JPH05345169A - ワークの洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents
ワークの洗浄方法及び洗浄装置Info
- Publication number
- JPH05345169A JPH05345169A JP17762492A JP17762492A JPH05345169A JP H05345169 A JPH05345169 A JP H05345169A JP 17762492 A JP17762492 A JP 17762492A JP 17762492 A JP17762492 A JP 17762492A JP H05345169 A JPH05345169 A JP H05345169A
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- work
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ワークの洗浄効果の高い洗浄方法及び洗浄装置
の提供。 【構成】回転と直線方向の往復動を付与するワーク支持
体に固定的に取着されるワーク12に、洗浄槽1内の洗
浄液内に配置された液体ポンプにて加圧し、洗浄液を洗
浄液供給路を介して、洗浄槽内に配置されるワークに向
けて噴射する噴射ノズル6より洗浄液を噴射するととも
に洗浄槽の上部よりオーバーフロー手段7にて洗浄液を
溢流される第1洗浄工程と、洗浄槽内の洗浄液を排出手
段8により抜きとり、ワークが洗浄液に侵漬されない状
態で噴射ノズルより洗浄液をワークに向けて噴射する第
2洗浄工程と;洗浄槽内にあって洗浄液に侵漬されない
ワークに向けて空気ポンプにて加圧された空気を供給す
る加圧空気供給路を介して噴射ノズルより加圧空気を噴
射する乾燥工程とによりワークを洗浄する。
の提供。 【構成】回転と直線方向の往復動を付与するワーク支持
体に固定的に取着されるワーク12に、洗浄槽1内の洗
浄液内に配置された液体ポンプにて加圧し、洗浄液を洗
浄液供給路を介して、洗浄槽内に配置されるワークに向
けて噴射する噴射ノズル6より洗浄液を噴射するととも
に洗浄槽の上部よりオーバーフロー手段7にて洗浄液を
溢流される第1洗浄工程と、洗浄槽内の洗浄液を排出手
段8により抜きとり、ワークが洗浄液に侵漬されない状
態で噴射ノズルより洗浄液をワークに向けて噴射する第
2洗浄工程と;洗浄槽内にあって洗浄液に侵漬されない
ワークに向けて空気ポンプにて加圧された空気を供給す
る加圧空気供給路を介して噴射ノズルより加圧空気を噴
射する乾燥工程とによりワークを洗浄する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械加工等によって形
成される物品の加工時における切粉,加工時に使用され
る切削油,研磨材、等の異物を除去する洗浄方法及び該
洗浄方法を実施する為の洗浄装置に関する。
成される物品の加工時における切粉,加工時に使用され
る切削油,研磨材、等の異物を除去する洗浄方法及び該
洗浄方法を実施する為の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の洗浄装置の一例として特開平3−
139832号公報がある。これによると、ワークとし
てのウエハをチャックの上に保持し、該チャックを回転
し且つノズルから前記ウエハ上に高圧水を噴射してウエ
ハの面を洗浄する洗浄装置において、ウエハ,チャッ
ク,ノズルを収容する構造体を水密に構成してその内側
に水を内蔵し、前記ウエハとそれを保持するチャックと
高圧水を噴射するノズルの出口とを水面より下側に配置
したものであり、ノズルから噴射される高圧水は静水中
を通ってウエハ面に到達するが、この間の高圧水噴流と
静水との間で摩擦が起こり、キャビテーション気泡が発
生し、このキャビテーション気泡はウエハ面に達すると
破壊して大きな衝撃圧を発生し、この衝撃圧によってウ
エハ面上の汚れが除去したものである。
139832号公報がある。これによると、ワークとし
てのウエハをチャックの上に保持し、該チャックを回転
し且つノズルから前記ウエハ上に高圧水を噴射してウエ
ハの面を洗浄する洗浄装置において、ウエハ,チャッ
ク,ノズルを収容する構造体を水密に構成してその内側
に水を内蔵し、前記ウエハとそれを保持するチャックと
高圧水を噴射するノズルの出口とを水面より下側に配置
したものであり、ノズルから噴射される高圧水は静水中
を通ってウエハ面に到達するが、この間の高圧水噴流と
静水との間で摩擦が起こり、キャビテーション気泡が発
生し、このキャビテーション気泡はウエハ面に達すると
破壊して大きな衝撃圧を発生し、この衝撃圧によってウ
エハ面上の汚れが除去したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の洗浄装置
によると、洗浄槽内に配置されたワークに付着した異物
がキャビテーション気泡の破壊作用によって除去された
としても、洗浄槽内の洗浄液中には除去された異物が混
入して存在する。これは洗浄槽の上部より給水口を介し
て水が供給され、洗浄槽の下部の排水口より水が排出さ
れるもので異物を含んだ洗浄液が比較的小径の排水口よ
り制限されて排出されることによる。いいかえるならば
異物を含んだ洗浄液を充分に排出できない。以上によれ
ば、洗浄槽内においてワークを洗浄した後に洗浄槽より
ワークを取り出す際、洗浄液に混入される異物が再びワ
ークに付着する恐れがあり洗浄効果が阻害される。
によると、洗浄槽内に配置されたワークに付着した異物
がキャビテーション気泡の破壊作用によって除去された
としても、洗浄槽内の洗浄液中には除去された異物が混
入して存在する。これは洗浄槽の上部より給水口を介し
て水が供給され、洗浄槽の下部の排水口より水が排出さ
れるもので異物を含んだ洗浄液が比較的小径の排水口よ
り制限されて排出されることによる。いいかえるならば
異物を含んだ洗浄液を充分に排出できない。以上によれ
ば、洗浄槽内においてワークを洗浄した後に洗浄槽より
ワークを取り出す際、洗浄液に混入される異物が再びワ
ークに付着する恐れがあり洗浄効果が阻害される。
【0004】本発明は前記課題に鑑みなされたもので、
ワークの洗浄効果の高い洗浄方法及びそれを実施するに
最適な洗浄装置を提供することにある。
ワークの洗浄効果の高い洗浄方法及びそれを実施するに
最適な洗浄装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明になるワークの洗浄
方法は前記目的達成の為に、ワーク支持体に固定された
ワークを、洗浄槽の洗浄液内に配置された噴射ノズルに
対向するとともに回転しつつ配置し、噴射ノズルより貯
液槽内の洗浄液を液体ポンプにて加圧して洗浄槽内に噴
射するとともに洗浄槽の上部より洗浄液を溢流させる第
1洗浄工程と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとり、ワークが
洗浄液に侵漬されない状態で且つ噴射ノズルに対向して
回転支持された状態にあって、貯液槽内の洗浄液を液体
ポンプにて加圧して噴射ノズルよりワークに向けて洗浄
液を噴射する第2洗浄工程と;ワークが噴射ノズルに対
向して配置されるとともに洗浄槽内に回転支持された状
態で且つワークが洗浄液に侵漬されない状態にあって、
空気ポンプにて加圧された空気を噴射ノズルを介してワ
ークに向けて噴射する乾燥工程と;によって行なわれる
もので、上記洗浄方法は、ワークを固定的に取着し、ワ
ークに対して回転と直線方向の往復動を付与するワーク
支持体と;内部に洗浄液が貯溜される洗浄槽と;洗浄槽
の上部にある洗浄液を洗浄槽外へ溢流させるオーバーフ
ロー手段と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとる排出手段と;
洗浄槽内に配置され、貯液槽内の洗浄液を液体ポンプに
て加圧し、洗浄液を洗浄液供給路を介して、洗浄槽内に
噴射する噴射ノズルと;洗浄液供給路に向けて空気ポン
プにて加圧された空気を供給する加圧空気供給路と、液
体ポンプと噴射ノズルとを洗浄液供給路を介して連通し
た際において、洗浄液供給路と加圧空気供給路とを遮断
して空気ポンプと噴射ノズルとを遮断し、液体ポンプと
噴射ノズルとを結ぶ洗浄液供給路を遮断することによっ
て液体ポンプと噴射ノズルとを遮断した際において、加
圧空気供給路と洗浄液供給路とを連通して空気ポンプと
噴射ノズルとを連通させる切換弁と;よりなる洗浄装置
によって達成される。
方法は前記目的達成の為に、ワーク支持体に固定された
ワークを、洗浄槽の洗浄液内に配置された噴射ノズルに
対向するとともに回転しつつ配置し、噴射ノズルより貯
液槽内の洗浄液を液体ポンプにて加圧して洗浄槽内に噴
射するとともに洗浄槽の上部より洗浄液を溢流させる第
1洗浄工程と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとり、ワークが
洗浄液に侵漬されない状態で且つ噴射ノズルに対向して
回転支持された状態にあって、貯液槽内の洗浄液を液体
ポンプにて加圧して噴射ノズルよりワークに向けて洗浄
液を噴射する第2洗浄工程と;ワークが噴射ノズルに対
向して配置されるとともに洗浄槽内に回転支持された状
態で且つワークが洗浄液に侵漬されない状態にあって、
空気ポンプにて加圧された空気を噴射ノズルを介してワ
ークに向けて噴射する乾燥工程と;によって行なわれる
もので、上記洗浄方法は、ワークを固定的に取着し、ワ
ークに対して回転と直線方向の往復動を付与するワーク
支持体と;内部に洗浄液が貯溜される洗浄槽と;洗浄槽
の上部にある洗浄液を洗浄槽外へ溢流させるオーバーフ
ロー手段と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとる排出手段と;
洗浄槽内に配置され、貯液槽内の洗浄液を液体ポンプに
て加圧し、洗浄液を洗浄液供給路を介して、洗浄槽内に
噴射する噴射ノズルと;洗浄液供給路に向けて空気ポン
プにて加圧された空気を供給する加圧空気供給路と、液
体ポンプと噴射ノズルとを洗浄液供給路を介して連通し
た際において、洗浄液供給路と加圧空気供給路とを遮断
して空気ポンプと噴射ノズルとを遮断し、液体ポンプと
噴射ノズルとを結ぶ洗浄液供給路を遮断することによっ
て液体ポンプと噴射ノズルとを遮断した際において、加
圧空気供給路と洗浄液供給路とを連通して空気ポンプと
噴射ノズルとを連通させる切換弁と;よりなる洗浄装置
によって達成される。
【0006】
【作用】第1洗浄工程において、ワークは噴射ノズルよ
り噴射される洗浄液のキャビテーション作用によって洗
浄される。かかる際において、ワークより除去された異
物等は洗浄液内に混入されるがかかる洗浄液は洗浄槽の
上部よりオーバーフロー手段を介して洗浄槽外へと排出
される。次いで、第2洗浄工程において、洗浄槽内の洗
浄液は排出手段によって抜かれ、ワークは洗浄槽内にあ
って洗浄液に侵漬されない状態にあり、ワークは噴射ノ
ズルより噴射される洗浄液によって洗浄される。次い
で、乾燥工程において、ワークは噴射ノズルから噴射さ
れる空気によって乾燥され、もってワークの洗浄効果を
高めることができる。
り噴射される洗浄液のキャビテーション作用によって洗
浄される。かかる際において、ワークより除去された異
物等は洗浄液内に混入されるがかかる洗浄液は洗浄槽の
上部よりオーバーフロー手段を介して洗浄槽外へと排出
される。次いで、第2洗浄工程において、洗浄槽内の洗
浄液は排出手段によって抜かれ、ワークは洗浄槽内にあ
って洗浄液に侵漬されない状態にあり、ワークは噴射ノ
ズルより噴射される洗浄液によって洗浄される。次い
で、乾燥工程において、ワークは噴射ノズルから噴射さ
れる空気によって乾燥され、もってワークの洗浄効果を
高めることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1により説明す
る。1は内部に洗浄液Wを貯溜することのできる上部が
開口した有底状の洗浄槽であり、貯液槽2内の洗浄液W
が液体ポンプ3によって供給され、洗浄槽1内には洗浄
液Wが貯溜される。具体的に液体ポンプ3の吸入路3A
は貯液槽2内に配置されたフィルター4に連絡され、吐
出路3Bは洗浄液噴射路5、噴射ノズル6を介して洗浄
槽1内に開口する。噴射ノズル6は洗浄槽1内に配置さ
れる。本実施例における噴射ノズル6は洗浄槽1の中心
部にあり上方に向かって噴孔が開口する噴射ノズルと、
中心部に対して互いに対向して配置されるとともに中心
部に向かう複数の噴孔が上下方向に開口する噴射ノズル
と、よりなりそれらの噴射ノズル6は洗浄液噴射路5に
連なる。7は洗浄槽1の上部より洗浄液Wを洗浄槽外へ
排出する為のオーバーフロー手段であり、本実施例にあ
っては洗浄槽1の上部開口1Aの近傍外周を囲繞するオ
ーバーフロー室7Aとオーバーフロー室7Aの底部と貯
液槽2とを連絡するオーバーフロー通路7Bとよりな
り、オーバーフロー通路7Bを流れる洗浄液の量は液体
ポンプ3より洗浄槽1内へ供給される洗浄液の量より大
流量とする。8は、洗浄槽1内に貯溜した洗浄液Wを抜
きとり、洗浄液Wを排出する為の排出手段であり、具体
的には、排出路8Aと開閉弁8Bとにより構成され、排
出路8Aの一端は洗浄槽1の底部1Bに開口し、他端は
オーバーフロー通路7Bに開口し、一方開閉弁8Bは前
記排出路8Aを開閉する。9は内部に、空気を加圧して
噴射する空気ポンプ10を備えた加圧空気供給路であっ
て、この加圧空気供給路9は洗浄液供給路5に連絡され
る。一方、洗浄液供給路5と加圧空気供給路9とは切換
弁11によって切換えられる。切換弁11による供給路
5,9の切換えは以下により行なわれる。すなわち、液
体ポンプ3と噴射ノズル6との連通時において空気ポン
プ10と噴射ノズル6とは遮断され、空気ポンプ10と
噴射ノズル6との連通時において液体ポンプ3と噴射ノ
ズル6とが遮断される。12は洗浄すべきワークであ
り、ワーク12は洗浄槽1内への直線方向の往復動と回
転運動を行なうことのできるワーク支持体13に固定さ
れる。直線方向の往復動は例えば油,空圧シリンダーに
て行なわれ、回転運動はモーターにて行なわれる。(共
に図示せず)
る。1は内部に洗浄液Wを貯溜することのできる上部が
開口した有底状の洗浄槽であり、貯液槽2内の洗浄液W
が液体ポンプ3によって供給され、洗浄槽1内には洗浄
液Wが貯溜される。具体的に液体ポンプ3の吸入路3A
は貯液槽2内に配置されたフィルター4に連絡され、吐
出路3Bは洗浄液噴射路5、噴射ノズル6を介して洗浄
槽1内に開口する。噴射ノズル6は洗浄槽1内に配置さ
れる。本実施例における噴射ノズル6は洗浄槽1の中心
部にあり上方に向かって噴孔が開口する噴射ノズルと、
中心部に対して互いに対向して配置されるとともに中心
部に向かう複数の噴孔が上下方向に開口する噴射ノズル
と、よりなりそれらの噴射ノズル6は洗浄液噴射路5に
連なる。7は洗浄槽1の上部より洗浄液Wを洗浄槽外へ
排出する為のオーバーフロー手段であり、本実施例にあ
っては洗浄槽1の上部開口1Aの近傍外周を囲繞するオ
ーバーフロー室7Aとオーバーフロー室7Aの底部と貯
液槽2とを連絡するオーバーフロー通路7Bとよりな
り、オーバーフロー通路7Bを流れる洗浄液の量は液体
ポンプ3より洗浄槽1内へ供給される洗浄液の量より大
流量とする。8は、洗浄槽1内に貯溜した洗浄液Wを抜
きとり、洗浄液Wを排出する為の排出手段であり、具体
的には、排出路8Aと開閉弁8Bとにより構成され、排
出路8Aの一端は洗浄槽1の底部1Bに開口し、他端は
オーバーフロー通路7Bに開口し、一方開閉弁8Bは前
記排出路8Aを開閉する。9は内部に、空気を加圧して
噴射する空気ポンプ10を備えた加圧空気供給路であっ
て、この加圧空気供給路9は洗浄液供給路5に連絡され
る。一方、洗浄液供給路5と加圧空気供給路9とは切換
弁11によって切換えられる。切換弁11による供給路
5,9の切換えは以下により行なわれる。すなわち、液
体ポンプ3と噴射ノズル6との連通時において空気ポン
プ10と噴射ノズル6とは遮断され、空気ポンプ10と
噴射ノズル6との連通時において液体ポンプ3と噴射ノ
ズル6とが遮断される。12は洗浄すべきワークであ
り、ワーク12は洗浄槽1内への直線方向の往復動と回
転運動を行なうことのできるワーク支持体13に固定さ
れる。直線方向の往復動は例えば油,空圧シリンダーに
て行なわれ、回転運動はモーターにて行なわれる。(共
に図示せず)
【0008】次にワーク12の洗浄について説明する。
ワーク12の洗浄は、第1洗浄工程、第2洗浄工程、乾
燥工程によって行なわれる。第1洗浄工程は以下によ
り、図1によって説明される。排出手段8における開閉
弁8Bは排出路8Aを閉塞保持し、一方、切換弁11は
洗浄液供給路5を連通状態とし、フィルター4、液体ポ
ンプ3、噴射ノズル6、とを連通し、加圧空気通路9と
洗浄液供給路5とを遮断状態とし、空気ポンプ10と噴
射ノズルを遮断する。又、ワーク12はワーク支持体1
3によって回転されるとともに洗浄槽1内の噴射ノズル
6の噴孔に対向して配置される。かかる状態において、
液体ポンプ3が駆動して、貯液槽2内の洗浄液Wが洗浄
液噴射路5、噴射ノズル6を介して洗浄槽1内に噴射供
給されると、洗浄液Wは洗浄槽1内を満たすとともにワ
ーク12に向けて噴射される。これによると、噴射ノズ
ル6の各噴孔から噴射される洗浄液Wは、洗浄槽1内の
洗浄液Wを通ってワーク12に達するが、この間におい
て摩擦によりキャビテーション気泡を発生する。このキ
ャビテーション気泡は、噴孔より一定の距離において破
壊して大きな衝撃圧を発生するもので、この衝撃圧と噴
射された洗浄液Wとの物理的な直射力とによってワーク
12の異物は除去される。かかる洗浄時において除去さ
れた異物は洗浄液W内に混入されるが、洗浄槽1内には
噴射ノズル6より洗浄液Wが供給され、且つキャビテー
ション作用後に残留する気泡とともに上方向へ流れが指
向し、洗浄槽1の上部開口1Aよりオーバーフロー室7
A内へ排出される。
ワーク12の洗浄は、第1洗浄工程、第2洗浄工程、乾
燥工程によって行なわれる。第1洗浄工程は以下によ
り、図1によって説明される。排出手段8における開閉
弁8Bは排出路8Aを閉塞保持し、一方、切換弁11は
洗浄液供給路5を連通状態とし、フィルター4、液体ポ
ンプ3、噴射ノズル6、とを連通し、加圧空気通路9と
洗浄液供給路5とを遮断状態とし、空気ポンプ10と噴
射ノズルを遮断する。又、ワーク12はワーク支持体1
3によって回転されるとともに洗浄槽1内の噴射ノズル
6の噴孔に対向して配置される。かかる状態において、
液体ポンプ3が駆動して、貯液槽2内の洗浄液Wが洗浄
液噴射路5、噴射ノズル6を介して洗浄槽1内に噴射供
給されると、洗浄液Wは洗浄槽1内を満たすとともにワ
ーク12に向けて噴射される。これによると、噴射ノズ
ル6の各噴孔から噴射される洗浄液Wは、洗浄槽1内の
洗浄液Wを通ってワーク12に達するが、この間におい
て摩擦によりキャビテーション気泡を発生する。このキ
ャビテーション気泡は、噴孔より一定の距離において破
壊して大きな衝撃圧を発生するもので、この衝撃圧と噴
射された洗浄液Wとの物理的な直射力とによってワーク
12の異物は除去される。かかる洗浄時において除去さ
れた異物は洗浄液W内に混入されるが、洗浄槽1内には
噴射ノズル6より洗浄液Wが供給され、且つキャビテー
ション作用後に残留する気泡とともに上方向へ流れが指
向し、洗浄槽1の上部開口1Aよりオーバーフロー室7
A内へ排出される。
【0009】第2洗浄工程は以下により行なわれ、図2
に示される。切換弁11及びワーク12は前記第1洗浄
工程と同一状態にある。すなわち、液体ポンプ3と噴射
ノズル6とは洗浄液供給路5を介して連通されるととも
に空気ポンプ10と噴射ノズル6とは遮断され、ワーク
12は噴射ノズル6噴孔に対向して配置される。一方、
排出手段8の開閉弁8Bは、図1の状態より90度時計
方向に回転し、洗浄槽1とオーバーフロー通路7Bとを
排出路8Aを介して連通させるもので洗浄槽1内の洗浄
液Wは排出路8Aよりオーバーフロー通路7B内に排出
され、もって洗浄槽1内は空状態となる。而してワーク
12は噴射ノズル6に対向するものの洗浄液Wには侵漬
されない。かかる状態において、液体ポンプ3より加圧
された洗浄液Wが噴射ノズル6よりワーク12に向けて
噴射されると、ワークに向けて噴射される洗浄液Wは全
く異物を含まないもので、ワーク洗浄後における洗浄液
Wは排出手段8によって洗浄槽1外へ排出されるので、
ワークは洗浄液W中になく、常に清浄な洗浄液Wを噴射
ノズル6より回転状態にあるワーク12に向けて噴射さ
れるので更に洗浄効果を高めることができる。
に示される。切換弁11及びワーク12は前記第1洗浄
工程と同一状態にある。すなわち、液体ポンプ3と噴射
ノズル6とは洗浄液供給路5を介して連通されるととも
に空気ポンプ10と噴射ノズル6とは遮断され、ワーク
12は噴射ノズル6噴孔に対向して配置される。一方、
排出手段8の開閉弁8Bは、図1の状態より90度時計
方向に回転し、洗浄槽1とオーバーフロー通路7Bとを
排出路8Aを介して連通させるもので洗浄槽1内の洗浄
液Wは排出路8Aよりオーバーフロー通路7B内に排出
され、もって洗浄槽1内は空状態となる。而してワーク
12は噴射ノズル6に対向するものの洗浄液Wには侵漬
されない。かかる状態において、液体ポンプ3より加圧
された洗浄液Wが噴射ノズル6よりワーク12に向けて
噴射されると、ワークに向けて噴射される洗浄液Wは全
く異物を含まないもので、ワーク洗浄後における洗浄液
Wは排出手段8によって洗浄槽1外へ排出されるので、
ワークは洗浄液W中になく、常に清浄な洗浄液Wを噴射
ノズル6より回転状態にあるワーク12に向けて噴射さ
れるので更に洗浄効果を高めることができる。
【0010】次に乾燥工程について図3により説明す
る。排出手段8の開閉弁8B及びワーク12は前記第2
洗浄工程と同一状態にある。一方、切換弁11は図2
(図1と同一)の状態より90度反時計方向に回転させ
る。これによると、加圧空気供給路9と洗浄液供給路5
とが連通状態となって空気ポンプ10と噴射ノズル6と
が連通し、一方液体ポンプ3と噴射ノズル6とが遮断さ
れる。ここで、空気ポンプ10を駆動すると、空気ポン
プ10にて加圧された圧縮空気は、加圧空気通路9、洗
浄液供給路5を介して噴射ノズル6に達し、噴射ノズル
6の噴孔より回転状態にあるワーク12に向けて圧縮空
気が噴射される。而して、第2洗浄工程が終了して未だ
洗浄液Wが付着した状態にあるワーク12は圧縮空気の
噴射を受けて洗浄液Wが飛散し、即座にワーク12の乾
燥を行ない得るもので、ワーク12より完全に洗浄液を
除去した状態においてワーク12の乾燥を行なうことが
できたものである。以上をもってワークの洗浄,乾燥が
終了する。
る。排出手段8の開閉弁8B及びワーク12は前記第2
洗浄工程と同一状態にある。一方、切換弁11は図2
(図1と同一)の状態より90度反時計方向に回転させ
る。これによると、加圧空気供給路9と洗浄液供給路5
とが連通状態となって空気ポンプ10と噴射ノズル6と
が連通し、一方液体ポンプ3と噴射ノズル6とが遮断さ
れる。ここで、空気ポンプ10を駆動すると、空気ポン
プ10にて加圧された圧縮空気は、加圧空気通路9、洗
浄液供給路5を介して噴射ノズル6に達し、噴射ノズル
6の噴孔より回転状態にあるワーク12に向けて圧縮空
気が噴射される。而して、第2洗浄工程が終了して未だ
洗浄液Wが付着した状態にあるワーク12は圧縮空気の
噴射を受けて洗浄液Wが飛散し、即座にワーク12の乾
燥を行ない得るもので、ワーク12より完全に洗浄液を
除去した状態においてワーク12の乾燥を行なうことが
できたものである。以上をもってワークの洗浄,乾燥が
終了する。
【0011】次に本発明の第二の実施例について図4に
より説明する。(第一の実施例との相違についてのみ説
明する。)20は、第一の実施例と同様の噴射ノズルで
有るが、かかる噴射ノズル20は、洗浄槽1の比較的に
下方位置に配置される。いいかえるなら噴射ノズル20
は洗浄槽1の下部洗浄液W2内に配置されることにな
る。
より説明する。(第一の実施例との相違についてのみ説
明する。)20は、第一の実施例と同様の噴射ノズルで
有るが、かかる噴射ノズル20は、洗浄槽1の比較的に
下方位置に配置される。いいかえるなら噴射ノズル20
は洗浄槽1の下部洗浄液W2内に配置されることにな
る。
【0012】洗浄は、第1洗浄工程、第2洗浄工程、第
3洗浄工程、乾燥工程、とによって行なわれる。第1洗
浄工程は以下による。排出手段8の開閉弁8Bは排出路
8Aを閉塞し、切換弁11は液体ポンプ3と噴射ノズル
20とを連通し、空気ポンプ10と噴射ノズル20とを
遮断する。而して液体ポンプ3を駆動することによって
噴射ノズル20より洗浄槽1内に洗浄液を噴射供給でき
る。ワーク支持体13に、回転されて支持されたワーク
12は洗浄槽1の上部洗浄液W1内に侵漬される。(か
かる工程におけるワーク12は図4において鎖線で示さ
れる。)これによると、ワーク12の回転によって上部
洗浄液W1に旋回流が生じ、この洗浄液Wによる流れと
ワーク12自体に作用する遠心力とによりワーク12に
付着せる切粉、切削油、研磨材、等の異物(比較的大き
な質量を有する異物)が除去される。この異物は、上部
洗浄液W1内に混入されるが、噴射ノズル20より洗浄
液Wが順次供給され、しかも上部洗浄液W1にはワーク
12による旋回流が発生していることから、質量を有す
る異物は旋回流とともに旋回して下方へ沈下することな
く上部洗浄液W1は洗浄槽1の上部開口1Aよりオーバ
ーフロー室7Aに良好に溢流し、次いでオーバーフロー
通路7Bより貯液槽2内へ還流される。従って、上部洗
浄液W1内に混入された異物は洗浄槽1外へ排出するこ
とができ、洗浄槽1内に異物が残存しない。
3洗浄工程、乾燥工程、とによって行なわれる。第1洗
浄工程は以下による。排出手段8の開閉弁8Bは排出路
8Aを閉塞し、切換弁11は液体ポンプ3と噴射ノズル
20とを連通し、空気ポンプ10と噴射ノズル20とを
遮断する。而して液体ポンプ3を駆動することによって
噴射ノズル20より洗浄槽1内に洗浄液を噴射供給でき
る。ワーク支持体13に、回転されて支持されたワーク
12は洗浄槽1の上部洗浄液W1内に侵漬される。(か
かる工程におけるワーク12は図4において鎖線で示さ
れる。)これによると、ワーク12の回転によって上部
洗浄液W1に旋回流が生じ、この洗浄液Wによる流れと
ワーク12自体に作用する遠心力とによりワーク12に
付着せる切粉、切削油、研磨材、等の異物(比較的大き
な質量を有する異物)が除去される。この異物は、上部
洗浄液W1内に混入されるが、噴射ノズル20より洗浄
液Wが順次供給され、しかも上部洗浄液W1にはワーク
12による旋回流が発生していることから、質量を有す
る異物は旋回流とともに旋回して下方へ沈下することな
く上部洗浄液W1は洗浄槽1の上部開口1Aよりオーバ
ーフロー室7Aに良好に溢流し、次いでオーバーフロー
通路7Bより貯液槽2内へ還流される。従って、上部洗
浄液W1内に混入された異物は洗浄槽1外へ排出するこ
とができ、洗浄槽1内に異物が残存しない。
【0013】次に第2洗浄工程について説明する。ワー
ク12はワーク支持体13によって下方へ移動され、洗
浄槽1の比較的下方位置にある噴射ノズル20に対向し
て配置される。(図4においてワーク12は実線で示さ
れる。)一方、排出手段8の開閉弁8B及び切換弁11
は前記第1洗浄工程と同一状態にある。かかる状態にお
いて、液体ポンプ3にて加圧された洗浄液Wが噴射ノズ
ル20に供給されるとワーク12は噴射ノズル20より
噴射された洗浄液Wによって洗浄される。この洗浄工程
は第一の実施例の第1洗浄工程に相当する。
ク12はワーク支持体13によって下方へ移動され、洗
浄槽1の比較的下方位置にある噴射ノズル20に対向し
て配置される。(図4においてワーク12は実線で示さ
れる。)一方、排出手段8の開閉弁8B及び切換弁11
は前記第1洗浄工程と同一状態にある。かかる状態にお
いて、液体ポンプ3にて加圧された洗浄液Wが噴射ノズ
ル20に供給されるとワーク12は噴射ノズル20より
噴射された洗浄液Wによって洗浄される。この洗浄工程
は第一の実施例の第1洗浄工程に相当する。
【0014】次に第3洗浄工程について説明する。第3
洗浄工程は洗浄槽1内の洗浄液Wを排出手段によって抜
きとり、洗浄槽1内に配置されたワーク12が洗浄液W
に侵漬されない状態において噴射ノズル20より洗浄液
Wをワーク12に向けて噴射したもので第一の実施例の
第2洗浄工程に相当する。
洗浄工程は洗浄槽1内の洗浄液Wを排出手段によって抜
きとり、洗浄槽1内に配置されたワーク12が洗浄液W
に侵漬されない状態において噴射ノズル20より洗浄液
Wをワーク12に向けて噴射したもので第一の実施例の
第2洗浄工程に相当する。
【0015】次に乾燥工程について説明すると、乾燥工
程において切換弁11は液体ポンプ3と噴射ノズル20
とを遮断し、空気ポンプ10と噴射ノズル20とを連通
する。これによると、噴射ノズル20よりワークに向け
て空気が噴射されるもので、これは第一の実施例の乾燥
工程に相当する。以上によるとワークの洗浄を一層向上
できる。噴射ノズル6,20に穿設される噴孔を複数と
すると洗浄液又は空気をワーク12にくまなく噴射でき
るもので洗浄,乾燥を効果的に行なえるものである。
又、ワーク12が噴射ノズル6に対向した状態において
ワーク12を直線方向に微少に往復動させることによっ
ても上記効果を奏するものである。
程において切換弁11は液体ポンプ3と噴射ノズル20
とを遮断し、空気ポンプ10と噴射ノズル20とを連通
する。これによると、噴射ノズル20よりワークに向け
て空気が噴射されるもので、これは第一の実施例の乾燥
工程に相当する。以上によるとワークの洗浄を一層向上
できる。噴射ノズル6,20に穿設される噴孔を複数と
すると洗浄液又は空気をワーク12にくまなく噴射でき
るもので洗浄,乾燥を効果的に行なえるものである。
又、ワーク12が噴射ノズル6に対向した状態において
ワーク12を直線方向に微少に往復動させることによっ
ても上記効果を奏するものである。
【0016】
【発明の効果】以上の如く、本発明になるワークの洗浄
方法及び装置によると、 洗浄工程が第1,第2洗浄工程にわかれ、第1洗浄
工程において洗浄液のキャビテーション作用によって洗
浄を行ない特に第2洗浄工程おいて、洗浄槽内の洗浄液
を抜き取り、ワークが洗浄液に侵漬されない状態におい
てワークに清浄なる洗浄液を噴射して洗浄したので洗浄
効果を高めることができた。又、第2洗浄工程が終了す
るや、比較的単時間の内にワークに向けて加圧した空気
を噴射ノズルより供給したので、洗浄液がワークに乾燥
して付着することなく完全にワークより飛散させて乾燥
を行なうことができたので乾燥後における洗浄効果を高
めることができたものである。 前記第1、第2洗浄工程の前工程として、洗浄槽の
上部洗浄液内に回転状態にあるワークを配置して洗浄し
たことによると、荒洗浄を行なうことができ洗浄を三段
階に行なうことができたもので、より一層の洗浄効果を
上げることができる。
方法及び装置によると、 洗浄工程が第1,第2洗浄工程にわかれ、第1洗浄
工程において洗浄液のキャビテーション作用によって洗
浄を行ない特に第2洗浄工程おいて、洗浄槽内の洗浄液
を抜き取り、ワークが洗浄液に侵漬されない状態におい
てワークに清浄なる洗浄液を噴射して洗浄したので洗浄
効果を高めることができた。又、第2洗浄工程が終了す
るや、比較的単時間の内にワークに向けて加圧した空気
を噴射ノズルより供給したので、洗浄液がワークに乾燥
して付着することなく完全にワークより飛散させて乾燥
を行なうことができたので乾燥後における洗浄効果を高
めることができたものである。 前記第1、第2洗浄工程の前工程として、洗浄槽の
上部洗浄液内に回転状態にあるワークを配置して洗浄し
たことによると、荒洗浄を行なうことができ洗浄を三段
階に行なうことができたもので、より一層の洗浄効果を
上げることができる。
【図1】本発明になるワークの洗浄装置の一実施例を示
す全体構成図であり、第1洗浄工程を示す。
す全体構成図であり、第1洗浄工程を示す。
【図2】図1における第2洗浄工程を示す。
【図3】図1における乾燥工程を示す。
【図4】本発明になるワークの洗浄装置の第二実施例を
示す全体構成図である。
示す全体構成図である。
1 洗浄槽 2 貯液槽 3 液体ポンプ 5 洗浄液供給路 6,20 噴射ノズル 7 オーバーフロー手段 8 排出手段 9 加圧空気供給路 10 空気ポンプ 11 切換弁 12 ワーク 13 ワーク支持体
Claims (7)
- 【請求項1】 ワーク支持体に固定されたワークを、洗
浄槽の洗浄液内に配置された噴射ノズルに対向するとと
もに回転しつつ配置し、噴射ノズルより貯液槽内の洗浄
液を液体ポンプにて加圧して洗浄槽内に噴射するととも
に洗浄槽の上部より洗浄液を溢流させる第1洗浄工程
と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとり、ワークが洗浄液に侵
漬されない状態で且つ噴射ノズルに対向して回転支持さ
れた状態にあって、貯液槽内の洗浄液を液体ポンプにて
加圧して噴射ノズルよりワークに向けて噴射する第2洗
浄工程と;ワークが噴射ノズルに対向して配置されると
ともに洗浄槽内に回転支持された状態で且つワークが洗
浄液に侵漬されない状態にあって、空気ポンプにて加圧
された空気を噴射ノズルを介してワークに向けて噴射す
る乾燥工程と;よりなるワークの洗浄方法。 - 【請求項2】 ワーク支持体に固定された回転状態にあ
るワークを、洗浄液が満たされた洗浄槽の上部洗浄液内
に侵漬するとともに洗浄槽の下部洗浄液内に配置される
噴射ノズルより貯液槽内の洗浄液を液体ポンプにて加圧
して洗浄槽内に噴射し、洗浄槽の上部より洗浄液を溢流
させる第1洗浄工程と;ワーク支持体に固定されたワー
クを、洗浄槽の下部洗浄液内に配置された噴射ノズルに
対向するとともに回転しつつ配置し、噴射ノズルより貯
液槽内の洗浄液を液体ポンプにて加圧して洗浄槽内に噴
射するとともに洗浄槽の上部より洗浄液を溢流させる第
2洗浄工程と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとり、ワークが
洗浄液に侵漬されない状態で且つ噴射ノズルに対向して
回転支持された状態にあって、貯液槽内の洗浄液を液体
ポンプにて加圧して噴射ノズルよりワークに向けて噴射
する第3洗浄工程と;ワークが噴射ノズルに対向して配
置されるとともに洗浄槽内に回転支持された状態で且つ
ワークが洗浄液に侵漬されない状態にあって、空気ポン
プにて加圧された空気を噴射ノズルを介してワークに向
けて噴射する乾燥工程と;よりなるワークの洗浄方法。 - 【請求項3】 ワークを固定的に取着し、ワークに対し
て回転と直線方向の往復動を付与するワーク支持体と;
内部に洗浄液が貯溜される洗浄槽と;洗浄槽の上部にあ
る洗浄液を洗浄槽外へ溢流させるオーバーフロー手段
と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとる排出手段と;洗浄槽内
に配置され、貯液槽内の洗浄液を液体ポンプにて加圧
し、洗浄液を洗浄液供給路を介して、洗浄槽内に配置さ
れるワークに向けて噴射する噴射ノズルと;洗浄液供給
路に向けて空気ポンプにて加圧された空気を供給する加
圧空気供給路と、液体ポンプと噴射ノズルとを洗浄液供
給路を介して連通した際において、洗浄液供給路と加圧
空気供給路とを遮断して空気ポンプと噴射ノズルとを遮
断し、液体ポンプと噴射ノズルとを結ぶ洗浄液供給路を
遮断することによって液体ポンプと噴射ノズルとを遮断
した際において、加圧空気供給路と洗浄液供給路とを連
通して空気ポンプと噴射ノズルとを連通させる切換弁
と;を備えてなるワークの洗浄装置。 - 【請求項4】 ワークを固定的に取着し、ワークに対し
て回転と直線方向の往復動を付与するワーク支持体と;
内部に洗浄液が貯溜される洗浄槽と;洗浄槽の上部にあ
る洗浄液を洗浄槽外へ溢流させるオーバーフロー手段
と;洗浄槽内の洗浄液を抜きとる排出手段と;洗浄槽の
下部洗浄液内に配置され、貯液槽内の洗浄液を液体ポン
プにて加圧し、洗浄液を洗浄液供給路を介して、洗浄槽
内に噴射する噴射ノズルと;洗浄液供給路に向けて空気
ポンプにて加圧された空気を供給する加圧空気供給路
と、液体ポンプと噴射ノズルとを洗浄液供給路を介して
連通した際において、洗浄液供給路と加圧空気供給路と
を遮断して空気ポンプと噴射ノズルとを遮断し、液体ポ
ンプと噴射ノズルとを結ぶ洗浄液供給路を遮断すること
によって液体ポンプと噴射ノズルとを遮断した際におい
て、加圧空気供給路と洗浄液供給路とを連通して空気ポ
ンプと噴射ノズルとを連通させる切換弁と;を備えてな
るワークの洗浄装置。 - 【請求項5】 前記オーバーフロー手段を、洗浄槽の上
部開口を囲繞するオーバーフロー室と、オーバーフロー
室の底部と貯液槽とを結ぶオーバーフロー通路とにより
構成し、前記排出手段を、洗浄槽の底部よりオーバーフ
ロー通路に向かう排出路と、排出路を開閉する開閉弁
と、により構成してなる請求項3又は請求項4記載のワ
ークの洗浄装置。 - 【請求項6】 前記噴射ノズルのワークに対向する噴孔
を複数穿設してなる請求項3又は請求項4記載のワーク
の洗浄装置。 - 【請求項7】 前記ワークを噴射ノズルに対向させた状
態においてワークを直線方向に微少に往復動させてなる
請求項3又は請求項4記載のワークの洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17762492A JPH05345169A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | ワークの洗浄方法及び洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17762492A JPH05345169A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | ワークの洗浄方法及び洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05345169A true JPH05345169A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=16034260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17762492A Pending JPH05345169A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | ワークの洗浄方法及び洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05345169A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009112218A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Yoshiizumi Sangyo Kk | 野菜洗浄機 |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP17762492A patent/JPH05345169A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009112218A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Yoshiizumi Sangyo Kk | 野菜洗浄機 |
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