JPH0355049Y2 - - Google Patents
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- JPH0355049Y2 JPH0355049Y2 JP1985020881U JP2088185U JPH0355049Y2 JP H0355049 Y2 JPH0355049 Y2 JP H0355049Y2 JP 1985020881 U JP1985020881 U JP 1985020881U JP 2088185 U JP2088185 U JP 2088185U JP H0355049 Y2 JPH0355049 Y2 JP H0355049Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- agricultural
- angle control
- machine
- control mechanism
- Prior art date
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- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 29
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 16
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 6
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Arrangements Characterized By The Use Of Fluids (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は農作業機の角度制御装置、詳しくは
農作業機を移動機体に対し左右方向傾斜角度変更
可能に支持した農作業機の角度制御装置に関す
る。
農作業機を移動機体に対し左右方向傾斜角度変更
可能に支持した農作業機の角度制御装置に関す
る。
(従来の技術)
従来トラクタなどにおいては、機体にロータリ
装置或いは苗植装置などの農作業機を支持すると
共に、該作業機の左右方向の傾斜を検出する角度
検出装置と、前記作業機の傾斜角度を設定する設
定器と、前記角度検出装置からの出力により前記
作業機を前記設定器で設定した角度に調節駆動す
る角度制御機構などを備え、前記農作業機の作業
走行時で、該作業機が圃場の凹凸などにより傾斜
したとき、前記角度検出装置から出力信号を出力
し、この出力信号に基づく前記角度制御機構の駆
動により前記作業機の傾斜角度を前記設定器で設
定した設定角度に調節制御し、前記作業機による
左右の耕耘深さ又は左右の苗植深さを均一ならし
めるごとくしている。
装置或いは苗植装置などの農作業機を支持すると
共に、該作業機の左右方向の傾斜を検出する角度
検出装置と、前記作業機の傾斜角度を設定する設
定器と、前記角度検出装置からの出力により前記
作業機を前記設定器で設定した角度に調節駆動す
る角度制御機構などを備え、前記農作業機の作業
走行時で、該作業機が圃場の凹凸などにより傾斜
したとき、前記角度検出装置から出力信号を出力
し、この出力信号に基づく前記角度制御機構の駆
動により前記作業機の傾斜角度を前記設定器で設
定した設定角度に調節制御し、前記作業機による
左右の耕耘深さ又は左右の苗植深さを均一ならし
めるごとくしている。
また前記農作業機の傾斜を検出する角度検出器
として、従来では重力変化を検出し、この検出結
果に基づいて出力信号を出力する所謂重力センサ
を用い、例えば前記農作業機に揺動可能に支持す
る遮光板と、発光素子及び受光素子とから成る重
力センサを用い、前記農作業機が傾斜されたと
き、前記遮光板を揺動させ、この遮光板の揺動に
より前記発光素子から発光されて前記受光素子で
受光される受光量を検出することにより、前記農
作業機の傾斜を検出するごとくしている。
として、従来では重力変化を検出し、この検出結
果に基づいて出力信号を出力する所謂重力センサ
を用い、例えば前記農作業機に揺動可能に支持す
る遮光板と、発光素子及び受光素子とから成る重
力センサを用い、前記農作業機が傾斜されたと
き、前記遮光板を揺動させ、この遮光板の揺動に
より前記発光素子から発光されて前記受光素子で
受光される受光量を検出することにより、前記農
作業機の傾斜を検出するごとくしている。
(考案が解決しようとする問題点)
ところで前記角度制御装置の角度検出器とし
て、前述した重力センサを用いる場合、該重力セ
ンサは応答性が悪いため、前記農作業機が傾動さ
れてから前記角度制御機構を作動させるまでに長
時間を必要とするのであり、しかも前記重力セン
サは、前記農作業機の傾動時に動作するだけでな
はく、機体旋回時などに発生する遠心力によつて
も動作するため、誤動作を招き易いのであり、例
えば機体が圃場端部に至つて旋回するような場
合、実際には農作業機が傾斜されていないにも拘
わらず、前記機体旋回時の遠心力により前記重力
センサが動作して、前記角度制御機構を作動させ
たりするなどの問題があつた。
て、前述した重力センサを用いる場合、該重力セ
ンサは応答性が悪いため、前記農作業機が傾動さ
れてから前記角度制御機構を作動させるまでに長
時間を必要とするのであり、しかも前記重力セン
サは、前記農作業機の傾動時に動作するだけでな
はく、機体旋回時などに発生する遠心力によつて
も動作するため、誤動作を招き易いのであり、例
えば機体が圃場端部に至つて旋回するような場
合、実際には農作業機が傾斜されていないにも拘
わらず、前記機体旋回時の遠心力により前記重力
センサが動作して、前記角度制御機構を作動させ
たりするなどの問題があつた。
本考案は以上のごとき問題点に鑑みて考案した
もので、その目的は、農作業機の角度検出器とし
て重力センサと遠心力の影響を受けることがない
レートセンサとを併用することにより、誤動作を
招くことなく正確に農作業機の傾斜を検出するこ
とができ、それでいて、コスト高となるのを抑え
ることができる角度制御装置を提供することにあ
る。
もので、その目的は、農作業機の角度検出器とし
て重力センサと遠心力の影響を受けることがない
レートセンサとを併用することにより、誤動作を
招くことなく正確に農作業機の傾斜を検出するこ
とができ、それでいて、コスト高となるのを抑え
ることができる角度制御装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段)
本考案の構成を、実施例と対応する第1乃至第
7図に基づいて説明すると、農作業機に揺動可能
に支持される遮光板18と、発光素子17a及び
受光素子17bとから成り、農作業機の左右方向
傾斜角度を前記受光素子17aで受光される受光
量の変化により検出する重力センサ12と、農作
業機の左右方向傾動による角速度入力により、ケ
ース11a内を定速層流で循環するガス流に偏り
を生じさせ、このガス流の偏りで加速度を電気的
に検出し、前記農作業機の傾斜の有無を検出し、
傾斜時出力するレートセンサ11と、前記農作業
機の傾斜角度を設定する設定器23と、農作業機
を角度制御する角度制御機構13とを備える一
方、入力側に前記重力センサ12とレートセンサ
11及び設定器23とを接続し、出力側に前記角
度制御機構13を接続すると共に、前記レートセ
ンサ11からの傾斜検出信号の出力時で、かつ、
前記設定器23で設定する設定値αと前記重力セ
ンサ12の検出値βとの差が所定値より大きいと
き、前記角度制御機構13に動作指令を出力する
コントローラ25を設けことを特徴とするもので
ある。
7図に基づいて説明すると、農作業機に揺動可能
に支持される遮光板18と、発光素子17a及び
受光素子17bとから成り、農作業機の左右方向
傾斜角度を前記受光素子17aで受光される受光
量の変化により検出する重力センサ12と、農作
業機の左右方向傾動による角速度入力により、ケ
ース11a内を定速層流で循環するガス流に偏り
を生じさせ、このガス流の偏りで加速度を電気的
に検出し、前記農作業機の傾斜の有無を検出し、
傾斜時出力するレートセンサ11と、前記農作業
機の傾斜角度を設定する設定器23と、農作業機
を角度制御する角度制御機構13とを備える一
方、入力側に前記重力センサ12とレートセンサ
11及び設定器23とを接続し、出力側に前記角
度制御機構13を接続すると共に、前記レートセ
ンサ11からの傾斜検出信号の出力時で、かつ、
前記設定器23で設定する設定値αと前記重力セ
ンサ12の検出値βとの差が所定値より大きいと
き、前記角度制御機構13に動作指令を出力する
コントローラ25を設けことを特徴とするもので
ある。
(作用)
しかして、圃場の凹凸などにより農作業機が傾
動したかどうかを、前記レートセンサ11から出
力される傾斜検出信号によりで確認し、該レート
センサ11からの傾斜検出信号の出力時で、前記
設定器23で設定する設定値αと前記重力センサ
12の検出値βとの差が所定値より大きいとき、
前記コントローラ25から角度制御機構13に動
作指令を出力するのであり、これにより、走行機
体の旋回時における誤動作を招いたりすることな
く、農作業機の傾動を正確に検出して農作業機の
傾斜角度を調節制御できるのである。
動したかどうかを、前記レートセンサ11から出
力される傾斜検出信号によりで確認し、該レート
センサ11からの傾斜検出信号の出力時で、前記
設定器23で設定する設定値αと前記重力センサ
12の検出値βとの差が所定値より大きいとき、
前記コントローラ25から角度制御機構13に動
作指令を出力するのであり、これにより、走行機
体の旋回時における誤動作を招いたりすることな
く、農作業機の傾動を正確に検出して農作業機の
傾斜角度を調節制御できるのである。
(実施例)
以下本考案にかかる農作業機の角度制御装置を
図面の実施例によつて説明する。
図面の実施例によつて説明する。
図面の実施例では、農作業機例としてロータリ
装置を備えたトラクタを示しており、該図中1は
トラクタの機体であつて、前方上部にエンジン2
を搭載すると共に、前記機体1の前部両側に前車
輪3を、また後部両側に前記エンジン2に連動す
る後車輪4をそれぞれ軸支して、前記エンジン2
の駆動に伴う前記後車輪4の回転駆動により前記
機体1の走行を行うごとくしている。
装置を備えたトラクタを示しており、該図中1は
トラクタの機体であつて、前方上部にエンジン2
を搭載すると共に、前記機体1の前部両側に前車
輪3を、また後部両側に前記エンジン2に連動す
る後車輪4をそれぞれ軸支して、前記エンジン2
の駆動に伴う前記後車輪4の回転駆動により前記
機体1の走行を行うごとくしている。
また前記機体1の後部には、1本のトツプリン
ク5と2本のロアリンク6を介してロータリ装置
7を上下方向に昇降可能に支持すると共に、前記
機体1には両側に2本のリフトアーム8をもつ油
圧昇降装置9を設け、該昇降装置9の各リフトア
ーム8を前記各ロアリンク6にそれぞれ連結ロツ
ド10を介して連結し、前記昇降装置9による各
リフトアーム8の上下動により、前記各ロアリン
ク6を介して前記ロータリ装置7を昇降操作する
ごとくしている。
ク5と2本のロアリンク6を介してロータリ装置
7を上下方向に昇降可能に支持すると共に、前記
機体1には両側に2本のリフトアーム8をもつ油
圧昇降装置9を設け、該昇降装置9の各リフトア
ーム8を前記各ロアリンク6にそれぞれ連結ロツ
ド10を介して連結し、前記昇降装置9による各
リフトアーム8の上下動により、前記各ロアリン
ク6を介して前記ロータリ装置7を昇降操作する
ごとくしている。
また前記トラクタには、前記ロータリ装置7の
左右方向傾斜角度を検出する角度検出装置と、前
記ロータリ装置7の傾斜角度を設定する設定器2
3と、前記角度検出装置からの出力信号により前
記ロータリ装置7の左右傾斜を前記設定器23で
設定する角度に駆動する角度制御機構13と、こ
の角度制御機構13を油圧駆動する油圧回路14
を備えている。
左右方向傾斜角度を検出する角度検出装置と、前
記ロータリ装置7の傾斜角度を設定する設定器2
3と、前記角度検出装置からの出力信号により前
記ロータリ装置7の左右傾斜を前記設定器23で
設定する角度に駆動する角度制御機構13と、こ
の角度制御機構13を油圧駆動する油圧回路14
を備えている。
前記角度制御機構13は、前記各リフトアーム
8と各ロアリンク6との間で、一方の両者間に、
油圧シリンダ15とピストンロツド16とを介装
させて成り、前記油圧シリンダ15に対する前記
ピストンロツド16の進退動により、前記ロアリ
ンク6を介して前記ロータリ装置7の左右傾斜角
度を調節可能としている。
8と各ロアリンク6との間で、一方の両者間に、
油圧シリンダ15とピストンロツド16とを介装
させて成り、前記油圧シリンダ15に対する前記
ピストンロツド16の進退動により、前記ロアリ
ンク6を介して前記ロータリ装置7の左右傾斜角
度を調節可能としている。
また前記角度制御機構13を油圧駆動する油圧
回路14は、第5図に示すごとく、油圧ポンプP
に3位置4ポートタイプの電磁切換弁20を接続
し、該電磁弁20に2つの第1及び第2逆止弁2
1,22を接続すると共に、これら各逆止弁2
1,22を前記角度制御機構13における油圧シ
リンダ15の上昇及び下降側に接続させて構成す
る。
回路14は、第5図に示すごとく、油圧ポンプP
に3位置4ポートタイプの電磁切換弁20を接続
し、該電磁弁20に2つの第1及び第2逆止弁2
1,22を接続すると共に、これら各逆止弁2
1,22を前記角度制御機構13における油圧シ
リンダ15の上昇及び下降側に接続させて構成す
る。
斯くして前記電磁弁20に設ける第1及び第2
ソレノイドS−1,S−2の動作に伴い該電磁弁
20を切換操作して、前記油圧ポンプPからの圧
力油を、前記各逆止弁21,22を介して前記油
圧シリンダ15の上昇又は下降側の何れか一方に
供給することにより、前記油圧シリンダ15のピ
ストンロツド16を進退動させ、このピストンロ
ツド16の進退動により、前記ロータリ装置7の
左右傾斜角度を調節するごとくしている。
ソレノイドS−1,S−2の動作に伴い該電磁弁
20を切換操作して、前記油圧ポンプPからの圧
力油を、前記各逆止弁21,22を介して前記油
圧シリンダ15の上昇又は下降側の何れか一方に
供給することにより、前記油圧シリンダ15のピ
ストンロツド16を進退動させ、このピストンロ
ツド16の進退動により、前記ロータリ装置7の
左右傾斜角度を調節するごとくしている。
尚、第5図において、24は前記油圧ポンプP
と前記電磁弁20との間に介装したリリーフ弁で
ある。
と前記電磁弁20との間に介装したリリーフ弁で
ある。
しかして前記ロータリ装置7の傾斜角度を検出
する角度検出器として、遠心力の影響を受けるこ
とのないレートセンサ11と重力センサ12とを
併用し、前記レートセンサ11で前記ロータリ装
置7の傾斜の有無のみを検出し、このレートセン
サ11からの出力時にのみ重力センサ12で検出
する前記ロータリ装置7の傾斜実効値をもとに前
記ロータリ装置7の傾動を誤動作なく、また安価
に調節制御するごとく構成している。
する角度検出器として、遠心力の影響を受けるこ
とのないレートセンサ11と重力センサ12とを
併用し、前記レートセンサ11で前記ロータリ装
置7の傾斜の有無のみを検出し、このレートセン
サ11からの出力時にのみ重力センサ12で検出
する前記ロータリ装置7の傾斜実効値をもとに前
記ロータリ装置7の傾動を誤動作なく、また安価
に調節制御するごとく構成している。
即ち、前記レートセンサ11は、第3図に示す
ごとく、ケース11aの内部で長さ方向一側にポ
ンプ11bを設け、該ポンプ11bにより前記ケ
ース11a内に充填するガスを定速層流で循環さ
せるごとくなすと共に、前記ケース11a内でガ
ス循環経路に複数のセンサワイヤ11cを配置し
て形成する。
ごとく、ケース11aの内部で長さ方向一側にポ
ンプ11bを設け、該ポンプ11bにより前記ケ
ース11a内に充填するガスを定速層流で循環さ
せるごとくなすと共に、前記ケース11a内でガ
ス循環経路に複数のセンサワイヤ11cを配置し
て形成する。
斯くして前記レートセンサ11のケース11a
内に配置する前記ポンプ11bにより、第3図の
矢印で示すごとく、前記ケース11a内に定速層
流で循環するガス流を生じさせ、前記ロータリ装
置7の傾動時で前記レートセンサ11に所定の角
速度が入力されたときに、前記ガス流に偏りを生
じさせて、このガス流の偏りに伴う該ガス流の加
速度を前記センサワイヤ11cで電気的に検出
し、この検出結果に基づいて前記ロータリ装置7
の有無を検出し、傾斜時に傾斜検出信号を出力す
るごとく成している。
内に配置する前記ポンプ11bにより、第3図の
矢印で示すごとく、前記ケース11a内に定速層
流で循環するガス流を生じさせ、前記ロータリ装
置7の傾動時で前記レートセンサ11に所定の角
速度が入力されたときに、前記ガス流に偏りを生
じさせて、このガス流の偏りに伴う該ガス流の加
速度を前記センサワイヤ11cで電気的に検出
し、この検出結果に基づいて前記ロータリ装置7
の有無を検出し、傾斜時に傾斜検出信号を出力す
るごとく成している。
尚、前記レートセンサ11は、単独で使用する
ことが可能であるが、このレートセンサ11では
前記ロータリ装置7の傾動時における前記ガス流
の加速度が検出され、この加速度が出力信号とし
て出力されるため、該出力信号で前記角度制御機
構13を調節制御するにあたつては、前記出力信
号を複数回にわたつて演算処理し、前記ロータリ
装置7の傾斜実効値に変更して前記角度制御機構
13に出力する必要があつて、回路構成が非常に
複雑となり、コストも高価となる問題を有するの
である。
ことが可能であるが、このレートセンサ11では
前記ロータリ装置7の傾動時における前記ガス流
の加速度が検出され、この加速度が出力信号とし
て出力されるため、該出力信号で前記角度制御機
構13を調節制御するにあたつては、前記出力信
号を複数回にわたつて演算処理し、前記ロータリ
装置7の傾斜実効値に変更して前記角度制御機構
13に出力する必要があつて、回路構成が非常に
複雑となり、コストも高価となる問題を有するの
である。
一方、前記重力センサ12は、第4図に詳しく
示すごとく、発光素子17aと該発光素子17a
に対し所定間隔を置いて対向状に配設される受光
素子17bとを備え、これら発光素子17aと受
光素子17bとの間に扇形状をなす遮光板18を
設けて成り、該遮光板18を、機体進行前後方向
に延び中間にオイルダンパ19aをもつ軸杆19
を介して前記ロータリカバー7aの上部に、機体
進行左右方向に揺動可能に支持すると共に、前記
遮光板18には前記発光素子17aと受光素子1
7bとの対向位置に、前記遮光板18の揺動方向
一側が広く、他側が狭くなつた横向き扇形状をな
すスリツト18aを形成する。
示すごとく、発光素子17aと該発光素子17a
に対し所定間隔を置いて対向状に配設される受光
素子17bとを備え、これら発光素子17aと受
光素子17bとの間に扇形状をなす遮光板18を
設けて成り、該遮光板18を、機体進行前後方向
に延び中間にオイルダンパ19aをもつ軸杆19
を介して前記ロータリカバー7aの上部に、機体
進行左右方向に揺動可能に支持すると共に、前記
遮光板18には前記発光素子17aと受光素子1
7bとの対向位置に、前記遮光板18の揺動方向
一側が広く、他側が狭くなつた横向き扇形状をな
すスリツト18aを形成する。
斯くして前記ロータリ装置7の傾動に伴い前記
傾斜センサ11の遮光板18が機体進行左右方向
に揺動されたとき、該遮光板18に形成した前記
スリツト18aにより、前記発光素子17aから
発光されて前記受光素子17bで受光される受光
量を変化させ、この受光量変化に基づいて前記ロ
ータリ装置7の傾斜角度を検出し、この検出値と
前記設定器23による設定値との差に応じて、前
記角度制御機構13を作動させ、前記ロータリ装
置7を一定角度に調節制御する如くなす。
傾斜センサ11の遮光板18が機体進行左右方向
に揺動されたとき、該遮光板18に形成した前記
スリツト18aにより、前記発光素子17aから
発光されて前記受光素子17bで受光される受光
量を変化させ、この受光量変化に基づいて前記ロ
ータリ装置7の傾斜角度を検出し、この検出値と
前記設定器23による設定値との差に応じて、前
記角度制御機構13を作動させ、前記ロータリ装
置7を一定角度に調節制御する如くなす。
前記レートセンサ11及び重力センサ12は、
前記ロータリ装置7におけるロータリカバー7a
の上部位置に、このロータリ装置7の左右方向へ
の傾斜角度を検出すべく設けるのであり、前記ロ
ータリ装置7が左右方向に傾斜されたとき、前記
レートセンサ11で前記ロータリ装置7の傾斜を
検出し、この検出信号を前記角度制御機構13に
出力し、また前記重力センサ12で前記ロータリ
装置7の傾斜角度を検出し、この検出結果を前記
前記角度制御機構13に出力信号として出力し、
前記ロータリ装置7を一定の傾斜角度に調節制御
するごとくなすのである。
前記ロータリ装置7におけるロータリカバー7a
の上部位置に、このロータリ装置7の左右方向へ
の傾斜角度を検出すべく設けるのであり、前記ロ
ータリ装置7が左右方向に傾斜されたとき、前記
レートセンサ11で前記ロータリ装置7の傾斜を
検出し、この検出信号を前記角度制御機構13に
出力し、また前記重力センサ12で前記ロータリ
装置7の傾斜角度を検出し、この検出結果を前記
前記角度制御機構13に出力信号として出力し、
前記ロータリ装置7を一定の傾斜角度に調節制御
するごとくなすのである。
また前記角度制御機構13の制御は、第6図に
示す電気制御回路で行うのであり、即ち、コンピ
ユータを内蔵したコントローラ25の第1入力ポ
ートaに、前記ロータリ装置7の傾斜角度を設定
する前記設定器23を、増幅回路26及びA/D
変換器27を介して接続し、前記設定器23から
の出力信号を前記増幅回路26で増幅し、前記
A/D変換器27でデジタル変換して前記コント
ローラ25に入力させるごとくなす。
示す電気制御回路で行うのであり、即ち、コンピ
ユータを内蔵したコントローラ25の第1入力ポ
ートaに、前記ロータリ装置7の傾斜角度を設定
する前記設定器23を、増幅回路26及びA/D
変換器27を介して接続し、前記設定器23から
の出力信号を前記増幅回路26で増幅し、前記
A/D変換器27でデジタル変換して前記コント
ローラ25に入力させるごとくなす。
また前記コントローラ25の第2入力ポートb
に、自動制御時にオン動作する自動スイツチ28
をインバータを介して接続すると共に、前記コン
トローラ25の第3及び第4入力ポートc,d
に、それぞれ前述した電磁弁20の第1及び第2
ソレノイドS−1,S−2を操作するスイツチ2
9,30をインバータを介して接続し、また前記
制御部25の第5入力ポートeに前記レートセン
サ11を接続する一方、前記コントローラ25の
第6入力ポートfには、前記重力センサ12を接
続するのである。
に、自動制御時にオン動作する自動スイツチ28
をインバータを介して接続すると共に、前記コン
トローラ25の第3及び第4入力ポートc,d
に、それぞれ前述した電磁弁20の第1及び第2
ソレノイドS−1,S−2を操作するスイツチ2
9,30をインバータを介して接続し、また前記
制御部25の第5入力ポートeに前記レートセン
サ11を接続する一方、前記コントローラ25の
第6入力ポートfには、前記重力センサ12を接
続するのである。
さらに前記コントローラ25の第1及び第2出
力ポートg,hには、前記電磁弁20の第1及び
第2ソレノイドS−1,S−2を、それぞれスイ
ツチング回路を介して接続する。
力ポートg,hには、前記電磁弁20の第1及び
第2ソレノイドS−1,S−2を、それぞれスイ
ツチング回路を介して接続する。
次に前記ロータリ装置7の制御態様を、第7図
のフローチヤートに基づいて説明する。
のフローチヤートに基づいて説明する。
先ず前記ロータリ装置7の傾斜角度を自動制御
するときには、前記自動スイツチ28をオン動作
すると共に、前記設定器23を所定の設定値に設
定するのである。
するときには、前記自動スイツチ28をオン動作
すると共に、前記設定器23を所定の設定値に設
定するのである。
斯くして前記自動スイツチ28のオン動作によ
り、前記設定器23による設定値αと、前記重力
センサ12による検出値βとが前記コントローラ
25に読み込まれると共に、前記レートセンサ1
1からの出力信号が出力されたか否かが検出さ
れ、該レートセンサ11からの出力信号がないと
きには、前記ロータリ装置7が正常であるとし
て、前記電磁弁20の各ソレノイドS−1,S−
2は動作されることなく、つまり前記角度制御機
構13は作動されないのである。
り、前記設定器23による設定値αと、前記重力
センサ12による検出値βとが前記コントローラ
25に読み込まれると共に、前記レートセンサ1
1からの出力信号が出力されたか否かが検出さ
れ、該レートセンサ11からの出力信号がないと
きには、前記ロータリ装置7が正常であるとし
て、前記電磁弁20の各ソレノイドS−1,S−
2は動作されることなく、つまり前記角度制御機
構13は作動されないのである。
しかして前記ロータリ装置7が傾動された場合
には、先ず前記レートセンサ11から前記コント
ローラ25に前記ロータリ装置7が傾斜された旨
の出力信号が出力され、次に前記重力センサ12
の出力変化が有るか否かが検出され、前記設定値
αと前記検出値βとの差β−αが所定値より小さ
い場合、つまり前記ロータリ装置7の傾斜角度が
前記所定値より小さい場合で、前記重力センサ1
2からの出力信号がないときには、前記角度制御
機構13は作動されないのである。
には、先ず前記レートセンサ11から前記コント
ローラ25に前記ロータリ装置7が傾斜された旨
の出力信号が出力され、次に前記重力センサ12
の出力変化が有るか否かが検出され、前記設定値
αと前記検出値βとの差β−αが所定値より小さ
い場合、つまり前記ロータリ装置7の傾斜角度が
前記所定値より小さい場合で、前記重力センサ1
2からの出力信号がないときには、前記角度制御
機構13は作動されないのである。
また、前記設定値αと前記検出値βとの差β−
αが所定値より大のとき、つまり前記ロータリ装
置7が大きく傾動されたときには、前記レートセ
ンサ11及び重力センサ12から前記コントロー
ラ25に出力信号が出力されて、前記電磁弁20
の第1及び第2ソレノイドS−1,S−2が励磁
され、前記角度制御機構13を介して前記ロータ
リ装置7の傾斜角度が調節制御されるのである。
αが所定値より大のとき、つまり前記ロータリ装
置7が大きく傾動されたときには、前記レートセ
ンサ11及び重力センサ12から前記コントロー
ラ25に出力信号が出力されて、前記電磁弁20
の第1及び第2ソレノイドS−1,S−2が励磁
され、前記角度制御機構13を介して前記ロータ
リ装置7の傾斜角度が調節制御されるのである。
(考案の効果)
以上説明したごとく本考案によれば、農作業機
の角度制御装置における角度検出器として、重力
センサ12と、遠心力の影響を受けることがない
レートセンサ11とを併用し、農作業機が傾動し
たかどうかを、前記レートセンサ11から出力さ
れる傾斜検出信号によりで確認し、レートセンサ
11からの傾斜検出信号の出力時で、前記設定器
23で設定する設定値αと前記重力センサ12の
検出値βとの差が所定値より大きいときにのみ、
前記コントローラ25から角度制御機構13に動
作指令を出力するようにしたから、従来のように
誤動作を招いたりすることなく、農作業機の傾動
を正確に検出して農作業機の傾斜角度を調節制御
でき、それでいて、コスト高となるのを抑えるこ
とができるのである。
の角度制御装置における角度検出器として、重力
センサ12と、遠心力の影響を受けることがない
レートセンサ11とを併用し、農作業機が傾動し
たかどうかを、前記レートセンサ11から出力さ
れる傾斜検出信号によりで確認し、レートセンサ
11からの傾斜検出信号の出力時で、前記設定器
23で設定する設定値αと前記重力センサ12の
検出値βとの差が所定値より大きいときにのみ、
前記コントローラ25から角度制御機構13に動
作指令を出力するようにしたから、従来のように
誤動作を招いたりすることなく、農作業機の傾動
を正確に検出して農作業機の傾斜角度を調節制御
でき、それでいて、コスト高となるのを抑えるこ
とができるのである。
つまり、農作業機の角度検出器として前記レー
トセンサ11を単独で使用することが可能である
が、レートセンサ11では、前記農作業機の傾動
時における前記ガス流の加速度が検出され、この
加速度が出力信号として出力されるため、該出力
信号で前記角度制御機構13を調節制御するにあ
たつては、前記出力信号を複数回にわたつて演算
処理し、前記農作業機の傾斜実効値に変更して前
記角度制御機構13に出力する必要があつて、回
路構成が非常に複雑となり、コストも高価となる
問題が生じることから、本考案では、レートセン
サ11と重量センサ12とを併用し、その併用に
際し、レートセンサ11で農作業機の傾斜の有無
のみを検出し、また、重力センサ12で農作業機
の傾斜実効値を検出するようにしたのであり、こ
れにより、レートセンサ11を用いながらコスト
高となることなく、かつ、誤動作なく農作業機の
角度調節を行うことができるのである。
トセンサ11を単独で使用することが可能である
が、レートセンサ11では、前記農作業機の傾動
時における前記ガス流の加速度が検出され、この
加速度が出力信号として出力されるため、該出力
信号で前記角度制御機構13を調節制御するにあ
たつては、前記出力信号を複数回にわたつて演算
処理し、前記農作業機の傾斜実効値に変更して前
記角度制御機構13に出力する必要があつて、回
路構成が非常に複雑となり、コストも高価となる
問題が生じることから、本考案では、レートセン
サ11と重量センサ12とを併用し、その併用に
際し、レートセンサ11で農作業機の傾斜の有無
のみを検出し、また、重力センサ12で農作業機
の傾斜実効値を検出するようにしたのであり、こ
れにより、レートセンサ11を用いながらコスト
高となることなく、かつ、誤動作なく農作業機の
角度調節を行うことができるのである。
第1図は本考案の角度制御装置を実施したトラ
クタの一部切欠側面図、第2図は同要部の平面
図、第3図はレートセンサの断面図、第4図は重
力センサを示す斜面図、第5図は角度制御機構を
油圧駆動する油圧回路図、第6図は角度制御機構
の電気制御回路図、第7図は同角度制御機構のフ
ローチヤート図である。 11……レートセンサ、11a……ケース、1
1b……ポンプ。
クタの一部切欠側面図、第2図は同要部の平面
図、第3図はレートセンサの断面図、第4図は重
力センサを示す斜面図、第5図は角度制御機構を
油圧駆動する油圧回路図、第6図は角度制御機構
の電気制御回路図、第7図は同角度制御機構のフ
ローチヤート図である。 11……レートセンサ、11a……ケース、1
1b……ポンプ。
Claims (1)
- 農作業機に揺動可能に支持される遮光板18
と、発光素子17a及び受光素子17bとから成
り、農作業機の左右方向傾斜角度を前記受光素子
17aで受光される受光量の変化により検出する
重力センサ12と、農作業機の左右方向傾動によ
る角速度入力により、ケース11a内を定速層流
で循環するガス流に偏りを生じさせ、このガス流
の偏りで加速度を電気的に検出し、前記農作業機
の傾斜の有無を検出し、傾斜時出力するレートセ
ンサ11と、前記農作業機の傾斜角度を設定する
設定器23と、農作業機を角度制御する角度制御
機構13とを備える一方、入力側に前記重力セン
サ12とレートセンサ11及び設定器23とを接
続し、出力側に前記角度制御機構13を接続する
と共に、前記レートセンサ11からの傾斜検出信
号の出力時で、かつ、前記設定器23で設定する
設定値αと前記重力センサ12の検出値βとの差
が所定値より大きいとき、前記角度制御機構13
に動作指令を出力するコントローラ25を設けて
いることを特徴とする農作業機の角度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985020881U JPH0355049Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985020881U JPH0355049Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61137213U JPS61137213U (ja) | 1986-08-26 |
JPH0355049Y2 true JPH0355049Y2 (ja) | 1991-12-06 |
Family
ID=30511772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985020881U Expired JPH0355049Y2 (ja) | 1985-02-15 | 1985-02-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0355049Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001339910A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-07 | Harmonic Drive Syst Ind Co Ltd | 位置センサ付き有限回転型電動機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5837564A (ja) * | 1981-08-24 | 1983-03-04 | Honda Motor Co Ltd | ガスレ−トセンサ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58187771U (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-13 | トヨタ自動車株式会社 | 車両のガスレ−トジヤイロ |
-
1985
- 1985-02-15 JP JP1985020881U patent/JPH0355049Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5837564A (ja) * | 1981-08-24 | 1983-03-04 | Honda Motor Co Ltd | ガスレ−トセンサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61137213U (ja) | 1986-08-26 |
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