、0049の患者のMRSAは、0602の患者から伝播したことが示唆されている。このように、対象別変化画像を含む担当者報知データが送信されることで、対象別変化画像を含まない場合に比べて、判断事項の情報により表される事象(この例では感染症の病原体や耐性菌の感染)が対象間を伝播した経路を特定しやすくすることができる。
[2−3]第1及び第2送信手段
第1送信手段102及び第2送信手段103は、上述した報知情報、付帯情報、変化画像及び対象別変化画像の全てを含む報知データを送信してもよいし、一部を含む報知データを送信してもよい。これらの送信手段は、少なくとも、報知情報を含む報知データを送信するものであればよい。これにより、担当者及び関係者には、判断事項の情報が取得されたことが報知される。この場合、担当者は、例えばクライアント装置4を操作して、医療システムから付帯情報や変化画像、対象別変化画像などを参照して、関係者への報知の必要性を判断すればよい。
[2−4]宛先に応じた報知データ
第1送信手段102は、担当者宛先に応じた量の情報を含む担当者報知データを送信してもよい。例えば、表示可能な情報の量がPHS8、ナースコール親機6、タブレット端末7の順番に増えていく(タブレット端末7が最も多い)場合には、第1送信手段102は、次のような担当者報知データを送信する。第1送信手段102は、担当者宛先がPHSの電話番号である場合には報知情報のみを含む担当者報知データを送信し、担当者宛先がナースコール親機6のIPアドレスである場合には報知情報及び付帯情報を含む担当者報知データを送信し、担当者宛先がタブレット端末7のIPアドレスである場合には報知情報、付帯情報、変化画像及び対象別変化画像を含む担当者報知データを送信する。
例えばPHS8に対象別変化画像を含む担当者報知データが送信されてきても、報知情報に比べて情報の量が多いため、PHS8ではそれを表示できずにエラーになったり、表示できたとしても一部だけしか表示されずスクロールしなければ残りの部分が表示されなかったりして、担当者報知データの内容(特に最も重要な報知情報の内容)を担当者に把握しにくくさせることがある。この場合、前述のとおり第1送信手段102が報知情報のみを含む担当者報知データを送信することで、担当者は報知情報の内容についてはすぐに把握することができるし、それ以外の必要な情報はより多くの情報を表示可能なクライアント装置4等を操作して確認すればよい。
このように、本変形例では、担当者宛先に送信したデータを表示する装置の表示可能な情報量に応じた量の情報を含む担当者報知データを送信することで、担当者宛先を考慮しない情報量の担当者報知データを送信する場合に比べて、報知された内容を担当者が把握しやすいようにすることができる。
なお、第2送信手段103も、担当者宛先に応じた量の情報を含む関係者報知データを送信してもよい。その場合、上記と同様に、報知された内容を関係者が把握しやすいようにすることができる。
[2−5]異なる判断条件
第1送信手段102は、上述した実施形態では、固定された判断条件を用いたが、これに限らず、何らかの要素に応じて異なる判断条件を用いてもよい。例えば、第1送信手段102は、判断事項の情報が関連する施設によって異なる判断条件が満たされる場合に担当者報知データを送信する。以下、その具体例について説明する。
図4等に示す判断条件テーブルでは、「MDRP、MDRAを新規に検出」するという判断条件が用いられている。これらの耐性菌は、発生頻度が低いため、保健所への報告が月一回であり、施設の規模が小さければ検出されない月も多くなるが、施設の規模が大きくなると毎月のように検出されてその度に報知されるようになり、担当者や関係者の負担が大きくなる。そこで、第1送信手段102は、施設の規模が所定の病床数(例えば50床)未満であれば、「MDRP、MDRAを新規に検出」という判断条件が、所定の病床数以上であれば、「MDRP、MDRAを3件以上検出」という判断条件が満たされる場合に担当者報知データを送信する。これにより、施設の規模によって報知の頻度が多くなりすぎるような場合に、報知の頻度を調整することができる。
なお、上記の例では施設の規模に応じて異なる判断条件が用いられたが、例えば施設が病院である場合と介護施設及び保育施設等の場合とで異なる判断条件が用いられてもよい。具体的には、病院ではより報知されやすい判断条件が用いられ、それ以外の施設では病院よりは報知されにくい判断条件が用いられる(その反対であってもよい)といった具合である。介護施設及び保育施設は、病院に比べると、対応できる担当者や関係者の数が少ないことが多く、病院と同じ判断条件を用いると報知の頻度が多くなりすぎて担当者や関係者への負担が大きくなりすぎる場合がある。このような場合に、上記のように異なる判断条件が用いられることで、報知される担当者や関係者の対応可能な能力に応じて報知の頻度を調整することができる。
他にも、第1送信手段102は、判断事項の情報が取得される時期によって異なる判断条件が満たされる場合に担当者報知データを送信してもよい。例えば、感染症によって流行しやすい時期としにくい時期とがある場合に、流行しやすい時期には報知されやすい判断条件を用いて、流行しにくい時期には報知されにくい判断条件を用いるという具合である。この場合、流行しやすい時期ほど迅速な対応を行うことができる。また、反対に、流行しやすい時期には報知されにくい判断条件を用いて、流行しにくい時期には報知されやすい判断条件を用いてもよい。流行しやすい時期に報知されやすい判断条件を用いると、報知の頻度が多くなりすぎて(例えば毎日報知されて)報知の意味がなくなってしまうような場合には、このような判断条件を用いるとよい。これにより、判断事項の情報が取得される時期に応じて適切な頻度で報知がなされるように調整することができる。
[2−6]報知データの宛先
上述した実施形態では、IPアドレス及び電話番号が担当者宛先及び関係者宛先として用いられたが、これに限らない。例えば、電子メールのアドレスやSNS(Social Networking Service)のアカウントなどがこれらの宛先として用いられてもよい。要するに、報知情報などの報知される内容が担当者及び関係者に伝達されるようになっていれば、どのような宛先が用いられてもよい。
[2−7]報告の内容の出力先
出力手段104は、上述した実施形態では、報告書のフォーマットを表す文書データを記憶するクライアント装置4に対して報告書の内容を出力したが、これに限らない。出力手段104は、例えば、情報処理装置10の記憶部12に文書データが記憶されている場合に、その記憶部12に報告書の内容を出力してもよい。この場合、報告を担当する医療従事者は、クライアント装置4から情報処理装置10にアクセスして文書データの編集及び報告処理を行う。また、出力手段104は、担当者や関係者が電子メールやSNS(いずれも必要なセキュリティが確保されたもの)を利用している場合に、その電子メールのアドレスやSNSのアカウントに対して報告書の内容を出力してもよい。出力手段104は、報告書を提出する作業の手間を軽減することができるような出力先に報告書の内容を出力するものであればよい。
[2−8]発明のカテゴリ
本発明は、情報処理装置及び情報処理装置を備える情報提供システムの他にも、情報処理装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるものである。ここでいう処理とは、例えば、図8及び図9に示す報知処理(送信処理及び出力処理)である。また、本発明は、情報処理装置のようなコンピュータを、図3に示す各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体という形態での提供や、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするという形態での提供などがされるものであってもよい。
1…情報提供システム、2…ネットワーク、3…サーバ装置、4…クライアント装置、5…無線通信装置、6…ナースコール親機、7…タブレット端末、8…PHS、10…情報処理装置、11…制御部、12…記憶部、13…通信部、101…取得手段、102…第1送信手段、103…第2送信手段、104…出力手段。

Claims (8)

  1. 所定の事項の情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された取得情報が前記事項に応じた条件を満たす場合に、当該取得情報が取得された旨を報知するための第1報知データを当該条件に応じた担当者に対応付けられている第1宛先に送信する第1送信手段と、
    前記第1送信手段により前記第1報知データが送信されたあとに前記第1宛先に対応付けられている担当者から要求された場合に、前記取得情報が取得された旨を報知するための第2報知データを当該取得情報の関係者に対応付けられている第2宛先に送信する第2送信手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記取得情報に付帯する付帯情報を取得し、
    前記第1送信手段は、前記取得手段により取得された付帯情報を含む前記第1報知データを送信する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1送信手段は、過去の所定の期間における前記取得情報及び前記付帯情報の時系列での変化を表した画像を含む前記第1報知データを送信する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、複数の対象における前記事項の情報を取得し、
    前記第1送信手段は、前記時系列での変化を前記対象毎に比較可能に表した画像を含む前記第1報知データを送信する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1送信手段は、前記第1宛先に応じた量の情報を含む前記第1報知データを送信する
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1送信手段により送信された前記第1報知データの内容または前記第2送信手段により送信された前記第2報知データの内容を、予め決められた報告先への報告書の内容として出力する出力手段を備える
    請求項1から5までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1送信手段は、前記事項の情報が関連する施設または前記事項の情報が取得される時期によって異なる前記条件が満たされる場合に前記第1報知データを送信する
    請求項1から6までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    所定の事項の情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得された取得情報が前記事項に応じた条件を満たす場合に、当該取得情報が取得された旨を報知するための第1報知データを当該条件に応じた担当者に対応付けられている第1宛先に送信する第1送信ステップと、
    前記第1送信ステップにおいて前記第1報知データが送信されたあとに前記第1宛先に対応付けられている担当者から要求された場合に、前記取得情報が取得された旨を報知するための第2報知データを当該取得情報の関係者に対応付けられている第2宛先に送信する第2送信ステップと
    を実行させるためのプログラム。
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