JPH08244806A - 瓶キャップ - Google Patents
瓶キャップInfo
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- JPH08244806A JPH08244806A JP7051178A JP5117895A JPH08244806A JP H08244806 A JPH08244806 A JP H08244806A JP 7051178 A JP7051178 A JP 7051178A JP 5117895 A JP5117895 A JP 5117895A JP H08244806 A JPH08244806 A JP H08244806A
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- protrusion
- cap
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
- B65D41/3423—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
- B65D41/3438—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt the tamper element being formed separately but connected to the closure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形が容易でありかつ瓶口部に装着する
際に破断の起こらない未開封プルーフ機構を有する瓶キ
ャップを提供する。 【構成】 キャップ本体下縁の係合溝に係合する係合突
部と、瓶口部アンダーカットに係合する弾性係合部と、
該係合突部と弾性係合部とを連結するブリッジ部よりな
り、該弾性係合部は瓶口側に上方に折り返された形状を
しており、該ブリッジ部は係合突部の内面下部と弾性係
合部の外面上部とを結ぶ複数のブリッジよりなり、少な
くとも係合突部と弾性係合部の一方がリングになってい
る未開封プルーフリングと、スカート部下縁に前記未開
封プルーフリングの係合突部を係止する係合溝が設けら
れているキャップ本体とからなる瓶キャップ
際に破断の起こらない未開封プルーフ機構を有する瓶キ
ャップを提供する。 【構成】 キャップ本体下縁の係合溝に係合する係合突
部と、瓶口部アンダーカットに係合する弾性係合部と、
該係合突部と弾性係合部とを連結するブリッジ部よりな
り、該弾性係合部は瓶口側に上方に折り返された形状を
しており、該ブリッジ部は係合突部の内面下部と弾性係
合部の外面上部とを結ぶ複数のブリッジよりなり、少な
くとも係合突部と弾性係合部の一方がリングになってい
る未開封プルーフリングと、スカート部下縁に前記未開
封プルーフリングの係合突部を係止する係合溝が設けら
れているキャップ本体とからなる瓶キャップ
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は瓶が未開封であることを
保証する構造を有する瓶キャップに関するものである。
保証する構造を有する瓶キャップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、瓶が未開封であることを保証する
手段を設けるようになってきている。この手段はキャッ
プ本体に連設する１ピースタイプと、別体としてプルー
フリングを設ける２ピースタイプに分けられる。
手段を設けるようになってきている。この手段はキャッ
プ本体に連設する１ピースタイプと、別体としてプルー
フリングを設ける２ピースタイプに分けられる。
【０００３】１ピースタイプのものは多くはキャップ本
体１のスカート部下端にブリッジ部を介してボトルビー
ド部のアンダーカットに係合する係合部を設けている。
係合方法としては係合部の弾性を利用して瓶口のねじ山
等の突起を通過させるとか装着後加熱して係合部下端を
内方に曲げて係合させている。
体１のスカート部下端にブリッジ部を介してボトルビー
ド部のアンダーカットに係合する係合部を設けている。
係合方法としては係合部の弾性を利用して瓶口のねじ山
等の突起を通過させるとか装着後加熱して係合部下端を
内方に曲げて係合させている。
【０００４】２ピースタイプのものはプルーフリングを
キャップ本体スカート部内側面に形成した嵌合溝に嵌め
込むタイプのものが知られている。
キャップ本体スカート部内側面に形成した嵌合溝に嵌め
込むタイプのものが知られている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】未開封プルーフ機構は
キャップ本体に小さな未開封プルーフ部材を設けしかも
容易に切断しうる薄肉部分を有しているため射出成形が
容易でなく、これは特に１ピースタイプの場合大きな問
題であった。また、このプルーフ機構はキャップ本体に
装着された状態で瓶口のねじ山やビード部を乗り越える
ためその際にブリッジ部が破壊されやすいという問題が
あった。
キャップ本体に小さな未開封プルーフ部材を設けしかも
容易に切断しうる薄肉部分を有しているため射出成形が
容易でなく、これは特に１ピースタイプの場合大きな問
題であった。また、このプルーフ機構はキャップ本体に
装着された状態で瓶口のねじ山やビード部を乗り越える
ためその際にブリッジ部が破壊されやすいという問題が
あった。
【０００６】本発明は、これらの問題点を解決して、射
出成形が容易でありかつ瓶口部に装着する際に破断の起
こらない未開封プルーフ機構を有する瓶キャップを提供
することを目的としている。
出成形が容易でありかつ瓶口部に装着する際に破断の起
こらない未開封プルーフ機構を有する瓶キャップを提供
することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
した瓶キャップを提供するものであり、かかる瓶キャッ
プは、キャップ本体下縁の係合溝に係合する係合突部
と、瓶口部アンダーカットに係合する弾性係合部と、該
係合突部と弾性係合部とを連結するブリッジ部よりな
り、該弾性係合部は瓶口側に上方に折り返された形状を
しており、該ブリッジ部は係合突部の内面下部と弾性係
合部の外面上部とを結ぶ複数のブリッジよりなり、少な
くとも係合突部と弾性係合部の一方がリングになってい
る未開封プルーフリングと、スカート部下縁に前記未開
封プルーフリングの係合突部を係止する係合溝が設けら
れているキャップ本体とからなることを特徴としてい
る。
した瓶キャップを提供するものであり、かかる瓶キャッ
プは、キャップ本体下縁の係合溝に係合する係合突部
と、瓶口部アンダーカットに係合する弾性係合部と、該
係合突部と弾性係合部とを連結するブリッジ部よりな
り、該弾性係合部は瓶口側に上方に折り返された形状を
しており、該ブリッジ部は係合突部の内面下部と弾性係
合部の外面上部とを結ぶ複数のブリッジよりなり、少な
くとも係合突部と弾性係合部の一方がリングになってい
る未開封プルーフリングと、スカート部下縁に前記未開
封プルーフリングの係合突部を係止する係合溝が設けら
れているキャップ本体とからなることを特徴としてい
る。
【０００８】未開封プルーフリングは係合突部、弾性係
合部および両者を連結するブリッジ部からなる。
合部および両者を連結するブリッジ部からなる。
【０００９】係合突部はキャップ本体下縁に形成される
係合溝に係合するものであり、係合溝に嵌入後はそこに
係着する形状になっている必要がある。そのため先端に
突起が形成されしかもこの突起は係合溝に係止される形
状とすることが好ましい。この突起は外方、内方のいず
れの方向に突出してもよく、両方に突出していてもよ
い。係合部分は全体がつながったリングになっていても
よくあるいは適宜間隔をおいて配置された複数の突起で
あってもよい。後者の場合には、開蓋の際の係合溝内を
溝方向に摺動しないよう阻止する突起をキャップ本体の
係合溝に設けることができる。
係合溝に係合するものであり、係合溝に嵌入後はそこに
係着する形状になっている必要がある。そのため先端に
突起が形成されしかもこの突起は係合溝に係止される形
状とすることが好ましい。この突起は外方、内方のいず
れの方向に突出してもよく、両方に突出していてもよ
い。係合部分は全体がつながったリングになっていても
よくあるいは適宜間隔をおいて配置された複数の突起で
あってもよい。後者の場合には、開蓋の際の係合溝内を
溝方向に摺動しないよう阻止する突起をキャップ本体の
係合溝に設けることができる。
【００１０】弾性係合部は巾方向（半径方向）の弾性を
確保するため瓶口側に上方に折り返し、断面Ｖ字状、断
面Ｕ字状等になるようにする。この折返上端が瓶口への
係合部となる。そのため、この折返上端に係合性を高め
るため突起等を設けることもできる。この折り返された
内板部は折返部を軸として拡縮できるよう適宜半径方向
で切り欠いて分断しておく切欠部の数は２個所以上であ
り通常４〜２０個所程度が適当である。切欠位置は特別
の目的がなければ等間隔でよい。切欠の代わりに特に薄
肉にして容易に切断されるようにしておいてもよい。弾
性係合部も全体がつながったリングになっていてもよ
く、あるいは少なくとも１個所または適宜間隔をおいて
配置された複数の係合部よりなっていてもよい。但し、
前述の係合突部とこの弾性係合部のうち少なくとも一方
はリングになっていて全体をリング状に保持できるよう
にする。弾性係合部の最初の下降部である外板部は上端
面がキャップ本体スカート部下端面と当接しキャップを
着脱する際には摺動面となりうる。そこで、この上端面
に摺動抑制手段を設けることが好ましい。この手段に
は、適宜間隔ごとに突起を設けたり、上端面を凹凸面や
粗荒面にすることができる。突起の形状も要はブリッジ
部の破断が起こらない程度に摺動を抑制できるものであ
ればよい。
確保するため瓶口側に上方に折り返し、断面Ｖ字状、断
面Ｕ字状等になるようにする。この折返上端が瓶口への
係合部となる。そのため、この折返上端に係合性を高め
るため突起等を設けることもできる。この折り返された
内板部は折返部を軸として拡縮できるよう適宜半径方向
で切り欠いて分断しておく切欠部の数は２個所以上であ
り通常４〜２０個所程度が適当である。切欠位置は特別
の目的がなければ等間隔でよい。切欠の代わりに特に薄
肉にして容易に切断されるようにしておいてもよい。弾
性係合部も全体がつながったリングになっていてもよ
く、あるいは少なくとも１個所または適宜間隔をおいて
配置された複数の係合部よりなっていてもよい。但し、
前述の係合突部とこの弾性係合部のうち少なくとも一方
はリングになっていて全体をリング状に保持できるよう
にする。弾性係合部の最初の下降部である外板部は上端
面がキャップ本体スカート部下端面と当接しキャップを
着脱する際には摺動面となりうる。そこで、この上端面
に摺動抑制手段を設けることが好ましい。この手段に
は、適宜間隔ごとに突起を設けたり、上端面を凹凸面や
粗荒面にすることができる。突起の形状も要はブリッジ
部の破断が起こらない程度に摺動を抑制できるものであ
ればよい。
【００１１】ブリッジ部はキャップを外す際に切断され
る部位であり、この切断によって過去に開封が行なわれ
たことを知らせるものである。このブリッジ部は係合突
部の内面下部と弾性係合部の外面上部とを結ぶ複数のブ
リッジからなる。係合突部と弾性係合部をこのように連
結することによって、係合突部の下端に圧力を加えてこ
れを係合溝に押し込むことができる。また、係合突部と
弾性係合部の間の上下方向の移動に自由度をもたせて装
着時のブリッジ部の破断が起こりにくくするとともに開
蓋の際には容易かつ確実に破断が起こるようにしてい
る。ブリッジの本数および形状は上記の目的を達成しう
るものであればよいが、本数は２本以上、通常は４〜２
０本程度が適当である。形状は断面が円、楕円、正方
形、長方形、長板状等如何なる形状であってもよい。連
結方向も半径方向に限定されず、例えば斜めであっても
よい。
る部位であり、この切断によって過去に開封が行なわれ
たことを知らせるものである。このブリッジ部は係合突
部の内面下部と弾性係合部の外面上部とを結ぶ複数のブ
リッジからなる。係合突部と弾性係合部をこのように連
結することによって、係合突部の下端に圧力を加えてこ
れを係合溝に押し込むことができる。また、係合突部と
弾性係合部の間の上下方向の移動に自由度をもたせて装
着時のブリッジ部の破断が起こりにくくするとともに開
蓋の際には容易かつ確実に破断が起こるようにしてい
る。ブリッジの本数および形状は上記の目的を達成しう
るものであればよいが、本数は２本以上、通常は４〜２
０本程度が適当である。形状は断面が円、楕円、正方
形、長方形、長板状等如何なる形状であってもよい。連
結方向も半径方向に限定されず、例えば斜めであっても
よい。
【００１２】キャップ本体はスカート部下縁に前記未開
封プルーフリングの係合突部を係止する係合溝を設け
る。すなわち、スカート部下縁を二重縁としその間に係
合溝が形成されることになる。この係合溝の形状は未開
封プルーフリングの係合突部を嵌め込んで係止できる形
状であり、係合突部の形状に対応してこの機能を発揮で
きる形状とする。二重縁のうち内縁の下端面は未開封プ
ルーフリング弾性係合部のブリッジ連結側上端面と当接
しキャップを着脱する際には摺動面となりうる。そこ
で、未開封プルーフリング側の上端面とともにキャップ
本体のこの内縁の下端面にも適宜間隔ごとに突起を設け
たり下端面を凹凸面や粗荒面にするなどして摺動を抑制
できるようにしておくことが好ましい。突起の形状も未
開封プルーフリング側の突起等と係合してブリッジ部の
破断が起こらない程度に摺動を抑制できるものであれば
よい。一方、二重縁のうち外縁の下端は内縁の下端と同
じ位置でもよいが、さらに垂下させて着蓋状態では未開
封プルーフリングの弾性係合部を覆い隠すようにしても
よい。
封プルーフリングの係合突部を係止する係合溝を設け
る。すなわち、スカート部下縁を二重縁としその間に係
合溝が形成されることになる。この係合溝の形状は未開
封プルーフリングの係合突部を嵌め込んで係止できる形
状であり、係合突部の形状に対応してこの機能を発揮で
きる形状とする。二重縁のうち内縁の下端面は未開封プ
ルーフリング弾性係合部のブリッジ連結側上端面と当接
しキャップを着脱する際には摺動面となりうる。そこ
で、未開封プルーフリング側の上端面とともにキャップ
本体のこの内縁の下端面にも適宜間隔ごとに突起を設け
たり下端面を凹凸面や粗荒面にするなどして摺動を抑制
できるようにしておくことが好ましい。突起の形状も未
開封プルーフリング側の突起等と係合してブリッジ部の
破断が起こらない程度に摺動を抑制できるものであれば
よい。一方、二重縁のうち外縁の下端は内縁の下端と同
じ位置でもよいが、さらに垂下させて着蓋状態では未開
封プルーフリングの弾性係合部を覆い隠すようにしても
よい。
【００１３】キャップ本体及び未開封又開封後のプルー
フリングの材質はその機能が発揮できるものであればよ
い。例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ナイロン、ポリアクリロニトリル、
ポリスチレン、ポリメチルペンテン、ポリマーアロイ等
が使用できる。キャップ本体とプルーフリングの材質は
同一であって一向に差障りがない。又別々の材質を用
い、かつ、プルーフリングとボトルの材質を同一にすれ
ばキャップを開封後ボトルを回収し再利用する際ボトル
に残ったプリーフリングを分別する必要がなく回収再利
用作業が容易となる。一方プルーフリングを着色するこ
とによりキャップの開封の有無は判別しやすい。この
際、着色剤の種類及び添加量はボトル再生品の物性を損
なわない程度とすることが望ましい。
フリングの材質はその機能が発揮できるものであればよ
い。例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ナイロン、ポリアクリロニトリル、
ポリスチレン、ポリメチルペンテン、ポリマーアロイ等
が使用できる。キャップ本体とプルーフリングの材質は
同一であって一向に差障りがない。又別々の材質を用
い、かつ、プルーフリングとボトルの材質を同一にすれ
ばキャップを開封後ボトルを回収し再利用する際ボトル
に残ったプリーフリングを分別する必要がなく回収再利
用作業が容易となる。一方プルーフリングを着色するこ
とによりキャップの開封の有無は判別しやすい。この
際、着色剤の種類及び添加量はボトル再生品の物性を損
なわない程度とすることが望ましい。
【００１４】成形方法は通常用いられてる方法でよく、
キャップ本体は射出成形とコンプレッション成形、未開
封プルーフリングは射出成形で行う。
キャップ本体は射出成形とコンプレッション成形、未開
封プルーフリングは射出成形で行う。
【００１５】キャップの装着方法としては、まず未開封
プルーフリングの係合突部をキャップ本体の係合溝に合
わせ、係合突部の下端面を適当な治具で押すことにより
係合突部を係合溝に嵌め込む。次に、このキャップを瓶
口に合わせ、ねじ込んでいくと未開封プルーフリングの
弾性係合部の弾性により弾性係合部が拡径して瓶口部の
ねじ山やボトルビード部を乗り越え、ボトルビード部の
アンダーカットに到達してそこで弾性係合部の折り返さ
れた上端が弾性により原形に戻ってそこに係止される。
プルーフリングの係合突部をキャップ本体の係合溝に合
わせ、係合突部の下端面を適当な治具で押すことにより
係合突部を係合溝に嵌め込む。次に、このキャップを瓶
口に合わせ、ねじ込んでいくと未開封プルーフリングの
弾性係合部の弾性により弾性係合部が拡径して瓶口部の
ねじ山やボトルビード部を乗り越え、ボトルビード部の
アンダーカットに到達してそこで弾性係合部の折り返さ
れた上端が弾性により原形に戻ってそこに係止される。
【００１６】キャップを外す際には、キャップを装着時
と反対方向に回すとキャップ本体は未開封プルーフリン
グの係合突部を係合溝に把持したまま上昇するが、未開
封プルーフリングの弾性係合部は折返部の上端がボトル
ビード部のアンダーカットに係止されたままになってい
るため上昇することができず、その結果ブリッジ部が切
断され、開封が行なわれたことがわかる。
と反対方向に回すとキャップ本体は未開封プルーフリン
グの係合突部を係合溝に把持したまま上昇するが、未開
封プルーフリングの弾性係合部は折返部の上端がボトル
ビード部のアンダーカットに係止されたままになってい
るため上昇することができず、その結果ブリッジ部が切
断され、開封が行なわれたことがわかる。
【００１７】
【作用】未開封プルーフリングの係合突部がキャップ本
体の係合溝に係着する。一方、弾性係合部は上方に折り
返された形状にすることにより弾性が付与されて、この
弾性により瓶口部装着の際のねじ山部、ボトルビード部
等を破断なく乗り越え、かつボトルビード部のアンダー
カットに折返し部の先端が係止される。その結果、キャ
ップを外す際、係合突部はキャップ本体に把持され、一
方弾性係合部は瓶口部に係止されているためブリッジ部
が引張られて切断される。
体の係合溝に係着する。一方、弾性係合部は上方に折り
返された形状にすることにより弾性が付与されて、この
弾性により瓶口部装着の際のねじ山部、ボトルビード部
等を破断なく乗り越え、かつボトルビード部のアンダー
カットに折返し部の先端が係止される。その結果、キャ
ップを外す際、係合突部はキャップ本体に把持され、一
方弾性係合部は瓶口部に係止されているためブリッジ部
が引張られて切断される。
【００１８】
【実施例】本発明の一実施例である瓶キャップを瓶口部
に装着した状態を一部拡大して示した縦断面図を図１
に、未開封プルーフリングの平面図を図２に、底面図を
図３に、それぞれ示す。
に装着した状態を一部拡大して示した縦断面図を図１
に、未開封プルーフリングの平面図を図２に、底面図を
図３に、それぞれ示す。
【００１９】図１に示すように、この瓶キャップはキャ
ップ本体１と未開封プルーフリング２からなっている。
ップ本体１と未開封プルーフリング２からなっている。
【００２０】キャップ本体１は天板部１１とその周縁か
ら垂下するスカート部１２からなり、スカート部１２外
面の下縁近傍から外方に膨出する係合縁１３が形成され
て二重縁となっており、スカート部１２の下縁とこの係
合縁１３によって未開封プルーフリング２を係止する係
合溝１４が形成されている。係合縁１３の内面下部から
は内方に突出する係合リブ１５が設けられている。スカ
ート部１２の下端面には未開封プルーフリングとの無制
限な摺動を抑止する多数のストッパー突起１６が形成さ
れている。このストッパー突起は図４に示すように円状
をしている。キャップ本体１の天面裏側にはパッキン４
が嵌入されており、キャップ本体スカート部内面上部に
はこのパッキン４を把持する突条１７が形成されてい
る。未開封プルーフリング２は図２に示すように全体が
二重リング状をしており、その外輪がキャップ本体１に
係合する係合突部２１に、内輪が瓶口部３のアンダーカ
ット３１に係合する弾性係合部２２になっている。係合
突部２１と弾性係合部２２の間はブリッジ部２３で連結
されている。
ら垂下するスカート部１２からなり、スカート部１２外
面の下縁近傍から外方に膨出する係合縁１３が形成され
て二重縁となっており、スカート部１２の下縁とこの係
合縁１３によって未開封プルーフリング２を係止する係
合溝１４が形成されている。係合縁１３の内面下部から
は内方に突出する係合リブ１５が設けられている。スカ
ート部１２の下端面には未開封プルーフリングとの無制
限な摺動を抑止する多数のストッパー突起１６が形成さ
れている。このストッパー突起は図４に示すように円状
をしている。キャップ本体１の天面裏側にはパッキン４
が嵌入されており、キャップ本体スカート部内面上部に
はこのパッキン４を把持する突条１７が形成されてい
る。未開封プルーフリング２は図２に示すように全体が
二重リング状をしており、その外輪がキャップ本体１に
係合する係合突部２１に、内輪が瓶口部３のアンダーカ
ット３１に係合する弾性係合部２２になっている。係合
突部２１と弾性係合部２２の間はブリッジ部２３で連結
されている。
【００２１】係合突部２１はキャップ本体１の係合溝１
４と略同径の形状をしており、その外面上部にはキャッ
プ本体１の係合リブ１５と係合するリブ状のフック２４
が形成されている。
４と略同径の形状をしており、その外面上部にはキャッ
プ本体１の係合リブ１５と係合するリブ状のフック２４
が形成されている。
【００２２】弾性係合部２２は外径がキャップ本体１の
スカート部１２下端の外径と略一致しており、垂直に下
降する外板部２５とその下端から斜上方に折り返された
内板部２６からなり断面Ｖ字状をしている。内板部２６
は４個所が切欠かれている。この切欠部２７を設けるこ
とによって内板部２６が折返部を軸として拡縮すること
ができ弾性機能を発揮する。外板部２５の上端面には図
３に示すように多数のストッパー突起２８が形成されて
おり、キャップ本体を瓶口にねじ込む際このストッパー
突起２８がスカート部下端面のストッパー突起１６と係
合してキャップ本体と未開封プルーフリング間の無制限
な摺動を阻止している。
スカート部１２下端の外径と略一致しており、垂直に下
降する外板部２５とその下端から斜上方に折り返された
内板部２６からなり断面Ｖ字状をしている。内板部２６
は４個所が切欠かれている。この切欠部２７を設けるこ
とによって内板部２６が折返部を軸として拡縮すること
ができ弾性機能を発揮する。外板部２５の上端面には図
３に示すように多数のストッパー突起２８が形成されて
おり、キャップ本体を瓶口にねじ込む際このストッパー
突起２８がスカート部下端面のストッパー突起１６と係
合してキャップ本体と未開封プルーフリング間の無制限
な摺動を阻止している。
【００２３】ブリッジ部２３は係合突部２１の内面下端
と弾性係合部２２の外板部２５の外面上端を結ぶ多数の
紐状のブリッジ２９からなっている。
と弾性係合部２２の外板部２５の外面上端を結ぶ多数の
紐状のブリッジ２９からなっている。
【００２４】材質は〔００１３〕、製法は〔００１４〕
で述べた通りである。
で述べた通りである。
【００２５】この瓶キャップの瓶口部３への装着方法と
しては、まず未開封プルーフリング２の係合突部２１を
既にパッキン４を装着しているキャップ本体１の係合溝
１４に合わせ、係合突部２１の下端面を適当な治具で押
すことにより係合突部２１を係合溝１４に嵌め込む。そ
の際、キャップ本体１の係合縁１３が未開封プルーフリ
ング２のリブ状フック２４によって押し拡げられ、該フ
ック２４が係合縁１３の係合リブ１５を通過した後は係
合縁１３の弾性によって元の形状に戻る。その結果係合
リブ１５とリブ状フック２４が係合して両者を嵌着させ
る。
しては、まず未開封プルーフリング２の係合突部２１を
既にパッキン４を装着しているキャップ本体１の係合溝
１４に合わせ、係合突部２１の下端面を適当な治具で押
すことにより係合突部２１を係合溝１４に嵌め込む。そ
の際、キャップ本体１の係合縁１３が未開封プルーフリ
ング２のリブ状フック２４によって押し拡げられ、該フ
ック２４が係合縁１３の係合リブ１５を通過した後は係
合縁１３の弾性によって元の形状に戻る。その結果係合
リブ１５とリブ状フック２４が係合して両者を嵌着させ
る。
【００２６】次に、この瓶キャップを瓶口に合わせねじ
込んでいく。そうすると、未開封プルーフリング２は瓶
口のねじ山部等の突出部を通過する際には弾性係合部２
２に切欠部２７が設けられているため内板部２６がリン
グの外方に縮退してそこを円滑に通過できる。そして、
瓶口部３のアンダーカット３１に到達後は弾性により原
形に復し、弾性係合部２２の内板部２６上端がアンダー
カット３１に係止する。瓶キャップのねじ込みの際、未
開封プルーフリング２は瓶口部３との当接によりキャッ
プ本体１への従動が抑制される方向に作用するが、未開
封プルーフリング２のストッパー突起２８がキャップ本
体１のストッパー突起１６に当接係合して両者間の摺動
を阻止し一緒に回動させることができ、キャップ装着時
のブリッジ２９の切断を防止している。
込んでいく。そうすると、未開封プルーフリング２は瓶
口のねじ山部等の突出部を通過する際には弾性係合部２
２に切欠部２７が設けられているため内板部２６がリン
グの外方に縮退してそこを円滑に通過できる。そして、
瓶口部３のアンダーカット３１に到達後は弾性により原
形に復し、弾性係合部２２の内板部２６上端がアンダー
カット３１に係止する。瓶キャップのねじ込みの際、未
開封プルーフリング２は瓶口部３との当接によりキャッ
プ本体１への従動が抑制される方向に作用するが、未開
封プルーフリング２のストッパー突起２８がキャップ本
体１のストッパー突起１６に当接係合して両者間の摺動
を阻止し一緒に回動させることができ、キャップ装着時
のブリッジ２９の切断を防止している。
【００２７】キャップを外す際には、キャップを装着時
と反対方向に回すとキャップ本体１は未開封プルーフリ
ング２の係合突部２１を係合溝１４に把持したまま上昇
する。一方、未開封プルーフリング２の弾性係合部２２
は内板部２６の上端が瓶口部３のアンダーカット３１に
引き続き係止されているため上昇することができず、そ
の結果、図５に示すようにブリッジ２９が切断される。
キャップ本体１は未開封プルーフリング２の係合突部２
１のみを把持したまま更に上昇を続け、瓶口から離脱す
る。
と反対方向に回すとキャップ本体１は未開封プルーフリ
ング２の係合突部２１を係合溝１４に把持したまま上昇
する。一方、未開封プルーフリング２の弾性係合部２２
は内板部２６の上端が瓶口部３のアンダーカット３１に
引き続き係止されているため上昇することができず、そ
の結果、図５に示すようにブリッジ２９が切断される。
キャップ本体１は未開封プルーフリング２の係合突部２
１のみを把持したまま更に上昇を続け、瓶口から離脱す
る。
【００２８】
【発明の効果】本発明の瓶キャップは成形および組立が
容易である。また、瓶口部へ破断なく確実に装着でき、
一方、キャップを外す際にブリッジを確実に破断するこ
とができる。
容易である。また、瓶口部へ破断なく確実に装着でき、
一方、キャップを外す際にブリッジを確実に破断するこ
とができる。
【図１】 本発明の一実施例である瓶キャップを瓶口部
に装着した状態を一部拡大して示した縦断面図である。
に装着した状態を一部拡大して示した縦断面図である。
【図２】 同実施例の未開封プルーフリングの平面図で
ある。
ある。
【図３】 同未開封プルーフリングの底面図である。
【図４】 キャップ本体スカート部下縁と未開封プルー
フリング弾性係合部の外板部上縁の部分側図面である。
フリング弾性係合部の外板部上縁の部分側図面である。
【図５】 キャップを外した状態を示す縦断面図であ
る。
る。
１ キャップ本体 ２ 未開封プルーフリング ３ 瓶口部 １４ 係合溝 １６ ストッパー突起 ２１ 係合突部 ２２ 弾性係合部 ２３ ブリッジ部 ２５ 外板部 ２６ 内板部 ２７ 切欠部 ２８ ストッパー突起 ２９ ブリッジ ３１ アンダーカット
Claims (2)
- 【請求項１】 キャップ本体下縁の係合溝に係合する係
合突部と、瓶口部アンダーカットに係合する弾性係合部
と、該係合突部と弾性係合部とを連結するブリッジ部よ
りなり、該弾性係合部は瓶口側に上方に折り返された形
状をしており、該ブリッジ部は係合突部の内面下部と弾
性係合部の外面上部とを結ぶ複数のブリッジよりなり、
少なくとも係合突部と弾性係合部の一方がリングになっ
ている未開封プルーフリングと、 スカート部下縁に前記未開封プルーフリングの係合突部
を係止する係合溝が設けられているキャップ本体とから
なる瓶キャップ - 【請求項２】 未開封プルーフリングの弾性係合部のブ
リッジ連結側上端面とキャップ本体のスカート部下端面
に両面間の摺動を抑止する複数のストッパー突起が設け
られている請求項１記載の瓶キャップ
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7051178A JPH08244806A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 瓶キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7051178A JPH08244806A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 瓶キャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244806A true JPH08244806A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12879592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7051178A Pending JPH08244806A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 瓶キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08244806A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1256522A2 (en) * | 2001-05-11 | 2002-11-13 | LUMSON S.p.A. | Jar with closure lid and security seal |
| JP2010018336A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Universal Seikan Kk | ボトル缶及びキャップ付きボトル缶 |
| KR20210045193A (ko) * | 2019-10-16 | 2021-04-26 | 최병수 | 분리수용 가능한 마개 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7051178A patent/JPH08244806A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1256522A2 (en) * | 2001-05-11 | 2002-11-13 | LUMSON S.p.A. | Jar with closure lid and security seal |
| EP1256522A3 (en) * | 2001-05-11 | 2003-06-25 | LUMSON S.p.A. | Jar with closure lid and security seal |
| JP2010018336A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Universal Seikan Kk | ボトル缶及びキャップ付きボトル缶 |
| KR20210045193A (ko) * | 2019-10-16 | 2021-04-26 | 최병수 | 분리수용 가능한 마개 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040519 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041116 |