JPS6028175Y2 - 刈取機の刈高さ制御装置 - Google Patents

刈取機の刈高さ制御装置

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JPS6028175Y2
JPS6028175Y2 JP16742980U JP16742980U JPS6028175Y2 JP S6028175 Y2 JPS6028175 Y2 JP S6028175Y2 JP 16742980 U JP16742980 U JP 16742980U JP 16742980 U JP16742980 U JP 16742980U JP S6028175 Y2 JPS6028175 Y2 JP S6028175Y2
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JP
Japan
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photoelectric sensor
reaping
ground
cutting height
output
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JP16742980U
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JPS5789423U (ja
Inventor
八郎 中村
Original Assignee
三菱農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は刈取機の刈高さ制御装置に関するものである。
コンバインなどの刈取機において、刈取部の対地高さを
制御するためのセンサとしての光電センサを利用するも
のがある。
光電−センサは発光回路と受光回路とを有し、発光回路
により地表に向けて発光した光のうち反射して受光回路
に受光された受光量に基づいて対地間距離を検出するよ
うにしたものである。
ところが、地表に向けて発光した光の反射量は地表の状
態、特に土による水分の含有状態や草の有無等により著
しい差を生じ、そのため光電セッサによる刈高さ制御装
置による場合は地表の条件に合わせて設定値、即ち制御
基準に対する信号量を補正又は調整する必要があった。
しかしながら、オペレータがこのような補正や調整を行
なうことは非常に煩雑であるばかりでなく、多年の経験
と熟練を必要とし、実用上は相当の問題があった。
本考案の目的は上述のような問題を解消し、地表の状態
に影響されることなく、常に安定した刈高さ制御ができ
るようにした光電センサによる刈取機の刈高さ制御装置
を提供せんとすることにある。
上記目的を遠戚する本考案による刈高さ制御装置は、刈
高さを変位するように上下動自在に設けられる刈取部に
・対地高さを検出する光電センサを設置した刈取機&=
’bいて、刈取機本体の機体枠に前記光電センサとは別
の対地高さを検出する光電センサを設けると共iこ、該
光電センサの出力と前記刈取部の光電セッサの出力とを
比較量る比較器を設け、該比較器の出力により刈取部の
昇降装置を制御するように構成したことを特徴とするも
のである。
以下、図に示す本考案の実施例によって説明する。
第1図は本考案め刈高さ制御装置を装備したコンバイン
の側面図である。
第1図において1は本体を構成する機体枠であり、この
機体枠1は走行帯を巻回した走行部2により支持される
と共に、上部に脱穀部3を塔載している。
また前部には分草体4、引起装置5、刈刃装置6からな
る刈取部7が、機体枠1側の枢支点を中心とし、後述の
昇降装置により上下動自在になるように設けられている
8は運転操作部である。
9a、9bはそれぞれ発光回路と受光回路とを有腰発光
した光の反射量を受光することにより対地間距離を検出
するようにした光電センサであり、光電センサ9aは刈
取部7に設置され刈取部7と共に上下動するようになっ
ており、また光電センサ9bは基準高さ検出用として対
地高さの変化のない機体枠1に設置されている。
光電センサ9aは第2図に示すようにケース10に固定
されると共に、このケース10が刈取部7の機体7aに
対し水平軸11を介して前後方向に回動自在となるよう
に設けられており、光電センサ9aの自重によりその先
軸が常に鉛直方向に向けられるようになっている。
即ち、光電センサ9aが刈取部7に対して固着されてい
る場合には、光軸は第1図の鎖線イで示すように刈取部
7の傾動に伴って地表に対して若干傾斜した関係になり
、破線で示す鉛直線口との間に距離δの差を生じること
になる。
しかし、上述のように光電センサ9aが刈取部7に対し
て前後方向に回動自在に軸支されている場合には、光軸
が常に鉛直線口のようになり正確な対地間距離が検出さ
れることになる。
一方、光電センサ9bは基準高さ検出用として上下動を
行なわない機体枠1上に設けれ、この実施例では走行部
2の前後の両液地端2aおよび2bの間のほぼ中央部に
対応する位置に設置されている。
走行部2の前後の両液地端2aおよび2b間の距MLの
ほぼ中央部は機体のピッチングによる前後の傾きの最も
少ない位置であるため、上記基準高さ検出用の光電セン
サ9bの位置として最も好適となっている。
第3図は本考案の装置に用いられる制御回路のブロック
図である。
第3図において、光電センサ9a、9bはそれぞれ発光
回路12a、12b、受光回路13a。
13b1検出回路14a、14bから構成されており、
それぞれの発光回路12a、12bから地表Gに向けて
光を発光し、その反射光を受光回路13a、13bによ
り受光することにより検出回路14a、14bから対地
間距離り0.D2ニ対応する出力電圧e1.e2を出力
する。
次に、この出力電圧e□、e2を比較器15に入力し、
その出力e□。
e2の差の出力電圧e。
を取出すことにより光電センサ9aと9bとの検出値の
相対的高さを得るようにする。
この出力電圧e。をそれぞれ刈高さの上限設定用のポテ
ンショメータ16uの設定電圧euおよび刈高さの下限
設定用のポテンショメータ16dの設定電圧eciと比
較器17u、17dにより比較し、それぞれ制御出力電
圧”Eu、 Edを得るようにし、この制御出力Eu、
Edにより刈取部の昇降装置におけるリレー18a、
18bを作動させる。
光電センサの出力電圧eは光電センサと地表との距離り
に反比例し、また地表の状態、例えば乾燥状態か湿潤状
態かにより異なった検出値となる。
第4図はその関係を示すグラフであり、地表の状態が乾
燥状態か湿潤状態かにより互いに平行な直線AおよびB
のような検出特性を示す。
したがって、光電センサ9aの対地間距離D□および光
電センサ9bの対地間距離D2のそれぞれに対し、乾燥
状態か湿潤状態かにより出力電圧eはそれぞれ異なった
値e1.e□′;e2.e2′となって検出されるが、
両光型センサ9ay9bの相対的な出力電圧差e。
は常に同じ値となる。即ち、地表の状態が変化しても相
対的な出力電圧?、は光電ス1インチが同じであれば常
にe。
=e□−e2=e□′−e2′となることになる。
したがってこの出力電圧差e。を刈高さの上下限設定値
と比較して刈高さ制御用の出力とすれば、地表の状態に
基づく出力電圧の変化の影響は取除かれることになる。
いま、刈取部7の高さが機体枠1に対して定常状態にあ
る時にeニーe2=eo〉0、ポテンショメータ16u
、16dによる刈高さの上限設定電圧e0および下限設
定電圧edをec+>euとそれぞれ設定すると、e
c+>eo> e uの状態に維持されれば刈取部7に
設定された刈高さ範囲内にあることになり、この時には
制御出力Ed、 Euはいずれも出力されない。
刈取部7が上昇すると出力電圧e□したがってe。
は減少していきe。
< e uとなると、比較器17uが作動して制御出力
Euを出力し、リレー18aを作動する。
また、逆に刈取部7が下降しすぎると出力重分1、シた
がってe。
が増加し、eo〉cdとなると比較器17dが作動して
制御出力Edを出力し、リレー18bを作動し、第5図
に示す刈取部7の昇降装置20を作動することになる。
第5図において、21は刈取部7を昇降操作するための
油圧シリンダであり、この油圧シリンダ21は切換バル
ブ22を介して油圧ポンプ23に連結されている。
24はオイルタンクである。切換バルブ22にはそれぞ
れリレー18aに連結されるソレノイド25aとリレー
18bに連結されるソレノイド25bが設けられており
、リレー18aが作動するとソレノイド25aを介して
切換バルブ22は油圧シリンダ21を縮少するように切
換わり、またリレー18bが作動するとソレノイド25
bを介して切換バルブ22は油圧シリンダ21を伸長す
るように切換わる。
また、リレー18a、18bのいずれも作動しない時は
、切換バルブ22は中立状態を保持し、油圧シリンダ2
1は現状の長さを保持する。
したがって、前述した制御出力Euによりリレー18a
が作動すると、油圧シリンダ21は縮少して刈取部7を
下降させ、また制御出力Edによりリレー18bが作動
すると、油圧シリンダが伸長して刈取部7は上昇するよ
うに制御される。
上述したように本考案による刈取機の刈高さ制御装置は
、刈高さを変位するように上下動自在に設けられる刈取
部に対地高さを検出する光電センサを設置した刈取機に
おいて、刈取機本体の機体枠に前記光電センサとは別の
対地高さを検出する光電センサを設けると共に、該光電
センサの出力と前記刈取部の光電センサの出力とを比較
する比較器を設け、該比較器の出力により刈取部の昇降
装置を制御するように構成したので、地表の状態によっ
て変化する刈取部の光電センサの変化は除去されること
になり、オペレータが補正又は調整などを行なうことな
く常に安定した刈高さ制御が可能となる。
また、実施例のように基準高さを検出する機体枠側の光
電センサと走行部の前後方向における両接地端間のほぼ
中央部に対応する位置に設けるようにすれば基準高さが
実質的に一定し、また刈取部の光電センサを光軸を鉛直
方向に向けて水平軸を中心に前後に回動自在に設けるよ
うにすれば対地間距離の検出は一層正確となり、さらに
安定した効果的な刈高さ制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の刈高さ制御装置を装備したコンバイン
の側面図、第2図は同装置における刈取部の光電センサ
の部分にける縦断面図、第3図は本考案装置の制御回路
のブロック図、第4図は光電センサの出力電圧eと対地
間距離りとの関係図、第5図は昇降装置におけるブロッ
ク図である。 1・・・・・・機体枠、2・・・・・・走行部、7・・
・・・・刈取部、9a、9b・・・・・・光電センサ、
10・・・・・・ケース、11・・・・・・水平軸、1
5・・・・・・比較器、16u・・・・・・上限設定用
ポテンショメータ、16d・・・・・・下限設定用ポテ
ンショメータ、17u、17a・・・・・・比較器、1
8a、18b・・・・・・リレー、20・・・・・・昇
降装置、21・・・・・・油圧シリンダ、22・・・・
・・切換バルブ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 刈高さを変位するように上下動自在に設けられる刈
    取部に対地高さを検出する光電センサを設置した刈取機
    において、刈取機本体の機体枠に前記光電センサとは別
    の対地高さを検出する光電セッサを設けると共に、該光
    電センサの出力と前記刈取部の光電センサの出力とを比
    較する比較器を設け、該比較器の出力により刈取部の昇
    降装置を制御するように構成したことを特徴とする。 刈取機の刈高さ制御装置。2 機体枠の゛光電センサが
    、走行部の前後方向における両接地端間のほぼ中央部に
    対応する機体枠上に設けられている実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の刈取機の刈高さ制御装置。 3 刈取部の光電センサが光軸を鉛直方向に向けて水平
    軸を中・6に前後に回動自在に設けられている実用新案
    登録請求の範囲第1項又は第2項記載の刈取機の刈高さ
    制御装置。
JP16742980U 1980-11-25 1980-11-25 刈取機の刈高さ制御装置 Expired JPS6028175Y2 (ja)

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JPS5789423U JPS5789423U (ja) 1982-06-02
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JPS59182125U (ja) * 1983-05-25 1984-12-05 株式会社クボタ 茎稈刈取機

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JPS5789423U (ja) 1982-06-02

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