JPS6325540Y2 - - Google Patents

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JPS6325540Y2
JPS6325540Y2 JP3164379U JP3164379U JPS6325540Y2 JP S6325540 Y2 JPS6325540 Y2 JP S6325540Y2 JP 3164379 U JP3164379 U JP 3164379U JP 3164379 U JP3164379 U JP 3164379U JP S6325540 Y2 JPS6325540 Y2 JP S6325540Y2
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JP
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locking
piece
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guide portion
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテーププレヤにおけるロツク機構の考
案に係り、テーププレヤにおいて装入されたテー
プパツクを再生位置に保持し或いはその他の操作
部材を所定の作動状態又は非作動状態に保持する
ためのロツク機構においてロツク部に負荷をかけ
ることが少く、又比較的簡易な構成で、しかも円
滑且つ確実なロツク動作を行わしめ得るようにし
たものである。
テーププレヤにおいては装入されたテープパツ
クを所定の再生位置に保持し或いは各種の操作レ
バーの如きを夫々の作動位置又は非作動位置に保
持するためにロツク機構を必要とし、斯様なロツ
ク機構としては従来からそれなりのものが提案さ
れ且つ実施されているがこれら従来のものにおい
ては何れにしてもロツク部に相当の負荷がかか
り、又それなりに大型で作動スペースが大きく、
しかもその係脱動作が必ずしも円滑的確に行われ
難い不利がある。即ち斯かるロツク機構として従
来採用されているものとしてはロツクを必要と
する部材にロツク用のフツク部を形成し該フツク
部を押しのけて係子部が進入し次いでフツク部が
戻つてロツクされるものと、係子部と操作部を
分離し予めフツク部を固定しておくもの、作動
部材として反転動作を有する発条を用いるもの、
があるが、これら〜のものにおいては夫々に
不利欠点がある。即ちのものにおいては回動し
てロツク状態となるものであるからその戻り方に
よつて不安定であり、又ロツク部の中心と係子部
の逃げ方向の中心が同一線上にない場合に喰込み
方向又は逃げ方向の回転力を生じて誤動作し易
く、更にフツク部を押しのけるためのストローク
が大であつてオーバープツシユストロークが必要
であり、しかもフツク部の回動分だけ広いデツド
スペースを採り、或いは係子部と操作部を分離し
難いためオートイジエクトには適しない。然して
上記のものでは係子部と操作部が分れているた
めリセツトとフツク部への移動という逆方向の動
きをなす係止部が必要であり、斯様な動作を適切
に行わせるための作動機構が相当に複雑且つ大型
化せざるを得ない。又のものでは反転動作のた
めには発条のアーム長を大とし且つその反転作動
スペースを大としなければならないので大型化が
避けられず、勿論その反転動作のための移動スト
ロークも大となり、更にはフツク部側に反転動作
によるばね力が衝撃的に大きく作用し、このため
フツク部の係止力が大きいものを必要とする不利
がある。
本考案は上記したような従来のものの不利、欠
点を解消するように研究して考案されたものであ
つて、その具体的なテーププレヤとしての実施態
様を添附図面に示すものによつて説明すると、装
入口側を適宜下方に折曲して形成されたデツキ1
00の手前側一側には第1図に示すように枢着座
101を形成すると共にデツキ100の他側に固
定されたガイド板5の手前側にも該枢着座101
に対向した枢着座101aを設け、これらの枢着
座101,101a間に装入枠10の両側を折立
てて形成したガイド部の手前側が夫々枢着されて
いる。この装入枠10は第6図において分解して
示すような構成をなし、即ちその一側に剛性の押
え板111と薄片状で弾性を有する弾圧片112
とを重合して取付け、押え板111は図示のよう
にL形に屈曲されたものであつて、又弾圧片11
2は装入口側に受入弾圧部113を形成すると共
に押え板111の先端部より延出した部分に中間
弾圧部114,114を形成していて装入された
第1〜5図に示すようなカセツト200を装入枠
10の底面に向けて弾性的に押圧するように成つ
ている。
上記したような装入枠10の底面にはリール駆
動子9部分を嵌装するための開口115が形成さ
れ、又その装入口側一側に下向けに屈曲された突
部116の如きを形成しているが、又その他側奥
部の側面には突子117を設け、該突子117の
先端部は前記したガイド板5に添設された摺動片
6の第1係合孔61に係合し、しかも該摺動片6
との間に介装されたL形作動片60の一端に形成
された挿通孔68に挿通され、又摺動片6との間
にワツシヤ67を遊装し摺動片6と作動片60と
の間における摩擦低減を図ると共に突子117と
摺動片6におけるガイド孔61との間にローラと
して介装されて同様に摩擦低減を図つている。摺
動片6における第1係合孔61は第6図に示すよ
うに手前側がL形に屈曲61aさせて形成された
ものであるが、この摺動片6には別に第2係合孔
62が形成されていることは図示の通りであり、
この第2係合孔62にはガイド板5の中間部にそ
の両側に突出させて取付けられたピン50の一端
部が装入されて作動片60の屈曲角部に設けられ
た枢支孔60aに挿入されており、然して該摺動
片6の先端部には平面的にL形として屈曲形成さ
れた受動部6aが形成されているが、しかも上記
したような第2係合孔62の長さ方向延長位置に
ガイド板5の手前側における第1ガイド孔51と
係合する係子64が取付けられ、又その先端側に
設けられたもう1つの係子63は同じくガイド板
5の前方上段に形成された第3ガイド孔53と係
合しており、ガイド孔51,53は奥部側が次第
に高くなるように若干の傾斜を採つている。更に
この摺動片6における前方下段部分には比較的小
さい傾斜縁166,167を対設し且つ一方の傾
斜縁166と垂直側縁165との間に第7,8図
に示すように境界角部164を形成した係突部6
6が形成され、該係突部66は後述する作動子4
0の係子40aと係脱するように成つている。
ガイド板5には前記したような第1、第3のガ
イド孔51,53とは別に、中間部より手前側に
おいて第2ガイド孔52を下段に形成し、又その
中間部より奥部側における下方部分に第4のガイ
ド孔54と第5のガイド孔55とが形成されてい
る。第2ガイド孔52と第5ガイド孔55はガイ
ド板5の外側下方に添装された本考案における操
作部材たるスライド片4の前後における各係子4
2,45を受入れて該スライド片4の摺動を案内
するものであり、又第4ガイド孔54はその前後
に下向きに屈曲したガイド部54a,54bを形
成したものであつて上記スライド片4の外側に更
に枢子43を以て回動可能に添設された作動片4
0の前端における係子40aが係合され、スライ
ド片4にはこのようにして第4ガイド孔54に係
合した係子40aの枢子43を中心とした上下方
向作動を可能にしその前進位置でロツクするため
の切欠部41がその上縁側から切込んで形成され
ている。スライド片4の手前側には水平状のカム
部44が屈曲してデツキ100の底面側に平行し
て位置するように形成されているが、又その下辺
には係止部46が下方に突設され、然してその後
端に形成された連結座47とガイド板5における
第1の連結座59aとの間には発条302が設け
られ、又その手前側上縁に形成された連結座48
と上記作動片40における手前側連結部49との
間にももう1つの発条304が設けられているこ
とは第2〜4図に示す通りである。
既述したL形作動片60における下端部に設け
られた連結子69には前記作動片40より更に外
側において中間で屈曲された連動片3の下端部が
連結され、該連動片3の上端側は上述したガイド
板5のピン50において枢支されているが、又こ
のようなピン50による枢支部分より上方に延出
して形成された連結部3aとガイド板5における
第2の連結座59bとの間には発条303が設け
られている。又このガイド板5は奥部側に屈曲段
部5bを形成しているが、この屈曲段部5bより
後方位置に電磁機構57を取付け、且つその下方
部分に係子56を突設して連動リンク7のガイド
孔71と係合しており、この連動リンク7の前記
屈曲段部5bより手前側内側に挿入された部分に
はスライド片4における既述した係子40aに臨
ませられたロツク部72が凹入して形成され、又
その後端部には連結子73を以て吸着部体取付片
70の下端が連結され、該取付片70の中間に内
側へ向けて突設された枢子74はガイド板5の奥
部における枢着孔5cに挿入され、しかもこの取
付片70における上端部に形成された取付軸75
で吸着部体58が傾動可能に取付けられ、又取付
軸75に隣して係止部76が折立てて形成されて
いて該取付軸75を中心とした吸着部体58の大
きな傾動回転を阻止するように成つている。
既述したスライド片4のカム部44に対しては
デツキ100の下側に添設された補助デツキ15
0において一端を枢着151された回動片11の
中間部に突設した係子11aが臨ませられ、又該
回動片11の先端部には連結子11bを取付けて
連動杆12の一端を連結し、該連動杆12の他端
はヘツド1を取付けたヘツド板13における下側
のピン130と連結しており、又該ヘツド板13
の上面中間部に植立された係止軸131にはピン
チローラ2を取付けたピンチローラ枠132の先
端が係止し、然して上記係止軸131に対しては
第1,5図に示すように発条133が配設され、
ヘツド板13及びピンチローラ枠132が別に取
付けられた発条により回動しようとする作動に対
し前記係止軸131がストツパーとして作用して
いる。連動杆12の中間には係突部120が形成
され、該係突部120に対しては補助デツキ15
0の底面に一端で取付けられた弾片125の係子
124が臨ませられ、しかもこの弾片125には
既述した装入枠10の装入口側底面においてその
枢着座101より適当な距離を採つた位置に形成
された操作部118が臨ませられていて装入枠1
0の降下時に弾片125を圧下し前記係子124
と係突部120との係止を解脱するように成つて
いる。
デツキ100の装入口側に近い位置における底
面には2本のガイド軸102,103が取付けら
れ、これらのガイド軸102,103に対しては
第6図における右側下方に示すようなリールベー
ス受台210が挿着され、即ち一方のガイド軸1
02はリールベース受台210に取付けられた円
筒状のガイド211中に挿入されて該受台210
を昇降作動を案内し、又他方のガイド軸103は
単に穿孔212中に挿入されているだけである
が、それによつて斯かる受台210の昇降作動時
に該受台210の回動を阻止するように成つてい
る。又このようにして設けられたリール受台21
0の一側にリール駆動子215を有するリールベ
ース220がその軸222で回転自在に軸受され
ているが、又止子213によつて係止板214が
固定され、該係止板214の段部214aより前
方部分には開口部216が形成されており、該開
口部216部分に対してデツキ100におけるリ
ールベース装嵌口105に近い位置に設けられた
枢支座104,104に一端側をピン107で枢
着した作動片106の先端側が挿入され、即ち該
先端側に設けた角孔106aと上記開口部216
とが重合して前記ガイド211及びガイド軸10
2を挿通するように成つており、作動片106の
基端部108は前記枢支座104,104より奥
部方向においてデツキ100上に露出し装入枠1
0の底面に臨ませられている。
デツキ100の奥部にはスイツチ操作片126
が回動自在に設けられ、又発条308の作用でそ
の受動部126aが常にカセツト200の装入域
奥部に突出されるように成つており、然してその
操作部126bはスイツチ127の操作部127
aに臨ませられているが、又前記したようなリー
ルベース220と対設されたリールベース230
に設けられたマグネツト部体に対してはリードス
イツチが添設されていてその回転状態を検出する
ように成つており、該リースベース230の回転
停止信号によつて第1図に示すようなプリント基
板78のトランジスターを操作し既述したような
電磁機構57に対する電気回路を開放するように
成つている。
上記した係子40aは図示のようなピンのみな
らず、爪部又はローラの如きを利用してよいこと
は明かである。
上記したような本考案実施態様によるものの作
用について説明すると、そのテーププレヤとして
の操作は第1図又は第2,3図に示すように枢着
座101,101aを中心として奥部側が上昇さ
れている装入台10にそつてカセツト200を装
入すると、その装入前端が摺動片6の係止部6a
に接合して該摺動片6を発条301の引張力に抗
して押進し、摺動片6はガイド孔51,53の傾
斜にそつて斜上方にガイドされることになり、又
このような摺動片6の摺動と共にその係突部66
が作動片40のピン状係子40aに係合して該作
動子40をガイド孔54にそい前方に押進し、従
つて係子43で連結されている操作部材としての
スライド片4をも発条302の引張力に抗して一
体的に押進することとなつてイジエクトのための
作用力を該発条302に蓄勢する。なおこのよう
な押進時においては作動片40とスライド片4と
の間に発条304が設けられ、該発条304によ
る時計方向回転力は摺動片6とスライド片4の作
動子40とのリセツト動作に利用する。摺動片6
がイジエクト時に発条30により引き戻されると
き該摺動片6の係突部66がその軌跡上にあるピ
ン40aを押し下げ乗り越えて停止する。係突部
66がこのように乗り越えた後発条304の作用
でピン40aが上昇し再び次の装入に備え係突部
66と係合可能となる。押進時は係合孔54にお
ける平行部の途中までは係突部66のテーパ部が
ピン40aを上向きに回動するように設けられ、
後半はテーパの向きを変えることによつてピン4
0aを下向きに回動する力を与える。
上記のようにして押込まれたピン状係子40a
が第4ガイド孔54の奥部に到達するまでの過程
及び到達後における作用関係は第7図に解析的に
示す通りであつて、摺動片6が奥部側の次第に高
くされたガイド孔51,53にそつて押込まれる
ことから係突部66が次第に上昇し、最初は傾斜
縁166より上方の垂直側縁165でピン状の係
子40aを押していたものがガイド孔54に押進
する間に境界角部164を過ぎてそれより下方の
傾斜縁166で押すことになり、ガイド部54b
に到達した時点においては傾斜縁166の下端側
で押すことになり、何れにしても境界屈曲点16
4より下方の傾斜縁166でピン状係子40aが
押されることにより該ピン40aはその傾斜縁1
66によつて受ける力の関係から自動的にガイド
部54bに落し込まれるが、この落し込み過程は
具体的には第7図に示すように凹入したガイド部
54bの手前側傾斜縁54b′より突出して固定さ
れている(既述したようなカセツトの装入完了に
より、装入されたカセツト200の先端部分でス
イツチ操作片126を押しスイツチ127をオン
状態として電磁機構57が通電している)連動リ
ンク7のロツク突部77を迂回し一且ガイド部5
4bの奥部側に押し出された後に前記傾斜縁54
b′の下方部分とロツク突部77の上方部分とに係
接して第7図左側下方のようなロツク状態を形成
する。又このロツク状態がが形成された後に摺動
片6の係突部66は該ピン440aの上を通つて
突子117が摺動片6の第1係合孔61における
垂下部61a盾に達するまで後退し、斯うして突
子117が垂下部61aに達すると発条303の
作用で連動片3が連結子69を中心として第3図
において時計方向に回動し係止117を介して装
入台10の奥部部分をデツキ100上に落し込み
再生位置にセツトする。
上記のようにしてカセツト200を受入れた装
入台10がデツキ100上に落し込まれると、該
装入台10の底面に設けられた操作部118が弾
片125を押下げ、上つてそれまで該弾片125
の係子124に係止していた連結杆12の係突部
120が解放され、ヘツド板13が発条309の
作用力で前方に押し出されることとなり、ヘツド
1およびピンチローラ2が前進して上記のように
再生位置にセツトされているカセツトのテープに
圧接され、即ちピンチローラ2とスイツチ127
のオンで既にモータ31を介し駆動されているキ
ヤプスタン30との間でテープ走行を図る。蓋し
前記操作部118と弾片125との間において装
入台10及びカセツト200の再生位置装入が検
知された条件下で上記のようなヘツド板13など
の操作が行われるものであることからそれらの作
動タイミングは常に適切でカセツトの再生位置セ
ツト以前に作動することがなく誤作動の恐れはな
い。なお上記のように装入台10が再生位置に落
し込まれることによりその底面でデツキ100面
より上昇状態にある作動片106の基端部108
を圧下し、該作動片106の開口106aを有す
る先端側を上昇するからそれによつて係止板21
4を介しリールベース受台210および該受台2
10上のリールベース220やリール駆動子21
5を上昇させることができ、即ちカセツトの装入
時において低下しリール駆動子215が装入カセ
ツトに引掛らないようにされていた装入口側のリ
ール駆動子215が上昇してカセツト200のリ
ールに嵌合せしめられるわけであり、斯様にする
ことによつて少くともリール駆動子215などの
上昇ストロークに相当した機構の薄型化を図つて
いる。
上述の如くして再生されているものが、そのテ
ープエンドにおける検出信号、早送り巻戻しその
他の操作で奥部側リールベース230に関しその
作動が停止すると、リードスイツチによる検出信
号で電磁機構57に対する通電がオフされること
は既述した通りであり、斯うして電磁機構57の
吸着力が解除されると発条302に蓄勢された引
張力によつてスライド片4が復動し、この復動は
ガイド部54の手前側傾斜縁54b′にそつてピン
40aが第8図の左側に示すように順次移動し、
従つてこの過程では第7図のように傾斜縁54
b′から突出していた連動リンク7のロツク突部7
7を発条305の比較的弱い引張力に抗して傾斜
縁54b′の域内に押戻しつつ第4ガイド孔54に
そつて復動して第8図に実線で示すようにピン4
0aがガイド部54aの上部に到り、発条304
の作用でこのガイド部54aの上部位置に保持さ
れることとなり、一方既述したような係突部66
を有する摺動片6も発条301の復元作用で復動
されその係突部66は次第に降下することから上
記の如くガイド部54aの上部位置に保持されて
いるピン40aの位置を通過する場合には該係突
部66がこのピン40aに引掛ることとなるが、
斯かる場合のピン40aと係突部66との接合は
係突部66の手前側傾斜縁167においてなされ
るものであることから発条304の引張力に抗し
て作動子40の遊端側(即ちピン40a側)が回
動しピン40aをガイド部54a内に押し下げて
係突部66が通過することになり、斯うして摺動
片6〔従つて係突部66〕が充分に引出されて第
8図の右側に示すように位置した係突部66に対
しては作動子40が前記発条304により再び上
昇し前記ピン40aが係突部66の前方傾斜縁1
66および境界角部164を超えて垂直側縁部1
65と係接することとなる。
又上記のような40aの解脱でスライド片4が
復動する復動過程の初期においてカム部44がピ
ン11aに作用し連動杆12を介して先ずヘツド
板13をその前進したヘツド、ピンチローラのカ
セツト内嵌合位置から後退させ、これに続いて係
止部46がL形作動片60の連結子69に作用し
て該作動片60を反時計方向に回動し挿通孔68
で連結されている装入台10の奥部側を引上げ
る。又上記のようにしてヘツド板13の後退する
過程で連動杆12の係突部120も復動し、操作
部118の弾片125に対する圧下作用も装入台
10の引上げて解消するから前記係突部120が
押下げ状態から復元した弾片125の係子124
と再び係合し、斯うしてカセツト200や装入台
10の奥部側が上昇傾斜した状態においてはヘツ
ド板13を確実な退避位置に保持する。装入台1
0が完全な上昇位置に達すると前記係子117は
第1係合孔61における垂下部61aの上端に達
し、この状態においては摺動片6が発条301の
復元力で復動し得ることが明かであり、即ちこの
摺動片6復動で係子117は係合孔61の水平部
に嵌合され、又斯かる摺動片6の復動に当りその
先端係接部6aによつて装入されていたカセツト
を押し出しイジエクト作動を完了する。
なお上記したような実施態様のものでは傾斜装
入方式によりテープパツクをスロツトインさせる
ものについて示したが本考案によるものは斯かる
型式のもののみに限定されることなく、その他の
テープパツク装脱を行う各種のテーププレヤ或い
はその操作レバーの如きに関して適宜に採用する
ことができ、又その電磁プランジヤについても吸
着タイプのもののみならず吸引タイプのものに対
しても同様に採用することができ、吸引プランジ
ヤで解除動作せしめ、この吸引プランジヤによる
作動をメカ的に達成することもできる。
以上説明したような本考案によれば操作部材に
形成された比較的小さな係突部と機枠に形成され
たガイド溝における第1、第2のガイド部の関係
からして軽微な操作力で円滑なロツクイン及びそ
の解脱操作を行わしめ得るものであり、即ち従来
のものにおける複雑な構成や比較的大きな負荷を
必要とせず、操作部材の単純な操作で誤動作やロ
ツク不完全を見ることのない好ましい作用を得し
めることができるものであるから実用上その効果
の大きい考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案の機構を具備したテーププレヤの
全体的関係とテープパツク(カセツト)を示す斜
面図、第2図はそのテープパツク装入スタート状
態の側面図、第3図はその傾斜状態での奥部まで
装入された状態の側面図、第4図はその後のデツ
キ上に落し込まれた状態の側面図、第5図はその
平面図、第6図はその要部構成部材についての分
解状態を示す斜面図、第7図はそのロツク係合時
における作動片の係止とガイド孔、ロツク部との
作動関係を側面的に示した説明図、第8図はその
ロツク解脱操作関係を示した第7図と同様な側面
的説明図である。 然してこれらの図面において、1はヘツド、2
はピンチローラ、3は連動片、4はスライド片、
5はガイド板、6は摺動片、7は連動リンク、1
0は装入枠、11は回動片、13はヘツド板、4
0は作動子、40aはその係子たるピン、51〜
55は第1〜第5の各ガイド孔、54a,54b
は第4ガイド孔における各ガイド部、57は電磁
機構、58は吸着部体、61は第1係合孔、62
は第2係合孔、66は係突部、72はロツク部、
77はロツク突部、100はデツキ、164は係
突部66の境界角部、165はその垂直側縁、1
66はその一側における傾斜縁、167はその他
側における傾斜縁、200はカセツトを示すもの
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機枠に対して摺動自在に設けられたスライド片
    4をロツクするものであつて、該スライド片に回
    動可能な作動片40を設け、該作動片40にスラ
    イド片を操作するための操作部材6及び前記機枠
    に設けられた連動リンク7のロツク部72に係脱
    する係子部40aを設け、前記操作部材6には該
    係子部40aに係合しこれを操作するための係突
    部66を形成し、又上記機枠には前記係子部40
    aを係合案内せしめるガイド部を設け、該ガイド
    部には該係子部40aをロツク位置に移すための
    第1のガイド部と前記操作部材6の復動に当つて
    前記係子部40aを係突部66の通過域から退避
    させるための第2のガイド部とを一連に形成し、
    前記係突部66の一側には上記係子部40aに対
    する作用方向を切換えるように境界角部を中心と
    し角度を異にした側縁を形成し、しかも該係突部
    66の他側には前記係子部40aを上記した第2
    ガイド部に押出してこの係突部自体を通過復動さ
    せるための傾斜縁を形成したことを特徴とするテ
    ーププレヤにおけるロツク機構。
JP3164379U 1979-03-14 1979-03-14 Expired JPS6325540Y2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164379U JPS6325540Y2 (ja) 1979-03-14 1979-03-14
US06/129,635 US4344097A (en) 1979-03-14 1980-03-12 Lock mechanism for use in tape player
DE19803009703 DE3009703A1 (de) 1979-03-14 1980-03-13 Verriegelungsmechanismus fuer ein bandabspielgeraet
AU56413/80A AU540852B2 (en) 1979-03-14 1980-03-13 Tape player lock mechanism
SE8001958A SE447520B (sv) 1979-03-14 1980-03-13 Lasmekanism for bandspelare
NL8001514A NL8001514A (nl) 1979-03-14 1980-03-13 Grendelmechanisme ten gebruike bij een bandweergeef- inrichting.
GB8008635A GB2045509B (en) 1979-03-14 1980-03-13 Interlock mechanism for tape player

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3164379U JPS6325540Y2 (ja) 1979-03-14 1979-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55132762U JPS55132762U (ja) 1980-09-19
JPS6325540Y2 true JPS6325540Y2 (ja) 1988-07-12

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ID=28883601

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JP3164379U Expired JPS6325540Y2 (ja) 1979-03-14 1979-03-14

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