JP4065061B2 - 茶生葉洗浄装置 - Google Patents

茶生葉洗浄装置

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、茶生葉の洗浄装置に関し、詳しくは、塵埃や特に火山灰等が付着した茶生葉を洗浄する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
茶園で摘採され、砂泥、塵埃等が付着した茶生葉、特に、九州鹿児島地区の火山灰が付着した茶生葉は、洗浄してから製茶を行う。茶生葉を洗浄する装置としては、特公平1−48728のように、気泡で攪拌する茶生葉洗浄装置はあったが、発生した気泡は放置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】
特公平1−48728のように、気泡で攪拌する茶生葉洗浄装置の場合、大量な気泡を必要とし、発生させる。大量の気泡は、洗浄用水槽上面を覆いつくし、洗浄用水槽の内部が全く見えなくなってしまう。更には、上面だけでなく、洗浄用水槽内全体が気泡だらけになってしまう恐れがあり、洗浄用水槽内が気泡だらけになった場合、茶生葉の攪拌、洗浄が行われなくなる。また、この大量の気泡を放置しておくと固まってしまい、容易には除去できなくなり、排水溝、排水パイプ等の排出手段が、途中で詰まってしまうという問題点があった。本発明は、気泡により攪拌する茶生葉洗浄装置で、茶生葉を効率よく洗浄し、メンテナンスや掃除が容易とすることを課題としている。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、以下のような手段をとる。1.給水手段と空気噴出手段を備え、投入した茶生葉を気泡により攪拌、洗浄する洗浄用水槽に、気泡の消泡をするための散水手段を設ける。2.上記1において、洗浄後の排水をフィルターでろ過し、静置分離する循環用水槽を設け、循環用水槽のオーバーフロー部に、気泡の消泡剤噴霧手段を設ける。
【0005】
【発明の実施の形態】
上記のように構成された茶生葉洗浄装置を起動すると、気泡は消泡をするための散水手段によりつぶされて液体になり、他の洗浄水と一緒に排出される。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。1は上部が開放した長方形の洗浄用水槽であり、一端を投入口6、他端を取出口7としている。該洗浄用水槽1の投入部は、2枚の傾斜して取り付けた投入部傾斜板2、3により区割されており、その隙間の流入口39より洗浄水を洗浄用水槽1内に供給する。洗浄水は、水、湯等、茶生葉を変質させず、食品に無害の液体であれば良い。他方、茶生葉の取出部は取出口7より手前に所定距離(本実施例では取出口7より手前1メートル)から、洗浄用水槽1の底面が上向きの傾斜部4となっている。(本実施例では傾斜角は略30度である。)取出部においても、傾斜部4により洗浄水の流れの有効断面積を減少させ、洗浄水の流速を速め、茶生葉の取出しをスムーズにしている。この時、洗浄水槽の底面を傾斜上昇させ、深さを減少させるだけでなく、幅を狭くすると、より効果的である。
【0007】
8は側面上部に多数の噴気孔9を穿設した角型(丸型でもよい)の空気噴出管であり、これらは空気噴出手段である。該洗浄用水槽1の底部の長手方向に本実施例では3本(1本でも、2本でも、4本以上でもよい)設けられている。これらの空気噴出管8は互いに連結して、配管11に接続されている。10は空気噴出管8に圧縮空気を供給するブロワーであり、配管11を通して、空気噴出管8へ連結されている。5は、洗浄用水槽1の投入口6の近傍に設けられた茶生葉沈降手段であり、本実施例では回転式のフォーク状掻きならし具を用いており、投入された茶生葉は、この掻きならし具5の下を通って、水面下へ沈み、洗浄される(沈降手段を設けると、茶生葉は沈みやすいが、設けなくてもよい)。12は散水のためのシャワー配管であるが、その他の消泡手段でもよい。シャワー配管12は、洗浄用水槽1の上部の気泡が発生しやすい場所に設ける。本実施例では、洗浄用水槽を上記のような構成としたが、気泡により攪拌、洗浄する洗浄用水槽であれば、上記の限りではない。
【0008】
13は、前、後共に蓋のない円筒型の回転金網籠で、一端は洗浄用水槽1の取出口7が臨接し、茶生葉の投入が行なわれ、他端は次工程への搬送装置23又は容器へ臨接し、洗浄された茶生葉を回転と共に取り出す。回転金網籠13の内周には桟24を設け、回転金網籠13内の茶生葉の攪拌、移動はこの桟24によりスムーズに行われる(回転金網籠13に傾斜をつけて移送を行う場合等は、桟を設けなくてもよい)。回転金網籠13の上部に散水手段としてシャワー配管14を設け、仕上げのシャワー洗浄を行なう。散水手段(シャワー配管14)は、回転金網籠13の内側でもよいが、外側に設けると金網の目づまりを防止することができる。このシャワー水は洗浄用水槽1の排水、茶生葉の付着物と共に、金網の目を通って、下部に設けられた循環用水槽15へと流れ込む。仕上げのシャワー洗浄は、本実施例の限りではなく、洗浄用水槽1からの取出手段をネットコンベヤとし、その上でシャワー散水をしてもよい。
【0009】
循環用水槽15では、円筒金網籠13の下部にフィルター16を設け、排水をろ過している。同様に、循環用水槽15内にも、フィルター17を設けて、不純物を除去している。また、この循環用水槽15は、不純物が静置沈降しやすいように断面積を広くとり、底部には流れと直角方向に約15センチメートルの高さの砂止め20を設けている。排水は、上記のように浄化再生された後、浄水となり、水中ポンプ18によって、循環水配管19を通って、洗浄用水槽1へ給水される。循環水配管19はシャワー配管12にも連結している。洗浄用水槽1への流入口39からの給水や、シャワー配管12への給水は浄水でなく、水道水や井戸水などでもよく、混合した水でもよい。一方、シャワー配管14への給水は、水道水や井戸水などがよい。
【0010】
本実施例では、循環用水槽15の上部の一部を切り欠き、オーバーフロー部21を設ける。このオーバーフロー部21には、排出される気泡を消すための消泡剤噴霧装置22を設ける。消泡剤噴霧装置22は、タイマー電源26により、あらかじめ設定された時間にエアーを供給し、混合器27で消泡剤タンク28の消泡剤29(無害)と混合し、噴霧ノズル30から噴霧する。気泡は消泡され、液体となり、排水パイプ31を通り、排水溝32へ流れる。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果がある。
【0012】
洗浄用水槽内を流れる茶生葉は、気泡による噴気バブリングと、水流との攪拌作用により、洗浄効果を与えられ、茶生葉に付着する不純物(特に火山灰)や塵埃を遊離せしめる。本発明の消泡手段により、攪拌作用後の気泡を素早く消泡することができ、散水により茶生葉には全く害はなく、散水に用いる水を循環した浄水とすることにより、省資源で茶生葉の洗浄を行うことができる。固まりかけた気泡を消泡剤噴霧手段により消泡し、排水を円滑に行うことができ、茶生葉洗浄後の装置のメンテナンスや掃除が容易になった。本発明の茶生葉洗浄装置によって、効率よく、茶生葉の洗浄をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】茶生葉洗浄装置の横断面図。
【図2】茶生葉洗浄装置のA−A断面図。
【図3】消泡剤噴霧手段の詳細図。
【符号の説明】
1 洗浄用貯水槽
2 給水部傾斜板
3 給水部傾斜板
4 取出口傾斜部
5 掻きならし具
6 投入口
7 取出口
8 空気噴出管
9 噴気孔
10 ブロワー
11 空気配管
12 シャワー配管
13 回転金網籠
14 シャワー配管
15 循環水用水槽
16 フィルター
17 フィルター
18 水中ポンプ
19 循環水配管
20 砂止め
21 オーバーフロー部
22 消泡剤自動噴霧装置
23 搬送装置
24 桟
25 給水口
26 タイマー電源
27 混合器
28 消泡剤タンク
29 消泡剤
30 噴霧ノズル
31 排水パイプ
32 排水溝
33 電磁弁
34 配管
35 配管
36 搬送装置
37 洗浄水
38 循環水
39 流入口

Claims (1)

  1. 給水手段と空気噴出手段を備え、投入した茶生葉を気泡により攪拌、洗浄する洗浄用水槽に、気泡の消泡をするための散水手段を設けるとともに、洗浄後の排水をフィルターでろ過し、静置分離する循環用水槽を設け、循環用水槽のオーバーフロー部に、気泡の消泡剤噴霧手段を設けることを特徴とする茶生葉洗浄装置。
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