JP2004291611A - クリップと導入補助板 - Google Patents

クリップと導入補助板 Download PDF

Info

Publication number
JP2004291611A
JP2004291611A JP2003155952A JP2003155952A JP2004291611A JP 2004291611 A JP2004291611 A JP 2004291611A JP 2003155952 A JP2003155952 A JP 2003155952A JP 2003155952 A JP2003155952 A JP 2003155952A JP 2004291611 A JP2004291611 A JP 2004291611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
clip
introduction
holding
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003155952A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Shintani
聰 新谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003155952A priority Critical patent/JP2004291611A/ja
Publication of JP2004291611A publication Critical patent/JP2004291611A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

【課題】紙などを挟持した後に他の紙に引っかからないクリップを提供することと、接着剤など使用せずに導入補助板にクリップを差し込むだけで手指だけで紙などを簡単に挟める二重クリップが作れる導入補助板を提供する。
【解決手段】上挟持板と上挟持板の先端よりも長く延びた下挟持板とを基板を挟んで対面させて開放側を当接させた弾性材料からなるクリップにおいて、当接部から開放側に向けて上挟持板から離れて下挟持板を曲げて、更に上挟持板の開放側で反対に上挟持板へ下挟持板を近づけて曲げている。導入補助板は、上導入板と下導入板とが導入基板を挟んで連接されていて、導入基板と上導入板との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口を設け、導入基板と下導入板との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口を設けている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数の用紙などを手指で挟んだり取り外したりできるクリップであって、紙を綴じた後に別の紙などが引っかかりにくい構造となっている一つの構造体で作られたクリップに関するものと、挟持力のあるクリップに取り付けて紙などを手指で簡単に差し込める二重クリップが作れる導入補助板とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙などを手で挟んで綴じる一つの構造体で作られたクリップで、かつ紙を綴じた後に別の紙などが引っかかりにくい構造となっているクリップには、紙を差し込む部分を略V字状としたクリップ(登録実用新案公報第3042584号)や、一本の弾性金属線を折り曲げたゼムクリップ類や、弾力性を有する平板の一部に歪みを与えて保持部を開閉することができるようにして被挟持物を挟持させるクリップ(特開2000−190670・特開2002−219890)や、連結部を境に第1の板体と第2の板体とを互いに対面するように配置して、少なくとも一方の内面にいずれか他方の内面側に膨出する突起を形成し、突起を形成した位置より前記連結部側を押圧することにより自由端部側を開くクリップ(特開平11−42877)や、互いに対向する第1の支持片と第2の支持片の一側端を連結部を介して連結し、第1の支持片の他端からV字形に曲げられた押え片を形成し、この押え片の外面と第2の支持片の内面との間に書類を差し込んで挟むようにするとともに、第2の支持片の内面には上記押え片の先端よりも連結部側に上記書類の面に係合する係合爪を形成したクリップ(特開2002−120480)や、紙挿入部を横に設けているクリップ(公開実用新案昭和61−133375)などがある。
クリップに取り付けて紙などを差し込みやすくしたものには、紙挟持クリップ用差込口板(特許第2958679)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
紙を綴じるクリップには色々あるが、紙を綴じた後に他の紙などが引っかかって外れてしまったり、また綴じている紙が外れはしないが他の物に引っかかってしまい扱いが面倒であったりする。従来技術で述べたように、他の紙が引っかかりにくい構造のクリップもあるが、従来のクリップには、次のような欠点がある。
登録実用新案公報第3042584にあるような紙を差し込む部分を略V字状としたクリップは、このV字状の部分で紙に傷がつく、さらに紙を差し込む部分の形状が略V字形状と限定されてしまい、四角・丸・動物・鳥・魚などの色々な形状のクリップを作りたい場合にデザインが限定されてしまう。
一本の弾性線を折り曲げたゼムクリップ類は、弾性金属板を使用したクリップと比べて挟持力が弱いので挟んだ紙がズレやすく外れやすいという欠点と、さらに挟む紙の枚数が少ない時には他の紙が引っかかりにくいが、挟む紙が少し厚くなると他の紙が引っかかりやすくなる。
特開2000−190670・特開2002−219890などにあるような弾力性を有する平板の一部に歪みを与えて保持部を開閉するクリップにあっては、紙などを挟持した後にクリップの上からまちがって押さえてしまうと開いてしまう。
【0004】
特開平11−42877のクリップの構造では、小さなクリップであると指で押すことが難しくなるし、また紙を挟持する力を強くすれば自由端部側を開くには強い力が必要になる。
特開2002−120480のクリップにおいては、支持片の他端からV字形に曲げられた押え片を形成し、この押え片の外面と第2の支持片の内面との間に書類を差し込んで挟むようにするので、3枚板という構造になり、クリップ自身が厚くなってしまい、やはり他の紙などと引っかかりが生じてしまう。
公開実用新案昭和61−133375のように横から挿入し回転させて紙を綴じる構造のクリップでは、どうしても横の差込部分だけよけいに突出させているので、プラスチックや紙などのシートに設けられた切れ目に差し込む場合にはその突出分だけ長くなった切れ目でなければうまく差し込めないため、小さな切り込みに対応するのは困難である。
特許第2958679の上板と下板とを基板で挟んで対面延長させただけの紙挟持クリップ用差込口板のものでは、確かに板バネ式クリップの内側に入れて保持すれば、手指だけでは紙などを差し込めない従来の板バネ式クリップが紙などを手指で差し込めるようにはなる。しかし、紙挟持クリップ用差込口板の上から板バネ式クリップを止めただけでは、使用後しばらくの時期はしっかり固定されているが、板バネ式クリップと紙挟持クリップ用差込口板とが使用している間に離れてしまうので、板バネ式クリップと紙挟持クリップ用差込口板とは接着剤などで接着して固定しなければならず、その組立を自動化するには投資費用がかかり、手作業でつくるには手間がかかり、結局は製造コストが大変にかかることになる。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、次の三点にある。
第1の課題は、紙などのシートを挟持した後に他の紙に引っかからず、プラスチックや紙などのシートに設けた切れ目にも簡単に差し込めて外れにくい、形状の多様性に対応できる一つの構造体で作られた挟持力の強いクリップを提供する点にある。
第2の課題は、挟持力のあるクリップを接着剤など使用せずに導入補助板に差し込むだけで、手指だけで紙などを簡単に強く挟める二重クリップが作れる導入補助板を提供する点にある。
第3の課題は、挟持力のあるクリップを接着剤など使用せずに導入補助板に差し込むだけで、手指だけで紙などを簡単に強く挟めて、挟持力のあるクリップが表面に出現しない二重クリップがつくれる導入補助板を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、手指だけで紙を強く挟持できるとともにシートなどに設けられた切れ目などに簡単に差し込めて、かつ紙を綴じた状態であっても他の紙などに引っかかることがなく、色々な形状のものができ、挟んだ紙が外れにくいクリップにするには、打ち抜いた金属板を用いて基板を挟んで上挟持板と上挟持板よりも長い下挟持板とを対面して曲げて開放側を当接させ、その下挟持板の先端部分を内側に曲げればよいと考えた。
本発明の課題を解決するためには、次の矛盾する問題を解決すればよいと考えた。
手指で簡単に曲がらない弾性材料板でできたクリップに手指だけで紙を真っ直ぐに滑らせて差し込んで挟むには、クリップの差込部は予め広がって開いていなければならない。ところが、紙を挟んだ状態の時に他の紙などに引っかからないためには差込部は予め閉じていなければならない。この矛盾を解決することが本発明の最も重要なポイントであると考えて、色々試作しあれこれ考えて本発明を完成させた。
本発明に関わるクリップは、前記の課題を解決したものであって、次のようなものである。
すなわち、上挟持板3と上挟持板3の先端よりも長く延びた下挟持板4とを基板2を挟んで対面させて開放側を当接させた弾性材料からなるクリップ1において、当接部から開放側に向けて上挟持板3から離れて曲げて更に上挟持板3の開放側で反対に上挟持板3へ近づけて曲げた下挟持板4を設けてなるものである。後で紹介する実施例のようにプラスチックで成形加工してもよい。
【0007】
請求項2記載の発明では、挟持力の強いクリップ1を接着剤など使用せずに導入補助板10に取り付けて組み立てた後に、クリップ1と導入補助板10とが使用しても外れることがないようにするにはどのようにすればよいか、いろいろ試作して考えた。そして、上導入板13と導入基板12との連接部近くに、下導入板14と導入基板12との連接部近くに、穴や切り込みを設けて、そこにクリップ1の上挟持板3か下挟持板4のどちらかをそれぞれの穴や切り込みに差し込むことで、クリップ1の基板2は導入補助板10の導入基板12により上から押さえられることになり、クリップ1と導入補助板10は外れることがなくなる。
本発明に関わる導入補助板10は、前記の課題を解決したものであって、次のようなものである。すなわち、上導入板13と下導入板14とが導入基板12を挟んで連接されていて、導入基板12と上導入板13との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口15を設け、導入基板12と下導入板14との連接部近傍にクリップ1を保持するクリップ保持口15を設けたものである。一つのクリップ1だけを取り付ける場合には二つのクリップ保持口15を設けているが、複数のクリップ1を取り付けられるようにクリップ保持口15を複数個設けてもよい。
【0008】
請求項3記載の発明では、挟持力の強いクリップ1を接着剤など使用せずに導入補助板10aに差し込むだけで、手指だけで紙などを簡単に差し込めて、更にクリップ1が表面に出現しない導入補助板10aを提供するにはどのようにすればよいか考えた。そして、上導入板13または下導入板14に空洞部を設けてクリップ1の上挟持板3または下挟持板4を包み込むようにすればばよいと考えた。本発明に係わる導入補助板10aは、前記の課題を解決したものであって、次のようなものである。すなわち、上導入板13と下導入板14とが導入基板12を挟んで連接されていて、導入基板12と上導入板13との連接部近傍にクリップ1を保持するクリップ保持口15を設け、導入基板12と下導入板14との連接部近傍にクリップ1を保持するクリップ保持口15を設け、上導入板13あるいは下導入板14にクリップを覆い被せるクリップ被覆部17を設けたものである。
請求項4記載の発明では、上導入板13と下導入板14の両方にクリップ被覆部17、17を設けたものである。本発明に係わる導入補助板10bは次のようなものである。すなわち、上導入板13と下導入板14とが導入基板12を挟んで連接されていて、導入基板12と上導入板13との連接部近傍にクリップ1を保持するクリップ保持口15を設け、導入基板12と下導入板14との連接部近傍にクリップ1を保持するクリップ保持口15を設け、上導入板13と下導入板14とにクリップを覆い被せるクリップ被覆部17を設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明によれば、上挟持板3と下挟持板4との間に挟む紙Pを入れて、そのまま当接部に向けて真っ直ぐに紙Pを押し込み、さらに基板2に向けて滑らしながら押し込む。このようにして紙Pはクリップ1に挟持保持される。このクリップ1により紙が挟持されている状態では、上挟持板3の先端部と紙Pとが接触しており、また下挟持板4の先端部も紙Pに接触しているので、他の紙やシートなどに引っかかることがなくなる。
請求項2記載の発明によれば、上導入板13と下導入板14とを対面させた導入補助板10、10cに設けてあるクリップ保持用の二つのクリップ保持口15に挟持力の強い板バネ式クリップ1の上挟持板3か下挟持板4を差込み貫通させる。すると導入基板12が外側にクリップ1の基板2が内側となる。このためにクリップ保持口15と導入基板12によりクリップ1は保持されるので、接着剤などを使用しなくてもクリップ1と導入補助板10、10cとは外れることがなくなり、手指だけで簡単に紙Pを差し込むことのできる二重クリップ20が作成できる。
請求項3記載の発明によれば、クリップ1の上挟持板3または下挟持板4がクリップ被覆部17で包み込まれるので、クリップ1の上挟持板3か下挟持板4のどちらかは導入補助板の表に出現しなくなる。
請求項4記載の発明によれば、クリップ1の上挟持板3と下挟持板4がクリップ被覆部17に包み込まれるので、クリップ1の上挟持板3と下挟持板4の両方が導入補助板10bの表に出現しなくなる。
【0010】
【実施例】
実施例1
本発明の実施例1を、図1から図4に基づいて説明する。
図1は実施例1のものの構造を示す斜視図で、図2は実施例1のもののA−A断面図である。図3と図4は、実施例1のものの使用状態を示す断面図である。実施例1のクリップ1は弾性金属板を抜き打ちした後に折り曲げて作られたものである。
この実施例1のものは、抜き打ちした一枚の細長い弾性金属板の中心から偏った位置に基板2を設けてその基板2を挟んで曲げて、上挟持板3と下挟持板4とを当接させている。その上挟持板3は、平らな形状となっている。その下挟持板4は、上挟持板3との当接部から開放側に向けて上挟持板3から離れて曲がっていて更に上挟持板3の開放先端側で上挟持板3へ近づけて曲げてある。そして更に下挟持板4は、上挟持板3の先端部より先に延びてその上挟持板3の先端部からの延長線より上にくる構造となっている。下挟持板4が上挟持板3の先端部より上にこなくても、他の紙などに引っかかりにいという機能はある程度はっきできる。
【0011】
以上のような構造であるから、上挟持板3の先端部と下挟持板4の先端部とに空間ができる。そして、本格的に紙Pを挟持するまでの差込のための補助としてその空間は作用するので、手指だけで紙を差し込むことができるのである。
紙Pを挟持するときには、図3に示すように、上挟持板3と下挟持板4との空間に紙Pを置き、次にそのまま紙Pを基板2に向かって真っ直ぐ押し込む。
図4は紙Pを挟んだ状態を示している。上挟持板3の先端部の延長線と下挟持板4の先端部とが交差する構造となっているので、上挟持板3の先端部が紙Pの上側と接し、下挟持板4の先端部が紙Pの下側に接した状態となっている。
こうして、手指だけでクリップ1に紙Pを簡単にしかも強く挟持することができ、しかも紙などを挟持している状態の時には他のシートなどに引っかかることがない。
この実施例1においては、基板2は平らであるが、色々な形状が考えられる。また、上挟持板3は真っ直ぐに延びた状態であるが、その先端部ではわずかに開くように曲げてあっても、綴じる紙があまり厚くない場合には、他の紙との引っかかりが少なくて使用する上であまり問題がない。
【0012】
実施例2
本発明の実施例2を、図5に基づいて説明する。
図5は実施例2の断面図である。実施例2はプラスチックを成形加工したものである。プラスチックで成形加工した場合には、上挟持板3と下挟持板4とを当接させる力が余り強くならないので、挟持力を強くするためにプラスチック製クリップでは一般に行われている当接部またはその近傍に凹凸を設ける方法で、上挟持板3の当接部に突出部13を設けている。さらに下挟持板4の開放側先端部は丸みを持たせて曲げてある。
使い方は、実施例1と同じである。
【0013】
実施例3
図6から図10は、実施例3の導入補助板10についての例を示したものである。本発明の実施例3を、図6から図10に基づいて説明する。
図6は実施例3の導入補助板10の展開図、図7は実施例3のものを折り曲げた状態を示す斜視図である。図8は実施例3の導入補助板10にクリップ1を組み付けた二重クリップ20の斜視図、図9はその二重クリップ20のもののB−B断面の拡大図、図10は実施例1で作った二重クリップ20の使用状態を示す断面の拡大図である。
図6は、導入補助板10の展開図であって、厚さ0.4mmのポリプロピレン板を面取りした横に長い長方形に抜き打ちして作った物で、手指で簡単にまげられるものである。この導入補助板10の横方向の中心から少し右にずれた位置に、組み付けるクリップ1の基板2の挟持厚さを支配する縦幅寸法とほぼ同じ寸法に離れた2本の平行な折線11、11を設けている。これにより、導入基板12と、その導入基板12に連結して上導入板13と上導入板13より長い下導入板14とが形成される。更に折線11、11のほぼ中央に切れ目を形成してクリップ保持口15、15を設けている。
【0014】
図7は、導入補助板10の折線11、11を折り曲げた時の斜視図である。
図8は、本発明のクリップ1をこの導入補助板10のクリップ保持口15、15に差し込んで二重クリップ20としたものの斜視図である。このようにすることで、プラスチック板を抜き打ちした色々な形状の導入補助板10により色々な形状の二重クリップ20が、接着剤などを使用せずに簡単にしかも低コストで作成できるようになる。
図9は、図8のB−B断面図の拡大図である。クリップ1の上挟持板3と下挟持板4は導入補助板10の外側になっている。そしと導入基板12がクリップ保持口15、15に通されているので、導入補助板10の導入基板12の内側にクリップ1の基板2がくることになる。すなわち、クリップ1と導入補助板10とは外れることがなくなる。
図10は、この二重クリップ20に紙Pを差し込む状態を示したものである。導入補助板10は手で曲げられる材料であるから上導入板13と下導入板14は手指で押し広げて紙Pを差し込むことができる。
【0015】
実施例4
本発明の実施例4を、図11から図15に基づいて説明する。
図11はクリップ被覆部シート16である。プラスチックの薄いシートを四角に切り、そのシートの片面側の端部に帯状のコ字状に感圧接着剤18を設けたものである。感圧接着剤18でなくても、粘着剤であってもよい。また、感圧接着剤18はコの字状でなくて両端に沿って帯状に設けてあってもよい。
図12はクリップ被覆部シート16を実施例3の導入補助板10に取り付けた状態の導入補助板10aの展開図である。クリップ被覆部シート16の接着剤のない部分と上導入板13との間に空間ができ、その空間がクリップ被覆部17を形成することになる。クリップ被覆部シート16を導入補助板10に取り付ける方法は、溶着などであってもよい。このクリップ被覆部シート16の形状はいろいろなものが考えられる。
図13は実施例4の導入補助板10aを折線11、11で折り曲げた状態の斜視図である。クリップ被覆部シート16は上導入板13の外側でなく内側になっているので、上導入板13にはクリップ1が出現しないようになる。
図14は実施例4の導入補助板10aにクリップ1を取り付けた状態の斜視図、図15はそのC−C断面の拡大図である。
【0016】
実施例5
本発明の実施例5を、図16から図17に基づいて説明する。
図16は実施例5の導入補助板10bの斜視図である。この実施例5では、プラスチックの一体成形で作成したものである。クリップ被覆部17は貫通しているが、先端まで延びなくい留まり穴の状態であってもよい。
図17はそのD−D断面図である。
【0017】
実施例6
本発明の実施例6を、図18と図19に基づいて説明する。
図18は実施例6の導入補助板10cの展開図で、図19は導入補助板10cを折り曲げた状態を示したものである。
図18は、導入補助板10cの展開図であって、厚さ0.4mmのポリプロピレン板を抜き打ちして作った物である。この導入補助板10cの横方向の中心から少し右にずれた位置に、組み付けるクリップ1の基板2の挟持厚さを支配する縦幅寸法とほぼ同じ寸法に離れた2本の平行な折線11、11を導入補助板10cの端まで延ばさずに途中までとして切り込んである。そして上導入板13側の折線11の両端から下導入板14に向けて丸みを持たせた切り込みを設けている。更に折線11、11のほぼ中央に切れ目を形成してクリップ保持口15、15を設けている。
図19は図18の導入補助板10cを折線11、11で折り曲げたものの斜視図である。紙などを差し込む導入側とは反対側に向かって上導入板13の一部分が突き出た形となり、その突き出した部分はインデックスなどに利用できる。
【0018】
以上、図面に示して詳述した実施例と図面に示さずに記述した実施例について説明した。しかし本発明はこのような各実施例に限定されず、本発明の精神を逸脱しない種種の変形実施が可能である。例えば導入補助板には弾性体が適しているが、紙などであってもかまわない。材質・厚さ・大きさ形状などはその機能が働くものであれば色々と変更できる。
一つのクリップ1を取り付けるものである導入補助板について述べてきたが、クリップ保持口15は二つ以上のクリップが設けられるようにしてもよい。またその位置は折線11の中心でなく左右どちらかに寄っていてもよいし、クリップ保持口15の形状は取り付けるクリップ1の断面形状によってその形状に適した形状であればよいので、丸・三角いろいろな形状が考えられる。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、手指だけで紙を強く挟持でき、かつ紙を綴じた状態であっても他の紙などに引っかかることがなく、色々な形状のものができ、上から押されても開かず、かつシートなどに設けられた切れ目などにも簡単に差し込める。
請求項2の発明によれば、手指だけで紙などを簡単に強く挟める二重クリップが接着剤などを使用せずに低コストで作れる。
請求項3の発明によれば、手指だけで紙などを簡単に強く挟める二重クリップが作れて、さらにクリップの上挟持板か下挟持板のどちらかが導入補助板の上導入板か下導入板のどちらかの表面に出現しないので、上導入板か下導入板のどちらか一方のクリップが出現しない外側表面はクリップにじゃまされず、印刷などに全てが利用できるようになる。
請求項4の発明によれば、手指だけで紙などを簡単に強く挟める二重クリップが作れて、さらにクリップの上挟持板と下挟持板とが導入補助板の上導入板と下導入板との両表面に出現しないので、クリップの出現しない上導入板と下導入板との外側表面はクリップにじゃまされず印刷などに全てが利用できるようになる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の構造を示す斜視図である。
【図2】実施例1のA−A線における断面図である。
【図3】実施例1のものに紙を差し込むときの断面図である。
【図4】実施例1のものに紙を挟持保持している状態の断面図である。
【図5】実施例2のものの断面図である。
【図6】実施例3を示す展開図である。
【図7】実施例3の導入補助板を折り曲げた状態の斜視図である。
【図8】実施例3の導入補助板にクリップ1を組み付けた状態の斜視図である。
【図9】実施例3の導入補助板にクリップ1を組み付けた状態のB−B断面の拡大図である。
【図10】実施例3の導入補助板にクリップ1を組み付けた状態での作用を示す断面の拡大図である。
【図11】実施例4のクリップ被覆部シートを示す展開図である。
【図12】実施例4のものの展開図である。
【図13】実施例4の導入補助板を折り曲げた状態の斜視図である。
【図14】実施例4の導入補助板にクリップ1を組み付けた状態の斜視図である。
【図15】実施例4の導入補助板にクリップ1を組み付けた状態のC−C断面の拡大図である。
【図16】実施例5の斜視図である。
【図17】実施例5のD−D断面の拡大図である。
【図18】実施例6の展開図である。
【図19】実施例6の導入補助板を折り曲げた状態の斜視図である。
【符号の説明】
P 紙
1 クリップ
2 基板
3 上挟持板
4 下挟持板
5 突出部
10 導入補助板
10a 導入補助板
10b 導入補助板
10c 導入補助板
11 折線
12 導入基板
13 上導入板
14 下導入板
15 クリップ保持口
16 クリップ被覆部シート
17 クリップ被覆部
18 感圧接着剤
20 二重クリップ
20a 二重クリップ

Claims (4)

  1. 上挟持板(3)と上挟持板(3)の先端よりも長く延びた下挟持板(4)とを基板(2)を挟んで対面させて開放側を当接させた弾性材料からなるクリップにおいて、当接部から開放側に向けて上挟持板(3)から離れて曲げて更に上挟持板(3)の開放側で反対に上挟持板(3)へ近づけて曲げた下挟持板(4)を設けたクリップ。
  2. 上導入板(13)と下導入板(14)とが導入基板(12)を挟んで連接されていて、導入基板(12)と上導入板(13)との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口(15)を設け、導入基板(12)と下導入板(14)との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口(15)を設けた導入補助板。
  3. 上導入板(13)と下導入板(14)とが導入基板(12)を挟んで連接されていて、導入基板(12)と上導入板(13)との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口(15)を設け、導入基板(12)と下導入板(14)との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口(15)を設け、上導入板(13)あるいは下導入板(14)にクリップの上挟持板(3)あるいは下挟持板(4)を覆い被せるクリップ被覆部(17)を設けた導入補助板。
  4. 上導入板(13)と下導入板(14)とが導入基板(12)を挟んで連接されていて、導入基板(12)と上導入板(13)との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口(15)を設け、導入基板(12)と下導入板(14)との連接部近傍にクリップを保持するクリップ保持口(15)を設け、上導入板(13)と下導入板(14)とにクリップの上挟持板(3)と下挟持板(4)とを覆い被せるクリップ被覆部(17)を設けた導入補助板。
JP2003155952A 2003-02-13 2003-04-25 クリップと導入補助板 Pending JP2004291611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003155952A JP2004291611A (ja) 2003-02-13 2003-04-25 クリップと導入補助板

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003076592 2003-02-13
JP2003155952A JP2004291611A (ja) 2003-02-13 2003-04-25 クリップと導入補助板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004291611A true JP2004291611A (ja) 2004-10-21

Family

ID=33421889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003155952A Pending JP2004291611A (ja) 2003-02-13 2003-04-25 クリップと導入補助板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004291611A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537853A (ja) * 2007-09-06 2010-12-09 セヴァスティアノヴァ アルヴェティナ ミカイロウナ 溝またはスリット内に入るクリップエッジを持つクリップレポートカバー
KR101855702B1 (ko) * 2016-01-29 2018-05-08 문제선 콤비 롤블라인드용 스크린클램프

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537853A (ja) * 2007-09-06 2010-12-09 セヴァスティアノヴァ アルヴェティナ ミカイロウナ 溝またはスリット内に入るクリップエッジを持つクリップレポートカバー
KR101855702B1 (ko) * 2016-01-29 2018-05-08 문제선 콤비 롤블라인드용 스크린클램프

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2575832Y2 (ja) クリップ
JP2004291611A (ja) クリップと導入補助板
JP3519016B2 (ja) 合成樹脂製事務用クリップ
JP6708854B2 (ja) クリップ及び綴じ方法
JP2837372B2 (ja) 髪止め具
JP3077370U (ja) 綴り具
JP3076641U (ja) ファイル
JP3168657U (ja) ホルダ
JP4041562B2 (ja) 止め具およびこの止め具を用いるファイル
JP3700537B2 (ja) 綴じ具
JP3123472U (ja) クリップ
JP2917854B2 (ja) クリップ
JP2005153433A (ja) レールホルダー
JP3064122U (ja) ファイル
KR200258627Y1 (ko) 매직 클립
JP2007090664A (ja) 冊子構成体及び冊子体
JP3079674U (ja) ベルト付きノート
JP3046077U (ja) 書類挟み
JP3160587U (ja) 冊子カバー
JP2001047780A (ja) ペーパークリップおよびその装着器−1
JP2002127662A (ja) 綴り具
JP3125291U (ja) 読書用具
JP3093642U (ja) 紙綴り具
JPH08267975A (ja) 書類挟持用クリップ体
JP3088645U (ja) ファイル