JPH08246744A - 引戸クローザ装置 - Google Patents
引戸クローザ装置Info
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- JPH08246744A JPH08246744A JP8070995A JP8070995A JPH08246744A JP H08246744 A JPH08246744 A JP H08246744A JP 8070995 A JP8070995 A JP 8070995A JP 8070995 A JP8070995 A JP 8070995A JP H08246744 A JPH08246744 A JP H08246744A
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- Japan
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- sliding door
- door
- pinion
- damper device
- closing
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 abstract description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005381 potential energy Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05F—DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
- E05F5/00—Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
- E05F5/003—Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers for sliding wings
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/21—Brakes
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/252—Type of friction
- E05Y2201/254—Fluid or viscous friction
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2201/00—Constructional elements; Accessories therefor
- E05Y2201/20—Brakes; Disengaging means; Holders; Stops; Valves; Accessories therefor
- E05Y2201/262—Type of motion, e.g. braking
- E05Y2201/266—Type of motion, e.g. braking rotary
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2600/00—Mounting or coupling arrangements for elements provided for in this subclass
- E05Y2600/40—Mounting location; Visibility of the elements
- E05Y2600/46—Mounting location; Visibility of the elements in or on the wing
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- Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な機構で引戸の戸当りへの衝突を有効に
防止する。 【構成】 引戸1の開閉すべき方向に沿って設けたガイ
ドレール31に係合しながら転動する戸車12を引戸1
側に備えるとともに、自閉時の引戸閉鎖動作を制動する
ダンパ装置2を備えた引戸クローザ装置において、引戸
1の開き動作の際に発生する過度の開閉力によってその
引戸1が戸当り3Aに衝突するのを防止するため、ダン
パ装置2の一部として設けたピニオン23を利用するバ
ックチェック機構を備えた。
防止する。 【構成】 引戸1の開閉すべき方向に沿って設けたガイ
ドレール31に係合しながら転動する戸車12を引戸1
側に備えるとともに、自閉時の引戸閉鎖動作を制動する
ダンパ装置2を備えた引戸クローザ装置において、引戸
1の開き動作の際に発生する過度の開閉力によってその
引戸1が戸当り3Aに衝突するのを防止するため、ダン
パ装置2の一部として設けたピニオン23を利用するバ
ックチェック機構を備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、引戸の開閉方向に沿
って設けたガイドレールに係合しながら転動する戸車を
引戸側に備えた引戸クローザ装置に係り、特にその引戸
の開放動作の際に戸当りに引戸が衝突するのを防止する
ことができる引戸クローザ装置に関するものである。
って設けたガイドレールに係合しながら転動する戸車を
引戸側に備えた引戸クローザ装置に係り、特にその引戸
の開放動作の際に戸当りに引戸が衝突するのを防止する
ことができる引戸クローザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】扉の開閉操作が容易であって、開閉スペ
ースを殆ど必要とせず、しかも足腰等が不自由な身障者
や老人など車椅子の使用者に好適な引戸が各所に使用・
設置されている。また、この引戸には、扉の閉鎖動作を
スプリングや油圧機構を用いた自閉手段を利用して行う
ように構成した自動引戸が知られている。
ースを殆ど必要とせず、しかも足腰等が不自由な身障者
や老人など車椅子の使用者に好適な引戸が各所に使用・
設置されている。また、この引戸には、扉の閉鎖動作を
スプリングや油圧機構を用いた自閉手段を利用して行う
ように構成した自動引戸が知られている。
【0003】ところで、通常このような自動引戸等で
は、開放動作の際の問題、即ち開扉速度が増大すると、
戸当りに引戸が強く衝突して大きな音を発生したり、戸
枠や引戸が破損する虞れがあるから、適宜の手段によっ
てこれを防止するバックチェック機構を設けてある。
は、開放動作の際の問題、即ち開扉速度が増大すると、
戸当りに引戸が強く衝突して大きな音を発生したり、戸
枠や引戸が破損する虞れがあるから、適宜の手段によっ
てこれを防止するバックチェック機構を設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
引戸のうち、特に例えば引戸に係合するガイドレールを
傾けて設け、位置エネルギーを利用して自閉させるタイ
プのものや、分銅の重量を利用して引戸を閉鎖させる構
成のもの等のような、比較的構成が簡素で機械的な自閉
手段を設けていないタイプのものにあっては、特にバッ
クチェック機構を付設させていないものが一般的であ
り、そのため先に説明した戸当りへの衝突が重大な問題
になっている。
引戸のうち、特に例えば引戸に係合するガイドレールを
傾けて設け、位置エネルギーを利用して自閉させるタイ
プのものや、分銅の重量を利用して引戸を閉鎖させる構
成のもの等のような、比較的構成が簡素で機械的な自閉
手段を設けていないタイプのものにあっては、特にバッ
クチェック機構を付設させていないものが一般的であ
り、そのため先に説明した戸当りへの衝突が重大な問題
になっている。
【0005】そこで、この発明は、上記した事情に鑑
み、簡単な機構で引戸の戸当りへの衝突を有効に防止す
ることができる引戸クローザ装置を提供することを目的
とするものである。
み、簡単な機構で引戸の戸当りへの衝突を有効に防止す
ることができる引戸クローザ装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この請求項1の発
明は、引戸の開閉すべき方向に沿って設けたガイドレー
ルに係合しながら転動する戸車を引戸側に備えるととも
に、自閉時の引戸閉鎖動作を制動するダンパ装置を備え
た引戸クローザ装置において、前記引戸の開き動作の際
に過度の開放力によってその引戸が戸当りに衝突するの
を防止するため、前記ダンパ装置の一部として設けたピ
ニオンを利用するバックチェック機構を備えたものであ
る。
明は、引戸の開閉すべき方向に沿って設けたガイドレー
ルに係合しながら転動する戸車を引戸側に備えるととも
に、自閉時の引戸閉鎖動作を制動するダンパ装置を備え
た引戸クローザ装置において、前記引戸の開き動作の際
に過度の開放力によってその引戸が戸当りに衝突するの
を防止するため、前記ダンパ装置の一部として設けたピ
ニオンを利用するバックチェック機構を備えたものであ
る。
【0007】また、この請求項2に係る発明は、扉の閉
鎖動作を行う際に、閉鎖操作の制動を行うために引戸側
に設けた本体と、戸枠側の閉扉端部近傍部分に設けられ
前記本体に突出する制動シャフトと、この制動シャフト
に固着したピニオンと、このピニオンが噛合するガイド
レールに平行なラックとを有するダンパ装置を備えた引
戸に使用する請求項1に記載の引戸クローザ装置であっ
て、前記ダンパ装置のピニオンが噛合する前記戸枠側の
開扉端部近傍に設けたバックチェック機構用のラック
と、前記ダンパ装置を兼用するダンパ装置の装置本体
と、前記ピニオンとを、前記バックチェック機構に備え
たものである。
鎖動作を行う際に、閉鎖操作の制動を行うために引戸側
に設けた本体と、戸枠側の閉扉端部近傍部分に設けられ
前記本体に突出する制動シャフトと、この制動シャフト
に固着したピニオンと、このピニオンが噛合するガイド
レールに平行なラックとを有するダンパ装置を備えた引
戸に使用する請求項1に記載の引戸クローザ装置であっ
て、前記ダンパ装置のピニオンが噛合する前記戸枠側の
開扉端部近傍に設けたバックチェック機構用のラック
と、前記ダンパ装置を兼用するダンパ装置の装置本体
と、前記ピニオンとを、前記バックチェック機構に備え
たものである。
【0008】
【作用】この発明では、閉扉時に引戸の閉鎖動作を制動
するために設けてあるダンパ装置の制動力を利用し、引
戸の開放時にもそのダンパ装置の一部を利用したバック
チェック機構によって引戸の開放端部での制動を行うこ
とができる。
するために設けてあるダンパ装置の制動力を利用し、引
戸の開放時にもそのダンパ装置の一部を利用したバック
チェック機構によって引戸の開放端部での制動を行うこ
とができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は、この発明の実施例に係
る引戸クローザ装置を示す概略構成図である。この実施
例の引戸クローザ装置は、引戸1側に流体摩擦制動を利
用したダンパ装置2を備えるとともに、戸枠3近傍に第
1及び第2のラック部材4、5を設けた構成となってい
る。なお、この発明の引戸クローザ装置は、この実施例
の流体摩擦制動タイプのダンパ装置に限らず、例えばエ
ンドレスタイプのロータリダンパ装置等各種のダンパ装
置への適用が可能である。
照して詳細に説明する。図1は、この発明の実施例に係
る引戸クローザ装置を示す概略構成図である。この実施
例の引戸クローザ装置は、引戸1側に流体摩擦制動を利
用したダンパ装置2を備えるとともに、戸枠3近傍に第
1及び第2のラック部材4、5を設けた構成となってい
る。なお、この発明の引戸クローザ装置は、この実施例
の流体摩擦制動タイプのダンパ装置に限らず、例えばエ
ンドレスタイプのロータリダンパ装置等各種のダンパ装
置への適用が可能である。
【0010】引戸1は、上部に設けた一対のブラケット
11部分に、戸車12を回転自在に設けており、この戸
車11が戸枠3上部に設けたガイドレール31に係合・
転動するようになっている。
11部分に、戸車12を回転自在に設けており、この戸
車11が戸枠3上部に設けたガイドレール31に係合・
転動するようになっている。
【0011】この実施例のダンパ装置2は、流体摩擦抵
抗を利用して閉動作の閉鎖端部側での制動動作ととも
に、引戸1の開放端部での開放動作の制動動作を行うも
のであり、装置本体21から突出する制動シャフト22
に固着したピニオン23の特定方向での回転動作(この
実施例では、図1において反時計方向の回転)を制動す
るようになっている。また、この実施例のダンパ装置2
には、ピニオン23が反対方向に回転する際に制動力が
引戸1側に作用しないようにするため、ピニオン23と
制動シャフト22との間に、ワンウエイクラッチ(図
略)が設けられている。なお、この実施例に係るダンパ
装置の詳細な構成及び作用については、同出願人によっ
て既に出願されている明細書(例えば平成6年11月1
5日出願の特願平6−305586号等)を参照された
い。なお、このタイプのダンパ装置に限らないことは、
先に説明してある通りである。
抗を利用して閉動作の閉鎖端部側での制動動作ととも
に、引戸1の開放端部での開放動作の制動動作を行うも
のであり、装置本体21から突出する制動シャフト22
に固着したピニオン23の特定方向での回転動作(この
実施例では、図1において反時計方向の回転)を制動す
るようになっている。また、この実施例のダンパ装置2
には、ピニオン23が反対方向に回転する際に制動力が
引戸1側に作用しないようにするため、ピニオン23と
制動シャフト22との間に、ワンウエイクラッチ(図
略)が設けられている。なお、この実施例に係るダンパ
装置の詳細な構成及び作用については、同出願人によっ
て既に出願されている明細書(例えば平成6年11月1
5日出願の特願平6−305586号等)を参照された
い。なお、このタイプのダンパ装置に限らないことは、
先に説明してある通りである。
【0012】戸枠3には、これと一体的にガイドレール
31が設けられているが、勿論このガイドレール31を
戸枠3とは別体に設けてもよい。なお、この実施例のガ
イドレール31は、引戸1の自閉を行うため、引戸1の
閉鎖端部側に対応する方向に向けて低く傾斜した、つま
り図1において左右の高さ位置が、右方よりも左方を位
置的に低くさせた、左下がりの姿勢で設けられている。
31が設けられているが、勿論このガイドレール31を
戸枠3とは別体に設けてもよい。なお、この実施例のガ
イドレール31は、引戸1の自閉を行うため、引戸1の
閉鎖端部側に対応する方向に向けて低く傾斜した、つま
り図1において左右の高さ位置が、右方よりも左方を位
置的に低くさせた、左下がりの姿勢で設けられている。
【0013】第1ラック部材4は、閉鎖する引戸1の閉
じ際での閉鎖動作を制動するものであり、この引戸1の
閉鎖端部側での制動を行うため引戸1の閉鎖端部側位置
にピニオン23と噛合するように設けている。即ち、こ
の実施例の第1ラック部材4は、図2に示すように、歯
を上方側に向けた状態に設けてあり、ピニオン23が上
方側から噛合するようになっている。なお、この実施例
の第1ラック部材4は、ガイドレール31と同一の取付
部材32に設けられているが、勿論ガイドレール23と
は別体に設けてもよい。
じ際での閉鎖動作を制動するものであり、この引戸1の
閉鎖端部側での制動を行うため引戸1の閉鎖端部側位置
にピニオン23と噛合するように設けている。即ち、こ
の実施例の第1ラック部材4は、図2に示すように、歯
を上方側に向けた状態に設けてあり、ピニオン23が上
方側から噛合するようになっている。なお、この実施例
の第1ラック部材4は、ガイドレール31と同一の取付
部材32に設けられているが、勿論ガイドレール23と
は別体に設けてもよい。
【0014】第2ラック部材5は、ダンパ装置2ととも
にバックチェック機構の一部を構成するものであり、開
放する引戸1の開放際での開放動作を制動するようにな
っており、引戸1の開放端部側での制動を行うため、第
1ラック部材4とは反対の引戸1の開放端部側位置に、
ピニオン23と噛合するように設けている。即ち、この
第2ラック部材5は、図3に示すガイドレール23を設
けている取付部材32の一部を利用して設けており、第
1ラック部材4とは逆方向に移動する開扉時の制動を行
うため、第1ラック部材4とは逆に、歯が下方側に向け
た状態に設けており、ピニオン23が下方側から噛合す
るようになっている。
にバックチェック機構の一部を構成するものであり、開
放する引戸1の開放際での開放動作を制動するようにな
っており、引戸1の開放端部側での制動を行うため、第
1ラック部材4とは反対の引戸1の開放端部側位置に、
ピニオン23と噛合するように設けている。即ち、この
第2ラック部材5は、図3に示すガイドレール23を設
けている取付部材32の一部を利用して設けており、第
1ラック部材4とは逆方向に移動する開扉時の制動を行
うため、第1ラック部材4とは逆に、歯が下方側に向け
た状態に設けており、ピニオン23が下方側から噛合す
るようになっている。
【0015】従って、この実施例によれば、例えば閉じ
ていた引戸1を手で開放させていく際に、譬え相当強い
力で引戸1を開放(図1おいて右方への引戸1の移動)
させたとしても、引戸1が開放端部近くまで移動したと
ころで、図4に示すように、ピニオン23が第1ラック
部材に噛合しながら、反時計回りに回転していく。
ていた引戸1を手で開放させていく際に、譬え相当強い
力で引戸1を開放(図1おいて右方への引戸1の移動)
させたとしても、引戸1が開放端部近くまで移動したと
ころで、図4に示すように、ピニオン23が第1ラック
部材に噛合しながら、反時計回りに回転していく。
【0016】これによって、制動シャフト22も同方向
に回転するから、ワンウエイクラッチを介してダンパ装
置2に回転力が伝達するが、このときダンパ装置2の本
体内部に充填されている所定の流体による摩擦抵抗によ
って回転動作が制動され、引戸1の開放力が制限される
とともに、引戸1の開放速度が大きく減速される。これ
によって、引戸1の戸当り3Aへの衝突が防止されるの
である。
に回転するから、ワンウエイクラッチを介してダンパ装
置2に回転力が伝達するが、このときダンパ装置2の本
体内部に充填されている所定の流体による摩擦抵抗によ
って回転動作が制動され、引戸1の開放力が制限される
とともに、引戸1の開放速度が大きく減速される。これ
によって、引戸1の戸当り3Aへの衝突が防止されるの
である。
【0017】また、この実施例によれば、開放後の引戸
1から手を離すと、傾斜したガイドレール31に従っ
て、位置的に低い左方側に向けて自然に引戸1が閉じて
いくが、このとき閉じ際に向かって次第に閉鎖速度が増
大していても、図1に示すように、第1ラック部材4に
ピニオン23が噛合しながら、先の場合と同様に、ピニ
オン23が反時計回りに回転するから、引戸1の閉鎖動
作を制動するとともに、閉扉速度が大きく減速され、戸
当り3Bにゆっくりと接触しながら引戸1が閉じていく
のである。
1から手を離すと、傾斜したガイドレール31に従っ
て、位置的に低い左方側に向けて自然に引戸1が閉じて
いくが、このとき閉じ際に向かって次第に閉鎖速度が増
大していても、図1に示すように、第1ラック部材4に
ピニオン23が噛合しながら、先の場合と同様に、ピニ
オン23が反時計回りに回転するから、引戸1の閉鎖動
作を制動するとともに、閉扉速度が大きく減速され、戸
当り3Bにゆっくりと接触しながら引戸1が閉じていく
のである。
【0018】なお、引戸1の開放初期にもピニオン23
が第1ラック部材4に噛合しているが、このときそのピ
ニオン23は、時計方向に回転しているから、ワンウエ
イクラッチによって回転力がダンパ装置2には全く伝達
されない。その結果、制動力が引戸1には全く作用せ
ず、軽くてスムースな開放動作を実現することができ
る。また、引戸1の閉まり初めにも、ピニオン23が第
2ラック部材5に噛合するが、時計方向に回転している
から、引戸1の開放初期の場合と全く同様に、制動力が
作用せず、スムースな閉鎖動作が実現できるのである。
が第1ラック部材4に噛合しているが、このときそのピ
ニオン23は、時計方向に回転しているから、ワンウエ
イクラッチによって回転力がダンパ装置2には全く伝達
されない。その結果、制動力が引戸1には全く作用せ
ず、軽くてスムースな開放動作を実現することができ
る。また、引戸1の閉まり初めにも、ピニオン23が第
2ラック部材5に噛合するが、時計方向に回転している
から、引戸1の開放初期の場合と全く同様に、制動力が
作用せず、スムースな閉鎖動作が実現できるのである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この請求項1に係
る発明によれば、閉扉時に引戸の閉鎖動作を制動するた
めに設けてあるダンパ装置の制動力を利用し、引戸の開
放時にもそのダンパ装置のピニオンを一部に利用したバ
ックチェック機構によって引戸の開放端部での制動を行
うことができ、その分構成がシンプルで小型化が容易で
あるとともに、製造コストの低減も図ることができる。
る発明によれば、閉扉時に引戸の閉鎖動作を制動するた
めに設けてあるダンパ装置の制動力を利用し、引戸の開
放時にもそのダンパ装置のピニオンを一部に利用したバ
ックチェック機構によって引戸の開放端部での制動を行
うことができ、その分構成がシンプルで小型化が容易で
あるとともに、製造コストの低減も図ることができる。
【図1】この発明にかかる引戸クローザ装置(閉扉時)
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
【図2】同要部の第1ラック装置等を示す説明図。
【図3】同要部の第2ラック装置等を示す説明図。
【図4】この発明にかかる引戸クローザ装置(開扉時)
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
1 引戸 2 ダンパ装置 22 ピニオン 3 戸枠 31 ガイドレール 3A 戸当り 4 第1ラック部材 5 第2ラック部材
Claims (2)
- 【請求項1】 引戸の開閉すべき方向に沿って設けたガ
イドレールに係合しながら転動する戸車を引戸側に備え
るとともに、自閉時の引戸閉鎖動作を制動するダンパ装
置を備えた引戸クローザ装置において、 前記引戸の開き動作の際に過度の開放力によってその引
戸が戸当りに衝突するのを防止するため、前記ダンパ装
置の一部として設けたピニオンを利用するバックチェッ
ク機構を備えたことを特徴とする引戸クローザ装置。 - 【請求項2】 扉の閉鎖動作を行う際に、閉鎖操作の制
動を行うために引戸側に設けた本体と、戸枠側の閉扉端
部近傍部分に設けられ前記本体に突出する制動シャフト
と、この制動シャフトに固着したピニオンと、このピニ
オンが噛合するガイドレールに平行なラックとを有する
ダンパ装置を備えた引戸に使用する請求項1に記載の引
戸クローザ装置であって、 前記ダンパ装置のピニオンが噛合する前記戸枠側の開扉
端部近傍に設けたバックチェック機構用のラックと、前
記ダンパ装置を兼用するダンパ装置の装置本体と、前記
ピニオンとを、前記バックチェック機構に備えたことを
特徴とする引戸クローザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8070995A JPH08246744A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 引戸クローザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8070995A JPH08246744A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 引戸クローザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246744A true JPH08246744A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13725870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8070995A Pending JPH08246744A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 引戸クローザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08246744A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6633094B1 (en) * | 1999-02-10 | 2003-10-14 | Howa Corporation | Speed regulator for automatically closing slide door |
JP2006188948A (ja) * | 2006-04-07 | 2006-07-20 | Ryobi Ltd | 引戸の制動装置 |
JP2006188949A (ja) * | 2006-04-07 | 2006-07-20 | Ryobi Ltd | 引戸の制動装置 |
JP2008025239A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
JP2008215001A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Fujisash Co | 制動装置付引戸装置 |
CN103670038A (zh) * | 2014-01-03 | 2014-03-26 | 上海长跃通信技术有限公司 | 光缆交接箱用门碰装置 |
JP2015214796A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | 小松ウオール工業株式会社 | 引戸の制御装置 |
CN111335768A (zh) * | 2020-04-28 | 2020-06-26 | 杭州扶克科技有限公司 | 一种基于非牛顿流体的智能电吸门防撞降噪装置 |
-
1995
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