JPH07117188A - 農業用積層フィルム - Google Patents

農業用積層フィルム

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JPH07117188A
JPH07117188A JP5264941A JP26494193A JPH07117188A JP H07117188 A JPH07117188 A JP H07117188A JP 5264941 A JP5264941 A JP 5264941A JP 26494193 A JP26494193 A JP 26494193A JP H07117188 A JPH07117188 A JP H07117188A
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JP
Japan
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film
vinyl monomer
tetrafluoroethylene
copolymer
ethylene
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JP5264941A
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English (en)
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Teruo Takakura
輝夫 高倉
Atsushi Funaki
篤 船木
Haruhisa Miyake
晴久 三宅
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

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Abstract

(57)【要約】 【構成】親水性を有する含フッ素共重合体フィルムとフ
ッ素樹脂系フィルムとが積層されてなる農業用積層フィ
ルム。 【効果】耐候耐久性、耐酸雨水性に優れ、内面に水滴が
付着しない効果を有す。また、長期に強度と光線透過率
を保持する効果も達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候耐久性に優れ、か
つ光線透過率が長期にわたって維持される農業用積層フ
ィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、農業用フィルムにはポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニルな
どが用いられている。これらの材料を用いたビニルハウ
スは、フィルムが破れたり劣化するため、その寿命は2
〜3年である。しかし、実際にはよごれ等による全光透
過率の低下が問題となるため、1年程度で取り替えるこ
とが多く、フィルムの取り替え等は人手に頼っていて、
労働力の確保、労務費アップが大きな問題となってい
る。
【0003】かかる問題点を解決する目的で、耐久性に
優れたフッ素樹脂系フィルムが提案されている。フッ素
樹脂系フィルムは、耐候耐久性、耐酸雨水性に優れ、寿
命が10〜15年の実績があり、汚れにくく、また汚れ
が雨水で洗われやすいことや、破れにくいことなどから
農業用フィルムとして優れた材料である。しかしなが
ら、フッ素樹脂系フィルムをビニールハウス用に用いた
場合、表面張力が小さいためにハウス内の水蒸気がフィ
ルム内面に凝集し、液滴として付着してしまうため、光
線透過率を低下し、ハウスとしての効率を損なう。
【0004】また、フッ素樹脂系フィルムの内面にフッ
素樹脂以外の合成樹脂層、たとえばアクリル系樹脂に界
面活性剤を配合せしめて、表面に水の滴状付着を防止す
る層を設ける方法も提案されている(特公昭60−39
018号公報)。しかしながら、アクリル系樹脂フィル
ムはフッ素樹脂系フィルムほどの耐候性が期待できず、
紫外線がフッ素樹脂系フィルムを透過することから、た
とえ内面にあったとしても、長期に強度を保持すること
ができない。また、フッ素樹脂系フィルムとの接着力が
不充分なことなどから考えても、充分な期待効果がある
とは言い難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、耐候耐久性、機械的強度等のフッ素樹脂
系フィルムの特徴を生かしたまま、上記のような問題点
を解決する農業用フィルムを提供することを目的として
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、親水性を有す
る含フッ素共重合体フィルムとフッ素樹脂系フィルムと
が積層されてなることを特徴とする農業用積層フィルム
を提供するものである。
【0007】フッ素樹脂系フィルムの構成材料としての
フッ素樹脂としては、テトラフルオロエチレン−ヘキサ
フルオロプロピレン系共重合体(FEP)、テトラフル
オロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル系
共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレ
ン系共重合体(ETFE)、ポリフッ化ビニリデン(P
VdF)、ポリフッ化ビニル(PVF)などが挙げられ
る。フィルムの強度や光線透過率の点でETFE、PV
dFおよびPVFが望ましい。また耐久性、耐酸雨水
性、取扱い易さ等の点から特にETFEが望ましい。以
下、本発明のフッ素樹脂系フィルムの構成材料の代表例
として、ETFEを取り上げて説明する。
【0008】ETFEとしては、エチレンとテトラフル
オロエチレンとが30/70〜70/30(モル比)の
割合で共重合されたもので、さらに1種またはそれ以上
のフッ素含有のオレフィンや炭化水素系のオレフィンな
どの追加成分を共重合せしめたものでもよい。この追加
成分としては、プロピレン、ブテン等のα−オレフィ
ン、ヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデン、パ
ーフルオロブチルエチレン、トリフルオロクロロチレン
等の含フッ素オレフィン、エチルビニルエーテル、パー
フルオロメチルビニルエーテル、パーフルオロプロピル
ビニルエーテル等のビニルエーテル類、含フッ素アクリ
レート類等が挙げられる。これらの追加成分を共重合す
る際には、ETFE中に50モル%以下の範囲内で共重
合させることが好ましい。場合によっては、10モル%
以下の少量で共重合せしめて、ETFEを改質せしめる
程度でもよい。
【0009】ETFEの分子量は、特には限定されない
が、その目安となる容量流速として10〜300mm3
/sec程度が好適である。ここにおける容量流速は、
高化式フローテスターを使用して、300℃、30kg
/cm2 荷重下で、直径1mm、長さ2mmのノズルか
ら単位時間に流出するETFEの容量で表される値(単
位はmm3 /sec)で定義される。なお、ETFEの
製造に際しては、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液
重合等の従来公知の各種重合方法はすべて採用可能であ
る。
【0010】次に、親水性を有する含フッ素共重合体フ
ィルムの構成材料としては、上記ETFE等のフッ素樹
脂に親水性を付与したものなどが広範囲にわたって採用
され得るが、通常は親水性基含有ビニルモノマーを共重
合せしめた含フッ素共重合体が好適である。
【0011】親水性を有する含フッ素共重合体フィルム
の構成材料としては、上記のように親水性官能基を有す
る含フッ素共重合体が好適であるが、特にエチレン−テ
トラフルオロエチレン−親水性基含有ビニルモノマー系
共重合体(以下、変性ETFEという)が好ましく、な
かでもエチレン重合単位/テトラフルオロエチレン重合
単位のモル比が40/60〜80/20であり、親水性
基含有ビニルモノマー重合単位の含有量が5〜30モル
%である変性ETFEが好ましい。該ビニルモノマーが
少なすぎると、充分な親水化の効果がなく、防曇作用が
ない、即ち表面に水滴が生成し光線透過率が低下しやす
く、また多すぎると、フィルム表面から霧が発生しやす
くなるとともに、熱安定性およびETFEとの接着性が
低下し好ましくない。以下、本発明の親水性を有する含
フッ素共重合体フィルムの構成材料の代表例として、変
性ETFEを取り上げて説明する。
【0012】上記の変性ETFEにおいて、親水性基含
有ビニルモノマーのうち入手の容易さ等の面から、式C
2 =CH−(O)m −(CF2n −X(但し、式中
のmは0または1、nは2〜6の整数、XはCH2
H、COOR1 、CONR23 もしくはCNであり、
1 、R2 およびR3 は水素原子あるいは炭素数1〜1
0のアルキル基である)で表されるビニルモノマー、式
CF2 =CF−O−(CF2a −Y(但し、式中のa
は1〜8の整数、YはCH2 OH、COOR1 、COO
M、COF、CONR23 もしくはCNであり、R
1 、R2 およびR3は水素原子あるいは炭素数1〜10
のアルキル基であり、Mは1価の金属原子)で表される
ビニルモノマー、式CF2 =CF−O−{CF2 CF
(CF3 )O}b −CF2 CF2 SO2 Z(但し、式中
のbは1〜5の整数、ZはFもしくはOMであり、Mは
1価の金属原子)で表されるビニルモノマーが好まし
い。これらのビニルモノマーについては、単独もしくは
併用して重合することも可能である。
【0013】積層フィルムの作成は通常のラミネート法
で行われる。すなわち接着剤を用いてフィルムを接着さ
せるドライラミネート法、ベース樹脂としてのETFE
フィルム上に溶融変性ETFEフィルムをラミネートす
る押し出しラミネート法、共押し出しラミネート法、熱
圧着法などの方法で作成することができる。また接着力
を強化させる目的で、ドライラミネート法の場合にフィ
ルムの接着面にコロナ放電処理などの前処理を行うこと
もあり、押し出しラミネート法でもベースフィルムの接
着面にコロナ放電処理や有機チタネート系やシラン系な
どのカップリング剤処理を行うこともある。
【0014】ETFEフィルムと変性ETFEフィルム
の積層フィルムでは、ビニルハウスの外側がETFEフ
ィルムになる。外側のETFEフィルムにより耐候耐久
性、耐酸性雨性、汚れにくく汚れても雨水により汚れが
除去される機能が付与される。また、変性ETFEは親
水性基を有するため、表面が水で濡れ易く液滴となるの
を防止することができる。特に変性ETFEは分子構造
中に固定の官能基を有しているため、防曇処理の持続効
果が長くなる効果がある。
【0015】ビニルハウスの内側面は性能を更に向上さ
せるため、既知のどのような防曇処理、防霧処理を行っ
てもよい。また保温力を高めるために、ほう酸バリウム
やほう酸亜鉛などを含有させたり、金属膜を蒸着させた
りすることができる。また、用途によっては、フィルム
中もしくはフィルム表面に紫外線吸収剤を添加もしくは
塗布することも可能である。
【0016】また、本発明の農業用積層フィルムは遠赤
外線の透過率が低いので、夜間にビニルハウス内地面よ
り放射する遠赤外線の外部への拡散を防止でき、内部保
温用カーテンとしても使用できる。
【0017】
【実施例】
[実施例1]内容積2リットルのオートクレーブにトリ
クロロモノフルオロメタン825g、トリクロロトリフ
ルオロエタン1125g、3,3,4,4,5,5−ヘ
キサフルオロ−5−カルバモイル−1−ペンテン(CH
2 =CHCF2 CF2 CF2ONH2 、以下HCPと略
す)69.1gおよびトリクロロトリフルオロエタン溶
液としてt−ブチルパーオキシイソブチレート2.15
gを仕込み、次いでテトラフルオロエチレン250g、
エチレン8.75gを仕込んだ。この混合物を充分撹拌
しながら反応温度65℃に保持して共重合させた。重合
反応進行中は、系内にテトラフルオロエチレン/エチレ
ン/HCPのモル比が52/36/12になるようにテ
トラフルオロエチレン/エチレンの混合ガスおよびHC
Pのトリクロロトリフルオロエタン溶液を導入し、重合
圧力を15kg/cm2 に保持した。8時間後に52g
の白色共重合体を得た。
【0018】この共重合体(変性ETFE−1)の共重
合体組成はテトラフルオロエチレン/エチレン/HCP
の含有モル比が52/36/12であり、融点210
℃、熱分解開始温度は353℃であった。この変性ET
FE−1を260℃、10分間加熱圧縮して得られた厚
さ約20μのフィルムと、ETFEフィルム(旭硝子社
製商品名:アフロンCOP C−55A、厚さ30μ
(以下、アフロンCOPとする))とを加熱圧縮するこ
とによって、積層フィルムが得られた。この積層フィル
ムは透明性が良好であり、容易に剥離することができな
かった。サンシャインウエザオメーター(以下、WOM
とする)にして2000時間経過後も、フィルムの剥離
が全く見られなかった。
【0019】また、耐熱性の加速試験として150℃で
48時間後も全く着色は観察されず、通常の条件下での
着色の可能性は全くなかった。また、変性ETFE−1
を内側にして60℃の恒温水槽を囲んで上面に水平面に
対して35°の傾斜を設けて密閉状態に張り渡した。そ
して被覆フィルム内面側への水滴の付着状態を観察した
ところ水滴の付着は全く認められなかった。WOM20
00時間経過後のフィルムで同様の試験を行っても、水
滴の付着は認められなかった。
【0020】[実施例2]HCPの代わりに3−オキサ
−4,4,5,5,6,6−ヘキサフルオロ−6−カル
バモイル−1−ヘキセン(CH2 =CHOCF2 CF2
CF2 CONH2、以下、OHCHとする)を75.8
g用いた以外は、実施例1と同様の条件で共重合を行わ
せた。その結果8時間後に62gの白色共重合体を得
た。この共重合体(変性ETFE−2)の共重合体組成
はテトラフルオロエチレン/エチレン/OHCHの含有
モル比が52/36/12であった。この変性ETFE
−2と、アフロンCOPとを実施例1と同様に加熱圧縮
することによって、積層フィルムが得られた。この積層
フィルムは透明性が良好であり、容易に剥離することが
できなかった。WOMにて2000時間経過後も、フィ
ルムの剥離が全く見られなかった。また、耐熱性の加速
試験として150℃で48時間後も全く着色は観察され
ず、通常の条件下での着色の可能性は全くなかった。ま
た、変性ETFE−2側への水滴の付着は全く認められ
なかった。WOM2000時間経過後のフィルムで同様
の試験を行っても、水滴の付着は認められなかった。
【0021】[実施例3]HCPの代わりにメチルパー
フルオロ−5−オキシ−6−ヘプテノエート(CF2
CFOCF2 CF2 CF2 CO2 CH3 、以下、MXM
とする)を用い、オートクレーブ中に240g仕込み、
重合中に導入する混合モノマーの組成を、テトラフルオ
ロエチレン/エチレン/MXMのモル比が50/43/
7とする以外は、実施例1と同様の条件で共重合を行わ
せた。その結果6時間後に98gの白色共重合体を得
た。
【0022】この共重合体(変性ETFE−3)の共重
合組成はテトラフルオロエチレン/エチレン/MXMの
含有モル比が50/43/7であり、融点225℃、熱
分解開始温度は353℃であった。この変性ETFE−
3と、アフロンCOPとを実施例1と同様に加熱圧縮す
ることによって、積層フィルムが得られた。この積層フ
ィルムは透明性が良好であり、容易に剥離することがで
きなかった。また、変性ETFE−3側への水滴の付着
は全く認められなかった。変性ETFE−3面の水に対
する接触角は70°であり、水に対する親和性がアフロ
ンCOPより向上していた。実施例1と同様の耐候性試
験、耐熱加速試験後もフィルム性能の低下は全く認めら
れなかった。
【0023】[実施例4]内容積1リットルのオートク
レーブにメタノール6.45g、トリクロロトリフルオ
ロエタン1094g、CF2 =CF−O−CF2 CF
(CF3 )O−CF2 CF2 SO2 F(以下、PSVE
とする)171.6gおよびt−ブチルパーオキシイソ
ブチレート0.52gを仕込み、次いでテトラフルオロ
エチレン113.8g、エチレン8.0gを仕込んだ。
この混合物を充分撹拌しながら反応温度65℃に保持し
て共重合させた。重合反応進行中は、系内にテトラフル
オロエチレン/エチレン/PSVEのモル比が50/4
3/7の混合ガスを導入し、重合圧力を13kg/cm
2 に保持した。約6時間後に60.2gの白色共重合体
を得た。
【0024】この共重合体(変性ETFE−4)の共重
合組成はテトラフルオロエチレン/エチレン/PSVE
のモル比が50/43/7であり、融点222℃、熱分
解開始温度は355℃であった。この変性ETFE−4
と、アフロンCOPとを実施例1と同様に加熱圧縮する
ことによって、積層フィルムが得られた。この積層フィ
ルムは透明性が良好であり、容易に剥離することができ
なかった。また、変性ETFE−4側への水滴の付着は
全く認められなかった。変性ETFE−4面の水に対す
る接触角は70°であり、水に対する親和性がアフロン
COPより向上していた。実施例1と同様の耐候性試
験、耐熱加速試験後もフィルム性能の低下は全く認めら
れなかった。
【0025】[実施例5]実施例3で得られた積層フィ
ルムを10%NaOH水溶液で8時間加水分解すること
により、変性ETFE−3中のCOOCH3 基をCOO
Na基に転換した。この転換後の変性ETFE−5面の
水の接触角は55゜と大幅に親水化された。また、変性
ETFE−5側への水滴の付着は全く認められなかっ
た。実施例1と同様の耐候性試験、耐熱加速試験後もフ
ィルム性能の低下は全く認められなかった。
【0026】[実施例6]実施例4で得られたフィルム
を、実施例5と同様に加水分解処理し、変性ETFE−
4中のSO2 F基をSO3 Na基に転換した。転換後の
変性ETFE−6面の水の接触角は52゜であった。ま
た、変性ETFE−6側への水滴の付着は全く認められ
なかった。実施例1と同様の耐候性試験、耐熱加速試験
後もフィルム性能の低下は全く認められなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明は、耐候耐久性、耐酸雨水性に優
れ、水滴が付着しない効果を有す。また、長期に強度と
光線透過率を保持する効果も達成される。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親水性を有する含フッ素共重合体フィルム
    とフッ素樹脂系フィルムとが積層されてなることを特徴
    とする農業用積層フィルム。
  2. 【請求項2】親水性を有する含フッ素共重合体が、エチ
    レン−テトラフルオロエチレン−親水基含有ビニルモノ
    マー系共重合体である請求項1の農業用積層フィルム。
  3. 【請求項3】親水性を有する含フッ素共重合体が、エチ
    レン重合単位/テトラフルオロエチレン重合単位のモル
    比が40/60〜80/20であり、親水性基含有ビニ
    ルモノマー重合単位の含有量が5〜30モル%であるエ
    チレン−テトラフルオロエチレン−親水基含有ビニルモ
    ノマー系共重合体である請求項1または2の農業用積層
    フィルム。
  4. 【請求項4】親水性基含有ビニルモノマーが、式CH2
    =CH−(O)m −(CF2n −X(但し、式中のm
    は0または1、nは2〜6の整数、XはCH2 OH、C
    OOR1 、CONR23 もしくはCNであり、R1
    2 およびR3 は水素原子あるいは炭素数1〜10のア
    ルキル基である)で表されるビニルモノマーである請求
    項2または3の農業用積層フィルム。
  5. 【請求項5】親水性基含有ビニルモノマーが、式CF2
    =CF−O−(CF2a −Y(但し、式中のaは1〜
    8の整数、YはCH2 OH、COOR1 、COOM、C
    OF、CONR23 もしくはCNであり、R1 、R2
    およびR3 は水素原子あるいは炭素数1〜10のアルキ
    ル基であり、Mは1価の金属原子)で表されるビニルモ
    ノマーである請求項2または3の農業用積層フィルム。
  6. 【請求項6】親水性基含有ビニルモノマーが、式CF2
    =CF−O−{CF2 CF(CF3)O}b −CF2 CF2
    SO2 Z(但し、式中のbは1〜5の整数、ZはFもし
    くはOMであり、Mは1価の金属原子)で表されるビニ
    ルモノマーである請求項2または3の農業用積層フィル
    ム。
  7. 【請求項7】フッ素樹脂系フィルムが、エチレン−テト
    ラフルオロエチレン系共重合体からなる請求項1〜6の
    いずれかの農業用積層フィルム。
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