JPH08258228A - 農業用フッ素樹脂積層体 - Google Patents

農業用フッ素樹脂積層体

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JPH08258228A
JPH08258228A JP7062961A JP6296195A JPH08258228A JP H08258228 A JPH08258228 A JP H08258228A JP 7062961 A JP7062961 A JP 7062961A JP 6296195 A JP6296195 A JP 6296195A JP H08258228 A JPH08258228 A JP H08258228A
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JP
Japan
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layer
fluoropolymer
agricultural
fluororesin
film
Prior art date
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Application number
JP7062961A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Arai
清隆 新井
Masanori Kaya
政徳 賀屋
Yukio Hariki
勇喜雄 針木
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Publication of JPH08258228A publication Critical patent/JPH08258228A/ja
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Abstract

(57)【要約】 【構成】アルコール可溶型もしくは水分散型のフッ素ポ
リマーと無機親水性コロイド物質とを含む層(A)と全
光線透過率が80%以上、拡散光線透過率が10%以上
であるフッ素樹脂フィルムの層(B)が積層されている
農業用フッ素樹脂積層体。 【効果】流滴性、その耐久性および耐候性が高く、フッ
素樹脂フィルムとの密着力を長期間保持でき、ハウス内
光分布を均一にして作物の品質を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐汚染性、耐薬品性、耐
候性などの優れた特性に加え、直射日光を拡散すること
により、ハウス内の光の分布ムラが少なく、またハウス
内部の急激な温度上昇を抑制し、さらに流滴性およびそ
の耐久性を兼ね備えた農業用フッ素樹脂積層体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からグリーンハウスに用いられる農
業用フィルムとして、耐汚染性、耐薬品性、耐候性など
を有するフッ素樹脂フィルムが使用されている。フッ素
樹脂フィルムは、耐久性が高いことにより長期展張が可
能で、かつ光線透過率、特に紫外線透過率が高いことか
らぶどう、みかん、トマト、イチゴ等の作物の発色、生
育がよい。しかし、透明なフィルムの場合、ハウス内に
光の分布ムラがつくこと、また、夏場においてハウス内
部温度が急激に上昇することにより、品質の劣った作
物、特に果実が収穫される。
【0003】また、フッ素樹脂フィルムは表面が疎水性
のため、内面に水滴が付着しやすく、付着した水滴は太
陽光線を遮ったり、滴下して植物の生育を妨げる問題が
ある。そのため、防曇、流滴機能を有する農業用フッ素
樹脂フィルムが提案されている。例えば、特開昭62−
179938には、膨潤性ケイ酸塩とシランカップリン
グ剤からなる流滴剤が提案されている。また、特開平5
−310973号には、コロイド状のシリカとシランカ
ップリング剤からなる流滴剤が提案されている。しか
し、これらの流滴性の耐久性は充分ではなく、長期間使
用すると、流滴性が低下してしまうという欠点を有して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フッ
素樹脂フィルムの優れた特性に加え、拡散光線透過率が
高く、さらに流滴性およびその耐久性も良好な農業用フ
ッ素樹脂積層体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、アルコール可溶型もし
くは水分散型のフッ素ポリマーと無機親水性コロイド物
質を含む液状組成物から形成された層(A)、および、
ヘイズメーターによる測定で全光線透過率が80%以上
で、かつ拡散光線透過率が10%以上であるフッ素樹脂
フィルムに由来する層(B)からなり、層(B)は密着
性改善の表面処理された面を有し、層(A)と層(B)
とはこの表面処理された面で積層されていることを特徴
とする農業用フッ素樹脂積層体を提供する。
【0006】本発明において、層(B)を構成するフッ
素樹脂フィルムの材質としては、フィルム化が可能なフ
ッ素樹脂であれば特に限定されず、テトラフルオロエチ
レン(以下、TFEとする)またはクロロトリフルオロ
エチレン(以下、CTFEとする)などのフルオロオレ
フィンとフルオロオレフィンと共重合可能なモノマーと
の共重合体であることが好ましい。その他、CTFE単
独重合体、フッ化ビニリデンの単独重合体、共重合体、
フッ化ビニルの共重合体などでもよい。
【0007】TFEまたはCTFEの共重合体として
は、具体的にはTFE/エチレン系共重合体(以下、E
TFEとする)、TFE/ヘキサフルオロプロピレン系
共重合体(以下、FEPとする)、TFE/パーフルオ
ロ(アルキルビニルエーテル)系共重合体(以下、PF
Aとする)が好ましい。
【0008】ETFEとしては、TFE重合単位/エチ
レン重合単位のモル比が30/70〜70/30、特に
は40/60〜60/40のETFEが好ましい。ET
FEとしては、上記2成分の他に、さらに1種または2
種以上のフッ素含有オレフィンや炭化水素系オレフィン
などの追加成分を共重合せしめたものでもよい。
【0009】この追加成分としては、プロピレン、1−
ブテン等のα−オレフィン類、ヘキサフルオロプロピレ
ン、フッ化ビニリデン、(パーフルオロブチル)エチレ
ン、CTFE等の含フッ素オレフィン類、パーフルオロ
(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ(エチルビニ
ルエーテル)、パーフルオロ(プロピルビニルエーテ
ル)等の含フッ素ビニルエーテル類、および含フッ素ア
クリレート類などが例示される。追加成分を10モル%
以下の少量で共重合せしめて、ETFEを改質せしめる
程度であってもよい。
【0010】ETFEの分子量は特に限定されず、その
目安となる容量流速(a)として10〜300mm3
秒程度が好適である。ここにおける容量流速(a)は、
高化式フローテスターを使用して、温度300℃、荷重
30kg/cm2 で、直径1mm、長さ2mmのノズル
から流出させ、単位時間(秒)に流出するETFEの容
量(mm3 )で表される値である。
【0011】FEPとしては、TFE重合単位/ヘキサ
フルオロプロピレン重合単位のモル比が70/30〜9
9/1、特には80/20〜95/5のFEPが好まし
い。FEPとしては、上記2成分の他に、さらに1種ま
たは2種以上のフッ素含有オレフィンや炭化水素系オレ
フィンなどの追加成分を共重合せしめたものでもよい。
【0012】この追加成分としては、プロピレン、1−
ブテン等のα−オレフィン類、フッ化ビニル、フッ化ビ
ニリデン、(パーフルオロブチル)エチレン、CTFE
等の含フッ素オレフィン類、パーフルオロ(エチルビニ
ルエーテル)、パーフルオロ(メチルビニルエーテ
ル)、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)等の含
フッ素ビニルエーテル類などが例示される。これらの追
加成分を共重合せしめる場合には、FEPを改質せしめ
る程度でよく、10モル%以下で共重合せしめることが
好ましい。
【0013】FEPの分子量は特に限定されず、その目
安となる容量流速(b)として0.5〜300mm3
秒程度が好適である。ここにおける容量流速(b)は、
高化式フローテスターを使用して、温度380℃、荷重
7kg/cm2 で、直径2mm、長さ8mmのノズルか
ら流出させ、単位時間(秒)に流出するFEPの容量
(mm3 )で表される値である。
【0014】PFAとしては、TFE重合単位/パーフ
ルオロ(アルキルビニルエーテル)重合単位のモル比が
80/20〜99.5/0.5、特には90/10〜9
9/1のPFAが好ましい。また、パーフルオロ(アル
キルビニルエーテル)としては、パーフルオロ(メチル
ビニルエーテル)、パーフルオロ(エチルビニルエーテ
ル)、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)、パー
フルオロ(n−ヘプチルビニルエーテル)などが挙げら
れる。共重合体物性などを考慮するとパーフルオロ(プ
ロピルビニルエーテル)が好ましい。PFAとしては、
上記2成分の他に、さらに1種または2種以上の少量の
フッ素含有オレフィンや炭化水素系オレフィンなどの追
加成分を共重合せしめたものでもよい。
【0015】この追加成分としては、プロピレン、1−
ブテン等のα−オレフィン類、フッ化ビニル、フッ化ビ
ニリデン、(パーフルオロブチル)エチレン、CTF
E、ヘキサフルオロプロピレン等の含フッ素オレフィン
類などが例示される。これらの追加成分を共重合せしめ
る場合には、PFAを改質せしめる程度でよく、10モ
ル%以下で共重合せしめることが好ましい。
【0016】PFAの分子量は特に限定されず、その目
安となる容量流速(c)として0.5〜300mm3
秒程度が好適である。ここにおける容量流速(c)は、
高化式フローテスターを使用して、温度380℃、荷重
7kg/cm2 で、直径2mm、長さ8mmのノズルか
ら流出させ、単位時間(秒)に流出するPFAの容量
(mm3 )で表される値である。
【0017】本発明におけるフッ素樹脂フィルムの厚み
は特に限定されず、高い透明性を得るためには10〜5
00μm、特に農業用フッ素樹脂積層体としての機械的
特性やコストなどを考慮して好ましくは25〜200μ
mが適用される。
【0018】また、フッ素樹脂フィルムの全光線透過率
が80%未満では、フッ素樹脂フィルムの紫外線透過性
も低下し、良好な発色、生育した作物が得られない。ま
た、拡散光線透過率が10%未満では、ハウス内への入
射光を充分拡散できないため、支柱などの副資材や作物
自身の影による光の分布ができ、果実の品質ムラなどが
発生する恐れがある。
【0019】本発明の拡散光線透過率10%以上のフッ
素樹脂フィルムは、フッ素樹脂フィルムの表面に凹凸を
付け粗面化することにより製造できる。この凹凸は少な
くともフッ素樹脂フィルムの片面に施す必要があるが、
両面に施してもよい。表面の粗面度は、サーフコーダー
SE−30H(小坂製作所製)による測定で、平均粗さ
は0.5〜5μmであり、平均ピッチは10〜150μ
mであることが好ましい。凹凸を付ける方法は、フッ素
樹脂フィルム成形時に梨地ロールにて梨地面を転写する
方法、またフッ素樹脂フィルム面をサンドブラストよる
方法等を任意に採用できる。
【0020】層(B)は密着性改善の表面処理が施され
た面を有する。この表面処理面は粗面化表面であっても
よい。表面処理方法としては、フッ素樹脂の密着性改善
に用いられる表面処理法が特に限定されることなく広範
囲にわたって採用されうる。例えばコロナ放電処理、グ
ロー放電処理、金属ナトリウム処理等が採用される。特
に、コロナ放電処理が好ましい。
【0021】コロナ放電処理は、フッ素樹脂フィルムの
成形ラインにコロナ放電処理機を配置して逐次処理する
のが製造プロセス上有利である。処理条件は、処理する
フィルムの種類や、所望する処理の程度により選択され
る。特に限定されないが、0.1〜10kWの強度で
0.5〜100m2 /分程度処理するのが好ましい。
【0022】本発明において、層(A)のフッ素ポリマ
ーは、フルオロオレフィン類に基づく重合単位(1)を
有するフッ素ポリマーまたはフルオロオレフィン類に基
づく重合単位(1)と官能基を有するモノマーに基づく
重合単位(2)を含むフッ素ポリマーが好ましい。さら
に、このフッ素ポリマーは、重合単位(1)と重合単位
(2)以外の第3の重合単位を有してもよい。このフッ
素ポリマーと無機親水性コロイド物質を含む液状組成物
を前記フッ素樹脂フィルムからなる層(B)に塗布し、
液状媒体を除去することにより層(A)が形成される。
【0023】無機親水性コロイド溶液をフッ素ポリマー
に充分に分散するために、フッ素ポリマーの水分散液ま
たはメタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール系溶剤に溶解したフッ素ポリマー溶液の採用が
好ましい。
【0024】水分散型のフッ素ポリマーは、上記の重合
単位(1)を構成するモノマーを、またはこのモノマー
と重合単位(2)を構成するモノマーとを、乳化剤の存
在下で乳化重合して製造できる。また、アルコール可溶
型のフッ素ポリマーは、重合単位(1)を構成するモノ
マーと重合単位(2)を構成するモノマーとを溶液重合
して製造できる。また、いずれの型のフッ素ポリマー
も、上記モノマーとともにさらにそれら以外のモノマー
を共重合させて製造できる。
【0025】層(A)のフッ素ポリマーは、フルオロオ
レフィン類に基づく重合単位を有するので耐候性に優れ
る。したがって、層(A)自体には劣化の問題が認めら
れない。また、層(A)のフッ素ポリマーが、官能基を
有するモノマーに基づく重合単位を含有する場合は、層
(B)の表面処理された面に導入された極性基との相互
作用により層(B)との高い密着性が発現できる。
【0026】さらに、層(A)のフッ素ポリマーとして
は、アルコール可溶型または水分散型のフッ素ポリマー
を用いるため、フッ素ポリマーは無機親水性コロイド物
質と良く分散する。したがって、フッ素ポリマーは層
(A)のバインダーとして無機親水性コロイド物質およ
び層(B)と高い密着性を有していることにより流滴性
を長期間保持できる。
【0027】層(A)におけるアルコール可溶型のフッ
素ポリマーとしては、TFEおよび/またはCTFEに
基づく重合単位(1)を20モル%以上含有し、官能基
を有するモノマーに基づく重合単位(2)を5モル%以
上含有するフッ素ポリマーが好ましく採用される。
【0028】層(A)における水分散型のフッ素ポリマ
ーとしては、TFEおよび/またはCTFEに基づく重
合単位(1)を20モル%以上含有するか、または、T
FEおよび/またはCTFEに基づく重合単位(1)を
20モル%以上含有し官能基を有するモノマーに基づく
重合単位(2)を5モル%以上含有するフッ素ポリマー
も採用される。フッ素ポリマー中の重合単位(1)の含
有量は、20モル%未満の場合、充分な耐候性が得られ
ず、40〜95モル%がより好ましい。
【0029】フッ素ポリマーにおいて、重合単位(2)
を与えるモノマーとしては、ビニル基、アリル基、アク
リロイル基、メタクリロイル基などの重合性部位を有す
る単量体が挙げられる。具体的には、オレフィン類、ビ
ニルエーテル類、ビニルエステル類、アリルエーテル
類、アリルエステル類、アクリル酸エステル類、メタク
リル酸エステル類などが例示され、重合性部位とともに
官能基を有するモノマーが採用される。フッ素ポリマー
中の重合単位(2)の含有量は、好ましくは5モル%以
上である。重合単位(2)の含有量が5モル%未満では
層(B)への密着性、フッ素ポリマーの透明性が低下す
る。
【0030】また、重合単位(2)における官能基は任
意に選択できる。具体的には、水酸基、カルボキシル
基、スルホン酸基、アミノ基、エポキシ基、アルコキシ
シリル基などが例示される。特に、カルボキシル基およ
びスルホン酸基が好ましい。また、上記官能基に変換可
能な置換基も含まれる。この置換基としては、カルボン
酸ハライド基、スルホン酸ハライド基、カルボン酸エス
テル基、スルホン酸エステル基などが例示される。
【0031】重合単位(2)を与えるモノマーは、上記
重合性部位および官能基をあわせ持つ単量体である。具
体的には、ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒドロキ
シエチルアリルエーテル、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタアクリレート、エチレングリ
コールモノアリルエーテル、グリシジルビニルエーテ
ル、グリシジルアリルエーテル、ビニルトリメトキシシ
ラン、トリメトキシシリルプロピルビニルエーテル、カ
ルボン酸アルキルエステル基を持つパーフルオロ(ビニ
ルエーテル)(例えばCF2 =CFO(CF23 CO
OCH3 )、スルホン酸ハライド基を持つパーフルオロ
ビニルエーテル(例えばCF2 =CFOCF2 CF(C
3 )OCF2 CF2 SO2 F)などが例示される。
【0032】重合単位(2)における官能基は、重合単
位(1)を与えるモノマーとの共重合後に、他の官能基
に転換することもできる。具体的には、ヒドロキシアル
キルビニルエーテルやヒドロキシアルキルアリルエーテ
ルと酸無水物との反応物、グリシジルアリルエーテルと
アルカノールアミンまたはフェノール性化合物との反応
物、アリルアルコールなどからなる水酸基含有化合物に
アルキレンオキシドを付加反応させた化合物、その他水
酸基、アルコキシシリル基、カルボキシル基など上記官
能基と反応しうる基を有する化合物を反応させた化合物
などが例示される。
【0033】フッ素ポリマーの数平均分子量は5000
〜500000の範囲が好適である。数平均分子量が5
000未満では耐水性が低下し、500000超では溶
剤に不溶となり好ましくない。
【0034】本発明におけるフッ素ポリマーは層(B)
の表面処理された面の上で硬化させることもでき、また
硬化剤を用いて硬化させることもできる。例えば、フッ
素ポリマーの官能基が加水分解性シリル基である場合に
は、湿気で硬化させることができ、1液硬化性の液状組
成物として使用できる。また、フッ素ポリマーの官能基
が水酸基、アミノ基、カルボキシル基などの活性水素を
含有する官能基である場合には、硬化剤として一般に利
用されている多価イソシアネートを用いることにより、
迅速に硬化させうる。
【0035】層(A)におけるフッ素ポリマーを構成す
る重合単位(1)および(2)以外のモノマーとして
は、TFE、CTFEと共重合可能なモノマーを採用で
きる。例えば、エチレン、プロピレンなどのオレフィン
類、エチルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエー
テルなどのビニルエーテル類、酢酸ビニル、シクロヘキ
サンカルボン酸ビニルなどのビニルエステル類、エチル
アリルエーテル、シクロヘキシルアリルエーテルなどの
アリルエーテル類、プロピオン酸アリル、酪酸アリル、
吉草酸アリルなどのアリルエステル類、アクリル酸ブチ
ルなどのアクリル酸エステル類、メタアクリル酸エチル
などのメタアクリル酸エステル類、ヘキサフルオロプロ
ピレン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、トリフルオ
ロエチレン、(パーフルオロアルキル)エチレン、パー
フルオロ(アルキルビニルエーテル)などが例示され
る。
【0036】層(A)の塗膜厚みは0.01〜1μm、
好ましくは0.02〜0.5μmが適用される。塗膜厚
みが0.01μm未満では充分な流滴性が得られず、1
μm超では被覆層が凹凸を埋めてしまい、結露状況でな
い場合の拡散光線透過率が低下して好ましくない。
【0037】本発明の無機親水性コロイド物質として、
コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、コロイダルチ
タニアなどが使用できる。また、これらのコロイド物質
は、2種以上併用されてもよい。コロイド物質の平均粒
子径は100nm以下、特には5〜50nmが好まし
い。
【0038】層(A)中の無機親水性コロイド物質の割
合は、60重量%以上が好ましく、特に初期の流滴性の
発現性より80重量%以上が好ましい。層(A)中のフ
ッ素ポリマーの割合は1〜40重量%が好ましい。1重
量%未満では充分な流滴耐久性が得られず、40重量%
超では初期の流滴性の発現が遅くなる。
【0039】フッ素ポリマーと無機親水性コロイド物質
を含む液状組成物に、シランカップリング剤を添加する
ことにより層(A)とフッ素樹脂からなる層(B)との
高い密着性が付与できる。使用されるシランカップリン
グ剤は、ビニルシラン、エポキシシラン、アミノシラ
ン、メタクリロキシシラン等が例示される。また、界面
活性剤の添加により流滴性を向上させうる。界面活性剤
としてはノニオン系、アニオン系の界面活性剤が好まし
い。さらに、液状組成物に紫外線吸収剤、着色剤等を添
加できる。
【0040】フッ素ポリマーと無機親水性コロイド物質
を含む液状組成物は、水に分散したまたはアルコールに
溶解したフッ素ポリマー溶液に、水またはアルコール系
の溶剤に分散したコロイド物質を混合することにより製
造される。このようにして得られた液状組成物をフィル
ムの表面に塗布する場合は、例えば、グラビアコート、
スプレーコートなどにより塗工できる。
【0041】本発明の農業用フッ素樹脂フィルムをグリ
ーンハウスなどに用いる際は、層(B)が最外層に、層
(A)がグリーンハウス内部側となるように用いる。
【0042】本発明において、フッ素樹脂フィルムを粗
面化することにより拡散光線透過率が高くなり、ハウス
内光分布を均一になしうる。その結果、作物に均一に光
が当たることにより品質が向上する。また層(A)中の
フッ素ポリマーは無機親水性コロイド物質のバインダー
および基材との接着剤として作用し、層(B)に層
(A)を強固に密着させうる。これにより長期の流滴耐
久性が発現される。
【0043】
【実施例】以下に、本発明の実施例(例1〜5)および
比較例(例6〜8)を説明する。なお、例中の部は重量
部を示す。
【0044】[例1]ETFE(旭硝子社製、アフロン
COP)を押し出し機にて押し出した後、梨地ロールに
て片面に凹凸を付け、さらに凹凸面をコロナ放電処理し
て、厚み60μmで、粗面度は平均粗さ2μm、平均ピ
ッチ100μmであるETFEフィルムを得た。このフ
ィルムの全光線透過率が91%で、拡散光線透過率は3
5%であった。
【0045】一方、トリフルオロトリクロロエタン溶媒
中でラジカル重合を行い、重合単位を構成するモノマー
のTFE/CF2 =CFOCF2 CF(CF3 )OCF
2 CF2 SO2 Fが87/13(モル%)で、数平均分
子量が300000である共重合体を得た。この共重合
体を水酸化カリウム水溶液にて加水分解した後、塩酸水
溶液にて処理してSO2 F基がスルホン酸基に交換され
たポリマーをエタノールに溶解して10重量%溶液を得
た。
【0046】コロイダルシリカ(触媒化成工業社製、O
SCAL1432(イソプロパノール分散))に上記の
スルホン酸基含有ポリマー溶液を添加し、さらにイソプ
ロパノールにて希釈し、固形分としてシリカ100部に
対してスルホン酸ポリマー10部である、固形分濃度3
重量%の溶液を得た。
【0047】この溶液をETFEフィルムのコロナ放電
処理面に塗布量1g/m2 になるようにグラビアコート
し、80℃で2分間乾燥した。この積層体の全光線透過
率が92%で、拡散光線透過率は33%であった。
【0048】この積層体を屋根角度20度のアクリル樹
脂製ミニハウスに展張し、水温60℃の恒温水槽上に、
層(A)の面が恒温水槽側となるように設置して100
日間観察したところ、初期と同様の水滴の付着が少ない
状態を維持した。また、この積層体をサンシャインウェ
ザオメーターにて3000時間の促進暴露した後、同様
に流滴性を観察したところ、曝露しない積層体と同様に
水滴付着の少ない状態であった。また、この積層体を間
口5m、奥行き10mのハウスに展張してぶどうを栽培
したところ、品質の良いぶどうが収穫できた。
【0049】[例2]ETFEフィルム(旭硝子社製、
アフロンCOP)の凹凸がフィルム両面に付与され、粗
面度が平均粗さ3μm、平均ピッチ100μmである以
外は例1と同様であるETFEフィルムを得た。このフ
ィルムの全光線透過率は97%であり、拡散光線透過率
は75%であった。
【0050】一方、キシレン溶媒中でラジカル重合を行
い、重合単位を構成するモノマーのTFE/シクロヘキ
シルビニルエーテ/ヒドロキシブチルビニルエーテルが
50/35/15(モル%)で、数平均分子量が200
00である共重合体を得た。この共重合体の水酸基に無
水コハク酸を反応させ、酸価50mgKOH/gのポリ
マーをイソプロパノールに溶解して10重量%溶液を得
た。
【0051】コロイダルシリカ(コルコート社製、N−
103X)に上記ポリマー溶液とメタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシランを添加し、さらにイソプロパノー
ルにて希釈し、シリカ100部に対してポリマー10
部、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン5部で
ある、固形分濃度3重量%の溶液を得た。
【0052】この溶液をETFEフィルムのコロナ放電
処理面に塗布量1g/m2 になるようにグラビアコート
し、80℃で2分間乾燥した。この積層体の全光線透過
率が97%で、拡散光線透過率は73%であった。
【0053】得られた積層体を用いて例1と同様に設置
して100日間観察したところ、初期の付着水滴が少な
い状態を維持した。また、この積層体をサンシャインウ
ェザオメーターにて3000時間の促進暴露した後、同
様に流滴性を観察したところ、曝露しないものと同じく
付着水滴の少ない状態であった。またこの積層体を間口
5m、奥行き10mのハウスに展張してみかんを栽培し
たところ、色ムラのない品質の良いみかんが収穫でき
た。
【0054】[例3]乳化重合により得られ、重合単位
を構成するモノマーのTFE/シクロヘキシルビニルエ
ーテル/エチルビニルエーテルが50/30/20(モ
ル%)で、数平均分子量が100000である共重合体
エマルションにコロイダルシリカ(触媒化成社製、OS
CAL1432(イソプロパノール分散))と界面活性
剤ソルビタンモノステアレートと水を添加し、シリカ1
00部に対してポリマー50部、界面活性剤5部であ
る、固形分濃度3重量%の溶液を得た。
【0055】この溶液を例1のETFEフィルムのコロ
ナ放電処理面に塗布量1g/m2 になるようにグラビア
コートし、80℃で2分間乾燥した。この積層体の全光
線透過率が92%で、拡散光線透過率は34%であっ
た。
【0056】得られた積層体を用いて例1と同様に設置
して100日間観察したところ、初期の付着水滴が少な
い状態を維持した。また、この積層体をサンシャインウ
ェザオメーターにて3000時間の促進暴露した後、同
様に流滴性を観察したところ、曝露しないものと同じく
付着水滴の少ない状態であった。またこの積層体を間口
5m、奥行き10mのハウスに展張してぶどうを栽培し
たところ、品質の良いぶどうが収穫できた。
【0057】[例4]ETFE(旭硝子社製、アフロン
PFA)を押し出し機にて押し出した後、梨地ロールに
て片面に凹凸を付け、さらに凹凸面をコロナ放電処理し
て、厚み60μmで、粗面度は平均荒さ2μm、平均ピ
ッチ100μmであるPFAフィルムを得た。このフィ
ルムの全光線透過率が94%で、拡散光線透過率は35
%であった。
【0058】一方、トリフルオロトリクロロエタン溶媒
中でラジカル重合を行い、重合単位を構成するモノマー
のTFE/CF2 =CFOCF2 CF(CF3 )OCF
2 CF2 SO2 Fが87/13(モル%)で、数平均分
子量が300000である共重合体を得た。この共重合
体を水酸化カリウム水溶液にて加水分解した後、塩酸水
溶液にて処理してSO2 F基がスルホン酸基に交換され
たポリマーをエタノールに溶解して10重量%溶液を得
た。
【0059】コロイダルシリカ(触媒化成工業社製、O
SCAL1432(イソプロパノール))に上記のスル
ホン酸基含有ポリマー溶液を添加し、さらにイソプロパ
ノールにて希釈し、固形分としてシリカ100部に対し
てスルホン酸ポリマー10部である、固形分濃度3重量
%の溶液を得た。
【0060】この溶液をPFAフィルムのコロナ放電処
理面に塗布量1g/m2 になるようにグラビアコート
し、80℃で2分間乾燥した。この積層体の全光線透過
率が94%で、拡散光線透過率は34%であった。
【0061】この積層体フィルムを屋根角度20度のア
クリル樹脂製ミニハウスに展張し、水温60℃の恒温水
槽上に、層(A)の面が恒温水槽側となるように設置し
て100日間観察したところ、初期と同様の水滴の付着
が少ない状態を維持した。また、この積層体をサンシャ
インウェザオメーターにて3000時間の促進暴露した
後、同様に流滴性を観察したところ、曝露しない積層体
と同様に水滴付着の少ない状態であった。また、この積
層体を間口5m、奥行き10mのハウスに展張してぶど
うを栽培したところ、品質の良いぶどうが収穫できた。
【0062】[例5]乳化重合により得られ、重合単位
を構成するモノマーのTFE/シクロヘキシルビニルエ
ーテル/エチルビニルエーテルが50/30/20(モ
ル%)で、数平均分子量が100000である共重合体
エマルションにコロイダルアルミナ(触媒化成工業社
製、カタロイドAS−1(水分散))と界面活性剤ソル
ビタンモノステアレートと水を添加し、シリカ100部
に対してポリマー50部、界面活性剤5部である、固形
分濃度3重量%の溶液を得た。
【0063】この溶液を例1のETFEフィルムのコロ
ナ放電処理面に塗布量1g/m2 になるようにグラビア
コートし、80℃で2分間乾燥した。この積層体フィル
ムの全光線透過率が92%で、拡散光線透過率は33%
であった。
【0064】得られた積層体を用いて例1と同様に設置
して100日間観察したところ、初期の付着水滴が少な
い状態を維持した。また、この積層体をサンシャインウ
ェザオメーターにて3000時間の促進暴露した後、同
様に流滴性を観察したところ、曝露しないものと同じく
付着水滴の少ない状態であった。また、この積層体を間
口5m、奥行き10mのハウスに展張してぶどうを栽培
したところ、品質の良いぶどうが収穫できた。
【0065】[例6]表面が平滑で、厚み60μmのE
TFEフィルムのコロナ放電処理面に、例1と同じ溶液
を用いて塗布量1g/m2 になるようにグラビアコート
し、80℃で2分間乾燥した。この積層体フィルムの全
光線透過率は95%であり、拡散光線透過率は3%であ
った。
【0066】得られた積層体を用いて例1と同様に設置
して100日間観察したところ、初期の付着水滴が少な
い状態を維持した。また、この積層体をサンシャインウ
ェザオメーターにて3000時間の促進暴露した後、同
様に流滴性を観察したところ、曝露しないものと同じく
付着水滴の少ない状態であった。また、この積層体を間
口5m、奥行き10mのハウスに展張してぶどうを栽培
したところ、拡散光線が少ないことにより例1に比べて
収穫されたぶどうの品質が悪かった。
【0067】[例7]コロイダルシリカ(コルコート社
製、N−103X)に界面活性剤ソルビタンモノラウレ
ートを添加しイソプロパノールにて希釈して、シリカ1
00部に対してソルビタンモノラウレート5部である固
形分濃度3重量%の溶液を得た。
【0068】この溶液を例1のETFEフィルムのコロ
ナ放電処理面に塗布量1g/m2 になるようにグラビア
コートし、80℃で2分間乾燥した。
【0069】得られた積層体を用いて例1と同様に設置
して観察したところ、付着水滴が少ない状態は1日しか
維持できなかった。走査型電子顕微鏡で観察したとこ
ろ、被覆層が剥離していた。また、この積層体を間口5
m、奥行き10mのハウスに展張してみかんを栽培した
ところ、3年目以後、例2に比べ品質が悪くかつ収穫量
が少なかった。
【0070】[例8]コロイダルシリカ(触媒化成工業
社、カタロイドSI−40)にポリビニルアルコール水
溶液とメタクリロキシプロピルトリメトキシシランを添
加し、シリカ100部に対してポリビニルアルコール1
0部、メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン2部
である全固形分濃度3重量%の溶液を得た。この溶液を
例4と同じコロナ放電処理した平滑なETFEフィルム
に塗布量1g/m2 になるようにグラビアコートした。
【0071】得られた積層体を用いて例1と同様に設置
して100日間観察したところ、初期の付着水滴が少な
い状態を維持した。しかし、この積層体をサンシャイン
ウェザオメーターにて3000時間の促進暴露した後、
同様に流滴性を観察したところ、付着水滴の少ない状態
は3日間しか維持できなかった。また、この積層体を間
口5m、奥行き10mのハウスに展張してぶどうを栽培
したところ、実施例1に比べて品質が悪かった。
【0072】
【発明の効果】本発明の農業用フッ素樹脂積層体は、流
滴性その耐久性および耐候性が高く、フッ素樹脂フィル
ムとの密着力を長期間保持でき、さらに、ハウス内光分
布を均一にして作物の品質を向上させることができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルコール可溶型もしくは水分散型のフッ
    素ポリマーと無機親水性コロイド物質を含む液状組成物
    から形成された層(A)、および、ヘイズメーターによ
    る測定で全光線透過率が80%以上で、かつ拡散光線透
    過率が10%以上であるフッ素樹脂フィルムに由来する
    層(B)からなり、層(B)は密着性改善の表面処理さ
    れた面を有し、層(A)と層(B)とはこの表面処理さ
    れた面で積層されていることを特徴とする農業用フッ素
    樹脂積層体。
  2. 【請求項2】層(B)のフッ素樹脂フィルムは少なくと
    も片面が粗面化されていることを特徴とする請求項1の
    農業用フッ素樹脂積層体。
  3. 【請求項3】層(A)の無機親水性コロイド物質の含有
    量が60重量%以上である請求項1または2の農業用フ
    ッ素樹脂積層体。
  4. 【請求項4】層(B)の表面処理がコロナ放電処理であ
    る請求項1〜3のいずれかの農業用フッ素樹脂積層体。
  5. 【請求項5】アルコール可溶型のフッ素ポリマーが、フ
    ルオロオレフィン類に基づく重合単位と官能基を有する
    モノマーに基づく重合単位とを有するフッ素ポリマーで
    ある請求項1〜4のいずれかの農業用フッ素樹脂積層
    体。
  6. 【請求項6】水分散型のフッ素ポリマーが、フルオロオ
    レフィン類に基づく重合単位を有するフッ素ポリマーま
    たはフルオロオレフィン類に基づく重合単位と官能基を
    有するモノマーに基づく重合単位とを有するフッ素ポリ
    マーである請求項1〜4のいずれかの農業用フッ素樹脂
    積層体。
  7. 【請求項7】層(B)のフッ素樹脂フィルムが、テトラ
    フルオロエチレン/エチレン系共重合体、テトラフルオ
    ロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体およ
    びテトラフルオロエチレン/パーフルオロ(プロピルビ
    ニルエーテル)系共重合体からなる群から選ばれる少な
    くとも1種のフッ素樹脂フィルムである請求項1〜6の
    いずれかの農業用フッ素樹脂積層体。
  8. 【請求項8】層(A)の無機親水性コロイド物質がシリ
    カゾル、アルミナゾルおよびチタニアゾルからなる群か
    ら選ばれる少なくとも1種である請求項1〜7のいずれ
    かの農業用フッ素樹脂積層体。
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