JPH08245586A - 置換1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール類の製造法 - Google Patents

置換1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール類の製造法

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JPH08245586A
JPH08245586A JP8070884A JP7088496A JPH08245586A JP H08245586 A JPH08245586 A JP H08245586A JP 8070884 A JP8070884 A JP 8070884A JP 7088496 A JP7088496 A JP 7088496A JP H08245586 A JPH08245586 A JP H08245586A
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JP
Japan
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substituted
alkyl
hydrogen
catalyst
formula
Prior art date
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JP8070884A
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Inventor
Heinz Landscheidt
ハインツ・ラントシヤイト
Alexander Klausener
アレクサンダー・クラウゼナー
Eberhard Zirngiebl
エベルハルト・ツイルンギーブル
Joerg-Dietrich Jentsch
イエルク−デイートリヒ・イエンチユ
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/80[b, c]- or [b, d]-condensed
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D209/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings, condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D209/56Ring systems containing three or more rings
    • C07D209/80[b, c]- or [b, d]-condensed
    • C07D209/82Carbazoles; Hydrogenated carbazoles
    • C07D209/88Carbazoles; Hydrogenated carbazoles with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to carbon atoms of the ring system

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に得られる材料を用いて置換1,2,
3,4−テトラヒドロカルバゾール類を製造するための
簡単な方法を提供すること。 【解決手段】 式 【化1】 [式中、R1、R2、R3及びR4は互いに独立して水素、
1−C4−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、ハロ
ゲン、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C3−C8
−シクロアルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、N
(C1−C4−アルキル)2−、NH−C1−C4−アシ
ル、COOH、−COOC1−C4−アルキル又は−CH
2−Qを示し、ここでQはヒドロキシル、C1−C4−ア
ルコキシ又はNH−C1−C4−アシルを示し、R1〜R4
の少なくとも1つは水素以外である]の置換1,2,
3,4−テトラヒドロカルバソール類は、式 【化2】 の置換フェノールを接触水素化し、水素化溶液を式 【化3】 のフェニルヒドラジンと反応させてヒドラゾンを得、そ
のヒドラゾンを酸性条件下で環化することにより製造す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は置換フェノール類の不均一接触選
択的核水素化、及びかくして得られる置換シクロヘキサ
ノン類の、場合により置換されていることができるフェ
ニルヒドラジン類との続く反応による置換1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾール類の製造法に関する。
【0002】置換1,2,3,4−テトラヒドロカルバ
ゾール類は製薬学的活性化合物の製造のための中間体と
して重要である。かくしてこの種の化合物の薬剤として
の利用がUS 4,988,820及びDE 3,63
1,824に記載されている。
【0003】置換1,2,3,4−テトラヒドロカルバ
ゾール類は一般に置換シクロヘキサノン類とフェニルヒ
ドラジンとの反応、及び中間的に得られる置換フェニル
ヒドラゾン類の、酸の存在下における続く環化により製
造することができる。この方法はFischerインド
ール合成の特定の実施態様である。例えばUS 3,9
59,309は、3−アセトアミド−1,2,3,4−
テトラヒドロカルバゾールを与える4−アセトアミド−
シクロヘキサノン及びフェニルヒドラジンの反応を記載
している。
【0004】必要な置換シクロヘキサノン類が一般に簡
単な方法で得られず、複雑な酸化法により得なければな
らないことはやっかいである。続く反応段階における収
率の低下を受けなくても良いように、及び上記の置換シ
クロヘキサノン類の製造に用いられる酸化剤、一般に重
金属化合物による製薬学的活性目的化合物の考えられる
汚染を避けるために、かくして得られるシクロヘキサノ
ン類は複雑な精製法に供さなければならず、それにより
所望の置換1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
類の合成はかなり、より高価なものとなる。
【0005】従って目的は、容易に得られる、及び可能
ならすでに工業的に利用できる原料から出発する、置換
1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール類の製造の
ための簡単な方法の発見である。
【0006】本発明は式
【0007】
【化4】
【0008】[式中、R1、R2、R3及びR4は互いに独
立して水素、C1−C4−アルキル、C3−C8−シクロア
ルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキ
シ、C3−C8−シクロアルコキシ、C1−C4−アルキル
アミノ、N(C1−C4−アルキル)2−、NH−C1−C
4−アシル、COOH、−COOC1−C4−アルキル又
は−CH2−Qを示し、ここでQはヒドロキシル、C1
4−アルコキシ又はNH−C1−C4−アシルを示し、
1〜R4の少なくとも1つは水素以外である]の置換フ
ェノールを、場合により担体に適用されていてもよい元
素の周期表(Mendeleev)の第VIIIB族の
金属の系列からの触媒の存在下に、及び適宜、アルカリ
性−反応性アルカリ(土類)金属類又はアンモニウム塩
類の系列から選ばれる1種又はそれ以上の別の添加物の
存在下に、溶媒としての1種又はそれ以上のエーテル類
中において接触水素化し、得られる水素化溶液を触媒の
除去後に、適宜水を添加した後、式
【0009】
【化5】
【0010】[式中、R5、R6、R7及びR8は互いに独
立して水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン又はC1
4−アルコキシを示す]のフェニルヒドラジンと反応
させ、この方法で得られる置換フェニルヒドラゾンを中
間体として、好ましくは中間体の単離の後に、酸性条件
下で分子内環化させることを特徴とする式
【0011】
【化6】
【0012】[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6
7及びR8は上記の意味を有する]の置換1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾール類の製造法に関する。
【0013】ハロゲンは例えばフッ素、塩素、臭素、好
ましくは塩素である。
【0014】C1−C4−アルキルは例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、s
ec−ブチル又はtert−ブチル、好ましくはメチル
又はエチル、特に好ましくはメチルである。
【0015】C1−C4−アルコキシは例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イ
ソブトキシ、sec−ブトキシ又はtert−ブトキ
シ、好ましくはメトキシ又はエトキシ、特に好ましくは
メトキシである。
【0016】C3−C8−シクロアルキルは例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロヘプチル、シクロオクチル、合計炭素数が
最高8の該種類のモノメチル−、ジメチル−、トリメチ
ル−又はテトラメチル−置換シクロアルキル、あるいは
対応するエチル−置換シクロアルキル、好ましくはシク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はそれ
らのメチル−もしくはエチル−置換誘導体である。
【0017】C3−C8−シクロアルコキシは、アルキル
からアルコキシへの誘導と類似の方法でシクロアルキル
から誘導される。
【0018】C1−C4−アシルは例えばホルミル、アセ
チル、プロピオニル、n−ブチリル又はi−ブチリル、
好ましくはアセチルである。
【0019】式
【0020】
【化7】
【0021】[式中、R11及びR12は互いに独立して水
素、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、塩素
又はヒドロキシであり、R13はヒドロキシ、C1−C4
アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキル
アミノ、N(C1−C4−アルキル)2、NH−C1−C4
−アシル又は−COO−C1−C4−アルキルを示す]の
フェノールを用いるのが好ましい。
【0022】式
【0023】
【化8】
【0024】[式中、R23はヒドロキシル、メトキシ、
エトキシ、メチルアミノ、ジメチルアミノ又はアセトア
ミドである]のフェノールを用いるのが特に好ましい。
【0025】さらに好ましい形態の場合、式
【0026】
【化9】
【0027】[式中、R15及びR16は互いに独立して水
素、メチル、メトキシ又は塩素を示す]のフェニルヒド
ラジンが用いられる。
【0028】非置換フェニルヒドラジンが用いられるの
が特に好ましい。
【0029】本発明の方法を行うために置換フェノール
(II)は、場合により加温下で、エーテル類、好まし
くはジエチレングリコールジメチルエーテル、エチレン
グリコールジメチルエーテル、ジオキサン又はテトラヒ
ドロフランから成る群からの溶媒中に2:1〜1:10
(フェノール/溶媒)の重量比で溶解又は懸濁され、元
素の周期表(Mendeleev)の第VIIIB族の
金属から成る群からの、場合により中でも活性炭、Al
23、SiO2などの固体担体材料に適用されていても
よい、10,000:1〜10:1(フェノール/触
媒)の重量比における触媒で、及び場合により20,0
00:1〜20:1(フェノール/添加物)の比率にお
けるアルカリ性−反応性アルカリ(土類)金属又はアン
モニウム塩で処理される。
【0030】周期表の第VIIIB族の金属は例えばパ
ラジウム、ルテニウム、ロジウム、白金又はニッケル、
好ましくはパラジウムである。担体上の、特に活性炭上
のパラジウムを用いるのが好ましい。
【0031】添加物として用いることができるアルカリ
性−反応性塩類は例えばLi、Na、K、Rb、Cs、
Mg、Ca、Sr、Ba、NH4 +又は置換NH4 +の水酸
化物類、水素化物類、炭酸塩類、水素炭酸塩類、亜硫酸
塩類、硫化物類、リン酸塩類、水素リン酸塩類、ボロハ
イドライド類、硼酸塩類及びC1−C6−カルボキシレー
ト類、好ましくはNa、K、Ca、Mgの炭酸塩類、水
素炭酸塩類、硼酸塩類、蟻酸塩類及び酢酸塩類、例えば
炭酸ナトリウム及びボラックスである。
【0032】本発明の不均一接触水素化は20℃〜25
0℃、好ましくは60〜230℃、特に好ましくは10
0〜210℃の温度において、及び1バール〜200バ
ール、好ましくは2〜150バール、特に好ましくは3
〜100バールの水素圧において撹拌しながら行われ
る。水素化において、最適選択性を達成するために、吸
収される水素の量を便宜的に示し、フェノールの1モル
当たり1.5〜2.5モルの水素というあらかじめ算出
される水素の量に達したら水素化を停止することができ
るようにする。これは撹拌速度を下げ、温度を下げる、
及び/又は水素の添加を停止することにより行うことが
できる。
【0033】本発明の水素化の完了後、触媒を従来の方
法を用いて、例えば濾過により分離する。
【0034】本発明の方法のその先の経路において、用
いられるフェノールの1モル当たり50〜2000m
l、好ましくは100〜1000mlの水が適宜加えら
れた反応混合物を、用いられるフェノールの1モル当た
り0.5〜1.5モルの一般式(III)の、場合によ
り置換されていることができるフェニルヒドラジンで処
理し、この方法において生成され、事実上完全に沈澱す
る置換フェニルヒドラゾンを約1〜48時間の反応時間
の後に濾過する。
【0035】該中間的に生成する置換フェニルヒドラゾ
ンを酸の存在下で、好ましくは場合により水で希釈され
ていてもよい酸の存在下で加熱することにより、所望の
一般式(I)の置換1,2,3,4−テトラヒドロカル
バゾールが得られ、それは反応混合物の冷却後に沈澱
し、例えば濾過により純粋な形態で単離することができ
る。
【0036】本発明の方法を行うために用いられる酸類
は無機酸類、例えばHCl、H2SO4又はH3PO4、あ
るいは炭素数が1〜6のアルカンカルボン酸類、好まし
くは炭素数が1〜3のアルカンカルボン酸類、特に好ま
しくは酢酸である。酸の量は用いられるフェノールの1
モル当たり0.5〜20モル、好ましくは1〜10当量
である。希釈水は酸の当量当たり1〜100mlであ
る。
【0037】
【実施例】実施例1 150gのヒドロキノン及び150mlのジエチレング
リコールジメチルエーテルの混合物を160℃及び10
バールの圧力において、3gの活性炭上のPd(5重量
%)の存在下で、0.5gのボラックスを添加して水素
化した。90lの水素の吸収の後、水素化を停止し、触
媒を濾過し、500mlの水の添加後に溶液を、撹拌し
ながら120gのフェニルヒドラジンで処理した。続い
て混合物を室温で24時間反応させ、ヒドラゾンを濾過
し、水で洗浄した。かくして得られたヒドラゾンをそれ
以上精製せずに、300mlの40%濃度酢酸水溶液と
共に2時間加熱還流した。室温に冷却後、混合物を10
℃においてさらに0.5時間放置し、沈澱した生成物を
吸引濾過した。この方法で160gの3−ヒドロキシ−
1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール(融点14
0℃)が得られた。
【0038】実施例2 150gの4−メトキシ−フェノール及び150mlの
ジエチレングリコールジメチルエーテルの混合物を16
0℃及び10バールの圧力において、3gの活性炭上の
Pd(5重量%)の存在下で、0.5gのボラックスを
添加して水素化した。90lの水素の吸収の後、水素化
を停止し、触媒を濾過し、500gの水の添加後に溶液
を、撹拌しながら110gのフェニルヒドラジンで処理
した。続いて混合物を室温で24時間反応させ、ヒドラ
ゾンを濾過し、水で洗浄した。かくして得られたヒドラ
ゾンをそれ以上精製せずに、300mlの40%濃度酢
酸水溶液と共に2時間加熱還流した。室温に冷却後、混
合物を10℃においてさらに0.5時間放置し、沈澱し
た生成物を吸引濾過した。この方法で160gの3−メ
トキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール
(融点105℃)が得られた。
【0039】実施例3 150gの4−アセトアミド−フェノール及び150m
lのジエチレングリコールジメチルエーテルの混合物を
160℃及び10バールの圧力において、3gの活性炭
上のPd(5重量%)の存在下で、0.5gのボラック
スを添加して水素化した。90lの水素の吸収の後、水
素化を停止し、触媒を濾過し、500mlの水の添加後
に溶液を、撹拌しながら120gのフェニルヒドラジン
で処理した。続いて混合物を室温で24時間反応させ、
ヒドラゾンを濾過し、水で洗浄した。かくして得られた
ヒドラゾンをそれ以上精製せずに、300mlの40%
濃度酢酸水溶液と共に2時間加熱還流した。室温に冷却
後、混合物を10℃においてさらに0.5時間放置し、
沈澱した生成物を吸引濾過した。この方法で150gの
3−アセトアミド−1,2,3,4−テトラヒドロカル
バゾール(融点170℃)が得られた。
【0040】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0041】1.式
【0042】
【化10】
【0043】[式中、R1、R2、R3及びR4は互いに独
立して水素、C1−C4−アルキル、C3−C8−シクロア
ルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキ
シ、C3−C8−シクロアルコキシ、C1−C4−アルキル
アミノ、N(C1−C4−アルキル)2−、NH−C1−C
4−アシル、COOH、−COOC1−C4−アルキル又
は−CH2−Qを示し、ここでQはヒドロキシル、C1
4−アルコキシ又はNH−C1−C4−アシルを示し、
1〜R4の少なくとも1つは水素以外である]の置換フ
ェノールを、場合により担体に適用されていてもよい元
素の周期表(Mendeleev)の第VIIIB族の
金属の系列からの触媒の存在下に、及び適宜、アルカリ
性−反応性アルカリ(土類)金属類又はアンモニウム塩
類の系列から選ばれる1種又はそれ以上の別の添加物の
存在下に、溶媒としての1種又はそれ以上のエーテル類
中において接触水素化し、得られる水素化溶液を、触媒
の除去後に、適宜水を添加した後、式
【0044】
【化11】
【0045】[式中、R5、R6、R7及びR8は互いに独
立して水素、C1−C4−アルキル、ハロゲン又はC1
4−アルコキシを示す]のフェニルヒドラジンと反応
させ、この方法で得られる置換フェニルヒドラゾンを中
間体として、好ましくは中間体の単離の後に、酸性条件
下で分子内環化させることを特徴とする式
【0046】
【化12】
【0047】[式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6
7及びR8は上記の意味を有する]の置換1,2,3,
4−テトラヒドロカルバゾール類の製造法。
【0048】2.水素化をジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、
1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン又はこれらの
複数の混合物中で行うことを特徴とする上記1項に記載
の方法。
【0049】3.用いられる置換フェノールがヒドロキ
ノン、4−メトキシ−フェノール又はp−アセチルアミ
ノ−フェノールであることを特徴とする上記1項に記載
の方法。
【0050】4.水素化を20℃〜250℃、好ましく
は60℃〜230℃、特に好ましくは100℃〜210
℃の温度範囲内で行うことを特徴とする上記1項に記載
の方法。
【0051】5.水素化を1バール〜200バール、好
ましくは2バール〜150バール、特に好ましくは3バ
ール〜100バールの圧力範囲内で行うことを特徴とす
る上記1項に記載の方法。
【0052】6.用いられる触媒が担体上の、好ましく
は炭素上のパラジウムであることを特徴とする上記1項
に記載の方法。
【0053】7.水素化のために用いられる添加物が炭
酸ナトリウム又はボラックスであることを特徴とする上
記1項に記載の方法。
【0054】8.非−置換フェニルヒドラジンを用いる
ことを特徴とする上記1項に記載の方法。
【0055】9.環化段階を行うために用いる酸が、炭
素数が1〜3のアルカンカルボン酸水溶液、好ましくは
水との混合物における酢酸であることを特徴とする上記
1項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エベルハルト・ツイルンギーブル ドイツ51061ケルン・ロゲンドルフシユト ラーセ65 (72)発明者 イエルク−デイートリヒ・イエンチユ ドイツ45468ミユルハイムアーデールー ル・ハクドルン20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、R1、R2、R3及びR4は互いに独立して水素、
    1−C4−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、ハロ
    ゲン、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C3−C8
    −シクロアルコキシ、C1−C4−アルキルアミノ、N
    (C1−C4−アルキル)2−、NH−C1−C4−アシ
    ル、COOH、−COOC1−C4−アルキル又は−CH
    2−Qを示し、ここでQはヒドロキシル、C1−C4−ア
    ルコキシ又はNH−C1−C4−アシルを示し、R1〜R4
    の少なくとも1つは水素以外である]の置換フェノール
    を、場合により担体に適用されていてもよい元素の周期
    表(Mendeleev)の第VIIIB族の金属の系
    列からの触媒の存在下に、及び適宜、アルカリ性−反応
    性アルカリ(土類)金属類又はアンモニウム塩類の系列
    から選ばれる1種又はそれ以上の別の添加物の存在下
    に、溶媒としての1種又はそれ以上のエーテル類中にお
    いて接触水素化し、得られる水素化溶液を、触媒の除去
    後に、適宜水を添加した後、式 【化2】 [式中、R5、R6、R7及びR8は互いに独立して水素、
    1−C4−アルキル、ハロゲン又はC1−C4−アルコキ
    シを示す]のフェニルヒドラジンと反応させ、この方法
    で得られる置換フェニルヒドラゾンを中間体として、好
    ましくは中間体の単離の後に、酸性条件下で分子内環化
    させることを特徴とする式 【化3】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8
    上記の意味を有する]の置換1,2,3,4−テトラヒ
    ドロカルバゾール類の製造法。
JP8070884A 1995-03-06 1996-03-04 置換1,2,3,4−テトラヒドロカルバゾール類の製造法 Pending JPH08245586A (ja)

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DE19507751.2 1995-03-06

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CA (1) CA2170828A1 (ja)
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