JP2841090B2 - 車両の操舵輪ロック方法及び装置 - Google Patents

車両の操舵輪ロック方法及び装置

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JP2841090B2 JP30752989A JP30752989A JP2841090B2 JP 2841090 B2 JP2841090 B2 JP 2841090B2 JP 30752989 A JP30752989 A JP 30752989A JP 30752989 A JP30752989 A JP 30752989A JP 2841090 B2 JP2841090 B2 JP 2841090B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両の操舵輪ロック方法及び装置、殊
に、前輪操舵と前輪及び後輪操舵の可能な自走式クレー
ン、パワーショベル等の特殊車両の操舵輪ロック方法及
び装置に関する。
(従来の技術) 従来の前輪操舵と前輪及び後輪操舵の可能な自走式ク
レーン、パワーショベル等の特殊車両の操舵輪ロック方
法及び装置としては、例えば、特開昭57−175469号公報
がある。
このものは、特殊車両としての自走式クレーンの前車
軸まわりの車体フレームに、前輪操舵油圧シリンダに運
動する前輪操舵アームを設ける外、その後車軸まわりの
車体フレームに油圧シリンダを設けると共に、後輪操舵
アームに運動するロック板を摺動可能に設け、該ロック
板の穴を前記油圧シリンダのシリンダロッド端部のロッ
クピンに心合せした後、該ロックピンを前記ロック板の
穴に挿入することにより後輪操舵ロックをし、また、必
要に応じてその後輪操舵ロックを解除可能にしたもので
ある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記公報に記載されたような従来の車
両の操舵輪ロック方法及び装置にあっては、操舵輪ロッ
ク板の穴を、後車軸まわりの車体フレームに設けた油圧
シリンダのシリンダロッド端部のロックピンに心合せし
た後、ロックピンをロック板の穴に挿入することによ
り、後輪操舵ロックをし、路上走行時等の高速走行に適
するようにし、また、前記ロック板の穴とロックピンと
の係合を解除することにより、前輪操舵に併せて後輪操
舵を行えるものの、前記ロック板の穴と前記ロックピン
との心合わせのために、かなりの時間が係る構造となっ
ており、また、仮に、前記後輪操舵ロック板に設ける穴
を、前記ロックピンの外径より大きく構成すれば、両者
の心合わせを比較的容易に行なえる反面、前記ロック板
の穴とロックピンとの係合時に両者間に隙間が生じ、後
輪操舵ロックの確保が困難となり、その操舵ロック確保
のために、何等かの他の補助的なロック手段を構ずる必
要があるという課題があった。
殊に、従来のこの種操舵輪ロック装置にあっては、定
位置において昇降可能な1個のロックピンに対してロッ
ク板を移動させ、そのロック穴とロックピンとの心合わ
せをして両者を係合させ、操舵ロックをするのが通常で
あったため、前記ロック穴の内径をロックピンの外径よ
り大きくし、前記ロックピンとロック穴との全周囲間、
換言すれば、ロックピンの何れの直径線の両端部にも相
応(最低限)の隙間を確保する必要があり、したがっ
て、前記両者間にはその最低限隙間の2倍の間隔が必要
となり、ひいては、この隙間がロック状態におけるガタ
付き発生のかなり大きな要因になるという課題があっ
た。
この発明は、このような従来例における課題に着目し
てなされたもので、車両の車軸ケースと一体状をなすガ
イド板に、所要間隔を存して一対のロックピンを設ける
と共に、該両ロックピンの下位置に、該両ロックピンの
間隔と略々等長の長穴を有するロック板を、前記両ロッ
クピンの配設方向に摺動可能に設け、前記ロック板の長
穴に前記ロックピンの一方を挿入した後、前記ロック板
を他方のロックピン側へ、その長穴側壁が当該ロックピ
ンの側壁に当接するよう移動させ、しかる後、他方のロ
ックピンを前記長穴に挿入する車両の操舵輪ロック方法
であり、また、車軸ケースと一体状をなすガイド板に所
要間隔を存して一対のロックピンを設けると共に、前記
ガイド板に前記一対のロックピンの間隔と略々等長の長
穴を有するロック板を、前記両ロックピンの配列方向に
摺動可能に設け、かつ、前記ロック板を連結部材を介し
て車両の操舵アームに連結することにより、前記のよう
な課題を解決できる車両の操舵輪ロック方法及び装置を
提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、前記のような従来例の課題を解決するた
め、車両の車軸ケースと一体状をなすガイド板に、所要
間隔を存して一対のロックピンを設けると共に、該両ロ
ックピンの下位置に、該両ロックピンの間隔と略々等長
の長穴を有するロック板を、前記両ロックピンの配設方
向に摺動可能に設け、前記ロック板の長穴に前記ロック
ピンの一方を挿入した後、前記ロック板を他方のロック
ピン側へ、その長穴側壁が当該ロックピンの側壁に当接
するよう移動させ、しかる後、他方のロックピンを前記
長穴に挿入する車両の操舵輪ロック方法であり、また、
車軸ケースと一体状をなすガイド板に所要間隔を存して
一対のロックピンを設けると共に、前記ガイド板に前記
一対のロックピンの間隔と略々等長の長穴を有するロッ
ク板を、前記両ロックピンの配列方向に摺動可能に設
け、かつ、前記ロック板を連結部材を介して車両の操舵
アームに連結したものである。
(作用) この発明は、前記のよう構成を備えるから、車両操舵
に連動して移動するロック板に設けた長穴に、車軸ケー
スと一体状をなすガイド板に設けた一対のロックピンの
一方を前記長穴に挿入した後、前記ロック板を、その長
穴側壁が当該ロックピンの側壁に当接するように他方の
ロックピン側へ移動させ、次いで、他方のロックピンを
当該長穴の他側部へ挿入させることにより、車両の前後
輪の何れか一方を操舵ロックし、高速走行時における操
向性の向上を計り、また、前記一対のロックピンを前記
ロック板の長穴から引き抜くことにより前記操舵ロック
を解除し、前記及び後輪の同時操舵可能態勢にする。
(実施例) 以下、この発明に係る車両の操舵輪ロック方法及び装
置の実施例を図面を参照して説明する。
(第1実施例) 第1図ないし第8図は、この発明の第1実施例を示す
もので、第1図は車両の後者軸まわりを平面図で示す概
略説明図、第2図は後輪操舵のロック板とロックシリン
ダとの配置関係の平面説明図、第3〜6図はその後輪操
舵のロック板とロックピンとの係合関係を、一部を縦断
して示す側面説明図、第7図はその要部平面図、第8図
はその制御回路図である。
図において、1は特殊車両としての自走式クレーンの
後者軸部、2は後者軸ケース、3は後車輪、4は後輪の
操舵アーム、4Aは左右後車輪3のキングピン、5は左右
の後車操舵アーム4、4を連結するタイロッド、6は後
車操舵アーム4を操作する操舵シリンダ、7は操舵アー
ム4の延長部、8は延長部7と後述のロック板25とを連
結するロッド、11、15は後車軸ケース2と一体状をなす
ガイド板21に設けた第1、第2のロックシリンダ、12、
16は第1、第2ロックシリンダ11、15により駆動される
第1、第2ロックピンで、該第1、第2ロックピン12、
16は間隔Wを有する。なお、この間隔Wは、好ましくは
操舵輪の左右への最大振れ角(例えば、±30゜)の2分
の1(この例では30゜)対応長に等しいか、又はその2
分の1対応長を越える長さとする。
13、14及び17、18は第1ロックピン12及び第2ロック
ピン16の上昇位置及び下降位置を検出する第1上、下近
接スイッチ及び第2上、下近接スイッチ、25は後輪3操
舵アーム4のロック板、26は長さ(正確には長穴26の左
右両側の半円状穴部の中心間隔)Wの長穴で、この長さ
Wは前記第1、第2ロックピン12、16の間隔(正確には
両ロックピン12、16の中心距離)wと略々等長であり、
この長穴26の左右(第7図)両側部は第1、第2ロック
ピン12、16と略々等径の半円状をなし、その中央部の巾
(第7図の上下方向の巾)は、両ピン12、16の直径より
やや大きく構成され、該長穴26への第1、第2ロックピ
ン12、16の挿入を容易にする。
なお、前記のようにロック板25の長穴26の長さwを操
舵輪の左右への最大振れ角の2分の1対応長を越える長
さにすると共に、前記第1、第2ロックピン12、16の間
隔Wを、前記長穴26の長さwと略々等長にすれば、当該
操舵輪の最大操舵状態を含め、その操舵輪が如何なる方
向をとる場合においても、当該操舵輪を全く操作するこ
となく、第1、第2ロックピン12、16の何れか一方を、
直ちにロック板21の長穴26に挿入させることができる。
31、32はエアタンク33の圧縮空気を第1、第2ロック
シリンダ11、15に給排する第1、第2切換弁、34はリレ
ーで、該リレー34は後輪操舵ロック解除スイッチ38が閉
の状態(ON)で閉となり、後輪操舵の手動操作スイッチ
37による圧油の給排方向切換弁36の操作を可能にする。
35はリレーで、該リレー35は後輪操舵ロック解除スイッ
チ38が閉の状態(ON)で、しかも、後輪の手動操舵スイ
ッチ37により、方向切換弁36の操作(後輪操舵)を行な
っている時、リレー40、41と方向切換弁36の制御回路を
開状態にする(第8図)。
なお、第1、第2上近接スイッチ13、17は、操舵輪の
ロック解除状態を確認する常閉スイッチ(近接信号がな
い場合閉)、第1、第2下近接スイッチ14、18は、操舵
輪のロック状態を確認する常開スイッチ(近接信号がな
い場合開)であり、39はリレー、47は非常スイッチ、4
8、49は電源である。
また、後輪操舵のロック板25のロックピン12、16によ
るロックのみを自動ロックとする場合には、後輪操舵ロ
ック状態確認スイッチとしての第1、第2上近接スイッ
チ13、17を省略できる。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、図示しない自走式クレーンを高速走行に適する
後輪操舵ロック状態にするに当り、構内走行等の低速走
行時における前輪及び後輪操舵状態、すなわち、第1、
第2のロックピン12、16を、共にロック板25の長穴26か
ら引き上げた第3図の状態において、手動操舵スイッチ
37操作により、ソレノイド方向切換弁36を切換えて操舵
シリンダ6へ、図示しない油圧源の圧油を送油し、後輪
3の操舵アーム4を揺動させると、その揺動角に応じて
その延長部7、ロッド8等を介してロック板25が同時に
移動し、その長穴26の中央部近傍が、例えば、第3図の
ように第1ロックピン12の下位置になる。
この状態において、操舵ロック解除スイッチ38により
リレー39をOFFする(第8図位置)と、エアタンク33の
圧縮空気を、第1切換弁31を介して第1ロックシリンダ
11(第8図では第1ロックシリンダ11のシリンダロッド
が上昇位置、第2ロックシリンダ15のシリンダロッドが
下降位置にある状態を示す)及び第2ロックシリンダ12
の上室に、第8図の破線で示す配管を介して送気する
と、第1ロックシリンダ11のシリンダロッドが下降する
と共に、その端部の第1ロックピン12が長穴26を通過し
て、ガイド板21下側の第1ガイド穴22に入り、第4図の
状態になる。この際、第2ロックシリンダ12のシリンダ
ロッドも下方へ押圧されるが、その下端の第2ロックピ
ン16がロック板25の上面に当接するので、第2ロックピ
ン16は降下しない。
次いで、操舵シリンダ6によりアーム4を前記とは逆
(右)方向に揺動させると、その長穴26の左側壁が第5
図のように降下した第1ロックピン12の左側壁に当接
し、ロック板25の右側への移動が阻止され、アーム4の
揺動が停止する。この状態において、長穴26の右側部が
第2ロックピン16の直下まで移動して両者が自動的に心
合せされる。また、第2ロックピン16は、第2ロックシ
リンダ15の上室に送気されるタンク33からの圧気によ
り、長穴26の右側部を通してガイド板21下側の第2ガイ
ド穴23に進入し、第6図の状態になる。
すなわち、ロック板25の長穴26の左右両側部に、第
1、第2ロックピン12、16が挿入されることにより、ガ
イド板21が該両ロックピン12、16によりロックされ、後
輪操舵アーム4がロッド8を介してガイド板21にロック
され、当該自走式クレーン車を前輪操舵のみによる操舵
態勢にする。
なお、その際、ロック状態確認スイッチとしての第
1、第2下近接スイッチ14、18等により、後輪操舵がロ
ック状態であるか否か、及びステアリングの切れている
方向が判別され、この装置の安全操作が確保される。
(自動操舵ロックとそのロック解除作用) 次に、この実施例による自動操舵ロック作用とそのロ
ック解除作用とを、第8図の制御回路を参照し、左右に
区分して対比説明する。なお、下記対比説明中の「図示
位置」は、第8図の図示位置である。
なお、この実施例では長穴26の長さWが第1、第2ロ
ックピン12、16の間隔wと略々等しく、第1、第2ロッ
クピン12、16の直径に比べてかなり長い穴として構成さ
れ、また、前記長穴26の中央部では直接的にはロック作
用をしないから、その中央部の巾(第7図では上下方
向)を、第1、第2ロックピン12、16の直径よりかなり
大きく構成しても差支えなく、したがって、かなりラフ
な製缶公差により製作された製品でも、前記長穴26への
第1、第2ロックピン12、16の挿入をスムーズに行なえ
る。
また、上の説明では第1、第2切換弁31、32の切換操
作により、タンク33の圧縮空気を第1、第2ロックシリ
ンダ11、15へ同時に供給する例について述べたが、第2
ロックシリンダ15(又は第1ロックシリンダ11)への圧
縮空気の供給開始時期を、第1ロックピン12(又は第2
ロックピン16)の下降位置確認後にしてもよく、このよ
うにすれば、ロック板25の側方への摺動時に、第2ロッ
クピン16(又は第1ロックピン12)下端により、同ロッ
ク板25の上面が下方へ押圧されないから、その下面とガ
イド板21の長穴26の両側位置における両者の当接に基づ
く摩擦抵抗が軽減される。
なお、第1、第2ロックピン12、16が下降し、ロック
板25の長穴26、ガイド板21の第1、第2ガイド穴22、23
に進入したロック板25のロック状態が、第1、第2下近
接スイッチ14、18により自動的に検出、確認される。
また、図示しないが、第1、第2ロックピン12、16を
共に上昇させた第3図の状態において、後輪操舵アーム
4を第3の状態から大きく右方へ移動させ、その長穴26
の中央部近傍を第2ロックピン16の下位置にした場合
(図示省略)には、第4図における下降状態にある第1
ロックピン12に代え、第2ロックピン16を長穴26の中央
部近傍、第2ガイド穴23に挿入した後、後輪操舵アーム
4によりロッド8を介してロック板25を左側に引き、長
穴26の右側壁を第2ロックピン16の右側に当接させる。
ただし、前記ロック板25の長穴26の長さを、当該操舵
輪の操舵角の2分の1相応長に等しいか、それを越える
長さとした場合には、当該操舵輪の操舵角(状態)如何
に係わらず、換言すれば、前記ロック板25が如何なる位
置にある場合においても、該ロック板25の長穴26の何れ
かの部分が、前記ロックピン12、16の一方の下に位置す
るので、この場合にはロック板25を予め移動させること
なく、したがって、操舵輪を予め操舵することなく、第
1(又は第2)ロックピン12(又は16)をロック板25の
長穴26に直ちに挿入できる。
これにより、長穴26の左側部が第1ロックピン12の下
位置まで移動して両者の心合わせがされ、また、第1ロ
ックシリンダ11の上室に送気されているタンク33からの
圧縮空気により、第1ロックピン12が長穴26の左側部を
通してガイド板21下側の第1ガイド穴22に進入し、第6
図と同様な第1、第2ロックピン12、16によりロック板
25がロックされ、後輪操舵ロック状態になる。なお、こ
の操作も前記と同様に遠隔操作により行なえる。
なお、第3〜8図ではガイド板21の第1、第2ガイド
穴22、23を、ロック板25の通過する上下両側に位置する
ように設けた実施例を示したが、これら第1、第2ガイ
ド穴22、23は、第1、第2ロックピン12、16によるロッ
ク状態における必要な強度を確保できる限り、ロック板
25の上側(第3図、第1、第2ロックシリンダ側)のみ
に設ける構造(図示省略)にすることもでき、この場合
には、前記第1実施例における第1、第2ロックシリン
ダ11、15、第1上、下スイッチ13、14及び第2上、下ス
イッチ17、18、方向切換弁36等を含め、それらの制御回
路構成を、前記第8図の構造を変えることなくそのまま
実施できる。
また、前記説明では、操舵輪ロック装置を自走式クレ
ーン車の後車軸ケース2まわりに設ける例について述べ
たが、この操舵輪ロック装置は、図示しないが、前車軸
ケースまわりに設けることにより、前者と略々同様に作
用し、前輪操舵ロック又はそのロック解除可能な走行ク
レーン等の前車輪操舵ロック装置となる。
(第2実施例) 次に、この発明の第2実施例を、その要部を一部を縦
断して模式側面図で示す第9〜11図を参照して説明すか
る。なお、第1〜8図に示した第1実施例と共通する部
分には同一名称及び同一符号を用いる。
第9〜11図において、21は後車軸ケース2(第1図参
照)と一体状をなすガイド板、22、23は第1、第2ガイ
ド穴、25は後輪の操舵アーム4(同図参照)により、ロ
ッド8を介して駆動されるロック板、26は長さ(正確に
は長穴26の左右両側の半円状穴部の中心間隔)Wの長
穴、51はガイド板21に設けた単一のロックシリンダ、52
は中央部をロックシリンダ51のシリンダロッドに連結ピ
ン53枢着したレバー、54、55はレバー52の左右両端部に
水平方向(第9図において)に延びる係合長穴、56、57
は第1、第2ロックピン58、59の頂部を、前記係合穴5
4、55部に係合させる第1、第2係合ピンである。
なお、図示しないが、第1及び第2ロックピン58、59
まわりには、その上下位置を検出するための、第1及び
第2の上、下近接スイッチが前記第1実施例と同様に設
けられる。
また、第1、第2ロックピン58、59の間隔(正確には
両ピンの中心距離)wは、前記ロック板25の長穴26の長
さ(正確には長穴26の左右両側の半円状穴部の中心間
隔)Wと略々一致する。また、第1、第2ロックピン5
8、59は、ロック板25の上側(第9図)に位置するガイ
ド板21の第1、第2ガイド穴22、23により、垂直方向へ
の昇降が確保され、レバー52の揺動にも係わらず、単一
のロックシリンダ51のシリンダロッドの昇降により、レ
バー52端部の係合穴54、55と第1、第2係合ピン56、57
とによる、第1、第2ロックピン56、59の昇降をスムー
ズにする。
次に、この実施例の作用を説明する。
まず、構内走行等の操舵操作可能状態、すなわち、ロ
ックシリンダ51のシリンダロッドが上昇し、第1、第2
ロックピン58、59をロック板25の長穴26から引上げた第
9図の状態において、操舵シリンダ6(第1図参照)へ
圧油を送り、後輪操舵アーム4、ロッド8を介してロッ
ク板25を、その長穴26を、例えば、第9図のように第1
ロックピン58の下位置に移動させた後、ロックシリンダ
51のシリンダロッドをハーフストローク降下させる。
なお、第9図では、ロック板25の長穴26の中央部近傍
を第1ロックピン58の下位置に移動させる状態を示した
が、このロック板25はその長穴26の左右側部を含め、同
長穴26の何れかの部分が、第1ロックピン58の下位置に
なるように移動させた後、上記の操作を行えることはい
うまでもない。
このロックシリンダ51のシリンダロッドが下降する
際、第2ロックピン59の下端はロック板25の上面に当接
し、その上端の第2係合ピン57もその位置に停止する
が、ロックシリンダ51のシリンダロッドの下降により、
レバー52の中央部が連結ピン53により下方に押され、同
レバー52が第2係合ピン57まわりの反時計方向(第10
図)に回動し、その左端部の係合穴54に第1係合ピン56
の係合する第1ロックピン58が、ロックシリンダ51のシ
リンダロッドの2倍のストローク押されて左傾斜し、第
1ロックピン58が長穴26、ガイド板21の第1ガイド穴22
に挿入され、第10図の状態になる。
なお、図示しないが、この第1ロックピン58の下降位
置が、前記第1実施例における第1下近接スイチ14と同
様な第1下近接スイッチにより検出され、また、この第
1下近接スイッチを含め、この第2実施例にも、前記第
8図の制御回路と同様な制御回路が設けられ、前記と略
々同要領でその各部が制御される。
また、図示しないが、ガイド板21の第1ガイド穴22の
下位置にストッパを設ければ、ロックシリンダ51のシリ
ンダロッドの下降した際、第1ロックピン58の下端がガ
イド板21の下側から下方へ突出するのことが阻止され
る。
一方、ガイド板21の第1及び第2ガイド穴22、23の下
側にストッパを設けなければ、ロックシリンダ51のシリ
ンダロドを全ストローク降下させることにより、レバー
52の傾斜角が第10図の傾斜角の略々2倍となり、第1ロ
ックピン58の下端が、ガイド板21の下側からさらに下方
へ突出することになる。
次いで、操舵シリンダ6をさらに同方向へ操作し、後
輪操舵アーム4の延長部7、ロッド8等を介してロック
板25を右側へ移動させ、長穴26の左側壁を下降した第1
ロックピン58の左側に当接させ、長穴26の右側部を第2
ロックピン59の直下とし、両者を自動的に心合せする。
この状態において、図示しないが、第8図と同様な制
御回路の切換スイッチの操作により切換弁(31)を切換
え、エアシリンダ(33)の圧縮空気を前記ロックシリン
ダ51へさらに送り、そのシリンダロッドを、残るハーフ
ストローク下降させると、この場合には、第1ロックピ
ン58の下降が、例えば、図示しないストッパにより阻止
され、第10図のように左傾斜するレバー52が第2ロック
ピン58頂部の第2係合ピン56まわりの時計方向に回動し
て水平状態になり、第2ロックピン59が長穴26の右側を
通して第2ガイド穴23に進み、ロック板25を第1、第2
ロックピン58、59によりロックし(第11図)、操舵アー
ム4がロックされる。
なお、前記第2実施例において、ロックシリンダ51の
シリンダロッドを下降させた際、その下下端が前記ガイ
ド板21の下側からさらに下方へ突出することなるものに
おいて、仮に、第1ロックピン58側の復帰(上昇)抵抗
が大きい場合には、ロック板25を右側へ移動させ、長穴
26の右側を第2ロックピン59の下側にし、両者の心合せ
をしても、第2ロックピン59が長穴26内に降下しない恐
れがある。
このような場合には、例えば、第1、第2ロックピン
58、59まわりに、ばね常数の小さいコイルばね等の復帰
ばねを設け(図示省略)、又はロックシリンダ51のシリ
ンダロッドとレバー52との連結ピン53まわりに、該レバ
ー52の所要角度以上の揺動を吸収する復帰ばねを設ける
ことにより、第1、第2ロックピン58、59が第1、第2
ガイド穴22、23と係合した後、さらに下降する際の押圧
力をこれらの復帰ばねにより吸収させ、ロック板25を第
2ロックピン59(又は第1ロックピン58)側へ移動さ
せ、その長穴26を第2ロックピン59(又は第1ロックピ
ン58)の下位置に移動させて両者の心合わせをすること
により、前記復帰ばねの復元力で第2(第1)ロックピ
ン59(58)を同長穴26内に進入させ、その操舵輪ロック
を一層確実に行なえる。
また、図示しないが、第1、第2ロックピン58、59を
共に上昇させた状態において、第9図とは逆にロック板
25の長穴26を第2ロックピン59の下位置に移動させた
後、ロックシリンダ51のシリンダロッドをハーフストロ
ーク下降させれば、まず、ロック板25の上面と第1ロッ
クピン58下端との当接によりレバー52が連結ピン53まわ
りに右傾斜し、第2ロックピン59が長穴26の右側を通し
て、第2ガイド穴23に挿入される(第12図参照)。
次いで、第8図と同様な制御回路の切換スイッチ操作
により、方向切換弁36に圧油が送油され、操舵シリンダ
5、操舵アーム4等を介してロック板25を左側に移動さ
せ、長穴26の右側壁を第2ロックピン59の右側に当接さ
せた後、ロックシリンダ51のシリンダロッドを残るハー
フストローク下降させると、第1ロックピン58が自動的
に長穴26の左側部、第1ガイド穴22に進入し、ロック板
25、したがって、後輪操舵アーム4をガイド板21にロッ
クする。
なお、図示しないが、前記設例におけるロックシリン
ダ51を、操舵輪ロック装置の全ロック工程前半におい
て、全ストローク下降させる場合にも、前記と略々同様
な理由により、ガイド板21にロック板25をロックし、後
輪操舵ロックアーム4をロックする構造が得られる。
また、前記第2実施例の操舵輪ロック装置を、自走式
クレーンの前車軸まわりに設ければ、その前輪操舵ロッ
クを前記後輪操舵ロック装置と略々同様に行える。
なお、前記の各実施例は、自走式クレーンの前車軸ケ
ース又は後車軸ケースまわりに設ける外、ホイール式の
パワーショベル、その他の特殊車両における前車軸ケー
ス又は後車軸ケースまわりに設置することにより、前記
と同様な前輪又は後輪操舵ロック装置が得られる。
(発明の効果) 本発明は、前記のような構成を有し、作用をするか
ら、次のような効果が得られる。
(1) 所要の間隔を有する第1、第2ロックピンの何
れか一方を、車輪操舵アームに連動する操舵ロック板に
設けられ、前記第1、第2ロックピンの間隔と略々等長
の長穴に挿入した後、前記ロック板を他方のロックピン
側に移動させることにより、その心合せを自動的に行な
えるから、車輪の操舵ロックを車両の運転室等の遠隔点
から無理なく行なえる。
(2) 操舵ロック板に設けた長穴の長さが、所要の間
隔を有する第1、第2ロックピンの間隔と略々等長に形
成されているから、第1、第2ロックピンの何れかとロ
ック板の長穴との位置合せ可能範囲が広く、仮に、ロッ
ク板の長穴の長さが、当該操舵輪の最操舵角の2分の1
相応長以下に形成された場合においても、当該操舵輪を
僅かに(小角度)その中立側へ戻すだけでその心合せを
行なうことができ、しかも、その戻し角度の選択範囲を
広くとれるから、前記ロックピンの一方へのロック板の
長穴の位合せ操作を、前記操舵輪のかなりのラフ操作に
より無理なく行なえ、ひいては、この場合においても車
輪の操舵ロックを車両の運転室等の遠隔点からの操作が
容易となる。
(3) 所要の間隔を有する第1、第2ロックピンの何
れか一方に、車輪操舵アームに連動する操舵ロック板に
設けられ、前記第1、第2ロックピンの間隔と略々等長
の長穴を位置合せして当該ロックピンをその長穴に挿入
し、該ロックピンの前記長穴への挿入を検出スイッチに
より検出し、該検出信号により前記ロック板を他方のロ
ックピン側に移動させることにより、両者の心合せと前
記長穴への他方のロックピンの挿入とを連続自動的に行
なうことができ、ひいては、車輪の操舵ロックを車両の
運転室等の遠隔点から容易に行なえる。
(4) ロック板に長穴を設けたから、操舵アームの僅
かな操舵操作により、当該操舵アームに連動するロック
板の長穴を第1、第2ロックピンの何れか一方の下位置
の移動を容易に行なえ、しかも、その後の操舵ロック操
作の自動化を当該ロックピンの位置検出により容易に行
える。
(5) 操舵アームによりロック板の長穴の中央部近傍
を、互いに上昇する一対のロックピンの一方の下位置に
した後、当該ロックピンを前記長穴に挿入し、しかる
後、前記ロック板の長穴を他方のロックピン側へ移動さ
せることにより、操舵アームの小ストローク操作で他方
のロックピンと長穴との心合せ及びその操舵輪ロックを
行える。
(6) 一対のロックピンの間隔と略々と等長のロック
板の長穴に、前記一対のロックピンの一方を挿入した
後、該ロック板を他方のロックピン側に移動させ、次い
で、他方のロックピンを前記長穴に挿入して操舵輪ロッ
クをするものであるから、1個のロック穴に1個のロッ
クピンを挿入する従来例に比べて、その許容誤差を半分
にでき、ひいては、ロック状態におけるロック板の長穴
と一対のロックピンとの間にガタ付きを発生させる恐れ
がない。
(7) ロックシリンダにより操作される一対のロック
ピンと、該一対のロックピンの間隔と略々等長の長穴を
有するロック板との協動という簡易な構成及び作用によ
り、車両の操舵輪ロック及びそのロック解除を自動的に
行なえる。
(8) 操舵シリンダに連動する操舵輪のロック板に設
けた長穴の長さを、一対のロックピンの間隔と略々等長
にすると共に、一方のロックピンをロック板の長穴に挿
入した後、該ロックピンの下降位置を下近接スイッチに
より検出し、該検出スイッチの検出信号により操舵シリ
ンダーへの電磁方向切換弁のリレーを自動的に切換え、
前記ロック板を他方のロックピン側へ自動的に移動させ
てその心合せをすることができる。
(9) ロック板に設けた長穴の長さを、一対のロック
ピンの間隔と略々等長にしたから、操舵シリンダによる
ロック板の長穴と一対のロックピンの一方との心合せ
を、長穴の長さ範囲内という広範囲において行えばよ
く、その操作性が向上する。
(10) ロックシリンダのシリンダロッド端部に、レバ
ーの中央部を連結ピンにより枢着する構成にすれば、操
舵シリンダによる操舵アームの操作に連動する操舵ロッ
ク板の長穴の移動と他方のロックピンの下降とを連動さ
せることにより、操舵輪ロックを連続的に行える。
(11) ロックシリンダのシリンダロッド下端に、両端
部に第1、第2ロックピンの頂部を係合させたレバーの
中央部を連結すれば、単一のロックシリンダのシリンダ
ロッドの昇降により、まず、一方のロックピンを下降さ
せ、次いで、他方のロックピンを下降させることにな
り、ロックシリンダのシリンダロッドの下降に併せて、
ロック板、したがって、操舵アームを連続操作し、ロッ
ク板の長穴と第1、第2ロックピンとの位置合せを自動
的に行なえ、一対のロックピンによる操舵輪ロックを連
続操作により行なえる。
(12) ロックシリンダを単一構成にすることにより、
操舵ロック機構を著しく簡易に構成できる。
(13) 1個のロックシリンダのシリンダロッドに中央
部を軸着したレバーの下端部に一対のロックピンを連結
すると共に、前記両ロックピンまわりに、当該ロックピ
ンに加えられる通常のロックストロークを越える押圧力
を吸収し、かつ、その吸収した押圧力の放出が可能で、
当該ロックピンをその正常なロック位置へ復帰させる圧
縮ばね等の復帰手段を設ければ、ロックシリンダにより
第1、第2ロックピンを常時押下げると共に、その間に
操舵アーム操作でロック板を左又は右側へ移動させるこ
とにより、両ロックピンによる操舵輪ロックを自動的に
行える。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明に係る車両の操舵ロック方法及び装置
の実施例を示すもので、第1〜8図はこの発明の第1実
施例を示し、第1図はこの発明を実施した走行クレーン
の後車軸まわりの概略平面説明図、第2図はそのロック
板とロックシリンダとの配置関係の平面説明図、第3〜
6図はそのロック板とロックピン及び第1、第2ロック
ピンの第1、第2の上、下スイッチとの関係位置を、一
部を縦断して示す側面説明図、第7図はその要部の平面
図、第8図はその回路説明図、第9〜12図はこの発明の
第2実施例の要部をなす、ロック板の長穴と第1、第2
ロックピン、及びロックシリンダとの関係位置を、その
一部を縦断して示す概略説明図である。 2……後車軸ケース、……後輪操舵アーム、 6……操舵シリンダ、7……アーム延長部、 8……ロッド、11……第1ロックシリンダ、 12、58……第1ロックピン、 13……第1上近接スイッチ、 14……第1下近接スイッチ、 15……第2ロックシリンダ、 16、59……第2ロックピン、 17……第2上近接スイッチ、 18……第2下近接スイッチ、 21……ガイド板、22……第1ガイド穴、 23……第2ガイド穴、25……ロック板、 26……長穴、34、35……リレー、 37……手動操舵スイッチ、 38……操舵ロック解除スイッチ、 39、40、41……リレー、 51……ロックシリンダ、52……レバー、 53……連結ピン、55……第1係合ピン、 55……第2係合ピン、W……長穴の長さ、 w……第1、第2ロックピンの間隔。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車軸ケースと一体状をなすガイド板
    に、所要間隔を存して一対のロックピンを設けると共
    に、該両ロックピンの下位置に、該両ロックピンの間隔
    とほぼ等長の長穴を有するロック板を、前記両ロックピ
    ンの配設方向に摺動可能に設け、前記ロック板の長穴に
    前記ロックピンの一方を挿入した後、前記ロック板を他
    方のロックピン側へ、その長穴側壁が当該ロックピンの
    側壁に当接するよう移動させ、しかる後、他方のロック
    ピンを前記長穴に挿入することを特徴とする車両の操舵
    輪ロック方法。
  2. 【請求項2】前記ガイド板上に所要間隔を存して設けた
    一対のロックピンまわりに、当該ロックピンの上下位置
    を検出する上下近接スイッチをそれぞれ設け、当該ロッ
    クピンを前記長穴を通して前記ガイド板のガイド穴に挿
    入させると共に、該ロックピンの下降をその下近接スイ
    ッチにより確認した後、前記ロック板を他方のロックピ
    ン側へ移動させ、他方のロックピンを前記長穴を通して
    前記ガイド板のガイド穴に挿入させることを特徴とする
    請求項(1)記載の車両の操舵輪ロック方法。
  3. 【請求項3】前記両ロックピンを前記ロック板の長穴側
    へ付勢することにより、まず、前記一方のロックピンを
    前記長穴に挿入し、しかる後、前記ロック板を他方のロ
    ックピン側へ移動させることにより、他方のロックピン
    を自動的に前記長穴に挿入させることを特徴とする請求
    項(1)記載の車両の操舵輪ロック方法。
  4. 【請求項4】前記ロック板の長穴を、前記ガイド板上に
    所要間隔を存して配設した一対のロックピンの何れか一
    方の下位置へ移動させた後、又は移動させると同時に、
    前記ロック板の長穴に当接ロックピンを挿入させ、しか
    る後、前記ロック板を他方のロックピン側へ移動させ、
    その後、他方のロックピンを前記長穴に挿入することを
    特徴とする請求項(1)記載の車両の操舵輪ロック方
    法。
  5. 【請求項5】車軸ケースと一体状をなすガイド板に所要
    間隔を存して一対のロックピンを設けると共に、前記ガ
    イド板に前記一対のロックピンの間隔とほぼ等長の長穴
    を有するロック板を、前記両ロックピンの配列方向に摺
    動可能に設け、かつ、前記ロック板を連結部材を介して
    車両の操舵アームに連結したことを特徴とする車両の操
    舵論ロック装置。
  6. 【請求項6】前記車軸ケースと一体状をなすガイド板に
    設けた一対のロックピンを、それぞれ独立するロックシ
    リンダにより駆動させるようにしたことを特徴とする請
    求項(4)記載の車両の操舵輪ロック装置。
  7. 【請求項7】前記一対のロックピンまわりに、それぞれ
    の上下位置を検出する上下近接スイッチを設けると共
    に、該上下近接スイッチによる前記ロックピンの一方の
    下降確認に応答して、前記ロック板を他方のロックピン
    側に移動させるようにし、かつ、常時下方へ付勢される
    他方のロックピンが、前記ロック板の長穴他側部へ自動
    的に挿入されるようにしたことを特徴とする請求項
    (4)記載の車両の操舵輪ロック装置。
  8. 【請求項8】前記車軸ケースと一体状をなすガイド板に
    ロックシリンダを設け、該ロックシリンダのシリンダロ
    ッドに、レバーの中央部を摺動可能に連結すると共に、
    該レバーの両端部に前記ガイド板のガイド穴に沿って昇
    降可能に設けた一対のロックピンの頂部をそれぞれ係合
    させたことを特徴とする請求項(4)記載の車両の操舵
    輪ロック装置。
  9. 【請求項9】所要間隔に配設された前記一対のロックピ
    ンを昇降可能に設けたガイド板と、前記一対のロックピ
    ンの間隔とほぼ等長の長穴を有し、車両の操舵アームに
    連結される前記ロック板とが、車両の後車軸ケースまわ
    りに設けられていることを特徴とする請求項(4)記載
    の車両の操舵輪ロック装置。
  10. 【請求項10】前記第1、第2ロックピンまわり、又は
    前記ロックシリンダのシリンダロッドと、前記レバーの
    中央部との連結部まわりに、前記ロックシリンダののロ
    ックストローク終期における、前記第1、第2ロックピ
    ンへの押圧力を一時的に吸収し、かつ、その吸収した押
    圧力を適時放出可能な手段を設けたことを特徴とする請
    求項(7)記載の車両の操舵輪ロック装置。
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