JPH1129540A - エステル誘導体の製造方法 - Google Patents
エステル誘導体の製造方法Info
- Publication number
- JPH1129540A JPH1129540A JP9195168A JP19516897A JPH1129540A JP H1129540 A JPH1129540 A JP H1129540A JP 9195168 A JP9195168 A JP 9195168A JP 19516897 A JP19516897 A JP 19516897A JP H1129540 A JPH1129540 A JP H1129540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- general formula
- represented
- formula
- acid
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 途中の中間生成物を単離せず、目的化合物を
最後に単離する方法でエステル誘導体を製造する方法を
提供する。 【解決手段】 芳香族炭化水素溶媒中、一般式(1)で
表される化合物を還元触媒の存在下、接触還元反応によ
りアミノ化し、5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−アミノ
アセトフェノンを得、次いで塩基性物質にてpH調整
後、接触還元にて脱ハロゲン化し、3−アミノ−2−ヒ
ドロキシアセトフェノンを得、これを安息香酸ハライド
誘導体と、脱酸剤の存在下反応させて一般式(6)で表
されるエステル誘導体を得る製造方法及び、上記化合物
を、シュウ酸ジエステル、アルコラートと反応させてブ
テン酸誘導体を得、これに酸を作用させ一般式(9)で
表されるエステル誘導体を得る製造方法。 (式中、Xはハロゲン原子を示す。) (式中、R1はフェニル基で置換されていてもよい炭素
数2〜5のアルキル基を示す) (式中R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
最後に単離する方法でエステル誘導体を製造する方法を
提供する。 【解決手段】 芳香族炭化水素溶媒中、一般式(1)で
表される化合物を還元触媒の存在下、接触還元反応によ
りアミノ化し、5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−アミノ
アセトフェノンを得、次いで塩基性物質にてpH調整
後、接触還元にて脱ハロゲン化し、3−アミノ−2−ヒ
ドロキシアセトフェノンを得、これを安息香酸ハライド
誘導体と、脱酸剤の存在下反応させて一般式(6)で表
されるエステル誘導体を得る製造方法及び、上記化合物
を、シュウ酸ジエステル、アルコラートと反応させてブ
テン酸誘導体を得、これに酸を作用させ一般式(9)で
表されるエステル誘導体を得る製造方法。 (式中、Xはハロゲン原子を示す。) (式中、R1はフェニル基で置換されていてもよい炭素
数2〜5のアルキル基を示す) (式中R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬、農薬等の中間
体として有用なエステル誘導体の改良された製造方法に
関する。
体として有用なエステル誘導体の改良された製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の上記一般式(6)で表されるエ
ステル誘導体は、例えば特開平7−33723号公報に
おいて、一般式(3)で表される3−アミノ−2−ヒド
ロキシアセトフェノンと、一般式(4)で表される安息
香酸ハライド誘導体を、ジアルキル置換ピリジン類の脱
酸剤の存在下反応させることにより得られることが記載
されている。しかしこの方法では、脱酸剤として特殊な
ジアルキル置換ピリジン類を使用する必要があった。ま
た使用される溶媒はヘキサン、トルエン、ベンゼン、エ
ーテル、ケトン等であった。特開平7−330701号
公報においても、同様一般式(3)で表される3−アミ
ノ−2−ヒドロキシアセトフェノンと、一般式(4)で
表される安息香酸ハライド誘導体を、反応させることに
より上記一般式(6)で表されるエステル誘導体が得ら
れることが記載されている。この方法では、脱酸剤とし
ては通常のアルカリ金属等の水酸化物、炭酸塩、炭酸水
素塩を使用するが、溶媒としてはヘキサン、トルエン、
ベンゼン、エーテル、ケトン等の難水溶性溶媒を用いる
ものである。また特開平7−33759号公報において
は、上記一般式(6)で表されるエステル誘導体をシュ
ウ酸ジエステル、アルコラートと反応させて一般式
(8)で表されるブテン酸誘導体を得、これに酸を作用
させ一般式(9)で表されるエステル誘導体を得ること
が記載されている。この方法では、溶媒としてベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素を使用することを特徴
としている。
ステル誘導体は、例えば特開平7−33723号公報に
おいて、一般式(3)で表される3−アミノ−2−ヒド
ロキシアセトフェノンと、一般式(4)で表される安息
香酸ハライド誘導体を、ジアルキル置換ピリジン類の脱
酸剤の存在下反応させることにより得られることが記載
されている。しかしこの方法では、脱酸剤として特殊な
ジアルキル置換ピリジン類を使用する必要があった。ま
た使用される溶媒はヘキサン、トルエン、ベンゼン、エ
ーテル、ケトン等であった。特開平7−330701号
公報においても、同様一般式(3)で表される3−アミ
ノ−2−ヒドロキシアセトフェノンと、一般式(4)で
表される安息香酸ハライド誘導体を、反応させることに
より上記一般式(6)で表されるエステル誘導体が得ら
れることが記載されている。この方法では、脱酸剤とし
ては通常のアルカリ金属等の水酸化物、炭酸塩、炭酸水
素塩を使用するが、溶媒としてはヘキサン、トルエン、
ベンゼン、エーテル、ケトン等の難水溶性溶媒を用いる
ものである。また特開平7−33759号公報において
は、上記一般式(6)で表されるエステル誘導体をシュ
ウ酸ジエステル、アルコラートと反応させて一般式
(8)で表されるブテン酸誘導体を得、これに酸を作用
させ一般式(9)で表されるエステル誘導体を得ること
が記載されている。この方法では、溶媒としてベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素を使用することを特徴
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
方法では一般式(3)の化合物と一般式(4)の化合物
から、一般式(6)の化合物を得る方法、或いは一般式
(6)の化合物から一般式(9)の化合物を得る方法は
知られているが、一般式(1)の化合物から途中の中間
生成物を単離せず、一貫して反応を継続し、目的とする
一般式(6)の化合物または一般式(9)の化合物を最
後に単離するという方法は知られていなかった。これは
上記したように、原料の化合物(3)を得る方法、中間
の化合物(6)を得る方法、更には化合物(6)から化
合物(9)を得る方法のそれぞれにおいて、用いる溶媒
が異なっていて、例えば還元反応や脱ハロゲン反応、脱
酸反応(アミド化反応)、環化反応を行うのに不適切な
溶媒が混合するからであった。本発明の課題は途中の中
間生成物を単離せず、一貫して反応を継続し、目的とす
る化合物を最後に単離するという方法で上記エステル誘
導体を製造する方法を提供することにある。
方法では一般式(3)の化合物と一般式(4)の化合物
から、一般式(6)の化合物を得る方法、或いは一般式
(6)の化合物から一般式(9)の化合物を得る方法は
知られているが、一般式(1)の化合物から途中の中間
生成物を単離せず、一貫して反応を継続し、目的とする
一般式(6)の化合物または一般式(9)の化合物を最
後に単離するという方法は知られていなかった。これは
上記したように、原料の化合物(3)を得る方法、中間
の化合物(6)を得る方法、更には化合物(6)から化
合物(9)を得る方法のそれぞれにおいて、用いる溶媒
が異なっていて、例えば還元反応や脱ハロゲン反応、脱
酸反応(アミド化反応)、環化反応を行うのに不適切な
溶媒が混合するからであった。本発明の課題は途中の中
間生成物を単離せず、一貫して反応を継続し、目的とす
る化合物を最後に単離するという方法で上記エステル誘
導体を製造する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は芳香族炭化水素
溶媒中、一般式(1)で表される5−ハロ−2−ヒドロ
キシ−3−ニトロアセトフェノンを還元触媒の存在下、
接触還元反応によりアミノ化し、一般式(2)で表され
る5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−アミノアセトフェノ
ンを得、次いで塩基性物質にてpH調整後、接触還元に
て脱ハロゲン化して、一般式(3)で表される3−アミ
ノ−2−ヒドロキシアセトフェノンを得、これを一般式
(4)で表される安息香酸ハライド誘導体と、一般式
(5)で表される脱酸剤の存在下反応させて一般式
(6)で表される2−アセチル−6−{(4−フェニル
アルコキシ)ベンゾイル}アミノフェノールを得ること
を特徴とするエステル誘導体の製造方法及び、上記一般
式(6)で表される2−アセチル−6−{(4−フェニ
ルアルコキシ)ベンゾイル}アミノフェノールを、一般
式(7)で表されるシュウ酸ジエステル、アルコラート
と反応させて一般式(8)で表されるブテン酸誘導体を
得、これに酸を作用させ一般式(9)で表されるエステ
ル誘導体を得ることを特徴とするエステル誘導体の製造
方法に係る。
溶媒中、一般式(1)で表される5−ハロ−2−ヒドロ
キシ−3−ニトロアセトフェノンを還元触媒の存在下、
接触還元反応によりアミノ化し、一般式(2)で表され
る5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−アミノアセトフェノ
ンを得、次いで塩基性物質にてpH調整後、接触還元に
て脱ハロゲン化して、一般式(3)で表される3−アミ
ノ−2−ヒドロキシアセトフェノンを得、これを一般式
(4)で表される安息香酸ハライド誘導体と、一般式
(5)で表される脱酸剤の存在下反応させて一般式
(6)で表される2−アセチル−6−{(4−フェニル
アルコキシ)ベンゾイル}アミノフェノールを得ること
を特徴とするエステル誘導体の製造方法及び、上記一般
式(6)で表される2−アセチル−6−{(4−フェニ
ルアルコキシ)ベンゾイル}アミノフェノールを、一般
式(7)で表されるシュウ酸ジエステル、アルコラート
と反応させて一般式(8)で表されるブテン酸誘導体を
得、これに酸を作用させ一般式(9)で表されるエステ
ル誘導体を得ることを特徴とするエステル誘導体の製造
方法に係る。
【0005】
【化16】 (式中、Xはハロゲン原子を示す。)
【0006】
【化17】 (式中、Xは上記に同じ。)
【0007】
【化18】
【0008】
【化19】 (式中、R1はフェニル基で置換されていてもよい炭素
数2〜5のアルキル基、Yはハロゲン原子を示す。)
数2〜5のアルキル基、Yはハロゲン原子を示す。)
【0009】
【化20】Mm−Bn (5) (式中、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属、Bは
低級脂肪酸アニオン又はリン酸系アニオン、m、nは正
の整数を示す。)
低級脂肪酸アニオン又はリン酸系アニオン、m、nは正
の整数を示す。)
【0010】
【化21】 (式中、R1は上記に同じ。)
【0011】
【化22】(COOR2)2 (7) (式中R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す。)
【0012】
【化23】 (式中、R1、R2は上記に同じ。)
【0013】
【化24】 (式中、R1、R2は上記に同じ。)
【0014】本発明においては還元反応、脱ハロゲン反
応、脱酸反応(アミド化反応)、縮合反応(ブテン酸化
反応)、環化反応と多くの反応が含まれているが、これ
ら全ての反応を、同一種類、好ましくは同一の溶媒を用
いることにより、中間の生成物を単離せず、一貫して反
応を継続し、目的とする化合物を最後に単離することに
成功した。
応、脱酸反応(アミド化反応)、縮合反応(ブテン酸化
反応)、環化反応と多くの反応が含まれているが、これ
ら全ての反応を、同一種類、好ましくは同一の溶媒を用
いることにより、中間の生成物を単離せず、一貫して反
応を継続し、目的とする化合物を最後に単離することに
成功した。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明において芳香族炭化水素溶
媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、モ
ノもしくはポリハロベンゼン、モノもしくはポリハロト
ルエン、モノもしくはポリメチルベンゼン、モノもしく
はポリエチルベンゼン、メチルナフタレン、テトラリン
等を挙げることができる。本発明の出発原料の一般式
(1)の5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロアセト
フェノンは公知の入手容易な化合物である。一般式
(1)において、Xのハロゲン原子としては塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子等を挙げることができる。この化
合物の還元反応は公知の方法が採用され、例えばパラジ
ウム炭素、パラジウム黒、塩化パラジウム、酸化パラジ
ウム、酸化白金、ニッケル、ラネーニッケル等の還元触
媒を用い、水素を反応させることにより行われる。反応
温度は通常10〜60℃、反応時間は通常1〜3時間程
度が好ましい。
媒としては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、モ
ノもしくはポリハロベンゼン、モノもしくはポリハロト
ルエン、モノもしくはポリメチルベンゼン、モノもしく
はポリエチルベンゼン、メチルナフタレン、テトラリン
等を挙げることができる。本発明の出発原料の一般式
(1)の5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロアセト
フェノンは公知の入手容易な化合物である。一般式
(1)において、Xのハロゲン原子としては塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子等を挙げることができる。この化
合物の還元反応は公知の方法が採用され、例えばパラジ
ウム炭素、パラジウム黒、塩化パラジウム、酸化パラジ
ウム、酸化白金、ニッケル、ラネーニッケル等の還元触
媒を用い、水素を反応させることにより行われる。反応
温度は通常10〜60℃、反応時間は通常1〜3時間程
度が好ましい。
【0016】得られた一般式(2)の5−ハロ−2−ヒ
ドロキシ−3−アミノアセトフェノンを、次いで塩基性
物質にてpH調整後、接触還元にて脱ハロゲン化して、
一般式(3)の3−アミノ−2−ヒドロキシアセトフェ
ノンを得る。塩基性物質としては例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、酢酸ナトリウ
ム、トリエチルアミン等が用いられる。脱ハロゲン化反
応の接触還元反応は上記と同様にして行われる。反応温
度は通常10〜60℃、反応時間は通常1〜3時間程度
が好ましい。得られた一般式(3)の3−アミノ−2−
ヒドロキシアセトフェノンを一般式(4)の安息香酸ハ
ライド誘導体と、一般式(5)の脱酸剤の存在下反応さ
せて一般式(6)の2−アセチル−6−{(4−フェニ
ルアルコキシ)ベンゾイル}アミノフェノ−ルが得られ
る。一般式(4)において、R1で示されるフェニル基
で置換されていてもよい炭素数2〜5のアルキル基とし
ては、フェニルエチル、フェニルブチル、フェニルペン
チル等を、Yのハロゲン原子としては塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子等を挙げることができる。一般式(5)
において、Mとして具体的には、リチウム,ナトリウ
ム,カリウム等のアルカリ金属;ベリリウム,マグネシ
ウム,カルシウム,バリウム等のアルカリ土類金属など
があげられ、Bとして具体的には、低級脂肪酸アニオ
ン、リン酸系アニオンなどがあげられる。m、nは正の
整数であり、m=1〜3、n=1〜2が好ましい。
ドロキシ−3−アミノアセトフェノンを、次いで塩基性
物質にてpH調整後、接触還元にて脱ハロゲン化して、
一般式(3)の3−アミノ−2−ヒドロキシアセトフェ
ノンを得る。塩基性物質としては例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、酢酸ナトリウ
ム、トリエチルアミン等が用いられる。脱ハロゲン化反
応の接触還元反応は上記と同様にして行われる。反応温
度は通常10〜60℃、反応時間は通常1〜3時間程度
が好ましい。得られた一般式(3)の3−アミノ−2−
ヒドロキシアセトフェノンを一般式(4)の安息香酸ハ
ライド誘導体と、一般式(5)の脱酸剤の存在下反応さ
せて一般式(6)の2−アセチル−6−{(4−フェニ
ルアルコキシ)ベンゾイル}アミノフェノ−ルが得られ
る。一般式(4)において、R1で示されるフェニル基
で置換されていてもよい炭素数2〜5のアルキル基とし
ては、フェニルエチル、フェニルブチル、フェニルペン
チル等を、Yのハロゲン原子としては塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子等を挙げることができる。一般式(5)
において、Mとして具体的には、リチウム,ナトリウ
ム,カリウム等のアルカリ金属;ベリリウム,マグネシ
ウム,カルシウム,バリウム等のアルカリ土類金属など
があげられ、Bとして具体的には、低級脂肪酸アニオ
ン、リン酸系アニオンなどがあげられる。m、nは正の
整数であり、m=1〜3、n=1〜2が好ましい。
【0017】かかる脱酸剤としては、具体的には、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸マグ
ネシウム、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カリ
ウム、酪酸ナトリウム、酪酸カリウム等の低級脂肪酸系
塩基性化合物、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リ
ン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、ピロリン酸ナト
リウム、ピロリン酸カリウム、次亜リン酸ナトリウム、
次亜リン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸カリウム等のリン酸系塩基性化合物等があげ
られる。この脱酸剤は、上記一般式(3)の3−アミノ
−2−ヒドロキシアセトフェノンに対して2.0モル倍
以上を必要とし、上限については特に制限されないが、
通常は2〜5モル倍使用される。反応温度は通常10〜
90℃、反応時間は通常1〜3時間程度が好ましい。
ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸マグ
ネシウム、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カリ
ウム、酪酸ナトリウム、酪酸カリウム等の低級脂肪酸系
塩基性化合物、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リ
ン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、ピロリン酸ナト
リウム、ピロリン酸カリウム、次亜リン酸ナトリウム、
次亜リン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリ
ポリリン酸カリウム等のリン酸系塩基性化合物等があげ
られる。この脱酸剤は、上記一般式(3)の3−アミノ
−2−ヒドロキシアセトフェノンに対して2.0モル倍
以上を必要とし、上限については特に制限されないが、
通常は2〜5モル倍使用される。反応温度は通常10〜
90℃、反応時間は通常1〜3時間程度が好ましい。
【0018】次いで得られた上記2−アセチル−6−
{(4−フェニルアルコキシ)ベンゾイル}アミノフェ
ノールを一般式(7)で表されるシュウ酸ジエステル、
アルコラートと反応させて一般式(8)のブテン酸誘導
体を得、これに酸を作用させ一般式(9)で表されるエ
ステル誘導体を得ることができる。シュウ酸ジエステル
としては、例えばシュウ酸ジメチルエステル、シュウ酸
ジエチルエステル、シュウ酸ジプロピルエステル、シュ
ウ酸ジブチルエステルなど、アルコラートとしては、例
えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナ
トリウムプロポキシド、カリウムブトキシドなど、酸と
しては、例えば硫酸、塩化水素ガス、酢酸、メタンスル
ホン酸などを挙げることができる。
{(4−フェニルアルコキシ)ベンゾイル}アミノフェ
ノールを一般式(7)で表されるシュウ酸ジエステル、
アルコラートと反応させて一般式(8)のブテン酸誘導
体を得、これに酸を作用させ一般式(9)で表されるエ
ステル誘導体を得ることができる。シュウ酸ジエステル
としては、例えばシュウ酸ジメチルエステル、シュウ酸
ジエチルエステル、シュウ酸ジプロピルエステル、シュ
ウ酸ジブチルエステルなど、アルコラートとしては、例
えばナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナ
トリウムプロポキシド、カリウムブトキシドなど、酸と
しては、例えば硫酸、塩化水素ガス、酢酸、メタンスル
ホン酸などを挙げることができる。
【0019】シュウ酸ジエステルは、一般式(3)の3
−アミノ−2−ヒドロキシアセトフェノン1モルに対し
て通常1〜3モル程度使用される。アルコラートは、一
般式(3)の3−アミノ−2−ヒドロキシアセトフェノ
ン1モルに対して通常2〜5モル程度使用される。この
縮合反応の反応温度は通常50〜80℃、反応時間は通
常0.5〜1時間程度が好ましい。ブテン酸誘導体と酸
の反応温度は通常50〜80℃、反応時間は通常1〜2
時間程度が好ましい。酸の使用量は、アルコラート1モ
ルに対して通常1〜3モル程度使用される。上記のよう
にして、目的とする一般式(6)の化合物、または一般
式(9)の化合物が得られる。
−アミノ−2−ヒドロキシアセトフェノン1モルに対し
て通常1〜3モル程度使用される。アルコラートは、一
般式(3)の3−アミノ−2−ヒドロキシアセトフェノ
ン1モルに対して通常2〜5モル程度使用される。この
縮合反応の反応温度は通常50〜80℃、反応時間は通
常0.5〜1時間程度が好ましい。ブテン酸誘導体と酸
の反応温度は通常50〜80℃、反応時間は通常1〜2
時間程度が好ましい。酸の使用量は、アルコラート1モ
ルに対して通常1〜3モル程度使用される。上記のよう
にして、目的とする一般式(6)の化合物、または一般
式(9)の化合物が得られる。
【0020】本発明においては、一般式(6)の化合物
を単離し、これをアルコール溶媒中でシュウ酸ジエステ
ル、アルコラートと反応させて一般式(8)のブテン酸
誘導体を得、これに単離せず酸を作用させて一般式
(9)の化合物を得ることができる。アルコールとして
は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール等を挙げることができる。その他、シュウ酸ジ
エステル、アルコラート、酸は上記と同様であり、反応
条件も同様である。本発明では上記で得られた一般式
(6)または一般式(8)のエステル誘導体は通常の単
離、精製方法により分離することができ、例えば濾過、
抽出、濃縮、冷却晶析、貧溶解度溶媒添加による結晶
化、クロマトグラフィー等を挙げることができる。
を単離し、これをアルコール溶媒中でシュウ酸ジエステ
ル、アルコラートと反応させて一般式(8)のブテン酸
誘導体を得、これに単離せず酸を作用させて一般式
(9)の化合物を得ることができる。アルコールとして
は、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール等を挙げることができる。その他、シュウ酸ジ
エステル、アルコラート、酸は上記と同様であり、反応
条件も同様である。本発明では上記で得られた一般式
(6)または一般式(8)のエステル誘導体は通常の単
離、精製方法により分離することができ、例えば濾過、
抽出、濃縮、冷却晶析、貧溶解度溶媒添加による結晶
化、クロマトグラフィー等を挙げることができる。
【0021】
【実施例】以下に参考例、実施例及び比較例を挙げて説
明する。 参考例1 (原料の4−(4−フェニルブトキシ)安息
香酸クロライドの合成) 50mlのフラスコに、トルエン 20ml、4−(4−フ
ェニルブトキシ)安息香酸 9.45gおよびDMF 0.
03mlを加え、50℃まで昇温し、塩化チオニル 9.6
gを30分かけて滴下する。50℃でさらに2時間反応
させた後、室温まで冷却して4−(4−フェニルブトキ
シ)安息香酸クロライドを得た。
明する。 参考例1 (原料の4−(4−フェニルブトキシ)安息
香酸クロライドの合成) 50mlのフラスコに、トルエン 20ml、4−(4−フ
ェニルブトキシ)安息香酸 9.45gおよびDMF 0.
03mlを加え、50℃まで昇温し、塩化チオニル 9.6
gを30分かけて滴下する。50℃でさらに2時間反応
させた後、室温まで冷却して4−(4−フェニルブトキ
シ)安息香酸クロライドを得た。
【0022】実施例1 200mlのフラスコに、トルエン 41.25ml、5−ク
ロロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロアセトフェノン 8.
25g、5%パラジウム炭素 0.85g(水分51.3
%)を加え、常圧の水素雰囲気下6時間、45〜50℃
で接触還元を行った。原料消失を高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)で確認した。反応液は5−クロロ−
2−ヒドロキシ−3−アミノアセトフェノンの析出した
スラリー溶液であった。次いでこの反応液に、水酸化ナ
トリウム水溶液(1.65g、水4.5ml)を加え、常圧
の水素雰囲気下2時間反応した。原料消失をHPLCで
確認、反応混合液中3−アミノ−2−ヒドロキシ−アセ
トフェノンは94.8%であった。次いでこの反応液を
濾過し、触媒を除く。反応液は有機層、水層の2層に分
離するので、水層を分液廃棄した。
ロロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロアセトフェノン 8.
25g、5%パラジウム炭素 0.85g(水分51.3
%)を加え、常圧の水素雰囲気下6時間、45〜50℃
で接触還元を行った。原料消失を高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)で確認した。反応液は5−クロロ−
2−ヒドロキシ−3−アミノアセトフェノンの析出した
スラリー溶液であった。次いでこの反応液に、水酸化ナ
トリウム水溶液(1.65g、水4.5ml)を加え、常圧
の水素雰囲気下2時間反応した。原料消失をHPLCで
確認、反応混合液中3−アミノ−2−ヒドロキシ−アセ
トフェノンは94.8%であった。次いでこの反応液を
濾過し、触媒を除く。反応液は有機層、水層の2層に分
離するので、水層を分液廃棄した。
【0023】この有機層にリン酸水素二ナトリウム・1
2水和物 25.0g、水 25mlを加え、80℃まで加熱
する。次いでこの反応液に参考例1で合成した酸クロラ
イド溶液を、80〜85℃で15分かけて滴下し、さら
に同温度で1時間反応させた。HPLCで反応終点を確
認後、反応混合物を熱時静置して有機層と水層に分離
し、水層を除き、さらに有機層を洗液が中性になるまで
温水 50mlで2回洗浄した。この反応混合液は2−ア
セチル−6−[(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル]
アミノフェノール 95.4%を含んでおり、この反応液
を冷却し、析出した結晶を濾取し、2−アセチル−6−
[(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル]アミノフェノ
ール11.30g(収率80.5%、HPLC純度99.8
2%)を得た。
2水和物 25.0g、水 25mlを加え、80℃まで加熱
する。次いでこの反応液に参考例1で合成した酸クロラ
イド溶液を、80〜85℃で15分かけて滴下し、さら
に同温度で1時間反応させた。HPLCで反応終点を確
認後、反応混合物を熱時静置して有機層と水層に分離
し、水層を除き、さらに有機層を洗液が中性になるまで
温水 50mlで2回洗浄した。この反応混合液は2−ア
セチル−6−[(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル]
アミノフェノール 95.4%を含んでおり、この反応液
を冷却し、析出した結晶を濾取し、2−アセチル−6−
[(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル]アミノフェノ
ール11.30g(収率80.5%、HPLC純度99.8
2%)を得た。
【0024】m.p.114.3〜115.0℃ IR(cm-1)(KBr) 3560、3480(−OH)、3440(−NH
−)、1670(−CO−)
−)、1670(−CO−)
【0025】270MHz、1H−NMR(δppm)(C
DCl3) 12.97(1H,s) 8.78(1H,d) 8.5
8(1H,s) 7.8(2H,d) 7.5(1H,d) 7.3〜7.2
(5H,m) 6.9(3H,m) 4.03(2H,t) 2.7(5
H,m) 1.8(4H,m)
DCl3) 12.97(1H,s) 8.78(1H,d) 8.5
8(1H,s) 7.8(2H,d) 7.5(1H,d) 7.3〜7.2
(5H,m) 6.9(3H,m) 4.03(2H,t) 2.7(5
H,m) 1.8(4H,m)
【0026】実施例2 実施例1の上記2−アセチル−6−{(4−フェニルブ
トキシ)ベンゾイル}アミノフェノールを含む反応混合
液を、そのまま用い、この反応混合液にトルエン70m
l、シュウ酸ジメチル 5.37g、95%ナトリウムメ
チラート 5.96gを加え、70℃で1時間反応させ
る。HPLCで反応終点を確認後、メタンスルホン酸
13.44gを加え、75℃で3時間反応させる。HPL
Cで反応終点を確認後、室温まで冷却し、結晶を濾取、
トルエン 70ml、水 200mlで洗浄し、8−{4−
(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル}アミノ−4−オ
キソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル
エステル 12.84g(収率77.9%、HPLC純度9
8.5%)を得た。
トキシ)ベンゾイル}アミノフェノールを含む反応混合
液を、そのまま用い、この反応混合液にトルエン70m
l、シュウ酸ジメチル 5.37g、95%ナトリウムメ
チラート 5.96gを加え、70℃で1時間反応させ
る。HPLCで反応終点を確認後、メタンスルホン酸
13.44gを加え、75℃で3時間反応させる。HPL
Cで反応終点を確認後、室温まで冷却し、結晶を濾取、
トルエン 70ml、水 200mlで洗浄し、8−{4−
(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル}アミノ−4−オ
キソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル
エステル 12.84g(収率77.9%、HPLC純度9
8.5%)を得た。
【0027】270MHz、1H−NMR(δppm)(C
DCl3) 8.9(1H,d) 8.77(1H,s) 7.95
(2H,d) 7.8(1H,d) 7.47(1H,t) 7.2(6
H,m) 7.0(2H,d) 4.05(2H,t) 3.9(3
H,s) 2.71(2H,t) 1.8(4H,m)
DCl3) 8.9(1H,d) 8.77(1H,s) 7.95
(2H,d) 7.8(1H,d) 7.47(1H,t) 7.2(6
H,m) 7.0(2H,d) 4.05(2H,t) 3.9(3
H,s) 2.71(2H,t) 1.8(4H,m)
【0028】参考例2 メタノール 500mlに、実施例2で得られた8−〔4
−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−
オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチ
ルエステル 50gを懸濁させ、塩化アンモニウム 85
g、水酸化ナトリウム 59.5gを加えて、50℃まで昇
温させ、22時間撹拌した。その後、10℃まで冷却
し、結晶を濾取し、メタノール、水で洗浄し、乾燥して
4−〔2−ヒドロキシ−3−[4−(4−フェニルブト
キシ)ベンゾイルアミノ]フェニル〕−4−オキソ−2
−アミノ−2EZ−ブテン酸アミド(収率95.3%)
を得た。得られた4−〔2−ヒドロキシ−3−[4−
(4−フェニルブトキシ)ベンゾイルアミノ]フェニ
ル〕−4−オキソ−2−アミノ−2EZ−ブテン酸アミ
ドを出発原料として、以下、例えば特開平3−9514
4号公報の参考例14に記載のある塩酸処理、次いで参
考例15〜16に準じて8−[4−(4−フェニルブト
キシ)ベンゾイル]アミノ−2−(5−テトラゾリル)
−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン(プランルカス
ト、抗喘息薬)を合成することができる。
−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−
オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチ
ルエステル 50gを懸濁させ、塩化アンモニウム 85
g、水酸化ナトリウム 59.5gを加えて、50℃まで昇
温させ、22時間撹拌した。その後、10℃まで冷却
し、結晶を濾取し、メタノール、水で洗浄し、乾燥して
4−〔2−ヒドロキシ−3−[4−(4−フェニルブト
キシ)ベンゾイルアミノ]フェニル〕−4−オキソ−2
−アミノ−2EZ−ブテン酸アミド(収率95.3%)
を得た。得られた4−〔2−ヒドロキシ−3−[4−
(4−フェニルブトキシ)ベンゾイルアミノ]フェニ
ル〕−4−オキソ−2−アミノ−2EZ−ブテン酸アミ
ドを出発原料として、以下、例えば特開平3−9514
4号公報の参考例14に記載のある塩酸処理、次いで参
考例15〜16に準じて8−[4−(4−フェニルブト
キシ)ベンゾイル]アミノ−2−(5−テトラゾリル)
−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン(プランルカス
ト、抗喘息薬)を合成することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明では途中の中間生成物を単離せ
ず、一貫して反応を継続し、目的とする化合物を最後に
単離するという方法で本発明の上記エステル誘導体を製
造することができる。
ず、一貫して反応を継続し、目的とする化合物を最後に
単離するという方法で本発明の上記エステル誘導体を製
造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 秀一 大阪府吹田市芳野町18番23号 昭和化工株 式会社吹田工場内 (72)発明者 白水 正直 大阪府吹田市芳野町18番23号 昭和化工株 式会社吹田工場内 (72)発明者 赤崎 志津夫 大阪府吹田市芳野町18番23号 昭和化工株 式会社吹田工場内 (72)発明者 大徳 義巳 大阪府吹田市芳野町18番23号 昭和化工株 式会社吹田工場内 (72)発明者 小寺 薫 大阪府吹田市芳野町18番23号 昭和化工株 式会社吹田工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 芳香族炭化水素溶媒中、一般式(1)で
表される5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロアセト
フェノンを還元触媒の存在下、接触還元反応によりアミ
ノ化し、一般式(2)で表される5−ハロ−2−ヒドロ
キシ−3−アミノアセトフェノンを得、次いで塩基性物
質にてpH調整後、接触還元にて脱ハロゲン化して、一
般式(3)で表される3−アミノ−2−ヒドロキシアセ
トフェノンを得、これを一般式(4)で表される安息香
酸ハライド誘導体と、一般式(5)で表される脱酸剤の
存在下反応させて一般式(6)で表される2−アセチル
−6−{(4−フェニルアルコキシ)ベンゾイル}アミ
ノフェノ−ルを得ることを特徴とするエステル誘導体の
製造方法。 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を示す。) 【化2】 (式中、Xは上記に同じ。) 【化3】 【化4】 (式中、R1はフェニル基で置換されていてもよい炭素
数2〜5のアルキル基、Yはハロゲン原子を示す。) 【化5】Mm−Bn (5) (式中、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属、Bは
低級脂肪酸アニオン又はリン酸系アニオン、m、nは正
の整数を示す。) 【化6】 (式中、R1は上記に同じ。) - 【請求項2】 芳香族炭化水素溶媒中、一般式(1)で
表される5−ハロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロアセト
フェノンを還元触媒の存在下、接触還元反応によりアミ
ノ化し、一般式(2)で表される5−ハロ−2−ヒドロ
キシ−3−アミノアセトフェノンを得、次いで塩基性物
質にてpH調整後、接触還元にて脱ハロゲン化して、一
般式(3)で表される3−アミノ−2−ヒドロキシアセ
トフェノンを得、これを一般式(4)で表される安息香
酸ハライド誘導体と、一般式(5)で表される脱酸剤の
存在下反応させて一般式(6)で表される2−アセチル
−6−{(4−フェニルアルコキシ)ベンゾイル}アミ
ノフェノールを得、次いでこれを一般式(7)で表され
るシュウ酸ジエステル、アルコラートと反応させて一般
式(8)で表されるブテン酸誘導体を得、これに酸を作
用させ一般式(9)で表されるエステル誘導体を得るこ
とを特徴とするエステル誘導体の製造方法。 【化7】 (式中、Xは上記に同じ。) 【化8】 (式中、Xは上記に同じ。) 【化9】 【化10】 (式中、R1、Yは上記に同じ。) 【化11】Mm−Bn (5) (式中、M、B、m、nは上記に同じ。) 【化12】 (式中、R1は上記に同じ。) 【化13】(COOR2)2 (7) (式中R2は炭素数1〜4のアルキル基を示す。) 【化14】 (式中、R1、R2は上記に同じ。) 【化15】 (式中、R1、R2は上記に同じ。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9195168A JPH1129540A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | エステル誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9195168A JPH1129540A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | エステル誘導体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1129540A true JPH1129540A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16336576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9195168A Pending JPH1129540A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | エステル誘導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1129540A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207990A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 樹脂用の加工安定化剤、該加工安定化剤を含む樹脂組成物、および樹脂の加工安定性を向上させる方法 |
CN106831457A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-06-13 | 上海微巨实业有限公司 | 一种3‑氨基‑2‑羟基苯乙酮的新制备方法 |
CN110423206A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-11-08 | 天津大学 | 从氨肟化反应产物中分离环己酮肟、环己酮与甲苯的方法 |
WO2020179859A1 (ja) | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 第一三共株式会社 | ピロロピラゾール誘導体 |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9195168A patent/JPH1129540A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207990A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 樹脂用の加工安定化剤、該加工安定化剤を含む樹脂組成物、および樹脂の加工安定性を向上させる方法 |
CN106831457A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-06-13 | 上海微巨实业有限公司 | 一种3‑氨基‑2‑羟基苯乙酮的新制备方法 |
WO2020179859A1 (ja) | 2019-03-06 | 2020-09-10 | 第一三共株式会社 | ピロロピラゾール誘導体 |
CN110423206A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-11-08 | 天津大学 | 从氨肟化反应产物中分离环己酮肟、环己酮与甲苯的方法 |
CN110423206B (zh) * | 2019-07-17 | 2022-07-08 | 天津大学 | 从氨肟化反应产物中分离环己酮肟、环己酮与甲苯的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6061158B2 (ja) | 6−(7−((1−アミノシクロプロピル)メトキシ)−6−メトキシキノリン−4−イルオキシ)−n−メチル−1−ナフトアミド、またはそれの薬学的に許容される塩の合成中間体およびその使用 | |
US7294740B2 (en) | Process for the synthesis of N-acyl-2-amino-4-alkoxy-5-nitrobenzoic acids | |
JP2021511369A (ja) | ロキサデュスタットの合成方法及びその中間体化合物 | |
JP2024009896A (ja) | 一酸化窒素を供与するプロスタグランジン類似体の製造方法 | |
JPH0148911B2 (ja) | ||
JPH1129540A (ja) | エステル誘導体の製造方法 | |
JPH02215750A (ja) | 2,6−ジクロロフェニルアミノベンゼン酢酸誘導体及びジフェニルアミン誘導体の製造方法。 | |
CN101805265B (zh) | 2-硝基-4-取代苯乙酸的合成方法 | |
JP4032861B2 (ja) | β−オキソニトリル誘導体又はそのアルカリ金属塩の製法 | |
JPH0841029A (ja) | 3−置換キノリン−5−カルボン酸誘導体およびその製造法 | |
US6861525B2 (en) | Process for the preparation imidazo[1,2-A]pyridine-3-acetamides | |
JP3059007B2 (ja) | 1−(2−カルボキシフェニル)インダゾール誘導体の製造方法 | |
AU627609B2 (en) | New quinoline derivatives and process for the preparation thereof | |
WO1991001315A1 (en) | New quinoline derivatives and process for the preparation thereof | |
JP2003012647A (ja) | 2,3−ジアミノピリジンの製造方法 | |
JP2004231521A (ja) | 3−クロロ−5−ニトロトルエンの合成方法 | |
JP3486922B2 (ja) | 酸アミドの製造法 | |
JP3257779B2 (ja) | タートラニル酸類の製造法 | |
CN117126108A (zh) | 一种Ensitrelvir中间体的制备方法 | |
US6593475B1 (en) | Preparation of derivative of 3-sulfonamido-4-phenylaminopyridine | |
JP4207270B2 (ja) | シアノ安息香酸アルキルエステルの製造方法 | |
JP3545466B2 (ja) | ジヒドロクロマンカルボン酸類及びその製造方法 | |
JP2022529916A (ja) | 置換された2-[2-(フェニル)エチルアミノ]アルカンアミド誘導体の製造方法 | |
KR100730766B1 (ko) | 비페닐아세트산의 신규 제조방법 | |
JP3592747B2 (ja) | N−tert−ブチル−2,3−ピラジンジカルボキサミド及びその製造法 |