JPH05260822A - 田植機 - Google Patents

田植機

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Publication number
JPH05260822A
JPH05260822A JP6565292A JP6565292A JPH05260822A JP H05260822 A JPH05260822 A JP H05260822A JP 6565292 A JP6565292 A JP 6565292A JP 6565292 A JP6565292 A JP 6565292A JP H05260822 A JPH05260822 A JP H05260822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic actuator
speed
switched
hydraulic
rice transplanter
Prior art date
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Pending
Application number
JP6565292A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Fujii
治朗 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP6565292A priority Critical patent/JPH05260822A/ja
Publication of JPH05260822A publication Critical patent/JPH05260822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行速度に対応して適切な絞り径で油圧アク
チュエータに対する作動油流量を設定し、円滑な昇降制
御作動を行えるようにする。 【構成】 苗植付装置の昇降駆動用油圧アクチュエータ
16に対する圧油供給路に、所定の絞り径を有する第1
油路L1と前記絞り径よりも小さな絞り径を有する第2
油路L2とのいずれかに切り換え自在な切換弁24を備
えるとともに、機体の走行速度を高低2段階に切り換え
自在な副変速装置9の高速側への切り換え操作に伴っ
て、前記切換弁24が第2油路L2側に連動して切り換
わり、低速側への切り換え操作に伴って切換弁24が第
1油路L1側に切り換わるよう連係してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に油圧アクチ
ュエータにより駆動昇降自在に苗植付装置を連結し、こ
の苗植付装置に備えた対地高さ検出センサの検出値が設
定領域内に維持されるよう前記油圧アクチュエータを駆
動する昇降制御手段を備え、走行機体に搭載したエンジ
ンにより駆動される油圧源から前記油圧アクチュエータ
に圧油を供給するよう構成してある田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記田植機において、従来では、例えば
実公平3−28729号公報に開示されるように、苗植
付装置の昇降駆動用油圧シリンダに対する作動油供給路
に絞り径を変更自在な自動絞り弁を介装し、この自動絞
り弁を、油圧ポンプの吐出圧やエンジンの回転数に基づ
いて自動的に絞り量を変更調節して、油圧シリンダに対
する作動供給量をほぼ一定に維持させるよう構成したも
のがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造は、作業
走行中にエンジンの回転数が走行負荷の変動等に起因し
て変化すると、それに伴ってエンジンにより直接駆動さ
れる油圧ポンプからの吐出量が変化して、昇降制御作動
において油圧アクチュエータの作動速度が変化し、昇降
制御が精度よく行えない弊害があるので、このような弊
害を防止しようとしたものである。ところが、機体が高
速で走行している場合には、昇降制御用の高さ検出セン
サも高速で対地走行するから、低速走行の場合に比較し
て相対的な泥硬さが高くなって検出感度が敏感になる。
その結果、油圧アクチュエータによる昇降作動が頻繁に
行われ、同じような圃場であっても、低速走行の場合に
較べて苗植付装置が頻繁に上下動することになり、機体
の走行速度によって昇降制御精度に差が生じるといった
欠点がある。しかも、作動油流量の調節をニードルの位
置変化による自動絞り弁で行う構成であり、この絞り用
ニードルは弁本体に内装される構成であるから、絞り量
の初期設定調節作業を精度良く行うことが難しく、個々
の製品毎に絞り性能が異なってしまうおそれもあり、こ
の点でも改善の余地があった。本発明は上記不具合点を
解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、冒
頭に記載した田植機において、前記油圧アクチュエータ
に対する圧油供給路に、所定の絞り径を有する第1油路
と前記絞り径よりも小さな絞り径を有する第2油路との
いずれかに切り換え自在な切換弁を備えるとともに、機
体の走行速度を高低2段階に切り換え自在な副変速装置
の高速側への切り換え操作に伴って、前記切換弁が第2
油路側に連動して切り換わり、低速側への切り換え操作
に伴って切換弁が第1油路側に切り換わるよう連係して
ある点にある。
【0005】
【作用】副変速装置の低速側への変速操作に伴って、予
め設定される大きめの固定絞り径の第1油路を通して油
圧アクチュエータに圧油が供給される状態となり、低速
側への変速操作に伴って、小さな固定絞り径の第2油路
を通して油圧アクチュエータに圧油が供給される状態に
切り換えられるから、走行速度が高速になると作動油流
量が少なめに設定され、油圧アクチュエータの作動速度
が低速の場合より遅くなる。その結果、高速走行時にお
いて高さ検出センサが敏感に反応しても、苗植付装置の
昇降作動が遅くなるから昇降制御作動が低速走行の場合
とほぼ同様に滑らかに行われることになる。
【0006】
【発明の効果】従って、走行速度に対応して適切な絞り
径で確実に油圧アクチュエータに対する作動油流量を設
定することができ、走行速度の違いにかかわらず、油圧
アクチュエータの作動を滑らかにでき、昇降制御作動が
円滑に行えるものとなった。
【0007】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図2
に乗用型田植機を示している。この田植機は乗用型走行
機体の後部に平行四連リンク機構1を介して苗植付装置
2を昇降自在に連結して構成してある。前記走行機体
は、機体前部のボンネット内にエンジン3を搭載し、こ
のエンジン3の動力をミッションケース4を介して前後
車輪5,6に伝えて走行駆動するよう構成するととも
に、ミッションケース4から前後向き伝動軸7を介して
苗植付装置2に動力伝達するよう構成してある。前記ミ
ッションケース4内には、路上走行用前進第1速、植付
け作業用前進第2速及び後進側夫々に変速操作自在な主
変速装置8と、植付け作業時において作業状況に応じて
高低2段階に切り換え自在な副変速装置9とを内装して
あり、主変速レバー10と副変速レバー11の夫々によ
り切り換え操作自在に構成してある。前記苗植付装置2
は、植付け苗を載置してフレーム兼用の植付伝動ケース
12に対して左右往復移動自在に支持した苗のせ台1
3、苗のせ台13の下端部から一株づつ苗を取り出して
圃場に植付ける植付機構14、左右に並列配備される3
個の接地フロート15a,15b,15c等を備えて成
り、油圧シリンダ16〔油圧アクチュエータの一例〕に
より駆動昇降するよう構成してある。前記接地フロート
夫々は、後部側の横軸芯周りで上下揺動自在に支持さ
れ、そのうちの左右両側に位置する各接地フロート15
a,15cの前部側は、所定範囲で上下動自在並びに上
方側に持ち上げ付勢した状態で支持してある。つまり、
図3に示すように、接地フロート15a,15cから固
定立設した支持部材17に上下方向の長孔18を形成
し、植付伝動ケース12側から延設した支持ピン19を
この長孔18に係入させ、この長孔18の範囲内で上下
動可能に構成し、かつ、前記支持ピン19と支持部材1
7の下部とに亘ってスプリング20を張設して接地フロ
ート15a,15cを上方に持ち上げ付勢してある。そ
して、中央の接地フロート15bの接地圧変動に基づく
上下動量をポテンショメータPM1により検出して、こ
の検出値が所定値に維持されるよう前記油圧シリンダ1
6を制御して、苗植付装置2の対地高さ、即ち植付け深
さを所定値に維持する昇降制御手段Aを備えてある。つ
まり、図1に示すように、前記ポテンショメータPM1
の出力はマイクロコンピュータを備えた制御装置21に
入力され、制御装置21は、このポテンショメータPM
1の検出値が人為操作されるポテンショメータ式設定器
22により定められる設定領域内に収まるよう油圧シリ
ンダ16の電磁式油圧制御弁23を駆動制御して昇降制
御を行うのである。このように昇降制御手段Aは制御装
置21に制御プログラム形式で備えられる。そして、前
記油圧シリンダ16に対する圧油供給路に、所定の固定
絞り径を有する第1油路L1と前記絞り径よりも小さな
固定絞り径を有する第2油路L2とのいずれかに切り換
え自在な切換弁24を備えるとともに、前記副変速装置
9の高速側への切り換え操作に伴って、前記切換弁24
が第2油路L2側に連動して切り換わり、低速側への切
り換え操作に伴って切換弁24が第1油路L1側に切り
換わるよう連係してある。つまり、エンジン3により駆
動されるギア咬合式油圧ポンプ25〔油圧源の一例〕か
らの圧油を前記電磁制御弁23及び前記切換弁24を介
して単動型の前記油圧シリンダ16に供給するよう油圧
回路を構成し、前記切換弁24のスプールと副変速レバ
ー11とをリンク26を介して連動連結して、変速操作
に伴って絞り径が切り換え操作されるよう連係してあ
る。このように構成すると、機体を高速で走行させてい
る場合には、油圧シリンダ16に対する圧油供給量が抑
制され、接地フロート15bによる対地高さ検出が敏感
になった場合でも、昇降制御作動における油圧シリンダ
16の応答作動がゆっくり行われるから、頻繁な上下動
による振動が抑制され、滑らかな昇降制御作動が行える
ものとなる。しかも、油圧供給路における絞り径は予め
設定される固定径のものであるから、精度の高い抑制効
果を期待できる。
【0008】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】田植機の全体側面図
【図3】左右接地フロートの支持部の側面図
【符号の説明】
2 苗植付装置 9 副変速装置 16 油圧アクチュエータ 24 切換弁 25 油圧源 A 昇降制御手段 L1 第1油路 L2 第2油路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に油圧アクチュエータ(16)
    により駆動昇降自在に苗植付装置(2)を連結し、この
    苗植付装置(2)に備えた対地高さ検出センサ(PM
    1)の検出値が設定領域内に維持されるよう前記油圧ア
    クチュエータ(16)を駆動する昇降制御手段(A)を
    備え、走行機体に搭載したエンジン(3)により駆動さ
    れる油圧源(25)から前記油圧アクチュエータ(1
    6)に圧油を供給するよう構成してある田植機であっ
    て、前記油圧アクチュエータ(16)に対する圧油供給
    路に、所定の絞り径を有する第1油路(L1)と前記絞
    り径よりも小さな絞り径を有する第2油路(L2)との
    いずれかに切り換え自在な切換弁(24)を備えるとと
    もに、機体の走行速度を高低2段階に切り換え自在な副
    変速装置(9)の高速側への切り換え操作に伴って、前
    記切換弁(24)が第2油路(L2)側に連動して切り
    換わり、低速側への切り換え操作に伴って切換弁(2
    4)が第1油路(L1)側に切り換わるよう連係してあ
    る田植機。
JP6565292A 1992-03-24 1992-03-24 田植機 Pending JPH05260822A (ja)

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JP6565292A JPH05260822A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 田植機

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JPH05260822A true JPH05260822A (ja) 1993-10-12

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JP6565292A Pending JPH05260822A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 田植機

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