JP3579881B2 - 閉鎖膜付チューブ容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、閉鎖膜付チューブ容器に関し、さらに詳しくは、キャップを口部から外さないで、キャップの回転操作のみで閉鎖膜を開孔することができる閉鎖膜付チューブ容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医薬品、化粧品、食料品等を収納するチューブ容器には、口部に閉鎖膜を設けて、流通過程において内容物を保護するものがある。このような閉鎖膜付チューブ容器から内容物を取り出す場合は、キャップの雌ネジ部と反対側に設けられた針体の先端を、閉鎖膜に突き刺して閉鎖膜を破り、内容物を抽出していた。
【0003】
このような従来の閉鎖膜付チューブ容器としては、図11及び図12に示すものがある。図中、50はチューブ本体であり、チューブ本体50の口部51には閉鎖膜52が形成されている。そして、口部51に螺合するキャップ53の雌ネジ部と天面54を介して反対側に凹所55が形成され、この凹所55の中央部に針体56が形成されている。この針体56で閉鎖膜52を突き刺して破ることにより、チューブ本体50の口部51は開孔され、内容物の抽出が可能となる(図12参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような発明にあっては、以下に示す欠点がある。
(1)キャップ53を口部51から一旦取り外した後、キャップ53を逆さにし、針体56の先端を下側に向けて、閉鎖膜52を破らなければならないので、キャップを外し、かつ逆さにしなければならない煩わしさがある。
(2)また、前記方式の閉鎖膜付チューブ容器にあっては、閉鎖膜52を破る際に、針体56に内容物が付着するため、内容物が付着した状態で再度キャップを締めた場合、針体56が上向きになり、美感を損なう欠点がある。
(3)従来、キャップの針体で、閉鎖膜を開孔した後、再度キャップを取付けた場合において、閉鎖膜を開孔したか否かを、キャップ及びチューブ本体の外観から判断することは不可能であった。
【0005】
この発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、口部からキャップを取り外して、キャップを逆さにして閉鎖膜を開孔しなければならない面倒を解消すると共に、キャップの美感を良好にし、さらには閉鎖膜を開孔したか否かを、外観から判断できる閉鎖膜付チューブ容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、請求項1記載の発明に対応する手段は、閉鎖膜を有するチューブ本体と、チューブ本体の口部に螺合されるキャップとから成る閉鎖膜付チューブ容器において、閉鎖膜に相対向するキャップの内筒の天面に、針体が垂下して形成されると共に、閉鎖膜を破る際に、キャップの外筒を回転することにより、キャップの内筒及び針体が螺合しながら下降して、内筒の下端に形成された複数の羽根片が、外側に向けて折曲されると共に、該羽根片の先端部が、キャップ外筒の係合溝に嵌合することを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明に対応する手段は、閉鎖膜付チューブ容器のチューブ本体の口部に、中栓体が嵌合されると共に、この中栓体の外周に、針体、羽根片及び嵌合溝を有するキャップが螺合されたことを特徴とする。
【0009】
【実施の形態】
図1〜図4は、この発明に係る第1の実施形態を示す断面図である。チューブ本体1及び閉鎖膜2は、アルミ等の金属材料又はポリエチレン等の合成樹脂材料で造られると共に、キャップ3は、ポリエチレン等の合成樹脂で造られている。この第1の実施形態の特徴は、キャップ3の内筒5の内周面に形成された雌ネジに連続する天面に、チューブ本体1の口部4に形成された閉鎖膜2に相対向して、針体6が形成されると共に、内筒5の雌ネジに連続する内筒5の下端には、図3に示すようにスリット7aにより一定間隔毎に仕切られた複数の羽根片7が形成されている点である。この羽根片7は、本来過誤により、キャップ3の針体6によって、閉鎖膜2が開孔されるのを防止するために、スペーサーとしての機能を果たしている。そして、キャップ3の外筒8の内周面には、羽根片7の先端部7bが係合するための係合溝8aが形成されている。この係合溝8aは、羽根片7の先端部7bに対応して形成され、羽根片7が内筒5の周囲に、部分的に形成されている場合は、係合溝8aも同様に部分的に形成されてもよい。なお、針体6は図面の実施形態において、尖鋭部6aが、片側に偏って形成されているが、中央下部に形成されてもよい。
【0010】
次に、図5は、第1の実施形態の他の実施例を示すもので、第1の実施形態と構成が異なる点は、突起6から上方に突き抜けて、ノズル9及びノズル通路9aが形成されている点である。そして、このノズル9には通路9aを閉鎖するノズルキャップ10が螺合されている。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
【0011】
さらに、図6は第2の実施形態を示すもので、この第2の実施形態の特徴は、キャップ3の内筒5が、チューブ本体1の口部4に直接的に螺合されているのではなく、口部4の外周に嵌合された中栓体20を介して、この中栓体20に螺合されている点にある。すなわち、口部4と中栓体20とは、図7に示すように、口部4の外周に形成された複数の縦リブ4aが、中栓体20の内側に形成された複数の縦溝20aと軸方向で嵌合しており、又図6に示すように、中栓体20の外周に形成された雄ネジ20bと、キャップ3の内筒5に形成された雌ネジ5aとが螺合されている。
【0012】
図8及び図9は、この発明に含まれないチューブ容器を示す断面図である。このチューブ容器の特徴は、キャップ12が外筒13及び内筒14から構成され、外筒13と内筒14とは、外筒13の内周面の略中間と、内筒14の内周面の下端とが薄肉の連結片16により連結されると共に、内筒14の内周面に形成された雌ネジに連続する天面に、チューブ本体10の口部17の閉鎖膜11に相対向して、針体15が形成されている点にある。そして、図8及び図9に示す針体15の中央下部には、尖鋭部15aが形成されている。なお、図10に示す針体18は、尖鋭部18aが、片側に偏る様に形成された場合を示した断面図である。
【0013】
次に、この発明の作用について説明する。まず、第1の実施形態において、閉鎖膜2を開孔して口部4を開孔する場合は、キャップ8を回転して、チューブ本体1の口部4の雄ネジに沿って、内筒5を螺合しながら下降する。すると、針体6の尖鋭部6aも同様に回転しながら下降し、図2に示す様に、閉鎖膜2の基部2aから円弧を描く様に口部4が開孔される。又、開孔と同時に、内筒5の下端に形成された複数の羽根片7が、図2及び図4に示すように、内筒5の押圧作用により、その先端部7bが、チューブ本体1の肩部のテーパーに沿って、徐々に外側に折曲される。この羽根片7の折曲により、過誤により閉鎖膜2が開孔されるスペーサーとしての機能を完了する。そして、この先端部7bが係合溝8aに嵌合することにより、閉鎖膜2が、針体6により開孔されたことが確認できる。なお、先端部7bと係合溝8aとの嵌合は、容易には外れない。閉鎖膜2が開孔されない場合と比較して、図1に示す寸法H1だけ、キャップ3がさらに口部4の雄ネジの下方にまで螺合するので、チューブ本体1の閉鎖膜2が開孔されていることを、外観上容易に認識することができる。この第1の実施形態において、例えば、16φのチューブ本体1の口部4に螺合されたキャップ3の場合、開孔前と開孔後とでは、H1=5mm〜8mmの差を容易に目視できた。
【0014】
次に、第2の実施形態において、閉鎖膜2を開孔して口部4を開ける場合は、第1の実施形態と同様に、キャップ8を回転して、内筒5を中栓体20に螺合しながら下降する。そして、針体6の尖鋭部6aで閉鎖膜2が開孔される前は、羽根片7の先端部7bが、中栓体20の肩部20dに当接しているので、中栓体20の裾部20cが、キャップ3の下から容易に目視できる。そして、開孔と同時に、内筒5の下端に形成された複数の羽根片7が、キャップ3の下降により押圧され、中栓体20の肩部20dとの当接が解除されると共に、羽根片7の先端部7bが、キャップ3の係合溝8aと嵌合する。そして、中栓体20の裾部20cが、キャップ3によって隠れてしまう。したがって、中栓体20の裾部20cの見え、隠れによって、開孔の有無の判断が可能となる。そして、この羽根片7の折曲により、過誤により閉鎖膜2が開孔されるスペーサーとしての機能を完了する。
【0015】
さらに、第3の実施形態において、閉鎖膜11を開孔する場合は、キャップ12を回転して、チューブ本体10の口部17の雄ネジに沿って、内筒14を螺合しながら下降する。すると、針体15の尖鋭部15aは同様に回転しながら下降し、図9に示す様に、閉鎖膜11の中央部が開孔される。閉鎖膜11が開孔された場合、内筒14が口部17の雄ネジの下方に螺合しながら、さらに下方向にまで移動するので、閉鎖膜11が開孔されない場合と比較して、図8に示す寸法H2だけ、キャップ12の内筒14が、さらに下方向にまで移動した状態で、口部17の雄ネジに螺合される。したがって、チューブ本体1の閉鎖膜2が開孔されているか否かを、外観上容易に認識することができる。なお、開孔方法は、図9に示すように閉鎖膜11の中央部から開孔されてもよく、図10に示すように閉鎖膜11の基部11aから開孔されてもよい。この第3の実施形態においては、25φのチューブ本体10の口部17に螺合されたキャップ12の内筒14の場合、開孔前と開孔後では、H2=5mm〜8mmの差を容易に目視できた。
【0016】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、チューブ容器の口部を開孔する場合において、従来のようにキャップを取外して、キャップを逆さにして、閉鎖膜を破らなければならない面倒を解消でき、又美感の面において優れると共に、閉鎖膜を開孔したか否かを、外観上容易に認識できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の実施形態を示す断面図。
【図2】この発明に係る第1の実施形態において、針体で閉鎖膜を開孔した状態を示す断面図。
【図3】図1のA−A線の断面を示す平面断面図。
【図4】図2のB−B線の断面を示す平面断面図。
【図5】この発明に係る第1の実施形態において、他の実施例を示す断面図。
【図6】この発明に係る第2の実施形態において、針体で閉鎖膜を開孔した状態を示す断面図。
【図7】図6のC−C線の断面を示す平面図。
【図8】この発明に含まれないチューブ容器の例を示す断面図。
【図9】図8のチューブ容器において、針体で閉鎖膜を開孔した状態を示す断面図。
【図10】この発明に含まれないチューブ容器の他の例を示す断面図。
【図11】従来の閉鎖膜付チューブ容器を示す正面断面図。
【図12】従来の閉鎖膜付チューブ容器において、閉鎖膜を開孔している状態を示す断面図。

Claims (2)

  1. 口部に閉鎖膜を有するチューブ本体と、該チューブ本体の口部に螺合される内筒と外筒とを備えたキャップとからなる閉鎖膜付チューブ容器において、該閉鎖膜に相対向するキャップの内筒の天面に、針体が垂下して形成されると共に、キャップの外筒を回転することにより、キャップの内筒が口部と螺合しながら下降して、針体が閉鎖膜を破り、内筒の下端に形成された複数の羽根片がチューブ本体の肩部のテーパーに沿って外側に向けて折曲されると共に、該羽根片の先端部がキャップ外筒の係合溝に嵌合することを特徴とする閉鎖膜付チューブ。
  2. 請求項1記載の閉鎖膜付チューブ容器において、チューブ本体の口部に、中栓体が嵌合されると共に、該中栓体の外周に、前記針体、羽根片及び嵌合溝を有するキャップが螺合されたことを特徴とする閉鎖膜付チューブ容器。
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