JP5097884B2 - 野菜洗浄機 - Google Patents

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本発明は、カット野菜等を洗浄することのできる野菜洗浄機に関するものであり、より具体的には、洗浄時にカット野菜から生ずる泡、ぬめり等による受水槽フィルターの目詰りを可及的に低減することのできる野菜洗浄機に関するものである。
カット野菜を洗浄する野菜の洗浄機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記洗浄機は、カット野菜の洗浄、脱水を行なう洗浄槽と、洗浄槽に洗浄用の液体(例えば、水)を注入する貯水槽と、洗浄槽から溢れた液体を排水し、濾過するフィルターを有する受水槽を具える。受水槽にはフィルターにて濾過された液体を貯水槽に再循環させるポンプシステムが配備される。
洗浄槽には、洗浄籠が着脱可能且つ回転可能に支持されおり、カット野菜は、洗浄籠に収容され、該洗浄籠を洗浄槽に設置し、貯水槽から洗浄用の液体を注入して、洗浄籠を回転させることで洗浄される。洗浄槽から溢れた液体は、受水槽に流出し、フィルターによって濾過される。
特開2006−20628号公報
洗浄やすすぎの際に、カット野菜から多量の野菜くず、ぬめり、泡等(以下「野菜くず等」と称する)が発生する。特に、ぬめりは青ネギ等の葉内部から多量に流出し、泡はキャベツ等のカット面から流出する内部溶液が原因となる。
上記の通り、受水槽では、洗浄槽から溢れた液体をフィルター等により濾過し、再利用のために貯水槽に戻しているが、野菜くず等が多いと、フィルターがすぐに目詰りしてしまうため、フィルターを頻繁に浄化する必要があった。しかしながら、フィルターの浄化作業には時間が掛かり、また、浄化を行なうために多量の給水が必要となるため、ランニングコストの増大に繋がっていた。
本発明の目的は、受水槽のフィルターの目詰りを可及的に低減させることのできる野菜洗浄機を提供することである。
発明者らは、受水槽に溜まる野菜くず等は、比重が洗浄、すすぎ用の液体(例えば、水や、殺菌用の薬剤を混入した水)よりも小さいため、液体中に浮遊することに着目し、受水槽に液体を満たした状態で、洗浄槽から籠状のフィルターに液体を導入し、フィルター内で浮遊する野菜くず等の一部をフィルターを通さずに直接外部に流出させて、フィルターの目詰りを可及的に防止できることを見出した。
本発明の野菜洗浄機は、
カット野菜を収容した洗浄籠を具え、洗浄槽に洗浄用又はすすぎ用の液体を注入、貯留し、洗浄及び/又はすすぎを行なう洗浄槽と、該洗浄槽の上端近傍に配備され、洗浄槽から溢れ出た液体が排出される逃し口と、該逃し口の下流側に設けられ、洗浄槽から流出した液体を受け止め、濾過する籠状のフィルター付きの受水槽を具えた野菜洗浄機において、
逃し口は、籠状のフィルター内に液体を流出可能に配備され、
籠状のフィルターは、上部から液体を溢水可能とする排水口を具え、
該排水口の下流側に、籠状のフィルターから溢れ出た液体を受け止める受け皿を具えており、
受水槽に液体を満たした状態で、洗浄槽から籠状のフィルター内に液体を流入させて、流入した液体をフィルター上部から直接受け皿に溢水させるようにした。
本発明の野菜洗浄機によれば、受水槽に液体を満たした状態で、洗浄槽から直接籠状のフィルター内に液体を注入することで、籠状のフィルター上部から液体が溢れ出し、フィルター内で浮遊する野菜くず等の一部を溢水と共に直接受け皿に流出させることができる。これは、野菜くず等が液体よりも比重が小さいことを利用したものであり、浮遊する野菜くず等がフィルターを通らずに液体と共に直接受け皿に流出することで、野菜くず等がフィルター内に溜まりにくくなるから、フィルターで濾過される野菜くず等の量を低減でき、フィルターへの野菜くず等の付着や目詰りを低減できる。また、フィルター内に直接流入する液体が、フィルター内で対流を生じさせるから、フィルターに付着している野菜くず等がフィルターから剥離し、フィルターの浄化作用も高まる。
上記のように、受水槽のフィルターの目詰りが可及的に低減され、フィルターの浄化作業の回数、所要時間を減らすことができ、さらに、浄化に要する給水量及び給水時間を減少、短縮も実現でき、ランニングコスト等の削減を達成することができる。
図1は、本発明の野菜洗浄機(10)の構成を示す側面図である。
図に示すように、野菜洗浄機(10)は、カット野菜を投入し、殺菌、洗浄及び脱水を順次行なう洗浄槽(20)と、該洗浄槽(20)に洗浄用液体を注入する貯水槽(30)と、洗浄槽(20)に連繋され、洗浄槽(20)から溢れ出た液体を籠状のフィルター機構(50)により濾過して、ポンプ(42)によって再度貯水槽(30)に戻す受水槽(40)と、受水槽(40)から溢れ出た液体を受け止めると共に、受水槽(40)内のフィルター機構(50)に溜まった野菜くず等を捨てる受け皿(60)を、夫々パイプ材、アングル材等からなる基台(図示せず)上に配備して構成される。
<洗浄槽(20)>
洗浄槽(20)は、上面が開口した有底筒体であり、複数の吊下げ式ダンパー(図示せず)によって、吊下げ支持されている。
洗浄槽(20)の内部には、メッシュ又はパンチングメタルからなる洗浄籠(22)が回転可能に支持されている。洗浄籠(22)は、二重構造として、取り出し可能な籠容器と、該籠容器を支持する脱水槽から構成することができ、脱水槽を洗浄槽(20)の底面(24)に配備されたモータ(25)により回転する構成を例示できる。
洗浄槽(20)の上部開口には、蓋体(26)が開閉可能に装着されている。蓋体(26)には、貯水槽(30)からの放水を通す開口(図示せず)が設けられている。
洗浄槽(20)の側面上端部は、他の側面よりも少し低く形成されており、洗浄槽(20)内の液体を溢れ出させて受水槽(40)へ逃がす逃し口(27)が設けられている。逃し口(27)は、先端が受水槽(40)側に向けて低くなるように形成されており、逃し口(27)の先端は、フィルター(54)の上部で開口している。
また、洗浄槽(20)の底面(24)には、大径の排水管(28)が接続されており、電磁バルブ(29)の作動によって開閉し、洗浄槽(20)内に水を貯留又は排水する。
<貯水槽(30)>
貯水槽(30)は、洗浄槽(20)の上部に配備され、受水槽(40)からのポンプ(42)による汲み上げ水、水道水、薬液を混入した水(以下「液体」と称する)を内部に貯留し洗浄槽(20)に向けて注水(82)、放水(84)する。
なお、洗浄水は、適宜加圧して注水、放水することができる。
<受水槽(40)>
受水槽(40)は、洗浄槽(20)よりも少し低い位置に設けられており、図2に示すように、内部にフィルター機構(50)を具え、洗浄槽(20)から逃し口(27)を経由して流入する排水を濾過し、ポンプ(42)によって汲み上げて、貯水槽(30)に戻す。
また、受水槽(40)が液体でいっぱいになると、受水槽(40)から溢れ出た液体は、後述する排水口(44)を通って、受け皿(60)に流出する。
籠状のフィルター機構(50)は、下向きに凹んだフィルター枠(52)と、該フィルター枠(52)の内側に配備された籠状のフィルター(54)から構成することができる。なお、フィルター機構(50)の構成は、これに限定されず、フィルター枠(52)とフィルター(54)を一体としてもよい。
フィルター枠(52)は、金属等の硬質材料から構成することができる。フィルター枠(52)には、フィルター(54)が弛んで受水槽(40)に接触しない程度の枠目を設けることができる。フィルター枠(52)は、例えば、ステンレス鋼製のパンチングメタルやメッシュから構成することができる。フィルター枠(52)は、受水槽(40)の側面及び底面に密着させるのではなく、所定の間隔(例えば約3〜5cm)を存した形状とすることが望ましい。これにより、フィルター枠(52)からの通水性を可及的に高めることができ、フィルター性能の向上を達成できる。
フィルター枠(52)の端部には、フィルター(54)を通すことなく、フィルター機構(50)に流入した野菜くず等を含む液体を流出させるために、側面上端に排水口(44)が形成されている。図2に示すように、排水口(44)は、受水槽(40)及びフィルター枠(52)の一部を他よりも低く形成することで設けることができ、排水口(44)は受け皿(60)に連繋される。
排水口(44)を設けたことで、フィルター機構(50)から溢れ出る液体は、フィルター(54)を通ることなく、排水口(44)から直接受け皿(60)に流れ込む。液体が流出する際に、フィルター(54)内に滞留し、浮遊している野菜くず等も液体と共に大部分が受け皿(60)に流出するから、フィルター(54)に残留する野菜くず等を可及的に減らすことができ、フィルター(54)の目詰りを低減できる。
また、洗浄槽(20)からフィルター機構(50)に流入する液体により、フィルター(54)に付着している野菜くず等が巻き上がり、液体と共に受け皿(60)側に流出するから、フィルター(54)を浄化させることができる利点もある。
なお、フランジ(48)は、下端に軸(46)を具え、該軸(46)を軸受(図示せず)に回転可能に支持することが望ましい。このような構成とすることで、フィルター枠(52)は、軸(46)を中心に反転可能とすることができ、フィルター枠(52)を反転させることにより、フィルター機構(50)に溜まった野菜くず等を受け皿(60)に捨てることができる。このため、フィルター機構(50)を持ち上げて取り外す必要はなく、作業者の労力、負担、さらには、作業時間を低減でき、作業効率を飛躍的に向上させることができる。
フィルター枠(52)には、フィルター機構(50)に向けて放水を行なう注水機構(84)を具えることができる。注水機構(84)は、フレキシブルチューブ(84a)を介して貯水槽(30)に連繋されており、フィルター枠(52)と一体に反転可能に配備される。注水機構(84)は、先端近傍に、シャワーヘッド(85)を有し、フィルター機構(50)に向けて放水可能となっている。
図示の実施例では、フィルター枠(52)を上面が開口し、下方に向かうにつれて前後方向が中央に向けて徐々に縮径する断面逆三角形状のものを例示することができる。また、半円筒状、半球状としてもよい。勿論、その他の形状、例えば、直方体状等を選択することもできる。
フィルター(54)は、野菜くず、泡、ぬめり等を効果的に濾過できるように、目の細かいものを用いることが望ましい。
フィルター(54)は、可撓性材料から構成することが望ましい。例えば、不織布や可撓性網等のリントフィルターを例示できる。フィルター(54)は、目の細かいものを用い、形状は、フィルター枠(52)の内容積とほぼ同じ大きさ、形状の袋状とすることができる。フィルター(54)は、フィルター枠(52)の上端に引っ掛けること等によって、フィルター枠(52)に装着することができる。
<受け皿(60)>
図1及び図2に示すように、受水槽(40)の排水口(44)の下流側には、受水槽(40)から溢れ出た液体や野菜くず等を受け止める受け皿(60)が配備されている。
受け皿(60)は、受水槽(40)のフィルター機構(50)を反転可能な構成とした場合には、フィルター機構(50)が反転したときに、フィルター機構(50)と対面するように形成する。
受け皿(60)には、排水管(62)を設け、受け皿(60)に溜まった水を排出する構成としたり、受け皿(62)自体を着脱可能としてもよい。
<水放出機構(82)(84)(86)(88)>
上記構成の野菜洗浄機(10)には、種々の放水、注水の機構を具備する。
例えば、図1に示すように、貯水槽(30)からカット野菜洗浄用の放水を洗浄槽(20)に向けて行なう洗浄用放水機構(82)が配備することができる。
洗浄用放水機構(82)は、貯水槽(30)から蓋体(26)に形成された開口を通して、洗浄槽(20)に送水する。
洗浄用放水機構(82)は、短時間で洗浄槽(20)に水を貯めることができるように、他の水放出機構(84)(86)(88)よりも大径とすることが望ましい。また、加圧水を流通させるようにしてもよい。
また、受水槽(40)のフィルター機構(50)に向けて、貯水槽(30)から注水を行なう注水機構(84)を具えることが望ましい。これにより、フィルター機構(50)の水表面に溜まるぬめり、泡等を効果的に消すことができ、フィルター機構(50)の目詰りや、オーバーフローを解消できる。
注水機構(84)の先端は、消泡効果を高め、また、少ない水量で、広い面積に放水を行うために、多数の放水口を有する形状、例えば、シャワーヘッドとすることが望ましい。
さらに、フィルター機構(50)を反転させたときに、フィルター機構(50)に向けて放水を行なう放水機構(86)を具えることが望ましい。これにより、フィルター機構(50)を反転させて、内部の野菜くず等をきれいに洗い流すことができ、また、ぬめりや泡等が効果的に除去できるから除菌性能を向上できる。
放水機構(86)の先端は、広い面積に放水を行うために、多数の放水口を有する形状、例えば、シャワーヘッドとすることが望ましい。
加えて、逃し口(27)から受水槽(40)側に向けて、エアーブロー又は注水を行なう流泡機構(88)を具えることが望ましい。これにより、逃し口(27)近傍に滞留する野菜くず、ぬめり、泡等を受水槽(40)に効率よく流入させることができ、また、野菜くず等が洗浄槽(20)に逆流したり、オーバーフローすることがない。エアーブローは、エアーコンプレッサ又はファン等により発生させることができる。注水による流泡機構(88)の場合、貯水槽(30)からの送水を受ける構造とすることができ、先端は、消泡、流泡を効果的に行なうために、多数の放水口を有する形状、シャワーヘッドとすることが望ましい。
<カット野菜の洗浄>
本発明では、カット野菜の洗浄工程において生じた野菜くず等を、洗浄槽(20)を溢水させることで、洗浄槽(20)から受水槽(40)のフィルター機構(50)に流し出し、さらに、フィルター機構(50)から受水槽(40)内の野菜くず等を含む液体を溢水させることで、フィルター機構(50)の目詰りを可及的に低減することを特徴とするものである。
カット野菜の洗浄は、上記構成の野菜洗浄機(10)において、洗浄槽(20)にカット野菜を投入し、洗浄用放水機構(82)により、貯水槽(30)から洗浄槽(20)に注水を行なう。カット野菜の投入は、予め洗浄槽(20)に注水してから行なってもよい。
このとき、受水槽(40)は、フィルター(54)の上部から液体が溢れる程度に、液体をいっぱいにしておく。これは、先の洗浄、脱水工程等において、受水槽(40)から排水を行なわないことで実現できる。なお、貯水槽(30)から受水槽(40)に給水を行なうようにしてもよい。
カット野菜は、洗浄籠(22)に収容した状態で、該洗浄籠(22)を洗浄槽(20)に設置することにより、洗浄槽(20)にセットされる。
この状態で、カット野菜の殺菌を行なう場合には、洗浄用放水機構(82)から薬液を含む洗浄水を注水する。
殺菌終了後、洗浄用放水機構(82)から貯留水及び/又は水道水を洗浄槽(20)がいっぱいになるまで注水し、洗浄槽(20)を回転させて、カット野菜の洗浄を行なう。これにより、カット野菜が洗浄されると共に、洗浄籠(22)の回転により生ずる波によって、洗浄槽(20)から野菜くず等を含む液体が溢れ出て、逃し口(27)を通って、逃し口(27)の先端から受水槽(40)のフィルター機構(50)のフィルター枠(52)の内側へ流れ落ちる。
なお、洗浄槽(20)から流れ出る液体には、流泡機構(88)によるエアーブロー又は注水を同時に行なうことで、効率よく野菜くず等を逃し口(27)からフィルター機構(50)に流入させることができる。
受水槽(40)には、予め液体がいっぱいに溜められているので、洗浄中に洗浄槽(20)から溢れ出た野菜くず等を含む液体が、フィルター機構(50)の内側に流れ落ちると、フィルター機構(50)内で浮遊する野菜くず等の一部が液体と共にフィルター機構(50)の端部に設けられた排水口(44)から受け皿(60)に流れ落ちる。従って、フィルター(54)内の野菜くず等を低減することができ、フィルター(54)の目詰りを防止できる。
このとき、フィルター機構(50)に流入した液体によって、フィルター(54)内に液体の流れが生じ、フィルター(54)に付着している野菜くず等がフィルター(54)から剥離することで、フィルター(54)の浄化が図られる。
洗浄工程が終了すると、ポンプ(42)を駆動して、受水槽(40)内の液体を排水する。このとき、フィルター(56)により、フィルター機構(50)内の野菜くず等が濾過される。フィルター枠(52)は、受水槽(40)の側面及び壁面に対して間隔を存して配備されているため、フィルター機構(50)からの水抜け効率がよい。
洗浄終了後、電磁バルブ(29)を開き、排水管(28)から洗浄槽(20)内の水を排水して、洗浄槽(20)を回転させることにより、カット野菜の脱水を行なうことができる。
受水槽(40)は、フィルター機構(50)により、洗浄槽(20)から流入した野菜くず等の混入した水を濾過する。フィルター機構(50)は、目の細かいフィルター(54)により、野菜くず、ぬめり等を効率的に除去され、また、フィルター枠(52)は、受水槽(40)の側面及び壁面に対して間隔を存して配備されているため、フィルター機構(50)からの水抜け効率がよく、目詰りやオーバーフローを起こし難い。
受水槽(40)に注水機構(84)を配備した場合、注水機構(84)からの放水により、フィルター機構(50)に流入したぬめり、泡等を効果的に消すことができると共に、フィルター(54)の目詰りを可及的に抑えることができる。
受水槽(40)にて濾過された水は、ポンプ(42)により貯水槽(30)へ戻され、洗浄等に用いられる。
なお、何らかの原因により、フィルター機構(50)が目詰りを起こして、フィルター機構(50)から液体等が溢れでても、これらは、排水口(44)から受け皿(60)へ直接流出するから、洗浄槽(20)への逆流や、外部への水漏れは防止される。
フィルター機構(50)にある程度野菜くず等が溜まると、フィルター機構(50)を図3中矢印で示すように反転させ、内部の野菜くず等を受け皿(60)に捨てる。従来は、フィルター機構を取り出して、廃棄場所にてフィルター機構を逆さに向ける必要があったが、本実施例によれば、軸支(46)されたフィルター機構(50)を反転させるだけで、野菜くず等を廃棄できるから、作業者の労力、作業効率等を飛躍的に改善できる。
フィルター(54)は、適当な期間使用した後、廃棄し、新しいものと交換することもできる。
なお、本発明によれば、フィルター機構(50)に溜まる野菜くず等の量は可及的に少なくなるから、フィルター機構(50)の浄化作業は、回数、作業時間等を減らすことができる。
受け皿(60)の上部に、フィルター機構(50)を反転させた位置に放水を行なう放水機構(86)を配備しておくことで、フィルター機構(50)から効率よく野菜くず等を除去することができ、除菌効率を高めることができる。
図4及び図5は、本発明の異なる実施例を示す野菜洗浄機である。なお、以下で説明しない他の部分は、上記実施例と同様の構成であり、説明を省略する。
図4は、洗浄槽(20)からフィルター(54)内に逃し口(27)とは別に、洗浄槽(20)内の液体を直接フィルター(54)内に流入させる通水路(27a)を設けたものである。通水路(27a)は、洗浄槽(20)側の端部が、フィルター(54)側の先端よりも高い位置又は同じ高さとなるようにする。通水路(27a)には、液体の流入、流入停止を図るバルブ(27b)等の規制手段を有している。バルブ(27b)は、電磁バルブとすることが望ましく、また、バルブ(27b)は逆止弁として、洗浄槽(20)への液体の逆流を防止するようにしてもよい。
通水路(27a)を介して、洗浄槽(20)からフィルター(54)内へ液体を導入することで、上記と同様のフィルター機構(50)の目詰り防止効果や、浄化効果を得ることができる。
図5は、洗浄槽(20)から強制的に液体をフィルター(54)に流入させることができるように、通水路(27a)中に規制手段としてポンプ手段(27c)を配備している。この場合、洗浄槽(20)と通水路(27a)の接続位置は、通水路(27a)のフィルター(54)側先端よりも低い位置となっても構わない。
ポンプ手段(27c)を作動させることで、洗浄槽(20)からフィルター(54)内へ液体が導入され、フィルター機構(50)の目詰り防止効果や、浄化効果を得ることができる。
本発明は、受水槽のフィルターの目詰りを可及的に防止でき、濾過能力を高めることのできる野菜洗浄機として有用である。
本発明の野菜洗浄機の要部構成を示す図である。 受水槽の斜視図である。 フィルター機構の反転動作を示す説明図である。 本発明の異なる実施例を示す野菜洗浄機の要部構成を示す図である。 本発明のさらに異なる実施例を示す野菜洗浄機の要部構成を示す図である。
符号の説明
(10) 野菜洗浄機
(20) 洗浄槽
(27) 逃し口
(30) 貯水槽
(40) 受水槽
(44) 排水口
(50) フィルター機構
(52) フィルター枠
(54) フィルター
(60) 受け皿

Claims (6)

  1. カット野菜を収容した洗浄籠を具え、洗浄槽に洗浄用又はすすぎ用の液体を注入、貯留し、洗浄及び/又はすすぎを行なう洗浄槽と、該洗浄槽の上端近傍に配備され、洗浄槽から溢れ出た液体が排出される逃し口と、該逃し口の下流側に設けられ、洗浄槽から流出した液体を受け止め、濾過する籠状のフィルター付きの受水槽を具えた野菜洗浄機において、
    逃し口は、籠状のフィルター内に液体を流出可能に配備され、
    籠状のフィルターは、上部から液体を溢水可能とする排水口を具え、
    該排水口の下流側に、籠状のフィルターから溢れ出た液体を受け止める受け皿を具えており、
    受水槽に液体を満たした状態で、洗浄槽から籠状のフィルター内に液体を流入させて、流入した液体をフィルター上部から直接受け皿に溢水させるようにしたことを特徴とする野菜洗浄機。
  2. 洗浄槽からフィルターへの液体の流出は、洗浄籠を低速回転させて、洗浄槽から液体を溢水させることにより行なわれる請求項1に記載の野菜洗浄機。
  3. 洗浄槽の逃し口よりも下側には、通水路が連繋されており、該通水路の他端は受水槽に洗浄槽から液体を注入可能となっており、通水路には、洗浄槽からフィルター内へ液体の流出を許容する規制手段を具える請求項1に記載の野菜洗浄機。
  4. 規制手段は、受水槽に液体が満たされている状態で、規制手段を作動させ、洗浄槽からフィルター内への液体の流出を許容し、フィルター上部から排水口を介して受け皿に液体を溢水させる請求項3に記載の野菜洗浄機。
  5. 規制手段は、バルブであり、バルブを開放することで洗浄槽から通水路を通って受水槽に液体を注入させる請求項3又は請求項4に記載の野菜洗浄機。
  6. 規制手段は、ポンプであり、洗浄槽から通水路を通って受水槽に強制的に液体を注入する請求項3又は請求項4に記載の野菜洗浄機。
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