JPH082474A - ハッチコーナー部のスラントプレート構造 - Google Patents

ハッチコーナー部のスラントプレート構造

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JPH082474A
JPH082474A JP16315494A JP16315494A JPH082474A JP H082474 A JPH082474 A JP H082474A JP 16315494 A JP16315494 A JP 16315494A JP 16315494 A JP16315494 A JP 16315494A JP H082474 A JPH082474 A JP H082474A
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JP
Japan
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hatch
slant
slant plate
welded
combing
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JP16315494A
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English (en)
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Mitsuaki Nakajima
光明 中島
Hide Tozawa
戸沢  秀
Hideyuki Seto
秀幸 瀬戸
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デッキのコーナーブラケット上の溶接部分の
クラックの発生を防止する構造簡単かつ低コストである
とともに、長寿命かつ経済的なハッチコーナー部のスラ
ントプレート構造。 【構成】 船舶のハッチコーナーの四隅部にそれぞれ装
着され、水平底辺の両端からそれぞれ頂点に向かって延
びる左右の斜辺からなる傾斜三角形板状スラントプレー
トにおいて、上記水平底辺はデッキに溶接せず、上記両
2斜辺はその頂点から斜辺のほぼ2/3の長さにわたっ
てそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチエンドコー
ミングに溶接したこと。また、図3に示すように、スラ
ントプレートを央部が互いにラップする2枚の直角三角
形状の単位スラントプレートで形成する、図4に示すよ
うに、中線に沿って凹曲又は凸曲する半円錐面状変形吸
収部をプレス成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ばら積み船等のハッチ
コーナー部のスラントプレート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ばら積み船等の船舶においては、従来、
図6斜視図に示すように、デッキ1に長方形のハッチ2
が開口しており、ハッチ2の四周は左右1対のハッチサ
イドコーミング3及び前後1対のハッチエンドコーミン
グ4により囲繞されている。このハッチ2の四隅のコー
ナーであるハッチサイドコーミング3とハッチエンドコ
ーミング4との直角交叉部はデッキ1の応力が集中する
ので、応力緩和構造として各コーナーの内側にそれぞれ
斜辺が凹曲円弧をなす異形三角形状のコーナーブラケッ
ト5がデッキ1と一体的に形成されている。また、上記
各コーナーの内側にはそのVII 部の拡大図である図7に
示すように、二等辺三角形状のスラントプレート6がデ
ッキ1とは底辺7を、ハッチサイドコーミング3とは側
面斜辺8を、ハッチエンドコーミング4とは前面斜辺9
をそれぞれ溶接固着して設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、スラントプレ
ート6はばら荷を積み込む場合に、ばら荷がコーナーブ
ラケット5の上に堆積することを防止するために設置さ
れている。しかしながら、スラントプレート6はコーナ
ーブラケット5の応力集中をいくらか低減するが、スラ
ントプレート6の底辺7の前後端部(底辺7と側面斜辺
8との交叉部及び底辺7と前面斜辺9との交叉部)の応
力集中を増高する結果、スラントプレート6の底辺7の
前後端部の溶接部分にクラックが発生しやすい。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、デッキのコーナーブラケット上の溶接部分の
クラックの発生を防止する構造簡単かつ低コストである
とともに、長寿命かつ経済的なハッチコーナー部のスラ
ントプレート構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明は、船舶のハッチコーナーの四隅部にそれぞれ装着さ
れ、水平底辺とその両端からそれぞれ頂点に向かって延
びる左右の斜辺とからなる傾斜三角形板をなすスラント
プレートにおいて、上記水平底辺はデッキに溶接せず、
上記両2斜辺はその頂点からそれぞれそのほぼ2/3の
長さにわたってそれぞれハッチサイドコーミング,ハッ
チエンドコーミングに溶接したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、船舶のハッチコーナー
の四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両端から
それぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とからなる傾
斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、そのスラ
ントプレートの底辺は上方へ凸曲する円弧状をなし、上
記円弧状底辺の下部にほぼ垂直の長方形スカートプレー
トの長手方向の上辺を溶接し、上記上辺が上記スラント
プレートに溶接されたスカートプレートの下辺を自由辺
としてコーナーブラケット上に重ね置き、同スラントプ
レートの2斜辺はそれぞれその全長にわたってそれぞれ
ハッチサイドコーミング,ハッチエンドコーミングに溶
接したことを特徴とする。
【0007】請求項3の発明は、船舶のハッチコーナー
の四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両端から
それぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とからなる傾
斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、そのスラ
ントプレートを対向端部が相互に適宜幅にわたってラッ
プする左右1対の竪長直角三角形状の2枚の単位スラン
トプレートにて形成してなり、上記両単位スラントプレ
ートの各底辺はデッキに溶接することなく、両単位スラ
ントプレートの各斜辺のみをそれぞれハッチサイドコー
ミング,ハッチエンドコーミングに溶接したことを特徴
とする。
【0008】請求項4の発明は、船舶のハッチコーナー
の四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両端から
それぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とからなる傾
斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、そのスラ
ントプレートの頂点から同底辺へのほぼ中線に沿って延
びるとともに、ハッチコーナーに向かって断面が半円状
に突出する竪長半円錐面状突条部をプレス成形してな
り、底辺はデッキに溶接することなく、左右の斜辺のみ
をそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチエンドコー
ミングに溶接したスラントプレートを具えたことを特徴
とする。
【0009】請求項5の発明は、請求項4において、そ
の竪長半円錐面状突条部の代わりにハッチコーナーに向
かって断面が半円状に凹曲する竪長半円錐面状突状部を
有するスラントプレートを具えたことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、船舶のハッチコーナー
の四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両端から
それぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とからなる傾
斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、その斜辺
にそれぞれ沿って下端まで延びる両翼部を比較的大剛性
の鋼板にて形成するとともに、上記両翼部の間の内央部
を比較的小剛性の鋼板にて形成してなるスラントプレー
トとなし、上記底辺はデッキに溶接することなく上記両
斜辺のみをそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチエ
ンドコーミングに溶接したことを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、請求項6において、そ
の斜辺に沿ってそれぞれに延びる両翼部分をそれぞれ台
形状とするとともに、上記両翼部分の間の内央部を三角
形状としたことを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の構成によれば、スラントプレートの
底辺の全長,両斜辺のそれぞれ下端から各斜辺の1/3
の長さの部分がそれぞれデッキ1,ハッチサイドコーミ
ング,ハッチエンドコーミングと固着されていない。ス
ラントプレート6はその頂点から各斜辺の略2/3にわ
たる部分のみでそれぞれハッチサイドコーミング,ハッ
チエンドコーミングに溶接されている。それ故、デッキ
の応力のスラントプレートへの流入が大きく減少する。
【0013】請求項2の構成によれば、スラントプレー
トの両斜辺のみがそれぞれハッチサイドコーミング,ハ
ッチエンドコーミングに溶接されている。スカートの上
端はスラントプレートに固着されているが、その下端は
デッキに固着されていない。それ故、デッキの応力のス
ラントプレート,スカートへの流入は大きく減少する。
【0014】請求項3の構成によれば、両単位スラント
プレートの斜辺のみがそれぞれハッチサイドコーミン
グ,ハッチエンドコーミングに溶接されている。それ
故、デッキの応力のスラントプレートへの流入はほとん
どゼロとなる。また、スラントプレートの側面斜辺8及
び前面斜辺のハッチサイドコーミング及びハッチエンド
コーミングへの固着位置をデッキ面から上方へ隔離した
ことにより、デッキの応力のスラントプレートへの流入
が減少する。
【0015】請求項4,請求項5の構成によれば、それ
ぞれスラントプレートの両斜辺がそれぞれハッチサイド
コーミング,ハッチエンドコーミングに溶接されている
とともに、ほぼ中線に沿って半円錐状膨出部が形成され
ている。それ故、デッキの応力のスラントプレートへの
流入は大幅に減少するとともに、スラントプレートの下
辺に沿っての伸縮は半円錐面状膨出部により吸収され
る。
【0016】請求項6,請求項7の構成によれば、それ
ぞれスラントプレートは内央部が小剛性の鋼板からな
り、斜辺部は大剛性の鋼板からなるので、請求項4〜5
と実質的に同一作用を行う。それ故、デッキの応力のス
ラントプレートへの流入は大幅に減少する。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
図1,図2,図3,図4,図5はそれぞれその第1,第
2,第3,第4,第5実施例を示す斜視図である。上図
において、図6〜図7と同一の符号はそれぞれ同図と同
一の部材を示す。
【0018】まず、図1に示す第1実施例において、6
aは本発明に係るスラントプレートであり、外形的には
図7に示した従来のスラントプレート6と同一形状であ
る。しかしながら、本実施例ではスラントプレート6a
の3辺をそれぞれハッチサイドコーミング3,ハッチエ
ンドコーミング4,デッキ1に溶接する代わりに、側面
斜辺8,前面斜辺9の上部の2/3の長さのみをそれぞ
れサイドコーミング,エンドコーミングに溶接してい
る。このような構造によれば、デッキ1の応力のスラン
トプレート6aへの流入が大幅に減少する結果、スラン
トプレートの底辺7の前後端部の応力集中が緩和され、
クラックの発生が防止できる。
【0019】次に、図2に示す第2実施例においては、
スラントプレート6bの底辺7を円弧状に形成し、下部
に横長鉛直長方形のスカート10を付設する。ここで、
スラントプレート6bとスカート10の上辺以外の3自
由線11,12,13は当触するコーナーブラケット
5,ハッチサイドコーミング3,ハッチエンドコーミン
グ4とは溶接せず、2斜辺8,9はハッチサイドコーミ
ング3,ハッチエンドコーミング4と溶接する。このよ
うな実施例構造においても、第1実施例と実質的に同一
の作用効果を奏する。
【0020】また、図3に示す第3実施例では、スラン
トプレート6cをその頂点を通る中線にてほぼ2等分し
てなり、対向端を互いに竪長二等辺三角形状の重ね代を
もって重なる左右の直角三角形状の単位三角形として形
成している。このようにして形成された1対の直角三角
形状の単位三角形からなるスラントプレート6cの底辺
7は、デッキ1に対して溶接固着せず、その斜辺8,9
の部分のみをそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチ
エンドコーミングにそれぞれ溶接する。このような構造
のスラントプレート6cによれば、両単位三角形の各斜
辺のみがそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチエン
ドコーミングに溶接され、他の2辺はそれぞれ自由辺で
あるから、デッキの応力のスラントプレートの底辺への
流入は全くなく、しかも、各単位三角形のスラントプレ
ートはそれぞれ斜辺のみでコーミングに固着されている
ので、それぞれ圧縮,引張の応力は全く発生しない。
【0021】図4に示す第4実施例においては、スラン
トプレートは頂点からの中線に沿って延び、ハッチコー
ナーに向かって凸曲する半円状断面を有する半円錐面状
膨出部を変形吸収部16として成形加工してなる三角形
状スラントプレート6dとして形成する。そして、スラ
ントプレート6dの底辺は直接デッキ1には溶接せず、
その両斜辺8,9をそれぞれハッチサイドコーミング,
ハッチエンドコーミングにそれぞれ溶接する。このよう
なスラントプレート6dによれば、図3に示した第3実
施例のように、スラントプレート6dを2枚の単位三角
形プレートに分設することなく、1枚のスラントプレー
トとして形成し、デッキから入力する応力はその変形吸
収部16で吸収するから、第3実施例と実質的に同一の
作用効果を生ずる。
【0022】図5はその第5実施例を示し、底辺がほぼ
その中点で180°に近い鈍角でく字状にハッチコーナ
ーへ向かって凹曲又は凸曲する底辺を有し、それぞれほ
ぼ台形をなす両斜辺部がそれぞれ比較的厚板で形成さ
れ、内央部のほぼ三角形をなす残部が比較的薄板で形成
され、頂点を通る中線がハッチの中心に向かって凸曲又
は凹曲する三角形状スラントプレート6eを有する。こ
のスラントプレート6eはその左右の斜辺でそれぞれ図
2に示したと同様にそれぞれハッチコーミング3,4の
内面に溶接されている。このような構造によれば、スラ
ントプレート6eは細長い大剛性の台形板17,18と
小剛性の二つ折り三角形板19とをその境界溶接部2
0,21で溶接した構造となし、大剛性の部分でハッチ
サイドコーミングに確実に両面溶接され、コーナーブラ
ケットとの境界22では拘束のないようにして、ハッチ
サイドコーミングの変形にスラントプレートの小剛性部
分19が追従して変形することによりデッキの応力のス
ラントプレートへの流入を減少することができる。ま
た、スラントプレート6eに疲労亀裂が生ずるような場
合にも、構造強度に影響のあるハッチコーミングとの固
着部(溶接部)である側面斜辺8,前面斜辺9ではな
く、亀裂はスラントプレート内の大剛性板と小剛性板と
の溶接部分20,21にのみ発生することになる。それ
故、デッキの応力のスラントプレートへの流入が大幅に
減少し、その底辺の前後端の応力集中が緩和され、図2
〜図4の構造におけると同様に、クラックの発生を防止
することができる。また、亀裂は発生するとしても、構
造強度に影響のある部分には発生することがない。な
お、図5の変形例として稜線をなす中線の左半部三角
形,右半部三角形の頂点からの2本中線に沿って切断さ
れた左側,右側の2つの鈍角三角形の部分を大剛性板で
形成するとともに、残部を小剛性板で形成してなる稜線
付きスラントプレート,稜線なしスラントプレートを採
用することも可能である。
【0023】
【発明の効果】要するに請求項1の発明によれば、船舶
のハッチコーナーの四隅部にそれぞれ装着され、水平底
辺とその両端からそれぞれ頂点に向かって延びる左右の
斜辺とからなる傾斜三角形板をなすスラントプレートに
おいて、上記水平底辺はデッキに溶接せず、上記両2斜
辺はその頂点からそれぞれそのほぼ2/3の長さにわた
ってそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチエンドコ
ーミングに溶接したことにより、デッキのコーナーブラ
ケット上の溶接部分のクラックの発生を防止する構造簡
単かつ低コストであるとともに、長寿命かつ経済的なハ
ッチコーナー部のスラントプレート構造を得るから、本
発明は産業上極めて有益である。
【0024】請求項2の発明によれば、船舶のハッチコ
ーナーの四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両
端からそれぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とから
なる傾斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、そ
のスラントプレートの底辺は上方へ凸曲する円弧状をな
し、上記円弧状底辺の下部にほぼ垂直の長方形スカート
プレートの長手方向の上辺を溶接し、上記上辺が上記ス
ラントプレートに溶接されたスカートプレートの下辺を
自由辺としてコーナーブラケット上に重ね置き、同スラ
ントプレートの2斜辺はそれぞれその全長にわたってそ
れぞれハッチサイドコーミング,ハッチエンドコーミン
グに溶接したことにより、請求項1の発明による効果と
実質的に同一の効果を奏するから、本発明は産業上極め
て有益である。
【0025】請求項3の発明によれば、船舶のハッチコ
ーナーの四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両
端からそれぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とから
なる傾斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、そ
のスラントプレートを対向端部が相互に適宜幅にわたっ
てラップする左右1対の竪長直角三角形状の2枚の単位
スラントプレートにて形成してなり、上記両単位スラン
トプレートの各底辺はデッキに溶接することなく、両単
位スラントプレートの各斜辺のみをそれぞれハッチサイ
ドコーミング,ハッチエンドコーミングに溶接したこと
により、請求項1の発明による効果と実質的に同一の効
果を奏するから、本発明は産業上極めて有益である。
【0026】請求項4の発明によれば、船舶のハッチコ
ーナーの四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両
端からそれぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とから
なる傾斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、そ
のスラントプレートの頂点から同底辺へのほぼ中線に沿
って延びるとともに、ハッチコーナーに向かって断面が
半円状に突出する竪長半円錐面状突条部をプレス成形し
てなり、底辺はデッキに溶接することなく、左右の斜辺
のみをそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチエンド
コーミングに溶接したスラントプレートを具えたことに
より、請求項1の発明による効果と実質的に同一の効果
を奏するから、本発明は産業上極めて有益である。
【0027】請求項5の発明によれば、請求項4におい
て、その竪長半円錐面状突条部の代わりにハッチコーナ
ーに向かって断面が半円状に凹曲する竪長半円錐面状突
状部を有するスラントプレートを具えたことにより、請
求項1の発明による効果と実質的に同一の効果を奏する
から、本発明は産業上極めて有益である。
【0028】請求項6の発明によれば、船舶のハッチコ
ーナーの四隅部にそれぞれ装着され、水平底辺とその両
端からそれぞれ頂点に向かって延びる左右の斜辺とから
なる傾斜三角形板をなすスラントプレートにおいて、そ
の斜辺にそれぞれ沿って下端まで延びる両翼部を比較的
大剛性の鋼板にて形成するとともに、上記両翼部の間の
内央部を比較的小剛性の鋼板にて形成してなるスラント
プレートとなし、上記底辺はデッキに溶接することなく
上記両斜辺のみをそれぞれハッチサイドコーミング,ハ
ッチエンドコーミングに溶接したことにより、請求項1
の発明による効果と実質的に同一の効果を奏するから、
本発明は産業上極めて有益である。
【0029】請求項7の発明によれば、請求項6におい
て、その斜辺に沿ってそれぞれに延びる両翼部分をそれ
ぞれ台形状とするとともに、上記両翼部分の間の内央部
を三角形状としたことにより、請求項1の発明による効
果と実質的に同一の効果を奏するから、本発明は産業上
極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明の第5実施例を示す斜視図である。
【図6】従来のばら積み船における従来のハッチコーナ
ー部を示す斜視図である。
【図7】図6のVII 部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 デッキ 2 ハッチ 3 ハッチサイドコーミング 4 ハッチエンドコーミング 5 コーナーブラケット 6a,6b,6c,6d,6e スラントプレート 7 底辺 8 側面斜辺 9 前面斜辺 10 スカート 11 下辺 12 後辺 13 前辺 14 中央ラップ部 15 中央分離部端辺 16 変形吸収部 17 スラントプレートの大剛性部分(ハッチサイドコ
ーミング側)(台形板) 18 スラントプレートの大剛性部分(ハッチエンドコ
ーミング側)(台形板) 19 スラントプレートの小剛性部分(二つ折り三角形
板) 20 スラントプレート内の溶接部(ハッチサイドコー
ミング側) 21 スラントプレート内の溶接部(ハッチエンドコー
ミング側) 22 スラントプレートとコーナーブラケットとの境界

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶のハッチコーナーの四隅部にそれぞ
    れ装着され、水平底辺とその両端からそれぞれ頂点に向
    かって延びる左右の斜辺とからなる傾斜三角形板をなす
    スラントプレートにおいて、上記水平底辺はデッキに溶
    接せず、上記両2斜辺はその頂点からそれぞれそのほぼ
    2/3の長さにわたってそれぞれハッチサイドコーミン
    グ,ハッチエンドコーミングに溶接したことを特徴とす
    るハッチコーナー部のスラントプレート構造。
  2. 【請求項2】 船舶のハッチコーナーの四隅部にそれぞ
    れ装着され、水平底辺とその両端からそれぞれ頂点に向
    かって延びる左右の斜辺とからなる傾斜三角形板をなす
    スラントプレートにおいて、そのスラントプレートの底
    辺は上方へ凸曲する円弧状をなし、上記円弧状底辺の下
    部にほぼ垂直の長方形スカートプレートの長手方向の上
    辺を溶接し、上記上辺が上記スラントプレートに溶接さ
    れたスカートプレートの下辺を自由辺としてコーナーブ
    ラケット上に重ね置き、同スラントプレートの2斜辺は
    それぞれその全長にわたってそれぞれハッチサイドコー
    ミング,ハッチエンドコーミングに溶接したことを特徴
    とするハッチコーナー部のスラントプレート構造。
  3. 【請求項3】 船舶のハッチコーナーの四隅部にそれぞ
    れ装着され、水平底辺とその両端からそれぞれ頂点に向
    かって延びる左右の斜辺とからなる傾斜三角形板をなす
    スラントプレートにおいて、そのスラントプレートを対
    向端部が相互に適宜幅にわたってラップする左右1対の
    竪長直角三角形状の2枚の単位スラントプレートにて形
    成してなり、上記両単位スラントプレートの各底辺はデ
    ッキに溶接することなく、両単位スラントプレートの各
    斜辺のみをそれぞれハッチサイドコーミング,ハッチエ
    ンドコーミングに溶接したことを特徴とするハッチコー
    ナー部のスラントプレート構造。
  4. 【請求項4】 船舶のハッチコーナーの四隅部にそれぞ
    れ装着され、水平底辺とその両端からそれぞれ頂点に向
    かって延びる左右の斜辺とからなる傾斜三角形板をなす
    スラントプレートにおいて、そのスラントプレートの頂
    点から同底辺へのほぼ中線に沿って延びるとともに、ハ
    ッチコーナーに向かって断面が半円状に突出する竪長半
    円錐面状突条部をプレス成形してなり、底辺はデッキに
    溶接することなく、左右の斜辺のみをそれぞれハッチサ
    イドコーミング,ハッチエンドコーミングに溶接したス
    ラントプレートを具えたことを特徴とするハッチコーナ
    ー部のスラントプレート構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、その竪長半円錐面状
    突条部の代わりにハッチコーナーに向かって断面が半円
    状に凹曲する竪長半円錐面状突状部を有するスラントプ
    レートを具えたことを特徴とするハッチコーナー部のス
    ラントプレート構造。
  6. 【請求項6】 船舶のハッチコーナーの四隅部にそれぞ
    れ装着され、水平底辺とその両端からそれぞれ頂点に向
    かって延びる左右の斜辺とからなる傾斜三角形板をなす
    スラントプレートにおいて、その斜辺にそれぞれ沿って
    下端まで延びる両翼部を比較的大剛性の鋼板にて形成す
    るとともに、上記両翼部の間の内央部を比較的小剛性の
    鋼板にて形成してなるスラントプレートとなし、上記底
    辺はデッキに溶接することなく上記両斜辺のみをそれぞ
    れハッチサイドコーミング,ハッチエンドコーミングに
    溶接したことを特徴とするハッチコーナー部のスラント
    プレート構造。
  7. 【請求項7】 請求項6において、その斜辺に沿ってそ
    れぞれに延びる両翼部分をそれぞれ台形状とするととも
    に、上記両翼部分の間の内央部を三角形状としたことを
    特徴とするハッチコーナー部のスラントプレート構造。
JP16315494A 1994-06-22 1994-06-22 ハッチコーナー部のスラントプレート構造 Withdrawn JPH082474A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040047140A (ko) * 2002-11-29 2004-06-05 대우조선해양 주식회사 콘테이너 해치 코밍의 탑 코너부 구조
KR101501336B1 (ko) * 2013-01-29 2015-03-11 인하대학교 산학협력단 선박블록의 내부 모서리 구조
CN111891297A (zh) * 2020-07-24 2020-11-06 芜湖造船厂有限公司 一种船舶货舱角隅处用的卸货装置
CN112606943A (zh) * 2020-12-19 2021-04-06 武汉理工大学 江海直达船的舱口角隅结构

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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