JP5010063B2 - 車両ルーフ - Google Patents

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    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/06Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements
    • B60J7/061Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements sliding and folding

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動モータによって操作可能である少なくとも1つの開放可能なルーフ部分と、この開放可能なルーフをその開放位置で支持する少なくとも1つの一時的に固定されるルーフ部分とを備えた車両ルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ連邦共和国特許第4203229号公報によって知られているこのような車両ルーフの場合には、走行中、開放可能なルーフ部分が側方部材のガイドに沿って車両縦方向に任意の開放位置まで移動可能である。この場合、側方部材は、一時的に固定されるルーフ部分としての後側のルーフ部分に揺動可能に枢着され、風防ガラスの上方に延設された前側の横材に取り外し可能に連結され、そして前側の横材からロック解除した後で後側のルーフ部分の方に揺動可能である。後側のルーフ部分に連結された後部ガラスを含めて、車両ルーフ全体が、キャブリオレ型ルーフ開口を開放するために、複数の駆動装置を含む複雑な機構によって、車両の後側部分の荷物室に降ろすことが可能である。前側の横材には、横材からの側方部材のロック解除を行う電気的な駆動装置が設けられている。後側のルーフ部分内に設けられた第2の電気的な駆動装置は、開放可能なルーフ部分の摺動を行う。同様に後側のルーフ部分の範囲に取付けられた他の電気的な駆動装置は、側方部材の揺動を行う。更に、後側の車両側壁の範囲に油圧シリンダが設けられている。この油圧シリンダは、後側のルーフ部分に収容された開放可能なルーフ部分、後側のルーフ部分上に揺動した側方部材および後側のルーフ部分の両側を支持する後側のピラー(Cピラー)と共に、後側のルーフ部分を揺動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
請求項1記載の本発明の根底をなす課題は、コストのかかる操作機構を用いないで、快適に操作することができ、普遍的に使用可能である、冒頭に述べた種類の車両ルーフを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題は、請求項1の上位概念に記載した特徴を有する車両ルーフにおいて、駆動モータが、少なくとも一時的に固定される他のルーフ部分に対する、一時的に固定されるルーフ部分のロックおよびまたはロック解除を操作することによって解決される。
【0005】
開放可能なルーフ部分の開閉運動のために必要な駆動モータを、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分に対する、一時的に固定されるルーフ部分のロックおよびまたはロック解除のためにも使用することにより、車両ルーフの機能を維持しながら車両ルーフの構造が簡単になる。
【0006】
本発明の有利な実施形は従属請求項に記載されている。
【0007】
一時的に固定されるルーフは特に後側のルーフ部分であり、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分は特に車両の側方後側のピラー(BピラーまたはCピラー)である。
【0008】
車両ルーフの信頼性を高めるために、開放可能なルーフ部分は開放位置で一時的に固定されるルーフ部分にロック可能である。この場合、一時的に固定されるルーフ部分における開放可能なルーフ部分のロックは好ましくは駆動モータによって操作される。
【0009】
車両ルーフの構造的コストは、駆動モータが一時的に固定されるルーフ部分に固定されていることにより、低減される。
【0010】
本発明の他の実施形では、一時的に固定されるルーフ部分としての後側ルーフ部分が、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分からロック解除された後で、特に後側のピラー(BピラーまたはCピラー)からロック解除された後で、下降可能である。その際、後側のルーフ部分は4リンク構造体を介して降ろすことが可能であり、しかも好ましくは後側のルーフ部分の上面がほぼ車両のベルトラインの高さ位置に位置するように降ろすことが可能である。
【0011】
一時的に固定されるルーフ部分の下降の代わりに、またはそれと組み合わせて、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分からロック解除した後で一時的に固定されるルーフ部分を車両から完全に取り外すことができる。
【0012】
車両の後側のピラーが下降可能に形成されていると、ベルトラインから上方に突出する車体部分を車両の後部範囲に備えていないキャブリオレ型ルーフ開口も開放可能である。安全性を高めるために、電子式監視装置が車両の危険な横転を検出するや否や、後側のピラーを自動的に突出させることができる。
【0013】
開放可能なルーフ部分の開閉運動を操作するため、およびまたは少なくとも一時的に固定されるルーフ部分に対する、一時的に固定されるルーフ部分のロックおよびまたはロック解除を操作するために使用される駆動モータは、下降した位置での後側ルーフ部分のロックを操作するためにおよびまたは下降した位置からの解放のために使用可能である。特に、駆動モータはロック装置を操作する。このロック装置は好ましくは、一時的に固定されるルーフ部分に固定され、そして少なくとも一時的に固定されるルーフ部分に対してだけでなく、一時的に固定されるルーフ部分の下降運動を制御する4リンク構造体に対しても、一時的に固定されるルーフ部分をロックおよびまたはロック解除する働きをする。そのために、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分と4リンク構造体に、ロック装置と相互作用する相手方部材が配置されている。
【0014】
後部ガラスを含む車両の後部部分が後側のルーフ部分に固定されている。後側部分が下降可能に形成されている場合には、後部ガラスは好ましくは折畳み可能な合成樹脂材料からなっている。
【0015】
後側のルーフ部分に固定された車両の後部部分の下側が車両の後部ドアに装着可能であり、かつ上方に傾動可能であると、特に車両後部の範囲に設けられた荷物室へのアクセスが改善される。
【0016】
後側のルーフ部分と、風防ガラスの上方に設けられた前側の横材との間において、開放可能なルーフ部分の両側に側方部材が延設され、この側方部材がガイドを含み、開放可能なルーフ部分がその開放位置と閉鎖位置の間で、少なくとも部分的に摺動可能にガイドに支持されていると目的にかなう。この場合、側方部材は好ましくは車両の前側の横材と側方後側のピラーに取り外し可能に連結されている。その際、後側のルーフ部分を少なくとも一時的に固定されるルーフ部分にロックする際に、側方部材のガイドが、開放可能なルーフ部分を摺動可能に収容し開放位置に支持するために後側のルーフ部分内に固定されたガイドと一直線に整列されると有利である。
【0017】
開放可能なルーフ部分は、原理的に知られている種類の折畳みルーフまたは多板ルーフのような、走行中開放可能なルーフ部分である。本発明の範囲内で、開放可能なルーフ部分として、1個また複数のリッド、特に2個のリッドを備えたスライドルーフまたはチルト兼スライドルーフを使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、図に基づいて本発明の有利な実施の形態を詳しく説明する。
【0019】
図1〜6には、車両ルーフ1を備えた車両10が示してある。この車両ルーフは電動機222である駆動モータによって操作可能である開放可能なルーフ部分と、一時的に固定されるルーフ部分と、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分と、後部部分6と、側方部材28とを備えている。その際、開放可能なルーフ部分は折畳みルーフ30であり、この折畳みルーフは一時的に固定されるルーフ部分のガイドと側方部材28のガイド内に、開閉方向32に摺動可能に収容され、開放位置(図2,3,5)と閉鎖位置(図1,6)の間の任意の中間位置に移動可能である。開放位置において折畳みルーフ30は一時的に固定されるルーフ部分に支持される。この一時的に固定されるルーフ部分は図示した実施の形態では、ルーフケース12として形成された車両ルーフ1の後側のルーフ部分である。この場合、ガイドに沿って摺動可能な折畳みルーフ30のすべての部分は、ルーフケース12内に設けられたガイドに収容され、図7〜12に関連して詳細に説明するように、ルーフケース12に対してロック可能である。その際、折畳みルーフ30は開放位置では、そのルーフ先端149がルーフケース12の前側エッジとほぼ面一になるように、後方へ開放方向32に摺動している。
【0020】
ルーフケース12内に配置されたガイドは、ガイドレール部分22によって形成されている。このガイドレール部分22は、ロック装置14に取付けられている。このロック装置14自体は、ルーフケース12に固定されている。この場合、ルーフケース12が少なくとも一時的に固定されるルーフ部分に対してロックされているときに、ガイドレール部分22は前側のガイドレール部分26と一直線に整列している。前側のガイドレール26は、側方部材28内に設けられたガイドを形成し、側方部材28内に浮動収容されている。側方部材28は、車両10に取り外し可能に連結されている。そのために、風防ガラスの上方に延設された前側の横材2と前側の側方ピラー(Aピラー3)との間の接合個所の範囲に、前側の側方部材支持部13が設けられ、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分20を形成する後側のピラー(Bピラー20)の上端の範囲に、後側の側方部材支持部15が設けられている。側方部材28を分解するために、図4から判るように、まず最初に後側の側方部材支持部15がロック解除され、側方部材28の後端が矢印8方向に持上げられ、そして前側の側方部材支持部13から後方に向けて矢印9方向に引き抜かれる。分解された側方部材28は車両10の適当な収容装置、例えば後部ドア5内に格納可能である。
【0021】
図1〜6に示した車両ルーフ1の実施の形態では、後側の側方ピラー、すなわちBピラー20が、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分を形成している。車体に動かぬように連結されたBピラー20の間には、後側の横材4をロールバーのように延設することができる。Bピラー20を動かぬように配置する代わりに、Bピラーを下方に降ろすことができるように形成可能である。ロック装置14は、ルーフケース12の走行方向左側と右側に1個ずつ取付けられ、電動機222を介してルーフケース12をBピラー20に対してロックおよびロック解除するために、各々のBピラー20の上端近くに固定された相手方部材11と相互作用する。
【0022】
相手方部材11に対するルーフケース12のロックおよびロック解除の操作と、折畳みルーフ30の開閉操作は、最終的には連動スライダ114(図11参照)によって行われる。この連動スライダ114は、押しても曲がらないケーブル174を介して、ルーフケース12の中央後側範囲に配置された電動機222によって動かされる。その作用については、特に図11を参照して詳しく後述する。
【0023】
図2の車両ルーフ1の後部部分6はルーフケース12に固定され、そして折畳み可能な合成樹脂材料製の後部ガラス18と、同様に折畳み可能な側方部分16とを有する。ルーフケース12は図示していない4リンク構造体を介して車体に連結され、Bピラー20の相手方部材11からルーフケース12をロック解除した後で、ルーフケース12の上面がほぼ車両ベルトラインの高さに位置するまで降ろされる。ルーフケース12を下降位置でロックするために、4リンク構造体自体に同様に相手方部材が設けられ、ロック装置14が相手方部材11と同様に、この4リンク構造体の相手方部材と相互作用する。後部部分6の下側7は後部ドア5に装着可能であり、かつ車両後部内にある荷物室へのアクセスを改善するために、図6に示すように上方へ揺動開放可能である。後部ドア5自体はその下側が車体に揺動可能に連結され、後部部分6の下側7の位置とは無関係に、かつルーフケース12が下降しているときにも、後方に揺動可能である。後部部分の安定性を高めるために、および後部ドア5のための錠ラッチを取付けるために、後部部分6の下側7に横材を配置することができる。
【0024】
次に、図7〜12に基づいて、ロック装置14の2つの実施の形態を詳細に説明する。この場合、鏡像対称的に形成された2個のロック装置がルーフケース12に取付けられているが、走行方向に見て左側のロック装置14だけが図に示してある。左側のロック装置14に関するすべての説明は、鏡像対称的な右側のロック装置にも当てはまる。更に、図7〜11においてXで示した軸線は、折畳みルーフ30の開放方向に、すなわち車両後部の方に向いた図2の矢印32と同じ方向に向いている。
【0025】
両ロック装置14は、Bピラー20に取付けられた相手方部材11に固定できるように、車両縦方向に延びる対称軸線に関して対称にかつルーフケース12の内部においてルーフケースの側方の外面近くに取付けられている。この場合同時に、ロック装置14のガイドレール部分22は、側方部材28の前側のガイドレール部分26と一直線になるように整列される。これは、ガイドレール部分22に固定された整列機構としての整列条片24を前側のガイドレール部分26に係合させることによって行われる。
【0026】
ロック装置14は収容溝48として形成された収容機構を有する支持板34を備えている。この収容機構には、Bピラー20に取付けられた相手方部材11のピン46が摺動方向50(図9参照)に挿入され、ロックフック36のロック溝42によってロック可能である。その際、ロック溝42はロックフック36の前側のアーム38に設けられている。このロックフック36は支持ピン56を介して折れ曲がった支持レバー58に揺動可能に収容されている。ロックフック36の支持ピン56は、ロック溝42を有する前側のアーム38と後側のアーム40の間のほぼ中央に配置されている。この場合、ロックフック36は図7,9,10に示したロック位置と解放位置との間で、支持ピン56の軸線回りに揺動方向44(図7参照)に揺動可能である。ロック位置において、ロックフック36は更に、図9に破線で示した前側の係止位置と後側の係止位置54の間で、摺動方向50に摺動可能である。
【0027】
支持レバー58は2つの部分から形成され、Y方向においてブッシュ62の厚さだけ離隔された同一の2つの半部を備えている。この半部の間隔は、ロックフック36と後述する制御レバー84をこの両半部内に収容できるように採寸されている。ブッシュ62は、軸60に嵌め込まれている。この軸60は、支持レバー58のアーム64をY軸方向に貫通している。その際、軸60は、支持レバー58の半部から両側に突出し、一方では支持板34に保持され、他方ではアーム64を取り囲む湾曲支持部材59に保持されている。この湾曲支持部材59自体は、支持板34に固定されている。支持レバー58は、その第2のアーム66に固定された制御ピン68によって軸60回りに揺動可能である。この場合、制御ピン68は、支持レバー58からY方向に突出し、切換えスライダ74の制御軌道72に係合する。制御ピン68は、スライダ70を介して切換えスライダ74に沿って案内されている。
【0028】
切換えスライダ74は切換えスライダ本体80に一体化されている。この切換えスライダ本体80は、第2の切換えスライダ78を備えている。制御レバー84に固定された制御ピン82が、第2の切換えスライダの制御軌道76に摺動可能に収容され、支持ピン56の軸線回りに制御レバーを揺動させる。この支持ピンによって、制御レバー84はロックフック36と共に支持レバー58に支持されている。この場合、制御レバー84は、ロックフック36の前側アーム38の方に延びている。制御レバー84の折り曲げ部92はZ方向に開放したロックフック36の凹部85に係合し、制御レバー84がその制御ピン82を介して制御軌道78によって時計回りに揺動するときに(本明細書で使用される時計回りと反時計回りの用語はそれぞれ、Y方向に見たときの方向である)、ロックフック36を連動する働きをする。
【0029】
保持レバー89はほぼ中央で装着ピン91によってロックフック36の凹部85とロック溝42の間の範囲に揺動可能に支持されている。この場合、保持レバー89の第1のアーム93に設けた突起88と制御レバー84の折り曲げ部86との間に、引張りばね90が設けられている。引張りばね90によって、制御レバー84の折り曲げ部92がロックフック36の凹部85に遊びなしに接触するように、時計回りの付勢力が制御レバー84に加えられる。この場合同時に、保持レバー89が時計回りに揺動し、そしてロックフック36がその解放位置の外側にあるときには、保持レバーはその第1のアーム93に設けた傾斜面95によって付勢されて保持ピン87に接触する。この保持ピンはY方向に延び、支持板34に固定されている。ほぼX方向に開放した係止範囲98の上方において保持レバー89の第1のアーム93に設けられた傾斜面95は、保持ピン87に対する傾斜面95の付勢接触によってロックフック36に力が加えられるように形成されている。この力はロックフック36を支持ピン56の軸線回りに反時計回りに回転させ、ロックフック36は車両10の縦方向に見てロック溝42の後側にある(すなわち、ロック溝42から出発して+X方向にずらして配置された)、摺動方向50に延びる滑り面190を介して、支持板34の折り曲げ部188に載る。保持ピン87は更に、受け止め装置としての働きをする。ロックフック36がその解放位置にあるときに、保持レバー89の係止範囲98はこの受け止め装置に係合する。
【0030】
装着ピン91の下方に(すなわち、この装着ピンに対して−Z方向にずらして)設けられた保持レバー89の第2のアーム94はほぼX方向に突出する突起97を備えている。この突起97は、制御レバー84をロックフック36に対して固定するために、ロックフック36がその後側の係止位置54に近接するや否や、制御レバー84の折り曲げ部92の下面に当たることができる。
【0031】
全体を100で示した、ほぼX方向に延びる整列板は、複数のねじ99を介して支持板34に連結されている。このねじ99は同時に、ガイドレール部分22の下側範囲を貫通している。このガイドレール部分22は更に、図示していないブラインドリベットを介してその上側範囲が支持板34に固定されている。この場合、支持板34とガイドレール部分22と整列板100の相互固定保持が達成される。ガイドレール部分22は下側と上側の滑り軌道101または102を備えている。この滑り軌道101は、X−Z平面内に延設された隔壁104によって互いに分離されている。下側の滑り軌道101は側方が隔壁104と支持板34の背壁によって画成され、上方と下方が、隔壁104から出発して−Y方向に延びる脚部によって画成され、そして+/−X方向に開放している。滑り軌道101は切換えスライダ本体80を+/−X方向に摺動可能に収容する働きをする。この切換えスライダ本体80自体は、Y方向に突出する停止エッジ108を備えている。この停止エッジ108は、隔壁104の貫通穴106を通って滑り軌道102の範囲内に達している。その際、切換えスライダ本体80は後側の端位置と前側の端位置の間で+/−X方向に摺動可能である。
【0032】
滑り軌道102は上側と下側を、Y方向に延びる脚部112または110によって画成され、脚部110,112上に垂直に配置されたウェブ109によって少なくとも2つの開放した小室111,113に分割されている。この内側の小室111は連動スライダ114を収容する働きをし、外側の小室113はルーフ先端スライダ116を収容する働きをする。両スライダ114,116は+/−X方向に摺動可能である。この場合、連動スライダ114には、押しても曲がらないケーブル174が取付けられている。このケーブル174は、ルーフケース12に固定された電動機222(図2参照)を介して動かすことができ、ケーブル通路118内を案内されている。このケーブル通路118は、滑り軌道102の側方において隔壁104内に収容されている。
【0033】
整列板100の上面119と脚部110の下面の間には、相手方支持部材認識装置の一部としての、+/−X方向に摺動可能な触感スライダ120が収容されている。この触感スライダ120はそれと整列板100の間に配置された引張りばね122の作用によって−X方向に付勢され、それによってその触感先端部124はガイドレール部分22の前側エッジ125から突出している。X方向に見て触感先端部124と反対側の触感スライダ120の端部には、連動解除部材126が配置されている。この連動解除部材126は、折れ曲がった係止レバー130の連動解除アーム128と相互作用する。この連動解除アーム128自体は、軸131の回りに揺動可能に支持板34と整列板100の間に支持されている。連動解除アーム128に対してほぼ垂直に延びる係止レバー130のアーム132には、係止突起133が設けられている。この係止突起133は、切換えスライダ本体80がその前端位置の後方にある警報位置にとどまるときに、切換えスライダ本体80の下面に相補的に形成された図示していない停止エッジに係合するように形成されている。その際、切換えスライダ本体80の警報位置は支持板34に対して、切換えスライダ本体80の前端位置と後端位置の間にある個所に設けられている。この場合、前端位置は後端位置よりも小さなX座標に一致する。
【0034】
係止レバー130は組み合わせばね138の2つのばねアーム134,136の一方のばねアーム134によって反時計回りに付勢されるので、切換えスライダ本体80が警報位置にあるときに係止突起133は付勢されて切換えスライダ本体の停止エッジに接触し、もし相手方部材11がロック装置14に対してその目標位置にないときには切換えスライダ本体80がその前端位置に達するのを防止する。この場合、切換えスライダ本体80は、その後端位置とその警報位置との間でのみ摺動可能である。これに対して、ロック装置14を相手方部材11に連結する際に、相手方部材11がロック装置14に対する目標位置に達していると、触感スライダ120の触感先端部124が相手方部材11に接触し、触感スライダ120が引張りばね122の力に抗してX方向に摺動し、それによって連動解除部材126が係止レバー130の連動解除アーム128を操作し、ばねアーム134の作用に抗して軸131を中心として時計回りに係止レバー130を揺動させ、係止レバー130の係止突起133は切換えスライダ本体80の下面の停止エッジとの係合を解除する。切換えスライダ本体80はその前端位置の方に向けて前方に(すなわち、−X方向に)摺動可能である。組み合わせばね138の第2のばねアーム136はZ方向上方に付勢され、ロックフック36がその解放位置にあるときに、第2のばねアームの付勢力に抗してロックフック36の後側アーム40によって下方に押されて動くことができる。その際、電気的なマイクロスイッチ140がばねアーム136によって上方に付勢された基本位置に操作される。このマイクロスイッチは組み合わせばね138と共に支持板34に固定されている。この場合、マイクロスイッチ140は信号“ロック位置にあるロックフック”を供給する。この信号は、ロック装置14の電動操作を制御する電子制御装置218(図13参照)に入力値として供給される。この電子制御装置218は同様に、折畳みルーフ30の開閉運動の電動操作の制御も行う。
【0035】
更に、ばねアーム136を上方に弾性的に付勢する代わりに、ばねアーム136をロックフック36の後側アーム40に形状補完的に連結することができる。それによって、後側アーム40は、ばねアーム136を両方向に、すなわち上方と下方に操作する。
【0036】
触感スライダ120の触感先端部124を相手方部材と相互作用させる代わりに、触感先端部124を側方部材28と相互作用させることができる。側方部材28が目標位置にあり、かつ特に車両にロックされている場合、ロック装置14を相手方部材に連結するときに触感スライダ120が側方部材28によって操作され、X方向に摺動し、それによって係止レバー130の係止突起133が切換えスライダ本体80をその警報位置にもやはロックしない。これに対して、側方部材28が車両から取り外されるかまたは他の理由から連結位置にあるロック装置14に対する目標位置にないと、連結の際に触感先端部124は、X方向に操作されないかまたは充分に操作されず、相手方部材が目標位置にあるときでも、切換えスライダ本体80はその警報位置に達する際にロックされる。それによって、相手方部材認識装置は側方部材を認識するために使用される。これは、ロック装置14を4リンクに取付けられた他の相手方部材に連結する際に切換えスライダ本体80が警報位置以外の位置まで摺動できないという利点がある。なぜなら、4リンクに設けられた相手方部材が目標位置にあるがしかし、側方部材が存在しないからである。それによって、ロック装置14が4リンクの相手方部材に連結されるときに、ロック装置14に対するルーフ先端スライダ116の後述のロックが解除されることが防止される。
【0037】
整列板100の前端に設けられた整列二叉部152は、Y方向とZ方向においてロック装置14を前側のガイドレール部分26に整列する働きをする。そのために、整列二叉部152は相補的に形成された整列支持部材に係合する。この整列支持部材は、側方部材28内に浮動支持された前側のガイドレール部分26と共にユニットを形成している。ロック装置14のガイドレール部分22に固定され、Z方向において整列二叉部152の上方にあり、そして前側のガイドレール部分26に係合可能である整列条片24は、ガイドレール部分22に対する前側のガイドレール部分26のX軸回りの傾動を防止する。整列面150はX−Z平面内において整列二叉部152の側面に設けられ、Bピラー20に取付けられた相手方部材11のピン46の端面に接触可能であるので、鏡像対称的な右側のロック装置および右側のピンと協働して、ルーフケース12全体を相手方部材11の両ピン46に対してY方向に見て対称に整列させる。
【0038】
Y方向に延びる整列板100の折り曲げ部には、端位置ばね146が固定されている。この端位置ばねは2つのばねアーム142,144を備えている。一方のばねアーム142は下方から小室113に係合している。この小室113は、折畳みルーフ30のルーフ先端149に連結されかつ折畳みルーフの開閉運動を生じるルーフ先端スライダ116を収容している。第2のばねアーム144は、ルーフ先端スライダ116が保持位置にあるときに電気的なマイクロスイッチ148を機械的に操作するように形成されている。この場合、マイクロスイッチ148は信号“保持位置にあるルーフ先端スライダ116”を電子制御装置218(図13参照)に供給する。この位置で、ルーフ先端スライダ116はロック装置14のガイドレール部分22に完全に収容され、ガイドレール部分22に対してロック可能である。折畳みルーフ30の摺動可能なすべての部品はルーフ先端スライダ116によって保持され、ルーフケース12と共に相手方部材11から外すことができる。
【0039】
図13から判るように、車両ルーフ用制御装置218は入力値として、2つの切換え位置(“開放”と“閉鎖”)を有する操作スイッチ224の信号のほかに、2個のセンサ226,228の信号を受け取る。操作スイッチ224は、操作人によって操作可能であり、折畳みルーフの開閉運動とロック装置の連結動作および連結解除動作を開始する働きをする。この場合、ロックフックの揺動運動と摺動運動によって、Bピラー20に設けられた相手方部材11に対するルーフケース12のロックおびロック解除が行われる。1個の操作スイッチ224の代わりに、2個の操作スイッチを設けることができる。この操作スイッチの一方は折畳みルーフの開閉運動を開始し、他方は、折畳みルーフ完全開放時にロック装置の連結動作と連結解除動作を開始する。両センサ226,228は、ロック装置の第1の実施の形態(図7〜11に示してある)の場合にはマイクロスイッチ148または140である。図12に関連して後述するロック装置の第2の実施の形態の場合には、マイクロスイッチ140の代わりに誘導性センサ216がセンサ228として使用される。
【0040】
折畳みルーフ30の閉鎖時に、ルーフ先端スライダ116と連動スライダ114は前側のガイドレール部分26内にあり、ロックボルト164によって互いに形状補完的に連結されている。このロックボルトは、Z方向に摺動可能にルーフ先端スライダ116に収容されている。ルーフケース12は、ロック装置14を介して車両10のBピラー20に固定されている。この場合、ロックフック36は、その後端の係止位置54でロック位置にある。切換えスライダ本体80は、その前側の端位置にあり、この位置で、ロックボルト156によって支持板34の切欠き162内に保持されている。このロックボルト156は、Y方向に摺動可能に支持され、かつ圧縮ばね160を介して付勢されたボール158によってその端位置に係止可能である。支持レバー58の揺動運動、ひいてはロックフック36の摺動運動を制御する制御ピン68はスライダ70と共に、切換えスライダ74の制御軌道72の保持範囲204の後端にあるが、制御レバー84の制御ピン82は、ロックフック36の揺動運動のための切換えスライダ78の制御軌道76の保持範囲206にある。保持レバー89はその傾斜面95が保持ピン87に接触することにより、反時計回りに揺動し、保持レバーの突起97が制御レバー84の折り曲げ部92に作用し、この制御レバーをロックフック36に対して固定する。制御レバー84が、支持レバー58内に(支持ピン56によって)収容されかつ切換えスライダ78の保持範囲206内に(制御ピン82によって)収容されていることによって、制御レバー自体の位置が固定されているので、ロックフック36はそのロック位置にロックされている。切換えスライダ本体80がその端位置にあるようにするためには、勿論上述のように、相手方部材11または側方部材28は目標位置にあり、触感スライダ120が操作され、そして係止レバー130の係止突起133が切換え体80の下面に配置された停止エッジと係合解除されていなければならない。
【0041】
ルーフケース12をBピラー20から連結解除するために、まず最初に、操作スイッチ224を切換え位置“開放”に操作し、ルーフ先端スライダ116を後方へ開放方向32に摺動させることにより、折畳みルーフ30を開放しなければならない。摺動運動は、連動スライダ114によってルーフ先端スライダ116に加えられる。この連動スライダ114自体は、それ自体公知のケーブル174を介してルーフケース12に収容された電動機222によって動かされる。ルーフ先端スライダ116と連動スライダ114は最後には、前側のガイドレール部分26からロック装置14のガイドレール部分22に達する。この場合、ルーフ先端スライダ116は、その保持位置に達するや否や、ガイドレール部分22に設けられたストッパー168に突き当たり、後方(X方向)へのルーフ先端スライダ116のそれ以上の摺動を阻止する(図11参照)。この場合、上述のように、電気的なマイクロスイッチ148がばねアーム144によって操作される。連動スライダ114は図11に示すその移動位置に達する。操作人が更に操作スイッチ224を切換え位置“開放”に操作すると、マイクロスイッチ148の信号“保持位置にあるルーフ先端スライダ”が制御装置218に供給されるときに、ロック装置の連結解除運動が開始され、しかも特に所定の安全条件が満たされた後で初めて開始される。この安全条件は例えば、車両が動いていないことおよびまたは操作人が所定の操作時間中操作スイッチ224を切換え位置“開放”に保持することである。
【0042】
連結解除を開始する際にまず最初に、連動スライダ114が押しても曲がらないケーブル174を介して電動機222によってX方向に付勢されるので、ロックボルト164を収容する連動スライダ114の凹部166の傾斜面170がロックボルト164に対してZ方向に力を加える。この力により、ロックボルト164はZ方向に摺動し、連動スライダ114の凹部166との係合を解除し、連動スライダ114と反対側のロックボルトの端部がガイドレール部分22の凹部172に押し込まれる。それによって、ルーフ先端スライダ116は、ガイドレール部分に形状補完的に保持され、連動スライダ114は、X方向に更に摺動可能である。この場合、ルーフ先端スライダ116寄りの連動スライダ114の側は、−Z方向へのルーフ先端スライダ116内のロックボルト164の摺動による、ルーフ先端スライダ116とガイドレール部分22の間の形状補完的な連結の解除が不可能になるように形成されている。連動スライダ114は、所定の距離を進んだ後で、その連結面176は、図11の前端位置にある切換えスライダ本体80の停止エッジ108に当接する。この場合同時に、ロックボルト156に対して相補的に形成された凹部180が、切換えスライダ本体80寄りの連動スライダ114の側に設けられ、力を更に連動スライダ114にX方向に加えると、連動スライダ114が停止エッジ108に接触する連結面176を介して切換えスライダ本体80を連動し、ロックボルト156を収容する支持板34の凹部162の傾斜面178がロックボルト156に対してY方向に力を加える。この力は切換えスライダ本体80内でロックボルト156をその第2の端位置に摺動させる。この第2の端位置では、ロックボルト156は凹部162と係合解除され、凹部180に係合する。ロックボルト156は切換えスライダ本体80と支持板34との形状補完的な連結を解除し、同時に切換えスライダ本体80と連動スライダ114とを形状補完的に連結する。この連動スライダは切換えスライダ本体80をその後端位置の方に連動する。その際、凹部180からの−Y方向へのロックスライダ156の摺動は、ロックボルト156をその端位置に保持するばねで付勢されたボール158に基づいて不可能であるだけなく、連動スライダ114寄りの支持板34の側が傾斜面178の背後で切換えスライダ本体80近くまで案内されることによっても不可能である。連動スライダ114は、接触面108に接触する連結面176を介して切換えスライダ本体80をその後端位置までX方向に連動する。前端位置の方への(X方向への)切換えスライダ本体80の連動は、連動スライダ114と切換えスライダ本体80との間の、ロックボルト156によって生じる形状補完的な連結によって行われる。両端位置におけるロックボルト156の上記係止の代わりに、ロックピン156は更に、図7に示したその端位置においてのみばねで付勢されたボール158によって係止可能である。
【0043】
後端位置の方へのX方向の切換えスライダ本体80の摺動時に、支持レバー58の制御ピン68に支持されたスライダ70はまず最初に、制御軌道72の保持範囲204から、傾斜面状に下方に延びる摺動範囲208に達する。この場合、支持レバー58はその軸60回りに時計回りに揺動運動を強制される。この揺動運動は支持ピン56を介してロックフック36の摺動運動に変換される。この場合、ロックフック36はその後側の係止位置54からその前側の係止位置52の方へ−X方向に前方に摺動し、その滑り面190を介して支持板34の折り曲げ部188上を滑る。スライダ70が制御軌道の傾斜面状の摺動範囲208の最も深い箇所に位置し、前側の保持範囲212に移行するときに、前側の係止位置52に達する。この前側の保持範囲では、スライダはほぼ水平に案内されるので、支持レバー58はもはや揺動運動を行わない。
【0044】
例えば前側の係止位置52に達する際に、切換えスライダ本体80をX方向に更に摺動させることにより、制御レバー84の制御ピン82が制御軌道76の保持範囲206を逸脱し、揺動カム210の上方に向いた範囲に当たると、ロック位置から解放位置へのロックフック36の揺動運動が開始される。この揺動カムは制御軌道76の前側範囲をYを横にした形に分割する。制御ピン82は横にしたY字の上側の脚部に追従し、折り曲げ部92を介して支持ピン56の軸線回りの揺動運動をロックフック36に加える。この支持ピン56は更に、制御レバー84を支持レバー58に揺動可能に連結している。ロックフック36が解放位置に持上げられるや否や、保持レバー89の係止範囲98は保持ピン87に係止され、ロックフック36をその解放位置に保持する。その際、ばねアーム136を介してマイクロスイッチ140の操作が解除され、相手方支持部材11のピン46がロックフック36のロック溝42から解放されるので、ルーフケース12はBピラー20から連結解除され、そして図1〜6に関連して説明したように、降ろすことが可能である。
【0045】
ロック装置14による相手方支持部材11に対するルーフケース12の連結は、逆の順序で行われる。この場合、切換えスライダ本体80がその後端位置にあると、制御ピン82は揺動カム210の前側エッジの手前に位置する。ロック装置14が手動で相手方部材11に押し付けられると、まず最初に、ピン46が前方から、収容溝48内に突出する保持レバー89の第2のアーム94に突き当たる。それによって、保持レバーは時計回りに揺動運動する。ピン46がロック溝42の背壁に当接する際に、ピンはロックフック36に力を加える。この力の作用線が支持ピン56の下方に位置するので、ロックフック36には、引張りばね90によって加えられる力に付加して、回転モーメントが反時計回りに加えられる。これにより、保持レバー89の係止範囲98が保持ピン87から解放され、ロックフック36はそのロック位置に揺動することができる。その際、制御ピン82はこの揺動運動を妨害しない。なぜなら、制御ピンが制御軌道76の外にあるからである。保持レバー89の傾斜面95が保持ピンに接触するや否や、ロックフック36は上述のように、引張りばね90によってロック位置の方に付勢される。ロックフック36がそのロック位置に達すると、マイクロスイッチ140が操作され、センサ228として入力信号“ロック位置にあるロックフック”を制御装置218に供給する。所定の無駄時間が経過した後、例えば5秒が経過した後で、制御装置218は、電動機を制御することにより、ロックフック36の自動的な動力引張り運動を開始する。電動機自体は前側端位置に向けて前方へ切換えスライダ本体80を摺動させる。
【0046】
前方(−X方向)への切換えスライダ本体80の運動時に、制御レバー84の制御ピン82は、揺動カム210によって下方に向けられ、横にしたY字の下側のアームに挿入される。この運動は、ロックフック36に伝達されない。なぜなら、保持レバー89の突起97がまだ制御レバー84の折り曲げ部92に作用しておらず、この折曲げ部がロックフック36の凹部85から下方に移動し得るからである。ロックフック36がその後側の係止位置54の方に更に摺動するや否や、保持レバー89が反時計回りに揺動し、制御レバー84は、保持レバー89の突起97が折り曲げ部92の下側エッジに作用することによってロックフック36に対して固定される。相手方部材11およびまたは側方部材28が目標位置の外にあると、触感スライダ120の触感先端部124がX方向に操作されないかまたは充分に操作されず、切換えスライダ本体80は、その下側にある停止エッジが係止レバー130の係止突起133に当接することにより、前側の端位置に達する前に警報位置に停止される。その際、押しても曲がらないケーブル174を操作する電動機222は動かなくなり、その結果制御装置218によってスイッチが切られる。これに対して、相手方部材11が目標位置にあると、切換えスライダ本体80はその前側端位置まで摺動可能である。この場合、ロックフックはその後側の係止位置を占める。連動スライダ114は、電動機222によって更に−X方向に力を加えられる。その結果、ロックボルト156は、連動スライダ114の凹部180の傾斜面182から支持板34の凹部162内に−Y方向に摺動させられ、同時に連動スライダ114は切換えスライダ本体80から解放される。ロックボルト156は、圧縮ばね160によって付勢されたボール158によってこの位置に保持され、ロック装置14の自動的な動力引張り運動は電動機222のスイッチを切ることによって終了する。
【0047】
操作人が操作スイッチ224を切換え位置“閉鎖”に操作すると、電動機222は再び作動し、連動スライダ114を更に前方に移送位置まで摺動させる。この移送位置では、連動スライダ114は連結面184によってルーフ先端スライダ116に接触する。その際、押しても曲がらないケーブル174を介して力がルーフ先端スライダ116に対して前方に加えられる。この力は、ガイドレール部分22の凹部172の前側の傾斜面186を介して、ルーフ先端スライダ116のロックボルト164を、凹部172から連動スライダ114の凹部166に−Z方向に押し込むために充分な大きさである。これにより、ルーフ先端スライダ116とガイドレール部分22の間の連結が解除され、ルーフ先端スライダ116と連動スライダ114が連結される。切換えスライダ本体80がロックボルト156によってロック装置14に対して固定されるや否や、自動的な動力引張り運動を終了する、上述の方法の代わりに、連動スライダ114とルーフ先端スライダ116が連結されたときに初めて、自動的な動力引張り運動を終了してもよい。
【0048】
図12にはロック装置の代替的な構造が示してある。このロック装置は、次の点だけが図7〜11に示したものと異なっている。すなわち、第1の実施の形態の保持レバーに対応する保持レバーが省略され、ロックフック192がロックフック36の後側アーム40に対応するアームを備えていない点だけが異なっている。ロック位置の方へのロックフック192の弾性的な付勢力は、引張りばね196によって加えられる。この引張りばねはロックフック192の折り曲げ部194と支持板34の保持突起198の間に配置されている。変形された制御レバー200は、制御レバー84の制御ピン82の代わりに、制御レバー200に一体的に形成された制御舌片202を備えている。この制御舌片202は、ロックフック192の揺動運動を制御するために、制御軌道76と相互作用する。制御レバー200の折り曲げ部92は、ロック装置の第1の実施の形態の制御レバー84の場合と同様に、時計回りに付勢されて下側からロックフック192に接触する。勿論、図12の第2の実施の形態の場合には、付勢力が引張りばね90によって供給される。この引張りばねは、第1の実施の形態と異なり、制御レバー200の折り曲げ部86とロックフック192の折り曲げ部194の間に配置されている。
【0049】
切換えスライダ本体80がその後端位置に近接するときに、制御舌片202は、第1の実施の形態の制御ピン82と同様に、揺動カム210の前側エッジの手前に達する。しかし、ロックフック192がその解放位置で保持レバーによって保持されないので、ロックフック192はロック位置に自由に揺動する。したがって、図12のロック装置を相手方部材11に連結する際に、ロック位置でその前側係止位置にあるロックフック192は、まず最初にピン46によって解放位置に持上げなければならない。そのために、ロックフック192は、その前側に傾斜面214を備えている。ロック位置でロックフック192を動かなくすることは、ロック装置の第1の実施の形態と異なり、ロックフック192の揺動位置を検出するためのマイクロスイッチ140と同様にあまり行われない。その代わりに、相手方部材11のピン46によって操作される誘導性センサ216が使用される。この場合、ピン46が、前側の係止位置52にあるロックフック192のロック溝42によってロック可能である収容溝48内の位置にあるときに、誘導性センサはピンによって操作される。ロックフック192が実際にロック位置に揺動して戻っているかどうかは、マイクロスイッチ140の代わりにセンサ228として制御装置218に接続された誘導性センサ216によっては検出されない。しかし、そうでないようにすべきときには、ロックフック192の動力引張り運動が相手方部材11に伝達されない。それによって、相手方部材は目標位置に達せず、ロック装置の第2の実施の形態でも原理的に変わらない相手方部材認識装置の触感先端部124はX方向に操作されないかまたは充分に操作されない。相手方部材認識装置は既に説明したように、警報位置に達したときに、切換えスライダ本体80の移動を阻止する。それに基づいて、電動機222が同様に動かなくなる。制御装置218がこの状態を認識し、電動機22を作動停止する。“相手方部材が目標位置にない”と同じ意味である“切換えスライダ本体が警報位置にある”の状況が有利な方法で操作人に示されるので、操作人は操作スイッチ224を切換え位置“開放”に新たに操作することによって、新たな連結を行うために、ロック装置を再び相手方部材11から連結解除する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフケースとして形成された時々固定されるルーフ部分と、開放可能なルーフ部分としての折畳みルーフを備えた車両の斜視図である。この場合、ルーフケースはロック装置によって、車両のBピラーに固定された相手方部材に固定されており、折畳みルーフはその閉鎖位置にある。
【図2】折畳みルーフが開放位置にある、図1の車両の斜視図である。
【図3】図1の車両の斜視図である。この場合、ルーフケースは開放位置にある折畳みルーフを含めて格納位置に降ろされている。
【図4】図1の車両の斜視図である。この場合、見やすくするために、ルーフケースは図示していない。Bピラーと、風防ガラスの上方に延設された前側の横材との間に延設された側方部材が分解して示してある。
【図5】側方部材を分解し、ルーフケースを降ろした、図1の車両の斜視図である。
【図6】折畳みルーフが閉じている、図1の車両の斜視図である。この場合、車両の後部ガラスを取り囲む後部部分の下側は車両の後部ドアから連結解除され、上方へ揺動させられ、そして車両の後部ドアは開放位置にある。
【図7】ルーフケースのロック機構の斜視図である。この場合、ロック装置のロックフックはその後側の係止位置でロック状態にある。
【図8】図7のロック装置の分解図である。
【図9】図7のロック装置の支持板の方向に見た側面図である。
【図10】図7のロック装置のガイドレールの方向に見た側面図である。
【図11】図7のXI−XI線に沿った概略部分断面図である。この部分断面図は、ロック装置のロックフックの運動を制御する切換えスライダ本体に対するあるいは折畳みルーフのルーフ先端スライダに対する、動力で摺動可能な連動スライダのロックボルト連結を原理的に示している。
【図12】ロック装置の変形された実施の形態の斜視図である。この場合、ロック装置のロックフックはその後側の係止位置でロック位置にある。
【図13】車両ルーフのための制御装置の原理的な回路図である。
【符号の説明】
1…車両ルーフ、2…前側の横材、3…Aピラー、4…後側の横材、5…後部ドア、6…後部部分、7…後部部分の下面、8,9…矢印、10…車両、11…相手方部材、12…ルーフケース、13…前側の側方部材支持部、14…ロック装置、15…後側の側方部材支持部、16…側方部分、18…後部ガラス、20…他のルーフ部分(Bピラー)、22…ガイドレール部分、24…整列条片、26…前側のガイドレール部分、28…側方部材、30…折畳みルーフ、32…開放方向または閉鎖方向、34…支持板、36…ロックフック、38…ロックフックの前側アーム、40…ロックフックの後側アーム、42…ロック溝、44…揺動方向、46…ピン、48…収容溝、50…摺動方向、52…前側の係止位置、54…後側の係止位置、56…支持ピン、58…支持レバー、59…湾曲支持部材、60…支持レバーの軸、62…支持レバーのブッシュ、64,66…支持レバーのアーム、68…制御ピン、70…スライダ、72…制御軌道、74…切換えスライダ、76…制御軌道、78…切換えスライダ、80…切換えスライダ本体、82…制御ピン、84…制御レバー、85…ロックフックの凹部、86…制御レバーの折り曲げ部、87…保持ピン、88…保持レバーの突起、89…保持レバー、90…引張りばね、91…装着ピン、92…制御レバーの折り曲げ部、93…保持レバーの第1のアーム、94…保持レバーの第2のアーム、95…傾斜面、97…突起、98…係止範囲、99…ねじ、100整列板、101,102…滑り軌道、104…隔壁、106…貫通穴、108…停止エッジ、109…ウェブ、110,112…脚部、111,113…小室、114…連動スライダ、116…ルーフ先端スライダ、118…ケーブル通路、119…上面、120…触感スライダ、122…引張りばね、124…触感先端部、125…前側エッジ、126…連動解除部材、128…連動解除アーム、130…係止レバー、131…軸、132…係止レバーのアーム、133…係止突起、134,136…ばねアーム、138…組み合わせばね、140…マイクロスイッチ、142,144…ばねアーム、146…端位置ばね、148…マイクロスイッチ、149…ルーフ先端、150…整列面、152…整列二叉部、156…ロックボルト、158…ボール、160…圧縮ばね、162…凹部、164…ロックボルト、166…凹部、168…ストッパー、170…傾斜面、172…凹部、174…ケーブル、176…連結面、178…傾斜面、180…凹部、182…傾斜面、184…連結面、186…傾斜面、188…折り曲げ部、190…滑り面、192…ロックフック、194…折り曲げ部、196…引張りばね、198…保持突起、200…制御レバー、202…制御舌片、204,206…保持範囲、208…摺動範囲、210…揺動カム、212…保持範囲、214…傾斜面、216…誘導性センサ、218…制御装置、222…電動機、224…操作スイッチ、226,228…センサ

Claims (16)

  1. 駆動モータ(222)によって操作可能である少なくとも1つの開放可能な第1のルーフ部分(30)と、この開放可能な第1のルーフ部分(30)をその開放位置で支持する少なくとも1つの第2のルーフ部分(12)であって車体に対して一時的に固定される第2のルーフ部分(12)とを備えた車両ルーフにおいて、
    駆動モータ(222)が、少なくとも一時的に車体に対して固定される第3のルーフ部分(20)に対して、ロック装置(14)によってもたらされる第2のルーフ部分(12)のロックおよびまたはロック解除を操作し、
    駆動モータ(222)は、ケーブル(174)を介してスライダ(114)に接続され、
    傾斜面(170、186)を介してケーブル(174)の移動方向に関して横方向に自動的に連結可能なロックボルト(164)は、スライダ(114)と開放可能な第1のルーフ部分(30)に連結されているスライダ(116)とを連結しており、スライダ(114)が移動して、開放可能な第1のルーフ部分(30)に連結されているスライダ(116)が第2のルーフ部分(12)に当接すると、スライダ(114)のさらなる移動に連動して、スライダ(114)に設けられた傾斜面(170、186)を介して、スライダ(114)の移動方向に対して横方向に移動することが可能であり、ロックボルト(164)は、前記横方向に移動することで、スライダ(114)と開放可能な第1のルーフ部分(30)に連結されているスライダ(116)との連結を解除すると共に、第2のルーフ部分(12)の凹部(172)に挿入されて、開放可能な第1のルーフ部分(30)に連結されているスライダ(116)と第2のルーフ部分(12)とを連結し、第1のルーフ部分(30)を開放位置で一時的に固定される第2のルーフ部分(12)にロックすることが可能であることを特徴とする車両ルーフ。
  2. 駆動モータ(222)が車体に対して一時的に固定される第2のルーフ部分(12)における開放可能な第1のルーフ部分(30)のロックを操作することを特徴とする請求項1記載の車両ルーフ。
  3. 駆動モータ(222)が車体に対して一時的に固定される第2のルーフ部分(12)に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両ルーフ。
  4. 車体に対して一時的に固定される第2のルーフ部分(12)が後側のルーフ部分であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  5. 車体に対して少なくとも一時的に固定される第3のルーフ部分(20)が車両の側方の後側ピラーを含んでいることを特徴とする請求項4記載の車両ルーフ。
  6. 後側のルーフ部分(12)がそのロック解除後降ろすことができることを特徴とする請求項4または5記載の車両ルーフ。
  7. 後側のルーフ部分(12)が4リンク構造体を介して降ろすことが可能であることを特徴とする請求項6記載の車両ルーフ。
  8. 駆動モータ(222)が下降位置における後側のルーフ部分(12)のロックおよびまたは下降位置からの後側のルーフ部分の解放を操作することを特徴とする請求項6または7記載の車両ルーフ。
  9. 後部ガラス(18)を含む車両(10)の後部部分(6)が後側のルーフ部分(12)に固定されていることを特徴とする請求項4〜8のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  10. 下側(7)が上方へ傾動可能な車両(10)の後部部分(6)が後側のルーフ部分(12)に固定されていることを特徴とする請求項4〜9のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  11. 後部部分(6)の下側(7)が車両(10)の後部ドア(5)に装着可能であることを特徴とする請求項9または10に記載の車両ルーフ。
  12. 後側のルーフ部分(12)と、風防ガラスの上方に設けられた前側の横材(2)との間において、開放可能な第1のルーフ部分(30)の両側に側方部材(28)が延設され、この側方部材がガイド(26)を含み、開放可能な第1のルーフ部分(30)がその開放位置と閉鎖位置の間で、少なくとも部分的に摺動可能に前記ガイドに支持されていることを特徴とする請求項4〜11のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  13. 側方部材(28)が車両(10)の前側の横材(2)と側方後側のピラー(20)に取り外し可能に連結されていることを特徴とする請求項12記載の車両ルーフ。
  14. 後側のルーフ部分(12)を少なくとも一時的に固定される第3のルーフ部分(20)にロックする際に、側方部材(28)のガイド(26)が、開放可能な第1のルーフ部分(30)を摺動可能に収容し開放位置に支持するために後側のルーフ部分(12)内に固定されたガイド(22)と一直線に整列されることを特徴とする請求項12または13に記載の車両ルーフ。
  15. 開放可能な第1のルーフ部分(30)が折畳みルーフであることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  16. 開放可能な第1のルーフ部分が多板ルーフであることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
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