JP2000061362A - 基板処理装置の処理液吐出ノズル - Google Patents

基板処理装置の処理液吐出ノズル

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JP2000061362A
JP2000061362A JP24920298A JP24920298A JP2000061362A JP 2000061362 A JP2000061362 A JP 2000061362A JP 24920298 A JP24920298 A JP 24920298A JP 24920298 A JP24920298 A JP 24920298A JP 2000061362 A JP2000061362 A JP 2000061362A
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Japan
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processing liquid
substrate
bubble
treatment solution
discharge nozzle
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JP24920298A
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English (en)
Inventor
Yusuke Muraoka
祐介 村岡
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液吐出ノズル内における気泡の蓄積を防
止することにより、処理液に十分な超音波振動が付与可
能であり、また、超音波発振子の損傷を防止することが
できる基板処理装置の処理液吐出ノズルを提供すること
を目的とする。 【解決手段】 処理液吐出ノズル1は、処理液を一時的
に貯留する処理液貯留部42とこの処理液貯留部42の
下方に形成された処理液吐出口47とを有するノズル本
体43と、処理液貯留部42内の処理液に対して超音波
振動を付与するための超音波発振子41と、処理液吐出
口47よりも小さい開口部46を有することにより処理
液貯留部42内の処理液に圧力を付与する差圧付与部4
5と、処理液貯留部42内に存在する気泡を処理液貯留
部42から外部に排出するための超音波発振子41に形
成された気泡排出孔44とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハや
液晶表示パネル用ガラス基板あるいは半導体製造装置用
マスク基板等の基板に対し、超音波振動が付与された処
理液を供給するための基板処理装置の処理液吐出ノズル
に関する。
【0002】
【従来の技術】このような基板処理装置としては、例え
ばスピンチャックに保持されて回転する基板の表面に、
例えば数百キロヘルツ〜数メガヘルツの超音波振動が付
与された処理液を供給することにより、この基板を超音
波振動を利用して洗浄処理する構成を有するものが知ら
れている。
【0003】そして、このような基板処理装置に使用さ
れる処理液吐出ノズルは、処理液を一時的に貯留する処
理液貯留部とこの処理液貯留部の下方に形成された処理
液吐出口とを有するノズル本体と、処理液貯留部内の処
理液に対して超音波振動を付与する超音波発振子とを備
え、処理液吐出口から基板に対して超音波振動が付与さ
れた処理液を供給するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような処理液吐出
ノズルを有する基板処理装置においては、例えば加熱さ
れた処理液を使用した場合には、処理液が処理液吐出ノ
ズルに至るまでの間に処理液中に気泡が発生し、この気
泡が処理液吐出ノズルの処理液貯留部中に蓄積されると
いう現象が発生する。また、処理液として常温のものを
使用した場合においても、超音波発振子により超音波振
動を付与された処理液から処理液貯留部内において気泡
が発生し、蓄積されることもある。
【0005】処理液吐出ノズルの処理液貯留部にこのよ
うな気泡が蓄積された場合には、超音波発振子から処理
液に対して超音波エネルギーを十分に付与することがで
きないばかりでなく、超音波発振子が空発振状態となっ
て破損するという問題が生ずる。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、処理液吐出ノズル内における気泡の蓄
積を防止することにより、処理液に対して十分な超音波
振動が付与可能であり、また、超音波発振子の損傷を防
止することができる基板処理装置の処理液吐出ノズルを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板に対して超音波振動が付与された処理液を供給
するための基板処理装置の処理液吐出ノズルであって、
処理液を一時的に貯留する処理液貯留部と、この処理液
貯留部の下方に形成された処理液吐出口とを有するノズ
ル本体と、前記処理液貯留部内の処理液に対して超音波
振動を付与する超音波発振子と、前記処理液吐出口より
も小さいオリフィスを有することにより前記処理液貯留
部内の処理液に圧力を付与する、前記処理液貯留部と前
記処理液吐出口との間に配設された差圧付与部と、前記
処理液貯留部内に存在する気泡を前記処理液貯留部から
外部に排出するための気泡排出孔とを備えたことを特徴
とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記超音波発振子は前記処理液貯留部
の上方に配設されており、前記気泡排出孔は前記超音波
発振子に形成されている。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2いずれかに記載の発明において、前記気泡排出
孔は気泡排出路と接続されており、前記気泡排出路中に
は前記気泡排出路を通過する流体の流量を制御する絞り
部が付設されている。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2いずれかに記載の発明において、前記気泡排出
孔は気泡排出路と接続されており、前記気泡排出路中に
は気泡のみの通過を許容する気泡除去部が付設されてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る処理液吐
出ノズル1を使用した基板処理装置の概要図であり、図
2はその要部を示す斜視図である。
【0012】この基板処理装置は、図1および図2に示
すように、水平面内を回転する基板Wに対して処理液吐
出ノズル1から処理液としての純水および薬液を吐出す
ることにより基板Wを洗浄するためのものであり、基板
Wの端縁をそこに立設した4本の支持ピン12により支
持するスピンチャック11と、このスピンチャック11
を鉛直方向を向く軸13を中心として回転させるモータ
14と、基板Wの回転に伴って基板Wの端縁から飛散す
る処理液を捕獲するための飛散防止用カップ15と、こ
の発明に係る処理液吐出ノズル1と、この処理液吐出ノ
ズル1とアーム35を介して接続されることにより、処
理液吐出ノズル1を、基板Wの回転中心と対向する位置
と基板Wの端縁と対向する位置との間で往復移動させる
ノズル移動機構36とを備える。
【0013】処理液吐出ノズル1は、薬液タンク22
と、循環ポンプ17と、ヒータ18と、フィルタ19
と、開閉弁20とを有する薬液循環路21と、開閉弁2
5を介して接続されている。また、処理液吐出ノズル1
は、純水の供給源と、開閉弁26を介して接続されてい
る。
【0014】また、処理液吐出ノズル1から気泡を排出
するための気泡排出路34は、開閉弁27および絞り弁
30を介して、上記薬液循環路21に連通する気泡排出
路31と接続されている。同様に、気泡排出路34は、
開閉弁28および絞り弁29を介して図示しないドレイ
ンに連通する気泡排出路32と接続されている。
【0015】さらに、処理液吐出ノズル1は、後述する
超音波発振子41の電源33と接続されている。
【0016】図3は、上述した処理液吐出ノズル1の縦
断面図である。
【0017】この処理液吐出ノズル1は、処理液を一時
的に貯留する処理液貯留部42とこの処理液貯留部42
の下方に形成された処理液吐出口47とを有するノズル
本体43と、処理液貯留部42内の処理液に対して数百
キロヘルツ〜数メガヘルツ程度の超音波振動を付与する
ための超音波発振子41と、処理液吐出口47よりも小
さいオリフィスとしての開口部46を有することにより
処理液貯留部42内の処理液に圧力を付与する差圧付与
部45と、処理液貯留部42内に存在する気泡を処理液
貯留部42から外部に排出するための超音波発振子41
に形成された気泡排出孔44とを備える。
【0018】この気泡排出孔44は、上述した気泡排出
路34と接続されている。また、超音波発振子41は、
上述した電源33と接続されている。
【0019】次に、この基板処理装置による基板Wの処
理動作について説明する。なお、以下の説明において
は、この基板処理装置により、基板Wに薬液を供給して
基板Wを薬液により洗浄した後、この基板Wを純水でさ
らに洗浄する場合について説明する。
【0020】基板Wに薬液を供給するに先立ち、薬液循
環路21内に薬液を循環させておく。この薬液の循環時
においては、ポンプ17の作用により薬液タンク22か
ら汲み上げられた薬液は、ヒータ18により加熱され、
フィルター19により濾過された後、開閉弁20を介し
て薬液タンク22に戻る循環動作中に、所定の温度まで
加熱される。例えば、この薬液がSC1と呼称される洗
浄処理に使用するアンモニアと過酸化水素と純水との混
合液である場合には、この薬液は約80℃まで加熱され
る。
【0021】この状態において、モータ14の駆動によ
りスピンチャック11に保持された基板Wを回転させる
と共に、開閉弁25を開放することにより薬液循環路2
1から処理液吐出ノズル1に薬液を供給する。このと
き、開閉弁27を開放する。そして、処理液吐出ノズル
1の処理液吐出口47から薬液を吐出した状態で超音波
発振子41の電源33を作動させ、処理液吐出ノズル1
を、ノズル移動機構36の駆動により、基板Wの回転中
心と対向する位置と基板Wの端縁と対向する位置との間
を往復移動させる。これにより、基板Wの全面に超音波
振動が付与された薬液が供給され、基板Wが薬液により
洗浄される。
【0022】基板Wの表面に供給され、基板Wの回転に
伴ってその端縁より飛散した薬液は、飛散防止用カップ
15により捕獲される。そして、この状態においては、
飛散防止用カップ15の下面に形成された排出口16
は、薬液タンク22と連通する薬液回収路23の一端と
対向する位置に移動している。このため、この薬液は、
薬液回収路23を介して薬液タンク22に回収される。
【0023】このような薬液供給動作中においては、加
熱状態にある薬液から気泡が発生する。そして、この気
泡は、図3に示すように、処理液吐出ノズル1の処理液
貯留部42に一時的に蓄積される。
【0024】しかしながら、この発明に係る処理液吐出
ノズル1においては、処理液貯留部42と処理液吐出口
47との間に、処理液吐出口47よりも小さい開口部4
6を有することにより処理液貯留部42内の薬液に圧力
を付与する差圧付与部45が配設されている。このた
め、処理液貯留部42内の薬液が加圧され、この圧力に
起因して処理液貯留部42内に一時的に蓄積された気泡
は、少量の薬液と共に、超音波発振子41に形成された
気泡排出孔44から気泡排出路34に排出される。
【0025】特に、この実施の形態においては、超音波
発振子41は処理液貯留部42の上方に配設されてお
り、また、気泡排出孔44は超音波発振子41に形成さ
れている。このため、処理液貯留部42内で気泡が停滞
することを防止することができ、処理液貯留部42内に
存在する全ての気泡を速やかに気泡排出孔44から排出
することが可能となる。
【0026】気泡排出孔44から気泡排出路34に少量
の薬液と共に排出された気泡は、開放状態の開閉弁27
および絞り弁30を介して気泡排出路31および薬液循
環路21に案内され、薬液タンク22に回収される。
【0027】このとき、処理液吐出ノズル1から気泡を
排出するための気泡排出路34は、開閉弁27および絞
り弁30を介して、上記薬液循環路21に連通する気泡
排出路31と接続されている。このため、絞り弁30の
開放状態を調整することにより、処理液吐出ノズル1の
処理液貯留部42から気泡と共に排出される薬液の量を
所望の値に制御することができる。従って、処理液吐出
ノズル1の気泡排出孔44から多量の薬液が排出される
ことにより処理液貯留部42内の薬液の圧力が低下し、
薬液吐出口47からの薬液の吐出量が低下するという問
題を生ずることはない。
【0028】また、処理液吐出ノズル1における処理液
貯留部42内の薬液は、差圧付与部45の作用により一
旦加圧されるが、処理液吐出口47は差圧付与部45の
開口部46よりも大きいオリフィスを有し、処理液吐出
部47から吐出される時点では、薬液の圧力は予め設定
された所望の大きさとなっている。このため、処理液吐
出ノズル1から吐出された薬液は圧力によって飛散せず
棒状となって基板Wに供給され、基板Wの表面を膜状に
覆うことになる。従って、基板Wの表面で気液界面が発
生することを防止することができ、基板Wの表面に酸化
膜を生ずることなく、基板Wを均一に洗浄することが可
能となる。
【0029】基板Wに対する薬液処理が終了すれば、開
閉弁25および27を閉止して、処理液吐出ノズル1へ
の薬液の供給を停止する。そして、開閉弁26および2
8を開放する。
【0030】これにより、処理液吐出ノズル1の処理液
吐出口47から純水が吐出される。この状態において、
処理液吐出ノズル1を、ノズル移動機構36の駆動によ
り、基板Wの回転中心と対向する位置と基板Wの端縁と
対向する位置との間で往復移動させる。これにより、基
板Wの全面に超音波振動が付与された純水が供給され、
基板Wが純水により洗浄される。
【0031】基板Wの表面に供給され、基板Wの回転に
伴ってその端縁より飛散した純水は、飛散防止用カップ
15により捕獲される。そして、この状態においては、
飛散防止用カップ15の下面に形成された排出口16
は、図示しないドレインと連通する純水回収路24の一
端と対向する位置に移動している。このため、この純水
は、純水回収路24を介してドレインに排出される。
【0032】このような純水供給動作中においては、超
音波振動子41により超音波振動を付与された純水から
気泡が発生する。そして、この気泡は、薬液の場合と同
様、図3に示すように、処理液吐出ノズル1の処理液貯
留部42に一時的に蓄積される。
【0033】この場合においても、処理液貯留部42と
処理液吐出口47との間に、処理液吐出口47よりも小
さい開口部46を有することにより処理液貯留部42内
の純水に圧力を付与する差圧付与部45が配設されてい
ることから、処理液貯留部42内の純水が加圧され、こ
の圧力に起因して処理液貯留部42内に一時的に蓄積さ
れた気泡は、少量の純水と共に、超音波発振子41に形
成された気泡排出孔44から気泡排出路34に排出され
る。
【0034】上述したように、特に、この実施の形態に
おいては、超音波発振子41は処理液貯留部42の上方
に配設されており、また、気泡排出孔44は超音波発振
子41に形成されている。このため、処理液貯留部42
内に存在する全ての気泡を、速やかに気泡排出孔44か
ら排出することが可能となる。
【0035】気泡排出孔44から気泡排出路34に少量
の純水と共に排出された気泡は、開放状態の開閉弁28
および絞り弁29を介して気泡排出路32に案内され、
図示しないドレインに排出される。
【0036】このとき、上述した薬液の場合と同様、処
理液吐出ノズル1から気泡を排出するための気泡排出路
34は、開閉弁28および絞り弁29を介して気泡排出
路32と接続されている。このため、絞り弁29の開放
状態を調整することにより、処理液吐出ノズル1の処理
液貯留部42から気泡と共に排出される純水の量を所望
の値に制御することができる。従って、処理液吐出ノズ
ル1の気泡排出孔44から多量の純水が排出されること
により処理液貯留部42内の純水の圧力が低下し、純水
吐出口47からの純水の吐出量が低下するという問題を
生ずることはない。
【0037】また、上述した薬液の場合と同様、処理液
吐出ノズル1における処理液貯留部42内の純水は、差
圧付与部45の作用により一旦加圧されるが、処理液吐
出口47は差圧付与部45の開口部46よりも大きいオ
リフィスを有し、処理液吐出部47から吐出される時点
では、純水の圧力は予め設定された所望の大きさとなっ
ている。このため、処理液吐出ノズル1から吐出された
純水は圧力によって飛散せず棒状となって基板Wに供給
され、基板Wの表面を膜状に覆うことになる。従って、
基板Wの表面で気液界面が発生することを防止すること
ができ、基板Wの表面に酸化膜を生ずることなく、基板
Wを均一に洗浄することが可能となる。
【0038】以上の処理工程が終了すれば、開閉弁26
および28を閉止して処理を終了する。
【0039】なお、図3に示す処理液吐出ノズル1にお
いては、処理液貯留部42と処理液吐出口47との間
に、単一の開口部46を有することにより処理液貯留部
42内の処理液に圧力を付与する差圧付与部45を配設
している。しかしながら、この圧力付与部を、多数の開
口部を有するパンチングプレート等から構成してもよ
い。
【0040】また、図3に示す処理液吐出ノズル1にお
いては、処理液貯留部42と処理液吐出口47との間
に、処理液吐出口47よりも小さい開口部46を有する
ことにより処理液貯留部42内の処理液に圧力を付与す
る差圧付与部45を配設している。しかしながら、図4
に示すように、ノズル本体43の内壁を凸設させること
により処理液吐出口47よりも小さいオリフィスとして
の処理液通過部48を形成し、この処理液通過部48に
より処理液貯留部42内の処理液に圧力を付与する構成
の処理液吐出ノズル2を採用してもよい。
【0041】また、図1に示す基板処理装置において
は、処理液吐出ノズル1から気泡を排出するための気泡
排出路34は、絞り弁29および30を介して気泡排出
路32または31と接続されている。しかしながら、図
5に示すように、これらの絞り弁29、30のかわり
に、エアトラップ等の気泡のみの通過を許容する気泡除
去部51、52を配設してもよい。この場合において
は、処理液吐出ノズル1から気泡排出路34を介して気
泡除去部51、52に到達した気泡は、処理液と分離さ
れた状態で、または若干の処理液と共に、気泡排出路3
2または31に導かれる。
【0042】このような形態を採用した場合において
も、処理液吐出ノズル1の気泡排出孔44から多量の処
理液としての薬液または純水が排出されることにより処
理液貯留部42内の処理液の圧力が低下し、薬液吐出口
47からの処理液の吐出量が低下するという問題を防止
することができる。
【0043】同様に、気泡排出路34を構成する配管と
して、その内径が比較的小さなものを採用すること等に
より、上述した絞り部29、30または気泡除去部5
1、52を省略するようにしてもよい。要するに、処理
液吐出ノズル1における気泡排出孔44に接続された気
泡排出路34に、そこを通過する処理液に対して何らか
の流路抵抗を付与する抵抗部を付設しておけばよい。
【0044】さらに、図1〜図5に示す実施の形態にお
いては、処理液を基板Wの表面にスポット状に供給する
処理液吐出ノズル1、2を、基板Wの回転中心と対向す
る位置と基板Wの端縁と対向する位置との間を往復移動
させることにより、基板Wの表面全域に超音波振動が付
与された処理液を供給する場合について説明したが、こ
の発明はこのような形態に限定されるものではない。
【0045】すなわち、図6に示すように、図4に示す
処理液吐出ノズル2をライン状に形成した、スリット状
のオリフィスとしての処理液通過部48と、この処理液
通過部48よりも幅が広いスリット状の処理液吐出口4
7とを有する処理液吐出ノズル3を採用することも可能
である。この処理液吐出ノズル3により基板Wに処理液
を供給する場合においては、この処理液吐出ノズル3を
基板Wの表面に対向配置した状態で、処理液吐出ノズル
3を基板Wに対して一方向に走行させながら、基板Wに
対して処理液を吐出するようにすればよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、処理液
吐出口よりも小さいオリフィスを有することにより処理
液貯留部内の処理液に圧力を付与する、処理液貯留部と
処理液吐出口との間に配設された差圧付与部と、処理液
貯留部内に存在する気泡を処理液貯留部から外部に排出
するための気泡排出孔とを備えたことから、処理液吐出
ノズル内における気泡の蓄積を防止することができる。
このため、処理液に十分な超音波振動を付与することが
可能となり、また、超音波発振子の損傷を防止すること
が可能となる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、超音波発
振子は処理液貯留部の上方に配設されており、気泡排出
孔は超音波発振子に形成されていることから、処理液貯
留部内に存在する全ての気泡を、速やかに気泡排出孔か
ら排出することが可能となる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、気泡排出
孔と接続された気泡排出路中に気泡排出路を通過する流
体の流量を制御する絞り部が付設されていることから、
この絞り部により、処理液貯留部内の処理液の圧力低下
に起因する処理液の吐出量低下を防止することができ
る。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、気泡排出
孔と接続された気泡排出路中に気泡のみの通過を許容す
る気泡除去部が付設されていることから、この気泡除去
部により、処理液貯留部内の処理液の圧力低下に起因す
る処理液の吐出量低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る処理液吐出ノズル1を使用した
基板処理装置の概要図である。
【図2】この発明に係る処理液吐出ノズル1を使用した
基板処理装置の要部を示す斜視図である。
【図3】処理液吐出ノズル1の縦断面図である。
【図4】処理液吐出ノズル2の縦断面図である。
【図5】この発明に係る処理液吐出ノズル1を使用した
基板処理装置の他の実施形態に係る概要図である。
【図6】処理液吐出ノズル3の一部を破断して示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 処理液吐出ノズル 2 処理液吐出ノズル 3 処理液吐出ノズル 30 絞り弁 31 気泡排出路 32 気泡排出路 33 電源 34 気泡排出路 41 超音波発振子 42 処理液貯留部 44 気泡排出孔 45 差圧付与部 46 開口部 47 処理液吐出口 48 処理液通過部 51 気泡除去部 52 気泡除去部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA25 CA14 GA31 LA30 3B201 AA03 AB02 AB34 AB47 BB44 BB53 BB82 BB85 BB92 BB93 CB12 CC01 CC13 CD22 4F033 AA04 AA14 BA03 CA01 DA01 EA01 4F042 AA07 CA01 CA07 CB03 CB10 DA01 DB39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して超音波振動が付与された処
    理液を供給するための基板処理装置の処理液吐出ノズル
    であって、 処理液を一時的に貯留する処理液貯留部と、この処理液
    貯留部の下方に形成された処理液吐出口とを有するノズ
    ル本体と、 前記処理液貯留部内の処理液に対して超音波振動を付与
    する超音波発振子と、 前記処理液吐出口よりも小さいオリフィスを有すること
    により前記処理液貯留部内の処理液に圧力を付与する、
    前記処理液貯留部と前記処理液吐出口との間に配設され
    た差圧付与部と、 前記処理液貯留部内に存在する気泡を前記処理液貯留部
    から外部に排出するための気泡排出孔と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置の処理液吐出ノ
    ズル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置の処理液
    吐出ノズルにおいて、 前記超音波発振子は前記処理液貯留部の上方に配設され
    ており、前記気泡排出孔は前記超音波発振子に形成され
    ている基板処理装置の処理液吐出ノズル。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2いずれかに記載
    の基板処理装置の処理液吐出ノズルにおいて、 前記気泡排出孔は気泡排出路と接続されており、前記気
    泡排出路中には前記気泡排出路を通過する流体の流量を
    制御する絞り部が付設されている基板処理装置の処理液
    吐出ノズル。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2いずれかに記載
    の基板処理装置の処理液吐出ノズルにおいて、 前記気泡排出孔は気泡排出路と接続されており、前記気
    泡排出路中には気泡のみの通過を許容する気泡除去部が
    付設されている基板処理装置の処理液吐出ノズル。
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