JPH08266767A - オーバーロックミシン - Google Patents
オーバーロックミシンInfo
- Publication number
- JPH08266767A JPH08266767A JP7074140A JP7414095A JPH08266767A JP H08266767 A JPH08266767 A JP H08266767A JP 7074140 A JP7074140 A JP 7074140A JP 7414095 A JP7414095 A JP 7414095A JP H08266767 A JPH08266767 A JP H08266767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- thread tension
- tension
- sewing machine
- spring
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B47/00—Needle-thread tensioning devices; Applications of tensometers
- D05B47/02—Manually-controlled tensioning devices
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B1/00—General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both
- D05B1/08—General types of sewing apparatus or machines without mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making multi-thread seams
- D05B1/18—Seams for protecting or securing edges
- D05B1/20—Overedge seams
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05B—SEWING
- D05B19/00—Programme-controlled sewing machines
- D05B19/02—Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit
- D05B19/12—Sewing machines having electronic memory or microprocessor control unit characterised by control of operation of machine
- D05B19/16—Control of workpiece movement, e.g. modulation of travel of feed dog
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目 的】 オーバーロックミシンによる巻縫いが一つ
の糸調子器で、面倒な張力の調整作業を要することな
く、しかも縫いの切換時に糸経路を変えることなく簡易
に行えるようにする。 【構 成】 ミシンカバー1に進退可能に支持される糸
調子軸22と、糸調子軸22に遊嵌される一対の糸調子
皿14と、糸調子皿間を通る下ルーパー糸に縁かゞり縫
いを形成するのに必要な糸張力を付与するコイルバネ2
5と、スリット部分で糸調子軸22の小径部21に嵌押
されるバネ押え41と、バネ押え41を押し込み、これ
により糸調子軸22を押し込んで糸調子皿間を通る下ル
ーパー糸にコイルバネ25と共に巻縫いを形成するのに
必要な手張力を付与するコイルバネ42と、送り量調節
0イヤル11の操作によって回動し、バネ押え41をバ
ネ25の作用に抗して押し込むレバー44とよりなる。
の糸調子器で、面倒な張力の調整作業を要することな
く、しかも縫いの切換時に糸経路を変えることなく簡易
に行えるようにする。 【構 成】 ミシンカバー1に進退可能に支持される糸
調子軸22と、糸調子軸22に遊嵌される一対の糸調子
皿14と、糸調子皿間を通る下ルーパー糸に縁かゞり縫
いを形成するのに必要な糸張力を付与するコイルバネ2
5と、スリット部分で糸調子軸22の小径部21に嵌押
されるバネ押え41と、バネ押え41を押し込み、これ
により糸調子軸22を押し込んで糸調子皿間を通る下ル
ーパー糸にコイルバネ25と共に巻縫いを形成するのに
必要な手張力を付与するコイルバネ42と、送り量調節
0イヤル11の操作によって回動し、バネ押え41をバ
ネ25の作用に抗して押し込むレバー44とよりなる。
Description
【産業上の利用分野】本発明は、通常の縁かヾり縫い
と、巻き縫いとの切換えが容易に出来るオーバーロック
ミシンに関する。
と、巻き縫いとの切換えが容易に出来るオーバーロック
ミシンに関する。
【従来技術】巻き縫いは通常、一本針三本糸のオーバー
ロックミシン或いは鉤ルーパーを備えた一本針二本糸の
オーバーロックミシンを用い、押え金及び針板を巻き縫
い用のものと取換え、かつ下ルーパ糸或いはルーパ糸
(以下、下糸という)の張力を大に、送り量を小にする
ことによって形成される。図1は一本針三本糸のオーバ
ーロックミシンによって形成される通常の縁かヾり縫い
を示すものであり、図2は、下糸張力を大(通常の縁か
ヾり縫い時の倍程度)、送り量を小にして上ルーパ糸を
布裏側に引込ませ、かつ縫い目ピッチを小さくした巻き
縫いを示すものである。こうした巻き縫いは生地が薄い
場合、布縁がロール状となって丈夫で美麗となることか
ら、ハンカチ等の縁かヾり縫いに多く用いられている。
ロックミシン或いは鉤ルーパーを備えた一本針二本糸の
オーバーロックミシンを用い、押え金及び針板を巻き縫
い用のものと取換え、かつ下ルーパ糸或いはルーパ糸
(以下、下糸という)の張力を大に、送り量を小にする
ことによって形成される。図1は一本針三本糸のオーバ
ーロックミシンによって形成される通常の縁かヾり縫い
を示すものであり、図2は、下糸張力を大(通常の縁か
ヾり縫い時の倍程度)、送り量を小にして上ルーパ糸を
布裏側に引込ませ、かつ縫い目ピッチを小さくした巻き
縫いを示すものである。こうした巻き縫いは生地が薄い
場合、布縁がロール状となって丈夫で美麗となることか
ら、ハンカチ等の縁かヾり縫いに多く用いられている。
【発明が解決しようとする課題】一般の多くのオーバー
ロックミシンでは、巻き縫いを行う際には、上述するよ
うに、押え金や針板等の部品を巻き縫い専用部分に交換
すると共に、下糸の張力を強くせねばならないが、張力
の調整は、複数の糸の複雑な絡みによる縫い目のため、
好ましい張力のバランスを得るまでの調整作業が容易で
なく、かなりな時間を要する。巻き縫いから通常の縁か
ヾり縫いに戻すときも同様で、押え金や針板等を通常の
標準部品に変えると共に、縁かヾり縫いに適した好まし
い張力バランスを得るための面倒な調整作業を必要とす
る。本発明は、上述するような張力の面倒な調整作業を
行うことなく、縁かヾり縫いより巻き縫いへ、或いはそ
の逆の切換えが容易にできるオーバーロックミシンを提
供することを目的とする。
ロックミシンでは、巻き縫いを行う際には、上述するよ
うに、押え金や針板等の部品を巻き縫い専用部分に交換
すると共に、下糸の張力を強くせねばならないが、張力
の調整は、複数の糸の複雑な絡みによる縫い目のため、
好ましい張力のバランスを得るまでの調整作業が容易で
なく、かなりな時間を要する。巻き縫いから通常の縁か
ヾり縫いに戻すときも同様で、押え金や針板等を通常の
標準部品に変えると共に、縁かヾり縫いに適した好まし
い張力バランスを得るための面倒な調整作業を必要とす
る。本発明は、上述するような張力の面倒な調整作業を
行うことなく、縁かヾり縫いより巻き縫いへ、或いはそ
の逆の切換えが容易にできるオーバーロックミシンを提
供することを目的とする。
【課題の解決手段及び作用】本発明のオーバーロックミ
シンはそのため、ミシンフレームに支持される糸調子軸
と、糸調子軸に互いに向かい合わせにして遊嵌される一
対の糸調子皿と、糸調子皿を互いに押え付け、糸調子皿
間を通る下糸に通常の縁かゞり縫いを形成するのに必要
な糸張力を付与する主バネと、主バネと協働して糸調子
皿間を通る下糸に巻き縫いを形成するのに必要な糸張力
を付与する補助バネと、補助バネの糸調子皿への作用を
解除することができる解除手段とを有することを特徴と
する。本発明のオーバーロックミシンによれば、下糸
は、巻き縫い時においては主バネと補助バネの相方から
糸張力を付与されるが、縁かゞり縫い時においては、解
除手段により補助バネの糸調子皿への作用が解除され、
主バネのみが糸調子皿へ作用する。巻き縫いを行う時に
は一般に、下糸に付与される糸張力を大にするほか、送
り量も小さくされる。したがって解除手段を機能させな
いで、主バネと共に補助バネにより下糸に糸張力を付与
させる場合には、送り量も小さくなるように、解除手段
と送り量調整機構を連動させるのが望ましい。それには
例えば、送り量調整のためのダイヤルの軸に切換用カム
を固着し、該カムと解除手段を連動させるとよい。
シンはそのため、ミシンフレームに支持される糸調子軸
と、糸調子軸に互いに向かい合わせにして遊嵌される一
対の糸調子皿と、糸調子皿を互いに押え付け、糸調子皿
間を通る下糸に通常の縁かゞり縫いを形成するのに必要
な糸張力を付与する主バネと、主バネと協働して糸調子
皿間を通る下糸に巻き縫いを形成するのに必要な糸張力
を付与する補助バネと、補助バネの糸調子皿への作用を
解除することができる解除手段とを有することを特徴と
する。本発明のオーバーロックミシンによれば、下糸
は、巻き縫い時においては主バネと補助バネの相方から
糸張力を付与されるが、縁かゞり縫い時においては、解
除手段により補助バネの糸調子皿への作用が解除され、
主バネのみが糸調子皿へ作用する。巻き縫いを行う時に
は一般に、下糸に付与される糸張力を大にするほか、送
り量も小さくされる。したがって解除手段を機能させな
いで、主バネと共に補助バネにより下糸に糸張力を付与
させる場合には、送り量も小さくなるように、解除手段
と送り量調整機構を連動させるのが望ましい。それには
例えば、送り量調整のためのダイヤルの軸に切換用カム
を固着し、該カムと解除手段を連動させるとよい。
【実施例】図3及び図4は、一本針三本糸のオーバーロ
ックミシンについて示すもので、ミシンカバー1の前面
上部には、二本針三本糸のオーバーロックミシンとして
使用するときに用いる左針糸用糸調子器2と右針糸用糸
調子器3、上ルーパー糸用糸調子器4及び下ルーパー糸
用糸調子器5がそれぞれ配置され、図示省略した糸巻き
より糸調子器3に通した針糸が針6に、糸調子器4に通
した上ルーパー糸が上ルーパー7に、糸調子器5に通し
た下ルーパー糸が下ルーパー8に、それぞれ所定の糸経
路を辿って通されるようにしてあり、ミシン本体9の側
面には、送り調整用のダイヤル11が突設され、ダイヤ
ル11の回動操作により送り量が調整されるようになっ
ている。上述の各糸調子器2、3、4及び5はそれぞ
れ、図5〜図9に示されるように、ミシンカバー1に一
体形成される肉厚の支承部1aに強制嵌合されるブッシ
ュ13と、向かい合わせをなす一対の糸調子皿14と、
糸調子皿14に面した側に突起15を周方向に一定間隔
で三個形成した調子皿押え16と、糸掛け部17を一体
形成した座金18と、調子皿押え16と一対の調子皿1
4及び座金18を通してブッシュ13に摺動かつ回動可
能に嵌押され、先端側にネジ19を切り、頭部20との
間に小径部21を形成した糸調子軸22と、ブッシュ1
3より突出する糸調子軸22の溝23に嵌着されたEリ
ング24と、ブッシュ13より突出する糸調子軸22の
ネジ19に装入されるコイルバネ25と、糸調子軸22
のネジ19に螺着され、かつ支承部1aに取着されるフ
ォーク金具26に嵌押されて回転止めされるコイルバネ
押え27と、コイルバネ押え27を一回転方向に付勢し
てフォーク金具26のフォーク一側に押し当てるつる巻
きバネ28と、ミシンカバー前面に突出する糸調子軸端
に嵌着固定されるテンション調節撮み29と、ミシンカ
バー前面に嵌押され、一対の糸調子皿14の回転止めを
行うストッパーピン31とよりなっており、テンション
調節撮み29により糸調子軸22を一方向或いは逆方向
に回転させると、コイルバネ押え27が糸調子軸22の
ネジ19に沿って進退し、これにより支承部1aとコイ
ルバネ押え27との間に介装するコイルバネ25が伸縮
してバネ圧が変化し、糸調子皿間の押え圧が調節される
ようになっている。糸調子器2、3、4及び5のうち、
下ルーパー糸用糸調子器5には更に、ミシンカバー表面
に突出形成された取付座33に止ネジ34によって止着
され、一端の透孔35が糸調子軸22のネジ19に遊嵌
する凸形の取付け金具36と、取付け金具36の他端の
差込み孔37に差し込まれて傾動可能に支持され、中央
に形成される鍵孔38の円形部分に糸調子軸22の頭部
20を差し込んだのち、長手方向に位置をずらすことに
より鍵孔のスリット部に小径部21が嵌押される長板状
のバネ押え41と、ミシンカバー表面とバネ押え41と
の間に介装し、バネ押え41を介して小径部21がスリ
ット部に嵌押する糸調子軸22の頭部20を押え込み、
糸調子皿間に補助テンション圧を付加する補助バネとし
てのコイルバネ42とを有し、糸調子皿間にはコイルバ
ネ25とコイルバネ42の両コイルバネが常に作用する
ようにしてある。そして送り量調整用のダイヤル11に
切換カム43が一体に回転するようにして連結され、切
換カム43には図8及び図9に示されるように、レバー
44が係合し、ダイヤル操作により切換カム43を回動
すると、レバー44が図8の状態より反時計方向に回動
し、バネ押え41をコイルバネ42の作用に抗して押し
込んで頭部20より引き離し(図9)、コイルバネ42
の作用が糸調子軸22に作用しないようにしてある。本
装置は以上のように構成され、通常の縁かゞり縫いを行
うときには、ダイヤル操作により切換カム43を図9に
示す位置に切換え、レバー先端でバネ押え41を押し込
んでコイルバネ42の糸調子皿14への作用を解除し、
コイルバネ25のみが糸調子皿14に作用するようにさ
せる。なお、縁かゞり縫い時の送り量の調整は、切換カ
ム43の高部43aがレバー44に作用している間に、
また巻き縫い時の送り量の調整は、切換カム43の低部
43bがレバー44に作用している間に行われ、切換カ
ム43の低部43bがレバー44に作用している間は、
縁かゞり縫い時より送り量が小さくされる。本装置によ
れば、巻き縫いを行うとき、或いは巻き縫いより通常の
縁かゞり縫いに戻すときに一々、糸張力の調整を行う必
要がなく、一度得られた張力のバランスを変えなくても
よいので、縁かゞり縫いより巻き縫いへ、或いはその逆
の切換えが容易となること、一つの糸調子器で縁かゞり
縫いと巻き縫いの切換えが行われ、機構がシンプルなも
のとなること、縁かゞり縫いと巻き縫いの切り替え時に
糸経路を変えなくてもよいこと、一つのダイヤル操作に
よって縁かゞり縫い或いは巻き縫いのためのテンション
切換えと送り量調整が行え、両縫いの切換えが行えるこ
と、撮みがフレーム前面に突出しているため操作し易い
こと等の効果を有する。
ックミシンについて示すもので、ミシンカバー1の前面
上部には、二本針三本糸のオーバーロックミシンとして
使用するときに用いる左針糸用糸調子器2と右針糸用糸
調子器3、上ルーパー糸用糸調子器4及び下ルーパー糸
用糸調子器5がそれぞれ配置され、図示省略した糸巻き
より糸調子器3に通した針糸が針6に、糸調子器4に通
した上ルーパー糸が上ルーパー7に、糸調子器5に通し
た下ルーパー糸が下ルーパー8に、それぞれ所定の糸経
路を辿って通されるようにしてあり、ミシン本体9の側
面には、送り調整用のダイヤル11が突設され、ダイヤ
ル11の回動操作により送り量が調整されるようになっ
ている。上述の各糸調子器2、3、4及び5はそれぞ
れ、図5〜図9に示されるように、ミシンカバー1に一
体形成される肉厚の支承部1aに強制嵌合されるブッシ
ュ13と、向かい合わせをなす一対の糸調子皿14と、
糸調子皿14に面した側に突起15を周方向に一定間隔
で三個形成した調子皿押え16と、糸掛け部17を一体
形成した座金18と、調子皿押え16と一対の調子皿1
4及び座金18を通してブッシュ13に摺動かつ回動可
能に嵌押され、先端側にネジ19を切り、頭部20との
間に小径部21を形成した糸調子軸22と、ブッシュ1
3より突出する糸調子軸22の溝23に嵌着されたEリ
ング24と、ブッシュ13より突出する糸調子軸22の
ネジ19に装入されるコイルバネ25と、糸調子軸22
のネジ19に螺着され、かつ支承部1aに取着されるフ
ォーク金具26に嵌押されて回転止めされるコイルバネ
押え27と、コイルバネ押え27を一回転方向に付勢し
てフォーク金具26のフォーク一側に押し当てるつる巻
きバネ28と、ミシンカバー前面に突出する糸調子軸端
に嵌着固定されるテンション調節撮み29と、ミシンカ
バー前面に嵌押され、一対の糸調子皿14の回転止めを
行うストッパーピン31とよりなっており、テンション
調節撮み29により糸調子軸22を一方向或いは逆方向
に回転させると、コイルバネ押え27が糸調子軸22の
ネジ19に沿って進退し、これにより支承部1aとコイ
ルバネ押え27との間に介装するコイルバネ25が伸縮
してバネ圧が変化し、糸調子皿間の押え圧が調節される
ようになっている。糸調子器2、3、4及び5のうち、
下ルーパー糸用糸調子器5には更に、ミシンカバー表面
に突出形成された取付座33に止ネジ34によって止着
され、一端の透孔35が糸調子軸22のネジ19に遊嵌
する凸形の取付け金具36と、取付け金具36の他端の
差込み孔37に差し込まれて傾動可能に支持され、中央
に形成される鍵孔38の円形部分に糸調子軸22の頭部
20を差し込んだのち、長手方向に位置をずらすことに
より鍵孔のスリット部に小径部21が嵌押される長板状
のバネ押え41と、ミシンカバー表面とバネ押え41と
の間に介装し、バネ押え41を介して小径部21がスリ
ット部に嵌押する糸調子軸22の頭部20を押え込み、
糸調子皿間に補助テンション圧を付加する補助バネとし
てのコイルバネ42とを有し、糸調子皿間にはコイルバ
ネ25とコイルバネ42の両コイルバネが常に作用する
ようにしてある。そして送り量調整用のダイヤル11に
切換カム43が一体に回転するようにして連結され、切
換カム43には図8及び図9に示されるように、レバー
44が係合し、ダイヤル操作により切換カム43を回動
すると、レバー44が図8の状態より反時計方向に回動
し、バネ押え41をコイルバネ42の作用に抗して押し
込んで頭部20より引き離し(図9)、コイルバネ42
の作用が糸調子軸22に作用しないようにしてある。本
装置は以上のように構成され、通常の縁かゞり縫いを行
うときには、ダイヤル操作により切換カム43を図9に
示す位置に切換え、レバー先端でバネ押え41を押し込
んでコイルバネ42の糸調子皿14への作用を解除し、
コイルバネ25のみが糸調子皿14に作用するようにさ
せる。なお、縁かゞり縫い時の送り量の調整は、切換カ
ム43の高部43aがレバー44に作用している間に、
また巻き縫い時の送り量の調整は、切換カム43の低部
43bがレバー44に作用している間に行われ、切換カ
ム43の低部43bがレバー44に作用している間は、
縁かゞり縫い時より送り量が小さくされる。本装置によ
れば、巻き縫いを行うとき、或いは巻き縫いより通常の
縁かゞり縫いに戻すときに一々、糸張力の調整を行う必
要がなく、一度得られた張力のバランスを変えなくても
よいので、縁かゞり縫いより巻き縫いへ、或いはその逆
の切換えが容易となること、一つの糸調子器で縁かゞり
縫いと巻き縫いの切換えが行われ、機構がシンプルなも
のとなること、縁かゞり縫いと巻き縫いの切り替え時に
糸経路を変えなくてもよいこと、一つのダイヤル操作に
よって縁かゞり縫い或いは巻き縫いのためのテンション
切換えと送り量調整が行え、両縫いの切換えが行えるこ
と、撮みがフレーム前面に突出しているため操作し易い
こと等の効果を有する。
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項1記載のオーバーロックミシ
ンによれば、巻き縫いを行うとき、或いは巻き縫いより
通常の縁かゞり縫いに戻すときに一々、糸張力の調整を
行う必要がなく、一度得られた張力のバランスを変えな
くてもよいので、縁かゞり縫いより巻き縫いへ、或いは
その逆の切換えが容易となるほか、一つの糸調子器で縁
かゞり縫いと巻き縫いの切替えを行うことができて、糸
調子器の機構をシンプルにすることができ、しかも縁か
ゞり縫いと巻き縫いの切り替え時に糸経路を一々変えな
くてもよい。請求項2記載のオーバーロックミシンによ
れば、縁かゞり縫い及び巻き縫いの切換えと、送り量の
調整を連動させることができ、したがって一つの操作で
縁かゞり縫い及び巻き縫いのテンションの切り換えと送
り量の調整を行うことができ、両縫いのテンションの切
り換えと送り量の調整を別々の操作で行う必要がないた
め、切り換えが容易に行える。請求項3記載のオーバー
ロックミシンにおいては、送り量調整用のダイヤル操作
によって送り量を変え、かつ補助バネの糸調子皿への作
用を解除し、或いは作用を行わせるようにすることがで
きる。請求項4記載の切換カムを用いれば、縁かゞり縫
い或いは巻縫いの切り換え時においてそれぞれ送り量を
調整することができる。請求項5記載のオーバーロック
ミシンによれば、テンション調節撮み全体がミシンカバ
ー前面に突出して設けられているため、撮み操作が行い
易い。
うな効果を奏する。請求項1記載のオーバーロックミシ
ンによれば、巻き縫いを行うとき、或いは巻き縫いより
通常の縁かゞり縫いに戻すときに一々、糸張力の調整を
行う必要がなく、一度得られた張力のバランスを変えな
くてもよいので、縁かゞり縫いより巻き縫いへ、或いは
その逆の切換えが容易となるほか、一つの糸調子器で縁
かゞり縫いと巻き縫いの切替えを行うことができて、糸
調子器の機構をシンプルにすることができ、しかも縁か
ゞり縫いと巻き縫いの切り替え時に糸経路を一々変えな
くてもよい。請求項2記載のオーバーロックミシンによ
れば、縁かゞり縫い及び巻き縫いの切換えと、送り量の
調整を連動させることができ、したがって一つの操作で
縁かゞり縫い及び巻き縫いのテンションの切り換えと送
り量の調整を行うことができ、両縫いのテンションの切
り換えと送り量の調整を別々の操作で行う必要がないた
め、切り換えが容易に行える。請求項3記載のオーバー
ロックミシンにおいては、送り量調整用のダイヤル操作
によって送り量を変え、かつ補助バネの糸調子皿への作
用を解除し、或いは作用を行わせるようにすることがで
きる。請求項4記載の切換カムを用いれば、縁かゞり縫
い或いは巻縫いの切り換え時においてそれぞれ送り量を
調整することができる。請求項5記載のオーバーロック
ミシンによれば、テンション調節撮み全体がミシンカバ
ー前面に突出して設けられているため、撮み操作が行い
易い。
【図1】 通常の一本針三本糸の縁かゞり縫いを示す斜
視図。
視図。
【図2】 一本針三本糸の巻き縫いを示す斜視図。
【図3】 一本針三本糸のオーバーロックミシンを示す
正面図。
正面図。
【図4】 同オーバーロックミシンの側面図。
【図5】 オーバーロックミシンの要部の断面図。
【図6】 図5に示す糸調子器の側面図。
【図7】 糸調子器の分解斜視図。
【図8】 巻縫い時における断面図。
【図9】 縁かゞり縫いにおける断面図。
【符号の説明】 1・・・ミシンカバー 5・・・下ルー
パー糸用糸調子器 6・・・針 7・・・上ルー
パー 8・・・下ルーパー 9・・・ミシン
本体 11・・ダイヤル 14・・糸調子
皿 16・・調子皿押え 18・・座金 20・・頭部 21・・小径部 22・・糸調子軸 25・・コイル
バネ 27・・コイルバネ押え 28・・つる巻
バネ 29・・テンション調節撮み 36・・取付金
具 41・・バネ押え 42・・コイル
バネ 43・・切換カム 44・・レバー
パー糸用糸調子器 6・・・針 7・・・上ルー
パー 8・・・下ルーパー 9・・・ミシン
本体 11・・ダイヤル 14・・糸調子
皿 16・・調子皿押え 18・・座金 20・・頭部 21・・小径部 22・・糸調子軸 25・・コイル
バネ 27・・コイルバネ押え 28・・つる巻
バネ 29・・テンション調節撮み 36・・取付金
具 41・・バネ押え 42・・コイル
バネ 43・・切換カム 44・・レバー
Claims (5)
- 【請求項1】 ミシンフレームに支持される糸調子軸
と、糸調子軸に互いに向かい合わせにして遊嵌される一
対の糸調子皿と、糸調子皿を互いに押え付け、糸調子皿
間を通る下糸に通常の縁かゞり縫いを形成するのに必要
な糸張力を付与する主バネと、主バネと協働して糸調子
皿間を通る下糸に巻き縫いを形成するのに必要な糸張力
を付与する補助バネと、補助バネの糸調子皿への作用を
解除することができる解除手段とを有することを特徴と
するオーバーロックミシン。 - 【請求項2】 送り調整機構と解除手段が連動する請求
項1記載のオーバーロックミシン。 - 【請求項3】 解除手段は、補助バネの作用を糸調子皿
へ作用させるバネ押えと、送り量調整用のダイヤルの軸
に固着される切換カムと、切換カムに係合し、バネ押え
を補助バネの作用に抗して押し込み、補助バネの作用を
糸調子皿へ作用させないようにするレバーとよりなる請
求項2記載のオーバーロックミシン。 - 【請求項4】 切換カムは、縁かゞり縫い用の高部と巻
き縫い用の低部を有し、高部と低部においてそれぞれ、
送り量の調整が可能である請求項3記載のオーバーロッ
クミシン。 - 【請求項5】 テンション調節撮みがミシンカバー前面
に突出して設けられる請求項1記載のオーバーロックミ
シン。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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