JP3123472U - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】きわめて薄い紙質の少ないペ−ジ数でも、書類にスム−ズにクリップがさし込まれ,且つクリップから書類がズレ落ちない文具用のクリップを提供する。
【解決手段】金属薄板バネ材でなる略三角筒状クリップ本体1の一角が均等分割で、其の双方の折り曲げられた接合辺2が、クリップ本体1の持つ所定の弾発力で通常閉成体でなり該接合辺2は、書類3の差し込み自在に開口し、書類3を挟み、綴じ込み可能なクリップAにおいてその折り曲げられた接合辺2の双方、或いは片方に沿うって、少なくとも1個或いは数個の突状4を設け、これらの突状4が、接合辺2に差し込まれた書類3の紙面を押し圧c挟着によって,書類3がズレ落ちないようなクリップAを構成する。
【選択図】図1

Description

この考案は、書類等の紙類を挟む為の文具用品のクリップに関し、詳しくは少ない枚数の書類を弱い弾発力で挟み込み、挟み込んだ書類がクリップから離脱することのないクリップの改良に関する。
この種の従来の技術として、一般的に知られる文具用品でのクリップ2Aは、図6及び図7で述べるように、金属薄板バネ材でなるクリップ本体101の三角筒状の底辺に相当する基部100での2辺の曲げ角10aは鋭角に曲げられその三角筒状の頂点となる一角が均等分割で、その双方がやや傾斜に折り曲げられた折合辺102を構成するが、それらの双方の接合辺102同志は、基部100での曲げ角10aの鋭角曲げの度合いにより接合辺102はバネ材での弾発力をうけ常時押し圧cを受けながら双方が密着閉成体での接合辺102を構成することで、接合辺102に差し込まれた書類3が綴じこまれる。
そして又これらのクリップ本体101の両面には、細長い突状の指掛け部10bが設けられて、且つ接合辺102の両サイド近部はやや出っ張った形状で、これらの飛び出し10cは、クリップを書類に差し込む際に使うクリップ綴じ器に収納する際、そのクリップ綴じ器の具備する飛び出しレールに結合する際に使われる飛び出し10cとされる。(クリップ綴じ器は図示せず)
この様に構成するクリップ2Aは、図7で述べるように書類3を数枚重ね綴じするのに、クリップ本体101の双方の折り曲げられて開口自在でなる接合辺102を書類3サイドに向けて,クリップ綴じ器を使って差し込む事で書類3はクリップ2Aで綴じこまれ、接合辺102の押し圧cをうけてバラけることなく書類3を挟着することができる構成である。
しかしながら,上記する従来技術の場合は、綴じる書類3の枚数が少なくなるに従い書類3を押し圧cする接合辺102のバネ圧が弱まる為に,書類の持ち運びや,テ−ブルに積み上げたこれらの書類3の取り出しなどの際にクリップ2Aのゆるみや脱落などで書類3がバラけるなどの課題がある。
また常時押し圧cを受けながら双方の接合辺102は密着閉成体での、その押し圧cを当初から強めてあるクリップ本体101にすると、挟み込む書類3の枚数を増やすに従い開口する接合辺102の押し圧cが強すぎてしまい,クリップ2Aが書類3に食いついたり,或いは書類3のクリップ2A外しに指先を痛めてしまうなどの課題がある。
何れにせよ、この種のクリップ2Aは接合辺102の全開きと最小開きとの書類3の押し圧c差が大きいため,最小開きでの弱い押し圧cで綴じた書類3でもバラけることのない接合辺102の改良が強く要望されていた。
この考案はかかる欠点ともなる課題を解決するために請求項1を図1,図2,図3、で述べるに,金属薄板バネ材でなる略三角筒状クリップ本体1の一角が均等分割で,その双方が外向きに折り曲げられて、書類3のさし込みを容易にした接合辺2が,クリップ本体1の持つ所定の弾発力で通状閉成体でなり,該接合辺2は,書類のさし込み自在に開口し、書類3の挟み綴じ可能なクリップAで,書類3をさし込むのに呼び込み容易に外向きに双方をやや傾斜して折り曲げられた折合辺2の双方或いは片方に沿うって,少なくとも1個或いは数個の突状4を設け、これらの突状4が,接合辺2からさし込まれた書類3の紙面に侠着押し圧cがはたらき、書類3に突状が働き、接合辺2からの書類3のズレ落ちを防止可能にする構成である。
即ち書類3の紙面に点の集中押し圧cをかけて,紙面の滑りを防止する仕組みにすることで解決するものである。
次に請求項2を図4、図5、で述べるに前記する接合辺2の片方に設けた1個或いは数個の突状4が、それに係合する凹状5を他の片方の接合辺2に符号して設けた構成にし、書類3のズレ落ちを防止可能する仕組みにする事で解決するものである。
本考案は上述の様に構成作用するので次の優れた効果を奏する。即ち請求項1で述べる様に、綴じ込む書類が少ない数枚でも、書類にさし込まれるクリップの接合辺に設けた突状が紙面にわずかながら食い込み挟み込まれることで,綴じ込む書類の分量に関係なく、クリップから書類がズレ落ちたりすることのない安全なクリップを提供出来る。
又請求項2で延べる様に、双方の接合辺に設けた突状とそれに係合する凹状との間に書類が挟み込まれることで,少ない枚数の綴じ込みだけでなく,格別に薄手の紙質などの綴じ込みもズレ落ちたりすることのないクリップを提供出来る。
以下に図示の実施例に基づいて本考案を更に詳細に説明する。
図1は本考案での第一実施例での全体を示す斜視図で、図2は図1での略三角筒状でのクリップ本体1の縦断面図を示し,更に図3は図1での略三角筒状でのクリップ本体1に書類3をさし込んだ使用例での縦断面図であり、これらのクリップ本体1は,薄いバネ製金属材で,多くはステンレスバネ材が使われ,略三角筒状で基部1aの両角は均等に鋭角に折り曲げられ,両辺の交じ合う一角である頂点は、2分割で其の双方がやや外向きに傾斜し折り曲げられ,書類3の呼び込み、さし込み易い接合辺2からなり,これらのクリップ本体1に押し圧aを矢印方向に付加することで通常閉成体の双方の接合辺2が開口し、書類3にさし込まれるが,双方の接合辺2は押し圧cを矢印方向に受けながら綴じ込みが行われ書類3がホ−ルドされる。
そしてこれらのクリップ本体1は,大,中,少様様なサイズの選択が出来る形状からなり、このクリップ本体1の接合辺2の双方に1個或いは数個の極小さな突状4を設けるが,本実施例では双方の接合辺2に沿うって2個の突状4が対向して設けた引例を示すが,双方の突状4が対向せずに、ちぐはぐにズラす等でも良く更には、双方の接合辺2のいずれかの片方のみに突状4を設けても良く、第一実施例では接合辺2に突状4を設けて書類面にこの突状4を突き当てることで,数枚の書類をも完璧に滑ることなく挟み込む構成を狙いとするものである。
次に図4は本考案での第二実施例での書類3を挟み込む寸前のクリップAの縦断面図で、図5は同じく第二実施例での書類3がクリップAに綴じ込まれた使用例での縦断面図であり、これらのクリップ本体1の双方の接合辺2の何れか片方の接合辺2に沿うって小さな突状4を設け,他の片方の接合辺2に前記突状4に係合する凹状5を設けることで,これらの接合辺2にさし込まれた書類3がかなり少ない枚数或いは比較的薄い紙でのクリップA止めも突状4と凹状5との間に侠着することで容易に書類3がクリップAから脱落することのない構成で、この実施例は薄く少ない紙を綴じるのに最適な構成である。
本考案に係わる第一実施例での全体斜視図である。 本考案に係わる第一実施例での縦断面図である。 本考案に係わる弟一実施例での使用例での縦断面図である。 本考案に係わる第二実施例での使用例での要部縦断面図である。 本考案に係わる第二実施例での使用例での要部縦断面図である。 従来技術での全体斜視図である。 従来技術での使用例での縦断面図である。
符号の説明
A,2A クリップ
1,101 クリップ本体
2,102 接合辺
3 書類
4 突状
5 凹状
a さし込み圧
b 開口圧
c 押し圧
100,1a 基部
10a コ−ナ−
10b 指掛け部
10c 飛び出し

Claims (2)

  1. 金属薄板バネ材でなる略三角筒状クリップ本体(1)の一角が均等分割で、其の双方の折り曲げられた接合辺(2)が、クリップ本体(1)の持つ所定の弾発力で通常閉成体でなり該接合辺(2)は、書類(3)の差し込み自在に開口し、書類(3)を挟み、綴じ込み可能なクリップ(A)においてて、その折り曲げられた接合辺(2)の双方或いは片方に沿うって、少なくとも1個或いは数個の突状(4)を設け、これらの突状(4)が、接合辺(2)に差し込まれた書類(3)の紙面を押し圧c挟着によって書類(3)の滑り止め、可能にした事を特徴とするクリップ(A)。
  2. 前記する接合辺(2)の片方に設けた少なくとも1個或いは数個の突状(4)が、それに係合する凹状(5)を、他の片方の接合辺(2)に設けた事を特徴とする請求項1記載のクリップ(A)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017150880A1 (ko) * 2016-03-02 2017-09-08 최중경 사무용 클립

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