JPH08239A - 食品殺菌装置 - Google Patents

食品殺菌装置

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JPH08239A
JPH08239A JP16472094A JP16472094A JPH08239A JP H08239 A JPH08239 A JP H08239A JP 16472094 A JP16472094 A JP 16472094A JP 16472094 A JP16472094 A JP 16472094A JP H08239 A JPH08239 A JP H08239A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 殺菌洗浄作業を無人化し、作業者が塩素ガス
により障害を受けることがないようにすると共に、殺菌
洗浄作業を効率よく行なうこと。 【構成】 内部に殺菌水Wを収容し、一端に被殺菌物a
の投入口7を設け、かつ他端に取出口8を設けた殺菌槽
1と;該殺菌槽1内に配置され、殺菌槽1内を上下に仕
切ることにより上部に殺菌路14を、また下部に戻り流
路15を区画形成する仕切板2と;前記殺菌路14内に
その長さ方向に沿って複数列設された噴水口3と;殺菌
槽1内から強制的に吸水した殺菌水を濾過したのち前記
噴水口3から殺菌槽1内に噴出させる循環手段4と;前
記殺菌槽1の上部に配置され、投入口7から投入された
被殺菌物aを殺菌槽1内で殺菌に要する時間をかけて殺
菌路14内を投入口側から取出口側まで移送させる移送
手段5と;からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜,果物,海藻,魚
介類等の食品殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、レタス,キャベツその他
の葉菜類や皮を剥いたじゃがいも,人参その他の根菜類
をカットして形成したカット野菜を殺菌するときは、こ
れをカゴやコンテナ等に入れて、次亜塩素酸ナトリウム
溶液を滴下して有効塩素200〜500ppmにした殺
菌水を収容した殺菌槽内に3−10分間浸漬させ、作業
者がときどき手で撹拌しながらカット野菜に付着してい
る土壌菌や大腸菌等の微生物を万遍なく殺菌させること
により行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
殺菌方法は、作業者が殺菌水から発生する塩素ガスを吸
引したり、触ったりすることから、これにより障害を受
け、健康を損なっているという問題があった。
【0004】本発明は、上述のような事情に鑑みて発明
したものであり、その目的とするところは、殺菌作業を
無人化し、作業者が塩素ガスにより障害を受けることが
ないようにすると共に、殺菌作業を効率よく行なうこと
ができる食品殺菌装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の食品殺菌装置では、内部に殺菌水を収容
し、一端に被殺菌物の投入口を設け、かつ他端に取出口
を設けた殺菌槽と;該殺菌槽内に配置され、殺菌槽内を
上下に仕切ることにより上部に殺菌路を、また下部に戻
り流路を区画形成する仕切板と;前記殺菌路内にその長
さ方向に沿って複数列設された噴水口と;殺菌槽内から
強制的に吸水した殺菌水を濾過したのち前記噴水口から
殺菌槽内に噴出させる循環手段と;前記殺菌槽の上部に
配置され、投入口から投入された被殺菌物を殺菌槽内で
殺菌に要する時間をかけて殺菌炉内を投入口側から取出
口側まで移送させる移送手段と;からなる構成とした。
【0006】又、本発明の食品殺菌装置では、前記噴水
口を殺菌路内にその長さ方向に沿って複数列設させると
共に取出口方向に向かって傾斜状に設けた構成とした。
【0007】また、本発明の食品殺菌装置では、前記移
送手段を殺菌水から出し入れができるように構成した。
【0008】
【作用】本発明の食品殺菌装置では、殺菌路の下部に噴
水口を設け、被殺菌物の下方から殺菌水を噴射するよう
にしているので、被殺菌物は噴射水により浮沈並びに回
転を繰り返しながら殺菌洗浄され、短時間で食品の殺菌
洗浄を行なうことができる。また、投入口から被殺菌物
を投入するだけで自動的に殺菌と洗滌を行なうことがで
きるから、従来のように作業者が作業中に塩素ガスを吸
ったり、触れたりして健康を損ねることがない。また、
本発明では、循環手段で殺菌水を濾過しているので、ご
みや野菜クズ等で噴水口が詰まることがなく、連続的な
殺菌作業が可能である。また、本発明では、殺菌水を循
環させて使用することができるので水を節約することが
できてコストを低下させることができる。また、本発明
では、曝気方式のように殺菌剤の蒸発を促進させること
がないから、殺菌剤の使用量の増加を防止することがで
きる。また、本発明では、強制的に吸水した殺菌水を循
環手段で濾過しているので、オ−バ−フロ−穴から排出
されない比重の大きなゴミを排出することができる。
【0009】また、噴水口を取出口方向に向かって傾斜
させて設けると、噴水口から噴射した殺菌水により洗浄
路に投入口から取出口方向に向かっての流れが生じ、殺
菌及び洗浄作業を効率よく行なうことができる。
【0010】また、移送手段を殺菌水から出し入れ自在
に形成すると、殺菌槽を洗浄するときは、移送手段を殺
菌水から出すことにより行なうことができて便利であ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1は本実施例の食品殺菌装置を正面から
見た断面図、図2は同上の食品殺菌装置を側面から見た
断面図、図3は本実施例で使用する循環手段を示す説明
図、図4は循環手段の他の例を示す説明図である。
【0013】本実施例の食品殺菌装置Aは、殺菌槽1
と、仕切板2と、噴気口3と、循環手段4と、移送手段
5と、取出しコンベア6と、を主要な構成として備えて
いる。
【0014】殺菌槽1は、一定量の殺菌水Wを貯水する
ための上面開口状の水槽であり、一端側に投入口7が形
成されると共に他端側には取出口8が形成されている。
殺菌槽1は、本実施例では、水面を一定に保つと共に浮
きゴミ(特に虫、毛髪、ワラクズ、食品クズ)を排出す
るためのオーバーフロー穴9と排出バルブ10と移動キ
ャスタ11を備えている。殺菌水Wは水に次亜塩素酸ナ
トリウム溶液を滴下することにより形成され、有効塩素
が200〜500ppmとなるようにされている。12
は前記オーバーフロー穴9の開口に取付けた濾過網であ
る。13は噴水ノズルであり、投入口7から投入された
被殺菌物aを殺菌路14内にスムーズに送り込むための
もので、水道管13aと連結されている。
【0015】仕切板2は、前記殺菌槽1内を上下に仕切
ることによって、該殺菌槽1内に殺菌水Wの循環流路を
形成するためのもので、上部には殺菌路14が、また下
部には戻り流路15が区画形成され、かつ両者間が殺菌
槽1の両端部において連通されている。この仕切板2に
は、その長手方向に沿って噴水口3を備えたノズル管1
6を挿通するための多数のノズル挿通穴17が開設され
ている。
【0016】前記殺菌路14は、投入口7から取出口8
にかけて設けられ、濾過した殺菌水Wを下方から噴出さ
せることにより被殺菌物aに浮沈と回転を与えて均一な
殺菌を行なうための流路である。
【0017】前記戻り流路15は、殺菌路14を流れた
殺菌水Wを取出口8側から投入口7側へ戻して循環させ
ると共に、殺菌路14で分離された砂等のごみ溜め部と
しての役目を果たすものである。
【0018】前記噴水口3は、殺菌路14内の被殺菌物
aに集中的に濾過した殺菌水Wを浴びせることによっ
て、殺菌を行なうと共に、被殺菌物aを取出口8側へ移
行させるためのものであり、この実施例では、先端に噴
気口3を備えたノズル管16が戻り流路15の長手方向
に沿って配管された複数の殺菌水配送管18の上面側に
それぞれ多数本立設されると共に、各ノズル管16の先
端を殺菌路14の底部を構成する仕切板2に開設された
ノズル挿通用穴17に挿入させることにより各噴水口3
を殺菌路14の内底部のその長さ方向に沿って多数列設
させた状態で開口させている。また、前記ノズル管16
は取出口8側に向けて傾斜状に開口するように形成され
て殺菌水Wに取出口8方向への流れが生じるようにして
いる。また、前記ノズル挿通用穴17はノズル管16の
外径より大径に形成され、ノズル管16の外周に砂等の
落下口を形成している。また、前記殺菌水配送管18は
循環手段4の循環ポンプ19の吐出側に接続されてい
る。
【0019】前記循環手段4は、殺菌槽1内から吸水し
た殺菌水Wを濾過して、オ−バ−フロ−穴9から排出さ
れない比重の大きなゴミを排出すると共に噴水口3から
濾過後の殺菌水を殺菌槽1内に噴射させることにより、
被殺菌物aに浮沈及び回転を与えて殺菌を短時間で効率
よく行なうためのもので、本実施例では、筒状容器20
と、三方切換弁21a,21bと、フィルター22と、
循環用ポンプ19と、を主要な構成として備えている。
【0020】前記筒状容器20はフィルター22と共に
浄水器本体23を形成するものであって、循環用ポンプ
19による負圧に十分耐える強度を有して有底円筒状に
形成され、台車24上に2個固定されている。この筒状
容器20の上端開口部25には、蓋体26が着脱自在に
固定される。図中27はそれぞれ筒状容器20と蓋体2
6との接触面を気密にするシール材、28は蓋体26の
固定錠、29は把手である。
【0021】前記筒状容器20には、それぞれ上端開口
部25側に流入口30が開設されると共に、それぞれ三
方切換弁21aに連通されている。また、底部31に
は、それぞれ吐水口32が開設され、これらも三方切換
弁21bに連通されている。図中33はそれぞれの吐水
口32側に設けられたドレンコックである。
【0022】前記フィルター22は、殺菌水中の微細な
ゴミでも濾過可能なように60メッシュを使用し有底円
筒状に形成されている。その上端開口部34には、筒状
容器20の内径と略同一外径のフランジ35が設けられ
ている。そして、このフィルター22は、前記筒状容器
20に挿入したとき、上端開口部34が流入口30より
下方位置に固定されるように係止される。図中36は把
手である。
【0023】前記循環用ポンプ19は、浄水器本体23
と共に台車24上に設けられており、吸入側が吐水口3
2を連通した三方切換弁21bと接続されている。
【0024】本実施例の循環手段4は、循環用ポンプ1
9の吐出側が前記殺菌水配送管18と連通され、浄水器
本体23における流入口30側の三方弁21aの一端
が、殺菌槽1における取出口8の水中側に設けた排水口
37に連通されている。
【0025】前記移送手段5は、殺菌水を浴びている被
殺菌物aを殺菌に必要な時間だけ殺菌水に付けた状態で
投入口7側から取出口8まで殺菌路14内を移送させる
ためのものである。本実施例では、移送手段5として、
殺菌槽1の上部に設けられた一対のスプロケット38,
38間にバイピッチチェン39を掛け渡し、該チェン3
9に金網40で構成された移送板41を進行方向と直交
する方向に立設し、その下側移行部42の移送板41が
殺菌水Wの中に水没して投入口7側から取出口8側に移
行するように形成した移送装置43を用いている。前記
移送板41は前記チェン39に所定間隔毎に取付けられ
ている。該移送板41の移行速度は約3メートルの長さ
の殺菌槽1内を被殺菌物aが約10分間掛けて取出口8
から取出されるように調整されている。44はスプロケ
ット駆動用モータであり、インバータにより回転数を変
えて前記移送板41の移送速度を調整できるように形成
している。又、殺菌槽1には、図示していないがウォー
ムギャ減速機を設け、その入力軸にハンドル45を設
け、出力軸を前記移送装置43に設けた回転軸46に連
結し、前記ハンドル45を回転させることにより、前記
移送装置43を、図2に示すように、90度回動させる
ことができるように形成して、殺菌槽1の掃除の際、移
送装置43を殺菌水Wから引上げることができるように
している。
【0026】前記取出しコンベア6は、殺菌路14を送
られてきた被殺菌物aを受取って殺菌槽1外に取り出す
ためのもので、実施例ではネットコンベアで形成され、
その下端部を殺菌路14の取出口8側における殺菌槽1
内に差込んだ状態で傾斜状に設けられている。47は洗
浄シャワ−装置であり、取出しコンベア6で取り出した
カット野菜(被殺菌物)に上からシャワ−をかけて殺菌
水を洗い流すものである。
【0027】次に、実施例の作用を説明する。この実施
例では、上述のように構成されるので、投入口7から投
入された被殺菌物aは、まず、噴水ノズル13から取出
口8方向に向けて噴射される噴射水の勢いおよび投入口
7近くの噴水口3から噴射される水の勢いによって、殺
菌路14内にスムーズに送り込まれることになる。
【0028】次に、殺菌路14の内部では、噴水口3か
ら噴射される噴射水によって水流が発生し、かつ、この
水流が傾斜状に開口された噴水口3から取出口8側に向
けて噴射されることから、殺菌路14内の殺菌水Wに投
入口7側から取出口8側に向かう流れが生じ、殺菌路1
4内に送り込まれた被殺菌物aは、殺菌水Wの流動に促
されながら取出口8側へ移送され、その移送時において
水流を浴びながら浮沈及び回転を繰り返しながら殺菌さ
れることになる。ところが、殺菌水Wの上部には、移送
板41があることから、被殺菌物aはこれにより取出口
8方向への移動が阻止され、移送板41と共に取出口8
側へ移送される。そして、殺菌水Wに浸漬されている間
に殺菌がなされた被殺菌物aは、左端の移送板41が上
側移行部側に移行するため下端が殺菌水Wから離れたの
ち、水流により取出口8側に移送されて取出しコンベア
6により殺菌槽1外に取出される。そして、取出しコン
ベア6上で洗浄シャワ−47により洗浄されてカット野
菜に付着した殺菌水が除去される。
【0029】殺菌槽1を洗浄するときは、ハンドル45
を回して、図2のように移送装置42を90度回動させ
て殺菌水Wから上げることにより行なうことができる。
【0030】次に、殺菌槽1内の殺菌水Wを循環手段4
で濾過したのち噴水口3から噴射させる方法について説
明する。まず、循環手段4の三方切換弁21a,21b
は両方共一方の洗浄器本体23側へ切換えた後、循環用
ポンプ19を駆動する。この循環用ポンプ19の駆動に
より、流入口30に吸引力が発生する。そして、食品殺
菌中、オーバーフロー穴9から排出されるゴミ以外、つ
まり洗浄水W中に没したゴミは、排水口37から殺菌水
と共に浄水器本体23内に吸引されフィルター22で濾
過される。この濾過された殺菌水Wは循環用ポンプ19
によって再び殺菌水配送管18の噴水口3から殺菌槽1
内に噴射され殺菌洗浄に使用される。
【0031】食品殺菌装置Aの連続使用中濾過能力が落
ちてきたら、三方切換弁21a,21bを他方の浄水器
本体23側へ切換えて浄化作用を続行すると共に、今ま
で使用してきた一方の洗浄器本体23の蓋体26を開
け、フィルター22を取出して内部を清掃して再装着す
る。
【0032】以上説明してきたように本実施例の食品殺
菌装置の循環手段4にあっては、食品殺菌装置Aが水面
に浮遊したゴミをオーバーフロー穴9から排出しながら
循環使用している間に、循環している殺菌水の一部を強
制的に取り込んでフィルター22を通した後、再度殺菌
槽1に戻すから、オーバーフロー穴9から排出できない
ような水中に没したゴミを連続して除去することができ
る。
【0033】浄水器本体23は切換え使用できるから、
食品殺菌装置Aを停止させることなく食品を連続的に殺
菌洗浄することができる。食品を連続的に殺菌洗浄する
ことができるから、殺菌洗浄の効率化が計れ、装置の小
型化や殺菌水の低減等無駄を省くことができる。
【0034】循環手段4の連続使用は、三方切換弁を切
換えるだけであるから、構造が簡単で誰れでも間違いな
く安全に操作することができる。
【0035】次に図4に示す循環手段の他の実施例につ
いて説明する。本実施例の循環手段4aは、浄水器本体
23の流入口30の前に前処理部46を連設したことに
特徴がある。前記前処理部46は、台車24上に設置さ
れると共に、上部が開口した貯留槽47内に1m/m程
度のゴミまで濾過可能なメッシュで籠状に形成したフィ
ルター22aを装着している。この場合、食品洗浄装置
からの配管49は循環用ポンプ19の容量に対して十分
な流量が得られる直径のものを使用し、その先端部50
は貯留槽47内部に突出させている。そして、前記フィ
ルター22aを貯留槽47内で先端部に向けて移動自在
に形成すると共に、その先端部と対向する位置に、この
先端部を適宜挿入可能な穴51を開設している。図中2
2bは堰板状に設けたフィルターである。尚、この他の
構成は前記実施例の浄水器と同一であるので、同一構成
部分には同一の符号を付してその説明は省略する。
【0036】前処理部46は、循環用ポンプ19の作用
で貯留槽47内の水面と殺菌槽1の水面との間に落差h
が形成されることにより、恰もサイホンを利用している
如く殺菌槽1内の殺菌水が連続して貯留槽47内に供給
される。この貯留槽47内では、殺菌水が、まず籠状の
フィルター22a内に供給されて粗ゴミが除去され、そ
の後、再度堰板状フィルター22bを通過した殺菌水が
後方の浄水器本体23へ供給される。
【0037】従って、本実施例では、貯留槽47で粗ゴ
ミを除去するので後方の浄水器本体23の使用時間を長
くすることができる。貯留槽47には負圧が作用しない
ので、構造を簡単にすることができる。
【0038】以上、本発明の実施例を図面に基づいて説
明してきたが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲における設計変更が
あっても本発明に含まれる。
【0039】例えば、実施例では、移送板41としては
金網板を使用したが、これ以外にパンチングプレート等
を使用することもできる。
【0040】また、実施例では、移送装置を90度回動
可能に形成したが、これ以外にホイストで持ち上げるよ
うに形成してもよい。また、移送手段は固定式であって
もよい。
【0041】また、循環手段の構造も、殺菌槽内の殺菌
水を濾過したのち殺菌槽内に噴射することができるもの
であれば他の構造のものであってもよい。
【0042】また、実施例では噴水口を取出口方向に傾
斜させているが、傾斜させずに垂直に配置させてもよ
い。
【0043】
【発明の効果】本発明の食品殺菌装置では、殺菌路の下
部に噴水口を設け、被殺菌物の下方から殺菌水を噴射す
るようにしているので、被殺菌物は噴射水により浮沈並
びに回転を繰り返しながら殺菌洗浄され、短時間で食品
の殺菌洗浄を行なうことができる。また、投入口から被
殺菌物を投入するだけで自動的に殺菌と洗滌を行なうこ
とができるから、従来のように作業者が作業中に塩素ガ
スを吸ったり、触れたりして健康を損ねることがない。
また、本発明では、循環手段で殺菌水を濾過しているの
で、ごみや野菜クズ等で噴水口が詰まることがなく、連
続的な殺菌作業が可能である。また、本発明では、殺菌
水を循環させて使用することができるので水を節約する
ことができてコストを低下させることができる。また、
本発明では、曝気方式のように殺菌剤の蒸発を促進させ
ることがないから、殺菌剤の使用量の増加を防止するこ
とができる。また、本発明では、強制的に吸水した殺菌
水を循環手段で濾過しているので、オ−バ−フロ−穴か
ら排出されない比重の大きなゴミを排出することができ
る。
【0044】また、噴水口を取出口方向に向かって傾斜
させて設けると、噴水口から噴射した殺菌水により洗浄
路に投入口から取出口方向に向かっての流れが生じ、殺
菌及び洗浄作業を効率よく行なうことができる。
【0045】また、移送手段を殺菌水から持ち上げるこ
とができるように形成すると、殺菌槽の洗浄が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の食品殺菌装置を正面から見た断面図
である。
【図2】本実施例の食品殺菌装置を側面から見た断面図
である。
【図3】本実施例で使用する循環手段を示す説明図であ
る。
【図4】循環手段の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 食品殺菌装置 1 殺菌槽 2 仕切板 3 噴水口 4 循環手段 5 移送手段 6 取出しコンベア 7 投入口 8 取出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に殺菌水を収容し、一端に被殺菌物
    の投入口を設け、かつ他端に取出口を設けた殺菌槽と;
    該殺菌槽内に配置され、殺菌槽内を上下に仕切ることに
    より上部に殺菌路を、また下部に戻り流路を区画形成す
    る仕切板と;前記殺菌路内にその長さ方向に沿って複数
    列設された噴水口と;殺菌槽内から強制的に吸水した殺
    菌水を濾過したのち前記噴水口から殺菌槽内に噴出させ
    る循環手段と;前記殺菌槽の上部に配置され、投入口か
    ら投入された被殺菌物を殺菌槽内で殺菌に要する時間を
    かけて殺菌路内を投入口側から取出口側まで移送させる
    移送手段と;からなることを特徴とする食品殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記噴水口が殺菌路内にその長さ方向に
    沿って複数列設されると共に取出口方向に向かって傾斜
    状に設けられていることを特徴とする請求項1記載の食
    品殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記移送手段を殺菌水から出し入れ自在
    に形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の食品殺菌装置。
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