JPH08258711A - 車両用幌の自動連結方法 - Google Patents

車両用幌の自動連結方法

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JPH08258711A
JPH08258711A JP7063904A JP6390495A JPH08258711A JP H08258711 A JPH08258711 A JP H08258711A JP 7063904 A JP7063904 A JP 7063904A JP 6390495 A JP6390495 A JP 6390495A JP H08258711 A JPH08258711 A JP H08258711A
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幸生 石川
Hirokazu Sandou
博和 三堂
Koichi Otsubo
孝一 大坪
Mikio Hatano
幹夫 波多野
Haruhiko Aono
春彦 青野
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 解放側幌金枠を解放側幌座に対して昇降して
連結するものにおいて、両者間の摺動摩擦抵抗をなく
し、解放側幌金枠の昇降駆動手段の小型化、収納スペー
スの減少を図る。更に解放側幌金枠の前面に固設した水
密用パッキンの摩耗を少なくする。 【構成】 解放側幌金枠105に固設した腕受け119
を腕107の先部に乗せ、腕107を前進させて解放側
幌金枠105を解放側幌座102の前面に押し付ける。
次いで、腕107を若干量戻して解放側幌金枠105と
解放側幌座102間に隙間を形成する。次いで、解放側
幌座102内に設けた昇降駆動手段128で解放側幌金
枠105を上昇して腕受け119を腕107より外す。
次いで腕107が後退し、解放側幌金枠105を位置決
めして施錠する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用幌の自動連結方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用幌の自動連結、解放装置に
おいて、一方の車体に備えた幌の解放側幌金枠を、他方
の車体に備えた幌座に対して連結、解放する方法とし
て、一方の車体側に備えたリンク(腕)で解放側幌金枠
を進退移動させるものが、特公昭57−53224号公
報に開示されている(第1の従来の技術)。
【0003】しかし、この公報に記載のものは、幌の連
結状態において、リンク(腕)を後退して車体側に収納
することができない問題がある。そこで本出願人は先
に、幌の連結後はリンク(腕)を後退収納でき、かつ連
結すべき両車体間に上下の偏位が生じても、良好な幌の
連結、解放ができる装置を提供した(特開平2−193
761号公報)。
【0004】この本出願人の提案した従来技術を図32
乃至図37により説明する(このものを第2の従来の技
術という)。この装置において、1は固定側幌座で、連
結すべき一方の車体の妻面に固定されている。2は解放
側幌座で、連結すべき他方の車体の妻面に固定されてい
る。
【0005】固定側幌座1の前面には、固定側金枠3が
固設されており、その前面には幌布4が固着され、更に
該幌布4の前面には解放側幌金枠5が固着されている。
解放側幌金枠5の前面には水密用パッキンPが固着され
ている。前幌布4における側壁の内側に沿って腕装置6
が配設されており、該腕装置6は、下端が支軸7によ
り、前後方向に回動可能に支持されていると共に上部が
前方へ傾斜した主腕8と、下端が主腕8の中間部に支軸
9により前後方向に回動可能に支持されていると共に上
部が後方へ傾斜した副腕10とからY型に構成されてい
る。
【0006】そして、主腕8における下端の支軸7は、
エアーシリンダよりなる腕駆動装置11により上下動す
るロッド12の下端に支持されている。副腕10の上端
は、固定側幌座1に固設したブラケット13に支軸14
によって前後方向に回動可能に支持されている。15は
腕装置6の保持レバーで、前記主腕8が後退起立した状
態の幌の解放時において、シリンダ16を作動して保持
レバー15の先端爪17を主腕8のピン18に係止し
て、その主腕8の後退状態を保持するようになってい
る。
【0007】前記解放側幌金枠5の内面には、支持装置
19が具備され、次のように構成されている。解放側幌
金枠5の内面にはガイド20が固設されている。該両ガ
イド20間には昇降板が昇降可能に具備されており、そ
の下端には逆L字型の腕金受22が固設されている。
【0008】上端が固定されたガススプリング25のロ
ッド26の下端には、上記腕金受22が具備されてい
る。前記解放側幌金枠5には上下方向の長孔29が形成
され、該長孔29を通じて、腕金受22に固設した爪3
0が解放側幌金枠5の前面に突出している。解放側幌金
枠5における前面の上下にはL型の掛金31、32が突
設している。
【0009】解放側幌座2内には、前記掛金31、32
を施錠する錠装置33が具備されている。該錠装置33
は次のように構成されている。34は解放側幌座2によ
り昇降可能に具備された昇降杆で、エアシリンダ等によ
りなる錠駆動装置36に昇降するようになっている。該
昇降杆34には一対の押付け板37、38が所定の間隔
を存して上下に固定され、かつ前記爪30の下面に係合
する受金39が突設されている。尚、解放側幌座2に
は、前記爪30が受金39に係合するように、爪30が
挿通する長孔40が形成されている。41は解放側幌座
2に支軸42によって回動可能に具備した回転レバーで
ある。
【0010】43は前記回転レバー41に偏心して具備
した係合ローラで、前記一対の押付板37、38間に突
出している。回転レバー41におけるその支軸42を挟
んだ両端には、一対の錠レバー44、45が回動可能に
支持され、その一方の錠レバー44は上方に、他方の錠
レバー45は下方に向かっている。上方の錠レバー44
の上端には上錠46が具備され、下方の錠レバー45の
下端には下錠48が具備されている。該上下の錠46、
48は、夫々同一鉛直線上を昇降するように配置されて
いる。
【0011】上側のガイド50の上部には掛金当り面5
2が、前記掛金31が嵌合する錠穴53分だけ離間して
固設されている。また、下側のガイド51の下部には掛
金当り面54が、前記掛金32が嵌合する錠穴55分だ
け離間して固設されている。
【0012】56、57は前記掛金31、32が挿通す
る錠溝で、解放側幌座2の前面において前記錠46と掛
金当り面52間及び錠48と掛金当り面54間に亘る長
尺に形成されている。58は前記回動レバー41と解放
側幌座2間に架設した回り止めシリンダで、回動レバー
41の始端と終端位置を保持するものである。59は案
内金である。
【0013】尚、前記腕装置6、支持装置19及び錠装
置33は幌の両側に夫々設けられている。次に上記の装
置における動作について説明する。
【0014】通常車両の連結時における対向妻面の相対
位置は、車両の荷重条件やその他の要因により同一高さ
であることは少なく、相互に上下に偏位することが多
い。そこで図33に示す如く、解放側幌座2に対し固定
側幌座1が+H分だけ上方に偏位した状態での連結動作
について図33乃至図37により説明する。
【0015】尚、図は構造及び、動作を分かりやすくす
るために、錠装置33は解放側幌座2から離して書かれ
ており、また他の部品も分かりやすく簡略して書かれて
いる。
【0016】先ず図33の連結開始前の状態は、錠装置
33における錠駆動装置36の昇降杆34が上動し、そ
の下部押付板38が係合ローラ43を押し上げ、上錠4
6と下錠48が施錠位置に進出している。また、腕装置
6は、その腕駆動装置11のロッド12が下降して折り
畳まれ、かつ腕金受22が主腕8の先端に係合して、解
放側幌金枠5が固定側幌座2より離間している。
【0017】この状態で、作業者が起動スイッチをオン
操作すると、錠駆動装置36が昇降杆34を図34の如
く下動し、その上部押付板37が係合ローラ43を押し
下げる。これにより回動レバー41はその支軸42を中
心として時計方向に回動し、上錠46及び下錠48を相
互に同量だけ下動及び上動させる。
【0018】この両錠46、48の移動が終了すると、
腕駆動装置11が作動し、そのロッド12を図35の如
く上動する。この上動により、主腕8の下端が上動さ
れ、副腕10の協働によって主腕8の先端が図35の如
く前方へ移動する。この移動により、解放側幌金枠5が
その主腕8の先端で前方へ押し移動され、解放側幌座2
の前面に押し付けられる(尚、図は簡略化して分かりや
すくしたため、解放側幌金枠5と解放側幌座2とに空隙
が形成されているが、実際には、これら相互は密着して
いる)。また、爪30が長孔29より、また上下の掛金
31、32が錠溝56、57より夫々解放側幌座2内
に、図35の如く進入する。このとき、上下の掛金3
1、32は前記+H分だけ上部に位置するため、夫々錠
穴53、53より上部に進入する。
【0019】次で、錠駆動装置36が作動してその昇降
杆34が図36の如く上動し、その下部押付板に38に
よって係合ローラ43を上動する。これにより、回動レ
バー41が反時計方向に回動して、その上錠46及び下
錠48を相互に同量だけ上動及び下動し、その掛金32
を図35から図36の如く押し下げ、両掛金31、32
を上下の錠穴53、55に合致させる。
【0020】このように合致すると、解放側幌金枠5が
前記の如く主腕8によって前方に押されていることによ
り、その両掛金31、32は図36の如く錠穴53、5
5内に移動して嵌入し、その後に両錠46、48が同図
の如く掛金31、32の内側面に進入嵌合して施錠が行
なわれる。 そして、回り止めシリンダ58より回動レ
バー41がロックされる。
【0021】また、前記の如く昇降杆34の上動により
受金39が上動し、これに係合する爪30をガススプリ
ング25に抗して上動し、腕金受22を上動する。そし
て腕駆動装置11が作動してそのロッド12を下動し、
腕装置6の主腕8及び副腕10を図37の如く折り畳ん
で復帰させ、連結作業が完了する。 尚、これら一連の
動作はマイクロスイッチ及びタイマー等を用いて自動的
に行なわれる。
【0022】また、前記連結状態からの解放動作は、前
記解放状態からの連結動作と逆の動作で行なう。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記第2の従来の技術
においては、解放側幌金枠5を解放側幌座2に主腕8で
押し付けた状態で連結するため、特に連結すべき車両間
に高低差がある場合において、解放側幌金枠5を位置合
せするために解放側幌金枠5を昇降移動するとき、その
解放側幌金枠5の前面に固着した水密用パッキンPに大
きな摩擦抵抗を受けて昇降移動することから、その水密
用パッキンの摩耗が著しく、その修正を頻繁に行なう必
要がある。
【0024】更に、この水密用パッキンPによる大きな
摩擦抵抗に抗して解放側幌金枠5を移動する必要がある
ことから、上下の錠46、48等を駆動する錠駆動装置
36のシリンダも作動力の大きい大口径のものを使用す
る必要がある。そのため、このシリンダの収納スペース
も大きく必要とする。このことは、解放側幌座2の張出
し寸法が大きくなり、先頭車両においては運転者の視界
の制限が大きくなる。
【0025】そこで本発明は、幌の連結時に解放側幌金
枠を解放側幌座から一旦引き戻してこれらの間に空隙を
設けて、上記のような水密用パッキンによる摩擦の発生
をなくし、上記の問題を解消する車両用幌の自動連結方
法を提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1記載の発明は、解放側幌金枠
(105)の後面に腕受け(119)を、前面に受板
(120)を夫々固設し、固定側幌座(101)に設け
た腕(107)の先部に上記腕受け(119)を係合し
て腕(107)の前進により解放側幌金枠(105)を
解放側幌座(102)の前面に押し付け、その後に腕
(107)を後方へ若干量戻して解放側幌金枠(10
5)と解放側幌座(102)間に隙間を形成し、その
後、解放側幌座(102)に設けた昇降駆動手段により
上記受板(120)を介して解放側幌金枠(105)を
上昇して上記腕受け(119)を腕(107)から外
し、その後腕(107)を後退させると共に、上記昇降
駆動手段により解放側幌金枠(105)を所定位置に位
置決めし、その後解放側幌金枠(105)と解放側幌座
(102)とを相互に施錠することを特徴とするもので
ある。
【0027】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の受板(120)に上下方向に貫通する係止穴(12
1)を形成し、昇降駆動手段に上記係止穴(121)に
挿通するピン(132)を設け、解放側幌金枠(10
5)の上昇時に上記ピン(132)を係止穴(121)
に挿通することを特徴とするものである。
【0028】
【作用】請求項1記載の発明においては、幌の連結時に
おいて、解放側幌金枠(105)に固設した腕受け(1
19)を腕(107)から外すために解放側幌金枠(1
05)を上昇させるとき、その解放側幌金枠(105)
を一旦解放側幌座(102)から離間させるため、その
解放側幌金枠(105)と解放側幌座(102)間に摺
動摩擦抵抗が生じない。
【0029】したがって、解放側幌金枠(105)の前
面に水密用パッキンを固着したものにおいても、前記従
来のような大きな摺動摩擦抵抗は発生しない。このこと
は、解放側幌金枠(105)を昇降させる昇降駆動手段
として流体シリンダを使用した場合に、その流体シリン
ダに大きな作動力を必要としない。したがってその流体
シリンダに小口径のものを使用して、その収納スペース
を少なくして、解放側幌座(102)の張出し寸法を小
さくすることができる。
【0030】更に、上記の水密用パッキンの摩耗も極め
て少なくなり、修正頻度を少なくできる。請求項2記載
の発明においては、解放側幌金枠(105)が上昇する
場合に、ピン(132)が受板(120)の係止穴(1
21)に挿通した状態で上昇する。そのため、解放側幌
金枠(105)の上昇時において、これが昇降駆動手段
と分離することなく、確実に上昇する。更に腕(10
7)が後退した後における解放側幌金枠(105)の位
置決めも確実に行なわれる。
【0031】
【実施例】次に図1乃至図31に示す本発明の実施例に
ついて説明する。図1において101は固定側幌座で、
連結すべき一方の車体の妻面に固定されている。102
は解放側幌座で、連結すべき他方の車体にの妻面に固定
されている。103は幌布で、その後端が固定側幌金枠
104を介して固定側幌座101に連結され、前端に解
放側幌金枠105が固着されている。
【0032】106は腕装置で、主腕107と副腕10
8とからなる。主腕107の下端は、固定側幌座101
に昇降可能に設けられた可動ブラケット109に支軸1
10により、前後方向回転可能に支持され、主腕107
の上端は自由端になっている。副腕108の下端は主腕
107の中間部において、支軸111により前後方向に
回転可能に連結され、上端は固定側幌座101に固設し
たブラケット112に支軸113によって前後方向回転
可能に支持されている。これにより、主腕107が前傾
した場合に、主腕107と副腕108とが、Y型になる
ようになっている。主腕107の上端には、主腕107
が図1のように前進した姿勢において、鉛直に立ち上が
る係止爪部114が形成されている。
【0033】115は主腕107と副腕108の収納室
で、その前面には、案内用の長穴115−1が形成され
ている。116は第1エアーシリンダよりなる腕駆動装
置で、固定側幌座101内に固設されている。そのロッ
ド117の先端は上記可動ブラケット109に連結され
ており、ロッド117の退入(上動)により主腕107
を図1のように前傾(前進)させ、ロッド117の突出
(下動)により主腕107を起立姿勢(後退)させるよ
うになっている。
【0034】S1 は第1流体シリンダ116に付設され
たリードスイッチからなる第1スイッチで、第1流体シ
リンダ116内のピストンが所定位置(下方エンドスト
ローク)まで下降した場合にオン作動するようになって
いる。
【0035】118は第1ロック手段で、ロッド117
が所定位置に下降(主腕107が収納状態に起立)した
ときにロックピンがロッド117に形成したロック溝に
係合してロッド117をロックするようになっている。
この第1ロック手段118の詳細を図3に示す。
【0036】図3において、116は第1流体シリン
ダ、117はロッド、150はピストンを示す。ロッド
117が所定位置(下方エンドストローク)まで下降す
ると、ロッド117に形成したテーパ部151がストッ
パピストン153をスプリング154に抗して外方へ押
し、ロッド117に形成した溝152がストッパピスト
ン153に位置すると、スプリング154の付勢力によ
ってストッパピストン153が溝152に嵌入して、そ
のロッド117の下降位置をロックする。
【0037】上記のロック状態を解除するには、流体を
流体ポート155から室156内に圧入することによ
り、ストッパピストン153をスプリング154に抗し
て外方へ移動させて溝152から外し、ロック状態を解
除する。
【0038】119は腕受けで、上記解放側幌金枠10
5の前板の後面に固設され、側断面形状が¬状に形成さ
れている。該腕受け119の取付位置は、幌布103と
解放側幌金枠105がほぼ水平状態にあるときに、上記
主腕107の係止爪部114が腕受け119内に係合す
るように設定されている。
【0039】120は受板で、上記解放側幌金枠105
の前板の前面に突出して設けられており、上記腕受け1
19と一体的に同位置に設けられている。該受板120
には、その表裏方向(上下方向)に貫通し、かつ前後方
向に長い係止穴121が形成されている。
【0040】122、123は解放側幌金枠105の前
面に突設したL状の掛金で、上部の掛金122は下向き
に、下部の掛金123は上向きに形成されている。12
4は金属板からなるスリ板、125はゴム板等の弾性材
からなる水密用パッキンで、夫々解放側幌金枠105の
前面に固着されている。
【0041】次に解放側幌座102側について説明す
る。128は位置決め装置で、解放側幌座102の縦枠
127内において、その上下方向の中間部に位置して設
置されている。該位置決め装置128において、129
は第2流体シリンダからなる位置決め駆動装置で、解放
側幌座102に固定されている。130は上方へ突出し
たロッドで、その上端に受部材131が固着されてい
る。該受部材131の上面には上記受板120に当接す
る平面部が形成されているとともに、受板120の係止
穴121に嵌入するピン132が上方へ突出している。
該ピン132は円柱状で、かつその上端は先尖状になっ
ている。更に該ピン132は図2に示すように、その基
部後側に突部133が一体形成され、上部が無突部13
2−1になっている。また、その突部133の上面には
図示のようなテーパ面になっている。
【0042】S2 、S3 及びS4 は第2流体シリンダ1
29に付設したリードスイッチからなる第2、第3及び
第4スイッチで、その第2流体シリンダ129のピスト
ンが所定の下方位置(下方エンドストローク)に下降し
たときに第2スイッチS2 がオン作動し、ピストンが中
間位置にあるとき、すなわち解放側幌金枠105と解放
側幌座102が同一高さになったときに第3スイッチS
3 がオン作動し、ピストンが所定の上方位置(上方エン
ドストローク)に上昇したときに第4スイッチS4 がオ
ン作動するようになっている。
【0043】134は第3流体シリンダからなる上部の
錠駆動装置で、解放側幌座102の縦枠127内におい
て、その上部に位置して解放側幌座102に固設されて
いる。該第3流体シリンダ134のロッド135の上端
には、上錠136が具備されている。S5 は第3流体シ
リンダ134に付設したリードスイッチからなる第5ス
イッチで、その第3流体シリンダ134のピストンが所
定の上部位置(上錠136の施錠位置)に上昇したとき
にオン作動し、施錠を検知するようになっている。
【0044】137は第2ロック手段で、上記第1流体
シリンダ116に備えた第1ロック手段118と同様の
構造を有する。そして、第3流体シリンダ134のロッ
ド135が所定位置(上方エンドストローク)まで上昇
したとき、すなわち上錠136が施錠位置まで上昇した
ときに、図3に示すストッパピストン153がロッド1
35に形成した溝152に係合してロッド135をロッ
クするようになっている。
【0045】138は第4流体シリンダからなる下部の
錠駆動装置で、解放側幌座102の縦枠127内におい
て、その下部に位置して解放側幌座102に固設されて
いる。該第4流体シリンダ138のロッド139の下端
には下錠140が具備されている。
【0046】上記位置決め駆動装置129と、上部錠駆
動装置134及び下部錠駆動装置138は同一鉛直線上
に配置されて収納されている。解放側幌座102におけ
る縦枠127の前板141には、その中間部に位置して
上記受板120が挿通する窓144と、上下部に位置し
て上記上下の掛金122及び123が挿通する窓143
−1、143−2が夫々形成されている。
【0047】S6 はマイクロスイッチからなる受板接触
検知用の第6スイッチで、上記受部材131の側面に固
着されている。該第6スイッチS6 は、図2に示すよう
にピン132における突部133を有しない上部が、受
板120の係止穴121に嵌合した時点で解放側幌金枠
105の前面に突設したドッグ145に当接してオン作
動するようになっている。
【0048】S7 はマイクロスイッチからなる幌金枠接
触検知用の第7スイッチで、解放側幌金枠105と解放
側幌座102とが相互に接触したときにスリ板124に
当接してオン作動するようになっている。
【0049】146は案内金で、図1に示すように、解
放側幌座102の前面に突設され、かつその突出部が、
内側へ折曲しており、幌連結時において、解放側幌金枠
105が左右方向に係位している場合に、その解放側幌
金枠105を、その掛金122、123が上下の錠13
6、137と対向する位置まで誘導するものである。
【0050】次に、連結する両車体が同一高さに位置し
ている場合における幌の連結動作について説明する。 〔ステップ0.図4〕連結幌の解放(収納)状態は図4
の状態にある。この状態で連結操作用キースイッチ(図
示せず)を投入して電源を投入するとともに幌操作スイ
ッチ(図示せず)を「連結」にする。このとき、完全に
解放状態になっていないときには、第1流体シリンダ1
16のロッド117を、第1スイッチS1 がオン作動す
るまで下降し、第2流体シリンダ129のロッド130
を第2スイッチS2 がオン作動するまで下降し、第3流
体シリンダ134のロッド135を第5スイッチS5
オン作動するまで上昇する(第4流体シリンダ138も
同時に作動してそのロッド139も下降する)。
【0051】〔ステップ1.図5〕上記の動作が完了
(上記3つのスイッチS1 、S2 、S5 が全てオン作
動)の状態であれば、図5の状態に移行し、第3流体シ
リンダ134のロッド135を下動して上錠136を解
錠すると同時に第4流体シリンダ138のロッド139
を上動して下錠140を解錠する。
【0052】〔ステップ2.図6〕上記の上錠136の
解錠により、第5スイッチS5 がオフ作動すると、この
オフ作動時点から4秒後に図6に示すように第1流体シ
リンダ116が作動してそのロッド117が上動し、主
腕107を前傾させる。これにより、解放側幌金枠10
5は、腕受け119を介して主腕107の係止爪部11
4で支承されつつ、係止係止爪部114により押されて
前進する。この前進により、解放側幌金枠105に具備
した受板120は、窓144を通じて解放側幌座102
内に進入し、受板120に形成した係止穴121がピン
132上に位置する。
【0053】〔ステップ3.図7〕解放側幌金枠105
が前進し、これが解放側幌座102の前面に接触する
と、第7スイッチS7 がスリ板124に当接してオン作
動する。このオン作動により、その時点から1秒後に図
7に示すように第2流体シリンダ129が作動してその
ロッド130が上動する。ロッド130が上動して図7
(b)に示すようにピン132の上部の無突出部132
−1が受板120の係止穴121内に挿入すると、第6
スイッチS6 がドッグ145に当接してオン作動する。
このオン作動により、第2流体シリンダ129が停止す
る。このときのピン132と受板120の係止穴121
との関係は図7(b)に示すように、主腕107により
解放側幌金枠105が解放側幌座102に押し付けられ
ていることにより、係止穴121の前端面とピン132
との間に間隙D1 (5mm)を有する。
【0054】〔ステップ4.図8〕第6スイッチS6
オン作動した時点から1秒後に第1流体シリンダ116
が作動してそのロッド117が下降し、図8に示すよう
に主腕107を後退させる。これにより図8(b)に示
すように、主腕107の係止爪部114が腕受け119
の下方への折曲部に係止して解放側幌金枠105を引き
戻し、解放側幌座102の前面より引き離す。この引き
離しによる解放側幌金枠105と解放側幌座102との
離間距離D2 は上記図7(b)で示した間隙D1 で定ま
り、5mmに設定されている。そして、この解放側幌金
枠105が引き戻されると上記の第7スイッチS7 がオ
フ作動し、第1流体シリンダ116が停止する。
【0055】〔ステップ5.図9〕第1流体シリンダ1
16が停止すると、図9に示すように、第2流体シリン
ダ129を、そのロッド130が上動するように作動し
て、ロッド130と共に、受部材131が上昇する。こ
れにより、図9(b)に示すように、受部材131が受
板120に当接して解放側幌金枠105を押し上げる。
このとき、ピン132が上記図8の状態より更に係止穴
121内に進入し、その突部133が係止穴121の前
端面に係合する。この突部133の後方への突出量は3
mmに設定されており、解放側幌金枠105は、上記図
8(b)の状態から3mmだけ解放側幌座102側へ引
き寄せられ、解放側幌金枠105と解放側幌座102と
の間隙D3 は2mmとなる。このように間隙D3 を有す
ることにより、解放側幌金枠105を押し上げる際に、
これと解放側幌枠102との接触摩擦がなくなり、解放
側幌金枠105を容易に押し上げることができる。
【0056】尚、このように突部133により間隙D3
に縮めるのはこの間隙が大きいと、解放側幌金枠105
のふらつきが大きくなるので、これを防止するためであ
る。上記のように受け部材131が上昇すると、腕受け
119と主腕107との係合が解かれ、受け部材131
が所定位置まで上昇すると第2流体シリンダ129の第
4スイッチS4 がオン作動する。
【0057】〔ステップ6.図10〕第4スイッチS4
がオン作動する。第4スイッチS4 がオン作動すると、
図10に示すように、第1流体シリンダ116がそのロ
ッド117を下降するように作動し、主腕107の下端
の押し上げと副腕108の協働により、主腕107が後
退して起立する。これにより主腕107と副腕108が
収納室115内に収納される。そして、このロッド11
7の下降により第1ロック手段118がロック作動す
る。
【0058】〔ステップ7.図10〕上記第1流体シリ
ンダ116の下動開始時点から5秒経過すると第2流体
シリンダ129が、そのロッド130を下動させるよう
に作動し、解放側幌金枠105を下降させる。そして、
解放側幌金枠105が解放側幌座102と同一高さ、す
なわち幌が水平姿勢になると、第3スイッチS3 がオン
作動し、第2流体シリンダ129の作動が停止する。
【0059】〔ステップ8.図11〕上記第3スイッチ
3 がオン作動すると、図11に示すように、第3及び
第4流体シリンダ134、138が上錠136を上昇
し、下錠140を下降させるように作動し、その上下の
錠136、140を解放側幌金枠105に突設した両掛
金122、123に係止させて、解放側幌金枠105と
解放側幌座102を相互に施錠する。そして第2ロック
手段137により施錠状態がロックされる。
【0060】〔ステップ9.図11〕第3流体シリンダ
134のロッド135が上動して施錠すると第5スイッ
チS 5 がオン作動し、その4秒後に第2流体シリンダ1
29がそのロツド130を下降するように作動する。
【0061】そして第1スイッチS1 第2スイッチ
2 、第5スイッチS5 の全てがオン作動になると、動
作完了表示灯(図示せず)が点灯し、これを確認した後
に幌操作スイッチ(図示せず)を「切」にする。
【0062】次に上記の幌連結状態からその幌を解放す
る動作について図12乃至図19により説明する。 〔ステップ101.図12〕上記図11の状態におい
て、車両の連結用キースイッチ(図示せず)を投入する
とともに幌操作スイッチ(図示せず)を「解放」にす
る。
【0063】このとき、上記の連結動作が完了の状態に
あれば、図12に示すように、第2流体シリンダ129
がそのロッド130を上動するように作動し、受部材1
31が受板120に当接して第3スイッチS3 がオン作
動すると、第2流体シリンダ129の作動は停止する。
【0064】〔ステップ102.図12〕この第3スイ
ッチS3 がオン作動すると第3、第4流体シリンダ13
4、138が作動して、上下の錠136、140を解錠
する。
【0065】〔ステップ103.図13〕解錠により第
5スイッチS5 がオフ作動すると、その4秒後に第2流
体シリンダ129が図13に示すように、そのロッド1
30を上昇するように作動し、受部材131により受板
120を押し上げて解放側幌金枠105を押し上げる。
【0066】〔ステップ104.図14〕上記ロッド1
30が上昇して第4スイッチS4 がオン作動すると、図
14に示すように、第1流体シリンダ116が、そのロ
ッド117を上昇するように作動し、主腕107を前傾
させ、その係止爪部114を解放側幌金枠105の前面
に接触させる。
【0067】〔ステップ105.図15〕上記のよう
に、係止爪部114が解放側幌金枠105に接触した
後、図15に示すように第1流体シリンダ116がその
ロッド117を下降するように作動し、その係止爪部1
14を引き戻して解放側幌金枠105から離間させる。
【0068】このように係止爪部114を若干引き戻す
ことにより、解放側幌金枠105と解放側幌座102と
の接触摩擦抵抗を無くし、次のステップで行なわれる解
放側幌金枠105の下降を容易に行なうようにする。
【0069】〔ステップ106.図16〕第1流体シリ
ンダ116の停止後、図16に示すように第2流体シリ
ンダ129が、そのロッド130を下降させるように作
動し、ロッド130を第2スイッチS2 がオン作動する
まで下降して受部材131を下降させる。この下降によ
り、腕受け119と共に解放側幌金枠105が下降し、
その下降の途中において、腕受け119が主腕107の
係止爪部114上に載置し、その位置で解放側幌金枠1
05は停止する。
【0070】〔ステップ107.図17〕上記第2スイ
ッチS2 がオン作動すると、第1流体シリンダ116に
作動開始信号が発せられるが、図17に示すようにこの
オン作動後、1秒間第1流体シリンダ116の作動を停
止して、解放側幌金枠105と解放側幌座102が正し
く接合されたことを確認する。
【0071】〔ステップ108.図18〕上記確認後、
図18に示すように第1流体シリンダ116が、そのロ
ッド117を下降するように作動し、主腕107を後退
起立される。これにより、解放側幌金枠105は主腕1
07に保持されて解放側幌座102から引き離される。
【0072】そして、主腕107と副腕108が収納室
115内に収納され、また解放側幌金枠105も収納さ
れる。そして第1ロック手段118が作動して収納状態
がロックされる。
【0073】〔ステップ109.図19〕第1流体シリ
ンダ116の作動開始後5秒経過すると、図19に示す
ように第3、第4流体シリンダ134、138が作動し
て上錠136が上動し、下錠140が下動して施錠状態
となる。
【0074】第5スイッチS5 がオン作動してから1秒
後、第1スイッチS1 及び第2スイッチS2 がオン作動
すると動作完了表示灯(図示せず)が点灯する。これを
確認した後、幌操作スイッチ(図示せず)を「切」にし
て幌解放が終了する。
【0075】上記の連結及び解放の一連の動作はシーケ
ンスによって自動制御するようになっている。次に固定
側幌座101及び固定側幌金枠104を有する車体が、
解放側幌座102を有する車体に対して上方へ偏位した
状態での連結動作について説明する。
【0076】上記のような偏位状態で、幌の解放状態か
ら主腕107が前傾して解放側幌金枠105を解放側幌
座102に当接すると図20に示すように、解放側幌金
枠105に固設された受板120は、前記、両車体が同
一高さに位置している場合に比べて+H分だけ上部に位
置する。
【0077】この状態で、前記図6乃至図11に示す動
作と同様の動作を行なう。この動作を図20乃至図25
に示す。また、幌の解放動作は、上記の連結動作とほぼ
逆の動作で行なう。
【0078】このように解放側幌金枠105が+H分だ
け高い状態であっても、第2流体シリンダ129におけ
るロッド130の上方へのストローク(上方エンドスト
ローク)を図23に示すように、腕受け119が主腕1
07の係止爪部114より上位に押し上げるように設定
することにより、幌の連結動作と解放動作を上記のよう
な両車体が同一高さの場合と同様の動作で行なうことが
できる。この場合においても、連結、解放時に解放側幌
金枠105が一旦戻されて解放側幌座102との間に若
干の隙間が形成され、上記と同様に、解放側幌金枠10
5の昇降時の摩擦抵抗をなくす。
【0079】次に、上記とは逆に、固定側幌座101及
び固定側幌金枠105を有する車体が、解放側幌座10
2を有する車体に対して下方へ偏位した状態での連結動
作について説明する。
【0080】この下方への偏位状態で、幌の解放状態か
ら主腕107が前傾して解放側幌金枠105を解放側幌
座102に当接すると、図26に示すように、解放側幌
金枠105に固設された受板120は、前記両車体が同
一高さに位置している場合に比べて一H分だけ下部に位
置する。
【0081】この状態で、前記図6乃至図11に示す動
作と同様の動作を行う。この動作を図26乃至図31に
示す。また、幌の解放動作は上記の連結動作とほぼ逆の
動作で行なう。このように解放側幌金枠105が一H分
だけ低い状態であっても、第2流体シリンダ129にお
けるロッド130の下方へのストローク(下方エンドス
トローク)を図26に示すように、解放側幌座102に
進入してくる受板120よりも低い位置にピン132が
退避するように設定することにより、幌の連結動作と解
放動作を、上記のような両車体が同一高さの場合と、同
様の動作で行なうことができる。この場合においても連
結、解放時に解放側幌金枠105が一旦戻されて解放側
幌座102との間に若干の隙間が形成され、上記と同様
に、解放側幌金枠105の昇降時の摩擦抵抗をなくす。
【0082】したがって、第2流体シリンダ129のロ
ッド130の上方エンドストロークと下方エンドストロ
ークを所定に設定することにより、両車体が相互に同一
高さの場合及び両車体間に上記のような+、−の偏位が
ある場合にも、同一動作で幌の連結及び解放が行なえ
る。
【0083】尚、上記の説明において、流体シリンダは
実施に際してはエアーシリンダを使用したが、油圧シリ
ンダを使用してもよい。また、上錠136側にロック手
段137を設けたが、このロック手段を下錠140側の
流体シリンダ138に設けてもよく、更に両流体シリン
ダ134、138に設けてもよい。
【0084】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、解放側幌金枠の昇降時において、解放側
幌座との間で摺動摩擦抵抗がないので、解放側幌金枠を
昇降駆動する駆動手段が、小さな作動力のものでよい。
したがって、その駆動手段を小型化してその収納スペー
スを小さくでき、解放側幌座の張出し寸法を少なくでき
る。そのため車両の外観も良くなり、かつ先頭車におい
ては運転者の視界の制限が少なくなる。
【0085】更に、上記のように摺動摩擦抵抗がないた
め、解放側幌金枠の前面に設けられた水密用パッキンの
摩耗が極めて少なくなり、その修正頻度を極めて少なく
することができる。
【0086】請求項2記載の発明によれば、ピンと係止
穴との係合により、解放側幌金枠の上昇及び位置決めを
確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す斜視図。
【図2】 ピン形状を示す側面図。
【図3】 ロック手段を示す断面図。
【図4】 連結する車両が同一高さの場合における連結
時の作動図。
【図5】 同作動図。
【図6】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大図。
【図7】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大図。
【図8】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大図。
【図9】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大図。
【図10】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大
図。
【図11】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大
図。
【図12】 連結する車両が同一高さの場合における解
放時の作動を示し、(a)は作動図、(b)は要部の拡
大図。
【図13】 (a)は同作動図。
【図14】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大
図。
【図15】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大
図。
【図16】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大
図。
【図17】 同作動図。
【図18】 (a)は同作動図、(b)は要部の拡大
図。
【図19】 同作動図。
【図20】 同要部の拡大図。
【図21】 同要部の拡大図。
【図22】 同要部の拡大図。
【図23】 同要部の拡大図。
【図24】 同要部の拡大図。
【図25】 同要部の拡大図。
【図26】 連結する一方の車両が他方の車両に比べて
低い位置にある場合の連結状態を示す要部の拡大図。
【図27】 同要部の拡大図。
【図28】 同要部の拡大図。
【図29】 同要部の拡大図。
【図30】 同要部の拡大図。
【図31】 同要部の拡大図。
【図32】 従来構造を示す斜視図。
【図33】 従来構造の作動図。
【図34】 同作動図。
【図35】 同作動図。
【図36】 同作動図。
【図37】 同作動図。
【符号の説明】 101…固定側幌座 102…解放側幌座 105
…解放側幌金枠 107…腕 120…受板 121…係止穴 128…昇降駆動手段 132…ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波多野 幹夫 名古屋市瑞穂区田光町1丁目12番地 株式 会社成田製作所内 (72)発明者 青野 春彦 名古屋市瑞穂区田光町1丁目12番地 株式 会社成田製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解放側幌金枠(105)の後面に腕受け
    (119)を、前面に受板(120)を夫々固設し、固
    定側幌座(101)に設けた腕(107)の先部に上記
    腕受け(119)を係合して腕(107)の前進により
    解放側幌金枠(105)を解放側幌座(102)の前面
    に押し付け、その後に腕(107)を後方へ若干量戻し
    て解放側幌金枠(105)と解放側幌座(102)間に
    隙間を形成し、その後、解放側幌座(102)に設けた
    昇降駆動手段により上記受板(120)を介して解放側
    幌金枠(105)を上昇して上記腕受け(119)を腕
    (107)から外し、その後腕(107)を後退させる
    と共に、上記昇降駆動手段により解放側幌金枠(10
    5)を所定位置に位置決めし、その後解放側幌金枠(1
    05)と解放側幌座(102)とを相互に施錠すること
    を特徴とする車両用幌の自動連結方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受板(120)に上下方
    向に貫通する係止穴(121)を形成し、昇降駆動手段
    に上記係止穴(121)に挿通するピン(132)を設
    け、解放側幌金枠(105)の上昇時に上記ピン(13
    2)を係止穴(121)に挿通することを特徴とする車
    両用幌の自動連結方法。
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