JP2010018336A - ボトル缶及びキャップ付きボトル缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封したことを明確に認識することができるボトル缶及びキャップ付きボトル缶を提供する。
【解決手段】上方に向けて延在する首部13と、首部13の上端に連接されると共に上方に延在する口金部14を備えたボトル缶30と、天面部41と該天面部41の周縁から略垂下してなる側壁部42と該側壁部42の下方に形成されたピルファープルーフ部47を備え、前記ボトル缶30の口金部14に被着されたキャップ40とを備えるキャップ付きボトル缶1であって、首部13には、径方向外方に膨出した膨出部21を有するリング状部材20が装着されており、リング状部材20は、口金部14下端に隣接配置された状態で膨出部21がキャップ40のピルファープルーフ部47に巻き締められ、キャップ40を開栓するとリング状部材20が下方に移動するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、開封したことを明確に認識することができるボトル缶及びキャップ付きボトル缶に関するものである。
周知のように、飲料等を充填して販売する容器として、大径の胴部と、この胴部の缶軸方向上端部と連設されると共に、缶軸方向上方に向かうに従い径方向内方へ向かって延びる肩部と、該肩部の缶軸方向上端部と連設されると共に、缶軸方向上方へ延在した口金部とを備え、この口金部に形成された雄ネジ部にキャップが螺着されてなるキャップ付きボトル缶が多く採用されている。この種のボトル缶は一般に、金属板に絞り加工、しごき加工を施して形成された有底筒状体を用い、これに各種加工を施すことにより形成されている。
このようなキャップ付きボトル缶においては、天面部の周縁から略垂下してなる側壁部と該側壁部の下方に形成されたピルファープルーフ部とを備えたキャップが多く用いられている。このようなキャップは、口金部の下部に形成された膨出部がピルファープルーフ部に巻き締められており、未開封のボトル缶のキャップを開栓すると、キャップ本体とピルファープルーフ部との間に形成された破断部が破断して、キャップ本体とピルファープルーフ部が分離して、開封されるようになっている。これにより、キャップ付きボトル缶の開封状態を視認することができる。
なお、このようなキャップ付きボトル缶としては、以下のものがある。
特表2007−514617号公報
ところで、上記のようなキャップ付きボトル缶は、ピルファープルーフ部が口金部の膨出部に巻き締められているので、開封してもボトル缶に残ったピルファープルーフ部の位置が、缶軸方向においてほとんど変化しない。すなわち、開封されたボトル缶の口金部にキャップ本体を再栓するとキャップ本体とピルファープルーフ部とが未開封状態のキャップ付きボトル缶と同様の位置に配置されることとなり、開封しているか否かを明確に認識することができないという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、開封したことを明確に認識することができるキャップ付きボトル缶及びボトル缶を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
キャップ付きボトル缶に係る解決手段として、上方に向けて延在する首部と、該首部の上端に連接されると共に上方に延在する口金部を備えたボトル缶と、天面部と該天面部の周縁から略垂下してなる側壁部と該側壁部の下方に形成されたピルファープルーフ部を備え、前記ボトル缶の口金部に被着されたキャップとを備えるキャップ付きボトル缶であって、前記首部には、径方向外方に膨出した膨出部を有するリング状部材が装着されており、前記リング状部材は、前記口金部の下端に隣接配置された状態で前記膨出部が前記キャップのピルファープルーフ部に巻き締められ、前記キャップを開栓すると前記リング状部材が下方に移動するように構成されている、という手段を採用する。
この発明によれば、首部には、径方向外方に膨出した膨出部を有するリング状部材が装着されており、リング状部材は、キャップのピルファープルーフ部に巻き締められ、前記キャップを開栓すると前記リング状部材が下方に移動するように構成されているので、キャップ付きボトル缶が開封されたことを明確に認識することができる。
具体的には、未開封のキャップ付きボトル缶のキャップが開封されて、キャップ本体とピルファープルーフ部が分離されると、このピルファープルーフ部と共にリング状部材がその自重で首部に沿って下方に降下し、キャップ本体とピルファープルーフ部とが離間する。これにより、キャップ付きボトル缶が開封されたことを明確に認識することができる。
また、キャップ本体を口金部に再栓してもキャップ本体とピルファープルーフ部とが離間して位置する。これにより、開封されたキャップ付きボトル缶を明確に認識することができる。
また、キャップ付きボトル缶に係る解決手段として、前記リング状部材の上端部に、内方に向かうほど漸次缶軸方向の下方に下がるテーパ状の受口部が形成され、前記リング状部材が前記口金部に隣接し、前記受口部と前記口金部の下面との間に間隙を形成した状態で、前記膨出部が前記ピルファープルーフ部に巻き締められて、前記リング状部材が弾性変形している、という手段を採用する。
この発明によれば、受口部と口金部の下面との間に間隙を形成した状態で、膨出部がピルファープルーフ部に巻き締められてリング状部材が弾性変形しているので、未開封のキャップ付きボトル缶のキャップが開封されるとピルファープルーフ部とリング状部材とがリング状部材の復帰弾性力で付勢されて下方に降下し、キャップ本体とピルファープルーフ部とが離間する。これにより、キャップ付きボトル缶が開封されたことをより明確に認識することができる。
また、キャップ付きボトル缶に係る解決手段として、前記首部及び/又は前記膨出部が、前記キャップと異なる色に着色されている、という手段を採用する。
この発明によれば、首部及び/又は膨出部が、キャップと異なる色に着色されているので、キャップ本体とピルファープルーフ部とが離間すると、キャップ本体とピルファープルーフ部との隙間からキャップ(キャップ本体とピルファープルーフ部)の色彩と異なる色彩が視認される。これにより、キャップ付きボトル缶が開封されたこと及び開封されたキャップ付きボトル缶を明確に認識することができる。
また、キャップ付きボトル缶に係る解決手段として、前記リング状部材の下端部に径方向外方に膨出した鍔部が形成されている、という手段を採用する。
この発明によれば、鍔部が形成されているので、この鍔部を支持して搬送及びキャップの取り付けができる。すなわち、既存のPETボトルの充填設備を用いて、ボトル缶内部に被収容体を収容することができる。また、キャップの取り付けの際や内容物の充填の際にボトル缶を鍔部で支持することができるので、キャップの取り付けによって加わる荷重に対して胴部の強度を上げる必要がなく、胴部の薄肉化及びボトル缶の軽量化を図ることができる。
また、ボトル缶に係る解決手段として、上記キャップ付きボトル缶のいずれかの解決手段に用いられ、上方に向けて延在する首部と、該首部の上端に連接されると共に上方に延在する口金部を備えたボトル缶であって、前記首部には、径方向外方に膨出した膨出部を有するリング状部材が上下移動自在に装着されている、という手段を採用する。
本発明によれば、ピルファープルーフ部と共にリング状部材が首部に沿って下方に降下し、キャップ本体とピルファープルーフ部とが離間し、キャップ本体を口金部に再栓してもキャップ本体とピルファープルーフ部とが離間して位置する。これにより、キャップ付きボトル缶が開封されたこと及び開封されたキャップ付きボトル缶を明確に認識することができる。従って、開封したことを明確に認識することができるボトル缶及びキャップ付きボトル缶を提供することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るキャップ付きボトル缶1の要部を示す一部断面図である。なお、この明細書においては、缶軸P方向を上下方向としている。
図1に示すように、キャップ付きボトル缶1は、ボトル缶本体10にリング状部材20が嵌着されたボトル缶30と、このボトル缶30に被着されるキャップ40とで概略構成されている。
ボトル缶本体10は、本実施の形態ではアルミニウム合金素材からなるものであって、比較的に薄肉に形成されたものであり、絞り加工及びしごき加工により形成されている。このボトル缶本体10は、有底筒状とされた大径の胴部11と、この胴部11の上端部に連接されると共に上方に向かうに従い漸次縮径した肩部12と、この肩部12の上端部に連接されると共に上方に延在した首部13と、この首部13の缶軸方向上端部に連接されると共に上方に延在した口金部14とを備えている。
首部13は、肩部12の上端部から上方に向かって延在しており、上方に向かうに従い僅かに縮径されて、僅かに先細りの形状となっている。
口金部14は、当接部15と、雄ネジ部16と、カール部17とを備えている。
当接部15は、首部13の上端部から外方に向けて突出し、外方に向かうに従い僅かに上方に向かうように形成された部位である。換言すると、この当接部15は、内方に向かうに従い漸次僅かに下方に下がる斜度をもって形成されている。図2に示すように、この当接部15の下側に延在する面(外表面)は、口金部14の下面14aを構成している。
図1に示すように、雄ネジ部16は、当接部15の端部に連接すると共に上方に延在し、缶軸Pを中心に螺旋状にネジが形成された部位である。この雄ネジ部16は、右ネジに形成されており、ネジとして有効に機能する部分の巻数である有効ネジ巻数が2.0〜2.5巻程度に形成されている。この雄ネジ部16のネジ山の外径は、上記当接部15の外径と略同径とされている。
カール部17は、口金部14の縁部を構成しており、外方に沿った状態で巻かれた部位である。すなわち、このカール部17が口金部14の切断面を巻き返すことにより、この切断面が外方側に露出しないようにされている。すなわち、このカール部17によりボルト缶本体10の開口部10aが構成されている。
図2に示すように、リング状部材20は、本実施の形態では、赤色の樹脂で環状に形成された部材であり、膨出部21と、受口部22と、鍔部23と、貫通孔部24とを備えている。
膨出部21は、リング状部材20の上端部に形成され、外方に向けて膨出した部位である。この膨出部21は、椀状に延在した下面21aと、この下面21aと隣接し缶軸P方向に延在した側周面21bとを有している。この側周面21bは、当接部15よりも僅かに外方側に位置する。
受口部22は、リング状部材20の上端部に形成され、内方に向かうほど漸次缶軸P方向の下方に下がるテーパ状に形成された部位である。この受口部22は、当接部15よりもやや大きい斜度をもって形成されている。
鍔部23は、リング状部材20の下端部に形成された部位であって、外方に向けて膨出した部位である。この鍔部23は、既存のPETボトルの開口部で採用されている所謂ネックリング部と同一形状・同一寸法で形成されている。
この鍔部23の下面は、リング状部材20の下面20aを構成し、この下面20aが環状かつ平面状に延在している。
貫通孔部24は、上下方向に貫通しており、内周面24aによって構成されている。この内周面24aを基準とすると、上述した下面20aが内周面24aと直角を形成するようにリング状部材20の下面を構成しており、受口部22の受面22aが内周面24aと鈍角を形成してリング状部材20の上面を構成している。
このようなボトル缶本体10とリング状部材20とは、ボトル缶本体10の胴部11、肩部12、首部13が形成された後に、首部13にリング状部材20が嵌着されて、この後にボトル缶本体10の雄ネジ部16及びカール部17が形成されて、ボトル缶30を構成している。この状態においては、リング状部材20の下面20aが肩部12から長さLだけ上方に位置している。
キャップ40は、円板状に形成された天面部41と、この天面部41の周縁から略垂下してなる側壁部42と天面部41と側壁部42の一部とに亘って貼付されたライナー43とを備えるキャップ本体45と、側壁部42の下方において破断部46を介して側壁部42に連結されたピルファープルーフ部47とから概略構成されている。このキャップ40は、本実施の形態では、ライナー43を除いて、アルミニウム合金素材で構成している。
天面部41は、カール部17が構成するボルト缶本体10の開口部10aよりも大きく形成されており、この開口部10aを被覆している。この天面部41は、ライナー43をカール部17に押圧して開口部10aを密閉している。
側壁部42は、ボルト缶本体10の雄ネジ部16と螺着する雌ネジ部42aが形成されたものであり、この雌ネジ部42aが雄ネジ部16を巻き締めている。
破断部46は、周方向に連続して設けられた複数の切り込みであるスリット46aと、隣接する二つのスリット46aの間に設けられてキャップ本体45とピルファープルーフ部47とを連結する複数のブリッジ46bとから構成されている。
ピルファープルーフ部47は、複数のブリッジ46bにより側壁部42の下縁部に連結されている。
このようなキャップ40のライナー43以外の構成要素が本実施の形態では、銀色に着色されている。
このようなキャップ付きボトル缶1は、ロール成形により、ボトル缶30にキャップ40が被着されている。
具体的には、リング状部材20の鍔部23を用いて、既存のPETボトルの搬送充填ラインにより、ボトル缶30に被収容体を充填した後、図3に示すように、ボトル缶本体10の口金部14にキャップ40を被せる。この際には、ボトル缶本体10を加工台60に載置した状態で、リング状部材20の鍔部23に支持部61を当接させてリング状部材20を上方に移動させ口金部14に突き当てた状態とし、キャップ40の側壁部42の下端が膨出部21よりも下方に位置するようにキャップ40を被らせる。
その後、図3に示すように、筒状のプレッシャーブロック51と、このプレッシャーブロック51の中央に軸方向に移動可能に設けられたプレッシャーブロックインサート52と、ROローラ53、PPローラ54とを備えたキャッピング装置50を用いてロール成形する。具体的には、キャップ40の天面部41をプレッシャーブロックインサート52が缶底方向に押圧する。この際、プレッシャーブロック51が天面部41の周縁部を缶底方向に押圧しながら所望の深さ及び径方向に絞り加工することで、キャップ40の周縁部に段差部を形成する(図1参照)。これにより、図1に示すように、カール部17の上部及び外側部がライナー43に食い込んで高い密封性が得られることになる。
この段差部を形成するのと略同時に、ROローラ53が口金部14の雄ネジ部16に沿って回転することにより、キャップ40の側壁部42に雌ネジ部42a(図1参照)を形成すると共に、PPローラ54が膨出部21の下部に沿って転動することで膨出部21がピルファープルーフ部47で巻締められ、これによってキャップ40が口金部14に被着され、キャップ付きボトル缶1が形成される。
すなわち、図1に示すように、キャップ40の雌ネジ部42aが口金部14の雄ネジ部16を巻き締めると共に、ピルファープルーフ部47がリング状部材20の膨出部21を巻き締めて、キャップ40がボトル缶30に被着されている。この状態において、図2に示すように、リング状部材20と口金部14とが突き合わされて、受口部22の受面22aと口金部14の下面14aとが缶軸Pを中心として環状及び線状に接触しており、受面22aと口金部14の下面14aと首部13の上部とが間隙Sを形成している。また、ピルファープルーフ部47が膨出部21を巻き締めることで、リング状部材20が突き上げられるようにして、換言すれば受面22aが下面14aに近接するようにして弾性変形している。
次に、上記の構成からなるキャップ付きボトル缶1の動作について説明する。
図4(a)に示すように、キャップ付きボトル缶1のキャップ40に開栓トルクを加えると雌ネジ部42aが巻き締める雄ネジ部16に沿ってキャップ本体45が上方に螺進する。
キャップ本体45が上方に螺進しても、膨出部21を巻き締めるピルファープルーフ部47の位置が変わらないため、ブリッジ46b(図1参照)に作用した引張荷重でブリッジ46bが破断し、キャップ本体45とピルファープルーフ部47とが分離する。
この際には、ピルファープルーフ部47で上方に突き上げられて弾性変形していたリング状部材20が、キャップ本体45とピルファープルーフ部47とが分離することにより、元の形状に復帰する。このリング状部材20の復帰弾性力を、受面22aを介して受けた下面14aが反発して、リング状部材20に作用させ、リング状部材20を下方へと付勢する。
図4(b)に示すように、リング状部材20は、下面14aによる付勢力及び自重により首部13の上方から長さLだけ首部13の下方に降下する。
首部13の下方に移動したリング状部材20は、肩部12に当接して停止し、キャップ本体45とピルファープルーフ部47とが離間する。この状態においては、キャップ本体45とピルファープルーフ部47との間からリング状部材20の色彩の赤色が視認される。
キャップ本体45を螺進し続けて、ボトル缶30から離脱させた後に、再び雌ネジ部42aと雄ネジ部16とを螺合させ、キャップ本体45をボトル缶本体10に被着させた場合においても、キャップ本体45とピルファープルーフ部47とが離間して位置し、銀色に着色されたキャップ本体45とピルファープルーフ部47との間から赤色に着色されたリング状部材20が視認される。つまり、キャップ40を再栓した場合においてもリング状部材20の色彩の赤色が視認される。
以上説明した通り、本実施の形態によるキャップ付きボトル缶1によれば、首部13と、この首部13に嵌着し膨出部21がピルファープルーフ部47で巻き締められたリング状部材20を備えているので、未開封のキャップ付きボトル缶1のキャップ40が開封されて、キャップ本体45とピルファープルーフ部47が分離されると、このピルファープルーフ部47と共にリング状部材20がその自重で首部13に沿って下方に降下し、キャップ本体45とピルファープルーフ部47とが離間する。これにより、キャップ付きボトル缶1が開封されたことをより明確に認識することができる。
また、キャップ本体45を口金部14に再栓してもキャップ本体45とピルファープルーフ部47とが離間して位置する。これにより、開封されたキャップ付きボトル缶1を明確に認識することができる。
従って、開封したことを明確に認識することができるキャップ付きボトル缶1を提供することが可能となる。
また、膨出部21がピルファープルーフ部47に巻き締められてリング状部材20が上方へと突き上げられて弾性変形しているので、未開封のキャップ付きボトル缶1のキャップ40が開封されるとピルファープルーフ部47とリング状部材20とが付勢されて下方に降下し、キャップ本体45とピルファープルーフ部47とが離間する。これにより、キャップ付きボトル缶1が開封されたことをより明確に認識することができる。
また、膨出部21が、キャップ40と異なる色に着色されているので、キャップ本体45とピルファープルーフ部47とが離間すると、キャップ本体45とピルファープルーフ部47との隙間からキャップ(キャップ本体45とピルファープルーフ部47)の銀色と異なる赤色が視認される。これにより、キャップ付きボトル缶1が開封されたこと及び開封されたキャップ付きボトル缶1を明確に認識することができる。
また、鍔部23が形成されているので、この鍔部23を支持して搬送ができる。すなわち、既存のPETボトルの充填設備を用いて、ボトル缶30の内部に被収容体を収容することができる。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、金属からなるキャップ40を用いてボトル缶30を封止したが、樹脂製のキャップを用いてボトル缶30を封止しても構わない。この際には、樹脂製キャップの取り付けの際にボトル缶30を鍔部23で支持することができるので、樹脂製キャップの取り付けによって加わる荷重に対して胴部11の強度を上げる必要がなく、胴部11の薄肉化及びボトル缶30の軽量化を図ることができる。
また、上述した実施の形態では、リング状部材20を着色してキャップ付きボトル缶1の開封を明確に視認することができる構成としたが、首部13に着色してキャップ付きボトル缶1の開封を明確に視認することができる構成にしてもよい。
また、上述した実施の形態では、ボトル缶本体10の胴部11、肩部12、首部13が形成された後に、首部13にリング状部材20が嵌着され、この後にボトル缶本体10の雄ネジ部16及びカール部17が形成されてボトル缶30を構成したが、これに限らない。例えば、リング状部材を割り型に構成し、ボトル缶本体10の胴部11、肩部12、首部13、雄ネジ部16、カール部17を形成した後に、リング状部材を嵌めてもよい。
本発明の実施形態において、キャップ付きボトル缶1の要部を示す一部断面図である。 本発明の実施形態において、キャップ付きボトル缶1の要部拡大断面図である。 本発明の実施形態において、キャップ付きボトル缶1の製造方法を示す概略図である。 本発明の実施形態において、キャップ付きボトル缶1の作用を示す動作図である。
符号の説明
1…キャップ付きボトル缶
10…ボトル缶本体
11…胴部
12…肩部
13…首部
14…口金部
14a…下面
20…リング状部材
21…膨出部
22…受口部
23…鍔部
30…ボトル缶
40…キャップ
41…天面部
42…側壁部
47…ピルファープルーフ部
P…缶軸
S…間隙

Claims (5)

  1. 上方に向けて延在する首部と、該首部の上端に連接されると共に上方に延在する口金部を備えたボトル缶と、
    天面部と該天面部の周縁から略垂下してなる側壁部と該側壁部の下方に形成されたピルファープルーフ部を備え、前記ボトル缶の口金部に被着されたキャップとを備えるキャップ付きボトル缶であって、
    前記首部には、径方向外方に膨出した膨出部を有するリング状部材が装着されており、
    前記リング状部材は、前記口金部の下端に隣接配置された状態で前記膨出部が前記キャップのピルファープルーフ部に巻き締められ、前記キャップを開栓すると前記リング状部材が下方に移動するように構成されていることを特徴とするキャップ付きボトル缶。
  2. 前記リング状部材の上端部に、内方に向かうほど漸次缶軸方向の下方に下がるテーパ状の受口部が形成され、
    前記リング状部材が前記口金部に隣接し、前記受口部と前記口金部の下面との間に間隙を形成した状態で、前記膨出部が前記ピルファープルーフ部に巻き締められて、前記リング状部材が弾性変形していることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付きボトル缶。
  3. 前記首部及び/又は前記膨出部が、前記キャップと異なる色に着色されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップ付きボトル缶。
  4. 前記リング状部材の下端部に径方向外方に膨出した鍔部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載のキャップ付きボトル缶。
  5. 請求項1から4に記載のキャップ付きボトル缶に用いられ、上方に向けて延在する首部と、該首部の上端に連接されると共に上方に延在する口金部を備えたボトル缶であって、
    前記首部には、径方向外方に膨出した膨出部を有するリング状部材が上下移動自在に装着されていることを特徴とするボトル缶。
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