JPH08242624A - 田植機における苗植装置の昇降制御装置 - Google Patents
田植機における苗植装置の昇降制御装置Info
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- JPH08242624A JPH08242624A JP4709895A JP4709895A JPH08242624A JP H08242624 A JPH08242624 A JP H08242624A JP 4709895 A JP4709895 A JP 4709895A JP 4709895 A JP4709895 A JP 4709895A JP H08242624 A JPH08242624 A JP H08242624A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 田植機において、その苗植装置8におけるフ
ロート13の圃場面11に対する接地荷重を、略一定に
保持するように制御する場合に、耐久性の向上と、制御
特性の向上とを図る。 【構成】 前記フロート13と苗植装置8の伝動ケース
14側との間に、接地荷重感知センサー27を設け、こ
の接地荷重感知センサーの出力により前記フロートの圃
場面に対する接地荷重が略一定にするように苗植装置の
上昇動又は下降動する。
ロート13の圃場面11に対する接地荷重を、略一定に
保持するように制御する場合に、耐久性の向上と、制御
特性の向上とを図る。 【構成】 前記フロート13と苗植装置8の伝動ケース
14側との間に、接地荷重感知センサー27を設け、こ
の接地荷重感知センサーの出力により前記フロートの圃
場面に対する接地荷重が略一定にするように苗植装置の
上昇動又は下降動する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機において、その
苗植装置におけるフロートの圃場面に対する接地荷重
を、略一定に保持するように制御するための昇降制御装
置に関するものである。
苗植装置におけるフロートの圃場面に対する接地荷重
を、略一定に保持するように制御するための昇降制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】田植機に
おいて、その苗植装置におけるフロートの圃場面に対す
る接地荷重が変化すると、苗植装置の圃場面に対する高
さが変化し、圃場面に対する苗の植付け深さが変動する
から、浮き苗が発生したり、苗の活着性が低下したりす
ることになる。
おいて、その苗植装置におけるフロートの圃場面に対す
る接地荷重が変化すると、苗植装置の圃場面に対する高
さが変化し、圃場面に対する苗の植付け深さが変動する
から、浮き苗が発生したり、苗の活着性が低下したりす
ることになる。
【0003】そこで、従来は、例えば、特開昭59−1
92012号公報等に記載されているように、圃場面に
接地するフロートの苗植装置に対する高さの変化に応じ
て、当該高さが低くなると苗植装置をこの分だけ上昇
し、当該高さが高くなるとこの分だけ苗植装置を下降動
すると言うように、苗植装置を昇降動することにより、
前記フロートの苗植装置に対する高さを略一定にするよ
うに制御している。
92012号公報等に記載されているように、圃場面に
接地するフロートの苗植装置に対する高さの変化に応じ
て、当該高さが低くなると苗植装置をこの分だけ上昇
し、当該高さが高くなるとこの分だけ苗植装置を下降動
すると言うように、苗植装置を昇降動することにより、
前記フロートの苗植装置に対する高さを略一定にするよ
うに制御している。
【0004】しかし、フロートの苗植装置に対する高さ
の変動は、フロートの圃場面に対する接地荷重が変化し
たあとにおいて発生するものであることにより、苗植装
置の圃場面に対する高さの制御は、フロートの圃場面に
対する接地荷重の変化により遅れて実行されるから、制
御の時間的な遅れが存在し、制御の応答性がきわめて低
いのであった また、最近では、圃場面に接地するフロートの下面に、
スイッチ等の接地荷重感知センサーを設けて、この接地
荷重感知センサーにより、苗植装置を、フロートの圃場
面に対する接地荷重が略一定になるように昇降制御する
ことで、制御の応答性を向上することが行なわれてい
る。
の変動は、フロートの圃場面に対する接地荷重が変化し
たあとにおいて発生するものであることにより、苗植装
置の圃場面に対する高さの制御は、フロートの圃場面に
対する接地荷重の変化により遅れて実行されるから、制
御の時間的な遅れが存在し、制御の応答性がきわめて低
いのであった また、最近では、圃場面に接地するフロートの下面に、
スイッチ等の接地荷重感知センサーを設けて、この接地
荷重感知センサーにより、苗植装置を、フロートの圃場
面に対する接地荷重が略一定になるように昇降制御する
ことで、制御の応答性を向上することが行なわれてい
る。
【0005】しかし、フロートの下面に設けた接地荷重
感知センサーは、絶えず圃場面に対して擦り付けられる
ので、その耐久性が著しく低いのであり、しかも、この
接地荷重感知センサーは、当該接地荷重感知センサーに
対して圃場面における土塊、小石又は木片等の比較的小
さい固形物が当たったときにおいて接地荷重が大きいと
感応し、当該接地荷重感知センサーが圃場面における比
較的小さい凹みの箇所に通過するときにおいて接地荷重
が小さいと感応することになるから、前記圃場面におけ
る比較的小さい固形物及び凹みが原因による誤制御が多
発すると言う問題があった。
感知センサーは、絶えず圃場面に対して擦り付けられる
ので、その耐久性が著しく低いのであり、しかも、この
接地荷重感知センサーは、当該接地荷重感知センサーに
対して圃場面における土塊、小石又は木片等の比較的小
さい固形物が当たったときにおいて接地荷重が大きいと
感応し、当該接地荷重感知センサーが圃場面における比
較的小さい凹みの箇所に通過するときにおいて接地荷重
が小さいと感応することになるから、前記圃場面におけ
る比較的小さい固形物及び凹みが原因による誤制御が多
発すると言う問題があった。
【0006】本発明は、これらの問題を一挙に解消した
苗植装置の昇降制御装置を提供することを技術的課題と
するものである。
苗植装置の昇降制御装置を提供することを技術的課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「少なくとも圃場面に接地するフロー
ト、このフロートが下面に取付く伝動ケース、この伝動
ケースの上面側に取付く苗載台及び前記伝動ケースに取
付く苗植機構を備えた苗植装置と、前記苗植装置を圃場
面に対して昇降動するための油圧シリンダとを備えて成
る田植機において、前記フロートの上面と伝動ケース側
との間に、接地荷重感知センサーを設け、更に、前記接
地荷重感知センサーの出力により前記油圧シリンダを前
記フロートの圃場面に対する接地荷重が略一定にするよ
うに苗植装置の上昇動又は下降動に切り換え作動する手
段を設ける。」と言う構成にした。
るため本発明は、「少なくとも圃場面に接地するフロー
ト、このフロートが下面に取付く伝動ケース、この伝動
ケースの上面側に取付く苗載台及び前記伝動ケースに取
付く苗植機構を備えた苗植装置と、前記苗植装置を圃場
面に対して昇降動するための油圧シリンダとを備えて成
る田植機において、前記フロートの上面と伝動ケース側
との間に、接地荷重感知センサーを設け、更に、前記接
地荷重感知センサーの出力により前記油圧シリンダを前
記フロートの圃場面に対する接地荷重が略一定にするよ
うに苗植装置の上昇動又は下降動に切り換え作動する手
段を設ける。」と言う構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】このように、接地荷重感知センサ
ーを、圃場面に接地するフロートの上面と、当該フロー
トが取付く伝動ケース側との間に設けたことにより、こ
の接地荷重感知センサーにて、フロートの圃場面に対す
る接地荷重を検出することができるから、苗植装置の昇
降用油圧シリンダにて、フロートの圃場面に対する接地
荷重を略一定にすると言う昇降制御を応答性良く行うこ
とができると共に、前記接地荷重感知センサーが、圃場
面における比較的小さい固形物又は凹み対して感応する
ことを回避できるのである。
ーを、圃場面に接地するフロートの上面と、当該フロー
トが取付く伝動ケース側との間に設けたことにより、こ
の接地荷重感知センサーにて、フロートの圃場面に対す
る接地荷重を検出することができるから、苗植装置の昇
降用油圧シリンダにて、フロートの圃場面に対する接地
荷重を略一定にすると言う昇降制御を応答性良く行うこ
とができると共に、前記接地荷重感知センサーが、圃場
面における比較的小さい固形物又は凹み対して感応する
ことを回避できるのである。
【0009】従って、本発明によると、苗植装置におけ
るフロートの圃場面に対する接地荷重を略一定に維持す
ると言う昇降制御を、接地荷重感知センサーにて応答性
良く行うことができるものでありながら、前記接地荷重
感知センサーの耐久性を大幅に向上できると共に、前記
の昇降制御に圃場面における比較的小さい固形物又は凹
み等に起因して誤制御が発生することを確実に低減でき
る効果を有する。
るフロートの圃場面に対する接地荷重を略一定に維持す
ると言う昇降制御を、接地荷重感知センサーにて応答性
良く行うことができるものでありながら、前記接地荷重
感知センサーの耐久性を大幅に向上できると共に、前記
の昇降制御に圃場面における比較的小さい固形物又は凹
み等に起因して誤制御が発生することを確実に低減でき
る効果を有する。
【0010】この場合において、前記接地荷重センサー
を、「請求項1」に記載したように、前記フロートを伝
動ケース側に対して上下動調節可能に連結する植深調節
レバーの先端と、前記フロートとの間に設けることによ
り、当該接地荷重センサーを設けることの構造の簡単化
及び取付けスペースの増大を回避することができる。ま
た、前記接地荷重センサーを、「請求項3」に記載した
ように、或る値の接地荷重でON又はOFFからOFF
又はONに切り替わる第1スイッチと、この第1スイッ
チが切り替わるときの接地荷重より大きい接地荷重でO
FF又はONからON又はOFFに切り替わる第1スイ
ッチとで構成したり、或いは、前記接地荷重センサー
を、「請求項4」に記載したように、当該接地荷重セン
サーの出力が接地荷重に対して比例又は反比例するもの
に構成したりしても良い。
を、「請求項1」に記載したように、前記フロートを伝
動ケース側に対して上下動調節可能に連結する植深調節
レバーの先端と、前記フロートとの間に設けることによ
り、当該接地荷重センサーを設けることの構造の簡単化
及び取付けスペースの増大を回避することができる。ま
た、前記接地荷重センサーを、「請求項3」に記載した
ように、或る値の接地荷重でON又はOFFからOFF
又はONに切り替わる第1スイッチと、この第1スイッ
チが切り替わるときの接地荷重より大きい接地荷重でO
FF又はONからON又はOFFに切り替わる第1スイ
ッチとで構成したり、或いは、前記接地荷重センサー
を、「請求項4」に記載したように、当該接地荷重セン
サーの出力が接地荷重に対して比例又は反比例するもの
に構成したりしても良い。
【0011】前者の場合には、接地荷重センサーをスイ
ッチにすることができるので、きわめて安価であり、後
者の場合には、接地荷重の検出の精度を向上でき、ひい
ては、昇降制御の精度を向上できる。更にまた、「請求
項5」に記載したように、苗植装置を上昇動又は下降動
に切り換え作動するときの接地荷重を、田植機の走行速
度に比例して大きくするようにした手段を設けると言う
構成にすることにより、フロートの圃場面に対する接地
荷重を、田植機の走行速度が遅いとき小さく、田植機の
走行速度が早いとき大きくすることができ、従って、高
速走行に際してフロートが圃場面から浮き上がり気味に
なることを防止できるから、圃場面に対する苗の植付け
を、低速走行から高速走行の全般にわたって安定化する
ことができ、特に、高速走行に際して浮き苗が発生する
ことを確実に防止できるのである。
ッチにすることができるので、きわめて安価であり、後
者の場合には、接地荷重の検出の精度を向上でき、ひい
ては、昇降制御の精度を向上できる。更にまた、「請求
項5」に記載したように、苗植装置を上昇動又は下降動
に切り換え作動するときの接地荷重を、田植機の走行速
度に比例して大きくするようにした手段を設けると言う
構成にすることにより、フロートの圃場面に対する接地
荷重を、田植機の走行速度が遅いとき小さく、田植機の
走行速度が早いとき大きくすることができ、従って、高
速走行に際してフロートが圃場面から浮き上がり気味に
なることを防止できるから、圃場面に対する苗の植付け
を、低速走行から高速走行の全般にわたって安定化する
ことができ、特に、高速走行に際して浮き苗が発生する
ことを確実に防止できるのである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を、乗用型田植機に適
用した場合の図面について説明する。図1〜図5は、第
1の実施例を示す。この図において符号1は、走行車体
を示し、この走行車体1は、上面にエンジンを覆うボン
ネットカバー3、操縦ハンドル4及び操縦座席5を車体
フレーム2と、この車体フレーム2の前部を支持する左
右一対の前輪6と、前記車体フレーム2の後部を支持す
る左右一対の後輪7とによって構成されている。
用した場合の図面について説明する。図1〜図5は、第
1の実施例を示す。この図において符号1は、走行車体
を示し、この走行車体1は、上面にエンジンを覆うボン
ネットカバー3、操縦ハンドル4及び操縦座席5を車体
フレーム2と、この車体フレーム2の前部を支持する左
右一対の前輪6と、前記車体フレーム2の後部を支持す
る左右一対の後輪7とによって構成されている。
【0013】符号8は、前記走行車体1の後方に配設し
た苗植装置を示し、この苗植装置8は、前記走行車体1
に対して昇降リンク機構9にて昇降動可能に装着され、
且つ、前記走行車体1側との間に設けた昇降用油圧シリ
ンダ10により、圃場面11に対して昇降動するように
構成されている。また、前記昇降用油圧シリンダ10
は、図4に示すように、二つのソレノイド12a,12
bを有する油圧切換弁12により、苗植装置8を所定の
昇降位置に保持する中立位置から苗植装置8を上昇動又
は下降動に切り換え作動するように構成されている。
た苗植装置を示し、この苗植装置8は、前記走行車体1
に対して昇降リンク機構9にて昇降動可能に装着され、
且つ、前記走行車体1側との間に設けた昇降用油圧シリ
ンダ10により、圃場面11に対して昇降動するように
構成されている。また、前記昇降用油圧シリンダ10
は、図4に示すように、二つのソレノイド12a,12
bを有する油圧切換弁12により、苗植装置8を所定の
昇降位置に保持する中立位置から苗植装置8を上昇動又
は下降動に切り換え作動するように構成されている。
【0014】前記苗植装置8は、少なくとも、前記圃場
面11に接地する複数個のフロート13と、この各フロ
ート13の各々が下面に取付く複数個の伝動ケース14
と、この各伝動ケース14の上面側に取付く苗載台15
及び前記各伝動ケース14の各々に取付く苗植機構16
とにより構成されている。また、前記フロート13は、
その後端部の上面に取付けたブラケット体17を前記伝
動ケース14の下面に回転自在に軸支した横軸18から
後方に延びる植深さ調節アーム19の先端に対してピン
20にて回動自在に枢着する一方、その前端部をリンク
機構21を介して前記伝動ケース14に対して上下動自
在に連結し、前記横軸18を、当該横軸18から前記走
行車体1に向かって突出する植深さ調節レバー22にて
回動することにより、伝動ケース14に対して上下動調
節するように構成され、且つ、このフロート13の前端
部は、前記伝動ケース14との間に設けたばね23にて
下向きに付勢されている。
面11に接地する複数個のフロート13と、この各フロ
ート13の各々が下面に取付く複数個の伝動ケース14
と、この各伝動ケース14の上面側に取付く苗載台15
及び前記各伝動ケース14の各々に取付く苗植機構16
とにより構成されている。また、前記フロート13は、
その後端部の上面に取付けたブラケット体17を前記伝
動ケース14の下面に回転自在に軸支した横軸18から
後方に延びる植深さ調節アーム19の先端に対してピン
20にて回動自在に枢着する一方、その前端部をリンク
機構21を介して前記伝動ケース14に対して上下動自
在に連結し、前記横軸18を、当該横軸18から前記走
行車体1に向かって突出する植深さ調節レバー22にて
回動することにより、伝動ケース14に対して上下動調
節するように構成され、且つ、このフロート13の前端
部は、前記伝動ケース14との間に設けたばね23にて
下向きに付勢されている。
【0015】そして、前記フロート13の後端部におけ
るブラケット体17を、フロート13の上面に固着した
支持板24に対して複数本のボルト25にて取付けるに
際して、その間にゴム等の軟質弾性体製のリング26を
介挿することにより、前記ブラケット体17をフロート
13に対して前記軟質弾性体製リング26が弾性変形す
る分だけ上下動するように構成する一方、前記支持板2
4の上面に、接地荷重感知センサー27を構成する一方
の第1スイッチAを、このブラケット体17の下面に、
接地荷重感知センサー27を構成する他方の第2スイッ
チBを、これら両スイッチA,Bが互いに接当するよう
に設ける。
るブラケット体17を、フロート13の上面に固着した
支持板24に対して複数本のボルト25にて取付けるに
際して、その間にゴム等の軟質弾性体製のリング26を
介挿することにより、前記ブラケット体17をフロート
13に対して前記軟質弾性体製リング26が弾性変形す
る分だけ上下動するように構成する一方、前記支持板2
4の上面に、接地荷重感知センサー27を構成する一方
の第1スイッチAを、このブラケット体17の下面に、
接地荷重感知センサー27を構成する他方の第2スイッ
チBを、これら両スイッチA,Bが互いに接当するよう
に設ける。
【0016】この場合、前記両スイッチA,Bは、図5
に示すように、前記フロート13の圃場面11に対する
接地荷重Fの増大に伴い、先づ、第1スイッチAが、第
1接地荷重F1においてOFFからONになり、次い
で、第2スイッチBが、前記第1接地荷重F1よりも大
きい第2接地荷重F2においてOFFからONになよう
に構成する。
に示すように、前記フロート13の圃場面11に対する
接地荷重Fの増大に伴い、先づ、第1スイッチAが、第
1接地荷重F1においてOFFからONになり、次い
で、第2スイッチBが、前記第1接地荷重F1よりも大
きい第2接地荷重F2においてOFFからONになよう
に構成する。
【0017】一方、符号28は、前記第1スイッチA及
び第2スイッチBのON・OFFにより、前記昇降用油
圧シリンダ10に対する油圧切換弁12を、以下に述べ
るように、中立位置から上昇動又は下降動に切り換え作
動するためのコントローラである。すなわち、このコン
トローラ28は、前記接地荷重感知センサー27からの
信号を入力として、例えば、前記第1スイッチAがOF
Fで第2スイッチBがONであるとき、苗植装置8の昇
降動を行わないように油圧切換弁12を中立位置にする
が、第1スイッチA及び第2スイッチBの両方がいずれ
もOFFであるとき、油圧切換弁12を、苗植装置8の
下げに切り換え作動し、第1スイッチA及び第2スイッ
チBの両方がいずれもONであるとき、油圧切換弁12
を、苗植装置8の上げに切り換え作動する。
び第2スイッチBのON・OFFにより、前記昇降用油
圧シリンダ10に対する油圧切換弁12を、以下に述べ
るように、中立位置から上昇動又は下降動に切り換え作
動するためのコントローラである。すなわち、このコン
トローラ28は、前記接地荷重感知センサー27からの
信号を入力として、例えば、前記第1スイッチAがOF
Fで第2スイッチBがONであるとき、苗植装置8の昇
降動を行わないように油圧切換弁12を中立位置にする
が、第1スイッチA及び第2スイッチBの両方がいずれ
もOFFであるとき、油圧切換弁12を、苗植装置8の
下げに切り換え作動し、第1スイッチA及び第2スイッ
チBの両方がいずれもONであるとき、油圧切換弁12
を、苗植装置8の上げに切り換え作動する。
【0018】この構成において、フロート13の圃場面
に対する接地荷重Fが、前記第1接地荷重F1と第2接
地荷重F2の間にあるときには、第1スイッチAがOF
Fで第2スイッチBがONであることにより、油圧切換
弁12は中立位置で、苗植装置8の昇降動を行わない
が、この状態から接地荷重Fが、フロート13が接地す
る圃場面11とか或いは車輪6,7が接地する耕盤1
1′の凹凸等により前記第1接地荷重F1よりも小さく
なると、第1スイッチA及び第2スイッチBの両方がい
ずれもOFFになるから、油圧切換弁12は苗植装置8
の下げに切り換って苗植装置8が下降動することによ
り、圃場面11に対する接地荷重Fが、前記第1接地荷
重F1と第2接地荷重F2の間に入るように戻されるの
であり、また、前記中立位置から接地荷重Fが、フロー
ト13が接地する圃場面11とか或いは車輪6,7が接
地する耕盤11′の凹凸等により前記第2接地荷重F2
よりも大きくなると、第1スイッチA及び第2スイッチ
Bの両方がいずれもONになるから、油圧切換弁12は
苗植装置8の上げに切り換って苗植装置8が上昇動する
ことにより、圃場面11に対する接地荷重Fが、前記第
1接地荷重F1と第2接地荷重F2の間に入るように戻
されるものであり、これにより、フロート13の圃場面
11に対する接地荷重Fを、当該接地荷重Fが常に前記
第1接地荷重F1と第2接地荷重F2の間に入るように
自動制御することができるのである。
に対する接地荷重Fが、前記第1接地荷重F1と第2接
地荷重F2の間にあるときには、第1スイッチAがOF
Fで第2スイッチBがONであることにより、油圧切換
弁12は中立位置で、苗植装置8の昇降動を行わない
が、この状態から接地荷重Fが、フロート13が接地す
る圃場面11とか或いは車輪6,7が接地する耕盤1
1′の凹凸等により前記第1接地荷重F1よりも小さく
なると、第1スイッチA及び第2スイッチBの両方がい
ずれもOFFになるから、油圧切換弁12は苗植装置8
の下げに切り換って苗植装置8が下降動することによ
り、圃場面11に対する接地荷重Fが、前記第1接地荷
重F1と第2接地荷重F2の間に入るように戻されるの
であり、また、前記中立位置から接地荷重Fが、フロー
ト13が接地する圃場面11とか或いは車輪6,7が接
地する耕盤11′の凹凸等により前記第2接地荷重F2
よりも大きくなると、第1スイッチA及び第2スイッチ
Bの両方がいずれもONになるから、油圧切換弁12は
苗植装置8の上げに切り換って苗植装置8が上昇動する
ことにより、圃場面11に対する接地荷重Fが、前記第
1接地荷重F1と第2接地荷重F2の間に入るように戻
されるものであり、これにより、フロート13の圃場面
11に対する接地荷重Fを、当該接地荷重Fが常に前記
第1接地荷重F1と第2接地荷重F2の間に入るように
自動制御することができるのである。
【0019】なお、この第1の実施例においては、第1
スイッチA及び第2スイッチBを、接地荷重Fの増加に
伴い、最初はONで次いでOFFになるように構成して
も良いことは言うまでもない。前記第1の実施例は、接
地荷重感知センサー27として、二つのスイッチA,B
を使用した場合を示したが、図6に示す第2の実施例の
ように、支持板24とブラケット17との間に、圧電素
子を使用した接地荷重感知センサー27′を介挿するよ
うにしても良いのである。
スイッチA及び第2スイッチBを、接地荷重Fの増加に
伴い、最初はONで次いでOFFになるように構成して
も良いことは言うまでもない。前記第1の実施例は、接
地荷重感知センサー27として、二つのスイッチA,B
を使用した場合を示したが、図6に示す第2の実施例の
ように、支持板24とブラケット17との間に、圧電素
子を使用した接地荷重感知センサー27′を介挿するよ
うにしても良いのである。
【0020】この圧電素子を使用した接地荷重感知セン
サー27′からの出力Vは、図7に示すように、フロー
ト13の圃場面11に対する接地荷重Fの増加に比例し
て増大するから、前記コントローラ28は、図4に二点
鎖線で示すように、この接地荷重感知センサー27′か
らの出力を入力として、前記接地荷重Fが第1接地荷重
F1と第2接地荷重F2の間にあるときには、油圧切換
弁12を中立位置にし、接地荷重Fが前記第1接地荷重
F1よりも小さくなると油圧切換弁12を苗植装置8の
下げに、接地荷重Fが前記第2接地荷重F2よりも大き
くなると油圧切換弁12を苗植装置8の上げに各々切り
換えることにより、前記第1の実施例と同様に、フロー
ト13の圃場面11に対する接地荷重Fを、当該接地荷
重Fが常に前記第1接地荷重F1と第2接地荷重F2の
間に入るように自動制御することができるのである。
サー27′からの出力Vは、図7に示すように、フロー
ト13の圃場面11に対する接地荷重Fの増加に比例し
て増大するから、前記コントローラ28は、図4に二点
鎖線で示すように、この接地荷重感知センサー27′か
らの出力を入力として、前記接地荷重Fが第1接地荷重
F1と第2接地荷重F2の間にあるときには、油圧切換
弁12を中立位置にし、接地荷重Fが前記第1接地荷重
F1よりも小さくなると油圧切換弁12を苗植装置8の
下げに、接地荷重Fが前記第2接地荷重F2よりも大き
くなると油圧切換弁12を苗植装置8の上げに各々切り
換えることにより、前記第1の実施例と同様に、フロー
ト13の圃場面11に対する接地荷重Fを、当該接地荷
重Fが常に前記第1接地荷重F1と第2接地荷重F2の
間に入るように自動制御することができるのである。
【0021】なお、前記圧電素子を使用した接地荷重感
知センサー27′としては、その出力が、接地荷重に比
例にするものに限らず、その出力が接地荷重に反比例す
るものに構成しても良いことは言うまでもない。また、
出力が接地荷重に対して比例又は反比例するようにした
接地荷重感知センサーとしては、前記圧電素子によるも
のに限らず、図8に示す第3の実施例のように、植深さ
調節アーム19と、フロート13との間を、油が充填し
たシリンダ30と、このシリンダ30内に摺動自在に挿
入したピストン31とから成る油圧シリンダ32に連結
し、前記シリンダ30内における油圧を、圧力センサー
33にて検出するようにした形式の接地荷重感知センサ
ー27″にしても良い。
知センサー27′としては、その出力が、接地荷重に比
例にするものに限らず、その出力が接地荷重に反比例す
るものに構成しても良いことは言うまでもない。また、
出力が接地荷重に対して比例又は反比例するようにした
接地荷重感知センサーとしては、前記圧電素子によるも
のに限らず、図8に示す第3の実施例のように、植深さ
調節アーム19と、フロート13との間を、油が充填し
たシリンダ30と、このシリンダ30内に摺動自在に挿
入したピストン31とから成る油圧シリンダ32に連結
し、前記シリンダ30内における油圧を、圧力センサー
33にて検出するようにした形式の接地荷重感知センサ
ー27″にしても良い。
【0022】すなわち、前記シリンダ内における油圧
は、フロート13の圃場面11に対する接地荷重Fに比
例して高くなることにより、前記圧力センサー33から
の出力も、フロート13の圃場面11に対する接地荷重
Fに比例して増加するから、前記第2の実施例の場合と
同様に、フロート13の圃場面11に対する接地荷重F
を、当該接地荷重Fが常に前記第1接地荷重F1と第2
接地荷重F2の間に入るように自動制御することができ
るのである。
は、フロート13の圃場面11に対する接地荷重Fに比
例して高くなることにより、前記圧力センサー33から
の出力も、フロート13の圃場面11に対する接地荷重
Fに比例して増加するから、前記第2の実施例の場合と
同様に、フロート13の圃場面11に対する接地荷重F
を、当該接地荷重Fが常に前記第1接地荷重F1と第2
接地荷重F2の間に入るように自動制御することができ
るのである。
【0023】更に、この第2及び第3の実施例の場合に
おいては、走行車体1が苗植えを行いながら前進走行す
るときの走行速度を車速センサー29にて検出して、こ
れを、図4に二点鎖線で示すように、前記コントローラ
28に入力し、コントローラ28にて、前記前記第1接
地荷重F1及び第2接地荷重F2を、走行速度に比例し
て大きくするように変更すると言う構成にすることがで
きる。
おいては、走行車体1が苗植えを行いながら前進走行す
るときの走行速度を車速センサー29にて検出して、こ
れを、図4に二点鎖線で示すように、前記コントローラ
28に入力し、コントローラ28にて、前記前記第1接
地荷重F1及び第2接地荷重F2を、走行速度に比例し
て大きくするように変更すると言う構成にすることがで
きる。
【0024】このように構成すると、フロート13の圃
場面11に対する接地荷重を、走行速度が遅いとき小さ
く、走行速度が早いとき大きくすることができることに
より、高速走行に際してフロート13が圃場面11から
浮き上がり気味になることを防止できるから、圃場面1
1に対する苗の植付けを、低速走行から高速走行の全般
にわたって安定化することができ、特に、高速走行に際
して浮き苗が発生することを確実に防止できるのであ
る。
場面11に対する接地荷重を、走行速度が遅いとき小さ
く、走行速度が早いとき大きくすることができることに
より、高速走行に際してフロート13が圃場面11から
浮き上がり気味になることを防止できるから、圃場面1
1に対する苗の植付けを、低速走行から高速走行の全般
にわたって安定化することができ、特に、高速走行に際
して浮き苗が発生することを確実に防止できるのであ
る。
【図1】乗用型田植機の側面図である。
【図2】乗用型田植機の平面図である。
【図3】本発明における第1の実施例を示す要部拡大図
である。
である。
【図4】油圧回路及び制御回路を示す図である。
【図5】第1の実施例において接地荷重感知センサーの
出力と接地荷重との関係を示す図である。
出力と接地荷重との関係を示す図である。
【図6】本発明における第2の実施例を示す要部拡大図
である。
である。
【図7】第2の実施例において接地荷重感知センサーの
出力と接地荷重との関係を示す図である。
出力と接地荷重との関係を示す図である。
【図8】本発明における第3の実施例を示す要部拡大図
である。
である。
【符号の説明】 1 走行車体 2 車体フレーム 6,7 車輪 8 苗植装置 9 昇降リンク機構 10 昇降用油圧シリンダ 11 圃場面 12 油圧切換弁 13 フロート 14 伝動ケース 15 苗載台 16 苗植機構 19 植深さ調節アーム 27,27′,27″ 接地荷重感知センサー 28 コントローラ
Claims (5)
- 【請求項1】少なくとも圃場面に接地するフロート、こ
のフロートが下面に取付く伝動ケース、この伝動ケース
の上面側に取付く苗載台及び前記伝動ケースに取付く苗
植機構を備えた苗植装置と、前記苗植装置を圃場面に対
して昇降動するための油圧シリンダとを備えて成る田植
機において、前記フロートの上面と伝動ケース側との間
に、接地荷重感知センサーを設け、更に、前記接地荷重
感知センサーの出力により前記油圧シリンダを前記フロ
ートの圃場面に対する接地荷重が略一定にするように苗
植装置の上昇動又は下降動に切り換え作動する手段を設
けたことを特徴とする田植機における苗植装置の昇降制
御装置。 - 【請求項2】「請求項1」において、前記接地荷重セン
サーを、前記フロートを伝動ケース側に対して上下動調
節可能に連結する植深調節レバーの先端と、前記フロー
トとの間に設けたことを特徴とする田植機における苗植
装置の昇降制御装置。 - 【請求項3】「請求項1」において、前記接地荷重セン
サーを、或る値の接地荷重でON又はOFFからOFF
又はONに切り替わる第1スイッチと、この第1スイッ
チが切り替わるときの接地荷重より大きい接地荷重でO
FF又はONからON又はOFFに切り替わる第1スイ
ッチとで構成したことを特徴とする田植機における苗植
装置の昇降制御装置。 - 【請求項4】「請求項1」において、前記接地荷重セン
サーを、当該接地荷重センサーの出力が接地荷重に対し
て比例又は反比例するものに構成したことを特徴とする
田植機における苗植装置の昇降制御装置。 - 【請求項5】「請求項1」において、苗植装置を上昇動
又は下降動に切り換え作動するときの接地荷重を、田植
機の走行速度に比例して大きくするようにした手段を設
けたことを特徴とする田植機における苗植装置の昇降制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4709895A JPH08242624A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 田植機における苗植装置の昇降制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4709895A JPH08242624A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 田植機における苗植装置の昇降制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08242624A true JPH08242624A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12765717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4709895A Pending JPH08242624A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 田植機における苗植装置の昇降制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08242624A (ja) |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP4709895A patent/JPH08242624A/ja active Pending
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