JP2009278943A - 食品洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 洗浄路23を移送中の被洗浄食品Hを上から押え付けて水中に潜らせるようにその下側部分が水没する状態に筒状押えネット6設けられ、該筒状押えネットの開口側における洗浄水槽2の側壁2aに水を濾過水槽40内に排水させるオーバーフロー口25が形成され、筒状押えネットの内部にメッシュ板7が取り付けられ、筒状押えネットの閉鎖側におけるメッシュ板の端部に、該メッシュ板によって受け止めた水を浮遊ゴミ等と共に筒状押えネットの開口側へ導いて前記オーバーフロー口への水流を生じさせるための導水ガイド板76が設けられている。
【選択図】 図3
Description
この洗浄水濾過循環装置の濾過水槽に、前記筒状押えネット用のオーバーフロー口から排水される水を流入させれば、より効果的なゴミの除去が可能になる。
この場合、オーバーフロー口を洗浄水槽の一方の側壁だけに形成させるのが構造を簡略にする上で好ましい。
しかしながら、オーバーフロー口を洗浄水槽の一方の側壁だけに形成させると、オーバーフロー口付近では該オーバーフロー口への水流が生じ易いものの、オーバーフロー口とは反対側付近では、オーバーフロー口への水流が生じず、この結果、浮遊ゴミ等が筒状押えネット内に残ってしまうという問題があった。
内部に洗浄水を収容する洗浄水槽(2)内に、流水入口(41)が設けられた前端側の食品投入部(21)から流水出口(42)が設けられた後端側の食品取出部(22)に向けて被洗浄食品を移送させる洗浄路(23)が形成されると共に、前記食品取出部(22)に取出しコンベア(3)が洗浄水槽(2)の内部から洗浄水槽(2)の後端上方に向けて上り傾斜で設けられ、
前記洗浄路(23)の下方に、洗浄路(23)に食品投入部(21)から食品取出部(22)に向けて水流を生じさせるようにエアーを噴出させるエアー噴出装置(5)が設けられ、
前記流水出口(42)から流出した水を濾過水槽(40)を経て前記流水入口(41)に戻す洗浄水濾過循環装置(4)を備えている食品洗浄装置(1)において、
前記洗浄路(23)の途中に、モータ駆動によって回転する筒状押えネット(6)が、その軸方向を洗浄路(23)の移送方向と直交させると共に、前記洗浄路(23)を移送中の被洗浄食品(H)を上から押え付けて水中に潜らせるようにその下側部分が水没して設けられ、かつこの筒状押えネット(6)は一端が閉鎖されると共に他端が開口され、
前記筒状押えネット(6)の開口側における洗浄水槽(2)の側壁(2c)に、該筒状押えネット(6)内に流入した水を前記濾過水槽(40)内に排水させるオーバーフロー口(25)が形成され、
前記筒状押えネット(6)の内部に、該筒状押えネット(6)内に流入した水を浮遊ゴミ等と共に受け止めるためのメッシュ板(7)が取り付けられ、
前記筒状押えネット(6)の閉鎖側におけるメッシュ板(7)の端部に、該メッシュ板(7)によって受け止めた水を浮遊ゴミ等と共に筒状押えネット(6)の開口側へ導いて前記オーバーフロー口(25)への水流を生じさせるための導水ガイド板(76)が設けられている構成とした。
この洗浄水槽2内には、前端側(図1及び図2において図面右側)の食品投入部21から後端側(図1及び図2において図面左側)の食品取出部22に至る洗浄路23が形成され、前記食品取出部22に取出しコンベア3が洗浄水槽2の内部から洗浄水槽2の後端上方に向けて上り傾斜で取り付けられている。
なお、前記濾過水槽40には、出水口45を覆うストレーナ48、ポンプ47を停めた際の溢れを防止するためのオーバーフロー排水管40aが接続されている。
この濾過用袋状メッシュ49は、綿、麻、合成樹脂材によるメッシュで形成され、その口部で前記入水口43のフランジを包み込んで紐等で縛ることにより、この濾過用袋状メッシュ49を確実に取り付けるようにしている。
このエアー噴出装置5は、図示省略したブロアに接続した空気配管51が洗浄路23の搬送方向に延在して設けられ、この空気配管51に食品取出部22側に向けて傾斜させた多数のノズル管52が突設され、このノズル管52の先端が前記隔離板50に設けた穴53から洗浄路23に臨むように形成されている。
この筒状押えネット6は、前記取出しコンベア3の手前で被洗浄食品Hを強制的に水中に潜行させ、比重の小さい浮遊ゴミ等(虫、毛髪、ワラクズ、食品クズ等の異物)をオーバーフロー口25から排出させるようになっている。
前記支軸61の一端は電動モータ62に連結され、洗浄水槽2内において前記支軸61の一端部に円板63が固定され、支軸61の他端側にはフレーム60に設けたローラ64,65により外周上部及び内周上部が支持された円形リング66が設けられている。前記円板63によって筒状押えネット6の一端が閉鎖され、前記円形リング66によって筒状押えネット6の他端が開口される構造となる。
前記円形リング66と前記円板63との間に数本(10本〜16本程度)の連結ロッド67が一定間隔で渡され、この連結ロッド67の上から巻き付けるように樹脂製のネット部材68(魚網に使用されるネット等も含まれる)が取り付けられている。
実施例のように、筒状押えネット6の回転駆動を電動モータに直結した構造にすると、チェン等の動力伝達部材が不要で構造が簡略になるため、筒状押えネット6や後述のメッシュ板7等の掃除が非常に簡単になる。
なお、図中Wは水面である。
このオーバーフロー口25にも、前記濾過用袋状メッシュ49と同様な濾過用袋状メッシュ26を取り付けて、洗浄水に含まれる浮遊ゴミ等を除去させるようにしている。
このメッシュ板7は図5に示すように、下端縁70が前記筒状押えネット6の最下端部に位置し、上端縁71が筒状押えネット6の最後端部に位置するように、前記筒状押えネット6の円周略90度の範囲で内周に沿った円弧状に形成され、周囲が枠部7aによって囲まれると共に、内部に窓状の細メッシュ部7bが形成されている。この細メッシュ部7bのメッシュサイズは、水の通過に抵抗を与えることで水の流れをある程度せき止めることができるように形成されている。
また、このメッシュ板7の取り付け構造は、前記支軸61を内部に遊嵌状態に挿通させるように外管72が設けられ、この外管72の両端部に設けた支持腕73,74間にメッシュ板7が架設されると共に、支持腕73,74間に渡した支持バー75,75によって支えられている。
なお、前記オーバーフロー口25側の支持腕は、オーバーフロー口25への水流の障害にならないように屈曲形状に形成されている。
この導水ガイド板76は、メッシュ板7によって受け止めた水を浮遊ゴミ等と共に筒状押えネット6の開口側へ導いて前記オーバーフロー口25への水流を生じさせるためのもので、図6に示すように、メッシュ板7の下端部と上端部を直線状に結ぶ略直状縁77からメッシュ板7の円弧に沿った円弧縁78に向けて、オーバーフロー口25方向に下り傾斜して形成されている。
従って、食品投入部21に被洗浄食品Hを投入すると、その被洗浄食品Hはエアーによる気泡を下方から浴びて洗浄されながら水流によって洗浄路23を食品取出部22に向けて送られる。
2 洗浄水槽
2a 前端壁
2b 傾斜後壁
2c 側壁
2d 側壁
21 食品投入部
22 食品取出部
23 洗浄路
25 オーバーフロー口
26 濾過用袋状メッシュ
3 取出しコンベア
4 洗浄水濾過循環装置
40 濾過水槽
40a オーバーフロー排水管
41 流水入口
42 流水出口
43 入水口
44 上流循環管
45 出水口
46 下流循環管
47 ポンプ
48 ストレーナ
49 濾過用袋状メッシュ
5 エアー噴出装置
50 隔離板
51 空気配管
52 ノズル管
53 穴
6 筒状押えネット
60 フレーム
61 支軸
62 電動モータ
63 円板
64 ローラ
65 ローラ
66 円形リング
67 連結ロッド
68 ネット部材
7 メッシュ板
7a 枠部
7b 細メッシュ部
70 下端縁
71 上端縁
72 外管
73 支持腕
74 支持腕
75 支持バー
76 導水ガイド板
77 略直状縁
78 円弧縁
H 被洗浄食品
Claims (1)
- 内部に洗浄水を収容する洗浄水槽(2)内に、流水入口(41)が設けられた前端側の食品投入部(21)から流水出口(42)が設けられた後端側の食品取出部(22)に向けて被洗浄食品を移送させる洗浄路(23)が形成されると共に、前記食品取出部(22)に取出しコンベア(3)が洗浄水槽(2)の内部から洗浄水槽(2)の後端上方に向けて上り傾斜で設けられ、
前記洗浄路(23)の下方に、洗浄路(23)に食品投入部(21)から食品取出部(22)に向けて水流を生じさせるようにエアーを噴出させるエアー噴出装置(5)が設けられ、
前記流水出口(42)から流出した水を濾過水槽(40)を経て前記流水入口(41)に戻す洗浄水濾過循環装置(4)を備えている食品洗浄装置(1)において、
前記洗浄路(23)の途中に、モータ駆動によって回転する筒状押えネット(6)が、その軸方向を洗浄路(23)の移送方向と直交させると共に、前記洗浄路(23)を移送中の被洗浄食品(H)を上から押え付けて水中に潜らせるようにその下側部分が水没して設けられ、かつこの筒状押えネット(6)は一端が閉鎖されると共に他端が開口され、
前記筒状押えネット(6)の開口側における洗浄水槽(2)の側壁(2c)に、該筒状押えネット(6)内に流入した水を前記濾過水槽(40)内に排水させるオーバーフロー口(25)が形成され、
前記筒状押えネット(6)の内部に、該筒状押えネット(6)内に流入した水を浮遊ゴミ等と共に受け止めるためのメッシュ板(7)が取り付けられ、
前記筒状押えネット(6)の閉鎖側におけるメッシュ板(7)の端部に、該メッシュ板(7)によって受け止めた水を浮遊ゴミ等と共に筒状押えネット(6)の開口側へ導いて前記オーバーフロー口(25)への水流を生じさせるための導水ガイド板(76)が設けられていることを特徴とする食品洗浄装置。
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