JPH08267975A - 書類挟持用クリップ体 - Google Patents

書類挟持用クリップ体

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Publication number
JPH08267975A
JPH08267975A JP6916795A JP6916795A JPH08267975A JP H08267975 A JPH08267975 A JP H08267975A JP 6916795 A JP6916795 A JP 6916795A JP 6916795 A JP6916795 A JP 6916795A JP H08267975 A JPH08267975 A JP H08267975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
paper piece
metal clip
folded
folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6916795A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuhiro Nakagawa
龍広 中川
Yutaka Nomiyama
裕 野見山
Kazunori Nakayama
和典 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AUTO KK
Original Assignee
AUTO KK
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Publication date
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Publication of JPH08267975A publication Critical patent/JPH08267975A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性板状体の折り曲げ金属クリップを、器具を
使用せずに取り外しのできるクリップ体とすると共に、
クリップの着脱が更に容易に成し得るようにしたクリッ
プ体を提供することを目的とする。 【構成】弾性板状体を折曲した金属クリップ10と、そ
の折曲部の内側に予め介装させた折曲紙片12を備え、
上記折曲紙片12はその折曲内側面の摩擦抵抗を上記金
属クリップ10と当接するその折曲外側面の摩擦抵抗よ
りも小さく形成してなるクリップ体13である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は弾性板状体を折曲して
構成した金属製のクリップの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数枚の書類を一時的に綴じる場合、ス
テープラやゼムクリップなど古くより種々のクリップが
考案され市販されている。その中の一つとして最近注目
されているのが、弾性板状体を折曲した金属製のクリッ
プである。この弾性板状体折曲の金属製クリップは比較
的厚手の書類でも柔軟に対応でき、クリップドライバー
と称する器具を用いて比較的容易に装着のできるもので
ある(実公昭58-4698 号、実開昭59-64277号、特開昭56
-169093 号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の弾性
体折り曲げ金属クリップはクリップ着脱のための特殊な
クリップドライバーを必要とする点において、難点が指
摘されていた。
【0004】そして、これを解消するために、クリップ
とは別体構成の折曲面部を準備し、これを書類の綴じ部
に折曲させておいて、書類と折曲面部との複合体に弾性
体折り曲げ金属クリップ先端を拡開させながら押し込ん
で綴じるものが提案されている(実開平 4-135380
号)。しかし、この構成は実際に着脱操作を行ってみる
と甚だ装着が困難であり、特に比較的厚手の書類を挟持
させるには、弾性金属クリップの開口部を書類の端部で
開かせることは極めて困難である。
【0005】本発明は、上記の弾性体折り曲げクリップ
を、器具を使用せずに取り外しのできるクリップ体とす
ると共に、クリップの着脱が上記実開平 4-135380 号に
開示のものよりも更に容易に成し得るようにしたクリッ
プ体を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、弾性板状体
を折曲した金属製クリップと、その折曲部の内側に予め
介装させた折曲紙片を備え、上記折曲紙片はその折曲内
側面の摩擦抵抗を上記クリップ本体と当接するその折曲
外側面の摩擦抵抗よりも小さく形成してなるクリップ体
である。
【0007】上記折曲紙片の折曲外側面の上記クリップ
本体に当接する部分には、エンボス処理が施されてクリ
ップ本体との摩擦抵抗を更に大きくさせることが可能で
ある。上記折曲紙片は、上質紙と、その上面に形成した
合成樹脂層と、上記合成樹脂層の上面に形成したシリコ
ーン層とを有し、上記シリコーン層を上記折曲内側面と
することが好ましいが、グラジン紙にカレンダー処理を
施してシリコーン層を上面に形成するなどの所望の方法
で形成できる。
【0008】
【実施例】図面に示す実施例において、図1と図2は本
発明による構成を示すものであり、弾性板状体を折曲さ
せてU字状に形成した金属製のクリップ10の狭くなっ
た開口部11から折曲紙片12を図示のように挿入す
る。このようにして金属クリップ10と折曲紙片11と
の合成体を本願明細書ではクリップ体13と称する。金
属クリップ10の内側に収容された折曲紙片12は、上
下の長さを同じとしても良いが、図示のように上下の一
方を他方よりも長く張り出させ、両端部が容易に開いた
状態とすることができるようにするのが望ましい。
【0009】ここで、上記のとおり金属クリップ10自
体は現在市販されているU字状に折曲させた金属クリッ
プのいづれのタイプであってもよく、開口部に当たる対
向する先端部に拡開を容易にするために互いに外側に折
り曲げたガイド部10a,10bを設けたものが好まし
く、更にクリップドライバ(図示せず)による拡開を意
図した耳部10cとを設けたもの(図8参照)など、そ
のまま採用できる。
【0010】このようにして形成したクリップ体13に
おいて、予め上下の長さを異ならしめて取り付けた折曲
紙片12は、表裏の面の摩擦抵抗が相違するもの(例え
ば剥離紙と通称されているものなど)を採用するのが望
ましい。この具体的な例としては、図5に示すように上
質紙21の上面にポリエチレンなどの層22を形成し、
その上にシリコーン層23を形成する。このようにし
て、シリコーン層23が低摩擦抵抗層12aとなり、こ
の上記低摩擦抵抗層23を内側になるように二つ折りに
折曲し、外側の高摩擦抵抗層12bを指先で把持しなが
ら金属製のクリップ10の開口部11から挿入して図1
のように押し込んで前記クリップ体13を構成する。
【0011】このようにして形成されたクリップ体13
の使用状態について図3と図4を用いて説明する。
【0012】図3は一時的に挟持しようとする複数枚の
紙よりなる書類Pをクリップ体13に挟持させようとす
る状態を示している。このとき、クリップ体10の内側
に配置した折曲紙片12の突出端部を開いた状態に保持
し、この開いた折曲紙片12の間に複数枚の紙Pを押し
込む。折曲紙片12は上記の通り内側が摩擦抵抗の小さ
い層12aであるので、小さな力を加えるだけで容易に
折曲紙片13の間を通り、金属クリップの開口部を拡開
しながら底部の方向に押し込まれてクリップ本来の機能
である一時的な挟持がなされる。これが図4に示した状
態である。
【0013】クリップ本体を書類Pから取り外すには、
図5に示すように金属クリップ10の上面と下面を指で
把持して矢印のように引き抜くだけで達成される。金属
クリップの引き抜きにより、金属クリップの内側に配置
された折曲紙片12も金属クリプ10と一緒に引き抜か
れ、完全に引き抜いた後でも折曲紙片12が金属クリッ
プ内に保持されたままの状態を維持している。即ち、金
属クリップを把持して書類Pより取り外す際、同時に折
曲紙片が金属クリップ10に保持されたまま、一体の状
態を保持したまま引き抜かれる。
【0014】したがって、再び挟持を行うときには前記
の挟持操作(図3,図4)を行えばよい。
【0015】図7は上記折曲紙片12の変形例であり、
金属クリップ10内に位置させたときに金属クリップ1
0の内面と当接する折曲紙片12の外側の両位置にエン
ボス(凹凸)15を形成した構成を示している。この構
成により、すでに表裏の摩擦抵抗を異ならしめた折曲紙
片12と金属クリップ10との間の摩擦抵抗を更に大き
くでき両者の密着度を高めることができるので、折曲紙
片12が金属クリップからの離脱を更に効果的に防止で
きる。なお、上記エンボス15は前記のようにすでに表
裏の摩擦抵抗を異ならしめた剥離紙などの紙(例えば図
6参照)に形成してもよいし、剥離紙以外の通常の上質
紙に形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明のクリップ体は上記のように構成
されているので、これまで必須とされていたクリップド
ライバーを使用する必要がないばかりか、書類に対する
クリップ体の取り外しが極めてスムーズ且つ確実に成し
得、取り外しの際に書類を傷つけることもない。特に、
金属クリップの内部に予め折曲紙片が配置されており、
しかも、折曲紙片の内側は摩擦抵抗の小さい層となって
いるので、書類が折曲紙片の内側を介してスムーズに移
動でき、挟持操作が極めて簡単にできる。また、必要に
応じてクリップ体を簡単に離脱させることができると共
に、クリップ取り外しの際には上記折曲紙片も一緒に取
り外せるので、再び挟持操作を行う際には、そのまま書
類を折曲紙片の間に介装させて金属クリップの底部方向
に押し込むだけで達成でき、極めて簡単である。
【0017】また、折曲紙片にエンボスを形成した構成
では折曲紙片と金属クリップとの間の摩擦抵抗を大きく
でき両者の密着度を高めることができるので、折曲紙片
12が金属クリップから離脱するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるクリップ体の側面図。
【図2】図1のクリップ体の平面図。
【図3】本発明のクリップ体を書類に装着する途中の使
用状態を示す斜視図。
【図4】本発明のクリップ体を書類に装着し終わった使
用状態を示し(A)は斜視図であり(B)は断面図。
【図5】本発明のクリップ体を挟持位置から引き抜くと
きの使用状態を示す斜視図。
【図6】本発明に採用する折曲紙片の構造の一例を示す
断面図。
【図7】本発明に採用する折曲紙片の別の実施例を示す
斜視図。
【図8】本発明のクリップ体の一部を構成する金属クリ
ップの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
10 金属製クリップ 11 開口部 12 折曲紙片 12a 高摩擦抵抗層 12b 摩擦抵抗層 13 本願のクリップ体 15 エンボス部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性板状体を折曲した金属クリップと、
    その折曲部の内側に予め介装させた折曲紙片を備え、上
    記折曲紙片はその折曲内側面の摩擦抵抗を上記金属クリ
    ップと当接するその折曲外側面の摩擦抵抗よりも小さく
    形成してなるクリップ体。
  2. 【請求項2】 上記折曲紙片の折曲外側面の上記金属ク
    リップに当接する部分には、エンボス処理が施されてい
    る請求項1記載のクリップ体。
  3. 【請求項3】 上記折曲紙片は、上質紙と、その上面に
    形成した合成樹脂層と、上記合成樹脂層の上面に形成し
    たシリコーン層とを有し、上記シリコーン層を上記折曲
    内側面とする請求項1記載のクリップ体。
  4. 【請求項4】 上記折曲紙片は、上記金属クリップの開
    口から突出した端部の長さを異ならしめてなる請求項1
    記載のクリップ体。
  5. 【請求項5】 弾性板状体を折曲した金属クリップと、
    その折曲部の内側に予め介装させた折曲紙片を備え、上
    記折曲紙片は、上質紙と、その上面に形成した合成樹脂
    層と、上記合成樹脂層の上面に形成したシリコーン層と
    を有し、上記シリコーン層を上記折曲内側面とすること
    により、上記折曲紙片の折曲内側面の摩擦抵抗を上記金
    属クリップと当接するその折曲外側面の摩擦抵抗よりも
    小さく形成し、更に上記折曲紙片の折曲外側面の上記金
    属クリップに当接する部分には、エンボス処理が施され
    ているクリップ体。
JP6916795A 1995-03-28 1995-03-28 書類挟持用クリップ体 Pending JPH08267975A (ja)

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JP6916795A JPH08267975A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 書類挟持用クリップ体

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JP6916795A JPH08267975A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 書類挟持用クリップ体

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JPH08267975A true JPH08267975A (ja) 1996-10-15

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ID=13394893

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JP6916795A Pending JPH08267975A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 書類挟持用クリップ体

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JP (1) JPH08267975A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008194871A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Nippon Soda Co Ltd スライドクリップの除去器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008194871A (ja) * 2007-02-09 2008-08-28 Nippon Soda Co Ltd スライドクリップの除去器具

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