JP3198267U - グリーストラップ清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリーストラップの廃液を吸引する吸引ホースの途中に固形ゴミが詰まったり、廃液を吸引するポンプの回転羽根が堅い固形ゴミにより損傷されたりすることを防止できるグリーストラップ清掃装置を提供する。【解決手段】グリーストラップ清掃装置1の吸引ホース13の先端に、グリーストラップ内の廃液に含まれている固形ゴミを吸い込まないようにするための第2ストレーナー17を接続する。第2ストレーナーは、下部に沢山の小孔が開けられた有底円筒の外側円筒部19の中に、内側パイプ18を挿入して構成される。内側パイプの上端に吸引ホースを接続することにより、小孔のサイズ以下の固形ゴミを吸い込むことが防止出来る。【選択図】図1

Description

本考案は、レストラン等に設置されているグリーストラップを清掃するための、グリーストラップ清掃装置に関するものである。
飲食店やレストラン等のように業として調理を行っているところでは、調理に伴って生ずる廃油(脂肪分も含む)を、そのまま下水に流してしまうことは禁じられている。そのためグリーストラップという装置が設置されている。この装置は、調理場からの排出液を溜めておき、水と油を分離する装置である。油は水より軽いので、水は下に沈み油は上に浮く。そして、下に沈んだ水だけが下水に流される。
上に浮いて溜まった油は、定期的に或いは必要に応じて専門の処理業者に依頼し、処理してもらう。その処理の主たる原理は、グリーストラップに鹸化剤を注いで油を鹸化し、グリーストラップ内の液を排出可能な液に変化させるというものである。処理業者は、排出可能となった液をグリーストラップの外へ排出することも出来るし、溜置きすることも可能である。排出した場合、排出後のグリーストラップをきれいに清掃する。
専門の処理業者が清掃処理の際に使用する装置や技術としては、下記の先行技術文献の欄の文献に記されたようなものがある。
図7は、従来のグリーストラップ清掃装置の使用状態を示す図である。図7において、1はグリーストラップ清掃装置、2はグリーストラップ、3は流入管、4は排出管、5は容器、6は鹸化剤、10はポンプ、11はストレーナー、12は連結管、13は吸引ホース、14は排出ホース、20は廃液収容槽、21はバスケット、22,23は仕切板、24は排出パイプ部、24Aはふた、25は廃液、26は廃油層、27は沈殿物である。
台所からの排出液は流入管3よりグリーストラップ2へ流れ込み、グリーストラップ2からの廃液は排出管4を通って本下水へと排出される。
まずグリーストラップ2とグリーストラップ清掃装置1の構成について説明し、次にグリーストラップ清掃装置1を使っての清掃動作について説明する。
(グリーストラップ2の構成について)
グリーストラップ2は、排出液を収容する廃液収容槽20と、その内部に設けられたバスケット21と、適宜個数の仕切板22,23、および排出パイプ部24等により構成されている。これらの仕切板と廃液収容槽20の底との間には隙間が出来るようにされているので、廃液収容槽20の内部は底で連通する複数の区画に分けられる。
最初の区画には、バスケット21が設けられる。バスケット21は、流入管3から落下して来る排出液を受ける位置に配設される。排出液に含まれている比較的大きな固形物(例えば割箸など)は、このバスケット21で捕集される。
バスケット21を通り抜けた固形物で水より比重が大きいものは、廃液収容槽20の底に沈殿物27として沈殿する。水より比重が小さいものは廃液25中に浮遊する。台所からの排出液中の油は水より比重が軽いので、廃液25の表層部分に浮き上る。それが廃油層26を形成する。
廃液収容槽20の最後の区画には、排出パイプ部24が設けられる。排出パイプ部24の上端位置(ふた24Aの位置)は、廃油層26の表面の位置よりも充分上となる位置にされている。従って、廃油が排出パイプ部24の上端から流入して来ることはない。排出パイプ部24の底の開口からは、油を含んでいない廃液が流入して来る。排出パイプ部24には排出管4が接続されており、油を含まぬ廃液はこれを通って本下水へと排出される。
(グリーストラップ清掃装置1の構成について)
グリーストラップ清掃装置1は、ポンプ10,ストレーナー11,吸引ホース13および排出ホース14等により構成されている。ストレーナー11は、ゴミ取り装置あるいはゴミこし取り装置とでも言うべき装置である。
吸引ホース13の一端は、ストレーナー11の入口に接続されている。ストレーナー11の出口は、連結管12によりポンプ10の吸入口に連結されている。ポンプ10の吐出口は、排出ホース14の一端に接続されている。
グリーストラップ清掃装置1が使用される際には、吸引ホース13の他端(自由端)と排出ホース14の他端(自由端)とは、グリーストラップ2の廃液25中に互いに少し離して投入される。
図8は、ストレーナー11内に配設されているネットを示す図であり、11Aはゴミ取りネット、11Bはネットホルダーである。ゴミ取りネット11Aを矢印方向に入れてネットホルダー11Bにセットする。廃液をゴミ取りネット11Aの上から流すことにより、廃液中に混じっている網目より大なるゴミを、ここでこし取ることが出来る。
(グリーストラップ清掃装置1を使っての清掃動作について)
図7に示すように、まず吸引ホース13の自由端を廃液収容槽20の廃液25中に投入する。次に、排出ホース14の自由端(排出口端部)を廃液25の液面よりやや上方に位置せしめる。そのとき、両者は出来るだけ離れるようにするのが望ましい。次に、容器5に入れた適量の鹸化剤6を、グリーストラップ2に注ぎ入れる。鹸化剤6の量は、グリーストラップ2内のPHを計測して決定するのが望ましい(本下水に排出可とするためには、PHを所定値以下にする必要がある)。
そうしておいて、ポンプ10を作動させる。すると、廃液25は、吸引ホース13を経て吸引されてストレーナー11に至る。ここで廃液に混入しているゴミがこし取られ、連結管12を経てポンプ10へ送られる。ポンプ10から吐出される廃液は、排出ホース14を経て廃液収容槽20へ戻される。
ポンプ10が作動させられている間中、廃液25は、廃液収容槽20→吸引ホース13→ストレーナー11→連結管12→ポンプ10→排出ホース14→廃液収容槽20の経路で循環され、鹸化剤6との混合が充分に行われる。時々PHを計測し直し、鹸化剤6が不足していれば追加したりする。廃油層26とそれより重い層との2つに分離していた廃液25は、そのうちに全体として水石鹸化(鹸化)された状態となる。
水石鹸と化した廃液は、もはや本下水へ排出することが出来る。排出管4から自然のままに出て行くものは出て行かせるし、出て行かないものは強制的に排出する。
強制的な排出法としては、別の容器に汲み上げて捨てる方法の他に、ポンプ10の力で排出する方法がある。即ち、排出パイプ部24のふた24Aを開け、そこに排出ホース14の先端を差し込み、その中に吸引ホース13で吸い込んだ廃液(水石鹸化したもの)を吐出する。
なお、廃液は水石鹸と化しているから、それがグリーストラップ2の内壁面に接触しながら循環することにより、内壁面の汚れは清掃される。また、排出ホース14を手に持ち、グリーストラップ2内の特に汚れた部分を狙って吐出液をかけるようにすると、清掃効果は更に向上する。
特開2006−737号公報 特許第5111424号公報
(問題点)
前記した従来のグリーストラップ清掃装置には、次のような問題点があった。
第1の問題点は、吸引ホース13の途中に固形ゴミが詰まってしまうことがあるという点である。
第2の問題点は、ポンプ10を損傷してしまうことがあるという点である。
第3の問題点は、頑固な汚れを除去する高圧水流が得られないという点である。
(問題点の説明)
まず第1の問題点について説明する。吸引ホース13の先端開口より小さいゴミは何でも吸引されるので、径は細いが長さの長いゴミも入って来る。もしそれが堅い固形ゴミ(例、細い金属棒,折れた竹串等)であった場合、吸引ホース13の屈曲部などでホース内壁に両端が引っ掛かり、そこに後続して来るゴミが次々とせき止められ、結局ホースを詰まらせてしまうことがある。
次に第2の問題点について説明する。吸引ホース13を通って吸引されて来た小さな金属片や金属棒等が、ストレーナー11のネットの網目を通過したり、ネットを破ったりしてポンプ10に入って来ることがある。ポンプ10としては回転羽根(インペラー)を内蔵するものが使用されていることが多いが、吸引されて来た金属片や金属棒等が回転羽根やその付近に衝突して損傷させることがある。特に回転羽根がゴム製のものである場合、容易に損傷される。
第3の問題点について説明する。廃液25を循環させて鹸化した後、廃液25を排出しながら、排出ホース14の吐出液(水石鹸化した廃液)を廃液収容槽20の汚れた部分に注いで清掃することも行う。そういう汚れには頑固なものもあるが、循環させるのに丁度いい水流のままでは、水流が弱くて落とすことが出来なかった。
本考案は、上記のような問題点を解決することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本考案のグリーストラップ清掃装置では、グリーストラップから廃液を吸引するための吸引ホース(13)と、入口側が該吸引ホース(13)の一端に接続され、ゴミ取り機能を有するストレーナー(11)と、吸入口が連結管(12)を介して該ストレーナー(11)の出口側と連結されたポンプ(10)と、一端が該ポンプ(10)の吐出口に接続された排出ホース(14)とを具えたグリーストラップ清掃装置において、予め定めたサイズ以上の固形ゴミが入って来るのを阻止するための第2ストレーナー(17)を前記吸引ホース(13)の他端に接続する構造のものとした。
なお、前記した構造のグリーストラップ清掃装置に用いる第2ストレーナー(17)としては、外側円筒部(19)と余裕の隙間をもってその中に挿入される内側パイプ(18)とから構成されるものであって、前記内側パイプ(18)は、両端が開口し一端が吸引ホース(13)に接続されており、前記外側円筒部(19)は、全体として有底円筒の形状をし、下部に複数個の小孔(19B)が開けられ、前記内側パイプ(18)を挿入した時にその先端の進出を防ぐストッパー(19C)が底面よりやや上方に離れた位置に設けられている構造のものを用いることが出来る。
前記外側円筒部(19)は全体として有底円筒の形状をし、その底部および下部周壁に複数個の小孔(19B)が開けられている構造のものとしてもよい。
また、前記したいずれのグリーストラップ清掃装置においても、排出ホース(14)とポンプ(10)とを着脱自在連結具を介して連結する構造とし、複数種類の排出ホース(14)を容易に交換し得るようにすることも出来る。
本考案によれば、グリーストラップ清掃装置(1)の吸引ホース(13)の先端に第2ストレーナー(17)を接続し、これを通して廃液(25)を吸い込むようにしたので、第2ストレーナーに開けられている小孔(19B)のサイズ以上の固形ゴミは吸い込まなくなる。そのため、吸引ホース(13)の途中に固形ゴミが詰まってしまうことがなくなると共に、ポンプ10に内蔵されている回転羽根等を損傷することもなくなる。
また、排出ホース(14)をポンプ(10)に着脱自在な構造のものとすると、細いホースのものに容易に交換することが出来、容易に高圧水流の排出液を得ることが出来る。それを頑固な汚れや沈殿物(27)に注ぎかけることにより、それらを容易に除去し、きれいに清掃することが出来るようになる。
本考案のグリーストラップ清掃装置の第1の実施形態を示す図 第2ストレーナーの1例を示す図 本考案の第1の実施形態の使用状態を示す図 本考案のグリーストラップ清掃装置の第2の実施形態を示す図 着脱自在の排出ホースの種類を示す図 本考案の第2の実施形態の使用状態を示す図 従来のグリーストラップ清掃装置の使用状態を示す図 ストレーナー内に配設されているネットを示す図
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本考案のグリーストラップ清掃装置の第1の実施形態を示す図である。符号は図7のものに対応し、17は第2ストレーナー、18は内側パイプ、19は外側円筒部、である。図7に示す従来のグリーストラップ清掃装置1と比べて構成上相違する点は、吸引ホース13の先端(自由端)に、第2ストレーナー17を接続するようにした点にある。グリーストラップ清掃装置1を使用する際、第2ストレーナー17がグリーストラップの廃液中に投入され、ここを通って廃液は吸い上げられる。
第2ストレーナー17としては、予め定めたサイズ以上の堅い固形ゴミが入って来ないようにする機能を有しているものであれば、どのような構造のものでも良い。例えば、細かい目の金属製網かご等でもよい。図1に示している例は、内側パイプ18と外側円筒部19とから構成されるものである。なお、上記のサイズとしては、吸引ホース13へ吸い込まれて行っても、吸引ホース13を詰まらせたりポンプ10を損傷させたりする恐れのないようなサイズが採用される。
図2は、第2ストレーナーの1例を示す図であり、符号の19Aは入口開口、19Bは小孔、19Cはストッパーを示している。内側パイプ18や外側円筒部19は、硬い材質のもの、例えば金属または硬質のプラスチック等で作られたものが望ましい。
図2(1)は、外側円筒部19を示している。外側円筒部19は、全体として有底円筒の形状をしている。即ち、上端は開いて入口開口19Aとなっており、下端の底は閉じている。そして、下部には小孔19Bが開けられている。下部のうち、円筒側壁のみに開けてもよいし、底にも開けるようにしてもよい。
グリーストラップ内の廃液は、この小孔19Bを通って吸い上げられるのであるが、この小孔の径より大なる固形ゴミは、外側円筒部19内へ入り込むのが阻止される。小孔の径は、従来、ポンプ10の回転羽根を損傷したり、吸引ホース13を詰まらせたりしていた固形ゴミの大きさ等を考慮して、予め決定される。
下端から少し離れた内部には、ストッパー19Cが設けられる。ストッパー19Cは、外側円筒部19に挿入される内側パイプ18の先端を、ここより底の方へは行かないよう停止させるためのものである。内側パイプ18の先端から廃液を吸い込むわけであるが、外側円筒部19の底を吸引力で吸い付けてしまうと廃液が吸引しにくくなる。そこで、それを防止するための手段を講じておく必要がある。そうして設けられたのが、ストッパー19Cである。これは、例えば金属棒を直径方向に配設することにより構成することが出来る。
また外側円筒部19の長さは、グリーストラップの深さより充分に長い長さとする。その理由は、グリーストラップに投入した際、溜まっている廃液が入口開口19Aから入って来ないようにしておく必要があるからである。
図2(2)は、内側パイプ18を示している。内側パイプ18は両端が開口しているパイプであり、上端は吸引ホース13に接続され、下端は自由端とされている。内側パイプ18は外側円筒部19に挿入されるものであるから、内側パイプ18の外径は外側円筒部19の内径よりは当然小である。しかし、単に小であるにとどまらず、挿入したときの両者の内壁外壁間には充分な隙間が出来る程度に小とするのが望ましい。なぜなら、そのほうが小孔19Bから入って来た廃液が内側パイプ18の先端へと吸引されて行くための充分な流路が確保され、廃液の流れが良くなるからである。
図2(3)は、第2ストレーナー17を示している。第2ストレーナー17は、外側円筒部19の中に内側パイプ18を挿入することにより構成される。内側パイプ18の下端はストッパー19Cに当接され、それより下方(外側円筒部19の底の方)へ行くことは阻止される。
第2ストレーナー17をグリーストラップの廃液中に投入し、ポンプで吸引ホース13方向へ吸引すると、廃液は小孔19Bより外側円筒部19内に入り、内側パイプ18の先端より吸引されて上昇し、吸引ホース13へと吸い上げられて行く。この時、小孔19Bを通過し得ない固形ゴミはここでこし取られ、吸引ホース13やポンプの方へ送られて行くことはない。
第2ストレーナー17の他の例を示す。それは、図2に示したものの外側円筒部19を、次のように少し変形させたものである。即ち、底部および下部周壁に複数個の小孔19Bを開けると共に、ストッパー19Cを廃止する。
この例の場合、ストッパー19Cが無いから内側パイプ18の先端は外側円筒部19の底部まで到達するが、先端開口全体が底部にピタッと当接したとしても、底部にも小孔19Bが開けられているから、そこから廃液25を吸入することが出来る。ピタッと当接していない場合は、底部および下部周壁に開けられている複数個の小孔19Bから廃液25を吸入することが出来る。
図3は本考案の第1の実施形態の使用状態を示す図であり、符号は図1,2,7のものに対応している。
第1の実施形態のグリーストラップ清掃装置1を使用する際は、まず吸引ホース13の先端に接続された第2ストレーナー17をグリーストラップ2の廃液収容槽20に投入する。次にそこから少し離して、排出ホース14の自由端(排出口端部)を、廃液25の液面よりやや上方に位置せしめる。従来と同様に廃液25のPHを計測し、それに対応した適宜の量の鹸化剤6を廃液収容槽20に注いだ後、ポンプ10を作動させる。
すると廃液25は第2ストレーナー17を通って吸引され、吸引ホース13→ストレーナー11→ポンプ10へと送られる。既に説明したように、小孔19Bを通過し得ない大きさの固形ゴミは、第2ストレーナー17で進入が阻止される。そのため、吸引ホース13を詰まらせたり、ポンプ10の回転羽根を損傷したりするようなことはなくなる。
図4は、本考案のグリーストラップ清掃装置の第2の実施形態を示す図である。符号は図1のものに対応し、15,16は着脱自在連結具である。図1の第1の実施形態と構成上相違する点は、排出ホース14をポンプ10に対して着脱自在にしたという点である。 排出ホース14のポンプ10に接続する端部には着脱自在連結具15が取り付けられ、ポンプ10の吐出口部分、すなわち排出ホース14を接続する部分には、着脱自在連結具16が取付けられている。第1の実施形態のものでは、排出ホース14はポンプ10に取り付けられたままであるが、第2の実施形態ではいつでも容易に着脱することが可能となる。
図5は、着脱自在の排出ホースの種類を示す図である。図5(1)のものも(2)のものも、排出ホース14の一端に着脱自在連結具16が取り付けられている構造であるという点では同じである。違うのは排出ホース14の径である。
図5(1)のものは、グリーストラップの清掃処理で廃液を循環させるときに用いる排出ホースものであり、図7の従来例で用いていた排出ホース14と同程度の径のものである。図5(2)のものは、それより細い径のものである。
ポンプ10から図5(1)の排出ホース14を外し、図5(2)の排出ホース14を接続すると、排出される水流は前よりも高圧の水流が得られる。なぜなら、ポンプ10の吐出能力は変わらないのに、排出ホース14が細い径のものにされるから、細くされた分だけ水流は高圧となる(同じ時間内に同量の水を吐出しなければならないから、吐出水流は自ずと高圧水流となる)。
つまり、第2の実施形態によれば、排出ホース14をいつでも簡単に着脱することが出来るので、高圧水流が必要な場合には、細いホースに交換することにより容易に得ることが出来る。
図6は本考案の第2の実施形態の使用状態を示す図であり、符号は図3,4のものに対応している。図6に示されている排出ホース14は、廃液25を循環させる場合に使用する太い径のホースである。
廃液25のPHを計測して適量の鹸化剤6を加え、ポンプ10の作動により廃液25を循環させて水石鹸化し、それを外部へ排出し始めるまでの清掃動作は、図3の第1の実施形態の場合と同様であるので、その説明は省略する。
廃液25を外部へ排出する作業過程の中で、排出ホース14の吐出液を廃液収容槽20の内壁に付着している汚れや、底に沈殿している沈殿物27に注ぎかけて清掃することも行う。その場合、排出ホース14を細い径のものに交換してやれば、吐出液の勢いを強くすることが出来、汚れや沈殿物27を容易に除去することが可能となる。
なお、排出ホース14を着脱自在にする構造は、図7のような従来のグリーストラップ清掃装置1に適用することも可能である。
1…グリーストラップ清掃装置、2…グリーストラップ、3…流入管、4…排出管、5…容器、6…鹸化剤、10…ポンプ、11…ストレーナー、11A…ゴミ取りネット、11B…ネットホルダー、12…連結管、13…吸引ホース、14…排出ホース、15…着脱自在連結具、16…着脱自在連結具、17…第2ストレーナー、18…内側パイプ、19…外側円筒部、19A…入口開口、19B…小孔、19C…ストッパー、20…廃液収容槽、21…バスケット、22,23…仕切板、24…排出パイプ部、24A…ふた、25…廃液、26…廃油層、27…沈殿物

Claims (4)

  1. グリーストラップから廃液を吸引するための吸引ホース(13)と、
    入口側が該吸引ホース(13)の一端に接続され、ゴミ取り機能を有するストレーナー(11)と、
    吸入口が連結管(12)を介して該ストレーナー(11)の出口側と連結されたポンプ(10)と、
    一端が該ポンプ(10)の吐出口に接続された排出ホース(14)と
    を具えたグリーストラップ清掃装置において、
    予め定めたサイズ以上の固形ゴミが入って来るのを阻止するための第2ストレーナー(17)を前記吸引ホース(13)の他端に接続した
    ことを特徴とするグリーストラップ清掃装置。
  2. グリーストラップから廃液を吸引するための吸引ホース(13)と、
    入口側が該吸引ホース(13)の一端に接続され、ゴミ取り機能を有するストレーナー(11)と、
    吸入口が連結管(12)を介して該ストレーナー(11)の出口側と連結されたポンプ(10)と、
    一端が該ポンプ(10)の吐出口に接続された排出ホース(14)と
    を具えたグリーストラップ清掃装置において、
    予め定めたサイズ以上の固形ゴミが入って来るのを阻止するため外側円筒部(19)と余裕の隙間をもってその中に挿入される内側パイプ(18)とから構成された第2ストレーナー(17)であって、
    前記内側パイプ(18)は両端が開口し一端が吸引ホース(13)に接続されており、
    前記外側円筒部(19)は全体として有底円筒の形状をし、下部に複数個の小孔(19B)が開けられ、前記内側パイプ(18)を挿入した時にその先端の進出を防ぐストッパー(19C)が底面よりやや上方に離れた位置に設けられている構造の第2ストレーナー(17)を
    前記吸引ホース(13)の他端に接続した
    ことを特徴とするグリーストラップ清掃装置。
  3. グリーストラップから廃液を吸引するための吸引ホース(13)と、
    入口側が該吸引ホース(13)の一端に接続され、ゴミ取り機能を有するストレーナー(11)と、
    吸入口が連結管(12)を介して該ストレーナー(11)の出口側と連結されたポンプ(10)と、
    一端が該ポンプ(10)の吐出口に接続された排出ホース(14)と
    を具えたグリーストラップ清掃装置において、
    予め定めたサイズ以上の固形ゴミが入って来るのを阻止するため外側円筒部(19)と余裕の隙間をもってその中に挿入される内側パイプ(18)とから構成された第2ストレーナー(17)であって、
    前記内側パイプ(18)は両端が開口し一端が吸引ホース(13)に接続されており、
    前記外側円筒部(19)は全体として有底円筒の形状をし、その底部および下部周壁に複数個の小孔(19B)が開けられている構造の第2ストレーナー(17)を
    前記吸引ホース(13)の他端に接続した
    ことを特徴とするグリーストラップ清掃装置。
  4. 請求項1,2または3記載のグリーストラップ清掃装置において、
    排出ホース(14)とポンプ(10)とを着脱自在連結具を介して連結する構造とし、複数種類の排出ホース(14)を容易に交換し得るようにした
    ことを特徴とするグリーストラップ清掃装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6999203B1 (ja) * 2021-02-18 2022-02-10 株式会社アルファステップ グリストラップの洗浄方法

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