JPS6138121Y2 - - Google Patents
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- JPS6138121Y2 JPS6138121Y2 JP3164479U JP3164479U JPS6138121Y2 JP S6138121 Y2 JPS6138121 Y2 JP S6138121Y2 JP 3164479 U JP3164479 U JP 3164479U JP 3164479 U JP3164479 U JP 3164479U JP S6138121 Y2 JPS6138121 Y2 JP S6138121Y2
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- locking
- guide
- pin
- piece
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテーププレヤのロツク機構の考案に係
り、ロツク係脱操作のために必要とする回動量及
びスペースが小さくてしかも的確なロツク固定作
用を得ることができ、その操作も容易なロツク機
構を提供しようとするものである。
り、ロツク係脱操作のために必要とする回動量及
びスペースが小さくてしかも的確なロツク固定作
用を得ることができ、その操作も容易なロツク機
構を提供しようとするものである。
テーププレヤにおいて可動デツキその他を所定
位置にロツクするための機構については従来から
知られているが、この従来のロツク機構は回転部
材に形成したフツク部を該回転部材の回動によつ
てロツクを必要とする部材の係止ピンなどに係止
するものであり、このような従来のロツク機構で
は支点間の腕の長さをそれなりに大きくすること
が必要であり、従つてその回動量が大となり、回
動のための必要スペースも大きくなる。又フツク
部を係止方向に対し垂直にとり、回動力を生じさ
せずにロツクすることなく、ロツク部材を何等か
の拘束部材を利用してロツク固定を行わせ、解除
時には上記拘束部材の固定力を解除する構造の場
合には係止ピンの圧力によりロツク部材を回動し
て逃がす必要があり、このためフツク部の形状は
この圧力に対し逃げ方向にテーパを採ることが必
要であつて、操作時の衝撃力等によりロツク状態
の固定力は大きくすることが必要で操作も容易で
ないなどの不利がある。
位置にロツクするための機構については従来から
知られているが、この従来のロツク機構は回転部
材に形成したフツク部を該回転部材の回動によつ
てロツクを必要とする部材の係止ピンなどに係止
するものであり、このような従来のロツク機構で
は支点間の腕の長さをそれなりに大きくすること
が必要であり、従つてその回動量が大となり、回
動のための必要スペースも大きくなる。又フツク
部を係止方向に対し垂直にとり、回動力を生じさ
せずにロツクすることなく、ロツク部材を何等か
の拘束部材を利用してロツク固定を行わせ、解除
時には上記拘束部材の固定力を解除する構造の場
合には係止ピンの圧力によりロツク部材を回動し
て逃がす必要があり、このためフツク部の形状は
この圧力に対し逃げ方向にテーパを採ることが必
要であつて、操作時の衝撃力等によりロツク状態
の固定力は大きくすることが必要で操作も容易で
ないなどの不利がある。
本考案は上記したような従来のものの不利、欠
点を解消するように研究して考案されたものであ
つて、係止ピンが回動的に動作してロツク部に入
り込むようにしてロツク部に係止する係止部材
と、一端にロツク固定力を受け他端にロツク部材
を連結して回動可能に軸支された拘束部材、該拘
束部材に一端を回動可能に軸着し他端に前記係止
部材を係止するためのロツク部を形成すると共に
中間部にはガイド部を形成したロツク部材および
固定用係合部と解脱時の係合部材離脱を容易なら
しめるガイド部を形成したガイド孔を利用するこ
とにより前記したような不利のないロツク機構を
得たものである。
点を解消するように研究して考案されたものであ
つて、係止ピンが回動的に動作してロツク部に入
り込むようにしてロツク部に係止する係止部材
と、一端にロツク固定力を受け他端にロツク部材
を連結して回動可能に軸支された拘束部材、該拘
束部材に一端を回動可能に軸着し他端に前記係止
部材を係止するためのロツク部を形成すると共に
中間部にはガイド部を形成したロツク部材および
固定用係合部と解脱時の係合部材離脱を容易なら
しめるガイド部を形成したガイド孔を利用するこ
とにより前記したような不利のないロツク機構を
得たものである。
即ち本考案によるのの具体的なテーププレヤに
組込まれた実施態様を添附図面に示すものによつ
て説明すると、そのテーププレヤ機構は装入口側
を適宜下方に折曲して形成されたデツキ100の
手前側一側には第1図に示すように枢着座101
を形成すると共にデツキ100の他側に固定され
たガイド板5の手前側にも該枢着座101に対向
した枢着座101aを設け、これらの枢着座10
1,101a間に装入枠10の両側を折立てて形
成したガイド部の手前側が夫々枢着されている。
この装入枠10は第6図において分解して示すよ
うな構成をなし、即ちその一側に剛性の押え板1
11と薄片状で弾性を有する弾圧片112とを重
合して取付け、押え板111は図示のようにL形
に屈曲されたものであつて、又弾圧片112は装
入口側に受入弾圧部113を形成すると共に押え
板111の先端部より延出した部分に中間弾圧部
114,114を形成していて装入された第1,
第2図に示すようなカセツト200を装入枠10
の底面に向けて弾性的に押圧するように成つてい
る。
組込まれた実施態様を添附図面に示すものによつ
て説明すると、そのテーププレヤ機構は装入口側
を適宜下方に折曲して形成されたデツキ100の
手前側一側には第1図に示すように枢着座101
を形成すると共にデツキ100の他側に固定され
たガイド板5の手前側にも該枢着座101に対向
した枢着座101aを設け、これらの枢着座10
1,101a間に装入枠10の両側を折立てて形
成したガイド部の手前側が夫々枢着されている。
この装入枠10は第6図において分解して示すよ
うな構成をなし、即ちその一側に剛性の押え板1
11と薄片状で弾性を有する弾圧片112とを重
合して取付け、押え板111は図示のようにL形
に屈曲されたものであつて、又弾圧片112は装
入口側に受入弾圧部113を形成すると共に押え
板111の先端部より延出した部分に中間弾圧部
114,114を形成していて装入された第1,
第2図に示すようなカセツト200を装入枠10
の底面に向けて弾性的に押圧するように成つてい
る。
上記したような装入枠10の底面にはリール駆
動子215部分を嵌装するための開口115が形
成され、又その装入口側一側に下向けに屈曲され
た突部の如きを形成しているが、又その他側奥部
の側面には突子117を設け、該突子117の先
端部は前記したガイド板5に添設された摺動片6
の第1係合孔61に係合し、しかも該摺動片6と
の間に介装されたL形作動片60の一端に形成さ
れた挿通孔68に挿通され、又摺動片6との間に
ワツシヤ67を遊装し摺動片6と作動片60との
間における摩擦低減を図ると共に突子117と摺
動片6における係合孔61との間でローラとして
同様に摩擦低減を図つている。摺動片6における
第1係合孔61は第6図に示すように手前側がL
形に屈曲61aさせて形成されたものであるが、
この摺動片6には別に第2係合孔62が形成され
ていることは図示の通りであり、この第2係合孔
62にはガイド板5の中間部にその両側に突出さ
せて取付けられたピン50の一端部が装入されて
作動片60の屈曲角部に設けられた枢支孔60a
に挿入されており、然して該摺動片6の先端部に
は平面的にL形として屈曲形成された受動部6a
が形成されているが、しかも上記したような第2
係合孔62の長さ方向延長位置にガイド板5の手
前側における第1ガイド孔51と係合する係子6
4が取付けられ、又その先端側に設けられたもう
1つの係子63は同じくガイド板5の後方上段に
形成された第3ガイド孔53と係合しており、ガ
イド孔51,53は奥部側が次第に高くなるよう
に若干の傾斜を採つている。更にこの摺動片6に
おける先端下段部分には係突部66が形成され、
該係突部66は後述する作動子40の係合ピン4
0aと係脱するように成つている。
動子215部分を嵌装するための開口115が形
成され、又その装入口側一側に下向けに屈曲され
た突部の如きを形成しているが、又その他側奥部
の側面には突子117を設け、該突子117の先
端部は前記したガイド板5に添設された摺動片6
の第1係合孔61に係合し、しかも該摺動片6と
の間に介装されたL形作動片60の一端に形成さ
れた挿通孔68に挿通され、又摺動片6との間に
ワツシヤ67を遊装し摺動片6と作動片60との
間における摩擦低減を図ると共に突子117と摺
動片6における係合孔61との間でローラとして
同様に摩擦低減を図つている。摺動片6における
第1係合孔61は第6図に示すように手前側がL
形に屈曲61aさせて形成されたものであるが、
この摺動片6には別に第2係合孔62が形成され
ていることは図示の通りであり、この第2係合孔
62にはガイド板5の中間部にその両側に突出さ
せて取付けられたピン50の一端部が装入されて
作動片60の屈曲角部に設けられた枢支孔60a
に挿入されており、然して該摺動片6の先端部に
は平面的にL形として屈曲形成された受動部6a
が形成されているが、しかも上記したような第2
係合孔62の長さ方向延長位置にガイド板5の手
前側における第1ガイド孔51と係合する係子6
4が取付けられ、又その先端側に設けられたもう
1つの係子63は同じくガイド板5の後方上段に
形成された第3ガイド孔53と係合しており、ガ
イド孔51,53は奥部側が次第に高くなるよう
に若干の傾斜を採つている。更にこの摺動片6に
おける先端下段部分には係突部66が形成され、
該係突部66は後述する作動子40の係合ピン4
0aと係脱するように成つている。
ガイド板5には前記したような第1,第3のガ
イド孔51,53とは別に、中間部より手前側に
おいて第2ガイド孔52を下段に形成し、又その
中間部より奥部側における下方部分に第4のガイ
ド孔54と第5のガイド孔55とが形成されてい
る。第2ガイド孔52と第5ガイド孔55はガイ
ド板5の外側下方に添装されたスライド片4の前
後における各係子42,45を受入れて該スライ
ド片4の摺動を案内するものであり、又第4ガイ
ド孔54はその前後に下向きに屈曲したガイド部
54a,54bを形成したものであつて上記スラ
イド片4の外側に更に枢子43を以て回動可能に
添設された作動子40の奥端における係合ピン4
0aが係合され、スライド片4にはこのようにし
て第4ガイド孔54に係合した係合ピン40aの
枢子43を中心とした上下方向作動を可能にする
ための切欠部41がその上縁側から切込んで形成
され、前記したガイド部54bの手前側には第
7,8図に示すように傾斜部54b′が形成されて
いる。スライド片4の手前側には水平状のカム部
44が屈曲してデツキ100の底面側に平行して
位置するように形成されているが、又その下辺に
は係止部46が下方に突設され、然してその後端
に形成された連結座47とガイド板5における第
1の連結座59aとの間には発条302が設けら
れ、又その手前側上縁に形成された連結座48と
上記作動子40における手前側連結部49との間
にももう1つの発条304が設けられていること
は第2〜4図に示す通りである。
イド孔51,53とは別に、中間部より手前側に
おいて第2ガイド孔52を下段に形成し、又その
中間部より奥部側における下方部分に第4のガイ
ド孔54と第5のガイド孔55とが形成されてい
る。第2ガイド孔52と第5ガイド孔55はガイ
ド板5の外側下方に添装されたスライド片4の前
後における各係子42,45を受入れて該スライ
ド片4の摺動を案内するものであり、又第4ガイ
ド孔54はその前後に下向きに屈曲したガイド部
54a,54bを形成したものであつて上記スラ
イド片4の外側に更に枢子43を以て回動可能に
添設された作動子40の奥端における係合ピン4
0aが係合され、スライド片4にはこのようにし
て第4ガイド孔54に係合した係合ピン40aの
枢子43を中心とした上下方向作動を可能にする
ための切欠部41がその上縁側から切込んで形成
され、前記したガイド部54bの手前側には第
7,8図に示すように傾斜部54b′が形成されて
いる。スライド片4の手前側には水平状のカム部
44が屈曲してデツキ100の底面側に平行して
位置するように形成されているが、又その下辺に
は係止部46が下方に突設され、然してその後端
に形成された連結座47とガイド板5における第
1の連結座59aとの間には発条302が設けら
れ、又その手前側上縁に形成された連結座48と
上記作動子40における手前側連結部49との間
にももう1つの発条304が設けられていること
は第2〜4図に示す通りである。
既述したL形作動片60における下端部に設け
られた連結子69には前記作動子40より更に外
側において中間で屈曲された連動片3の下端部が
連結され、該連動片3の上端側は上述したガイド
板5のピン50において枢支されているが、又こ
のようなピン50による枢支部分より上方に延出
して形成された連結部3aとガイド板5における
第2の連結座59bとの間には発条303が設け
られている。又このガイド板5は奥部側に屈曲段
部5bを形成しているが、この屈曲段部5bより
後方位置に電磁機構57を取付け、且つその下方
部分に係子56を突設してロツク部材7の係合孔
71とを係合しており、このロツク部材7の前記
屈曲段部5bより手前側内側に挿入された部分に
はスライド片4における既述した係子40aに臨
ませられ前記傾斜部54b′とは第7,8図のよう
に交叉した傾斜のロツク部72が凹入して形成さ
れ、該ロツク部72の突端77は鋭角状をなし、
又その後端部には連結子73を以て拘束部材70
の下端が連結され、該拘束部材70の中間に内側
へ向けて突設された枢子74はガイド板5の奥部
における枢着孔5cに挿入され、しかもこの拘束
部材70における上端部に形成された取付軸75
で吸着部体58が傾動可能に取付けられ、又取付
軸75に隣して係止部76が折立てて形成されて
いて該取付軸75を中心とした吸着部体58の大
きな傾動回転を阻止するように成つている。
られた連結子69には前記作動子40より更に外
側において中間で屈曲された連動片3の下端部が
連結され、該連動片3の上端側は上述したガイド
板5のピン50において枢支されているが、又こ
のようなピン50による枢支部分より上方に延出
して形成された連結部3aとガイド板5における
第2の連結座59bとの間には発条303が設け
られている。又このガイド板5は奥部側に屈曲段
部5bを形成しているが、この屈曲段部5bより
後方位置に電磁機構57を取付け、且つその下方
部分に係子56を突設してロツク部材7の係合孔
71とを係合しており、このロツク部材7の前記
屈曲段部5bより手前側内側に挿入された部分に
はスライド片4における既述した係子40aに臨
ませられ前記傾斜部54b′とは第7,8図のよう
に交叉した傾斜のロツク部72が凹入して形成さ
れ、該ロツク部72の突端77は鋭角状をなし、
又その後端部には連結子73を以て拘束部材70
の下端が連結され、該拘束部材70の中間に内側
へ向けて突設された枢子74はガイド板5の奥部
における枢着孔5cに挿入され、しかもこの拘束
部材70における上端部に形成された取付軸75
で吸着部体58が傾動可能に取付けられ、又取付
軸75に隣して係止部76が折立てて形成されて
いて該取付軸75を中心とした吸着部体58の大
きな傾動回転を阻止するように成つている。
既述したスライド片4のカム部44に対しては
デツキ100の下側に添設された補助デツキ15
0において一端を枢着151された回動片11の
中間部に突設した係子11aが臨ませられ、又該
回動片11の先端部には連結子11bを取付けて
連動杆12の一端を連結し、該連動杆12の他端
はヘツド1を取付けたヘツド板13における下側
のピン130と連結しており、又該ヘツド板13
の上面中間部に植立された係止軸131にはピン
チローラ2を取付けたピンチローラ枠132の先
端が係止し、然して上記係止軸131に対しては
第1,5図に示すように発条309が配設されて
おり、ヘツド板13及びピンチローラ枠132が
別に取付けられた発条により回動しようとする作
動に対し前記係止軸131がストツパーとして作
用している。連動杆12の中間には係突部120
が形成され、該係突部120に対しては補助デツ
キ150の底面に一端で取付けられた弾片125
の係子124が臨ませられ、しかもこの弾片12
5には既述した装入枠10の装入口側底面におい
てその枢着座101より適当な距離を採つた位置
に形成された操作部118が臨ませられていて装
入枠10の降下時に弾片125を圧下し前記係子
124と係突部120との係止を解脱するように
成つている。
デツキ100の下側に添設された補助デツキ15
0において一端を枢着151された回動片11の
中間部に突設した係子11aが臨ませられ、又該
回動片11の先端部には連結子11bを取付けて
連動杆12の一端を連結し、該連動杆12の他端
はヘツド1を取付けたヘツド板13における下側
のピン130と連結しており、又該ヘツド板13
の上面中間部に植立された係止軸131にはピン
チローラ2を取付けたピンチローラ枠132の先
端が係止し、然して上記係止軸131に対しては
第1,5図に示すように発条309が配設されて
おり、ヘツド板13及びピンチローラ枠132が
別に取付けられた発条により回動しようとする作
動に対し前記係止軸131がストツパーとして作
用している。連動杆12の中間には係突部120
が形成され、該係突部120に対しては補助デツ
キ150の底面に一端で取付けられた弾片125
の係子124が臨ませられ、しかもこの弾片12
5には既述した装入枠10の装入口側底面におい
てその枢着座101より適当な距離を採つた位置
に形成された操作部118が臨ませられていて装
入枠10の降下時に弾片125を圧下し前記係子
124と係突部120との係止を解脱するように
成つている。
デツキ100の装入口側に近い位置における底
面には2本のガイド軸102,103が取付けら
れ、これらのガイド軸102,103に対しては
第6図における右側下方に示すようなリールベー
ス受台210が挿着され、即ち一方のガイド軸1
02はリールベース受台210に取付けられた円
筒状のガイド211中に挿入されて該受台210
を昇降作動を案内し、又他方のガイド軸103は
単に穿孔212中に挿入されているだけである
が、それによつて斯かる受台210の昇降作動時
に該受台210の回動を阻止するように成つてい
る。又このようにして設けられたリール受台21
0の一側にリール駆動子215を有するリールベ
ース220が回転自在に軸受されているが、又止
子213によつて係止板214が固定され、該係
止板214の段部214aより前方部分には開口
部216が形成されており、該開口部216部分
に対してデツキ100におけるリールベース装嵌
口105に近い位置に設けられた枢支座104,
104に一端側をピン107で枢着した作動片1
06の先端側が挿入され、即ち該先端側に設けた
角孔106aと上記開口部216とが重合して前
記ガイド211及びガイド軸102を挿通するよ
うに成つており、作動片106の基端部108は
前記枢支座104,104より奥部方向において
デツキ100上に露出し装入枠10の底面に臨ま
せられている。
面には2本のガイド軸102,103が取付けら
れ、これらのガイド軸102,103に対しては
第6図における右側下方に示すようなリールベー
ス受台210が挿着され、即ち一方のガイド軸1
02はリールベース受台210に取付けられた円
筒状のガイド211中に挿入されて該受台210
を昇降作動を案内し、又他方のガイド軸103は
単に穿孔212中に挿入されているだけである
が、それによつて斯かる受台210の昇降作動時
に該受台210の回動を阻止するように成つてい
る。又このようにして設けられたリール受台21
0の一側にリール駆動子215を有するリールベ
ース220が回転自在に軸受されているが、又止
子213によつて係止板214が固定され、該係
止板214の段部214aより前方部分には開口
部216が形成されており、該開口部216部分
に対してデツキ100におけるリールベース装嵌
口105に近い位置に設けられた枢支座104,
104に一端側をピン107で枢着した作動片1
06の先端側が挿入され、即ち該先端側に設けた
角孔106aと上記開口部216とが重合して前
記ガイド211及びガイド軸102を挿通するよ
うに成つており、作動片106の基端部108は
前記枢支座104,104より奥部方向において
デツキ100上に露出し装入枠10の底面に臨ま
せられている。
デツキ100の奥部にはスイツチ操作片126
が回動自在に設けられ、又発条308の作用でそ
の受動部126aが常にカセツト200の装入域
奥部に突出されるように成つており、然してその
操作部126bはスイツチ127の操作部127
aに臨ませられているが、又前記したようなリー
ルベース220と対設されたリールベース230
に設けられたマグネツト部体に対してはリードス
イツチが添設されていてその回転状態を検出する
ように成つており、該リールベース230の回転
停止信号によつて第1図に示すようなプリント基
板78のトランジスターを操作し既述したような
電磁機構57に対する電気回路を開放するように
成つている。
が回動自在に設けられ、又発条308の作用でそ
の受動部126aが常にカセツト200の装入域
奥部に突出されるように成つており、然してその
操作部126bはスイツチ127の操作部127
aに臨ませられているが、又前記したようなリー
ルベース220と対設されたリールベース230
に設けられたマグネツト部体に対してはリードス
イツチが添設されていてその回転状態を検出する
ように成つており、該リールベース230の回転
停止信号によつて第1図に示すようなプリント基
板78のトランジスターを操作し既述したような
電磁機構57に対する電気回路を開放するように
成つている。
上記したような本考案実施態様によるものの作
用について先ずそのテーププレヤとしての作動関
係を説明すると、第1図又は第2,第3図に示す
ように枢着座101,101aを中心として奥部
側が上昇されている装入台10にそつてカセツト
200を装入すると、その装入前端が摺動片6の
係止部6aに接合して該摺動片6を発条301の
引張力に抗して押進し、摺動片6はガイド孔5
1,53の傾斜にそつて斜上方にガイドされるこ
とになり、又このような摺動片6の摺動と共にそ
の係突部66が作動子40のピン40aに係合し
て該作動子40をガイド孔54にそい前方に押進
し、従つて係子43で連結されているスライド片
4をも発条302の引張力に抗して一体的に押進
することとなつてイジエクトのための作用力を該
発条302に蓄勢する。なおこのような押進時に
おいては作動子40とスライド片4との間に発条
304が設けられ、該発条304による時計方向
回転力は摺動片6とスライド片4の作動子40と
のリセツト動作に利用する。摺動片6がイジエク
ト時に発条30により引き戻されるとき該摺動片
6の係突部66がその軌跡上にあるピン40aを
押し下げ乗り越えて停止する。係突部66がこの
ように乗り越えた後発条304の作用でピン40
aが上昇し再び次の装入に備え係突部66と係合
可能となる。押進時は係合孔54における平行部
の途中までは係突部66のテーパ部がピン40a
を上向きに回動するように設けられ、後半はテー
パの向きを変えることによつてピン40aを下向
きに回動する力を与える。
用について先ずそのテーププレヤとしての作動関
係を説明すると、第1図又は第2,第3図に示す
ように枢着座101,101aを中心として奥部
側が上昇されている装入台10にそつてカセツト
200を装入すると、その装入前端が摺動片6の
係止部6aに接合して該摺動片6を発条301の
引張力に抗して押進し、摺動片6はガイド孔5
1,53の傾斜にそつて斜上方にガイドされるこ
とになり、又このような摺動片6の摺動と共にそ
の係突部66が作動子40のピン40aに係合し
て該作動子40をガイド孔54にそい前方に押進
し、従つて係子43で連結されているスライド片
4をも発条302の引張力に抗して一体的に押進
することとなつてイジエクトのための作用力を該
発条302に蓄勢する。なおこのような押進時に
おいては作動子40とスライド片4との間に発条
304が設けられ、該発条304による時計方向
回転力は摺動片6とスライド片4の作動子40と
のリセツト動作に利用する。摺動片6がイジエク
ト時に発条30により引き戻されるとき該摺動片
6の係突部66がその軌跡上にあるピン40aを
押し下げ乗り越えて停止する。係突部66がこの
ように乗り越えた後発条304の作用でピン40
aが上昇し再び次の装入に備え係突部66と係合
可能となる。押進時は係合孔54における平行部
の途中までは係突部66のテーパ部がピン40a
を上向きに回動するように設けられ、後半はテー
パの向きを変えることによつてピン40aを下向
きに回動する力を与える。
上記のようにして押込まれたピン40aが第4
ガイド孔54の奥部に到達するまでの過程及び到
達後における作用関係は第7図に解析的に示す通
りであつて、摺動片6が奥部側の次第に高くされ
たガイド孔51,53にそつて押込まれることか
ら係突部66が次第に上昇し、最初は係突部66
の前方の垂直側縁でピン40aを押していたもの
がガイド孔54に押進する間に下方の傾斜縁で押
すことになり、ガイド部54bに到達した時点に
おいては傾斜縁166の下端側で押すので該ピン
40aはその円周面との関係から自動的にガイド
部54bに落し込まれる。この落し込み過程は具
体的には第8図Aに示すように凹入したガイド部
54bの手前側傾斜縁54b′より突出して吸着さ
れている(既述したようなカセツトの装入完了に
より、装入されたカセツト200の先端部分でス
イツチ操作片126を押しスイツチ127をオン
状態として電磁機構57が通電している)ロツク
部材7のロツク突部77を迂回し一旦ガイド部5
4bの奥部側に押し出された後に前記傾斜縁54
b′の下方部分とロツク突部77部分でピン40a
を保持しロツク状態を形成する。このようなロツ
ク操作について更に説明すると第7図に示すよう
に枢子74を中心として回転する拘束部材70が
電磁機構57の作用で第7図の仮想線で示すよう
に吸着固定化されるとロツク部材7の基端たる連
結子73部分が定置され、この場合において比較
的短小な拘束部材70の回転範囲は大であつても
連結子73の移動による比較的長いロツク部材7
の回転は殆んどなくピン40aには発条304の
引張力が作用していることからしてこれらの部材
における少い動作で安定したロツク状態が得られ
る。このピン40aがロツク状態とされる際に第
8図のAに示すようにロツク部材7の突部77を
下方に押し、即ちピン40aが突部77上を通過
するとき係突部66により第8図Aに示すように
大きな力を受けるが、この場合の力は該A図に示
すように回転力のみであり、この力は枢子74で
吸収される。ロツク状態のときにはピン40aの
力はロツク部材7を水平移動させる力と回動させ
る力とに分割されるために回動方向の力は枢子7
4にて吸収され水平方向の力のみが吸着部体58
にかかる。この状態が形成されてから摺動片6の
係突部66はピン40aの上を通り突子117が
摺動片6の第1係合孔61における垂下部61a
上に達するまで後退し、斯うして突子117が垂
下部61aに達すると、発条303の作用で連動
片3が連結子69を中心として第3図において時
計方向に回動し係子63を介して装入台10の奥
部部分をデツキ100上に落し込み再生位置にセ
ツトする。
ガイド孔54の奥部に到達するまでの過程及び到
達後における作用関係は第7図に解析的に示す通
りであつて、摺動片6が奥部側の次第に高くされ
たガイド孔51,53にそつて押込まれることか
ら係突部66が次第に上昇し、最初は係突部66
の前方の垂直側縁でピン40aを押していたもの
がガイド孔54に押進する間に下方の傾斜縁で押
すことになり、ガイド部54bに到達した時点に
おいては傾斜縁166の下端側で押すので該ピン
40aはその円周面との関係から自動的にガイド
部54bに落し込まれる。この落し込み過程は具
体的には第8図Aに示すように凹入したガイド部
54bの手前側傾斜縁54b′より突出して吸着さ
れている(既述したようなカセツトの装入完了に
より、装入されたカセツト200の先端部分でス
イツチ操作片126を押しスイツチ127をオン
状態として電磁機構57が通電している)ロツク
部材7のロツク突部77を迂回し一旦ガイド部5
4bの奥部側に押し出された後に前記傾斜縁54
b′の下方部分とロツク突部77部分でピン40a
を保持しロツク状態を形成する。このようなロツ
ク操作について更に説明すると第7図に示すよう
に枢子74を中心として回転する拘束部材70が
電磁機構57の作用で第7図の仮想線で示すよう
に吸着固定化されるとロツク部材7の基端たる連
結子73部分が定置され、この場合において比較
的短小な拘束部材70の回転範囲は大であつても
連結子73の移動による比較的長いロツク部材7
の回転は殆んどなくピン40aには発条304の
引張力が作用していることからしてこれらの部材
における少い動作で安定したロツク状態が得られ
る。このピン40aがロツク状態とされる際に第
8図のAに示すようにロツク部材7の突部77を
下方に押し、即ちピン40aが突部77上を通過
するとき係突部66により第8図Aに示すように
大きな力を受けるが、この場合の力は該A図に示
すように回転力のみであり、この力は枢子74で
吸収される。ロツク状態のときにはピン40aの
力はロツク部材7を水平移動させる力と回動させ
る力とに分割されるために回動方向の力は枢子7
4にて吸収され水平方向の力のみが吸着部体58
にかかる。この状態が形成されてから摺動片6の
係突部66はピン40aの上を通り突子117が
摺動片6の第1係合孔61における垂下部61a
上に達するまで後退し、斯うして突子117が垂
下部61aに達すると、発条303の作用で連動
片3が連結子69を中心として第3図において時
計方向に回動し係子63を介して装入台10の奥
部部分をデツキ100上に落し込み再生位置にセ
ツトする。
上記のようにしてカセツト200を受入れた装
入台10がデツキ100上に落し込まれると、該
装入台10の底面に設けられた操作部118が弾
片125を押下げ、従つてそれまで該弾片125
の係子124に係止していた連動杆12の係突部
120が解放され、ヘツド板13が発条309の
作用力で前方に押し出されることとなり、ヘツド
1およびピンチローラ2が前進して上記のように
再生位置にセツトされているカセツトのテープに
圧接され、即ちピンチローラ2とスイツチ127
のオンで既にモータ31を介して駆動してキヤプ
スタン30との間でテープ走行を図る。蓋し前記
操作部118と弾片125との間において装入台
10及びカセツト200の再生位置装入が検知さ
れた条件下で上記のようなヘツド板13などの操
作が行われるものであることからそれらの作動タ
イミングは常に適切でカセツトの再生位置セツト
以前に作動することがなく誤作動の恐れはない。
なお上記のように装入台10が再生位置に落し込
まれることによりその底面でデツキ100面より
上昇状態にある作動片106の基端部108を圧
下し、該作動片106の開口106aを有する先
端側を上昇するからそれによつて係止板214を
介しリールベース受台210および該受台210
上のリールベース220やリール駆動子215を
上昇させることができ、即ちカセツトの装入時に
おいて低下しリール駆動子215が装入カセツト
に引掛らないようにされていた装入口側のリール
駆動子215が上昇してカセツト200のリール
に嵌合せしめられるわけであり、斯様にすること
によつて少くともリール駆動子215などの上昇
ストロークに相当した機構の薄型化を図つてい
る。
入台10がデツキ100上に落し込まれると、該
装入台10の底面に設けられた操作部118が弾
片125を押下げ、従つてそれまで該弾片125
の係子124に係止していた連動杆12の係突部
120が解放され、ヘツド板13が発条309の
作用力で前方に押し出されることとなり、ヘツド
1およびピンチローラ2が前進して上記のように
再生位置にセツトされているカセツトのテープに
圧接され、即ちピンチローラ2とスイツチ127
のオンで既にモータ31を介して駆動してキヤプ
スタン30との間でテープ走行を図る。蓋し前記
操作部118と弾片125との間において装入台
10及びカセツト200の再生位置装入が検知さ
れた条件下で上記のようなヘツド板13などの操
作が行われるものであることからそれらの作動タ
イミングは常に適切でカセツトの再生位置セツト
以前に作動することがなく誤作動の恐れはない。
なお上記のように装入台10が再生位置に落し込
まれることによりその底面でデツキ100面より
上昇状態にある作動片106の基端部108を圧
下し、該作動片106の開口106aを有する先
端側を上昇するからそれによつて係止板214を
介しリールベース受台210および該受台210
上のリールベース220やリール駆動子215を
上昇させることができ、即ちカセツトの装入時に
おいて低下しリール駆動子215が装入カセツト
に引掛らないようにされていた装入口側のリール
駆動子215が上昇してカセツト200のリール
に嵌合せしめられるわけであり、斯様にすること
によつて少くともリール駆動子215などの上昇
ストロークに相当した機構の薄型化を図つてい
る。
上述の如くして再生されているものが、そのテ
ープエンドにおける検出信号、早送り巻戻しその
他の操作で奥部側リールベース230に関しその
作動が停止すると、リードスイツチによる検出信
号で電磁機構57に対する通電がオフされること
は既述した通りであり、斯うして電磁機構57の
吸着力が解除されると発条302に蓄勢された引
張力によつてスライド片4が復動し、又拘束部材
70は第7図仮想線状態より実線状態に回動し、
従つてロツク部材7も若干の回転力を伴つて移動
する。上記したスライド片4の復動はガイド部5
4の手前側傾斜縁54b′にそつてピン40aが順
次移動し、従つてこの過程では第7図のように傾
斜縁54b′から突出していたロツク部材7のロツ
ク突部77を発条305の比較的弱い引張力に抗
して傾斜縁54b′の域内に押戻しつつ第4ガイド
孔54にそつて復動してガイド部54aの上部に
到り、発条304の作用でこのガイド部54aの
上部位置に保持される。なお既述したような係突
部66を有する摺動片6も発条301の復元作用
で復動されその係突部66は次第に降下すること
から上記の如くガイド部54aの上部位置に保持
されているピン40aの位置を通過する場合には
該係突部66がこのピン40aに引掛ることとな
るが、斯かる場合のピン40aと係突部66との
接合は係突部66の手前側傾斜縁167において
なされるものであることから発条304の引張力
に抗して作動子40の遊端側(即ちピン40a
側)が回動しピン40aをガイド部54a内に押
し下げて係突部66が通過することになり、斯う
して摺動片6〔従つて係突部66〕が充分に引出
され、係突部66に対しては作動子40が前記発
条304により再び上昇し係接することとなる。
然してロツク部材7は一度前記した第7図実線の
ように位置した後に発条305で復動されること
から再び仮想線位置に戻り、従つて拘束部材70
は垂立状となつて吸着部体58を電磁機構57に
圧接し、吸着プランジヤ動作に備える。なお、復
動過程の初期においてカム部44がピン11aに
作用し連動杆12を介して先ずヘツド板13をそ
の前進したヘツド、ピンチローラのカセツト内嵌
合位置から後退させ、これに続いて係止部46が
L形作動片60の連結子69に作用して該作動片
60を反時計方向に回動し挿通孔68で連結され
ている装入台10の奥部側を引上げる。又上記の
ようにしてヘツド板13の後退する過程で連動杆
12の係突部120も復動し、操作部118の弾
片125に対する圧下作用も装入台10の引上げ
で解消するから前記係突部120が押下げ状態か
ら復元した弾片125の係子124と再び係合
し、斯うしてカセツト200や装入台10の奥部
側が上昇傾斜した状態においてはヘツド板13を
確実な退避位置に保持する。装入台10が完全な
上昇位置に達すると前記連結子69は第1係合孔
61における垂下部61aの上端に達し、この状
態においては摺動片6が発条301の復元力で復
動し得ることが明かであり、即ちこの摺動片6復
動で連結子69は係合孔61の水平部に嵌合さ
れ、又斯かる摺動片6の復動に当りその先端係接
部6aによつて装入されていたカセツトを押し出
しイジエクト作動を完了する。
ープエンドにおける検出信号、早送り巻戻しその
他の操作で奥部側リールベース230に関しその
作動が停止すると、リードスイツチによる検出信
号で電磁機構57に対する通電がオフされること
は既述した通りであり、斯うして電磁機構57の
吸着力が解除されると発条302に蓄勢された引
張力によつてスライド片4が復動し、又拘束部材
70は第7図仮想線状態より実線状態に回動し、
従つてロツク部材7も若干の回転力を伴つて移動
する。上記したスライド片4の復動はガイド部5
4の手前側傾斜縁54b′にそつてピン40aが順
次移動し、従つてこの過程では第7図のように傾
斜縁54b′から突出していたロツク部材7のロツ
ク突部77を発条305の比較的弱い引張力に抗
して傾斜縁54b′の域内に押戻しつつ第4ガイド
孔54にそつて復動してガイド部54aの上部に
到り、発条304の作用でこのガイド部54aの
上部位置に保持される。なお既述したような係突
部66を有する摺動片6も発条301の復元作用
で復動されその係突部66は次第に降下すること
から上記の如くガイド部54aの上部位置に保持
されているピン40aの位置を通過する場合には
該係突部66がこのピン40aに引掛ることとな
るが、斯かる場合のピン40aと係突部66との
接合は係突部66の手前側傾斜縁167において
なされるものであることから発条304の引張力
に抗して作動子40の遊端側(即ちピン40a
側)が回動しピン40aをガイド部54a内に押
し下げて係突部66が通過することになり、斯う
して摺動片6〔従つて係突部66〕が充分に引出
され、係突部66に対しては作動子40が前記発
条304により再び上昇し係接することとなる。
然してロツク部材7は一度前記した第7図実線の
ように位置した後に発条305で復動されること
から再び仮想線位置に戻り、従つて拘束部材70
は垂立状となつて吸着部体58を電磁機構57に
圧接し、吸着プランジヤ動作に備える。なお、復
動過程の初期においてカム部44がピン11aに
作用し連動杆12を介して先ずヘツド板13をそ
の前進したヘツド、ピンチローラのカセツト内嵌
合位置から後退させ、これに続いて係止部46が
L形作動片60の連結子69に作用して該作動片
60を反時計方向に回動し挿通孔68で連結され
ている装入台10の奥部側を引上げる。又上記の
ようにしてヘツド板13の後退する過程で連動杆
12の係突部120も復動し、操作部118の弾
片125に対する圧下作用も装入台10の引上げ
で解消するから前記係突部120が押下げ状態か
ら復元した弾片125の係子124と再び係合
し、斯うしてカセツト200や装入台10の奥部
側が上昇傾斜した状態においてはヘツド板13を
確実な退避位置に保持する。装入台10が完全な
上昇位置に達すると前記連結子69は第1係合孔
61における垂下部61aの上端に達し、この状
態においては摺動片6が発条301の復元力で復
動し得ることが明かであり、即ちこの摺動片6復
動で連結子69は係合孔61の水平部に嵌合さ
れ、又斯かる摺動片6の復動に当りその先端係接
部6aによつて装入されていたカセツトを押し出
しイジエクト作動を完了する。
以上説明したような本考案によるときはロツク
作用をなし得ることは勿論であるが、拘束部材と
ロツク部材を用いたことからしてロツク時および
解除時における各部材の移動量が第7図に示され
るように頗る僅少であつてロツク機構のためのス
ペース効率は甚だ高いものとなり、又解除時にお
いてロツク部が係止ピンから退避するのでこの解
除作業が非常に円滑であり、更に拘束部材は解除
後にロツク部材に設けられた発条の作用で引戻さ
れて電磁機構に圧接されることとなるので吸着タ
イプの電磁機構などを用いてもその動作に充分な
信頼性を得しめることができ、その吸着力も前記
のように拘束部材と吸着部材を採用してアーム比
を2段にとることによつて軽い吸着力で高い係止
力を得ることができ、或いは上述のようにロツク
部が退避することからロツク部の傾斜度合を高く
して係止力を水平方向と回転方向に分け回転方向
にかなりの比重を移してもロツク解除の円滑性が
確保され、しかもこのロツク部材の回転力は拘束
部材の軸方向にかかるため軸に吸収され、ロツク
部材の水平方向の力、即ち拘束部材の回転方向の
力のみしか電磁機構吸着力への負担とならないな
どの作用効果を有しており、何れにしてもコンパ
クトな構成により好ましいロツク作用を実現し得
るものであるから実用上その効果の大きい考案で
ある。
作用をなし得ることは勿論であるが、拘束部材と
ロツク部材を用いたことからしてロツク時および
解除時における各部材の移動量が第7図に示され
るように頗る僅少であつてロツク機構のためのス
ペース効率は甚だ高いものとなり、又解除時にお
いてロツク部が係止ピンから退避するのでこの解
除作業が非常に円滑であり、更に拘束部材は解除
後にロツク部材に設けられた発条の作用で引戻さ
れて電磁機構に圧接されることとなるので吸着タ
イプの電磁機構などを用いてもその動作に充分な
信頼性を得しめることができ、その吸着力も前記
のように拘束部材と吸着部材を採用してアーム比
を2段にとることによつて軽い吸着力で高い係止
力を得ることができ、或いは上述のようにロツク
部が退避することからロツク部の傾斜度合を高く
して係止力を水平方向と回転方向に分け回転方向
にかなりの比重を移してもロツク解除の円滑性が
確保され、しかもこのロツク部材の回転力は拘束
部材の軸方向にかかるため軸に吸収され、ロツク
部材の水平方向の力、即ち拘束部材の回転方向の
力のみしか電磁機構吸着力への負担とならないな
どの作用効果を有しており、何れにしてもコンパ
クトな構成により好ましいロツク作用を実現し得
るものであるから実用上その効果の大きい考案で
ある。
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案の機構を具備したテーププレヤの
全体的関係とテープパツク(カセツト)を示す斜
面図、第2図はそのテープパツク装入スタート状
態の側面図、第3図はその傾斜状態での奥部まで
装入された状態の側面図、第4図はその後のデツ
キ上に落し込された状態の側面図、第5図はその
平面図、第6図はその要部構成部材についての分
解状態を示す斜面図、第7図はその拘束部材及び
ロツク部材部分の作動関係を示した説明図、第8
図はロツク部材に関するロツクイン時およびロツ
ク状態の作用力関係を示した説明図である。 然してこれらの図面において、1はヘツド、2
はピンチローラ、3は連動片、4はスライド片、
5はガイド板、6は摺動片、7はロツク部材、1
0は装入枠、11は回動片、13はヘツド板、4
0は作動子、40aはその係合ピン、54はガイ
ド孔、54bはそのガイド部、56は係子、66
は係突部、70は拘束部材、71は係合孔、72
はロツク部、76は係止部、74は枢子、100
はデツキ、102,103はガイド手段たるガイ
ド軸、103aはそのテーパ部、106は作動
片、220はリールベースを示すものである。
第1図は本考案の機構を具備したテーププレヤの
全体的関係とテープパツク(カセツト)を示す斜
面図、第2図はそのテープパツク装入スタート状
態の側面図、第3図はその傾斜状態での奥部まで
装入された状態の側面図、第4図はその後のデツ
キ上に落し込された状態の側面図、第5図はその
平面図、第6図はその要部構成部材についての分
解状態を示す斜面図、第7図はその拘束部材及び
ロツク部材部分の作動関係を示した説明図、第8
図はロツク部材に関するロツクイン時およびロツ
ク状態の作用力関係を示した説明図である。 然してこれらの図面において、1はヘツド、2
はピンチローラ、3は連動片、4はスライド片、
5はガイド板、6は摺動片、7はロツク部材、1
0は装入枠、11は回動片、13はヘツド板、4
0は作動子、40aはその係合ピン、54はガイ
ド孔、54bはそのガイド部、56は係子、66
は係突部、70は拘束部材、71は係合孔、72
はロツク部、76は係止部、74は枢子、100
はデツキ、102,103はガイド手段たるガイ
ド軸、103aはそのテーパ部、106は作動
片、220はリールベースを示すものである。
Claims (1)
- 回動してロツク部に入り込む係止ピンを備えた
係止部材と、前記ロツク部を有するロツク部材お
よび該ロツク部材を一端部に軸支し他端部におい
てロツク固定を受けるようにされた拘束部材より
成り、前記ロツク部材の中間部には長孔状の係合
孔を形成して係子により軸方向移動と回動を可能
ならしめる如く係着し、デツキ側には上記した係
止ピンを係合するガイド孔を設け、該ガイド孔に
はロツク状態を形成し且つその解脱操作を図るた
めのガイド部を設けたことを特徴とするテーププ
レヤのロツク機構。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164479U JPS6138121Y2 (ja) | 1979-03-14 | 1979-03-14 | |
US06/129,635 US4344097A (en) | 1979-03-14 | 1980-03-12 | Lock mechanism for use in tape player |
AU56413/80A AU540852B2 (en) | 1979-03-14 | 1980-03-13 | Tape player lock mechanism |
SE8001958A SE447520B (sv) | 1979-03-14 | 1980-03-13 | Lasmekanism for bandspelare |
GB8008635A GB2045509B (en) | 1979-03-14 | 1980-03-13 | Interlock mechanism for tape player |
DE19803009703 DE3009703A1 (de) | 1979-03-14 | 1980-03-13 | Verriegelungsmechanismus fuer ein bandabspielgeraet |
NL8001514A NL8001514A (nl) | 1979-03-14 | 1980-03-13 | Grendelmechanisme ten gebruike bij een bandweergeef- inrichting. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3164479U JPS6138121Y2 (ja) | 1979-03-14 | 1979-03-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55132763U JPS55132763U (ja) | 1980-09-19 |
JPS6138121Y2 true JPS6138121Y2 (ja) | 1986-11-04 |
Family
ID=28883604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3164479U Expired JPS6138121Y2 (ja) | 1979-03-14 | 1979-03-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6138121Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-14 JP JP3164479U patent/JPS6138121Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55132763U (ja) | 1980-09-19 |
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