JP2005341925A - 食品洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄室の底部を清掃するに際し、空気噴出管が邪魔にならないようにして、隅々まで十分な掃除ができるようにすると共に、空気噴出管自体をきれいに清掃でき、衛生面を十分に確保できる食品洗浄装置の提供。
【解決手段】 洗浄室20と回収部23が形成された洗浄水槽2と、収容バケット5と、洗浄室に排水30管及び給水管34で接続されると共に回収部に回収管38を介して接続された濾過水槽3と、送風機6から延長した空気配管70に接続された空気噴出管7と、排水管の導出口及び回収管の回収出口に着脱可能に取り付けられている濾過用袋状メッシュ40を備え、空気噴出管が空気配管に着脱可能に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、野菜や海産物等の食品を洗浄するために用いられる食品洗浄装置に関する。
従来、野菜等の洗浄対象食品を洗浄水槽内で洗浄させるようにした食品洗浄装置が提案されている(特許文献1参照)。
この食品洗浄装置は、野菜に付着した虫や異物汚れを洗い落とすことを目的としたもので、給水管によって洗浄槽内に洗浄水を給水し、給水した洗浄水を上方開放口からオーバーフローさせると共に、噴射ノズルによって洗浄槽内へ空気と水を同時に噴射し、洗浄水に回転水流を与える一方、洗浄時に発生した比重の重いものを洗浄槽の底部排水口に設けたストレーナで集め、中間のものを捕集ネットで集め、比重の軽いものを上方開放口からオーバーフローさせるように形成されていた。
しかしながら、かかる従来の食品洗浄装置では、洗浄対象食品である野菜を洗浄槽内に直接に投入するため、洗浄後の野菜の取り出しに手間がかかるなど、洗浄対象食品の取り扱いに手間がかかるという問題があった。
又、噴射ノズルによって洗浄槽内へ空気と水を同時に噴射して、洗浄槽内で洗浄水に回転水流を与える洗浄方法になるため、水流が単に渦流になって流動するだけになる。
このため、特に、カット野菜やキザミ野菜のように細断されたものについては、個々の野菜が分散せずに渦状に回転するだけになり、これでは十分な洗浄効果が得られないという問題があった。
特許公開2001−137789号公報
本願出願人において、上記の問題を解決するための食品洗浄装置について、既に提案している(特願2004-64890号)。
この先行技術の食品洗浄装置は、野菜等の洗浄対象食品を収容バケットに収容した状態で洗浄することで、洗浄対象食品の投入作業や取り出し作業等の取り扱いを容易にさせ、また、送風機からの空気を洗浄槽の底から上向きに噴出させることで、洗浄対象食品を煽って、かき解すように上下に浮沈させ、十分な洗浄効果を得ることができる。
このような食品洗浄装置では、衛生面の上から清掃が大切な作業であり、洗浄室の底部には、土砂等が溜まるため、ここをきれいに清掃する必要がある。
しかしながら、先行技術の食品洗浄装置では、洗浄室の底部には、送風機から延長した空気配管に接続した空気噴出管が配置され、この空気噴出管が空気配管に固定状態で接続されていた。
従って、洗浄室の底部を清掃するに際し、空気噴出管が邪魔になり、隅々まで手が行き届かず、十分な掃除ができないという問題を残していた。
また、空気噴出管が空気配管に固定状態で接続されていると、空気噴出管自体の清掃もし難いという問題があった。
本発明は、洗浄室の底部を清掃するに際し、空気噴出管が邪魔にならないようにして、隅々まで十分な掃除ができるようにすると共に、空気噴出管自体をきれいに清掃でき、衛生面を十分に確保できる食品洗浄装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明の食品洗浄装置(請求項1)は、
洗浄水を収容する洗浄室が内部に形成されると共に、この洗浄室の上縁からオーバーフローさせた洗浄水を回収する回収部が形成された洗浄水槽と、
前記洗浄室の内部に出し入れ可能に装着される収容バケットと、
前記洗浄室の背面部に排水管を介して接続されると共に、洗浄室の前部に給水管で接続され、かつ前記回収部に回収管を介して接続された濾過水槽と、
前記洗浄室の底部に配設され、送風機から延長した空気配管に接続され、送風機からの空気を洗浄室内で上向きに噴出させる空気噴出管と、
前記濾過水槽内に開口した排水管の導出口及び回収管の回収出口に着脱可能に取り付けられている濾過用袋状メッシュを備えた食品洗浄装置において、
前記空気噴出管が空気配管に着脱可能に接続されている構成とした。
又、本発明の食品洗浄装置(請求項2)は、前記請求項1記載の食品洗浄置において、前記空気噴出管には、洗浄室内に装着された収容バケットの前面網部及び背面網部に沿って気泡を上昇させるように空気を噴出させるエアノズルを備えている構成とした。
本発明の食品洗浄装置(請求項1)では、野菜等の洗浄対象食品を収容バケットに収容した状態で洗浄することができるため、洗浄対象食品の投入作業や取り出し作業等の取り扱いを容易にさせることができる。
また、送風機からの空気を洗浄槽の底から上向きに噴出させるため、洗浄対象食品を煽って、かき解すように上下に浮沈させることができ、また、洗浄によって生じた浮きゴミ(特に虫、毛髪、ワラクズ、食品クズ)を排水管の導出口及び回収管の回収出口に取り付けた濾過用袋状メッシュによって除去することができるため、きれいになった洗浄水が洗浄室と濾過水槽の間で循環し、洗浄効果が向上する。
特に、空気噴出管が空気配管に着脱可能に接続されているため、洗浄室の底部を清掃するに際し、空気噴出管を空気配管から取り外せば、この空気噴出管を洗浄室の外部に取り出すことができる。
従って、洗浄室の底部を清掃するに際し、空気噴出管が邪魔になることはなく、洗浄室の底部を隅々まで十分に掃除することができるし、空気噴出管自体をきれいに清掃することができ、これにより、衛生面を十分に確保することができる。
なお、清掃終了後は、空気噴出管を洗浄室の底部に戻して空気配管に接続させれば、この空気噴出管により送風機からの空気を洗浄槽の底から上向きに噴出させることができる。
本発明の食品洗浄装置(請求項2)では、空気噴出管のエアノズルを、室内に装着された収容バケットの前面網部及び背面網部に沿って気泡を上昇させるように略垂直に立設させているため、収容バケットの前面網部及び背面網部に貼り付く状態で滞留したカット野菜に対して下から気泡を浴びせることができ、貼り付いたカット野菜を剥がすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例にかかる食品洗浄装置の全体断面図、図2はこの食品洗浄装置の平面図、図3は収容バケットの斜視図、図4は給水管の給水口の左右分岐構造の斜視図、図5は排水管の導入口の左右分岐構造の斜視図、図6は空気噴出管と空気配管の接続構造を示す断面図である。
この食品洗浄装置1は、台車10上に組み付けられており、台車10の前側に洗浄水槽2が設けられ、台車10の後側に濾過水槽3が設けられている。
前記洗浄水槽2は、方形容器に形成され、その内部には洗浄水を収容するための洗浄室20が形成されている。
又、この洗浄水槽2の左壁内面から背壁内面にかけては、洗浄室の左側壁上縁21及び背壁上縁22からオーバーフローさせた洗浄水を回収するための回収部23が形成されている。
前記濾過水槽3は、方形容器に形成され、前記洗浄室20の背面部に排水管30を介して接続されると共に、洗浄室20の前面部に給水管34で接続され、かつ前記回収部23に回収管38を介して接続されている。なお、図中、符号3aはオーバーフロー口、3bはドレン口を示している。
前記排水管30は、洗浄室20内に開口した導入口31,31が洗浄室の左右両側面に対向するように左右に分岐して形成され、又、濾過水槽内に開口した導出口32に濾過用袋状メッシュ40が着脱可能に取り付けられている。
前記排水管30の導入口31,31の左右分岐構造は、図5に示すように、導入口金33が用いられ、この導入口金33は側面視で略三角形状に形成されて、その開口背面33aが洗浄室20の内面に当接すると共に、底面が洗浄室20に渡した横桟33b上に前方へのズレを係止する状態に載置されて着脱可能に取り付けられている。
この導入口金33の内部は空間に形成されると共に、左右両側面の上部に導入口31,31が形成され、かつ開口背面33aの下方に排水管端口30aが臨むように形成されて、前記導入口31,31と排水管端口30aとに上下方向のレベル差を設けている。
前記給水管34は、洗浄室20内に開口した給水口35,35が洗浄室20の左右両側面に対向するように左右に分岐して形成され、又、濾過水槽3内に開口した取水口36が、濾過水槽3内の隅部にスクリーン41によって区画された取水部42内に臨むように開口されている。
前記給水管34の給水口35,35の左右分岐構造は、図4に示すように、側面視で縦長扁平方形状の給水口金37が給水管端口34aに取り付けられ、この給水口金37は、内部が空間に形成されると共に、左右両側面に給水口35,35が形成され、かつ背面に給水管端口34aが接続されている。
又、給水管34の途中には、循環ポンプPが取り付けられ、この循環ポンプPの作動によって、濾過水槽3内の洗浄水を給水管34を介して洗浄室20内に流入させるようにしている。
前記回収管38は、その回収出口39が前記濾過水槽3内の上方に開口するように設けられ、その回収出口39に濾過用袋状メッシュ40が着脱可能に取り付けられている。
なお、回収出口39を前記濾過水槽3内の上方に開口させて、高低差によって回収部23から濾過水槽3内に流入させるようにしているため、回収管38にポンプを設ける必要がなくなり、コストの軽減を図ることができる。
前記濾過用袋状メッシュ40は、綿、麻、合成樹脂材によるメッシュで形成され、その口部には緩み止め用の締め紐44が設けられ、又、濾過用袋状メッシュ40の取り付け対象となる導出口32及び回収出口39の外周にはフランジ45が形成されている。
従って、濾過用袋状メッシュ40の口部でフランジ45を包み込んだ状態で、締め紐44で縛ることにより、濾過用袋状メッシュ40の外れを防止して、確実に取り付けることができる。
前記洗浄室20の内部には、収容バケット5が出し入れ可能に装着される。
この収容バケット5は、洗浄室20の方形形状に対応して方形容器状に形成され、図3に示すように、前面網部50、背面網部51、底面網部52(図1で示す)は、その全面が網体により形成され、又、右側面の全面は側板材53により形成され、又、左側面はオーバーフロー部となる洗浄室20の左側壁上縁21に対向する上側部が網体54aにより形成されると共に、その下側部が側板材54bにより形成されている。
又、収容バケット5の上縁周囲には取っ手枠55が設けられ、この取っ手枠55を手で持てるようにして、作業性の向上を図っている。
又、収容バケット5の前面上部の左右には、前向腕56が設けられ、この前向腕56に突設した支持ピン57を、洗浄水槽2の前壁上端に立設したブラケット24の係止孔25に着脱可能に嵌合させるようになっている。
これにより、収容バケット5は、図1の実線で示す洗浄室20内での装着状態から同図の仮想線で示す上方回動状態に支持ピン57を中心として回動可能になっている。
なお、洗浄水槽2の前壁上端には、排出シュート26が取り付けられている。この排出シュート26は、前記したように、収容バケット5を上方回動状態に回動させて野菜等の洗浄対象食品を取り出す際の排出ガイドである。
なお、上記した収容バケット5の支持ピン57による回転支持構造は必ずしも必要でなく、収容バケット5を手作業で持ち上げて、洗浄室から出し入れするようにしてもよい。
また、前記収容バケットの背面網部51には、その外面に水流ガイド板58が設けられている。
この水流ガイド板58は、背面網部51を通過してバケット内部からバケット外部に流出した水流の一部を上昇させた後、再びバケット内部に戻すように、下端側が背面網部51から離反し、上端側が背面網部51に近接するように傾斜して形成されている。
又、この水流ガイド板58の上縁は、オーバーフロー水位となる背壁上縁22よりも若干上方に位置して形成され、オーバーフローする水流の勢いを緩衝させている。
前記洗浄室20の底部には、隔壁27で区画された泥分収容部28が形成され、この泥分収容部28に送風機6からの空気を洗浄室20内で上向きに噴出させる空気噴出管7が配管されている。
なお、前記隔壁27は、洗浄室20に対して着脱可能に取り付けられるもので、この場合、洗浄室20の底部内面突設された段部20aに隔壁27が着脱可能に載せ掛けられた着脱構造になっている。
前記空気噴出管7は、空気配管70を介して送風機6に接続され、洗浄室20の左右方向に延長した横配管71,72が前後に配置されると共に、この前後の横配管71,72が洗浄室20の前後方向に延長した4本の縦配管73で連結され、前記後側の横配管には空気配管70との接続管74が連結されている。
そして、前記隔壁27に形成された貫通孔29から洗浄室20内に臨むように、横配管71,72及び縦配管73,73の上面に上向きに突設してエアノズル7a,7bが設けられている。貫通孔29の径は、エアノズル7a,7bの径より大に形成されている。
この場合、横配管71,72に突設されたエアノズル7aは、洗浄室20内に装着された収容バケット5の前面網部50及び背面網部51に沿って気泡を上昇させるように略垂直に立設されている。
また、縦配管73,73に突設されたエアノズル7bは、水流の流動方向に対向するように、若干前向きに傾いて(垂直から前方5度〜10度程度)突設されている。
前記空気噴出管7は、送風機6から延長した空気配管70に対して着脱可能に接続されている。
この場合、図6に示すように、空気配管70の先端にヘルール70aが形成されると共に、空気噴出管7の接続管74の先端にヘルール74aが形成され、このヘルール70a,74a同士をパッキン76を挟んで面合させて、クリップ77により締め付けるようにした接続構造になっている。
従って、クリップ77による締め付けを解除することで空気噴出管7を空気配管70から取り外すことができる。
又、この実施例では、空気噴出管7の各縦配管73が、途中で分離可能に形成され、この場合、前記図6の接続構造と同様に、その分離端面に形成したヘルール同士をクリップにより締め付けるようにした接続構造になっている。
従って、クリップによる締め付けを解除することで各縦配管73を途中で分離することができる。
本実施例の食品洗浄装置1を使用するには、まず、洗浄室20内に洗浄水を満タン状態に収容せると共に、濾過水槽3内にはオーバフロー口3aから洗浄水が溢れ出ない程度に収容しておく。
そして、収容バケット5の支持ピン57をブラケット24の係止孔25に嵌合させた状態で、洗浄室20内に装着させ、その内部に洗浄対象食品としてのカット野菜を投入して収容させる。
次に、循環ポンプP及び送風機6を作動させるもので、循環ポンプPの作動によって、濾過水槽3内の洗浄水が給水管34を通して洗浄室20の内部に流入すると共に、洗浄室20の洗浄水が排水管30を通して濾過水槽3内に戻され、かつ洗浄室20の左側壁上縁21及び背壁上縁22からオーバーフローした洗浄水が回収部23で回収された後、回収管38を通して濾過水槽3内に戻されるという洗浄水の循環が行なわれる。
同時に、送風機6の作動によって、空気噴出管7の各エアノズル7a,7bから洗浄室20内に向けて上向きに気泡が噴射され、この上向きの気泡により、洗浄室20内に上下方向の流動を生じさせて、収容バケット5内でカット野菜を煽って、かき解すように上下に浮沈させることができる。
このようにして、収容バケット5内でカット野菜が洗浄されている間において、洗浄室20と濾過水槽3の間で洗浄水の循環が行われているため、洗浄によって生じた浮きゴミ(特に虫、毛髪、ワラクズ、食品クズ)は、排水管30を通して洗浄水と共に濾過水槽3に流入すると共に、オーバーフローした洗浄水と共に回収部23から回収管38を通して濾過水槽3内に流入する。
このとき、排水管30の導出口32及び回収管38の回収出口39に濾過用袋状メッシュ40,40が取り付けられているため、虫や異物汚れは、この濾過用袋状メッシュ40,40内に溜まり、きれいになった洗浄水が洗浄室20と濾過水槽3の間で循環し、この循環を繰り返すことで、虫や異物汚れをほぼ完全に除去することができる。
なお、洗浄によって生じた泥分等の比重の大きなゴミは、洗浄室20内で沈み、隔壁27の貫通孔29を通して泥分収容部28に入り、ここでは洗浄水の流動が生じないため、泥分が洗浄室20で舞い上がることを防止できる。
なお、給水管34の給水口35,35を、洗浄室20の左右両側面に対向するように左右に分岐して形成すると、給水口35,35からの水流(図4の矢印M)が洗浄室20の左右両側面に衝突して内側に戻るという流動を生じさせることができる。
また、排水管30の導入口31,31を、洗浄室20の左右両側面に対向するように左右に分岐して形成すると、洗浄室20の左右両側部分から排水管30に洗浄水が流入するという水流(図5の矢印N)を生じさせることができる。
このような水流によって、洗浄室20内の流動に左右方向の流動が加わり、洗浄効果を向上させることができる。
また、前記収容バケット5の背面網部51の外面に水流ガイド板58を設けると、背面網部51を通過してバケット内部からバケット外部に流出した水流の一部を、この水流ガイド板58の内面に当て、傾斜に沿って上昇させ、再びバケット内部に戻るように流動させることができる。
洗浄室20内では、洗浄水は全体として前部(図1の左側)から背部(図1の右側)に流動するため、収容バケット5の背面網部51にカット野菜が貼り付く状態に滞留することがある。
これに対し、前記のように水流ガイド板58でバケット外部からバケット内部に戻る水流を生じさせると、背面網部51に貼り付いたカット野菜を剥がすことができ、カット野菜の流動を促して洗浄効果を向上させることができる。
又、前記空気噴出管7において、エアノズル7aを、洗浄室20内に装着した収容バケット5の前面網部50及び背面網部51に沿って気泡を上昇させるように略垂直に立設しているため、収容バケット5の前面網部50及び背面網部51に貼り付く状態で滞留したカット野菜に対して下から気泡を浴びせることができ、貼り付いたカット野菜を剥がすことができる。
また、エアノズル7bを、水流の流動方向に対向するように、若干前向きに傾けて突設しているため、水流と気泡が衝突するような状態になり、洗浄室20内の流動に前後方向の流動が加わり、洗浄効果を向上させることができる。
このように、本実施例の食品洗浄装置1では、洗浄水を洗浄室20内において上下、左右、前後に攪拌させて、収容バケット5内の洗浄対象食品(カット野菜)をランダムに浮動させることができため、効果的な洗浄を行なうことができる。
又、上記したように、洗浄によって生じた泥分等の比重の大きなゴミは、洗浄室20内で沈み、隔壁27の貫通孔29を通して泥分収容部28に入り、ここに溜まることになるため、洗浄作業の終了後には、衛生面の上から洗浄室の底部をきれいに清掃する必要がある。
この清掃に際しては、前記導入口金33を排水管端口30aから取り外すと共に、隔壁27を段部20aから取り外して、洗浄室20の外部に取り出す。
次に、クリップ77による締め付けを解除して、空気噴出管7を空気配管70から取り外し、洗浄室20の外部に取り出すものである。
そして、この状態で洗浄室20の底部を清掃すれば、空気噴出管7が邪魔になることはなく、洗浄室20の底部を隅々まで十分に掃除することができるし、空気噴出管7自体をきれいに清掃することができ、これにより、衛生面を十分に確保することができる。
なお、清掃終了後は、空気噴出管7を洗浄室20の底部に戻して空気配管70に接続させれば、この空気噴出管7により送風機6からの空気を洗浄槽20の底から上向きに噴出させることができる。
又、実施例のように、空気噴出管7の各縦配管73を途中で分離可能に形成すれば、エアノズル7a,7bに目詰まりが生じたような場合や空気噴出管7の内部に泥等が侵入した場合に、空気噴出管7の内部の清掃を容易に行なうことができる。
次に、図7は本発明の第2実施例にかかる食品洗浄装置の全体斜視図である。
この第2実施例では、前記図1〜図6で示した第1実施例の食品洗浄装置1と同様に形成した2個の食品洗浄装置1,1を隣接配置して、一方の食品洗浄装置1を除菌装置Aとして使用し、他方の食品洗浄装置1を洗浄装置Bとして使用するようにしたものである。
前記洗浄装置Bでは、洗浄室20が水洗室80として形成され、除菌装置Aでは洗浄室20が除菌室81として形成される。
そして、水洗室80には洗浄水(水道水)を収容させ、又、除菌室81には電解次亜水を収容させるようにしている。
前記除菌室81に収容する電解次亜水としては、食塩水を無隔膜で電解して弱アルカリ性にした電解次亜水、また、隔膜で区画した陽極室と陰極室とでそれぞれ食塩水を電解して、陽極室で生成された酸性電解水と陰極室で生成されたアルカリ性電解水とを混合させて弱アルカリ性にした電解次亜水を用いることができる。
又、本実施例では、除菌装置Aと洗浄装置Bが隣接配置されると共に、前記除菌装置Aの収容バケット5と洗浄装置Bの収容バケット5を同時に上げ沈めさせる昇降装置9が、除菌装置Aと洗浄装置Bに跨って配設されている。
この昇降装置9は、除菌装置Aと洗浄装置Bを跨ぐように門型フレーム90を設ける共に、この門型フレーム90にモートルブロック91(ホイストでもよい)を取り付け、一方、除菌装置Aの収容バケット5と洗浄装置Bの収容バケット5を背面上端部において連結バー92により連結させ、この連結バー92の中央部に前記モートルブロック91のチェン93を連結させて、このモートルブロック91の作動により、両収容バケット5,5を同時に上げ沈めさせるように形成している。
なお、昇降装置9としては、エアシリンダ等を用いて収容バケット5を同時に上げ沈めさせるようにした構造など、その具体的構造に限定はない。
本実施例では、除菌装置Aでは、カット野菜、きざみ野菜、千切り野菜等の収容バケット5の目よりも小さい被洗浄物をメッシュ袋に収容させて、収容バケット5内に収容し、これを除菌室81に収容して除菌処理させる。
又、洗浄装置Bでは、前記除菌装置Aで除菌処理したのちの被洗浄物をメッシュ袋に収容させたまま収容バケット5内に収容し、これを水洗室80内に収容して洗浄処理(冷却すすぎ処理を含む)させる。
そして、前記除菌装置Aでの収容バケット5に対する出し入れ作業、及び前記洗浄装置Bでの収容バケット5に対する出し入れ作業に際し、除菌装置A及び洗浄装置Bの収容バケット5,5を前記昇降装置9により、同時に持ち上げた状態で、洗浄装置Bの収容バケット5から洗浄済の被洗浄物をメッシュ袋に収容させたまま取り出すと共に、除菌装置Aの収容バケット5からメッシュ袋に収容させたままの被洗浄物を洗浄装置Bの収容バケット5に移し変え、かつ除菌装置Aの収容バケット5に新たな被洗浄物をメッシュ袋に収容させて投入させるようにしている。
即ち、除菌装置A及び洗浄装置Bの収容バケット5,5を前記昇降装置9により同時に持ち上げた状態で、洗浄装置Bの収容バケット5から被洗浄物をメッシュ袋に収容させたまま取り出す。この洗浄済の被洗浄物は、適宜の手段によって引き続き脱水処理(水切り処理)されるもので、この脱水処理に際しては、被洗浄物をメッシュ袋に入れたまま行うようにしてもよいし、被洗浄物をメッシュ袋から取り出して行なうようにしてもよい。
このように、洗浄済の被洗浄物を取り出すことで空になった洗浄装置Bの収容バケット5には、除菌装置Aの収容バケット5から取り出した被洗浄物をメッシュ袋に収容させたまま移し変え入れる。
又、この移し変え入れにより空になった除菌装置Aの収容バケット5にはメッシュ袋に収容させた新たな被洗浄物を入れる。
このようにして、除菌装置Aの収容バケット5に新たな被洗浄物を入れると共に、洗浄装置Bの収容バケット5に、除菌装置Aの収容バケット5から取り出した被洗浄物を移し変え入れたのち、この両収容バケット5,5を前記昇降装置9により同時に下ろして除菌室81及び水洗室80内に沈め入れるものである。
このように、被洗浄物としてのカット野菜等をメッシュ袋に収容して、除菌処理及び洗浄処理するため、被洗浄物が除菌室81及び水洗室80内でバラけることがなく、この被洗浄物の寄せ集めに要する手間と時間を大幅に軽減できる。
又、洗浄装置B及び除菌装置Aの収容バケット5,5を昇降装置9により同時に上げ沈めさせて、その持ち上げ状態で被洗浄物をメッシュ袋に収容したまま同時に出し入れを行なうため、この被洗浄物の出し入れ作業に要する手間と時間を大幅に軽減できる。
この第2実施例において、除菌室81及び水洗室80の底部に空気噴出管7が配置され、この空気噴出管7が送風機6から延長した空気配管70に対して着脱可能に接続されている構成は、前記第1実施例と同様である。
なお、本発明において、収容バケットの網目サイズは、収容する洗浄対象食品(例えば、野菜のホール物とキザミ物の違い等)の大きさに対応させて、数種類を用意しておくのが好ましい。
また、本発明では、葉物野菜や根菜、海藻等のそのままの形状のもの、又、カット加工したり、キザミ加工したもの等を洗浄対象食品とすることができる。
本発明の第1実施例にかかる食品洗浄装置の全体断面図である。 この食品洗浄装置の平面図である。 収容バケットの斜視図である。 給水管の給水口の左右分岐構造の斜視図である。 排水管の導入口の左右分岐構造の斜視図である。 空気噴出管と空気配管の接続構造を示す断面図である。 本発明の第2実施例にかかる食品洗浄装置の全体斜視図である。
符号の説明
1 食品洗浄装置
10 台車
2 洗浄水槽
20 洗浄室
20a 段部
21 左側壁上縁
22 背壁上縁
23 回収部
24 ブラケット
25 係止孔
26 排出シュート
27 隔壁
28 泥分収容部
29 貫通孔
3 濾過水槽
3a オーバフロー口
3b ドレン口
30 排水管
30a 排水管端口
31 導入口
32 導出口
33 導入口金
33a 開口背面
33b 横桟
34 給水管
34a 給水管端口
35 給水口
36 取水口
37 給水口金
38 回収管
39 回収出口
40 濾過用袋状メッシュ
41 スクリーン
42 取水部
44 締め紐
45 フランジ
5 収容バケット
50 前面網部
51 背面網部
52 底面網部
53 側板材
54b 側板材
54a 網体
55 取っ手枠
56 前向腕
57 支持ピン
58 水流ガイド板
6 送風機
7 空気噴出管
7a エアノズル
7b エアノズル
70 空気配管
70a ヘルール
71 横配管
72 横配管
73 縦配管
74 接続管
74a ヘルール
76 パッキン
77 クリップ
80 水洗室(洗浄室)
81 除菌室(洗浄室)
9 昇降装置
90 門型フレーム
91 モートルブロック
92 連結バー
93 チェン
A 除菌装置
B 洗浄装置
P 循環ポンプ

Claims (2)

  1. 洗浄水を収容する洗浄室が内部に形成されると共に、この洗浄室の上縁からオーバーフローさせた洗浄水を回収する回収部が形成された洗浄水槽と、
    前記洗浄室の内部に出し入れ可能に装着される収容バケットと、
    前記洗浄室の背面部に排水管を介して接続されると共に、洗浄室の前部に給水管で接続され、かつ前記回収部に回収管を介して接続された濾過水槽と、
    前記洗浄室の底部に配設され、送風機から延長した空気配管に接続され、送風機からの空気を洗浄室内で上向きに噴出させる空気噴出管と、
    前記濾過水槽内に開口した排水管の導出口及び回収管の回収出口に着脱可能に取り付けられている濾過用袋状メッシュを備えた食品洗浄装置において、
    前記空気噴出管が空気配管に着脱可能に接続されていることを特徴とした食品洗浄装置。
  2. 請求項1記載の食品洗浄装置において、前記空気噴出管には、洗浄室内に装着された収容バケットの前面網部及び背面網部に沿って気泡を上昇させるように空気を噴出させるエアノズルを備えている食品洗浄装置。
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