JPH04365405A - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

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JPH04365405A
JPH04365405A JP13738491A JP13738491A JPH04365405A JP H04365405 A JPH04365405 A JP H04365405A JP 13738491 A JP13738491 A JP 13738491A JP 13738491 A JP13738491 A JP 13738491A JP H04365405 A JPH04365405 A JP H04365405A
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sensor
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Hideaki Mizota
秀昭 溝田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機や直播機等の水
田作業機における作業装置の昇降制御機構の構成に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以上のような水田作業機の一例として乗
用型田植機があり、この乗用型田植機では苗植付装置(
作業装置に相当)の昇降制御を行っている。そして、こ
のような乗用型田植機の昇降制御機構の構成の一例が特
開平2−234603号公報に開示されている。この構
成では、田面から苗植付装置までの高さを検出するもの
としてソリ状の接地センサー(前記公報の図4の10)
を苗植付装置に備えており、苗植付装置に対する接地セ
ンサーの位置をセンサー(前記公報の図4の11)にて
検出してこれを苗植付装置までの高さとしている。 そして、この高さ検出に基づき田面から苗植付装置が一
定高さを維持するように苗植付装置を昇降操作している
のである。
【0003】この乗用型田植機は、一条の植え付けを2
組の植付アーム(前記公報の図4の3)にて行う高速田
植機であり植付作業時での機体の走行速度が速いので、
従来から使用されていた大型の接地フロートでは泥押し
及び田面の波立ちが激しいものになる為に、この大型の
接地フロートを全く装備していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように苗植付装
置に接地フロートを全く装備していないと、苗植付装置
の重量はリンク機構(前記公報の図4の6)を介して全
て機体側に支持されることになる。これにより、田面の
凹凸が激しい状態では機体側又は苗植付装置側の僅かな
動作により、苗植付装置が上下に振動し易くなる(いわ
ゆる、ハンチング現象)。そして、前述のソリ状の接地
センサーは田面の細かな凹凸にも正確に接地追従して行
くので昇降制御の精度が良いものになる反面、苗植付装
置の昇降操作が敏感に行われ過ぎる傾向にある為に、こ
の傾向に加えて前述のように苗植付装置の全重量が機体
側に支持される状態となると、苗植付装置がさらに上下
に振動し易くなる。
【0005】昇降制御機構には一般に制御感度を変更す
る機能も備えられているので、以上のような場合には作
業者が昇降制御機構の制御感度を鈍感側に操作して、ハ
ンチング現象を抑えるようにしなければならない。逆に
、田面が滑らかでハンチング現象の生じ難い状態にて昇
降制御機構の制御感度を鈍感側に操作し過ぎると、苗植
付装置の昇降操作が遅れ気味になって田面から苗植付装
置を一定の高さに維持できなくなってしまう。従って、
作業者は田面の状態に応じて昇降制御機構の制御感度を
頻繁に変更操作しなければならなくなるので、操作性の
面で改良の余地がある。本発明は以上のような接地セン
サーを使用した昇降制御機構の型式において、制御感度
の変更の操作性の向上を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな水田作業機において、次のように構成することにあ
る。つまり、作業装置にソリ状の接地センサーを上下動
自在に取り付け、この作業装置に対する接地センサーの
上下位置を検出する第1センサーを設けて、第1センサ
ーの検出値に基づき作業装置が田面より設定高さに維持
されるようにこの作業装置を昇降操作する昇降制御機構
を設けると共に、田面に接地追従する接地フロートを作
業装置に上下動自在に取り付け、この作業装置に対する
接地フロートの上下位置を検出する第2センサーを設け
て、作業装置に対する接地フロートの上下動が多いほど
昇降制御機構の不感帯の幅を広くし、且つ、作業装置に
対する接地フロートの上下動が少ないほど昇降制御機構
の不感帯の幅を狭くする感度変更手段を設けている。
【0007】
【作用】前述のように構成すると、田面に接地追従して
行く接地センサーの第1センサーからの信号が例えば図
3に示すように、設定値を挟んだ不感帯X1又はX2内
に入るように、つまり、接地センサーからの信号に基づ
き作業装置が田面から設定高さに維持されるように自動
的に昇降操作されるのである。
【0008】この間において、接地フロートの上下動が
第2センサーによって検出されている。この場合、接地
フロートの上下動の回数が多い場合には、田面の泥が硬
く多くの泥塊が田面上に散在していると判断される。従
って、この場合には図3に示すように、不感帯の幅がX
2の広いものに設定されて昇降操作の制御感度が自動的
に鈍感なものに設定される。逆に、接地フロートの上下
動の回数が少ない場合には、田面の泥が軟らかく田面が
比較的平滑なものと判断される。従って、この場合には
図3に示すように、不感帯の幅がX1の狭いものに設定
されて昇降操作の制御感度が自動的に敏感なものに設定
されるのである。以上のように、田面の細かな凹凸にも
正確に接地追従して行く接地センサーにより作業装置の
昇降制御を行うのであり、この昇降制御を行う場合にお
いて不感帯の幅を変更する感度変更操作は接地フロート
により行うのである。
【0009】この場合、ソリ状の接地センサーに比べて
接地フロートの方が一般的に幅広なので、田面の状態(
多くの泥塊が田面上に散在しているか、田面が平滑か)
がより正確に検出される。そして、この自動的な昇降操
作の間において、接地フロートも田面に接地追従して行
くので、この接地作用により接地フロートがダンパーと
して機能することになり、作業装置の細かな振動が吸収
され抑えられるのである。
【0010】
【発明の効果】以上のように、接地フロートを有効に利
用して自動的に且つ精度よく感度変更操作が行われるよ
うに構成することによって、作業者が田面の状態に応じ
て昇降制御機構の制御感度を頻繁に変更操作しなくても
よくなり、操作性を向上させることができた。そして、
接地フロートの接地作用により作業装置の細かな振動も
吸収することができるので、作業装置の滑らかな昇降制
御が期待できる。又、田面の細かな凹凸に正確に接地追
従して行くソリ状の接地センサーにより昇降制御を行っ
ているので、接地センサーにより昇降制御を精度良く敏
感に行うと言う従来の利点もそのまま備えている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に示すように、前輪1及び後輪2で支持され
た機体の後部に、苗植付装置3(作業装置に相当)をリ
ンク機構4及び油圧シリンダ5により昇降操作自在に連
結して水田作業機の一例である乗用型田植機が構成され
ている。
【0012】次に、苗植付装置3について説明する。図
1及び図4に示すように、機体からのリンク機構4に苗
植付装置3の植付ミッションケース6が連結されており
、一対の植付アーム7を備えた植付ケース8が、植付ミ
ッションケース6の後部に回転駆動自在に支持されてい
る。そして、苗のせ台9が植付ミッションケース6に対
して左右に往復横送り駆動自在に支持されており、植付
ケース8の回転に伴い苗のせ台9から一対の植付アーム
7が交互に苗を取り出して田面Gに植え付けて行くよう
に構成されている。
【0013】図1に示すように、植付ミッションケース
6の前部に支持枠10が固定されており、ソリ条の接地
センサー11が支持枠10の横軸芯P1周りに上下揺動
自在に支持されている。そして、支持枠10には接地セ
ンサー11を下方側に付勢するバネ(図示せず)と、植
付ミッションケース6に対する接地センサー11の角度
を検出するポテンショメータ型式の第1センサー12が
備えられている。
【0014】植付ミッションケース6の底部に備えられ
た支持アーム14の先端の横軸芯P2周りに、小型の接
地フロート15の後部が上下揺動自在に連結されている
。これに対して、接地フロート15の前部は伸縮自在は
リンク機構16を介して植付ミッションケース6に連結
されると共に、接地フロート15の前部を下方側に付勢
するバネ機構(図示せず)が備えられている。
【0015】支持枠10にはポテンショメータ型式の第
2センサー19が備えられている。そして、接地フロー
ト15のリンク機構16に固定されたアーム20と第2
センサー19の検出アーム19aとに亘り、連係ロッド
21が架設連結されており、植付ミッションケース6に
対する接地フロート15の上下位置を第2センサー19
にて検出するように構成している。
【0016】次に苗植付装置3を自動的及び人為的に昇
降操作する昇降制御機構の動作について説明する。図2
に示すように機体側に植付レバー13が備えられており
、この植付レバー13を上昇位置、下降位置及び中立位
置に操作すると、制御装置26により油圧シリンダ5用
の制御弁27が操作されて、苗植付装置3の人為的な昇
降操作が行えるのである。この間において苗植付装置3
の植付作動は停止している。
【0017】これに対し、植付レバー13を植付位置に
操作しての植付走行時においては、接地センサー11が
田面Gに接地追従して行く。そして、接地センサー11
の第1センサー12からの信号が図3に示すように、設
定値を挟んだ不感帯X1又はX2内に入るように、制御
装置26により制御弁27が操作され油圧シリンダ5に
より苗植付装置3が自動的に昇降操作される。これによ
り、苗植付装置3が田面Gから設定高さに自動的に維持
されるのである。
【0018】そして、この自動的な昇降操作の間におい
て、接地フロート15も田面Gに接地追従して行くので
、この接地作用により接地フロート15がダンパーとし
て機能することになり苗植付装置3の細かな振動が吸収
され抑えられるのである。
【0019】さらに、横軸芯P2周りでの接地フロート
15の上下動が第2センサー19により、常時検出され
ている。この場合、単位時間内での接地フロート15の
上下動の回数が設定値以上の場合や、接地フロート15
の一つの上下動の範囲が設定範囲以上の大きなものであ
る場合には、田面Gの泥が硬く多くの泥塊が田面G上に
散在していると判断される。この場合には、図3に示す
ように不感帯の幅がX2の広いものに設定されて、自動
的な昇降操作の制御感度が鈍感なものに設定される(感
度変更手段に相当)。
【0020】逆に、単位時間内での接地フロート15の
上下動の回数が設定値以下の場合や接地フロート15の
一つの上下動の範囲が設定範囲以下の小さなものである
場合には、田面Gの泥が軟らかく田面Gが比較的平滑な
ものと判断される。この場合には、図3に示すように不
感帯の幅がX1の狭いものに設定されて、自動的な昇降
操作の制御感度が敏感なものに設定される(感度変更手
段に相当)。
【0021】この乗用型田植機においては図2及び図4
に示すように、走行用としてベルト無段変速型式の変速
装置28を装備している。この場合、この変速装置28
を無段変速して使用してはおらず、電動シリンダ29に
より変速装置28を高速、中速及び低速の3段に変速し
て使用している。そして、この電動シリンダ29に高速
、中速及び低速の変速信号を発信する変速スイッチ30
が機体前部の操縦パネル(図示せず)に設けられている
【0022】前述の変速装置28を高速又中速に操作し
ての植付走行時において、苗の補給時等のように主クラ
ッチ(図示せず)を切り操作して一時停止すると、変速
スイッチ30の操作状態に関係なく電動シリンダ29に
より変速装置28が自動的に低速に操作される。その後
、主クラッチを入り操作した場合には変速装置28の低
速状態にてゆっくりと発進し、その後、電動シリンダ2
9により変速装置28が自動的に中速に操作されるので
ある。
【0023】〔別実施例〕本発明は乗用型田植機ばかり
でなく、直播機(作業装置に相当)を機体後部に昇降自
在に連結した乗用型直播機や、歩行型田植機(この場合
は機体自身が作業装置となる)にも適用できる。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置の側面図
【図2】植付レバー、走行用の変速装置等の連係状態を
示す概略連係図
【図3】昇降制御における設定値と不感帯の状態を示す
【図4】乗用型田植機の全体側面図
【符号の説明】
3    作業装置 11  接地センサー 12  接地センサー用の第1センサー15  接地フ
ロート 19  接地フロート用の第2センサーG    田面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  作業装置(3)にソリ状の接地センサ
    ー(11)を上下動自在に取り付け、この作業装置(3
    )に対する接地センサー(11)の上下位置を検出する
    第1センサー(12)を設けて、前記第1センサー(1
    2)の検出値に基づき前記作業装置(3)が田面(G)
    より設定高さに維持されるようにこの作業装置(3)を
    昇降操作する昇降制御機構を設けると共に、田面(G)
    に接地追従する接地フロート(15)を前記作業装置(
    3)に上下動自在に取り付け、この作業装置(3)に対
    する接地フロート(15)の上下位置を検出する第2セ
    ンサー(19)を設けて、作業装置(3)に対する前記
    接地フロート(15)の上下動が多いほど前記昇降制御
    機構の不感帯の幅を広くし、且つ、作業装置(3)に対
    する前記接地フロート(15)の上下動が少ないほど前
    記昇降制御機構の不感帯の幅を狭くする感度変更手段を
    設けている水田作業機。
JP13738491A 1991-06-10 1991-06-10 水田作業機 Expired - Lifetime JP2854436B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015226525A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 小橋工業株式会社 作業機及び制御方法
JP2018117644A (ja) * 2018-05-10 2018-08-02 小橋工業株式会社 作業機及び制御方法
JP2019170222A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 ヤンマー株式会社 自律走行システム

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JP2018117644A (ja) * 2018-05-10 2018-08-02 小橋工業株式会社 作業機及び制御方法

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