JPH08245638A - 環状アミン含有アルキルリチウム化合物および重合におけるそれらの使用 - Google Patents

環状アミン含有アルキルリチウム化合物および重合におけるそれらの使用

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JPH08245638A
JPH08245638A JP8034208A JP3420896A JPH08245638A JP H08245638 A JPH08245638 A JP H08245638A JP 8034208 A JP8034208 A JP 8034208A JP 3420896 A JP3420896 A JP 3420896A JP H08245638 A JPH08245638 A JP H08245638A
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Ii Hooru Jieimuzu
ジエイムズ・イー・ホール
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Aaru Shiyurefuraa Jiyon
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F1/00Compounds containing elements of Groups 1 or 11 of the Periodic Table
    • C07F1/02Lithium compounds

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状アミン含有アルキルリチウム化合物およ
び重合におけるそれらの使用。 【解決手段】 環状アミノ基を含有する本発明に従う有
機リチウム化合物は、一般式 【化1】 [式中、R1は、6から約20個の炭素原子を有する二
価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ−アルキレン
または置換アルキレンであり、R2は、約2から約20
個の炭素原子を有する線状、分枝または環状アルキレン
であり、そしてリチウムLiは、R2の炭素原子に直接
結合している]で表される。環状アミノ基を含有する有
機リチウム化合物の製造方法は、一般式 【化2】 [式中、R1およびR2は上と同じであり、そしてXは、
2の炭素原子に直接結合している臭素または塩素であ
る]で表される環状アミノ有機ハロゲン化物をリチウム
金属または有機リチウム化合物から選択されるリチウム
反応性と反応させることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この主題発明は、環状アミン含有アルキル
リチウム化合物を用いたアニオン開始で製造したポリマ
ー類、例えばジエン類およびジエン/コモノマー混合物
を重合させてジエンのポリマーおよびコポリマーのエラ
ストマー類を生じさせることで製造したポリマー類に関
する。本発明の化合物を用いて調製したポリマー類は改
良された特性、例えば改良されたヒステリシス損特性お
よび再現性のある比較的狭い範囲の分子量分布などを示
す。
【0002】
【背景技術】商業ベースで重合を行う場合、最終生成物
の分子量範囲を再現可能様式で狭く制限する工程条件お
よび成分を用いることが重要である。一定のポリマーが
示す特性およびそれの有効性はとりわけそれが有する分
子量に依存する。従って、この重合の最終生成物が示す
分子量をある程度の確かさで予測することがきるのが望
ましい。この分子量範囲を狭く制限することができない
場合か或は系統ベースで分子量の再現性がない場合、そ
のような方法は商業的に不利である。
【0003】更に、改良された特性、例えば低下したヒ
ステリシス損特性などを示すエラストマーコンパンドを
製造するのが望ましい。このようなエラストマー類は、
これをコンパンド化してタイヤ、パワーベルトなどの如
き製品を製造すると、反発弾性の向上および転がり抵抗
の低下を示し、そして機械応力がかかったとき低い熱蓄
積を示す。
【0004】ヒステリシスパワー損失(hystere
tic power loss)の主要な源は加硫ゴム
の最後の架橋からポリマー鎖の末端に至るポリマー鎖部
分によるものであることが確立された。このような遊離
末端は効率良い弾性回復過程に関与することができな
く、その結果として、硬化サンプルの上記部分に伝達さ
れる如何なるエネルギーも熱として失われる。本技術分
野では、末端基の数が少ない高分子量のポリマー類を製
造することでこの種類の機構を低くすることができるこ
とが知られている。しかしながら、このような手段は有
効でない、と言うのは、このゴムの分子量を高くするに
つれてコンパンド化用材料と組み合わせたゴムの加工性
および成形操作中の加工性が急激に低下するからであ
る。
【0005】本発明は、新規な環状アミン含有アルキル
リチウム化合物を用いたアニオン開始で製造したポリマ
ー類を提供する。本発明の化合物を用いると、この開始
剤由来の官能性をポリマー鎖の少なくとも頭部に組み込
む組み込みが可能になる。本発明で用いる開始剤は、改
良された重合を与えるばかりでなく、比較的予測可能で
調節可能でかつ再現性のある分子量範囲分布を有するポ
リマー類をもたらす。本発明のポリマー類および製品
は、このように官能性が組み込まれていることから、改
良された(即ち低下した)ヒステリシス損特性を示す。
【0006】本技術分野では特定のアミノアルキルリチ
ウム化合物が知られている。例えば、米国特許第4,9
35,471号には、ピペリジニルおよびピロリジニル
のオリゴアルケニルリチウムを含むジアルキルアミノオ
リゴアルケニルリチウムが開示されている。そのような
材料のいくつかはこれらを通常の加硫性ゴム成分と一緒
にコンパンド化するとカーボンブラックと有効に相互作
用しないことを見い出した。他のものは商業的使用に望
ましくない臭気を有する。本発明は、カーボンブラック
との相互作用を改良しそしてピペリジニルおよびピロリ
ジニル化合物に関連した不快な臭気を有さないアミノア
ルキルリチウム化合物から誘導したポリマー類を提供す
る。
【0007】
【発明の開示】従って、本発明の1つの目的は、アニオ
ン重合開始剤を提供することにある。
【0008】本発明のさらなる目的は、上記アニオン重
合開始剤の製造方法を提供することにある。
【0009】本発明のさらなる目的は、予測可能な狭い
分子量範囲内でポリマーを再現可能様式でもたらす開始
剤を提供することにある。
【0010】本発明の追加的目的は、結果として生じる
ポリマーの少なくとも頭部に官能基を組み込むことを可
能にする開始剤を提供することにある。
【0011】本発明の別の目的は、上記重合開始剤を用
いて改良されたエラストマー類を製造する方法を提供す
ることにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、実質的に各分子
が開始剤由来の官能基を有する多数のポリマー分子を含
有するエラストマー類を提供する目的で上記開始剤を用
いることにある。
【0013】本発明の特定態様の1つの目的はまた、低
下したヒステリシス特性を示すジエンポリマー類および
コポリマー類をもたらすアニオン開始剤を提供すること
にある。
【0014】以下に示す明細から明らかになるであろう
現存技術に対する本発明の利点と共に上記目的の少なく
とも1つ以上を本明細書の以下に記述し請求する如き発
明で達成する。
【0015】一般に、本発明は、環状アミンを含有する
アルキルリチウム化合物に関係し、これは、一般式
【0016】
【化6】
【0017】[式中、R1は、6から約20個の炭素原
子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ
−アルキレンまたは置換アルキレンであり、R2は、約
2から約20個の炭素原子を有する線状、分枝または環
状アルキレンであり、そしてLiは、R2の炭素原子に
直接結合しているリチウム原子である]を含む。この化
合物は例えばアニオン重合開始剤として用いるに有用で
あり得る。その結果として得られるポリマー類およびそ
れらから生じさせるコンパンドは改良を示し、例えば低
下したヒステリシス損特性を示す。
【0018】本発明に従う環状アミン化合物の製造方法
は、一般式
【0019】
【化7】
【0020】[式中、R1およびR2は上で定義した通り
であり、そしてXは塩素または臭素である]で表される
環状アミノハロゲン化物を元素リチウム金属およびRL
i[ここで、Rは、1から約20個の炭素原子を有する
アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリールおよ
びアラルキル、並びにジオレフィンおよびビニルアリー
ルモノマー類から得られる約25個以下の単位を有する
短鎖長の低分子量ポリマー類から成る群から選択され
る]から成る群から選択されるリチウム反応体と反応さ
せることを含む。
【0021】本発明に従う環状アミン化合物の別の態様
は、一般式R42Li{式中、R2は上で定義した通り
であり、そしてR4は、一般式
【0022】
【化8】
【0023】[ここで、R5は、4から約20個の炭素
原子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミ
ノ−アルキレンおよび置換アルキレン、および一般式R
6N(式中、R6は、1から約12個の炭素原子を有する
アルキル、約5から約20個の炭素原子を有するシクロ
アルキル、約6から約20個の炭素原子を有するアリー
ル、7から約20個の炭素原子を有するアラルキル、お
よびそれらの混合物から成る群から選択される)で表さ
れる置換窒素から成る群から選択される]で表される環
状アミノ基であるが、但しここでR4がそれの環構造の
中に2から約4個の窒素原子を有しそして全体で6から
約24個の原子を有することを条件とする}で表され
る。
【0024】本発明のアニオン開始剤を用いると官能化
ポリマーが得られ、このポリマーは、一般式AYLi
[式中、Aは、一般式
【0025】
【化9】
【0026】(ここで、R1およびR2は本明細書の上で
考察した通りである)で表される環状アミン含有基であ
り、Yは、二価のポリマー基であり、そしてリチウム原
子Liは、Yの炭素原子に直接結合している]で表され
るポリマー分子を含有する。
【0027】本発明のアニオン開始剤を用いて製造した
官能化ポリマーはまた一般式AYLi[式中、Aは、一
般式
【0028】
【化10】
【0029】で表される環状アミン含有基であり、ここ
で、A、R2、R5およびYは本明細書の上で考察した通
りである]で表されるポリマー分子を含有する。
【0030】また、本発明の開始剤をポリマーの製造方
法で用いることも可能であり、この方法は、溶媒中で1
種またはそれ以上のアニオン重合性モノマー類の溶液を
調製しそして有効な条件下で該モノマー類を一般式
【0031】
【化11】
【0032】[式中、R1、R2およびLiは本明細書の
上で考察した通りである]で表される本発明に従う重合
開始剤の存在下で重合させることを含む。
【0033】本発明のアニオン開始剤を用いたポリマー
の製造方法は、溶媒中で1種またはそれ以上のアニオン
重合性モノマー類の溶液を調製しそして有効な条件下で
該モノマー類を一般式
【0034】
【化12】
【0035】[式中、R2、R5およびLiは本明細書の
上で考察した通りである]で表される本発明に従う重合
開始剤の存在下で重合させることを含む。
【0036】
【本発明を実施するための好適な態様】以下に示す記述
から明らかになるであろうように、本発明は、例えばジ
エンのポリマーおよびコポリマーのエラストマー類を製
造するためのアニオン重合開始剤として用いるに有用な
新規アミノアルキルリチウム化合物を提供する。本明細
書では、上記開始剤を用いて生じさせたポリマー類を基
とする特定の加硫性エラストマーコンパンドおよびそれ
らを用いた製品が有用な特性、例えば再現性のある比較
的狭い分子量範囲を有することを見い出した。更にま
た、上記ポリマー類は本開始剤由来の官能性を含有し、
この官能性は、例えばその結果として生じるポリマー類
におけるヒステリシス損特性を低下させるに有用であ
る。
【0037】本発明に従う好適なアミノアルキルリチウ
ム化合物は環状アミンを含有する。従って、この好適な
開始剤は一般式ALi[式中、この成分「A」は、本発
明のアミン化合物を開始剤として用いるとその結果とし
て生じるポリマーの開始部位、即ち頭部に組み込まれる
環状アミン官能性を表す]で表されるアミンである。
「A]は、好適には、一般式(I)
【0038】
【化13】
【0039】[式中、R1は、6から約20個の炭素原
子、より好適には6から12個の炭素原子を有する二価
のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ−アルキレンま
たは置換アルキレン部分であり、そしてR2は、約2か
ら約20個の炭素原子、より好適には3から12個の炭
素原子を有する線状、分枝または環状アルキレン部分で
ある]で表される環状アミン基である。このリチウム原
子Liは、Aの炭素原子に直接結合している。
【0040】R1の例には、ヘキサメチレン、ヘプタメ
チレン、ドデカメチレンおよびヘキサデカメチレン部分
などが含まれる。好適なR2基の例は約3から約6個の
炭素原子を有し、これにはプロピルおよびヘキシル部分
などが含まれる。それゆえ、本発明に従う好適な環状ア
ミノ化合物の例には、ヘキサメチレンイミノプロピルリ
チウム
【0041】
【化14】
【0042】ヘキサメチレンイミノヘキシルリチウム
【0043】
【化15】
【0044】およびドデカメチレンイミノプロピルリチ
ウム
【0045】
【化16】
【0046】などが含まれる。
【0047】「A」で表される環状アミン環構造の中の
炭素および窒素原子もまた置換されていてもよく、その
結果として、この態様のアミノアルキルリチウムは、一
般式
【0048】
【化17】
【0049】[式中、R3は、約1から約12個の炭素
原子を有する第三アミノまたはアルキル基、約6から約
20個の炭素原子を有するアリール、約7から約20個
の炭素原子を有するアラルキル、約2から約12個の炭
素原子を有するアルケニル、約5から約20個の炭素原
子を有するシクロアルキル、約5から約20個の炭素原
子を有するシクロアルケニル、約6から約20個の炭素
原子を有するビシクロアルキル、または約6から約20
個の炭素原子を有するビシクロアルケニルであり、ここ
で、nは約1から約10の整数である]で表される。R
3のO−、S−またはN−含有類似体(この類似体は本
環状アミノ化合物のアルキルリチウムに実質的に反応性
を示さない)もまた本発明の範囲内である。「類似体」
は、1個以上の炭素原子が1個以上のO、Sおよび/ま
たはN原子で置き換わっていてもよい化合物を意味す
る。このリチウム原子Liは、R2中の炭素原子に直接
結合している。
【0050】更に、R2は、本明細書の上に考察した如
き線状アルキレンであることに加えて分枝アルキレンま
たは環状アルキレンであってもよい。分枝アルキレン含
有(リチオ)アルキル部分の例には、2,2−ジメチル
プロパン−1,3−ジイル;2−メチルプロパン−1,
3−ジイル;2−メチルブタン−1,4−ジイルおよび
2,2−ジメチルオクタン−1,8−ジイルなどが含ま
れる。環状アルキレン(リチオ)アルキル部分の例に
は、シクロヘキサン−1,4−ジイル;シクロヘキサン
−1,3−ジイル;シクロドデカン−1,7−ジイル;
シクロオクタン−1,3−ジイルおよびシクロヘキサデ
カン−1,5−ジイルなどが含まれる。
【0051】本発明の別の態様に従い、「A」のシクロ
アルキルアミン部分はその中に環原子を少なくとも7個
有し、これにはアミン窒素が約2から約4個含まれる。
上記環状アミン化合物は、一般式R42Li{式中、R
2は上で定義した通りであり、そしてR4は、一般式
【0052】
【化18】
【0053】[式中、R5は、4から約20個の炭素原
子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ
−アルキレンおよび置換アルキレン、および一般式R6
N(式中、R6は、1から約12個の炭素原子を有する
アルキル、約5から約20個の炭素原子を有するシクロ
アルキル、約6から約20個の炭素原子を有するアリー
ル、7から約20個の炭素原子を有するアラルキル、お
よびそれらの混合物から成る群から選択される)で表さ
れる置換窒素から成る群から選択される]で表される環
状アミノ基であるが、但しここでR4がそれの環構造の
中に2から約4個の窒素原子を有しそして全体で6から
約24個の原子を有することを条件とする}で表され
る。従って、本発明に従う環状アミン開始剤は、下記の
一般式
【0054】
【化19】
【0055】[式中、R5、R2およびLiは本明細書の
上に記述した通りである]で表され得る。R5中の原子
は上に記述したのと同じ様式で置換されていてもよい、
即ち「A」は(R3nで置換されていてもよい。
【0056】従って、「A」は、本明細書の上に示した
式(I)に加えてまた、一般式(II)R42−[式
中、R4およびR2は本明細書の上に記述した通りであ
る]で表される環状アミン基であってもよい。
【0057】従って、本発明に従う環状アミン含有アル
キルリチウム化合物において、この環状アミン部分にお
ける環の大きさは、この環中に存在している窒素原子が
1個のみである場合7原子に等しいか或はそれ以上であ
り、或はこの環中に存在している窒素原子が2個または
それ以上である場合6原子に等しいか或はそれ以上であ
る。
【0058】上に示した如き構造R42Liで表される
アミン化合物の例は、ピペラジン類のモノ−Nアルキル
もしくはN−アリール誘導体;ホモピペラジン(1,4
−ジアザシクロヘプタン)類のモノN−アルキル誘導
体;1,4−もしくは1,5−ジアザシクロオクタン類
および環C置換1,4−もしくは1,5−ジアザシクロ
オクタン類のモノ−N−アルキル誘導体などである。環
C置換N−アルキルピペラジン類もまた本発明の範囲内
である。置換トリアザ環系もまたR4−に包含される。
【0059】本発明で使用する開始剤の生成では数限り
ない技術を用いることができる。本発明に従う環状アミ
ン化合物を製造する1つの好適な方法は、元素リチウム
金属、有機リチウム化合物およびそれらの混合物から選
択されるリチオ反応体と環状アミノアルキルのハロゲン
化物を反応させる方法である。このアミノアルキルのハ
ロゲン化物は一般式AX[式中、Aは、本明細書の上に
示した式IまたはIIで定義した通りであり、そしてX
は、臭素、塩素、ヨウ素など、好適には臭素または塩素
から選択されるハロゲンであり、ここでXは、式Iまた
はIIいずれかにおけるR2の炭素原子に直接結合して
いる]で表される。この環状アミノアルキルハロゲン化
物の製造は本技術分野で公知である。
【0060】ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼンなど
の如き適切な溶媒中で元素リチウム金属と反応させる
と、その結果として起こる還元反応により、リチウム化
した環状アミン化合物ALi[ここで、「A」は本明細
書の上で定義した通りであり、そしてリチウム原子Li
は、Aの炭素原子に直接結合している]が生じる。この
リチウム化した環状アミン化合物ALiを、この化合物
を安定にする働きをするがこの反応に影響を与えない1
個以上のリガンド分子(例えばTHFなど)と一緒にし
て、錯体形成させてもよい。
【0061】別法として、再び本明細書の上に記述した
溶媒の如き適切な溶媒中でまた一般式RLiで表される
有機リチウム反応体と該アミノ反応体AXを反応させて
もよい。RLiは、例えば1から約20個の炭素原子を
有するアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリー
ルおよびアラルキル、並びにジオレフィンおよびビニル
アリールモノマー類から得られる約25個以下の単位を
有する短鎖長の低分子量ポリマー類から成る群から選択
可能である。典型的なアルキルには、n−ブチル、s−
ブチル、t−ブチル、メチル、エチル、イソプロピルな
どが含まれる。シクロアルキルにはシクロヘキシル、メ
ンチルなどが含まれる。アルケニルにはアリル、ビニル
などが含まれる。アリールおよびアラルキル基にはフェ
ニル、ベンジル、オリゴ(スチリル)などが含まれる。
例となる短鎖長ポリマー類には、オリゴ(ブタジエニ
ル)類、オリゴ(イソプレニル)類、オリゴ(スチリ
ル)類などが含まれる。t−ブチルリチウムなどの如き
アルキルリチウム反応体が好適である。
【0062】この2つの成分を低温から周囲温度(−7
0℃から30℃)または約100℃以下、好適には50
℃未満、より好適には38℃未満の高温で約24時間以
内の時間反応させる。
【0063】1原子当量のAXに対して1原子当量のリ
チウム(有機リチウム反応体中の)を用いる場合に生じ
る反応副生成物は有機ハロゲン化物(即ちRX)であ
り、これは本発明の化合物の意図した使用にとって望ま
しくない可能性がある。従って、1原子当量のAX当た
り2原子当量またはそれ以上のリチウム(該有機リチウ
ム反応体由来の)を用いるのが好適であり得る。過剰量
のリチウムと反応させるとハロゲン化リチウムおよび他
の低分子量炭化水素副生成物(これらの方が本発明の開
始剤材料の意図した使用に対する許容度が高い可能性が
ある)が生じると考えられる。
【0064】上述したように、このようにして生じさせ
た化合物ALiまたはR42Liを開始剤として用い
て、如何なるアニオン重合エラストマー、例えばポリブ
タジエン、ポリイソプレンなど、およびそれらとモノビ
ニル芳香族、例えばスチレン、アルファメチルスチレン
などか或はトリエン類、例えばミルセンなどとのコポリ
マー類を製造することも可能である。従って、これらの
エラストマー類には、ジエンのホモポリマー類およびそ
れらとモノビニル芳香族ポリマー類とのコポリマー類が
含まれる。適切なモノマー類には、約4から約12個の
炭素原子を有する共役ジエン類および8から18個の炭
素原子を有するモノビニル芳香族モノマー類およびトリ
エン類が含まれる。本発明で有用な共役ジエンモノマー
類などの例には、1,3−ブタジエン、イソプレン、
1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブ
タジエンおよび1,3−ヘキサジエンが含まれ、そして
芳香族ビニルモノマー類にはスチレン、アルファメチル
スチレン、p−メチルスチレン、ビニルトルエンおよび
ビニルナフタレンが含まれる。この共役ジエンモノマー
と芳香族ビニルモノマーを通常95−50:5−50、
好適には95−65:5−35の重量比で用いる。
【0065】極性または非極性溶媒、例えばテトラヒド
ロフラン(THF)、炭化水素溶媒、例えば種々の環状
および非環状ヘキサン類、ヘプタン類、オクタン類、ペ
ンタン類、それらのアルキル化誘導体およびそれらの混
合物などの中で重合を行う。共重合におけるランダム化
を促進しそしてビニル含有量を調節する目的で、これら
の重合材料に極性調整剤を添加してもよい。この量は、
リチウム1当量当たり0から90当量もしくはそれ以上
の範囲である。この量は、所望のビニル量、用いるスチ
レンレベルおよび重合温度、並びに用いる特定の極性調
整剤(改質剤)の性質に依存する。適切な重合改質剤に
は、例えば所望のミクロ構造およびコモノマー単位のラ
ンダム化を与えるエーテル類またはアミン類などが含ま
れる。本発明で製造するポリマー(「ベースポリマ
ー」)の分子量は、最適には、プロトンでクエンチした
サンプルが約1から約150のゴムムーニー(ML/4
/100)を示すような分子量である。しかしながらま
た、本開始剤を用いて、有用な低分子量化合物を製造す
ることも可能である。これらは典型的に数百から数万質
量単位の範囲の分子量を有する流体であると見なすこと
ができる。
【0066】極性調整剤として有用な他の化合物は有機
化合物であり、それらには、テトラヒドロフラン(TH
F)、線状および環状のオリゴマー状オキソラニルアル
カン類、例えば2,2’−ビス(2’−テトラヒドロフ
リル)プロパン、ジ−ピペリジルエタン、ジピペリジル
メタン、ヘキサメチルホスホルアミド、N−N’−ジメ
チルピペラジン、ジアザビシクロオクタン、ジメチルエ
ーテル、ジエチルエーテル、ジブチルアミンなどが含ま
れる。これらの線状および環状のオリゴマー状オキソラ
ニルアルカン改質剤は、登録の譲受人が所有する米国特
許第4,429,091号(上記改質剤に関するこれの
主題事項は引用することによって本明細書に組み入れら
れる)の中に記述されている。極性調整剤として有用な
化合物には、酸素または窒素ヘテロ原子および結合して
いない電子対を有する化合物が含まれる。他の例には、
モノおよびオリゴアルキレングリコール類のジアルキル
エーテル類;「クラウン」エーテル類;第三級アミン
類、例えばテトラメチルエチレンジアミン(TMED
A)、線状のTHFオリゴマー類などが含まれる。
【0067】モノマー(類)と通常のアルカン溶媒のブ
レンド物を適切な反応容器に仕込んだ後、該極性調整剤
(用いる場合)および上に記述した開始剤化合物を添加
することで、バッチ重合を開始させる。これらの反応体
を約20から約200℃の温度に加熱し、そしてこの重
合を約0.1から約24時間進行させる。この開始剤化
合物から官能アミン基が派生して、開始部位の所で結合
する。従って、その結果として生じるポリマー分子は、
実質的に全部、下記の一般式 AYLi [式中、Aは上述した通りであり、そしてYは、上述し
たジエンホモポリマー類、モノビニル芳香族ポリマー
類、ジエン/モノビニル芳香族ランダムコポリマー類お
よびブロックコポリマー類のいずれかから誘導される二
価のポリマー基である]で表され得る。この重合を継続
すると、このリチウム末端にモノマーが付加することで
ポリマーの分子量が高くなる。
【0068】この重合を停止し、従ってポリマーの分子
量を更に調節する目的で、停止剤、カップリング剤また
は連結剤などを用いることができ、本明細書では、これ
らの薬剤の全部を集合的に「停止剤」と呼ぶ。特定の上
記薬剤は、その結果として生じるポリマーに多官能性を
与え得る。即ち、本発明に従って開始させたポリマー類
は、本明細書の上で考察した如き少なくとも1種のアミ
ン官能基Aを持ち得ると共にまた停止剤、カップリング
剤および連結剤から成る群から選択されそして誘導され
る2番目の官能基を持ち得る。
【0069】有用な停止剤には、活性水素化合物、例え
ば水またはアルコール;二酸化炭素;N,N,N’,
N’−テトラアルキルジアミノ−ベンゾフェノン(例え
ばテトラメチルジアミノベンゾフェノンなど);N,N
−ジアルキルアミノ−ベンズアルデヒド(例えばジメチ
ルアミノベンズアルデヒドなど);1,3−ジアルキル
−2−イミダゾリジノン類(例えば1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノンなど);1−アルキル置換ピロリ
ジノン類;1−アリール置換ピロリジノン類;約5から
約20個の炭素原子を有するジアルキル−およびジシク
ロアルキル−カルボジイミド類;(R7aZXb
【0070】
【化20】
【0071】[ここで、Zは、錫またはケイ素である]
が含まれる。Zが錫であるのが好適である。
【0072】R7は、約1から約20個の炭素原子を有
するアルキル、約3から約20個の炭素原子を有するシ
クロアルキル、約6から約20個の炭素原子を有するア
リール、または約7から約20個の炭素原子を有するア
ラルキルである。例えば、R7には、メチル、エチル、
n−ブチル、ネオフィル(neophyl)、フェニ
ル、シクロヘキシルなどが含まれ得る。
【0073】Xは、塩素または臭素であり、「a」は0
から3であり、そして「b」は約1から4であり、ここ
で、a+b=4である。
【0074】各R8は、同一もしくは異なり、約1から
約12個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル
またはアリールである。例えば、R8には、メチル、エ
チル、ノニル、t−ブチル、フェニルなどが含まれ得
る。
【0075】R9は、約1から約20個の炭素原子を有
するアルキル、フェニル、アルキルフェニルまたはジア
ルキルアミノフェニルである。例えば、R9には、t−
ブチル、2−メチル−4−ペンテン−2−イル、フェニ
ル、p−トリル、p−ブチルフェニル、p−ドデシルフ
ェニル、p−ジエチル−アミノフェニル、p−(ピロリ
ジノ)フェニルなどが含まれ得る。
【0076】各R10は、同一もしくは異なり、約1から
約12個の炭素原子を有するアルキルまたはシクロアル
キルである。これらのR10基の2つが一緒になって環状
基を形成していてもよい。例えば、R10には、メチル、
エチル、オクチル、テトラメチレン、ペンタメチレン、
シクロヘキシルなどが含まれ得る。
【0077】R11には、約1から約20個の炭素原子を
有するアルキル、フェニル、アルキルフェニルまたはジ
アルキルアミノフェニルが含まれ得る。例えば、R11
は、メチル、ブチル、フェニル、p−ブチルフェニル、
p−ノニルフェニル、p−ジメチルアミノフェニル、p
−ジエチルアミノフェニル、p−(ピペリジノ)フェニ
ルなどが含まれ得る。
【0078】有用な停止剤の他の例には、四塩化錫、
(R113SnCl、(R112SnCl2、R11SnC
3、カルボジイミド類、N−メチルピロリジン、環状
アミド類、環状尿素類、イソシアネート類、シッフ塩
基、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
など[ここで、R11は、1から約12個の炭素原子を有
するアルキル、シクロアルキルまたはアラルキルであ
る]、並びに他のヘテロ原子、例えば酸素、窒素、硫
黄、燐、錫、障害とならないハロゲンなどを有していて
もよい、ヒステリシスの低下をもたらす他の反応性停止
化合物が含まれる。適切な停止剤にはまた、異性体ビニ
ルピリジン類、ジアルキルアミノベンズアルデヒド類、
(ビス)ジアルキルアミノベンゾフェノン類(ミヒラー
ケトン類)、ジメチルイミダゾリジノンなどが含まれ
る。また、このリビングポリマーを種々の公知カップリ
ング剤いずれか、例えば四塩化ケイ素などで連成させ
て、対称的な「ジキャップト(dicapped)」ポ
リマー類を製造することも可能である。リチウム炭化水
素アミド類で開始させたポリマー類を、例えばRaSn
b[ここで、R、Y、aおよびbは本明細書の上に記
述した通りである]、SnCl4またはC49SnCl3
などとの反応を通して末端連結させることで、錫による
末端連結が実質的に10パーセント以上である生成物を
生じさせると、低いヒステリシス特性を示す特に望まし
いエラストマー組成物が製造される。
【0079】該停止剤を反応容器に加えた後、この容器
を約1から約1000分間撹拌する。その結果として、
カーボンブラックの如きコンパンド化用材料に更により
大きな親和性を示すことから更にずっと低下したヒステ
リシスを示すエラストマーが得られる。停止剤の追加的
例には、米国特許第4,616,069号(これの停止
剤に関する開示は引用することによって本明細書に組み
入れられる)の中に見いだされるものが含まれる。
【0080】通常の技術を用いて該ポリマーをその溶媒
から分離することができる。これらには、蒸気またはア
ルコール凝固、熱脱溶媒または他の適切な方法いずれも
が含まれる。追加的に、ドラム乾燥、押出し乾燥、真空
乾燥などで、この得られるポリマーから溶媒を除去して
もよい。
【0081】本発明のアニオン開始剤を用いて製造した
エラストマー類は、その生じるポリマーの頭部と好適に
はまた尾部の両方に官能基を有するポリマー分子を多数
含有する。上記エラストマー類をコンパンド化すると、
低下したヒステリシスを示す製品(これは、反発弾性が
向上し、転がり抵抗が低下し、そして機械応力を受けた
ときの熱蓄積が低い製品を意味する)が生じる。
【0082】本発明のアニオン開始剤を用いて製造した
ポリマー類を単独か或は他のエラストマー類と組み合わ
せて使用して、タイヤのトレッドストック、サイドウォ
ールストックまたは他のタイヤ構成要素ストックコンパ
ンドなどの如き製品を製造することができる。上記スト
ックは、タイヤの構成要素、例えばトレッド、サブトレ
ッド、ブラックサイドウォール、ボディープライスキ
ム、ビードフィラーなどを生じさせるに有用である。加
硫性エラストマーまたはゴム組成物から上記構成要素を
少なくとも1つ製造する。これらを例えば天然ゴム、合
成ゴムおよびそれらのブレンド物を含む通常に用いられ
る如何なるトレッドストックゴムとブレンドしてもよ
い。上記ゴム類は本分野の技術者によく知られており、
そしてこれらには合成ポリイソプレンゴム、スチレン/
ブタジエンゴム(SBR)、ポリブタジエン、ブチルゴ
ム、ポリ(クロロプレン)、エチレン/プロピレンゴ
ム、エチレン/プロピレン/ジエンゴム(EPDM)、
アクリロニトリル/ブタジエンゴム(NBR)、シリコ
ンゴム、フルオロエラストマー類、エチレンアクリル系
ゴム、エチレン酢酸ビニルコポリマー(EVA)、エピ
クロロヒドリンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、クロロ
スルホン化ポリエチレンゴム、水添ニトリルゴム、テト
ラフルオロエチレン/プロピレンゴムなどが含まれる。
本発明のポリマー類を通常のゴムとブレンドする場合、
この量は幅広く変化させることが可能であり、例えば1
0から99重量%である。
【0083】このポリマー類をゴム100部当たり約2
0から約100重量部(phr)の範囲の量のカーボン
ブラックと一緒にコンパンド化してもよく、約40から
約70phrが好適である。これらのカーボンブラック
には、通常に入手可能な商業製造カーボンブラックいず
れもが含まれ得るが、少なくとも20m2/g、より好
適には少なくとも35m2/gから200m2/gまたは
それ以上の表面積(EMSA)を有するものが好適であ
る。本出願で用いる表面積値は、臭化セチルトリメチル
−アンモニウム(CTAB)技術を用いたASTM試験
D−1765で測定した値である。有用なカーボンブラ
ックの中には、ファーネスブラック、チャネルブラック
およびランプブラックがある。より具体的には、これら
のカーボンブラックの例には、超摩耗ファーネス(SA
F)ブラック、高摩耗ファーネス(HAF)ブラック、
高速押出しファーネス(FEF)ブラック、微細ファー
ネス(FF)ブラック、中超摩耗ファーネス(ISA
F)ブラック、半補強用ファーネス(SRF)ブラッ
ク、中加工用チャネルブラック、硬質加工用チャネルブ
ラックおよび導電性チャネルブラックが含まれる。使用
可能な他のカーボンブラックにはアセチレンブラックが
含まれる。本発明のカーボンブラック製品の製造では、
上記ブラックの2種以上から成る混合物を用いることが
できる。利用できるカーボンブラックの表面積に関する
典型的な値を下記の表Iに要約する。
【0084】 表I カーボンブラック ASTM表示 表面積(m2/g)(D-1765-82a) (D-3765) N−110 126 N−220 111 N−339 95 N−330 83 N−550 42 N−660 35 このゴムコンパウンド製造で用いるカーボンブラック
は、ペレット化した形態か、或はペレット化していない
凝集塊であってもよい。好適には、混合をより均一に行
う目的で、ペレット化していないカーボンブラックが好
ましい。約0.5から約4phrの公知加硫剤を用いた
通常の様式でこの補強ゴムコンパンドの硬化を行うこと
ができる。例えば、硫黄またはパーオキサイドを基とし
た硬化系を用いることができる。適切な加硫剤の一般的
開示に関しては、Kirk−Othmer著「化学技術
の百科事典」(Encyclopedia of Ch
emical Technology)、第3版、 Wi
ley Interscience、N.Y.198
2、20巻、365−468頁、特に390−402頁
の「加硫剤および補助材料」を参照することができる。
加硫剤は単独か或は組み合わせて使用可能である。
【0085】上記エラストマーから製造する加硫性エラ
ストマー組成物は、本発明のポリマー類をカーボンブラ
ックおよび他の通常のゴム添加剤、例えば充填材、可塑
剤、抗酸化剤、硬化剤などと一緒に標準的なゴム混合装
置と手順を用いそして通常量で上記添加剤を使用してコ
ンパンド化もしくは混合することで製造可能である。
【0086】
【一般実験】本発明に従う開始剤の製造および特性を示
しそしてそれらをアニオン重合で用いることを示す目的
で、上記環状アミノリチウム化合物を数多く製造した。
次に、上記化合物を開始剤として用いて数多くのエラス
トマー類を製造した。
【0087】本明細書の上で考察した如き種々の炭化水
素溶媒を用いた多様な条件下で本発明のアミノアルキル
リチウム試薬を製造することができる。このアミノアル
キルリチウム試薬の溶解性を改良するに必要とされる如
き極性もしくは非極性溶媒を用いた重合でこの試薬を用
いることができるが、但しこの溶媒がアニオン重合、溶
媒回収およびポリマー乾燥処置に適合し得ることを条件
とする。
【0088】ヒステリシスが低下したポリマー類を実質
的に炭化水素の溶媒、例えばヘキサンまたはシクロヘキ
サンなどの中で製造する本発明の1つの好適な態様にお
いて、この開始剤は、上でも考察した如き少なくとも2
つの例となるルート;即ち1)1当量の例えば1−(N
−ヘキサメチレンイミノ)−3−クロロプロパンと約2
原子当量のリチウム金属から成る混合物を反応させるこ
とでか或は2)例えばヘキサメチレンイミノプロピルリ
チウムの「ワンポット(one−pot)」生成[ここ
では、1−ブロモ−3−クロロプロパンをN−リチオヘ
キサメチレンイミンで処理した後、その生成物である1
−(N−ヘキサメチレンイミノ)−3−クロロプロパン
をインサイチューで2当量のt−ブチルリチウムで処理
する]で生じさせることができるヘキサメチレンイミノ
プロピルリチウムである。好適には、ヘキサン類、シク
ロヘキサン、ベンゼンまたはそれらの混合物中で反応を
実施する。
【0089】本発明のアミノアルキルリチウム試薬を溶
媒または溶媒混合物中で生じさせた後、重合反応で用い
る別の溶媒または溶媒混合物に移してもよい。
【0090】主要な(共)重合仕込みを行う前に任意に
本発明の開始剤を約1から500当量のモノマー、例え
ばブタジエンまたはイソプレンなどで処理してもよい
が、これは必ずしも必要でない。本発明に従うポリマー
類は比較的狭い分子量範囲分布で製造可能であり、ここ
で得られる実質的な部分はさらなる官能化またはカップ
リングを行うに適合し得るリビングC−Li鎖末端を有
する。
【0091】開始剤の生成、重合およびカップリングお
よび/または停止を1つの反応容器内で実施するか、或
は第二もしくは第三反応容器または元の反応槽からの輸
送ラインを用いることも可能であり、ここでは、予め生
じさせた開始剤をモノマー混合物に導入するか或はそれ
の逆を行うことによってこれを実施することができる。
空気および/またはプロトンまたは他の反応性汚染物、
例えば水分などが入らないような重合および後処理条件
を用いるべきであり、そして生きている末端が安定化さ
れていない場合、過剰な温度で長期の加熱または貯蔵を
行うのは避けるべきである。この重合および停止では低
温から高温(約−70℃から約200℃)が有用であ
る。約15℃から125℃の重合および後処理温度が好
適である。重合時間は、温度、溶媒および何らかのドナ
ー溶媒の存在、モノマー構造、および望まれる分子量に
応じて、数分から数日で変化し得る。
【0092】この停止させたゴムまたは流体の単離を行
うに適切な何らかの方法、例えば水、蒸気、酸またはア
ルコールなど(これらは脱溶媒段階中に導入可能であ
る)を用いたクエンチング、ドラム乾燥による脱溶媒、
アルコール、水または蒸気中の凝固、押出し乾燥、真空
乾燥、スプレー乾燥またはこれらいずれかの組み合わせ
などを用いることができる。ドラム乾燥による脱溶媒、
アルコール中の凝固、蒸気もしくは熱水を用いた脱溶
媒、押出し乾燥、真空乾燥、スプレー乾燥またはこれら
の組み合わせが好適である。通常、この段階中か或はそ
の前のポリマーまたはポリマーセメント状物に抗酸化剤
および/または抗オゾン化合物を添加する。本発明の実
験実施例では概してアルコール凝固に続いてドラム乾燥
または真空乾燥を行うことを利用した。
【0093】乾燥後のエラストマーを、カーボンブラッ
クを充填した試験ストック(低オイル試験法、表IIを
参照)の状態でコンパンド化し、その物性を、改質を受
けさせなかった関連ベースポリマーが示す物性との比較
において測定した。実際問題として、幅広く多様なコン
パンド化方法を用いて本発明による好ましい結果を得る
ことができるが、使用するカーボンブラックおよびオイ
ルの種類および量などに応じて、ヒステリシス特性は調
合物から調合物で変化し得る。他の特定充填材、例えば
シリカまたは水和させたシリカもまた有用であり得る。
更に、本発明の開始剤を用いて製造したポリマー類を2
0から100重量%の割合で用いてこれを80から0重
量%の量の他のポリマー類と組み合わせることで低下し
たヒステリシス損特性を示すエラストマー組成物を得る
ことも可能である。本発明の開始剤を用いて製造した低
分子量製品を低レベルで用いて他の流体および/または
粒子との混合物が示す特性に影響を与えることができ
る。
【0094】 表II ヒステリシスを評価するための低オイル試験配合 材料 混合順 ゴム100部当たりの部数 ポリマー 1 100 ナフテン系オイル 2 10 カーボンブラック、N−351 3 55 ZnO 4 3 抗酸化剤 5 1 ワックスブレンド 6 全マスターバッチ: 171 ステアリン酸 2 硫黄 1.5 促進剤 最終総量: 175.5 マスターバッチ:145−155℃、60RPM (5分後にドロップ、@155−175℃) 最終:77−95℃、40RPM 以下に示す製造は本発明を例示する。
【0095】
【実施例】実施例1 . ヘキサメチレンイミノプロピルリチウムの
「ワンポット」製造 ヘキサメチレンイミンの(ビス)テトラヒドロフランN
−リチオ塩をヘキサン中で調製した。この塩と1−クロ
ロ−3−ブロモプロパンを等モル量(5ミリモル+5ミ
リモル)で用いてこれらを約−25℃のヘキサン中で混
合した後、この混合物を渦巻き撹拌しながら45分かけ
て約0℃に温めた。この混合物を再び−25℃に冷却し
た後、ペンタン中のt−ブチルリチウムを10ミリモル
加えた。その結果として生じた混合物をゆっくりと温め
て室温にして穏やかに一晩撹拌した後用いた。0.28
Mの活性Liが存在していると見積もり、測定値は0.
24Mであり、全塩基は0.34Mであった。この混合
物を用いて、以下の実施例に記述する如くブタジエンと
スチレンの重合を開始させた。
【0096】実施例2. ヘキサメチレンイミノプロピ
ルリチウムを用いたスチレン/ブタジエン混合物の重合 本明細書の上に示した実施例1に従って調製した開始剤
溶液を用いて重合を行った。この重合で用いた材料およ
び条件を以下の表(表III)に挙げる。乾燥密封して
窒素パージしたボトルに上記開始剤の0.24M溶液を
入れ、これからVitonゴムキャップライナーを通し
て、見積もりレベルがモノマー100グラム当たり0.
75ミリ当量(「mequiv.」)の活性C−Liに
なるように、ヘキサンに入っているブタジエンとスチレ
ンの75重量%/25重量%ブレンド物に加えた後、
N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン
(「TMEDA」)を表IIIに示すTMEDA/Li
比になるように追加的量で加えた。
【0097】 表III スチレン/ブタジエンの重合 サンプルA サンプルB モノマーの量(g) 90.6 95.3 2.0MのTMEDA、mL(TMEDA/Li) 0.42(1:1) 0.43(1:1) 開始剤(mequiv) 0.82 0.86 開始剤(mL) 2.91 3.06 重合温度(℃) 80 80 重合時間(分) 40 40 この混合物を80℃で0.5から2.5時間(「h
r」)撹拌した結果、ポリマーへの変換率が約94−9
8パーセントになるまで進行した。実際問題として、使
用する反応容器、撹拌の種類などに差があるのと全く同
様に、反応時間および温度にもかなりの差がある。次
に、i−PrOH(イソプロピルアルコール)を1.5
mL注入することで、この処理したセメント状物をクエ
ンチし、抗酸化剤(ヘキサン中にジブチルパラクレゾー
ル(DBPC)が1.6重量%入っている混合物を3m
L)で処理し、i−PrOH中で凝固させ、室温で空気
乾燥させた後、ドラム乾燥を行う。適切な特徴づけ試験
を実施した。この生成物ポリマーの分析を表IV(実験
A)に挙げる。
【0098】実施例3. ヘキサメチレンイミノプロピ
ルリチウムを用いたスチレン/ブタジエン混合物の重合
およびSnCl4を用いた末端連結 重合を80℃で40分間行った後の重合混合物を、仕込
んだLi 1当量(「equiv.」)当たり0.8e
quiv.のSnCl4で処理する以外は、実施例2の
手順に従った。この混合物を50℃で30分間撹拌し
た。上と同じ様式で生成物を単離して乾燥させた。これ
は80℃の重合において約40パーセントのカップリン
グを示した。このポリマーの分析も表IV(実験B)に
挙げる。
【0099】 表IV コンパンド化したポリマーの分析 実験: サンプルA サンプルB 回収したポリマー(%) 94 95 tan δ、℃(DSC、開始点) -43.9 -44.2 ML/4/100、生 62.4 96.2 GPC(THF): Mn 202762 248129 Mw/Mn 1.25 1.94実施例4 . ヘキサメチレンイミノプロピルリチウムを
用いて製造したポリマー類のコンパンド化評価 生成物ポリマー(表IVの実験AおよびBで得られる)
を、表IIに示す試験方法に示すようにコンパンド化し
て試験し、そして165℃で20分間硬化させた。この
コンパンド化評価の結果を対照ポリマーとの比較で表V
に要約する。対照ポリマー(t−ブチルリチウムで開始
させて錫で連成させたスチレン/ブタジエンゴム(「S
BR」)もコンパンド化して試験した。実験Aの生成物
は、対照ポリマーに比較して改良されたヒステリシス損
特性を示し、そしてこれが示すカーボンブラックとの相
互作用は、対照ポリマーで実例として示した同じ分子量
を有する未改質エラストマーに比較して向上していた。
上記実験において、本開始剤は混合物の一部であること
から、このポリマー類の分子量は予期していたよりも高
かった。
【0100】 表IV ポリマーの分析 ポリマー ポリマー ポリマー サンプルia サンプルAb サンプルBc 特徴 Sn連成対照 HMI-Pr-Lie HMI-Pr-Li (BuLid開始剤) 80℃ 80℃/SnCl4 ML/4−生 74 62.4 96.2 ML/4−コンパンド 67.3 107.1 116.1 #1分散指数% 95.0 89.9 76.7 Dynastat 1 Hz tan δ、50℃ 0.0934 0.0895 0.0926a 対照SBRb 実施例2に従って製造した発明ポリマーc 実施例3に従って製造した発明ポリマーd ブチルリチウムe ヘキサメチレンイミンプロピルリチウム 本発明が例えばジエンポリマー類を製造するためのアニ
オン重合開始剤として用いるに有用な新規環状アミノア
ルキルリチウム化合物を提供することは上記実施例およ
び明細開示から明らかである。上記ポリマー類の再現性
のある重合を比較的狭い分子量範囲内で達成し、そして
この得られるポリマー類はまた、生きているC−Li末
端の良好な保存を示し、これにより、停止剤を用いたさ
らなるポリマー官能化を行うことが可能である。
【0101】本明細書で特に明記したものを除き本発明
を本明細書に開示した特定の開始剤反応体、モノマー
類、停止剤、極性調整剤または溶媒に制限しないと理解
されるべきである。同様に、本実施例は単にこの主題発
明の実施を説明する目的で示したものであり、本発明の
制限を構成するものでない。本分野の技術者は本明細書
の上で行った開示に従って他のモノマー類および工程条
件を容易に選択することができるであろう。
【0102】従って、本明細書に開示しそして記述した
本発明の範囲から逸脱しない限り本明細書に開示した如
何なる変数も容易に決定および調節可能であると考え
る。更に、本発明の範囲は添付請求の範囲の範囲内に入
る全ての修飾形および変形を包含する。
【0103】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0104】1. 環状のアミノ基を含有する有機リチ
ウム化合物であって、一般式
【0105】
【化21】
【0106】[式中、R1は、6から約20個の炭素原
子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ
−アルキレンまたは置換アルキレンであり、R2は、約
2から約20個の炭素原子を有する線状、分枝または環
状アルキレンであり、そしてリチウムLiは、R2の炭
素原子に直接結合している]を含む有機リチウム化合
物。
【0107】2.
【0108】
【化22】
【0109】から成る群から選択される式で表される第
1項記載の有機リチウム化合物。
【0110】3. R1が置換アルキレンである時、該
環状アミンが、一般式
【0111】
【化23】
【0112】[式中、R3は、約1から約12個の炭素
原子を有する第三アミノまたはアルキル、約2から約2
0個の炭素原子を有するアルケニル、約5から約20個
の炭素原子を有するシクロアルキル、約5から約20個
の炭素原子を有するシクロアルケニル、約6から約20
個の炭素原子を有するビシクロアルキル、約6から約2
0個の炭素原子を有するビシクロアルケニル、約6から
約20個の炭素原子を有するアリール、または約7から
約20個の炭素原子を有するアラルキル基であり、そし
てnは約1から約10の整数である]で表される第1項
記載の有機リチウム化合物。
【0113】4. 該環状アミンがR3のO−、S−ま
たはN−含有類似体を含有し、ここで、この類似体が該
環状アミノ化合物のアルキルリチウムに実質的に反応性
を示さない第3項記載の有機リチウム化合物。
【0114】5. 低下したヒステリシス損特性を示す
ジエンポリマーおよびコポリマーエラストマー類の重合
を行うためのアニオン重合開始剤であって、一般式
【0115】
【化24】
【0116】[式中、R1は、6から約20個の炭素原
子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ
−アルキレンまたは置換アルキレンであり、R2は、約
2から約20個の炭素原子を有する線状、分枝または環
状アルキレンであり、そしてリチウムLiは、R2の炭
素原子に直接結合している]で表される環状アミン化合
物を含むアニオン重合開始剤。
【0117】6. 環状のアミノ基を含有する有機リチ
ウム化合物の製造方法であって、一般式
【0118】
【化25】
【0119】[式中、R1は、6から約20個の炭素原
子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ
−アルキレンまたは置換アルキレンであり、R2は、約
2から約20個の炭素原子を有する線状、分枝または環
状アルキレンであり、そしてXは、R2の炭素原子に直
接結合している臭素または塩素である]で表される環状
アミノ有機ハロゲン化物を、元素リチウム金属およびR
Li[ここで、Rは、1から約20個の炭素原子を有す
るアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリールお
よびアラルキル、並びにジオレフィンおよびビニルアリ
ールモノマー類から得られる約25個以下の単位を有す
る短鎖長の低分子量ポリマー類から成る群から選択され
る]から成る群から選択されるリチウム反応体と、反応
させることを含む方法。
【0120】7. 上記環状アミノハロゲン化物を少な
くとも2原子当量の上記リチウム反応体と反応させる第
6項記載の方法。
【0121】8. 低下したヒステリシス損特性を示す
ジエンポリマーおよびコポリマーのエラストマー類をも
たらすモノマーの重合で使用するためのアニオン重合開
始剤を製造する方法であって、一般式
【0122】
【化26】
【0123】[式中、R1は、6から約20個の炭素原
子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ
−アルキレンまたは置換アルキレンであり、R2は、約
2から約20個の炭素原子を有する線状、分枝または環
状アルキレンであり、そしてXは、R2の炭素原子に直
接結合している臭素または塩素である]で表される環状
アミノ有機ハロゲン化物を、元素リチウム金属およびR
Li[ここで、Rは、1から約20個の炭素原子を有す
るアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリールお
よびアラルキル、並びにジオレフィンおよびビニルアリ
ールモノマー類から得られる約25個以下の単位を有す
る短鎖長の低分子量ポリマー類から成る群から選択され
る]から成る群から選択されるリチウム反応体と、反応
させることを含む方法。
【0124】9. 一般式R42Li{式中、R2は、
約2から約20個の炭素原子を有する線状、分枝または
環状アルキレンであり、リチウム原子Liは、R2の炭
素原子に直接結合しており、そしてR4は、一般式
【0125】
【化27】
【0126】[ここで、R5は、4から約20個の炭素
原子を有する二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミ
ノ−アルキレンおよび置換アルキレン、および一般式R
6N(式中、R6は、1から約12個の炭素原子を有する
アルキル、約5から約20個の炭素原子を有するシクロ
アルキル、約6から約20個の炭素原子を有するアリー
ル、7から約20個の炭素原子を有するアラルキル、お
よびそれらの混合物から成る群から選択される)で表さ
れる置換窒素から成る群から選択される]で表される環
状アミノ基であるが、但しここでR4がそれの環構造の
中に2から約4個の窒素原子を有しそして全体で6から
約24個の原子を有することを条件とする}で表される
環状アミン化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジエイムズ・イー・ホール アメリカ合衆国オハイオ州44260モガド ア・ポーテイジラインロード1929 (72)発明者 マーク・エル・ステイヤー・ジユニア アメリカ合衆国オハイオ州44260サフイー ルド・クラマードライブ1213 (72)発明者 ジヨン・アール・シユレフラー アメリカ合衆国オハイオ州44216クリント ン・レツドバードテラス6344

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のアミノ基を含有する有機リチウム
    化合物であって、 一般式 【化1】 [式中、R1は、6から約20個の炭素原子を有する二
    価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ−アルキレン
    または置換アルキレンであり、R2は、約2から約20
    個の炭素原子を有する線状、分枝または環状アルキレン
    であり、そしてリチウムLiは、R2の炭素原子に直接
    結合している]を含む有機リチウム化合物。
  2. 【請求項2】 低下したヒステリシス損特性を示すジエ
    ンポリマーおよびコポリマーエラストマー類の重合を行
    うためのアニオン重合開始剤であって、 一般式 【化2】 [式中、R1は、6から約20個の炭素原子を有する二
    価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ−アルキレン
    または置換アルキレンであり、R2は、約2から約20
    個の炭素原子を有する線状、分枝または環状アルキレン
    であり、そしてリチウムLiは、R2の炭素原子に直接
    結合している]で表される環状アミン化合物を含むアニ
    オン重合開始剤。
  3. 【請求項3】 環状のアミノ基を含有する有機リチウム
    化合物の製造方法であって、一般式 【化3】 [式中、R1は、6から約20個の炭素原子を有する二
    価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ−アルキレン
    または置換アルキレンであり、R2は、約2から約20
    個の炭素原子を有する線状、分枝または環状アルキレン
    であり、そしてXは、R2の炭素原子に直接結合してい
    る臭素または塩素である]で表される環状アミノ有機ハ
    ロゲン化物を、 元素リチウム金属およびRLi[ここで、Rは、1から
    約20個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキ
    ル、アルケニル、アリールおよびアラルキル、並びにジ
    オレフィンおよびビニルアリールモノマー類から得られ
    る約25個以下の単位を有する短鎖長の低分子量ポリマ
    ー類から成る群から選択される]から成る群から選択さ
    れるリチウム反応体と、反応させることを含む方法。
  4. 【請求項4】 低下したヒステリシス損特性を示すジエ
    ンポリマーおよびコポリマーのエラストマー類をもたら
    すモノマーの重合で使用するためのアニオン重合開始剤
    を製造する方法であって、一般式 【化4】 [式中、R1は、6から約20個の炭素原子を有する二
    価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ−アルキレン
    または置換アルキレンであり、R2は、約2から約20
    個の炭素原子を有する線状、分枝または環状アルキレン
    であり、そしてXは、R2の炭素原子に直接結合してい
    る臭素または塩素である]で表される環状アミノ有機ハ
    ロゲン化物を、 元素リチウム金属およびRLi[ここで、Rは、1から
    約20個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキ
    ル、アルケニル、アリールおよびアラルキル、並びにジ
    オレフィンおよびビニルアリールモノマー類から得られ
    る約25個以下の単位を有する短鎖長の低分子量ポリマ
    ー類から成る群から選択される]から成る群から選択さ
    れるリチウム反応体と、反応させることを含む方法。
  5. 【請求項5】 一般式R42Li{式中、R2は、約2
    から約20個の炭素原子を有する線状、分枝または環状
    アルキレンであり、リチウム原子Liは、R2の炭素原
    子に直接結合しており、そしてR4は、一般式 【化5】 [ここで、R5は、4から約20個の炭素原子を有する
    二価のアルキレン、オキシ−もしくはアミノ−アルキレ
    ンおよび置換アルキレン、および一般式R6N(式中、
    6は、1から約12個の炭素原子を有するアルキル、
    約5から約20個の炭素原子を有するシクロアルキル、
    約6から約20個の炭素原子を有するアリール、7から
    約20個の炭素原子を有するアラルキル、およびそれら
    の混合物から成る群から選択される)で表される置換窒
    素から成る群から選択される]で表される環状アミノ基
    であるが、但しここでR4がそれの環構造の中に2から
    約4個の窒素原子を有しそして全体で6から約24個の
    原子を有することを条件とする}で表される環状アミン
    化合物。
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