JP2002362163A - バッテリ装置の取り付け構造 - Google Patents

バッテリ装置の取り付け構造

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JP2002362163A
JP2002362163A JP2001171720A JP2001171720A JP2002362163A JP 2002362163 A JP2002362163 A JP 2002362163A JP 2001171720 A JP2001171720 A JP 2001171720A JP 2001171720 A JP2001171720 A JP 2001171720A JP 2002362163 A JP2002362163 A JP 2002362163A
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battery
lock
battery device
latch
striker
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Tatsuya Ishikawa
達弥 石川
Mamoru Hozumi
衛 穂積
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Toyota Industries Corp
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Toyota Industries Corp
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車の床下に取り付けられるバッテリ
装置は、脱着作業時にバッテリ装置の位置および取り付
け状態を確認するために作業者がしゃがみ込んで床下を
覗く等の窮屈な姿勢をとる必要があり、この点で作業性
がよくなかった。本発明では、脱着時の作業性を向上さ
せることを目的とする。 【解決手段】 電気自動車60のバッテリ収納部61に
設けたロック装置30〜30にストライカ11〜11を
保持させてバッテリ収納部61に取り付けられるバッテ
リ装置1であって、ロック装置30は、ストライカ11
を離脱不能に保持するラッチを備え、ラッチは不完全ロ
ック位置から完全ロック位置までモータ駆動により強制
的に移動する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電気自動
車やいわゆるハイブリッドカー等の車両に好適なバッテ
リ装置の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のバッテリ装置の取り付け構
造に関する技術として、例えば実開平5−54105号
公報に開示されたものがあった。この従来の取り付け構
造は、自動車ボディ下部に設定したバッテリ取り付け部
に複数のガイドローラーを横並びに配置し、車体ボディ
側面よりバッテリ装置を、該ガイドローラー上にバッテ
リキャリアの両側部に設けたフランジ部を乗せ掛けた状
態で水平方向にスライドさせてバッテリ取り付け部内に
進入させ、所定位置まで進入させた状態でストッパによ
り固定する構造となっていた。また、特開昭47−36
412号公報には、バッテリ装置側にストライカを設け
る一方、車両の床下に設けたバッテリ取り付け部にロッ
ク装置を設け、バッテリ装置を床下に進入させた後、上
昇させて、各ストライカを対応するロック装置に保持さ
せて該バッテリ装置をバッテリ取り付け部に取り付ける
構造が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の取り付け構造によれば、バッテリ装置を例えばハン
ドリフト等の搬送台車を用いて取り付け作業を行う場合
には次のような問題があった。例えば、車両ボディに対
する地面の傾斜あるいは凹凸等の要因により、搬送台車
に載置したバッテリ装置が車両ボディ(バッテリ取り付
け部)に対して傾いてしまう場合がある。この場合には
前者の取り付け構造によれば、バッテリ取り付け部にバ
ッテリ装置をスムーズに進入させることが困難になるた
め、作業者がバッテリ装置の位置を調整しながら進入さ
せたり、場合によっては路面状況のよい場所へ作業場所
を移動させる必要があった。通常、この種のバッテリ装
置は、150kg程度の重さがあるため、その位置を調
整しながら進入させる作業は大きな労力を強いる作業と
なり、また作業場所を移動するため、効率よく楽にこの
種の作業を行うことができなかった。
【0004】また、後者の取り付け構造によれば、バッ
テリ装置の周囲に配置した複数のストライカのうち一部
のストライカがロック装置により確実に保持されないお
それがあるため、作業者はしゃがみ込んで確実にロック
されたか否かを確認する必要があり、その結果作業者は
窮屈な姿勢を強いられて作業を楽に行うことができず、
また作業に手間がかかる問題があった。本発明は、路面
の状況によらず確実にバッテリ装置の固定がなされ、従
来のようにバッテリ装置の位置を手で調整したり、しゃ
がみ込んで窮屈な姿勢での作業を強いられることがない
ため着脱作業を楽に行うことができるバッテリ装置およ
びその取り付け構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記請求項に記載した構成の取り付け構造とした。請求項
1記載の取り付け構造によれば、バッテリ装置をバッテ
リ取り付け部に接近させることによりストライカがロッ
ク装置に接近する。ラッチがアンロック位置に位置する
状態のロック装置にストライカが接近し、さらに接近す
ることによりラッチがストライカに押されてアンロック
位置から不完全ロック位置まで移動する。ラッチは不完
全ロック位置に至ると完全ロック位置まで強制的に移動
し、これによりストライカが当該ロック装置に離脱不能
に保持される。このようにストライカを保持するラッチ
が不完全ロック位置から完全ロック位置まで強制的に移
動するので、バッテリ装置側の位置を手で調整等するこ
となく、各ストライカが確実にロック装置に保持され、
これによりバッテリ装置をバッテリ取り付け部に確実に
取り付けることができる。このため、作業者はしゃがみ
込んでロック状態を確認する必要なく、また手でバッテ
リ装置の位置を調整等する必要もないので、この種の作
業を楽に行うことができる。また、ラッチが完全ロック
位置へ強制的に移動するので、路面に多少の傾きがあ
り、あるいは凹凸があっても、バッテリ装置がロック装
置により確実に取り付けられるので、従来のように作業
場所を変更する必要がなく、この点でも取り付け作業を
効率よく行うことができる。ここで、ラッチの不完全ロ
ック位置から完全ロック位置までの移動について、強制
的とは、ラッチがストライカの移動により(ストライカ
に押されて)移動するのではなく、独自の移動手段によ
り積極的に移動し、その結果ストライカを完全ロック位
置に移動させることをいう。
【0006】請求項2記載の取り付け構造によれば、駆
動源としての電動モータを制御することにより適切なタ
イミングでラッチを移動させることができ、このタイミ
ングが制御内容を変更することにより任意に調整するこ
とができる。請求項3記載の取り付け構造によれば、バ
ッテリ装置の取り外し操作を簡単に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な一実施形態
を図1〜図14に基づいて説明する。この実施形態で
は、バッテリ装置1を車両60に取り付ける場合を例示
する。従って、本発明は、車両以外に取り付けるバッテ
リ装置に広く適用することができる。さて、図1および
図2は、本実施形態のバッテリ装置1を搬送台車50を
用いて車両60の床下(車両床面65の下側)に取り付
ける様子を示している。なお、図2では、車両60のう
ち、左右サイドメンバー62,62および前後の車輪6
3〜63のみが示されている。このバッテリ装置1は、
搬送台車50に載置して作業者がこの搬送台車50を移
動させることにより、車両60の床下に設けたバッテリ
取り付け部61に車両側方から進入させ、然る後、該バ
ッテリ取り付け部61内において搬送台車50の昇降機
能により一定距離だけ上昇させることにより車両60の
床面に沿ったバッテリ取り付け位置に吊り下げ状態に取
り付けられる。なお、以下の説明において、単に前後方
向または左右方向というときは、車両60の方向に合わ
せていうものとする。
【0008】先ず、搬送台車50は、いわゆるハンドリ
フト装置であり、これは従来公知のものであって本実施
形態において特に変更を要しないが以下簡単に説明す
る。この搬送台車50は、台板51と、該台板51の下
面四隅に取り付けた車輪52〜52と、台板51の後部
中央に設けたハンドル53を備えている。この搬送台車
50は、昇降機能を備えている。図5に示すように各車
輪52は、油圧シリンダ52aのロッド先端に回転可能
に支持されており、各油圧シリンダ52aが伸縮作動し
て台板51に対する車輪52〜52の突き出し寸法を変
更することにより台板51を昇降動させることができ
る。各油圧シリンダ52aの伸長作動は上記ハンドル5
3を傾動操作することによりなされる。このため、台板
51上にバッテリ装置1を載置してハンドル53を上下
に繰り返し傾動操作することにより該バッテリ装置1を
昇降させることができる。
【0009】図3には、バッテリ装置1が単体で示され
ている。このバッテリ装置1は枠体をなすバッテリキャ
リア10と該バッテリキャリア10に保持した10個の
バッテリB〜Bを有している。10個のバッテリB〜B
は横2列縦5列に配置されて電気的には直列に接続され
ており、バッテリキャリア10の側部に取り付けたコネ
クタ14に図示省略した電気配線を経て接続されてい
る。各バッテリBは、押さえフレーム13,13により
このバッテリキャリア10内に固定されている。このバ
ッテリ装置1は、図3において矢印で示すようにその左
側部からバッテリ取り付け部61内に進入される。以
下、バッテリ装置1の進入する方向をバッテリ進入方向
という。本実施形態においてこのバッテリ進入方向は、
車両前後方向に直交する方向(車幅方向)となってい
る。従って、本実施形態では、バッテリ装置1は車両6
0の左側部から進入する。
【0010】バッテリキャリア10の、バッテリ進入方
向に対して左右の側部には、それぞれ3個のガイドロー
ラー15〜17と、2本のストライカ11,11が取り
付けられている。このガイドローラー15〜17が、当
該バッテリ装置1の進入方向左右側方の位置を案内する
ための横方向案内部材の一実施形態に相当する。ガイド
ローラー15〜17およびストライカ11〜11の働き
については後述する。バッテリキャリア10の、バッテ
リ進入方向前後の側部には、フェールセーフロック装置
40がそれぞれ取り付けられている。このフェールセー
フロック装置40,40についても後述する。
【0011】次に、車両60の床下には、バッテリ装置
1を収納するためのバッテリ取り付け部61が設けられ
ている。このバッテリ取り付け部61の前側および後側
(進入方向左右側方)には案内壁部20,21が設けら
れている。両案内壁部20,21は、相互に一定の間隔
をおいて平行に配置されている。この両案内壁部20,
21間の空間部が前記バッテリ取り付け部61となって
いる。このバッテリ取り付け部61の奥側上部であって
車両床面に沿った位置がバッテリ取り付け位置に設定さ
れている。両案内壁部20,21の間隔は、バッテリキ
ャリア10の左右ガイドローラー15,15(または1
6,16または17,17)の先端部間の間隔に合わせ
て設定されている。これにより、当該バッテリ装置1が
バッテリ取り付け部61に進入した状態において、左右
ガイドローラー15,15(または16,16または1
7,17)がガタツキなく両案内壁部20,21間に摺
接されるようになっている。
【0012】図4に示すように各ガイドローラー15〜
17には、保持筒15c(16c,17c)の一端側に
球体15b(16b,17b)を転動可能にはみ出して
保持してなるいわゆる球体ローラーが用いられている。
このため、各ガイドローラー15〜17は、案内壁部2
0,21の内面側を任意の方向に転動可能となってい
る。また、各ガイドローラー15〜17は、それぞれブ
ラケット15a,16a,17aを介してバッテリキャ
リア10の側部に側方へ突き出すように取り付けられて
いる。両案内壁部20,21の一端側(図2において手
前側の端部)には、該一端側がそれぞれ相互に開く方向
に折り曲げられてなる案内テーパ部20a,21aが設
けられており、この案内テーパ部20a,21a間がバ
ッテリ取り付け部61の進入口61aとなっている。こ
の進入口61aを経てバッテリ装置1をバッテリ取り付
け部61に進入させると、先ず進入方向前側のガイドロ
ーラー15,15が両案内テーパ部20a,21aに摺
接されることによりバッテリ取り付け部61に対して当
該バッテリ装置1が進入方向左右に案内され、さらに進
入させることにより順次ガイドローラー16,17が案
内壁部20,21の内面に摺接されていき、これにより
バッテリ装置1の全体がその進入方向左右(車両前後方
向)に案内される。このようにバッテリ取り付け部61
の進入口61aに案内テーパ部20a,21aが設けら
れていることにより、バッテリ装置1がバッテリ取り付
け部61にスムーズに案内される。
【0013】両案内壁部20,21の高さは、バッテリ
装置1を載置した搬送台車50の台板51の昇降量に合
わせて設定されている。このため、図5に示すように台
板51を最も低い高さ(搬送高さ)に位置させた状態で
バッテリ装置1をバッテリ取り付け部61に進入させた
時のみならず、該バッテリ取り付け部61内において台
板51を上昇させてバッテリ装置1を上昇させる過程に
おいてもガイドローラー15〜17が常時両案内壁部2
0,21に摺接され、これにより該バッテリ装置1の進
入方向左右の位置が、水平方向進入時および上昇時の何
れにおいても規制されるようになっている。なお、図示
するように両案内壁部20,21の下端縁の路面Gから
の高さは、搬送台車50の台板51に干渉しないよう該
台板51を上昇させた状態における該台板51の上面よ
りも高い位置に設定されている。
【0014】次に、図5に示すようにバッテリ取り付け
部61の奥部には、左右一対のストッパ22,22が取
り付けられている。バッテリ装置1を載置した台板51
を搬送高さに位置させて搬送台車50を移動させること
により、バッテリ装置1をバッテリ取り付け部61に進
入させると、バッテリキャリア10の進入方向前面が上
記両ストッパ22,22に当接して、それ以上の進入が
阻止される。また、図6および図7に示すようにバッテ
リ取り付け部61の奥部には、上昇開始位置確認センサ
23が取り付けられている。この上昇開始位置確認セン
サ23は、筒体をなす保持体23bと、該保持体23b
に回転可能かつ出没可能に支持された球体をなす検知部
23aを備えている。搬送台車50の移動によりバッテ
リ装置1がバッテリ取り付け部61内に進入され、最終
的に両ストッパ22,22にバッテリキャリア10の前
面が当接すると、上昇開始位置確認センサ23の検知部
23aがバッテリキャリア10の前面に当接し、これに
より該検知部23aが押されて保持体23b内に押し込
まれる。この状態が図7に示されている。
【0015】検知部23aが保持体23b内に押し込ま
れると、当該上昇開始位置確認センサ23がオンし、こ
れによりバッテリ装置1が、バッテリ取り付け部61内
に完全に収納され、上昇可能な位置(以下、「上昇開始
位置」という)に至ったことが検知される。上昇開始位
置確認センサ23には上昇開始位置確認ランプ24が接
続されている。この上昇開始位置確認ランプ24は、上
昇開始位置確認センサ23がオンすると消灯する。ま
た、図7に示すように上昇開始位置確認センサ23の検
知部23aは、バッテリ装置1がバッテリ取り付け部6
1の上昇開始位置に収納された状態であれば、その高さ
位置に関係なく保持体23b内に押し込まれた状態に保
持され、この押し込まれた状態でバッテリキャリア10
の前面を相対的に転動し、これにより当該上昇開始位置
確認センサ23はオン状態に維持される。このため、上
昇開始位置確認ランプ24は、バッテリ装置1がバッテ
リ取り付け部61の上昇開始位置に収納されればその高
さ位置に関係なく消灯し、逆にバッテリ装置1がバッテ
リ取り付け部61内において上昇開始位置に位置してい
ない状態またはバッテリ取り付け部61から取り出され
た状態では点灯する。こうしてバッテリ装置1が上昇開
始位置に収納されて上昇開始位置確認ランプ24の消灯
を確認した後、搬送台車50のハンドル53を上下に傾
動操作して台板51をリフトさせ、これによりバッテリ
装置1を上昇させる。
【0016】図2に示すように左右の案内壁部20,2
1には、それぞれ進入方向前後に一定の間隔をおいて2
つのメインロック装置30,30が取り付けられてい
る。この合計4箇所のメインロック装置30〜30は、
それぞれ同じ構成のものが用いられており、前記したバ
ッテリ装置1のストライカ11〜11に対応して配置さ
れている。このメインロック装置30には、従来より例
えばワンボックスカー等のスライドドア用ドアロック装
置として用いられているものが利用されている。以下、
その構成について簡単に説明する。図11にこのメイン
ロック装置30が単体で示されている。このメインロッ
ク装置30は、L形のベース36と、該ベース36の端
部に取り付けられた電動モータ32と、該電動モータ3
2により回転するピニオンギヤ32aと、該ピニオンギ
ヤ32aに噛み合わされたセクタギヤ部33aを有する
駆動レバー33と、該駆動レバー33に支軸34aを中
心にして回転可能に支持された作動レバー34と、該作
動レバー34の回動一端側に設けた係合部34bに係合
して図中矢印で示したロック方向(図示反時計回り方
向)に強制的に回転するラッチ35を備えている。駆動
レバー33は支軸33bを中心にしてベース36に回動
可能に支持され、ラッチ35は支軸35aを中心にして
ベース36に回転可能に支持されている。また、ラッチ
35にはU字形のロック溝35bが形成されており、該
ラッチ35がアンロック位置に位置する状態ではこのロ
ック溝35bの開口側が、ベース36に設けた窓部36
aに向けられた状態となる。以下説明するようにこの窓
部36aを経てストライカ11がラッチ35のロック溝
35bに入り込む。
【0017】バッテリ取り付け部61の上昇開始位置に
おいて、搬送台車50のリフト機能によりバッテリ装置
1が上昇すると、バッテリキャリア10に設けた各スト
ライカ11が対応するメインロック装置30のラッチ3
5のロック溝35bは入り込み、然る後該ストライカ1
1がロック溝35bの側部に当接して該ラッチ35がロ
ック方向に押される。上記したように各ストライカ11
は、ベース36の窓部36aを経てラッチ35のロック
溝35bに入り込む。ロック溝35bに入り込んだスト
ライカ11は、該ロック溝35bの側部に当接した後、
当該バッテリ装置1の上昇に伴ってさらに移動すること
によりラッチ35をロック方向へ回動させる。ラッチ3
5の回動中心(支軸35a)には、該ラッチ35の回転
角度を検知するラッチセンサ(図示省略)が組み込まれ
ている。また、このラッチ35は、図示省略した捩りば
ねによりアンロック方向(図11において時計回り方向
であってロック溝35bの開口側を窓部36aに接近さ
せる方向)へ付勢されている。このため、ストライカ1
1によりロック溝35bの縁部が押されることによっ
て、ラッチ35が上記付勢力に抗してアンロック位置か
ら不完全ロック位置さらには完全ロック位置に向けて回
動する。ラッチ35がアンロック位置から一定角度回転
して不完全ロック位置に至ると、これがラッチセンサに
より検知され、この段階で電動モータ32が起動する。
【0018】電動モータ32が起動すると、ピニオンギ
ヤ32aとセクタギヤ部33aとの噛み合いを通じて駆
動レバー33が図11において時計回り方向に回動し、
これにより作動レバー34の支軸34aが図示下方に変
位する。この段階では作動レバー34の駆動レバー33
に対する相対回転が図示省略したキャンセルレバーによ
って規制されているため、駆動レバー33の図示時計回
り方向の回転により作動レバー34の係合部34bが図
示下方に変位し、これによりラッチ35が不完全ロック
位置からロック方向に強制的に回転して完全ロック位置
に至る。この時、ストライカ11およびバッテリ装置1
の動きは、搬送台車50のリフト機能により上昇したバ
ッテリ装置1およびストライカ11が、ラッチ35の強
制的な回転により、さらにメインロック装置30に対し
上方向に引き上げる方向に移動させられることになる。
なお、ラッチ35の不完全ロック位置から完全ロック位
置までの移動について、強制的とは、ラッチ35がスト
ライカ11の移動により(ストライカ11に押されて)
移動するのではなく、独自の移動手段である電動モータ
32を駆動源として積極的に移動し、その結果ストライ
カ11を完全ロック位置に移動させることをいう。ま
た、本実施形態においては、メインロック装置30〜3
0の電気回路はつながっており、4箇所のラッチ35の
全てが、不完全ロック位置に達した後、電動モータ32
が起動するようになっている。こうしてラッチ35が不
完全ロック位置から強制的に完全ロック位置まで回転さ
せられることにより、各ストライカ11がラッチ35の
ロック溝35bから離脱不能にロックされ、ひいてはバ
ッテリ装置1が車両60の床面に沿ったバッテリ取り付
け位置に吊り下げ状態で保持される。
【0019】ラッチ35の図示下側には、ラッチロック
レバー37が回動可能に取り付けられている。このラッ
チロックレバー37はラッチ35に接近する方向にばね
付勢されている。ラッチ35の下部には不完全ロック爪
部35cと完全ロック爪部35dが形成されており、不
完全ロック爪部35cに上記ラッチロックレバー37が
係合するとラッチ35は不完全ロック位置に保持され、
完全ロック爪部35dにラッチロックレバー37が係合
するとラッチ35は完全ロック位置に保持される。ラッ
チ35がラッチロックレバー37によって完全ロック位
置に保持されることにより、上記したようにバッテリ装
置1が車両60の床面に沿ったバッテリ取り付け位置に
強固に取り付けられる。ラッチ35が完全ロック位置に
ロックされると、これがラッチセンサにより検知され、
これに基づいて電動モータ32が逆転して駆動レバー3
3が図11において反時計回り方向に回転し、これによ
り作動レバー34の係合部34bがラッチから遠ざかる
方向に変位して該作動レバー34とラッチ35の係合状
態が解除される。この段階で駆動レバー33および作動
レバー34が初期位置に復帰する。
【0020】一方、ラッチロックレバー37は、ベース
36に回動可能に支持したロック解除レバー38のアン
ロック方向への回動によりラッチ35から離脱する方向
に回動し、これによりラッチ35の完全ロック位置でロ
ック状態が解除される。こうして、ラッチロックレバー
37によるロック状態が解除され、かつ上記したように
駆動レバー33および作動レバー34が初期位置に復帰
していることにより、ラッチ35は完全ロック位置から
アンロック位置に向けて回動可能な状態となり、これに
よりバッテリ装置1を取り外し可能な状態となる。上記
ロック解除レバー38のアンロック方向への回動は、車
両60に配置したロック解除スイッチ39(図2参照)
を操作することによりなされる。各メインロック装置3
0のロック解除レバー38には解除操作用のワイヤ(図
示省略)が接続されており、各ワイヤは図示省略したア
クチュエータにより移動する。各アクチュエータは上記
ロック解除スイッチ39を操作することにより同時に作
動し、これにより4箇所のメインロック装置30〜30
のロック解除レバー38が同時にアンロック方向に移動
して該メインロック装置30〜30がロック解除され
る。このメインロック装置30〜30によれば、例えば
路面Gの傾斜により車両60に対してバッテリ装置1
(および搬送台車50)が傾いているために、バッテリ
装置1が取り付け位置に対して傾いて上昇し、その結果
メインロック装置30〜30に対するストライカ11〜
11の位置がばらついている場合であっても、各ストラ
イカ11がラッチ35に接触して、該ラッチ35が少な
くとも不完全ロック位置まで回転すれば、該ラッチ35
が完全ロック位置まで強制的に回転するので、4箇所の
メインロック装置30〜30の全てについて確実にロッ
クがなされる。
【0021】次に、バッテリ装置1がバッテリ取り付け
位置に至ると、上記したようにメインロック装置30〜
30によりバッテリ装置1が該バッテリ取り付け位置に
ロックされるとともに、該バッテリ装置1が該バッテリ
取り付け位置まで上昇したことが取り付け位置確認セン
サ25により検知される。前記両案内壁部20,21の
進入方向ほぼ中程の位置には、それぞれブラケット26
を介して上記取り付け位置確認センサ25が取り付けら
れている。この取り付け位置確認センサ25にも、前記
上昇開始位置確認センサ23と同じセンサが用いられて
おり、筒体形状の保持体25bと、該保持体25bの先
端に回転可能かつ出没可能に保持した球体をなす検知部
25aを有している。
【0022】一方、バッテリ装置1のバッテリキャリア
10の両側部であって、進入方向ほぼ中程の位置には検
知板18,18が取り付けられている。このため、図9
に示すようにバッテリ装置1がバッテリ取り付け位置ま
で上昇すると、両取り付け位置確認センサ25,25の
検知部25a,25aにそれぞれ検知板18が当接して
該検知部25a,25aがそれぞれ保持体25b内に押
し込まれ、これにより両取り付け位置確認センサ25,
25がオンする。両取り付け位置確認センサ25,25
には取り付け位置確認ランプ27が接続されている。両
取り付け位置確認センサ25,25がオンすると、この
取り付け位置確認ランプ27は消灯する。一方または双
方の取り付け位置確認センサ25,25がオフの状態で
は取り付け位置確認ランプ27が点灯して、バッテリ装
置1が取り付け位置に対して位置ズレし、あるいは取り
付け位置から外されていることが報知される。上記取り
付け位置確認センサ25,25、取り付け位置確認ラン
プ27および前記上昇開始位置確認センサ23,23、
上昇開始位置確認ランプ24、さらには前記メインロッ
ク装置30〜30の各電動モータ32等は、当該バッテ
リ装置1とは別に車両60に搭載した補助バッテリ64
を電源として作動し、また点灯する。
【0023】次に、バッテリ装置1は、バッテリ取り付
け位置に取り付けられた状態において、メインロック装
置30〜30が誤作動等によりアンロックしても落下し
ないようフェールセーフ機能を有している。図3および
図12に示すようにバッテリキャリア10の進入方向前
面と後面の2箇所にはフェールセーフロック装置40,
40が取り付けられている。また、この両フェールセー
フロック装置40,40の下側には、そのロック状態を
解除するためのロック解除棒41が配置されている。図
13および図14には、このフェールセーフロック装置
40およびロック解除棒41の詳細が示されている。バ
ッテリキャリア10の進入方向前後面には、それぞれ上
下2段のベース42,43が側方へ張り出すように取り
付けられている。上側の上ベース42上にフェールセー
フロック装置40が取り付けられ、下側の下ベース43
にロック解除棒41が上下動可能に支持されている。
【0024】先ず、フェールセーフロック装置40は、
基台44と、これに対して支軸45を中心にして上下に
傾動可能に支持されたロック本体46を備えている。ロ
ック本体46は、支軸45の回りに装着されたばね(例
えば捩りばね(図示省略))によりロック方向(図にお
いて反時計回り方向)に付勢されている。基台44に
は、2本のロックピン47,47が該基台44の面方向
(図示左右方向)に移動可能に設けられている。このロ
ックピン47,47は、図14に示すように基台44の
下面に設けたロック解除孔44aへのロック解除棒41
の差し込み量を大きくすると(図14において基台44
に対して上方へ移動させると)図示右方のロック解除位
置へ後退する一方、図13に示すようにロック解除棒4
1のロック解除孔44aへの差し込み量を小さくすると
(図13において、基台14に対して下方へ移動させる
と)、ばね付勢力により図示左方のロック位置に移動す
る。ロック解除棒41の差し込み量の大小によってロッ
クピン47,47を進退させる構成については、この種
のロック装置に限らず公知の技術であるので詳述しない
が、ロック解除棒41の先端が半球形状に形成されてお
り、この半球形状部41aと両ロックピン47,47側
に設けた傾斜面との摺接作用によりロック解除棒41の
上下動を両ロックピン47,47の左右方向への移動に
変換する構成となっている。
【0025】これに対してロック本体46の回動先端側
(図示左端面側)の下部には、上記両ロックピン47,
47が差し込まれるロック孔46a,46aが形成され
ている。図13に示すように両ロック孔46a,46a
にそれぞれロックピン47が差し込まれた状態では、ロ
ック本体46はアンロック方向(図において時計回り方
向)へ回動不能にロックされた状態となり、上記したよ
うにロック解除棒41のロック解除孔44aへの差し込
み量を大きくして(より深く差し込んで)両ロックピン
47,47を後退させると、該ロック本体46が支軸4
5を中心にしてアンロック方向へ回動可能となる。
【0026】次に、ロック解除棒41は、下ベース43
の挿通孔43aおよび上記ロック解除孔44aにより上
下に移動可能に支持されている。挿通孔43aとロック
解除孔44aとの間において、このロック解除棒41に
は止め輪41bが取り付けられており、これにより該ロ
ック解除棒41の下方への抜け止めがなされている。上
ベース42と下ベース43との間には、スリーブ42a
が取り付けられており、このスリーブ42aの内周側に
ロック解除棒41が挿通されている。ロック解除棒41
の下端部には、ロック解除棒41よりも側方へ大きく張
り出す円板形状の頭部48が取り付けられている。この
頭部48と下ベース43との間には、圧縮ばね49が介
装されている。この圧縮ばね49によりロック解除棒4
1は、ロック解除孔44aへの差し込み量を小さくする
方向(図示下方)へ付勢されている。図13に示すよう
にロック解除棒41のロック解除孔44aへの差し込み
が浅い状態の時に、その頭部48がバッテリキャリア1
0の下面よりも下方に突き出すよう該ロック解除棒41
の長さおよび位置等が設定されている。ロック本体46
の回動先端側の上部には、ロックローラー46bが回転
可能に取り付けられている。このロックローラー46b
の回転軸線は、ロック本体46の回動軸線(支軸45の
軸線)に平行に設定されている。一方、上記両フェール
セーフロック装置40、40に対応して車両60の床面
65の下面側には、U字形のロックブラケット66,6
6(引き掛け部)が取り付けられている。
【0027】このように構成されたフェールセーフロッ
ク装置40,40とロック解除棒41,41によれば、
図14に示すようにバッテリ装置1が搬送台車50の台
板51上に載置された状態では、各フェールセーフロッ
ク装置40においてロック解除棒41の頭部48が台板
51の上面に当接して該ロック解除棒41がそれぞれ圧
縮ばね49に抗して上側に押されることにより、該ロッ
ク解除棒41のロック解除孔44aへの差し込みがより
深くなっている。この状態では前記したように両ロック
ピン47,47がばね付勢力に抗してアンロック方向に
後退してロック孔46a,46aから抜き出されるとと
もに、ロック解除棒41の先端部(半球形状部41a)
がロック本体46の下面に突き当てられ、これによりロ
ック本体46が支軸45を中心にしてロック解除棒41
により突き上げられるようにしてアンロック位置へ回動
する。この回動動作はばね付勢力に抗してなされる。ロ
ック本体46がアンロック位置へ回動すると、ロックロ
ーラー46bが支軸45を中心とする円弧上を移動し
て、ロックブラケット66の上方から外れる。この状態
では当該フェールセーフロック装置40のロック機能は
発揮されない。
【0028】これに対して、図13に示すようにバッテ
リ装置1が前記メインロック装置30〜30によりバッ
テリ取り付け位置に取り付けられ、然る後、搬送台車5
0の台板51を下降させると、該台板51がバッテリキ
ャリア10の下面から離間する。このため、各フェール
セーフロック装置40においてロック解除棒41が圧縮
ばね49により下方へ移動し、これにより該ロック解除
棒41のロック解除孔44aへの差し込みが浅くなる。
このため、ロック本体46はばね付勢力により支軸45
を中心にして図示反時計回り方向に回動してロック位置
へ戻され、かつ両ロックピン47,47がばね付勢力に
より突き出されて、ロック本体46のロック孔46a,
46aに差し込まれ、これによりロック本体46がロッ
ク位置に保持される。ロック本体46がロック位置に保
持されると、ロックローラー46bがロックブラケット
66の上面側に係合された状態に固定され、これにより
バッテリキャリア10ひいては当該バッテリ装置1の下
方への変位(脱落)が防止される。このことから、バッ
テリキャリア10の下面に搬送台車50の台板51を当
接させてロック解除棒41,41を上方へ移動させない
限り、メインロック装置30〜30が誤作動あるいは誤
操作等によりアンロックされても、バッテリ装置1は該
フェールセーフロック装置40,40を介して依然とし
てバッテリ取り付け位置に固定され、これにより不用意
な脱落等のトラブルが未然に回避される。
【0029】バッテリ取り付け位置に取り付けられたバ
ッテリ装置1を充電等のために取り外す際には、搬送台
車50の台板51を上昇させてバッテリキャリア10の
下面に当接させると、当接する直前に台板51によって
ロック解除棒41の頭部48が上方へ押されて該ロック
解除棒41が上方(アンロック方向)へ移動する。ロッ
ク解除棒41が上方へ移動すると、該ロック解除棒41
のロック解除孔44aへの差し込み量が大きくなってロ
ックピン47,47が後退し、これによりロック本体4
6がアンロック位置へ回動可能になるとともに、ロック
解除棒41の先端(半球形状部41a)によってロック
本体46の下面が上方へ押し上げられるため、ロック本
体46がアンロック位置へ強制的に回動する。ロック本
体46がアンロック位置へ回動すると、ロックローラー
46bが車両床面65側のロックブラケット66から外
れて、当該フェールセーフロック装置40,40による
ロック状態が解除される。以上のことから、本実施形態
のフェールセーフロック装置40,40によれば、搬送
台車50の台板51をバッテリキャリア10の下面に当
接させる行為(バッテリ装置1を取り外すために行う通
常の行為)によって自動的にロック状態が解除される一
方、搬送台車50の台板51を下降させてバッテリキャ
リア10の下面から離間させる行為(バッテリ装置1を
バッテリ取り付け位置に取り付けるために行う通常の行
為)によって自動的にロック状態となるため、作業者に
よるロック・アンロック操作は全く必要ない。
【0030】以上のように構成した本実施形態のバッテ
リ装置1の取り付け構造によれば、例えば路面Gの傾斜
や凹凸により車両60に対して搬送台車50の台板51
(バッテリ装置1)が傾いているために、バッテリ装置
1がバッテリ取り付け部の取り付け位置に対して傾いて
上昇し、その結果ロック装置30に対するストライカ1
1の位置がばらついてしまう場合であっても、ストライ
カ11がラッチ35に接触して、該ラッチ35が少なく
とも不完全ロック位置まで回転すれば、該ラッチ35が
電動モータを駆動源として完全ロック位置まで強制的に
回転するので、4箇所のロック装置30〜30の全てに
ついて確実にロックがなされ、これによりバッテリ装置
1を取り付け位置に確実に取り付けることができる。こ
のため、作業者はバッテリ装置1のロック状態を確認す
るために従来のように車両60の床下を窮屈な姿勢での
ぞき込む必要がなく、この点でバッテリ装置1の取り付
け作業を従来よりも楽に行うことができる。
【0031】また、ハンドリフト等の搬送台車50が用
意できれば、そのほかに特別の設備を必要とせず、当該
車両のユーザー自身等がいつでも簡単にバッテリ装置1
の脱着を行うことができる。ハンドリフト等の搬送台車
50は、ガソリンスタンドや自動車修理工場等に通常備
えられているものを用いることができるので、バッテリ
装置1の着脱作業を行うことができる作業場所は比較的
容易に確保することができる。また、ラッチ35〜35
が電動モータ32を駆動源として完全ロック位置まで強
制的に回転するので、作業者の操作のみに依存して取り
付ける構成に比してバッテリ装置取り付け操作の確実性
が向上する。さらに、ロック解除スイッチ39を操作す
ると、バッテリ取り付け部61の四隅に配置したロック
装置30〜30が同時にアンロックされるので、バッテ
リ装置1の取り外しを簡単に行うことができる。バッテ
リ装置1をいつでも、どこでも簡単に脱着することがで
きるので、車両の稼働率を向上させることができる。
【0032】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることができる。例えば、車両60の床下にバッテリ装
置1を取り付ける場合を例示したが、車両60のトラン
ク内、室内のシート下、あるいは荷台、ルーフにバッテ
リを収納する場合にも適用することができる。また、バ
ッテリ取り付け部61にロック装置31,32を設ける
一方、バッテリ装置1のキャリア10にストライカ11
〜11を設ける構成を例示したが、逆にバッテリ取り付
け部61にストライカを設け、バッテリ装置1側にロッ
ク装置を取り付ける構成としてもよい。さらに、車両の
側方からバッテリ装置1を進入させる場合を例示した
が、車両の後部または前部からバッテリ装置1を車両床
下へ進入させる場合についても同様に適用することがで
きる。また、バッテリ装置1を水平方向に進入させた
後、上昇させることにより取り付ける構成を例示した
が、水平方向のスライド動作のみで取り付けが完了する
引き出し形式の取り付け構造に適用することもできる。
また、車両に取り付けるバッテリ装置1を例示したが、
例えば機械設備等その他のバッテリ取り付け対象物にバ
ッテリ装置を取り付ける場合に広く適用することができ
る。また、バッテリ装置1を取り付ける場合について、
4箇所のラッチ35の全てが不完全ロック位置に達した
後、電動モータ32が起動するようにしたが、4箇所の
ラッチ35を各々電気的に独立させ、不完全ロック位置
に達した順に、順次電動モータ32を起動ようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、搬送台車を
用いてバッテリ装置を車両側方から床下に進入させた後
上昇させて収納する様子を示す図である。本図は、車両
の前方から見た図である。
【図2】搬送台車にバッテリ装置を載置して車両床下の
バッテリ取り付け部に進入させる様子を示す斜視図であ
る。
【図3】複数のバッテリをキャリアに搭載したバッテリ
装置を単体で示した斜視図である。
【図4】ガイドローラーが案内壁部に当接してバッテリ
装置の位置が規制された状態を示す図である。
【図5】搬送台車に載置したバッテリ装置をバッテリ取
り付け部に進入させた後、取り付け位置まで上昇させた
状態を示す側面図である。本図は、車両の前方から見た
図である。
【図6】バッテリ装置がバッテリ取り付け部に進入して
上昇開始位置に至る直前の様子を示す図である。本図は
車両前方から見た図である。
【図7】バッテリ装置がバッテリ取り付け部に進入して
上昇開始位置に至った段階を示す図である。本図は車両
前方から見た図である。
【図8】バッテリ装置がバッテリ取り付け部の上昇開始
位置において上昇する前の状態を示す図である。本図は
車両の側方から見た図である。
【図9】バッテリ装置が取り付け位置まで上昇された状
態を示す図である。本図は車両の側方から見た図であ
る。
【図10】メインロック装置にストライカが係合して、
バッテリ装置が取り付け位置にロックされた状態を示す
図である。本図は車両の側方から見た図である。
【図11】メインロック装置単体の斜視図である。
【図12】取り付け位置に取り付けられたバッテリ装置
の下面に搬送台車の台板が当接し、これによりフェール
セーフロック装置が解除された様子を示す図である。本
図は、車両の前方から見た図である。
【図13】フェールセーフロック装置のロック状態を示
す側面図である。
【図14】フェールセーフロック装置のアンロック状態
を示す側面図である。
【符号の説明】
1…バッテリ装置 10…バッテリキャリア、B…バッテリ 15〜17…ガイドローラー 20,21…案内壁部、20a,21a…案内テーパ部 22…ストッパ 23…上昇開始位置確認センサ 24…上昇開始位置確認ランプ 25…取り付け位置確認センサ 27…取り付け位置確認ランプ 30…メインロック装置 40…フェールセーフロック装置 41…ロック解除棒 50…搬送台車 51…台板 60…車両(車両) 61…バッテリ取り付け部 64…補助バッテリ 65…車両の床面 G…路面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ取り付け部または該バッテリ取
    り付け部に取り付けられるバッテリ装置の一方にロック
    装置を設け、他方にストライカを設け、該ストライカを
    前記ロック装置に保持させて前記バッテリ装置を前記バ
    ッテリ取り付け部に取り付ける構造であって、 前記ロック装置は、前記ストライカを離脱不能に保持す
    るラッチを備え、該ラッチは、アンロック位置と不完全
    ロック位置と完全ロック位置との間を移動可能に設けら
    れ、前記ストライカに押されて前記アンロック位置から
    前記不完全ロック位置まで移動し、該不完全ロック位置
    に至ると前記完全ロック位置まで強制的に移動して前記
    ストライカを離脱不能に保持する構成としたバッテリ装
    置の取り付け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のバッテリ装置の取り付け
    構造であって、ラッチは不完全ロック位置に至ると電動
    モータを駆動源として完全ロック位置まで移動する構成
    としたバッテリ装置の取り付け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のバッテリ装置の取り付け
    構造であって、ロック装置をバッテリ取り付け部または
    バッテリ装置に複数設け、ロック解除操作により該複数
    のロック装置が同時にアンロック操作される構成とした
    バッテリ装置の取り付け構造。
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