JP2004161374A - 瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップ - Google Patents

瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップ Download PDF

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隆平 西田
Masanobu Kawamoto
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Abstract

【課題】未開封状態でのキャップの外観性を、この未開封状態であることを確実に認識し得る態様で、スッキリと整えるようにする。
【解決手段】キャップ本体1は、容器上部Yaにネジ付けられて容器上部Yaの開放口Ybを閉塞された筒上端によって塞ぐように構成されている。リング体2は、リング内周部に容器上部Yaの基部側外周に形成された抜け出し規制突部Ydに下方から引っ掛かり可能とされる掛合片20を有している。キャップ本体1とリング体2とは、これらのいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体1の筒下端側の内面にリング体2の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されている。キャップ本体1の筒下端側には、リング体2を外部から視認可能とする複数の窓穴16、16…が形成してある。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、容器の容器上部にネジ付けられて、この容器上部の開放口を封止すると共に、ネジ付けられたキャップの最初の取り外し操作に伴って、キャップの一部を分離させて、その後はこの容器が既に開封されたものであることを認識させる機能を備えたキャップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器の容器上部にネジ付けられて、この容器上部の開放口を封止すると共に、ネジ付けられたキャップの最初の取り外し操作に伴って、キャップの一部を分離させて、この一部の分離によって、その後はこの容器が既に開封されたものであることを認識させる機能を備えたキャップとして、特許文献1に示されるものがある。
【0003】
特許文献1に示されるキャップは、キャップ本体とリング体とから構成されている。リング体には、キャップ本体の外周面下端部に形成された段部に係合する係合突起と、瓶体口筒に形成された突条下面に係止する係止片とが形成されている。リング体の係合突起は、周回状をなすように構成されていると共に、キャップ本体の外周面下端部を外側から覆うようにして、前記段部に係合されている。この係合状態において、リング体の係合突起は内方に向けて屈曲されている。瓶体口筒からキャップを最初に取り外す操作をすると、キャップ本体のみが上方に移動され、前記段部と係合突起との係合が解かれる。係合の解除の過程で係合突起は前記屈曲を解かれる向きに変形されるが、係合が完全に解かれると再び掛合突起は内方に向けて屈曲された状態に戻ることから、再びキャップ本体の外周面下端部をリング体の係合突起が外側から覆うことがなくなり、これにより、少なくとも一回、瓶体口筒からキャップが取り外されたことが分かることになる。
【0004】
【特許文献1】
特許第2561260号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特許文献1のキャップにあっては、瓶体口筒から一度もキャップを取り外していない状態、つまり、未開封状態においては、リング体の係合突起がキャップ本体の外周面下端部を外側から覆った状態となっていることから、この未開封状態であることを視認し易い反面、この未開封状態におけるキャップの外観性をスッキリとしたものにし難く、このキャップが利用される容器の意匠性を高く確保し難いものであった。
【0006】
また、かかる特許文献1のキャップにあっては、リング体の係合突起が周回状をなすように構成されているため、キャップ本体とリング体とが分離された後、この係合突起の屈曲を解く向きにドライバなどの先端をリング体の内方に差し入れてこのリング体を弾性変形させながらこのように弾性変形された係合突起の内方にキャップ本体の外周面下端部を入れ込ませて再び前記段部にこの係合突起が係合した状態、つまり、未開封状態を再び作為的に作り出すことが比較的容易にでき得るものであった。
【0007】
そこで、この発明は、この種のキャップにおいて、未開封状態でのキャップの外観性を、この未開封状態であることを確実に認識し得る態様で、スッキリと整えるようにすることを主たる目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の発明にあっては、瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップが以下の(1)〜(7)の構成を備えたものとした。
(1)瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップであって、
(2)筒上端を閉塞させ、筒下端を開放させた筒状をなすキャップ本体と、
(3)リング体とを備えており、
(4)キャップ本体は、筒状をなす容器上部にネジ付けられてこの容器上部の開放口を閉塞された筒上端によって塞ぐように構成されており、
(5)リング体は、リング内周部に容器上部の基部側外周に形成された抜け出し規制突部に下方から引っ掛かり可能とされる掛合片を有しており、
(6)キャップ本体とリング体とは、このキャップ本体及びリング体のいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体の筒下端側の内面にリング体の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されていると共に、
(7)キャップ本体の筒下端側には、前記のように一体化されているリング体を外部から視認可能とする複数の窓穴が、このキャップ本体の周方向に沿って配列されるように形成してある。
【0009】
かかる構成によれば、容器上部にキャップ本体をネジ付け、かつ、抜け出し規制突部に対し、この抜け出し規制突部に下方からリング体の掛合片を引っ掛かけ可能とさせた状態から、キャップ本体を容器上部から取り外すように操作すると、つまり、前記ネジ付けを解除する向きにキャップ本体を捻り回し操作すると、キャップ本体は次第に容器上部の上方に向けて螺進されるが、リング体はその掛合片を抜け出し規制突部に引っ掛けさせる位置から上方には移動されないことから、この操作に伴ってキャップ体とリング体との接触界面において剥離が生じ、両者は最終的には分離され、リング体は常時容器本体側にキャップ本体と分かれた状態で残される。これにより、容器上部からキャップが少なくとも一回は取り外されていることを、この取り外し後に容器を使用する者に常時認識させることができる。
【0010】
また、キャップ本体とリング体とは、このキャップ本体及びリング体のいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体の筒下端側の内面にリング体の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されていることから、このような一部の分離機能を備えたキャップを容易かつ適切に形成させることができると共に、両者の分離を生じさせるに至る大きさの捻回力がキャップ体に作用されない限りキャップ体は容器上部から取り外されることがないので、容器が予期せず開封されてしまう事態を生じさせ難くできる。
【0011】
その一方で、キャップ本体とリング体とは、前記成形によって一体化されているので、過大な捻回力をキャップ本体に作用させなくても、両者を分離した容器上部からのキャップ本体の取り外し、つまり、容器の最初の開封ができる特長を有している。
【0012】
また、リング体は前記のようにキャップ本体と分離されるまでは、キャップ本体内に配されることから、容器上部の外観性をスッキリとしたものとすることができる。
【0013】
また、キャップ本体の筒下端側には、前記のように一体化されているリング体を外部から視認可能とする複数の窓穴が、このキャップ本体の周方向に沿って配列されていることから、容器上部から少なくとも一度キャップ本体が取り外されたかどうかを容易に認識することができる。
【0014】
すなわち、容器上部からキャップ本体が取り外されていなければ、リング体はキャップ本体に分離可能に一体化されていることから、前記窓穴を通じて外部からリング体を視認することができる。つまり、キャップ本体の内側にリング体があることが分かる。これにより、容器上部からキャップ本体が一度も取り外されていないことが分かる。窓穴はキャップ本体の周方向に配列されていることから、容器上部をどの方向から視ても、かかる確認をすることができる。
【0015】
一方、容器上部から少なくとも一度キャップ本体が取り外されていれば、リング体はキャップ本体と分離されてしまうことから、前記窓穴を通じてキャップ本体の内側にはリング体がないことがすぐに分かる。これにより、容器上部からキャップ本体が少なくとも一度取り外されていることが分かる。
【0016】
また、請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップにおける、リング体にキャップ本体の筒上端側に向けて突き出すヒレ状体が形成されていると共に、このヒレ状体をキャップ本体の肉厚内に入り込ませるようにして、キャップ本体とリング体とが分離可能に一体化されており、
しかも、このヒレ状体の少なくとも突き出し端側が、キャップ本体の筒軸に交叉する向きに傾斜していることを特徴としている。
【0017】
かかる構成によれば、容器上部からキャップ本体を最初に取り外すことに伴って、このキャップ本体の肉厚内からヒレ状体を抜け出させながら、このキャップ本体とリング体とが分離されることになる。
【0018】
このようにキャップ本体とリング体とが分離された状態から、両者が再び元のように一体化した状態を作り出すためには、前記のように抜け出したヒレ状体をキャップ本体の肉厚内に入れ込むことを要することとなるが、ヒレ状体は前記のように傾斜していることから、このヒレ状体の入れ込み戻しは簡単になし得るものではない。この結果、容器上部から少なくとも一度キャップ本体を取り外した後、この取り外しによって分離されたキャップ本体とリング体とを再び元のように一体化させることは行い難く、一度容器上部からキャップ本体を取り外した事実、つまり、容器が少なくとも一度開封されている事実を不正に隠すといった事態を生じさせ難くすることができる。
【0019】
また、前記のようにキャップ本体とリング体とが分離した状態から、キャップ本体を容器上部にネジ付ける操作に伴って、意図せず、キャップ本体とリング体とが元のように一体化されてしまう事態も生じさせることがない。
【0020】
また、請求項3記載の発明にあっては、請求項2記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップのキャップ本体におけるヒレ状体の入り込んだ箇所が窓穴に連通されていることを特徴としている。
【0021】
かかる構成によれば、キャップ本体におけるヒレ状体の入り込んだ箇所を窓穴に連通させていることから、キャップ本体およびリング体の構造を複雑化させることなく、窓穴を通じてリング体とキャップ本体とが一体化しているかどうかの確認機能と、一旦分離されたリング体とキャップ体とを再び元のように一体化させ難くする機能とを、適切にキャップに持たせることができる。また、キャップ本体の外面部の形状をよりスッキリとしたものとすることができる。
【0022】
また、請求項4記載の発明にあっては、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップにおける、リング体の掛合片が、容器上部に対するキャップ本体のネジ付けに伴って抜け出し規制突部に押し当てられて掛合片の先端をキャップ本体の筒上端側に向けるように弾性変形させられながらこの先端の上方に抜け出し規制突部を逃すように構成されていると共に、
この容器上部に対しキャップ本体をネジ付け切った位置での弾発により掛合片の先端が抜け出し規制突部に下方から引っ掛かり可能となるように構成してあることを特徴としている。
【0023】
かかる構成によれば、キャップ本体とこのキャップ本体に分離可能に一体化されたリング体とからなるキャップを、容器上部に最初にネジ付けることに伴って、キャップ本体を容器上部に止め付けて容器上部の開放口を封止できると共に、リング体の掛合片を、抜け出し規制突部に対し、この抜け出し規制突部に下方から適切に引っ掛かけ可能とさせることができる。
【0024】
また、請求項5記載の発明にあっては、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップにおける、リング体が、薄肉部を介して連接させ合わされた二以上のリング構成体によって構成されていることを特徴としている。
【0025】
かかる構成によれば、前記掛合片を前記抜け出し規制突部に引っ掛け可能として、常時容器上部側に残されるリング体を、主として容器破棄時に、容器上部から比較的容易に取り外すことができる。
【0026】
すなわち、容器上部からキャップ本体を取り外した後、前記リング体内から容器上部が抜け出されるようにリング体を把持して引っ張っるように操作することにより、前記薄肉部を中心として、リング構成体のリング下端側を外向きに広がり出させるようにリング体を変形させることができる。このようにリング体が変形されると、このリング体の内周部に形成されて抜け出し規制突部に下方より先端を引っ掛け可能とするようにキャップ本体の筒上端側に向けて突き出されている掛合片の突き出し方向とキャップ本体の筒軸とがなす角度がやや大きくなる。このようになると、上向きに突き出されている掛合片は抜け出し規制突部への押し当たりにより下向きに撓み変形され易くなることから、この状態からリング体を上方に引き続き引っ張ることにより掛合片の先端の下方に抜け出し規制突部をスムースに乗り越え抜け出させることができる。これにより、常時容器上部側に残されるリング体を、主として容器破棄時に、容器上部から比較的容易に取り外すことが可能とされる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図11に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0028】
なお、ここで図1は、この実施の形態にかかるキャップCpを容器Yの容器上部Yaに取り付ける直前の状態を、図2は、かかる取り付けの完了により容器YをキャップCpによって封止させた状態を、図3は、図2の状態からキャップCpを取り外して、容器Yの封止を解除させた状態を、それぞれ示している。また、図4ないし図8は、かかるキャップCpを、また、図9ないし図11はキャップ本体1に分離可能に一体化されてこのキャップ本体1とキャップCpを構成するリング体2のみをそれぞれ表している。
【0029】
また、図12は、この図1ないし図11に示されるキャップCpと構成の一部を異ならせるキャップCpを容器Yの容器上部Yaに取り付ける直前の状態を、図13は、かかる取り付けの完了により容器YをキャップCpによって封止させた状態を、図14は、図13の状態からキャップCpを取り外して、容器Yの封止を解除させた状態を、それぞれ示している。また、図15および図16は、かかるキャップCpを、また、図17ないし図20はキャップ本体3に分離可能に一体化されてこのキャップ本体3とキャップCpを構成するリング体4のみをそれぞれ表している。
【0030】
この実施の形態にかかるキャップCpは、瓶状ないしはボトル状をなす容器Yの容器上部Yaにネジ付けられて、この容器上部Yaの開放口Ybを封止すると共に、ネジ付けられたキャップCpの最初の取り外し操作に伴って、キャップCpの一部を分離させて、その後はこの容器Yが既に開封されたものであることを確実に認識させる機能を備えたものである。
【0031】
具体的には、かかるキャップCpは、先ず、容器Yに封入物を入れ込ませた後、この容器Yの容器上部YaにキャップCpをネジ付けることにより、この容器上部Yaの開放口Ybを封止するようになっている。
【0032】
次いで、このようにキャップCpがネジ付けられた容器Yの使用者において、このキャップCpの最初の取り外し操作がなされることを契機として、キャップCpの一部を分離させて容器上部Ya側に残して、容器上部Yaの開放口Ybを開放させるようになっている。
【0033】
また、このキャップCpの最初の取り外し操作後は、何回でも、容器上部YaへのキャップCpのネジ付け、取り外しをなし得るが、前記のように分離されたキャップCpの一部を、常時、容器上部Ya側に残したままとするようになっている。
【0034】
かかる容器Yとしては、各種食品、調味料、飲料、薬品などの包装用の瓶状ないしボトル状をなす容器Yが予定される。したがってまた、前記容器上部Yaの開放口Ybとしては、瓶口ないしはボトル口を予定するものである。また、かかる容器Yとしては、ガラス製、陶磁器製、金属製、プラスチック製などの各種の材料よりなす容器Yを予定するものである。
【0035】
図1ないしは図11に示されるキャップCpは、プラスチックの射出成形により成形できるように、構成されている。
【0036】
かかるキャップCpは、キャップ本体1と、リング体2とから構成されている。そして、前記容器上部Yaからの最初のキャップCpの取り外し操作に伴って、かかるリング体2がキャップ本体1と分離されて、容器上部Ya側に残されるようになっている。
【0037】
かかるキャップCpは、筒状をなす容器上部Yaにネジ付けられるように構成されている。すなわち、前記キャップ本体1は、その内側に容器上部Yaを納めさせるように構成されていると共に、前記リング体2もその内側に容器上部Yaを納めさせるように構成されている。
【0038】
筒状をなす容器上部Yaの上端に前記開放口Ybが形成され、従って、この筒状をなす容器上部Yaの下部は容器Yの主体部に一体に連接されて全体として上端に開放口Ybを備えた容器Yが形成される。
【0039】
キャップ本体1は、筒上端を閉塞させ、筒下端を開放させた筒状をなすように構成される。
【0040】
図示の例にあっては、かかるキャップ本体1は、略円筒状をなすように構成されている。また、図示の例では、かかるキャップ本体1の筒下端部は、他部よりもやや拡経に構成されており、内外面を共に他部の内外面よりも外方に位置させたスカート状をなすようになっている。(以下、このキャップ本体1の拡経された筒下端部をスカート状部10といい、キャップ本体1におけるこのスカート状部10を除いた他部をキャップ本体1における主体部11という。)
【0041】
かかるスカート状部10と主体部11との間には、キャップ本体1の内方において、キャップ本体1の筒下端側に向けられた内側周回段差面12が、また、キャップ本体1の外方において、キャップ本体1の筒上端側に向けられた外側周回段差面13が、それぞれ形成されている。図示の例では、キャップ本体1の外方に形成された外側周回段差面13は、キャップ本体1の筒上端側から筒下端側に向けて次第に外広がり状に傾斜した面となっている。
【0042】
そして、図示の例にあっては、このように構成されたキャップ本体1に対し、リング体2が、リング体2におけるキャップ本体1の筒上端に向けられた端面を内側周回段差面12に密着させ、かつ、リング体2の外面、つまり、外周面を、スカート状部10の内面、つまり、内周面に密着させた状態で、キャップ本体1とリング体2とが後述する成形によって分離可能に一体化されている。
【0043】
また、キャップ本体1の主体部11の内周面には、キャップ本体1の筒軸を巡る螺旋状をなす雌ネジ部14が形成されており、キャップ本体1は、容器上部Yaの外周面に形成されたこの容器上部Yaの筒軸を巡る向きの雄ネジ部Ycにこの雌ネジ部14を噛み合わせることにより、容器上部Yaにネジ付けられるようになっている。
【0044】
一方、リング体2は、図示の例にあっては、短寸の筒状をなすように構成されている。具体的には、かかるリング体2は、その筒軸方向の最大寸法を、前記キャップ本体1の内側周回段差面12とこのキャップ本体1の筒下端縁との間の寸法とほぼ等しくするように構成されている。
【0045】
かかるリング体2は、その内周部に容器上部Yaの基部側外周に形成された抜け出し規制突部Ydに下方から引っ掛かり可能とされる掛合片20を有している。
【0046】
図示の例では、容器上部Yaの雄ネジ部Ycの形成箇所の下方に、この容器上部Yaの周方向に沿った外鍔状部が形成されており、この外鍔状部によってかかる抜け出し規制突部Ydを構成させている。
【0047】
また、図示の例では、かかる掛合片20は、リング体2の内周部に複数個形成されている。具体的には、かかる掛合片20は、リング体2のリング下端から内方に張り出すように形成された内鍔状体21に対して、リング体2の周方向において、ほぼ等間隔にこの内鍔状体21の先端から基部に亙る割欠き22を形成させるようにして、形成されている。すなわち、このように形成された隣り合う割欠き22、22の間が一つの掛合片20となるようになっている。
【0048】
図示の例では、このように形成された複数の掛合片20、20…は、容器上部YaにキャップCpをネジ付ける前の状態においては、図1に示されるように、リング体2のリング下端から下方に斜めに突き出すように形成されている。
【0049】
そして、図示の例にあっては、このように形成されている複数の掛合片20、20…の先端を通る仮想の円の直径が、容器上部Yaの雄ネジ部Ycの形成箇所の最大径より小さく、かつ、前記抜け出し規制突部Ydの形成箇所の径よりも小さくなるように構成されている。
【0050】
そして、図示の例にあっては、かかるリング体2の掛合片20が、容器上部Yaに対するキャップ本体1のネジ付けに伴って、容器上部Yaの外面に押し当てられて掛合片20の先端をキャップ本体1の筒上端側に向けるように弾性変形させらるようになっており、このように掛合片20を弾性変形させながら容器上部Yaに対するキャップCpの最初のネジ付けをなさしめるようになっている。
【0051】
それと共に、かかるリング体2の掛合片20が、容器上部Yaに対するキャップ本体1のネジ付けに伴って抜け出し規制突部Ydにも引き続き押し当てられて掛合片20の先端をキャップ本体1の筒上端側に向けるように弾性変形させられながらこの先端の上方に抜け出し規制突部Ydを逃すように構成されており、
さらに、この容器上部Yaに対しキャップ本体1をネジ付け切った位置での弾発により掛合片20の先端が抜け出し規制突部Ydに下方から引っ掛かり可能となるように構成してある。(図2)
【0052】
これにより、図示の例にあっては、キャップ本体1とこのキャップ本体1に分離可能に一体化されたリング体2とからなるキャップCpを、容器上部Yaに最初にネジ付けることに伴って、キャップ本体1を容器上部Yaに止め付けて容器上部Yaの開放口Ybを封止できると共に、リング体2の掛合片20を、抜け出し規制突部Ydに対し、この抜け出し規制突部Ydに下方から適切に引っ掛かけ可能とさせることができる。
【0053】
また、キャップ本体1とリング体2とは、このキャップ本体1及びリング体2のいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体1の筒下端側の内面にリング体2の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されている。
【0054】
すなわち、キャップ本体1とリング体2とは、二色成形により、あるいはまた、キャップ本体1をインサートとしてのリング体2の射出成形により、または、リング体2をインサートとしてのキャップ本体1の射出成形により、分離可能に一体化されている。
【0055】
これにより、この実施の形態にかかるキャップCpによれば、容器上部Yaにキャップ本体1をネジ付け、かつ、抜け出し規制突部Ydに対し、この抜け出し規制突部Ydに下方からリング体2の掛合片20の先端を適切に引っ掛かけ可能とさせた状態から、キャップ本体1を容器上部Yaから取り外すように操作すると、つまり、前記ネジ付けを解除する向きにキャップ本体1を捻り回し操作すると、キャップ本体1は次第に容器上部Yaの上方に向けて螺進されるが、リング体2はその掛合片20を抜け出し規制突部Ydに引っ掛けさせる位置から上方には移動されないことから、この操作に伴ってキャップCp体とリング体2との接触界面において剥離が生じ、両者は最終的には分離され、リング体2は常時容器Y本体側にキャップ本体1と分かれた状態で残される。(図3)これにより、容器上部YaからキャップCpが少なくとも一回は取り外されていることを、この取り外し後に容器Yを使用する者に常時認識させることができる。
【0056】
また、キャップ本体1とリング体2とは、このキャップ本体1及びリング体2のいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体1の筒下端側の内面にリング体2の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されていることから、このような一部の分離機能を備えたキャップCpを容易かつ適切に形成させることができると共に、両者の分離を生じさせるに至る大きさの捻回力がキャップCp体に作用されない限りキャップCp体は容器上部Yaから取り外されることがないので、容器Yが予期せず開封されてしまう事態を生じさせ難くできる。
【0057】
その一方で、キャップ本体1とリング体2とは、前記成形によって一体化されているので、過大な捻回力をキャップ本体1に作用させなくても、両者を分離した容器上部Yaからのキャップ本体1の取り外し、つまり、容器Yの最初の開封ができる特長を有している。
【0058】
また、リング体2は前記のようにキャップ本体1と分離されるまでは、キャップ本体1内に配されることから、容器上部Yaの外観性をスッキリとしたものとすることができる。
【0059】
また、この実施の形態にあっては、リング体2は、薄肉部を介して連接させ合わされた二以上のリング構成体23、23によって構成されている。
【0060】
図示の例では、平面視において、半円弧状をなす二つのリング構成体23、23によって、かかるリング体2を構成させている。
【0061】
具体的には、リング体2は、このリング体2の直径方向両側位置にそれぞれ形成された、溝口をリング体2のリング上端において外方に開放させると共に、このリング上端からリング下端に向けて延び、かつ、リング下端面と割溝25の溝底との間を前記薄肉部24とした割溝25によって、二つのリング構成体23、23に区分されている。
【0062】
これにより、この実施の形態にあっては、前記掛合片20を前記抜け出し規制突部Ydに引っ掛け可能として、常時容器上部Ya側に残されるリング体2を、主として容器Y破棄時に、容器上部Yaから比較的容易に取り外すことができる。
【0063】
すなわち、容器上部Yaからキャップ本体1を取り外した後、前記リング体2内から容器上部Yaが抜け出されるようにリング体2を把持して引っ張っるように操作することにより、前記薄肉部24を中心として、リング構成体23のリング下端側を外向きに広がり出させるようにリング体2を変形させることができる。このようにリング体2が変形されると、このリング体2の内周部に形成されて抜け出し規制突部Ydに下方より先端を引っ掛け可能とするようにキャップ本体1の筒上端側に向けて突き出されている掛合片20の突き出し方向とキャップ本体1の筒軸とがなす角度がやや大きくなる。このようになると、上向きに突き出されている掛合片20は抜け出し規制突部Ydへの押し当たりにより下向きに撓み変形され易くなることから、この状態からリング体2を上方に引き続き引っ張ることにより掛合片20の先端の下方に抜け出し規制突部Ydをスムースに乗り越え抜け出させることができる。これにより、常時容器上部Ya側に残されるリング体2を、主として容器Y破棄時に、容器上部Yaから比較的容易に取り外すことが可能とされる。例えば、容器Yがガラス製であるとき、ゴミの分別回収の要請に応えるため、容器Y破棄時にこの容器YとキャップCpの全体とを、簡単に分別することができる。また、図示の例にあっては、前記薄肉部24を破断してリング体2を二つのリング構成体23、23に分離させて、これによっても容器Y破棄時に、容器上部Yaから比較的容易にリング体2を取り外すことができるようになっている。
【0064】
なお、図示の例では、キャップ本体1のスカート部の内面部に、キャップ本体1とリング体2との未分離時に、このリング体2の前記割溝25に入り込むリブ15が形成されている。
【0065】
また、この実施の形態にあっては、キャップ本体1の筒下端側には、前記のように一体化されているリング体2を外部から視認可能とする複数の窓穴16、16…が、このキャップ本体1の周方向に沿って配列されている。
【0066】
図示の例にあっては、かかる窓穴16は、キャップ本体1の主体部11とスカート状部10との接合箇所に形成されている。具体的には、かかる窓穴16は、前記外側周回段差面13において外方に開放され、内側周回段差面12において内方に開放されている。
【0067】
これにより、この実施の形態にあっては、容器上部Yaから少なくとも一度キャップ本体1が取り外されたかどうかを容易に認識することができる。
【0068】
すなわち、容器上部Yaからキャップ本体1が取り外されていなければ、リング体2はキャップ本体1に分離可能に一体化されていることから、前記窓穴16を通じて外部からリング体2を視認することができる。つまり、キャップ本体1の内側にリング体2があることが分かる。これにより、容器上部Yaからキャップ本体1が一度も取り外されていないことが分かる。窓穴16はキャップ本体1の周方向に配列されていることから、容器上部Yaをどの方向から視ても、かかる確認をすることができる。
【0069】
一方、容器上部Yaから少なくとも一度キャップ本体1が取り外されていれば、リング体2はキャップ本体1と分離されてしまうことから、前記窓穴16を通じてキャップ本体1の内側にはリング体2がないことがすぐに分かる。これにより、容器上部Yaからキャップ本体1が少なくとも一度取り外されていることが分かる。
【0070】
キャップ本体1を構成するプラスチック材料の色彩とリング体2を構成するプラスチック材料の色彩とを異ならせておけば、キャップ本体1が少なくとも一度容器上部Yaから取り外されたかどうかをより鮮明に認識させることができる。
【0071】
なお、図示の例にあっては、キャップ本体1とリング体2とを分離可能に一体化する前記成形時に、リング体2を構成するプラスチック材料がキャップ本体1の内方より窓穴16内に一部入り込むようになっており、このように入り込んだプラスチック材料の一部により、リング体2のリング上端に、複数の突部26、26…が等間隔に配列、形成されるようになっている。
【0072】
また、この実施の形態にあっては、前記リング体2の外周部にキャップ本体1の筒上端側に向けて突き出すヒレ状体27が形成されていると共に、このヒレ状体27をキャップ本体1の肉厚内に入り込ませるようにして、キャップ本体1とリング体2とが分離可能に一体化されており、
しかも、このヒレ状体27の突き出し端27a側が、キャップ本体1の筒軸に交叉する向きに傾斜されている。
【0073】
図示の例にあっては、かかるヒレ状体27は、リング体2のリング下端に一端を一体に連接させてリング上端側に突き出すと共に、このリング上端側に近付くに連れて、幅広の一面をリング体2の外周面から離れる出させる傾斜を持つように構成されている。
【0074】
これに伴って、図示の例にあっては、キャップ本体1のスカート状部10の内面部であって、窓穴16の形成位置とキャップ本体1の筒下端との間に、この筒下端に向いた入り口を持つと共に、この入り口側から奥側に向けて次第にスカート状部10の外面側に近付く向きに傾斜状に延びる、前記ヒレ状体27の外郭形状に倣った凹部形状を備えた凹所17が形成されており、この凹所17にヒレ状体27を入り込ませるようにして、キャップ本体1とリング体2とが分離可能に一体化されいる。
【0075】
また、図示の例にあっては、ヒレ状体27は、リング体2の周方向において、隣り合うヒレ状体27、27との間にほぼ等しい間隔を開けた状態で、複数個設けられていると共に、これに対応して、前記凹所17も、キャップ本体1のスカート状部10に、キャップ本体1の周方向において、隣り合う凹所17、17との間にほぼ等しい間隔を開けた状態で、複数箇所設けられている。
【0076】
また、各ヒレ状体27の突き出し端27aは、リング体2の外周面の径よりも径を大きくする仮想の円の円弧上に配されるようになっていると共に、この仮想の円の直径が、キャップ本体1の筒下端の内径、つまり、スカート状部10の内径よりもやや大きくなるようにしてある。
【0077】
これにより、図示の例にあっては、容器上部Yaからキャップ本体1を最初に取り外すことに伴って、このキャップ本体1の肉厚内からヒレ状体27を抜け出させながら、このキャップ本体1とリング体2とが分離されることになる。
【0078】
このようにキャップ本体1とリング体2とが分離された状態から、両者が再び元のように一体化した状態を作り出すためには、前記のように抜け出したヒレ状体27をキャップ本体1の肉厚内に入れ込むことを要することとなるが、ヒレ状体27は前記のように傾斜しており、このヒレ状体27の入り込んでいたキヤップ本体の肉厚内に形成された凹所17も前記成形によってこのヒレ状体27の傾斜に倣った凹部内形状を有することから、このヒレ状体27の入れ込み戻しは簡単になし得るものではない。この結果、図示の例にあっては、容器上部Yaから少なくとも一度キャップ本体1を取り外した後、この取り外しによって分離されたキャップ本体1とリング体2とを再び元のように一体化させることができ難く、一度容器上部Yaからキャップ本体1を取り外した事実、つまり、容器Yが少なくとも一度開封されている事実を不正に隠すといった事態を生じさせ難くすることができる。
【0079】
特に、図示の例にあっては、ヒレ状体27が、複数個設けられており、これら複数のヒレ状体27を再びすべて分離前のようにキャップ本体1の凹所17に戻すことは困難であることから、こうした不正な事態の発生をより強固に防止することができる。
【0080】
また、前記のようにキャップ本体1とリング体2とが分離した状態から、キャップ本体1を容器上部Yaにネジ付ける操作に伴って、意図せず、キャップ本体1とリング体2とが元のように一体化されてしまう事態も生じさせることがない。
【0081】
次いで、図12ないし図20に示される、図1ないし図11に示されるキャップの構成の一部を変更したキャップCpの一例について説明する。
【0082】
かかるキャップCpも、プラスチックの射出成形により成形できるように、構成されている。
【0083】
かかるキャップCpも、キャップ本体3と、リング体4とから構成されている。そして、前記容器上部Yaからの最初のキャップCpの取り外し操作に伴って、かかるリング体4がキャップ本体3と分離されて、容器上部Ya側に残されるようになっている。
【0084】
かかるキャップCpは、筒状をなす容器上部Yaにネジ付けられるように構成されている。すなわち、前記キャップ本体3は、その内側に容器上部Yaを納めさせるように構成されていると共に、前記リング体4もその内側に容器上部Yaを納めさせるように構成されている。
【0085】
筒状をなす容器上部Yaの上端に前記開放口Ybが形成され、従って、この筒状をなす容器上部Yaの下部は容器Yの主体部に一体に連接されて全体として上端に開放口Ybを備えた容器Yが形成される。
【0086】
キャップ本体3は、筒上端を閉塞させ、筒下端を開放させた筒状をなすように構成される。
【0087】
図示の例にあっては、かかるキャップ本体3は、略円筒状をなすように構成されている。
【0088】
かかるキャップ本体3は、その筒下端部の内面部に、この筒下端部の内方と下方とにおいてそれぞれ開放されたキャップ本体3の周回方向に沿った凹部30を有している。そして、キャップ本体はこの周回方向に沿った凹部30によって、下方に向いた内側段差面31を備えている。
【0089】
そして、図示の例にあっては、このように構成されたキャップ本体3に対し、リング体4が、リング体4におけるキャップ本体3の筒上端に向けられた端面を内側段差面31に密着させ、かつ、リング体4の外面、つまり、外周面を、周回方向に沿った凹部30の底面32に密着させた状態で、キャップ本体3とリング体4とが後述する成形によって分離可能に一体化されている。
【0090】
また、図示の例では、リング体4は、リング体4の外周部であってその下部に周回突部40を有しており、リング体4は、キャップ本体3の筒下端縁にこの周回突部40の上方に向いた側部を密着させるようにして、このキャップ本体3と分離可能に一体化されている。
【0091】
また、キャップ本体3の周回方向に沿った凹部30の形成位置より上方に位置されるキャップ本体3の内周面には、キャップ本体3の筒軸を巡る螺旋状をなす雌ネジ部33が形成されており、キャップ本体3は、容器上部Yaの外周面に形成されたこの容器上部Yaの筒軸を巡る向きの雄ネジ部Ycにこの雌ネジ部33を噛み合わせることにより、容器上部Yaにネジ付けられるようになっている。
【0092】
一方、リング体4は、図示の例にあっては、短寸の筒状をなすように構成されている。
【0093】
かかるリング体4は、その内周部に容器上部Yaの基部側外周に形成された抜け出し規制突部Ydに下方から引っ掛かり可能とされる掛合片41を有している。
【0094】
図示の例では、容器上部Yaの雄ネジ部Ycの形成箇所の下方に、この容器上部Yaの周方向に沿った外鍔状部が形成されており、この外鍔状部によってかかる抜け出し規制突部Ydを構成させている。
【0095】
また、図示の例では、かかる掛合片41は、リング体4の内周部に複数個形成されている。具体的には、かかる掛合片41は、リング体4のリング下端から内方に張り出すように形成された内鍔状体42に対して、リング体4の周方向において、ほぼ等間隔にこの内鍔状体42の先端から基部に亙る割欠き43を形成させるようにして、形成されている。すなわち、このように形成された隣り合う割欠き43、43の間が一つの掛合片41となるようになっている。
【0096】
図示の例では、このように形成された複数の掛合片41、41…は、容器上部YaにキャップCpをネジ付ける前の状態においては、図12に示されるように、リング体4のリング下端から下方に斜めに突き出すように形成されている。
【0097】
そして、図示の例にあっては、このように形成されている複数の掛合片41、41…の先端を通る仮想の円の直径が、容器上部Yaの雄ネジ部Ycの形成箇所の最大径より小さく、かつ、前記抜け出し規制突部Ydの形成箇所の径よりも小さくなるように構成されている。
【0098】
そして、図示の例にあっては、かかるリング体4の掛合片41が、容器上部Yaに対するキャップ本体3のネジ付けに伴って、容器上部Yaの外面に押し当てられて掛合片41の先端をキャップ本体3の筒上端側に向けるように弾性変形させらるようになっており、このように掛合片41を弾性変形させながら容器上部Yaに対するキャップCpの最初のネジ付けをなさしめるようになっている。
【0099】
それと共に、かかるリング体4の掛合片41が、容器上部Yaに対するキャップ本体3のネジ付けに伴って抜け出し規制突部Ydにも引き続き押し当てられて掛合片41の先端をキャップ本体3の筒上端側に向けるように弾性変形させられながらこの先端の上方に抜け出し規制突部Ydを逃すように構成されており、
さらに、この容器上部Yaに対しキャップ本体3をネジ付け切った位置での弾発により掛合片41の先端が抜け出し規制突部Ydに下方から引っ掛かり可能となるように構成してある。(図13)
【0100】
これにより、図示の例にあっては、キャップ本体3とこのキャップ本体3に分離可能に一体化されたリング体4とからなるキャップCpを、容器上部Yaに最初にネジ付けることに伴って、キャップ本体3を容器上部Yaに止め付けて容器上部Yaの開放口Ybを封止できると共に、リング体4の掛合片41を、抜け出し規制突部Ydに対し、この抜け出し規制突部Ydに下方から適切に引っ掛かけ可能とさせることができる。
【0101】
また、キャップ本体3とリング体4とは、このキャップ本体3及びリング体4のいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体3の筒下端側の内面にリング体4の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されている。
【0102】
すなわち、キャップ本体3とリング体4とは、二色成形により、あるいはまた、キャップ本体3をインサートとしてのリング体4の射出成形により、または、リング体4をインサートとしてのキャップ本体3の射出成形により、分離可能に一体化されている。
【0103】
これにより、この実施の形態にかかるキャップCpによれば、容器上部Yaにキャップ本体3をネジ付け、かつ、抜け出し規制突部Ydに対し、この抜け出し規制突部Ydに下方からリング体4の掛合片41の先端を適切に引っ掛かけ可能とさせた状態から、キャップ本体3を容器上部Yaから取り外すように操作すると、つまり、前記ネジ付けを解除する向きにキャップ本体3を捻り回し操作すると、キャップ本体3は次第に容器上部Yaの上方に向けて螺進されるが、リング体4はその掛合片41を抜け出し規制突部Ydに引っ掛けさせる位置から上方には移動されないことから、この操作に伴ってキャップCp体とリング体4との接触界面において剥離が生じ、両者は最終的には分離され、リング体4は常時容器Y本体側にキャップ本体3と分かれた状態で残される。(図14)これにより、容器上部YaからキャップCpが少なくとも一回は取り外されていることを、この取り外し後に容器Yを使用する者に常時認識させることができる。
【0104】
また、キャップ本体3とリング体4とは、このキャップ本体3及びリング体4のいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体3の筒下端側の内面にリング体4の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されていることから、このような一部の分離機能を備えたキャップCpを容易かつ適切に形成させることができると共に、両者の分離を生じさせるに至る大きさの捻回力がキャップCp体に作用されない限りキャップCp体は容器上部Yaから取り外されることがないので、容器Yが予期せず開封されてしまう事態を生じさせ難くできる。
【0105】
その一方で、キャップ本体3とリング体4とは、前記成形によって一体化されているので、過大な捻回力をキャップ本体3に作用させなくても、両者を分離した容器上部Yaからのキャップ本体3の取り外し、つまり、容器Yの最初の開封ができる特長を有している。
【0106】
また、リング体4は前記のようにキャップ本体3と分離されるまでは、キャップ本体3内に配されることから、容器上部Yaの外観性をスッキリとしたものとすることができる。
【0107】
また、この実施の形態にあっては、リング体4は、薄肉部44を介して連接させ合わされた二以上のリング構成体47、47によって構成されている。
【0108】
図示の例では、平面視において、半円弧状をなす二つのリング構成体47、47によって、かかるリング体4を構成させている。
【0109】
具体的には、リング体4は、このリング体4に形成された、溝口をリング体4のリング上端において外方に開放させると共に、このリング上端からリング下端に向けて延び、かつ、リング下端面と割溝45の溝底との間を前記薄肉部44とした割溝45と、
この割溝45の形成位置と対向する位置に形成された、リング体4のリング上端とリング下端とにおいてそれぞれ溝口を外方に開放させて、形成位置でリング体4を分断させた割溝45’とによって、二つのリング構成体47、47に区分されている。
【0110】
これにより、この実施の形態にあっては、前記掛合片41を前記抜け出し規制突部Ydに引っ掛け可能として、常時容器上部Ya側に残されるリング体4を、主として容器Y破棄時に、容器上部Yaから比較的容易に取り外すことができる。
【0111】
すなわち、容器上部Yaからキャップ本体3を取り外した後、前記リング体4内から容器上部Yaが抜け出されるようにリング体4を把持して引っ張っるように操作することにより、前記薄肉部44を中心として、リング構成体47のリング下端側を外向きに広がり出させるようにリング体4を変形させることができる。このようにリング体4が変形されると、このリング体4の内周部に形成されて抜け出し規制突部Ydに下方より先端を引っ掛け可能とするようにキャップ本体3の筒上端側に向けて突き出されている掛合片41の突き出し方向とキャップ本体3の筒軸とがなす角度がやや大きくなる。このようになると、上向きに突き出されている掛合片41は抜け出し規制突部Ydへの押し当たりにより下向きに撓み変形され易くなることから、この状態からリング体4を上方に引き続き引っ張ることにより掛合片41の先端の下方に抜け出し規制突部Ydをスムースに乗り越え抜け出させることができる。これにより、常時容器上部Ya側に残されるリング体4を、主として容器Y破棄時に、容器上部Yaから比較的容易に取り外すことが可能とされる。例えば、容器Yがガラス製であるとき、ゴミの分別回収の要請に応えるため、容器Y破棄時にこの容器YとキャップCpの全体とを、簡単に分別することができる。また、図示の例にあっては、前記薄肉部44を破断してリング体4を二つのリング構成体47、47に分離させて、これによっても容器Y破棄時に、容器上部Yaから比較的容易にリング体4を取り外すことができると共に、前記薄肉部44を変形させながら、割溝45’に臨む二つのリング構成体47の端部間の間隔を広げさせることによっても、容器Y破棄時に、容器上部Yaから比較的容易にリング体4を取り外すことができるようになっている。
【0112】
なお、図示の例では、キャップ本体3の筒下端側の内面部に、キャップ本体3とリング体4との未分離時に、このリング体4の前記割溝45、45’に入り込むリブ34が形成されている。図示の例では、前記周回方向に沿った凹部30は、このように形成される二カ所のリブ34、34間に亘って形成されるようになっている。
【0113】
また、この実施の形態にあっては、キャップ本体3の筒下端側には、前記のように一体化されているリング体4を外部から視認可能とする複数の窓穴35、35…が、このキャップ本体3の周方向に沿って配列されている。
【0114】
図示の例にあっては、かかる窓穴35は、キャップ本体3の内側段差面31の直上位置に形成されている。
【0115】
また、図示の例にあっては、前記リング体4にキャップ本体3の筒上端側に向けて突き出すヒレ状体46が形成されていると共に、このヒレ状体46をキャップ本体3の肉厚内に入り込ませるようにして、キャップ本体3とリング体4とが分離可能に一体化されており、
しかも、このヒレ状体46の突き出し端46’側が、キャップ本体3の筒軸に交叉する向きに傾斜されている。
【0116】
図示の例にあっては、かかるヒレ状体46は、リング体4のリング上端に一端を一体に連接させてリング上方に突き出すと共に、その突き出し端46’に近付くに連れて、幅広の一面をリング体4の外周面から離れる出させる傾斜を持つように構成されている。
【0117】
そして、図示の例にあっては、キャップ本体3の内側段差面31と窓穴35の形成位置との間に、前記ヒレ状体46の外郭形状に倣った内部形状を備えた連通路36が形成されており、この連通路36にヒレ状体46を入り込ませるようにして、キャップ本体3とリング体4とが分離可能に一体化されいる。
【0118】
また、図示の例にあっては、ヒレ状体46は、リング体4の周方向において、隣り合うヒレ状体46、46との間にほぼ等しい間隔を開けた状態で、複数個設けられていると共に、これに対応して、前記連通路36も、キャップ本体3に、キャップ本体3の周方向において、隣り合う連通路36との間にほぼ等しい間隔を開けた状態で、複数箇所設けられている。
【0119】
また、各ヒレ状体46の突き出し端46’は、リング体4の外周面の径よりも径を大きくする仮想の円の円弧上に配されるようになっていると共に、この仮想の円の直径が、キャップ本体3の筒下端の外径とほぼ等しくなるようにしてある。そして、これにより、前記窓穴35からヒレ状体46の突き出し端46’が露出するようになっている。
【0120】
すなわち、図12から図20に示されるキャップCpにあっては、キャップ本体3におけるヒレ状体46の入り込んだ箇所が前記窓穴35に連通されている。
【0121】
これにより、かかるキャップにあっても、容器上部Yaから少なくとも一度キャップ本体3が取り外されたかどうかを容易に認識することができる。
【0122】
すなわち、容器上部Yaからキャップ本体3が取り外されていなければ、リング体4はキャップ本体3に分離可能に一体化されていることから、前記窓穴35を通じて外部からリング体4のヒレ状体46を視認することができる。つまり、キャップ本体3の内側にリング体4があることが分かる。これにより、容器上部Yaからキャップ本体3が一度も取り外されていないことが分かる。窓穴35はキャップ本体3の周方向に配列されていることから、容器上部Yaをどの方向から視ても、かかる確認をすることができる。
【0123】
一方、容器上部Yaから少なくとも一度キャップ本体3が取り外されていれば、リング体4はキャップ本体3と分離されてしまうことから、前記窓穴35を通じてキャップ本体3の内側にはリング体4がないことがすぐに分かる。これにより、容器上部Yaからキャップ本体3が少なくとも一度取り外されていることが分かる。
【0124】
キャップ本体3を構成するプラスチック材料の色彩とリング体4を構成するプラスチック材料の色彩とを異ならせておけば、キャップ本体3が少なくとも一度容器上部Yaから取り外されたかどうかをより鮮明に認識させることができる。
【0125】
なお、図示の例にあっては、キャップ本体3とリング体4とを分離可能に一体化する前記成形時に、リング体4を構成するプラスチック材料がキャップ本体3の内方より連通路36を通じて窓穴35内に前記のように入り込み、これにより、リング体4のリング上端に、複数のヒレ状体46、46…が等間隔に配列、形成されるようにし易くなっている。
【0126】
また、図示の例にあっては、容器上部Yaからキャップ本体3を最初に取り外すことに伴って、このキャップ本体3の肉厚内からヒレ状体46を抜け出させながら、このキャップ本体3とリング体4とが分離されることになる。
【0127】
このようにキャップ本体3とリング体4とが分離された状態から、両者が再び元のように一体化した状態を作り出すためには、前記のように抜け出したヒレ状体46をキャップ本体3の肉厚内に入れ込むことを要することとなるが、ヒレ状体46は前記のように傾斜しており、このヒレ状体46の入り込んでいたキャップ本体3の肉厚内に形成された連通路36も前記成形によってこのヒレ状体46の傾斜に倣った内部形状を有することから、このヒレ状体46の入れ込み戻しは簡単になし得るものではない。この結果、図示の例にあっては、容器上部Yaから少なくとも一度キャップ本体3を取り外した後、この取り外しによって分離されたキャップ本体3とリング体4とを再び元のように一体化させることができ難く、一度容器上部Yaからキャップ本体3を取り外した事実、つまり、容器Yが少なくとも一度開封されている事実を不正に隠すといった事態を生じさせ難くすることができる。
【0128】
特に、図示の例にあっては、ヒレ状体46が、複数個設けられており、これら複数のヒレ状体46を再びすべて分離前のようにキャップ本体3の連通路36内に入れ戻すことは困難であることから、こうした不正な事態の発生をより強固に防止することができる。
【0129】
また、前記のようにキャップ本体3とリング体4とが分離した状態から、キャップ本体3を容器上部Yaにネジ付ける操作に伴って、意図せず、キャップ本体3とリング体4とが元のように一体化されてしまう事態も生じさせることがない。
【0130】
また、図示の例にあっては、キャップ本体3におけるヒレ状体の入り込んだ箇所を窓穴35に連通させていることから、キャップ本体3およびリング体4の構造を複雑化させることなく、窓穴35を通じてリング体4とキャップ本体3とが一体化しているかどうかの確認機能と、一旦分離されたリング体4とキャップ本体3とを再び元のように一体化させ難くする機能とを、適切にキャップCpに持たせることができる。また、キャップ本体3の外面部の形状をよりスッキリとしたものとすることができる。
【0131】
【発明の効果】
この発明にかかるキャップによれば、容器の未開封状態でのキャップの外観性を、この未開封状態であることを確実に認識し得る態様で、スッキリと整えることができ、これにより、このキャップが用いられる容器の意匠性を支障なく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャップCp及び容器上部Yaの断面図
【図2】キャップCp及び容器上部Yaの断面図(封止状態)
【図3】キャップCp及び容器上部Yaの断面図(開封状態)
【図4】キャップCpの正面図
【図5】同平面図
【図6】同底面図
【図7】図6におけるA−A線断面図
【図8】図7におけるB−B線断面図
【図9】リング体4の平面図
【図10】同側面図
【図11】同側面図(図10と異なる向きから見た側面図)
【図12】図1ないし図11に示されるキャップCpと構成の一部を異ならせたキャップCp及び容器上部Yaの断面図
【図13】同キャップCp及び容器上部Yaの断面図(封止状態)
【図14】同キャップCp及び容器上部Yaの断面図(開封状態)
【図15】キャップCpの一部破断正面図
【図16】同一部破断平面図
【図17】リング体4の平面図
【図18】同底面図
【図19】図17におけるC−C線断面図
【図20】図17におけるD−D線断面図
【符号の説明】
Cp キャップ
Y 容器
Ya 容器上部
Yb 開放口
Yd 抜け出し規制突部
1 キャップ本体
16 窓穴
2 リング体
20 掛合片

Claims (5)

  1. 瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップであって、
    筒上端を閉塞させ、筒下端を開放させた筒状をなすキャップ本体と、
    リング体とを備えており、
    キャップ本体は、筒状をなす容器上部にネジ付けられてこの容器上部の開放口を閉塞された筒上端によって塞ぐように構成されており、
    リング体は、リング内周部に容器上部の基部側外周に形成された抜け出し規制突部に下方から引っ掛かり可能とされる掛合片を有しており、
    キャップ本体とリング体とは、このキャップ本体及びリング体のいずれか一方を他方に先行させてプラスチックの射出成形により成形することによって、このキャップ本体の筒下端側の内面にリング体の外面を密着させるようにして、分離可能に一体化されていると共に、
    キャップ本体の筒下端側には、前記のように一体化されているリング体を外部から視認可能とする複数の窓穴が、このキャップ本体の周方向に沿って配列されるように形成してあることを特徴とする瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップ。
  2. リング体にキャップ本体の筒上端側に向けて突き出すヒレ状体が形成されていると共に、このヒレ状体をキャップ本体の肉厚内に入り込ませるようにして、キャップ本体とリング体とが分離可能に一体化されており、
    しかも、このヒレ状体の少なくとも突き出し端側が、キャップ本体の筒軸に交叉する向きに傾斜していることを特徴とする請求項1記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップ。
  3. キャップ本体におけるヒレ状体の入り込んだ箇所が窓穴に連通されていることを特徴とする請求項2記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップ。
  4. リング体の掛合片が、容器上部に対するキャップ本体のネジ付けに伴って抜け出し規制突部に押し当てられて掛合片の先端をキャップ本体の筒上端側に向けるように弾性変形させられながらこの先端の上方に抜け出し規制突部を逃すように構成されていると共に、
    この容器上部に対しキャップ本体をネジ付け切った位置での弾発により掛合片の先端が抜け出し規制突部に下方から引っ掛かり可能となるように構成してあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップ。
  5. リング体が、薄肉部を介して連接させ合わされた二以上のリング構成体によって構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の瓶状ないしはボトル状をなす容器のキャップ。
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