JP2001030766A - 車両ルーフ - Google Patents

車両ルーフ

Info

Publication number
JP2001030766A
JP2001030766A JP2000179572A JP2000179572A JP2001030766A JP 2001030766 A JP2001030766 A JP 2001030766A JP 2000179572 A JP2000179572 A JP 2000179572A JP 2000179572 A JP2000179572 A JP 2000179572A JP 2001030766 A JP2001030766 A JP 2001030766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
vehicle
roof part
lock
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000179572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5010063B2 (ja
Inventor
Johann Mayer
ヨハン・マイヤー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Webasto Vehicle Systems International GmbH
Original Assignee
Webasto Vehicle Systems International GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Webasto Vehicle Systems International GmbH filed Critical Webasto Vehicle Systems International GmbH
Publication of JP2001030766A publication Critical patent/JP2001030766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5010063B2 publication Critical patent/JP5010063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/0053Collapsible lateral roof side beams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/06Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements
    • B60J7/061Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with non-rigid element or elements sliding and folding

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コストのかかる操作機構を用いないで、快適に
操作することができ、普遍的に使用可能である、車両ル
ーフを提供する。 【解決手段】本発明は、駆動モータ222によって操作
可能である少なくとも1つの開放可能なルーフ部分30
と、この開放可能なルーフ30をその開放位置で支持す
る少なくとも1つの一時的に固定されるルーフ部分12
とを備えた車両ルーフに関する。駆動モータ222は、
少なくとも一時的に固定される他のルーフ部分20に対
する、一時的に固定されるルーフ部分12のロックおよ
びまたはロック解除を操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動モータによっ
て操作可能である少なくとも1つの開放可能なルーフ部
分と、この開放可能なルーフをその開放位置で支持する
少なくとも1つの一時的に固定されるルーフ部分とを備
えた車両ルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第4203229
号公報によって知られているこのような車両ルーフの場
合には、走行中、開放可能なルーフ部分が側方部材のガ
イドに沿って車両縦方向に任意の開放位置まで移動可能
である。この場合、側方部材は、一時的に固定されるル
ーフ部分としての後側のルーフ部分に揺動可能に枢着さ
れ、風防ガラスの上方に延設された前側の横材に取り外
し可能に連結され、そして前側の横材からロック解除し
た後で後側のルーフ部分の方に揺動可能である。後側の
ルーフ部分に連結された後部ガラスを含めて、車両ルー
フ全体が、キャブリオレ型ルーフ開口を開放するため
に、複数の駆動装置を含む複雑な機構によって、車両の
後側部分の荷物室に降ろすことが可能である。前側の横
材には、横材からの側方部材のロック解除を行う電気的
な駆動装置が設けられている。後側のルーフ部分内に設
けられた第2の電気的な駆動装置は、開放可能なルーフ
部分の摺動を行う。同様に後側のルーフ部分の範囲に取
付けられた他の電気的な駆動装置は、側方部材の揺動を
行う。更に、後側の車両側壁の範囲に油圧シリンダが設
けられている。この油圧シリンダは、後側のルーフ部分
に収容された開放可能なルーフ部分、後側のルーフ部分
上に揺動した側方部材および後側のルーフ部分の両側を
支持する後側のピラー(Cピラー)と共に、後側のルー
フ部分を揺動させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】請求項1記載の本発明
の根底をなす課題は、コストのかかる操作機構を用いな
いで、快適に操作することができ、普遍的に使用可能で
ある、冒頭に述べた種類の車両ルーフを提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
上位概念に記載した特徴を有する車両ルーフにおいて、
駆動モータが、少なくとも一時的に固定される他のルー
フ部分に対する、一時的に固定されるルーフ部分のロッ
クおよびまたはロック解除を操作することによって解決
される。
【0005】開放可能なルーフ部分の開閉運動のために
必要な駆動モータを、少なくとも一時的に固定されるル
ーフ部分に対する、一時的に固定されるルーフ部分のロ
ックおよびまたはロック解除のためにも使用することに
より、車両ルーフの機能を維持しながら車両ルーフの構
造が簡単になる。
【0006】本発明の有利な実施形は従属請求項に記載
されている。
【0007】一時的に固定されるルーフは特に後側のル
ーフ部分であり、少なくとも一時的に固定されるルーフ
部分は特に車両の側方後側のピラー(BピラーまたはC
ピラー)である。
【0008】車両ルーフの信頼性を高めるために、開放
可能なルーフ部分は開放位置で一時的に固定されるルー
フ部分にロック可能である。この場合、一時的に固定さ
れるルーフ部分における開放可能なルーフ部分のロック
は好ましくは駆動モータによって操作される。
【0009】車両ルーフの構造的コストは、駆動モータ
が一時的に固定されるルーフ部分に固定されていること
により、低減される。
【0010】本発明の他の実施形では、一時的に固定さ
れるルーフ部分としての後側ルーフ部分が、少なくとも
一時的に固定されるルーフ部分からロック解除された後
で、特に後側のピラー(BピラーまたはCピラー)から
ロック解除された後で、下降可能である。その際、後側
のルーフ部分は4リンク構造体を介して降ろすことが可
能であり、しかも好ましくは後側のルーフ部分の上面が
ほぼ車両のベルトラインの高さ位置に位置するように降
ろすことが可能である。
【0011】一時的に固定されるルーフ部分の下降の代
わりに、またはそれと組み合わせて、少なくとも一時的
に固定されるルーフ部分からロック解除した後で一時的
に固定されるルーフ部分を車両から完全に取り外すこと
ができる。
【0012】車両の後側のピラーが下降可能に形成され
ていると、ベルトラインから上方に突出する車体部分を
車両の後部範囲に備えていないキャブリオレ型ルーフ開
口も開放可能である。安全性を高めるために、電子式監
視装置が車両の危険な横転を検出するや否や、後側のピ
ラーを自動的に突出させることができる。
【0013】開放可能なルーフ部分の開閉運動を操作す
るため、およびまたは少なくとも一時的に固定されるル
ーフ部分に対する、一時的に固定されるルーフ部分のロ
ックおよびまたはロック解除を操作するために使用され
る駆動モータは、下降した位置での後側ルーフ部分のロ
ックを操作するためにおよびまたは下降した位置からの
解放のために使用可能である。特に、駆動モータはロッ
ク装置を操作する。このロック装置は好ましくは、一時
的に固定されるルーフ部分に固定され、そして少なくと
も一時的に固定されるルーフ部分に対してだけでなく、
一時的に固定されるルーフ部分の下降運動を制御する4
リンク構造体に対しても、一時的に固定されるルーフ部
分をロックおよびまたはロック解除する働きをする。そ
のために、少なくとも一時的に固定されるルーフ部分と
4リンク構造体に、ロック装置と相互作用する相手方部
材が配置されている。
【0014】後部ガラスを含む車両の後部部分が後側の
ルーフ部分に固定されている。後側部分が下降可能に形
成されている場合には、後部ガラスは好ましくは折畳み
可能な合成樹脂材料からなっている。
【0015】後側のルーフ部分に固定された車両の後部
部分の下側が車両の後部ドアに装着可能であり、かつ上
方に傾動可能であると、特に車両後部の範囲に設けられ
た荷物室へのアクセスが改善される。
【0016】後側のルーフ部分と、風防ガラスの上方に
設けられた前側の横材との間において、開放可能なルー
フ部分の両側に側方部材が延設され、この側方部材がガ
イドを含み、開放可能なルーフ部分がその開放位置と閉
鎖位置の間で、少なくとも部分的に摺動可能にガイドに
支持されていると目的にかなう。この場合、側方部材は
好ましくは車両の前側の横材と側方後側のピラーに取り
外し可能に連結されている。その際、後側のルーフ部分
を少なくとも一時的に固定されるルーフ部分にロックす
る際に、側方部材のガイドが、開放可能なルーフ部分を
摺動可能に収容し開放位置に支持するために後側のルー
フ部分内に固定されたガイドと一直線に整列されると有
利である。
【0017】開放可能なルーフ部分は、原理的に知られ
ている種類の折畳みルーフまたは多板ルーフのような、
走行中開放可能なルーフ部分である。本発明の範囲内
で、開放可能なルーフ部分として、1個また複数のリッ
ド、特に2個のリッドを備えたスライドルーフまたはチ
ルト兼スライドルーフを使用することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、図に基づいて本発明の有利
な実施の形態を詳しく説明する。
【0019】図1〜6には、車両ルーフ1を備えた車両
10が示してある。この車両ルーフは電動機222であ
る駆動モータによって操作可能である開放可能なルーフ
部分と、一時的に固定されるルーフ部分と、少なくとも
一時的に固定されるルーフ部分と、後部部分6と、側方
部材28とを備えている。その際、開放可能なルーフ部
分は折畳みルーフ30であり、この折畳みルーフは一時
的に固定されるルーフ部分のガイドと側方部材28のガ
イド内に、開閉方向32に摺動可能に収容され、開放位
置(図2,3,5)と閉鎖位置(図1,6)の間の任意
の中間位置に移動可能である。開放位置において折畳み
ルーフ30は一時的に固定されるルーフ部分に支持され
る。この一時的に固定されるルーフ部分は図示した実施
の形態では、ルーフケース12として形成された車両ル
ーフ1の後側のルーフ部分である。この場合、ガイドに
沿って摺動可能な折畳みルーフ30のすべての部分は、
ルーフケース12内に設けられたガイドに収容され、図
7〜12に関連して詳細に説明するように、ルーフケー
ス12に対してロック可能である。その際、折畳みルー
フ30は開放位置では、そのルーフ先端149がルーフ
ケース12の前側エッジとほぼ面一になるように、後方
へ開放方向32に摺動している。
【0020】ルーフケース12内に配置されたガイド
は、ガイドレール部分22によって形成されている。こ
のガイドレール部分22は、ロック装置14に取付けら
れている。このロック装置14自体は、ルーフケース1
2に固定されている。この場合、ルーフケース12が少
なくとも一時的に固定されるルーフ部分に対してロック
されているときに、ガイドレール部分22は前側のガイ
ドレール部分26と一直線に整列している。前側のガイ
ドレール26は、側方部材28内に設けられたガイドを
形成し、側方部材28内に浮動収容されている。側方部
材28は、車両10に取り外し可能に連結されている。
そのために、風防ガラスの上方に延設された前側の横材
2と前側の側方ピラー(Aピラー3)との間の接合個所
の範囲に、前側の側方部材支持部13が設けられ、少な
くとも一時的に固定されるルーフ部分20を形成する後
側のピラー(Bピラー20)の上端の範囲に、後側の側
方部材支持部15が設けられている。側方部材28を分
解するために、図4から判るように、まず最初に後側の
側方部材支持部15がロック解除され、側方部材28の
後端が矢印8方向に持上げられ、そして前側の側方部材
支持部13から後方に向けて矢印9方向に引き抜かれ
る。分解された側方部材28は車両10の適当な収容装
置、例えば後部ドア5内に格納可能である。
【0021】図1〜6に示した車両ルーフ1の実施の形
態では、後側の側方ピラー、すなわちBピラー20が、
少なくとも一時的に固定されるルーフ部分を形成してい
る。車体に動かぬように連結されたBピラー20の間に
は、後側の横材4をロールバーのように延設することが
できる。Bピラー20を動かぬように配置する代わり
に、Bピラーを下方に降ろすことができるように形成可
能である。ロック装置14は、ルーフケース12の走行
方向左側と右側に1個ずつ取付けられ、電動機222を
介してルーフケース12をBピラー20に対してロック
およびロック解除するために、各々のBピラー20の上
端近くに固定された相手方部材11と相互作用する。
【0022】相手方部材11に対するルーフケース12
のロックおよびロック解除の操作と、折畳みルーフ30
の開閉操作は、最終的には連動スライダ114(図11
参照)によって行われる。この連動スライダ114は、
押しても曲がらないケーブル174を介して、ルーフケ
ース12の中央後側範囲に配置された電動機222によ
って動かされる。その作用については、特に図11を参
照して詳しく後述する。
【0023】図2の車両ルーフ1の後部部分6はルーフ
ケース12に固定され、そして折畳み可能な合成樹脂材
料製の後部ガラス18と、同様に折畳み可能な側方部分
16とを有する。ルーフケース12は図示していない4
リンク構造体を介して車体に連結され、Bピラー20の
相手方部材11からルーフケース12をロック解除した
後で、ルーフケース12の上面がほぼ車両ベルトライン
の高さに位置するまで降ろされる。ルーフケース12を
下降位置でロックするために、4リンク構造体自体に同
様に相手方部材が設けられ、ロック装置14が相手方部
材11と同様に、この4リンク構造体の相手方部材と相
互作用する。後部部分6の下側7は後部ドア5に装着可
能であり、かつ車両後部内にある荷物室へのアクセスを
改善するために、図6に示すように上方へ揺動開放可能
である。後部ドア5自体はその下側が車体に揺動可能に
連結され、後部部分6の下側7の位置とは無関係に、か
つルーフケース12が下降しているときにも、後方に揺
動可能である。後部部分の安定性を高めるために、およ
び後部ドア5のための錠ラッチを取付けるために、後部
部分6の下側7に横材を配置することができる。
【0024】次に、図7〜12に基づいて、ロック装置
14の2つの実施の形態を詳細に説明する。この場合、
鏡像対称的に形成された2個のロック装置がルーフケー
ス12に取付けられているが、走行方向に見て左側のロ
ック装置14だけが図に示してある。左側のロック装置
14に関するすべての説明は、鏡像対称的な右側のロッ
ク装置にも当てはまる。更に、図7〜11においてXで
示した軸線は、折畳みルーフ30の開放方向に、すなわ
ち車両後部の方に向いた図2の矢印32と同じ方向に向
いている。
【0025】両ロック装置14は、Bピラー20に取付
けられた相手方部材11に固定できるように、車両縦方
向に延びる対称軸線に関して対称にかつルーフケース1
2の内部においてルーフケースの側方の外面近くに取付
けられている。この場合同時に、ロック装置14のガイ
ドレール部分22は、側方部材28の前側のガイドレー
ル部分26と一直線になるように整列される。これは、
ガイドレール部分22に固定された整列機構としての整
列条片24を前側のガイドレール部分26に係合させる
ことによって行われる。
【0026】ロック装置14は収容溝48として形成さ
れた収容機構を有する支持板34を備えている。この収
容機構には、Bピラー20に取付けられた相手方部材1
1のピン46が摺動方向50(図9参照)に挿入され、
ロックフック36のロック溝42によってロック可能で
ある。その際、ロック溝42はロックフック36の前側
のアーム38に設けられている。このロックフック36
は支持ピン56を介して折れ曲がった支持レバー58に
揺動可能に収容されている。ロックフック36の支持ピ
ン56は、ロック溝42を有する前側のアーム38と後
側のアーム40の間のほぼ中央に配置されている。この
場合、ロックフック36は図7,9,10に示したロッ
ク位置と解放位置との間で、支持ピン56の軸線回りに
揺動方向44(図7参照)に揺動可能である。ロック位
置において、ロックフック36は更に、図9に破線で示
した前側の係止位置と後側の係止位置54の間で、摺動
方向50に摺動可能である。
【0027】支持レバー58は2つの部分から形成さ
れ、Y方向においてブッシュ62の厚さだけ離隔された
同一の2つの半部を備えている。この半部の間隔は、ロ
ックフック36と後述する制御レバー84をこの両半部
内に収容できるように採寸されている。ブッシュ62
は、軸60に嵌め込まれている。この軸60は、支持レ
バー58のアーム64をY軸方向に貫通している。その
際、軸60は、支持レバー58の半部から両側に突出
し、一方では支持板34に保持され、他方ではアーム6
4を取り囲む湾曲支持部材59に保持されている。この
湾曲支持部材59自体は、支持板34に固定されてい
る。支持レバー58は、その第2のアーム66に固定さ
れた制御ピン68によって軸60回りに揺動可能であ
る。この場合、制御ピン68は、支持レバー58からY
方向に突出し、切換えスライダ74の制御軌道72に係
合する。制御ピン68は、スライダ70を介して切換え
スライダ74に沿って案内されている。
【0028】切換えスライダ74は切換えスライダ本体
80に一体化されている。この切換えスライダ本体80
は、第2の切換えスライダ78を備えている。制御レバ
ー84に固定された制御ピン82が、第2の切換えスラ
イダの制御軌道76に摺動可能に収容され、支持ピン5
6の軸線回りに制御レバーを揺動させる。この支持ピン
によって、制御レバー84はロックフック36と共に支
持レバー58に支持されている。この場合、制御レバー
84は、ロックフック36の前側アーム38の方に延び
ている。制御レバー84の折り曲げ部92はZ方向に開
放したロックフック36の凹部85に係合し、制御レバ
ー84がその制御ピン82を介して制御軌道78によっ
て時計回りに揺動するときに(本明細書で使用される時
計回りと反時計回りの用語はそれぞれ、Y方向に見たと
きの方向である)、ロックフック36を連動する働きを
する。
【0029】保持レバー89はほぼ中央で装着ピン91
によってロックフック36の凹部85とロック溝42の
間の範囲に揺動可能に支持されている。この場合、保持
レバー89の第1のアーム93に設けた突起88と制御
レバー84の折り曲げ部86との間に、引張りばね90
が設けられている。引張りばね90によって、制御レバ
ー84の折り曲げ部92がロックフック36の凹部85
に遊びなしに接触するように、時計回りの付勢力が制御
レバー84に加えられる。この場合同時に、保持レバー
89が時計回りに揺動し、そしてロックフック36がそ
の解放位置の外側にあるときには、保持レバーはその第
1のアーム93に設けた傾斜面95によって付勢されて
保持ピン87に接触する。この保持ピンはY方向に延
び、支持板34に固定されている。ほぼX方向に開放し
た係止範囲98の上方において保持レバー89の第1の
アーム93に設けられた傾斜面95は、保持ピン87に
対する傾斜面95の付勢接触によってロックフック36
に力が加えられるように形成されている。この力はロッ
クフック36を支持ピン56の軸線回りに反時計回りに
回転させ、ロックフック36は車両10の縦方向に見て
ロック溝42の後側にある(すなわち、ロック溝42か
ら出発して+X方向にずらして配置された)、摺動方向
50に延びる滑り面190を介して、支持板34の折り
曲げ部188に載る。保持ピン87は更に、受け止め装
置としての働きをする。ロックフック36がその解放位
置にあるときに、保持レバー89の係止範囲98はこの
受け止め装置に係合する。
【0030】装着ピン91の下方に(すなわち、この装
着ピンに対して−Z方向にずらして)設けられた保持レ
バー89の第2のアーム94はほぼX方向に突出する突
起97を備えている。この突起97は、制御レバー84
をロックフック36に対して固定するために、ロックフ
ック36がその後側の係止位置54に近接するや否や、
制御レバー84の折り曲げ部92の下面に当たることが
できる。
【0031】全体を100で示した、ほぼX方向に延び
る整列板は、複数のねじ99を介して支持板34に連結
されている。このねじ99は同時に、ガイドレール部分
22の下側範囲を貫通している。このガイドレール部分
22は更に、図示していないブラインドリベットを介し
てその上側範囲が支持板34に固定されている。この場
合、支持板34とガイドレール部分22と整列板100
の相互固定保持が達成される。ガイドレール部分22は
下側と上側の滑り軌道101または102を備えてい
る。この滑り軌道101は、X−Z平面内に延設された
隔壁104によって互いに分離されている。下側の滑り
軌道101は側方が隔壁104と支持板34の背壁によ
って画成され、上方と下方が、隔壁104から出発して
−Y方向に延びる脚部によって画成され、そして+/−
X方向に開放している。滑り軌道101は切換えスライ
ダ本体80を+/−X方向に摺動可能に収容する働きを
する。この切換えスライダ本体80自体は、Y方向に突
出する停止エッジ108を備えている。この停止エッジ
108は、隔壁104の貫通穴106を通って滑り軌道
102の範囲内に達している。その際、切換えスライダ
本体80は後側の端位置と前側の端位置の間で+/−X
方向に摺動可能である。
【0032】滑り軌道102は上側と下側を、Y方向に
延びる脚部112または110によって画成され、脚部
110,112上に垂直に配置されたウェブ109によ
って少なくとも2つの開放した小室111,113に分
割されている。この内側の小室111は連動スライダ1
14を収容する働きをし、外側の小室113はルーフ先
端スライダ116を収容する働きをする。両スライダ1
14,116は+/−X方向に摺動可能である。この場
合、連動スライダ114には、押しても曲がらないケー
ブル174が取付けられている。このケーブル174
は、ルーフケース12に固定された電動機222(図2
参照)を介して動かすことができ、ケーブル通路118
内を案内されている。このケーブル通路118は、滑り
軌道102の側方において隔壁104内に収容されてい
る。
【0033】整列板100の上面119と脚部110の
下面の間には、相手方支持部材認識装置の一部として
の、+/−X方向に摺動可能な触感スライダ120が収
容されている。この触感スライダ120はそれと整列板
100の間に配置された引張りばね122の作用によっ
て−X方向に付勢され、それによってその触感先端部1
24はガイドレール部分22の前側エッジ125から突
出している。X方向に見て触感先端部124と反対側の
触感スライダ120の端部には、連動解除部材126が
配置されている。この連動解除部材126は、折れ曲が
った係止レバー130の連動解除アーム128と相互作
用する。この連動解除アーム128自体は、軸131の
回りに揺動可能に支持板34と整列板100の間に支持
されている。連動解除アーム128に対してほぼ垂直に
延びる係止レバー130のアーム132には、係止突起
133が設けられている。この係止突起133は、切換
えスライダ本体80がその前端位置の後方にある警報位
置にとどまるときに、切換えスライダ本体80の下面に
相補的に形成された図示していない停止エッジに係合す
るように形成されている。その際、切換えスライダ本体
80の警報位置は支持板34に対して、切換えスライダ
本体80の前端位置と後端位置の間にある個所に設けら
れている。この場合、前端位置は後端位置よりも小さな
X座標に一致する。
【0034】係止レバー130は組み合わせばね138
の2つのばねアーム134,136の一方のばねアーム
134によって反時計回りに付勢されるので、切換えス
ライダ本体80が警報位置にあるときに係止突起133
は付勢されて切換えスライダ本体の停止エッジに接触
し、もし相手方部材11がロック装置14に対してその
目標位置にないときには切換えスライダ本体80がその
前端位置に達するのを防止する。この場合、切換えスラ
イダ本体80は、その後端位置とその警報位置との間で
のみ摺動可能である。これに対して、ロック装置14を
相手方部材11に連結する際に、相手方部材11がロッ
ク装置14に対する目標位置に達していると、触感スラ
イダ120の触感先端部124が相手方部材11に接触
し、触感スライダ120が引張りばね122の力に抗し
てX方向に摺動し、それによって連動解除部材126が
係止レバー130の連動解除アーム128を操作し、ば
ねアーム134の作用に抗して軸131を中心として時
計回りに係止レバー130を揺動させ、係止レバー13
0の係止突起133は切換えスライダ本体80の下面の
停止エッジとの係合を解除する。切換えスライダ本体8
0はその前端位置の方に向けて前方に(すなわち、−X
方向に)摺動可能である。組み合わせばね138の第2
のばねアーム136はZ方向上方に付勢され、ロックフ
ック36がその解放位置にあるときに、第2のばねアー
ムの付勢力に抗してロックフック36の後側アーム40
によって下方に押されて動くことができる。その際、電
気的なマイクロスイッチ140がばねアーム136によ
って上方に付勢された基本位置に操作される。このマイ
クロスイッチは組み合わせばね138と共に支持板34
に固定されている。この場合、マイクロスイッチ140
は信号“ロック位置にあるロックフック”を供給する。
この信号は、ロック装置14の電動操作を制御する電子
制御装置218(図13参照)に入力値として供給され
る。この電子制御装置218は同様に、折畳みルーフ3
0の開閉運動の電動操作の制御も行う。
【0035】更に、ばねアーム136を上方に弾性的に
付勢する代わりに、ばねアーム136をロックフック3
6の後側アーム40に形状補完的に連結することができ
る。それによって、後側アーム40は、ばねアーム13
6を両方向に、すなわち上方と下方に操作する。
【0036】触感スライダ120の触感先端部124を
相手方部材と相互作用させる代わりに、触感先端部12
4を側方部材28と相互作用させることができる。側方
部材28が目標位置にあり、かつ特に車両にロックされ
ている場合、ロック装置14を相手方部材に連結すると
きに触感スライダ120が側方部材28によって操作さ
れ、X方向に摺動し、それによって係止レバー130の
係止突起133が切換えスライダ本体80をその警報位
置にもやはロックしない。これに対して、側方部材28
が車両から取り外されるかまたは他の理由から連結位置
にあるロック装置14に対する目標位置にないと、連結
の際に触感先端部124は、X方向に操作されないかま
たは充分に操作されず、相手方部材が目標位置にあると
きでも、切換えスライダ本体80はその警報位置に達す
る際にロックされる。それによって、相手方部材認識装
置は側方部材を認識するために使用される。これは、ロ
ック装置14を4リンクに取付けられた他の相手方部材
に連結する際に切換えスライダ本体80が警報位置以外
の位置まで摺動できないという利点がある。なぜなら、
4リンクに設けられた相手方部材が目標位置にあるがし
かし、側方部材が存在しないからである。それによっ
て、ロック装置14が4リンクの相手方部材に連結され
るときに、ロック装置14に対するルーフ先端スライダ
116の後述のロックが解除されることが防止される。
【0037】整列板100の前端に設けられた整列二叉
部152は、Y方向とZ方向においてロック装置14を
前側のガイドレール部分26に整列する働きをする。そ
のために、整列二叉部152は相補的に形成された整列
支持部材に係合する。この整列支持部材は、側方部材2
8内に浮動支持された前側のガイドレール部分26と共
にユニットを形成している。ロック装置14のガイドレ
ール部分22に固定され、Z方向において整列二叉部1
52の上方にあり、そして前側のガイドレール部分26
に係合可能である整列条片24は、ガイドレール部分2
2に対する前側のガイドレール部分26のX軸回りの傾
動を防止する。整列面150はX−Z平面内において整
列二叉部152の側面に設けられ、Bピラー20に取付
けられた相手方部材11のピン46の端面に接触可能で
あるので、鏡像対称的な右側のロック装置および右側の
ピンと協働して、ルーフケース12全体を相手方部材1
1の両ピン46に対してY方向に見て対称に整列させ
る。
【0038】Y方向に延びる整列板100の折り曲げ部
には、端位置ばね146が固定されている。この端位置
ばねは2つのばねアーム142,144を備えている。
一方のばねアーム142は下方から小室113に係合し
ている。この小室113は、折畳みルーフ30のルーフ
先端149に連結されかつ折畳みルーフの開閉運動を生
じるルーフ先端スライダ116を収容している。第2の
ばねアーム144は、ルーフ先端スライダ116が保持
位置にあるときに電気的なマイクロスイッチ148を機
械的に操作するように形成されている。この場合、マイ
クロスイッチ148は信号“保持位置にあるルーフ先端
スライダ116”を電子制御装置218(図13参照)
に供給する。この位置で、ルーフ先端スライダ116は
ロック装置14のガイドレール部分22に完全に収容さ
れ、ガイドレール部分22に対してロック可能である。
折畳みルーフ30の摺動可能なすべての部品はルーフ先
端スライダ116によって保持され、ルーフケース12
と共に相手方部材11から外すことができる。
【0039】図13から判るように、車両ルーフ用制御
装置218は入力値として、2つの切換え位置(“開
放”と“閉鎖”)を有する操作スイッチ224の信号の
ほかに、2個のセンサ226,228の信号を受け取
る。操作スイッチ224は、操作人によって操作可能で
あり、折畳みルーフの開閉運動とロック装置の連結動作
および連結解除動作を開始する働きをする。この場合、
ロックフックの揺動運動と摺動運動によって、Bピラー
20に設けられた相手方部材11に対するルーフケース
12のロックおびロック解除が行われる。1個の操作ス
イッチ224の代わりに、2個の操作スイッチを設ける
ことができる。この操作スイッチの一方は折畳みルーフ
の開閉運動を開始し、他方は、折畳みルーフ完全開放時
にロック装置の連結動作と連結解除動作を開始する。両
センサ226,228は、ロック装置の第1の実施の形
態(図7〜11に示してある)の場合にはマイクロスイ
ッチ148または140である。図12に関連して後述
するロック装置の第2の実施の形態の場合には、マイク
ロスイッチ140の代わりに誘導性センサ216がセン
サ228として使用される。
【0040】折畳みルーフ30の閉鎖時に、ルーフ先端
スライダ116と連動スライダ114は前側のガイドレ
ール部分26内にあり、ロックボルト164によって互
いに形状補完的に連結されている。このロックボルト
は、Z方向に摺動可能にルーフ先端スライダ116に収
容されている。ルーフケース12は、ロック装置14を
介して車両10のBピラー20に固定されている。この
場合、ロックフック36は、その後端の係止位置54で
ロック位置にある。切換えスライダ本体80は、その前
側の端位置にあり、この位置で、ロックボルト156に
よって支持板34の切欠き162内に保持されている。
このロックボルト156は、Y方向に摺動可能に支持さ
れ、かつ圧縮ばね160を介して付勢されたボール15
8によってその端位置に係止可能である。支持レバー5
8の揺動運動、ひいてはロックフック36の摺動運動を
制御する制御ピン68はスライダ70と共に、切換えス
ライダ74の制御軌道72の保持範囲204の後端にあ
るが、制御レバー84の制御ピン82は、ロックフック
36の揺動運動のための切換えスライダ78の制御軌道
76の保持範囲206にある。保持レバー89はその傾
斜面95が保持ピン87に接触することにより、反時計
回りに揺動し、保持レバーの突起97が制御レバー84
の折り曲げ部92に作用し、この制御レバーをロックフ
ック36に対して固定する。制御レバー84が、支持レ
バー58内に(支持ピン56によって)収容されかつ切
換えスライダ78の保持範囲206内に(制御ピン82
によって)収容されていることによって、制御レバー自
体の位置が固定されているので、ロックフック36はそ
のロック位置にロックされている。切換えスライダ本体
80がその端位置にあるようにするためには、勿論上述
のように、相手方部材11または側方部材28は目標位
置にあり、触感スライダ120が操作され、そして係止
レバー130の係止突起133が切換え体80の下面に
配置された停止エッジと係合解除されていなければなら
ない。
【0041】ルーフケース12をBピラー20から連結
解除するために、まず最初に、操作スイッチ224を切
換え位置“開放”に操作し、ルーフ先端スライダ116
を後方へ開放方向32に摺動させることにより、折畳み
ルーフ30を開放しなければならない。摺動運動は、連
動スライダ114によってルーフ先端スライダ116に
加えられる。この連動スライダ114自体は、それ自体
公知のケーブル174を介してルーフケース12に収容
された電動機222によって動かされる。ルーフ先端ス
ライダ116と連動スライダ114は最後には、前側の
ガイドレール部分26からロック装置14のガイドレー
ル部分22に達する。この場合、ルーフ先端スライダ1
16は、その保持位置に達するや否や、ガイドレール部
分22に設けられたストッパー168に突き当たり、後
方(X方向)へのルーフ先端スライダ116のそれ以上
の摺動を阻止する(図11参照)。この場合、上述のよ
うに、電気的なマイクロスイッチ148がばねアーム1
44によって操作される。連動スライダ114は図11
に示すその移動位置に達する。操作人が更に操作スイッ
チ224を切換え位置“開放”に操作すると、マイクロ
スイッチ148の信号“保持位置にあるルーフ先端スラ
イダ”が制御装置218に供給されるときに、ロック装
置の連結解除運動が開始され、しかも特に所定の安全条
件が満たされた後で初めて開始される。この安全条件は
例えば、車両が動いていないことおよびまたは操作人が
所定の操作時間中操作スイッチ224を切換え位置“開
放”に保持することである。
【0042】連結解除を開始する際にまず最初に、連動
スライダ114が押しても曲がらないケーブル174を
介して電動機222によってX方向に付勢されるので、
ロックボルト164を収容する連動スライダ114の凹
部166の傾斜面170がロックボルト164に対して
Z方向に力を加える。この力により、ロックボルト16
4はZ方向に摺動し、連動スライダ114の凹部166
との係合を解除し、連動スライダ114と反対側のロッ
クボルトの端部がガイドレール部分22の凹部172に
押し込まれる。それによって、ルーフ先端スライダ11
6は、ガイドレール部分に形状補完的に保持され、連動
スライダ114は、X方向に更に摺動可能である。この
場合、ルーフ先端スライダ116寄りの連動スライダ1
14の側は、−Z方向へのルーフ先端スライダ116内
のロックボルト164の摺動による、ルーフ先端スライ
ダ116とガイドレール部分22の間の形状補完的な連
結の解除が不可能になるように形成されている。連動ス
ライダ114は、所定の距離を進んだ後で、その連結面
176は、図11の前端位置にある切換えスライダ本体
80の停止エッジ108に当接する。この場合同時に、
ロックボルト156に対して相補的に形成された凹部1
80が、切換えスライダ本体80寄りの連動スライダ1
14の側に設けられ、力を更に連動スライダ114にX
方向に加えると、連動スライダ114が停止エッジ10
8に接触する連結面176を介して切換えスライダ本体
80を連動し、ロックボルト156を収容する支持板3
4の凹部162の傾斜面178がロックボルト156に
対してY方向に力を加える。この力は切換えスライダ本
体80内でロックボルト156をその第2の端位置に摺
動させる。この第2の端位置では、ロックボルト156
は凹部162と係合解除され、凹部180に係合する。
ロックボルト156は切換えスライダ本体80と支持板
34との形状補完的な連結を解除し、同時に切換えスラ
イダ本体80と連動スライダ114とを形状補完的に連
結する。この連動スライダは切換えスライダ本体80を
その後端位置の方に連動する。その際、凹部180から
の−Y方向へのロックスライダ156の摺動は、ロック
ボルト156をその端位置に保持するばねで付勢された
ボール158に基づいて不可能であるだけなく、連動ス
ライダ114寄りの支持板34の側が傾斜面178の背
後で切換えスライダ本体80近くまで案内されることに
よっても不可能である。連動スライダ114は、接触面
108に接触する連結面176を介して切換えスライダ
本体80をその後端位置までX方向に連動する。前端位
置の方への(X方向への)切換えスライダ本体80の連
動は、連動スライダ114と切換えスライダ本体80と
の間の、ロックボルト156によって生じる形状補完的
な連結によって行われる。両端位置におけるロックボル
ト156の上記係止の代わりに、ロックピン156は更
に、図7に示したその端位置においてのみばねで付勢さ
れたボール158によって係止可能である。
【0043】後端位置の方へのX方向の切換えスライダ
本体80の摺動時に、支持レバー58の制御ピン68に
支持されたスライダ70はまず最初に、制御軌道72の
保持範囲204から、傾斜面状に下方に延びる摺動範囲
208に達する。この場合、支持レバー58はその軸6
0回りに時計回りに揺動運動を強制される。この揺動運
動は支持ピン56を介してロックフック36の摺動運動
に変換される。この場合、ロックフック36はその後側
の係止位置54からその前側の係止位置52の方へ−X
方向に前方に摺動し、その滑り面190を介して支持板
34の折り曲げ部188上を滑る。スライダ70が制御
軌道の傾斜面状の摺動範囲208の最も深い箇所に位置
し、前側の保持範囲212に移行するときに、前側の係
止位置52に達する。この前側の保持範囲では、スライ
ダはほぼ水平に案内されるので、支持レバー58はもは
や揺動運動を行わない。
【0044】例えば前側の係止位置52に達する際に、
切換えスライダ本体80をX方向に更に摺動させること
により、制御レバー84の制御ピン82が制御軌道76
の保持範囲206を逸脱し、揺動カム210の上方に向
いた範囲に当たると、ロック位置から解放位置へのロッ
クフック36の揺動運動が開始される。この揺動カムは
制御軌道76の前側範囲をYを横にした形に分割する。
制御ピン82は横にしたY字の上側の脚部に追従し、折
り曲げ部92を介して支持ピン56の軸線回りの揺動運
動をロックフック36に加える。この支持ピン56は更
に、制御レバー84を支持レバー58に揺動可能に連結
している。ロックフック36が解放位置に持上げられる
や否や、保持レバー89の係止範囲98は保持ピン87
に係止され、ロックフック36をその解放位置に保持す
る。その際、ばねアーム136を介してマイクロスイッ
チ140の操作が解除され、相手方支持部材11のピン
46がロックフック36のロック溝42から解放される
ので、ルーフケース12はBピラー20から連結解除さ
れ、そして図1〜6に関連して説明したように、降ろす
ことが可能である。
【0045】ロック装置14による相手方支持部材11
に対するルーフケース12の連結は、逆の順序で行われ
る。この場合、切換えスライダ本体80がその後端位置
にあると、制御ピン82は揺動カム210の前側エッジ
の手前に位置する。ロック装置14が手動で相手方部材
11に押し付けられると、まず最初に、ピン46が前方
から、収容溝48内に突出する保持レバー89の第2の
アーム94に突き当たる。それによって、保持レバーは
時計回りに揺動運動する。ピン46がロック溝42の背
壁に当接する際に、ピンはロックフック36に力を加え
る。この力の作用線が支持ピン56の下方に位置するの
で、ロックフック36には、引張りばね90によって加
えられる力に付加して、回転モーメントが反時計回りに
加えられる。これにより、保持レバー89の係止範囲9
8が保持ピン87から解放され、ロックフック36はそ
のロック位置に揺動することができる。その際、制御ピ
ン82はこの揺動運動を妨害しない。なぜなら、制御ピ
ンが制御軌道76の外にあるからである。保持レバー8
9の傾斜面95が保持ピンに接触するや否や、ロックフ
ック36は上述のように、引張りばね90によってロッ
ク位置の方に付勢される。ロックフック36がそのロッ
ク位置に達すると、マイクロスイッチ140が操作さ
れ、センサ228として入力信号“ロック位置にあるロ
ックフック”を制御装置218に供給する。所定の無駄
時間が経過した後、例えば5秒が経過した後で、制御装
置218は、電動機を制御することにより、ロックフッ
ク36の自動的な動力引張り運動を開始する。電動機自
体は前側端位置に向けて前方へ切換えスライダ本体80
を摺動させる。
【0046】前方(−X方向)への切換えスライダ本体
80の運動時に、制御レバー84の制御ピン82は、揺
動カム210によって下方に向けられ、横にしたY字の
下側のアームに挿入される。この運動は、ロックフック
36に伝達されない。なぜなら、保持レバー89の突起
97がまだ制御レバー84の折り曲げ部92に作用して
おらず、この折曲げ部がロックフック36の凹部85か
ら下方に移動し得るからである。ロックフック36がそ
の後側の係止位置54の方に更に摺動するや否や、保持
レバー89が反時計回りに揺動し、制御レバー84は、
保持レバー89の突起97が折り曲げ部92の下側エッ
ジに作用することによってロックフック36に対して固
定される。相手方部材11およびまたは側方部材28が
目標位置の外にあると、触感スライダ120の触感先端
部124がX方向に操作されないかまたは充分に操作さ
れず、切換えスライダ本体80は、その下側にある停止
エッジが係止レバー130の係止突起133に当接する
ことにより、前側の端位置に達する前に警報位置に停止
される。その際、押しても曲がらないケーブル174を
操作する電動機222は動かなくなり、その結果制御装
置218によってスイッチが切られる。これに対して、
相手方部材11が目標位置にあると、切換えスライダ本
体80はその前側端位置まで摺動可能である。この場
合、ロックフックはその後側の係止位置を占める。連動
スライダ114は、電動機222によって更に−X方向
に力を加えられる。その結果、ロックボルト156は、
連動スライダ114の凹部180の傾斜面182から支
持板34の凹部162内に−Y方向に摺動させられ、同
時に連動スライダ114は切換えスライダ本体80から
解放される。ロックボルト156は、圧縮ばね160に
よって付勢されたボール158によってこの位置に保持
され、ロック装置14の自動的な動力引張り運動は電動
機222のスイッチを切ることによって終了する。
【0047】操作人が操作スイッチ224を切換え位置
“閉鎖”に操作すると、電動機222は再び作動し、連
動スライダ114を更に前方に移送位置まで摺動させ
る。この移送位置では、連動スライダ114は連結面1
84によってルーフ先端スライダ116に接触する。そ
の際、押しても曲がらないケーブル174を介して力が
ルーフ先端スライダ116に対して前方に加えられる。
この力は、ガイドレール部分22の凹部172の前側の
傾斜面186を介して、ルーフ先端スライダ116のロ
ックボルト164を、凹部172から連動スライダ11
4の凹部166に−Z方向に押し込むために充分な大き
さである。これにより、ルーフ先端スライダ116とガ
イドレール部分22の間の連結が解除され、ルーフ先端
スライダ116と連動スライダ114が連結される。切
換えスライダ本体80がロックボルト156によってロ
ック装置14に対して固定されるや否や、自動的な動力
引張り運動を終了する、上述の方法の代わりに、連動ス
ライダ114とルーフ先端スライダ116が連結された
ときに初めて、自動的な動力引張り運動を終了してもよ
い。
【0048】図12にはロック装置の代替的な構造が示
してある。このロック装置は、次の点だけが図7〜11
に示したものと異なっている。すなわち、第1の実施の
形態の保持レバーに対応する保持レバーが省略され、ロ
ックフック192がロックフック36の後側アーム40
に対応するアームを備えていない点だけが異なってい
る。ロック位置の方へのロックフック192の弾性的な
付勢力は、引張りばね196によって加えられる。この
引張りばねはロックフック192の折り曲げ部194と
支持板34の保持突起198の間に配置されている。変
形された制御レバー200は、制御レバー84の制御ピ
ン82の代わりに、制御レバー200に一体的に形成さ
れた制御舌片202を備えている。この制御舌片202
は、ロックフック192の揺動運動を制御するために、
制御軌道76と相互作用する。制御レバー200の折り
曲げ部92は、ロック装置の第1の実施の形態の制御レ
バー84の場合と同様に、時計回りに付勢されて下側か
らロックフック192に接触する。勿論、図12の第2
の実施の形態の場合には、付勢力が引張りばね90によ
って供給される。この引張りばねは、第1の実施の形態
と異なり、制御レバー200の折り曲げ部86とロック
フック192の折り曲げ部194の間に配置されてい
る。
【0049】切換えスライダ本体80がその後端位置に
近接するときに、制御舌片202は、第1の実施の形態
の制御ピン82と同様に、揺動カム210の前側エッジ
の手前に達する。しかし、ロックフック192がその解
放位置で保持レバーによって保持されないので、ロック
フック192はロック位置に自由に揺動する。したがっ
て、図12のロック装置を相手方部材11に連結する際
に、ロック位置でその前側係止位置にあるロックフック
192は、まず最初にピン46によって解放位置に持上
げなければならない。そのために、ロックフック192
は、その前側に傾斜面214を備えている。ロック位置
でロックフック192を動かなくすることは、ロック装
置の第1の実施の形態と異なり、ロックフック192の
揺動位置を検出するためのマイクロスイッチ140と同
様にあまり行われない。その代わりに、相手方部材11
のピン46によって操作される誘導性センサ216が使
用される。この場合、ピン46が、前側の係止位置52
にあるロックフック192のロック溝42によってロッ
ク可能である収容溝48内の位置にあるときに、誘導性
センサはピンによって操作される。ロックフック192
が実際にロック位置に揺動して戻っているかどうかは、
マイクロスイッチ140の代わりにセンサ228として
制御装置218に接続された誘導性センサ216によっ
ては検出されない。しかし、そうでないようにすべきと
きには、ロックフック192の動力引張り運動が相手方
部材11に伝達されない。それによって、相手方部材は
目標位置に達せず、ロック装置の第2の実施の形態でも
原理的に変わらない相手方部材認識装置の触感先端部1
24はX方向に操作されないかまたは充分に操作されな
い。相手方部材認識装置は既に説明したように、警報位
置に達したときに、切換えスライダ本体80の移動を阻
止する。それに基づいて、電動機222が同様に動かな
くなる。制御装置218がこの状態を認識し、電動機2
2を作動停止する。“相手方部材が目標位置にない”と
同じ意味である“切換えスライダ本体が警報位置にあ
る”の状況が有利な方法で操作人に示されるので、操作
人は操作スイッチ224を切換え位置“開放”に新たに
操作することによって、新たな連結を行うために、ロッ
ク装置を再び相手方部材11から連結解除する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフケースとして形成された時々固定される
ルーフ部分と、開放可能なルーフ部分としての折畳みル
ーフを備えた車両の斜視図である。この場合、ルーフケ
ースはロック装置によって、車両のBピラーに固定され
た相手方部材に固定されており、折畳みルーフはその閉
鎖位置にある。
【図2】折畳みルーフが開放位置にある、図1の車両の
斜視図である。
【図3】図1の車両の斜視図である。この場合、ルーフ
ケースは開放位置にある折畳みルーフを含めて格納位置
に降ろされている。
【図4】図1の車両の斜視図である。この場合、見やす
くするために、ルーフケースは図示していない。Bピラ
ーと、風防ガラスの上方に延設された前側の横材との間
に延設された側方部材が分解して示してある。
【図5】側方部材を分解し、ルーフケースを降ろした、
図1の車両の斜視図である。
【図6】折畳みルーフが閉じている、図1の車両の斜視
図である。この場合、車両の後部ガラスを取り囲む後部
部分の下側は車両の後部ドアから連結解除され、上方へ
揺動させられ、そして車両の後部ドアは開放位置にあ
る。
【図7】ルーフケースのロック機構の斜視図である。こ
の場合、ロック装置のロックフックはその後側の係止位
置でロック状態にある。
【図8】図7のロック装置の分解図である。
【図9】図7のロック装置の支持板の方向に見た側面図
である。
【図10】図7のロック装置のガイドレールの方向に見
た側面図である。
【図11】図7のXI−XI線に沿った概略部分断面図
である。この部分断面図は、ロック装置のロックフック
の運動を制御する切換えスライダ本体に対するあるいは
折畳みルーフのルーフ先端スライダに対する、動力で摺
動可能な連動スライダのロックボルト連結を原理的に示
している。
【図12】ロック装置の変形された実施の形態の斜視図
である。この場合、ロック装置のロックフックはその後
側の係止位置でロック位置にある。
【図13】車両ルーフのための制御装置の原理的な回路
図である。
【符号の説明】
1…車両ルーフ、2…前側の横材、3…Aピラー、4…
後側の横材、5…後部ドア、6…後部部分、7…後部部
分の下面、8,9…矢印、10…車両、11…相手方部
材、12…ルーフケース、13…前側の側方部材支持
部、14…ロック装置、15…後側の側方部材支持部、
16…側方部分、18…後部ガラス、20…他のルーフ
部分(Bピラー)、22…ガイドレール部分、24…整
列条片、26…前側のガイドレール部分、28…側方部
材、30…折畳みルーフ、32…開放方向または閉鎖方
向、34…支持板、36…ロックフック、38…ロック
フックの前側アーム、40…ロックフックの後側アー
ム、42…ロック溝、44…揺動方向、46…ピン、4
8…収容溝、50…摺動方向、52…前側の係止位置、
54…後側の係止位置、56…支持ピン、58…支持レ
バー、59…湾曲支持部材、60…支持レバーの軸、6
2…支持レバーのブッシュ、64,66…支持レバーの
アーム、68…制御ピン、70…スライダ、72…制御
軌道、74…切換えスライダ、76…制御軌道、78…
切換えスライダ、80…切換えスライダ本体、82…制
御ピン、84…制御レバー、85…ロックフックの凹
部、86…制御レバーの折り曲げ部、87…保持ピン、
88…保持レバーの突起、89…保持レバー、90…引
張りばね、91…装着ピン、92…制御レバーの折り曲
げ部、93…保持レバーの第1のアーム、94…保持レ
バーの第2のアーム、95…傾斜面、97…突起、98
…係止範囲、99…ねじ、100整列板、101,10
2…滑り軌道、104…隔壁、106…貫通穴、108
…停止エッジ、109…ウェブ、110,112…脚
部、111,113…小室、114…連動スライダ、1
16…ルーフ先端スライダ、118…ケーブル通路、1
19…上面、120…触感スライダ、122…引張りば
ね、124…触感先端部、125…前側エッジ、126
…連動解除部材、128…連動解除アーム、130…係
止レバー、131…軸、132…係止レバーのアーム、
133…係止突起、134,136…ばねアーム、13
8…組み合わせばね、140…マイクロスイッチ、14
2,144…ばねアーム、146…端位置ばね、148
…マイクロスイッチ、149…ルーフ先端、150…整
列面、152…整列二叉部、156…ロックボルト、1
58…ボール、160…圧縮ばね、162…凹部、16
4…ロックボルト、166…凹部、168…ストッパ
ー、170…傾斜面、172…凹部、174…ケーブ
ル、176…連結面、178…傾斜面、180…凹部、
182…傾斜面、184…連結面、186…傾斜面、1
88…折り曲げ部、190…滑り面、192…ロックフ
ック、194…折り曲げ部、196…引張りばね、19
8…保持突起、200…制御レバー、202…制御舌
片、204,206…保持範囲、208…摺動範囲、2
10…揺動カム、212…保持範囲、214…傾斜面、
216…誘導性センサ、218…制御装置、222…電
動機、224…操作スイッチ、226,228…センサ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータ(222)によって操作可能
    である少なくとも1つの開放可能なルーフ部分(30)
    と、この開放可能なルーフ(30)をその開放位置で支
    持する少なくとも1つの一時的に固定されるルーフ部分
    (12)とを備えた車両ルーフにおいて、駆動モータ
    (222)が、少なくとも一時的に固定される他のルー
    フ部分(20)に対する、一時的に固定されるルーフ部
    分(12)のロックおよびまたはロック解除を操作する
    ことを特徴とする車両ルーフ。
  2. 【請求項2】 開放可能なルーフ部分(30)が開放位
    置で一時的に固定されるルーフ部分(12)にロック可
    能であることを特徴とする請求項1記載の車両ルーフ。
  3. 【請求項3】 駆動モータ(222)が一時的に固定さ
    れるルーフ部分(12)における開放可能なルーフ部分
    (30)のロックを操作することを特徴とする請求項2
    記載の車両ルーフ。
  4. 【請求項4】 駆動モータ(222)が一時的に固定さ
    れるルーフ部分(12)に固定されていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  5. 【請求項5】 一時的に固定されるルーフ部分(12)
    が後側のルーフ部分であることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  6. 【請求項6】 少なくとも一時的に固定される他のルー
    フ部分(20)が車両の側方の後側ピラーを含んでいる
    ことを特徴とする請求項5記載の車両ルーフ。
  7. 【請求項7】 後側のルーフ部分(12)がそのロック
    解除後降ろすことができることを特徴とする請求項5ま
    たは6記載の車両ルーフ。
  8. 【請求項8】 後側のルーフ部分(12)が4リンク構
    造体を介して降ろすことが可能であることを特徴とする
    請求項7記載の車両ルーフ。
  9. 【請求項9】 駆動モータ(222)が下降位置におけ
    る後側のルーフ部分(12)のロックおよびまたは下降
    位置からの後側のルーフ部分の解放を操作することを特
    徴とする請求項7または8記載の車両ルーフ。
  10. 【請求項10】 後部ガラス(18)を含む車両(1
    0)の後部部分(6)が後側のルーフ部分(12)に固
    定されていることを特徴とする請求項5〜9のいずれか
    一つに記載の車両ルーフ。
  11. 【請求項11】 下側(7)が上方へ傾動可能な車両
    (10)の後部部分(6)が後側のルーフ部分(12)
    に固定されていることを特徴とする請求項5〜10のい
    ずれか一つに記載の車両ルーフ。
  12. 【請求項12】 後部部分(6)の下側(7)が車両
    (10)の後部ドア(5)に装着可能であることを特徴
    とする請求項10または11記載の車両ルーフ。
  13. 【請求項13】 後側のルーフ部分(12)と、風防ガ
    ラスの上方に設けられた前側の横材(2)との間におい
    て、開放可能なルーフ部分(30)の両側に側方部材
    (28)が延設され、この側方部材がガイド(26)を
    含み、開放可能なルーフ部分(30)がその開放位置と
    閉鎖位置の間で、少なくとも部分的に摺動可能に前記ガ
    イドに支持されていることを特徴とする請求項5〜12
    のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
  14. 【請求項14】 側方部材(28)が車両(10)の前
    側の横材(2)と側方後側のピラー(20)に取り外し
    可能に連結されていることを特徴とする請求項13記載
    の車両ルーフ。
  15. 【請求項15】 後側のルーフ部分(12)を少なくと
    も一時的に固定されるルーフ部分(20)にロックする
    際に、側方部材(28)のガイド(26)が、開放可能
    なルーフ部分(30)を摺動可能に収容し開放位置に支
    持するために後側のルーフ部分(12)内に固定された
    ガイド(22)と一直線に整列されることを特徴とする
    請求項13または14記載の車両ルーフ。
  16. 【請求項16】 開放可能なルーフ部分(30)が折畳
    みルーフであることを特徴とする請求項1〜15のいず
    れか一つに記載の車両ルーフ。
  17. 【請求項17】 開放可能なルーフ部分が多板ルーフで
    あることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに
    記載の車両ルーフ。
JP2000179572A 1999-06-15 2000-06-15 車両ルーフ Expired - Fee Related JP5010063B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19927237A DE19927237C1 (de) 1999-06-15 1999-06-15 Fahrzeugdach
DE19927237:9 1999-06-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001030766A true JP2001030766A (ja) 2001-02-06
JP5010063B2 JP5010063B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=7911292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000179572A Expired - Fee Related JP5010063B2 (ja) 1999-06-15 2000-06-15 車両ルーフ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6398296B1 (ja)
EP (1) EP1060923B1 (ja)
JP (1) JP5010063B2 (ja)
DE (2) DE19927237C1 (ja)
ES (1) ES2280160T3 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544532A (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 マグナ カー トップ システムズ ゲーエムベーハー 取り外し可能なソフトトップあるいはハードトップカバー用の車両ルーフ構造

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10138370C2 (de) * 2001-08-04 2003-10-16 Daimler Chrysler Ag Kraftwagen mit einem Dach mit Schiebeverdeck
AU2003250667A1 (en) * 2002-07-16 2004-02-02 Decoma International Inc. Removeable fabric top for vehicle
DE102004006137A1 (de) * 2004-02-07 2005-08-25 Wilhelm Karmann Gmbh Kraftfahrzeug
DE102004027728B4 (de) * 2004-02-20 2014-02-06 Michael Heidan Rast-Koppel-Mechanismus für ein Schiebedach
DE102004020233B4 (de) * 2004-04-22 2010-04-15 Kpm Pfeiffer Mechanik Gmbh Vorrichtung zur Erstmontage und/oder Justierung von schienengeführt zu öffnenden und zu schließenden Kraftfahrzeugdächern
US6957842B1 (en) 2004-04-30 2005-10-25 Asc Incorporated Convertible roof bow tensioning apparatus
US7104587B2 (en) * 2004-04-30 2006-09-12 Asc Incorporated Joint locking device for a convertible roof system
US7163260B2 (en) * 2004-06-17 2007-01-16 Asc Incorporated Automotive vehicle open air system
US20050280293A1 (en) * 2004-06-17 2005-12-22 Macnee Arthur L Iii Automotive vehicle open air system
US7246841B2 (en) * 2004-09-23 2007-07-24 Asc Incorporated In-folding convertible roof
EP1838542A1 (de) * 2005-01-09 2007-10-03 Webasto AG Kraftfahrzeug mit einem öffnungsfähigen dach
DE102005026055A1 (de) * 2005-06-07 2006-12-14 Wilhelm Karmann Gmbh Dachstruktur für ein Cabrioletfahrzeug
US7320499B2 (en) * 2005-10-27 2008-01-22 Specialty Vehicle Acquisition Corp. Movable roof drive system
DE102005059869B4 (de) * 2005-12-15 2016-06-09 Valmet Automotive Oy Cabriolet-Fahrzeug
DE102005059874A1 (de) * 2005-12-15 2007-06-21 Wilhelm Karmann Gmbh Cabriolet-Fahrzeug
DE102005059872A1 (de) * 2005-12-15 2007-06-21 Wilhelm Karmann Gmbh Verdeck für ein Cabriolet-Fahrzeug
US7690716B2 (en) * 2006-05-23 2010-04-06 Specialty Vehicle Acquisition Corp. Convertible roof
DE102006042694B4 (de) * 2006-09-12 2014-05-15 Webasto Ag Hardtop-Faltdach
US7857373B2 (en) * 2007-05-15 2010-12-28 Specialty Vehicle Acquisition Corp. Automotive vehicle convertible roof system
US7938483B2 (en) * 2007-05-24 2011-05-10 Specialty Vehicle Acquisition Corp. Movable vehicular roof
US7527328B2 (en) * 2007-05-24 2009-05-05 Specialty Vehicle Acquisition Corp. Modular roof system for automotive vehicle
US20090045655A1 (en) * 2007-08-16 2009-02-19 Magna Car Top Systems Gmbh Multi-Panel Panoramic Roof Module
DE102007042307B4 (de) * 2007-09-06 2021-07-29 Valmet Automotive Oy Cabriolet-Fahrzeug mit einem Schiebedachteil
US7568752B1 (en) * 2008-03-04 2009-08-04 Macauto Industrial Co., Ltd. Sunshade assembly
DE102008012564B3 (de) * 2008-03-04 2009-11-26 Webasto Ag Flexibles Verdeck eines Fahrzeugs
US8025328B2 (en) * 2008-03-07 2011-09-27 Specialty Vehicle Acquisition Corp. Automotive vehicle convertible roof system
DE102008018579A1 (de) * 2008-04-12 2009-10-15 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug mit einer bewegbaren Dachanordnung
FR2937591A1 (fr) * 2008-10-28 2010-04-30 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vehicule decouvrable
DE102010056247A1 (de) * 2010-12-24 2012-06-28 Magna Car Top Systems Gmbh Spannbügel für ein Faltverdeck eines Fahrzeugs
DE102013203873B4 (de) * 2013-03-07 2016-07-07 Magna Car Top Systems Gmbh Seitenholm
US8973984B1 (en) * 2014-01-10 2015-03-10 Webasto-Edscha Cabrio GmbH Openable vehicle roof
US9283833B2 (en) * 2014-02-11 2016-03-15 Webasto-Edscha Cabrio GmbH Top of a convertible vehicle having a roof cassette and a sealing arrangement
US9090149B1 (en) 2014-03-13 2015-07-28 Honda Motor Co., Ltd. Convertible system for a vehicle
DE102015100793A1 (de) * 2015-01-20 2016-07-21 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Stoffverdeck für ein Kraftfahrzeug mit einem Stoff-Heckmittelteil
JP2017144948A (ja) 2016-02-19 2017-08-24 株式会社ホンダアクセス タルガトップ車両のルーフ構造
US10384523B2 (en) * 2017-06-30 2019-08-20 Webasto SE Convertible top having link arrangements for adjusting a convertible-top element
US11904670B2 (en) * 2021-02-04 2024-02-20 Mytop Ip, Llc Sliding soft-top convertible roof

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241925A (ja) * 1988-07-30 1990-02-13 Mazda Motor Corp 自動車のキャンバストップ
DE3942746A1 (de) * 1988-12-23 1990-06-28 Mazda Motor Flexible dachanordnung fuer fahrzeuge
JPH02249722A (ja) * 1989-03-24 1990-10-05 Mazda Motor Corp 自動車のルーフ開閉体制御装置
JPH05213066A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Daikyo Webasto Co Ltd 車両ルーフ
US5542735A (en) * 1993-08-05 1996-08-06 Webasto Karosseriesysteme Gmbh Lengthwise movable vehicle roof
EP0753451A2 (de) * 1995-07-14 1997-01-15 HS Products AG Systemtechnik und Produktmanagement Karosseriemodul für ein Kraftfahrzeug
DE19731330A1 (de) * 1997-07-22 1999-02-11 Mc Micro Compact Car Ag Verdeck für ein Fahrzeug

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR930000747B1 (ko) * 1988-07-30 1993-01-30 마쯔다 가부시기가이샤 자동차의 캔버스톱
US5242210A (en) * 1989-03-24 1993-09-07 Mazda Motor Corporation Control apparatus for opening or closing roof of a vehicle
US5558388A (en) 1992-02-05 1996-09-24 Webasto Karosseriesysteme Gmbh Vehicle roof

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0241925A (ja) * 1988-07-30 1990-02-13 Mazda Motor Corp 自動車のキャンバストップ
DE3942746A1 (de) * 1988-12-23 1990-06-28 Mazda Motor Flexible dachanordnung fuer fahrzeuge
JPH02171324A (ja) * 1988-12-23 1990-07-03 Mazda Motor Corp 自動車のキャンバストップ制御装置
JPH02249722A (ja) * 1989-03-24 1990-10-05 Mazda Motor Corp 自動車のルーフ開閉体制御装置
JPH05213066A (ja) * 1992-02-05 1993-08-24 Daikyo Webasto Co Ltd 車両ルーフ
US5542735A (en) * 1993-08-05 1996-08-06 Webasto Karosseriesysteme Gmbh Lengthwise movable vehicle roof
EP0753451A2 (de) * 1995-07-14 1997-01-15 HS Products AG Systemtechnik und Produktmanagement Karosseriemodul für ein Kraftfahrzeug
DE19731330A1 (de) * 1997-07-22 1999-02-11 Mc Micro Compact Car Ag Verdeck für ein Fahrzeug

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009544532A (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 マグナ カー トップ システムズ ゲーエムベーハー 取り外し可能なソフトトップあるいはハードトップカバー用の車両ルーフ構造

Also Published As

Publication number Publication date
EP1060923B1 (de) 2007-01-10
EP1060923A3 (de) 2001-10-31
US6398296B1 (en) 2002-06-04
DE50013942D1 (de) 2007-02-22
EP1060923A2 (de) 2000-12-20
ES2280160T3 (es) 2007-09-16
DE19927237C1 (de) 2000-09-28
JP5010063B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5010063B2 (ja) 車両ルーフ
US7699363B2 (en) Sliding door for a motor vehicle
TWI529290B (zh) 多取用方式門鎖機構
US20140312632A1 (en) Vehicle door latch device
JP2016175524A (ja) 車両用ドア構造
EP2628618A2 (en) Vehicle door structure
JP2003237569A (ja) 電車用側引戸装置
JP2001032595A (ja) ロック装置
KR20030027674A (ko) 차량용 도어의 로킹장치
JP3517193B2 (ja) 引き戸のロック装置
JP2011116493A (ja) エレベータの籠ドア装置
JP4904608B2 (ja) ロック装置
JP2018119259A (ja) 引き違い戸装置
JP5605964B1 (ja) 複動式の開閉ドア
KR20190089400A (ko) 트럭 적재함용 록킹장치
JP2008202236A (ja) 車両用ドアヒンジ装置
CN112112495B (zh) 一种门锁结构及应用有该门锁结构的清洗机
JPH0611341Y2 (ja) 扉開閉機構
CN219711278U (zh) 门板铰链以及门板铰链组件
JP4177623B2 (ja) キャビネットにおける両開き扉の施解錠装置
CN112806937B (zh) 一种门锁结构及应用有该门锁结构的清洗机
JP2004027556A (ja) ドア連結装置
JP2001138743A (ja) バックドア装置
JP2621935B2 (ja) エレベータのドアのロック装置
JP3054571B2 (ja) シートトラックスライド装置におけるウォークインロック機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100301

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100331

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100924

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101221

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101227

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110124

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110127

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110218

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110921

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111219

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees