JP2001179248A - 油水分離器、および油水分離器を備えた排水台 - Google Patents
油水分離器、および油水分離器を備えた排水台Info
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- JP2001179248A JP2001179248A JP37014199A JP37014199A JP2001179248A JP 2001179248 A JP2001179248 A JP 2001179248A JP 37014199 A JP37014199 A JP 37014199A JP 37014199 A JP37014199 A JP 37014199A JP 2001179248 A JP2001179248 A JP 2001179248A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油分を含む排水の処理を簡易にする。
【解決手段】油分を含有した排水から油分を除去する油
水分離器を、流し台など排水台の下部に設置し、流し台
に排出された排水から油分を油水分離器で除去し、油分
を含まない排水を流し台から配水管を流出させることと
した。これにより、配水管内の油分による詰まりを解消
でき、またグリーストラップと呼ばれる、比重差を用い
て油水を分離するタイプの油分処理槽の清掃、管理の手
間を大きく省くことができる。
水分離器を、流し台など排水台の下部に設置し、流し台
に排出された排水から油分を油水分離器で除去し、油分
を含まない排水を流し台から配水管を流出させることと
した。これにより、配水管内の油分による詰まりを解消
でき、またグリーストラップと呼ばれる、比重差を用い
て油水を分離するタイプの油分処理槽の清掃、管理の手
間を大きく省くことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食店等から排出
される排水から油分を分離する油水分離器に関し、特に
排水台の下部に設置する油水分離器、およびそれを備え
た排水台に関する。
される排水から油分を分離する油水分離器に関し、特に
排水台の下部に設置する油水分離器、およびそれを備え
た排水台に関する。
【0002】
【従来の技術】飲食店などの調理場においては、食べ残
しの残飯や洗い水等は、シンクに設置されている網状の
バケット内に流し入れ、バケットによって排水中の固形
分を取り除き、それから排水管に流している。バケット
では、排水中の固形物がろ過されるのみで、排水中に含
まれる油分は取り除かれないことから、図8に示すよう
に、排水管を公共の下水管に接続する前にグリーストラ
ップ82とよばれる油分分離槽の設置が義務付けられて
いる。グリーストラップ82は、途中にしきり板84を
有し、排水中に含まれる油脂分の分離を行ない、公共の
下水管86等には油分を除去した水分のみを排水するよ
うにしている。
しの残飯や洗い水等は、シンクに設置されている網状の
バケット内に流し入れ、バケットによって排水中の固形
分を取り除き、それから排水管に流している。バケット
では、排水中の固形物がろ過されるのみで、排水中に含
まれる油分は取り除かれないことから、図8に示すよう
に、排水管を公共の下水管に接続する前にグリーストラ
ップ82とよばれる油分分離槽の設置が義務付けられて
いる。グリーストラップ82は、途中にしきり板84を
有し、排水中に含まれる油脂分の分離を行ない、公共の
下水管86等には油分を除去した水分のみを排水するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流し台
など排水台90から食品の残り物や洗い水を流すと、グ
リーストラップ82まで水分とともに油分が送られるこ
とから、排水台90からグリーストラップ82までの排
水管92(溝)の内部で油分が固形化して排水管92の
内壁に堆積して、排水管92に詰まりを生じさせること
がある。またグリーストラップ82では、排水の上層に
油分を浮かせ、排水中の下層部分の水分を公共の下水管
86に排出するようになっていることから、上層に浮い
ている油分を定期的に取り除かなければならない。この
作業は通常店員が行なうか、あるいは専門の処理業者に
委託して処理しなければならず、店員にとってはつら
く、手間のかかる作業であり、また処理業者に委託した
場合にも清掃費用に加え、処理費用がかかるという問題
があった。
など排水台90から食品の残り物や洗い水を流すと、グ
リーストラップ82まで水分とともに油分が送られるこ
とから、排水台90からグリーストラップ82までの排
水管92(溝)の内部で油分が固形化して排水管92の
内壁に堆積して、排水管92に詰まりを生じさせること
がある。またグリーストラップ82では、排水の上層に
油分を浮かせ、排水中の下層部分の水分を公共の下水管
86に排出するようになっていることから、上層に浮い
ている油分を定期的に取り除かなければならない。この
作業は通常店員が行なうか、あるいは専門の処理業者に
委託して処理しなければならず、店員にとってはつら
く、手間のかかる作業であり、また処理業者に委託した
場合にも清掃費用に加え、処理費用がかかるという問題
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、油水分離器を排水台に設けるように構成
し、排水台に排出された残り物の油分を油水分離器で取
り除き、油分を含まない排水を排水台から排出すること
とした。これにより排水台からグリーストラップなどの
油処理槽までの排水管内に固形状の油分が堆積すること
がなく、排水管の詰まりを防止でき、またグリーストラ
ップで浮遊油を取り除くなどの処理が不要になる。
解決するため、油水分離器を排水台に設けるように構成
し、排水台に排出された残り物の油分を油水分離器で取
り除き、油分を含まない排水を排水台から排出すること
とした。これにより排水台からグリーストラップなどの
油処理槽までの排水管内に固形状の油分が堆積すること
がなく、排水管の詰まりを防止でき、またグリーストラ
ップで浮遊油を取り除くなどの処理が不要になる。
【0005】油水分離器は、排水を収容する容器と、容
器内で回転し表面に排水中の油分のみを付着させるすく
い羽根と、すくい羽根を回転駆動させるモータと、すく
い羽根の表面に付着した油分をこすり取るスクレーパー
と、スクレーパーがとった油分をためるオイルタンク等
から構成されている。
器内で回転し表面に排水中の油分のみを付着させるすく
い羽根と、すくい羽根を回転駆動させるモータと、すく
い羽根の表面に付着した油分をこすり取るスクレーパー
と、スクレーパーがとった油分をためるオイルタンク等
から構成されている。
【0006】排水台としては、通常のシンクと呼ばれる
洗い槽を有する流し台のほか、食べ残しを捨てる専用の
捨て場や、調理器に付随して排水機構が設けられている
調理台などを含む。油水分離器は、排水台の下部に設置
することが好ましいが、排水台とは別に床等に直接設置
してもよい。また排水台から油水分離器へは、排水を自
然落下によって注入するのがよいが、液面の高さの関係
で高低差が確保できないときは、ポンプなどを用いて排
水台から油水分離器内に排水を送るようにしてもよい。
洗い槽を有する流し台のほか、食べ残しを捨てる専用の
捨て場や、調理器に付随して排水機構が設けられている
調理台などを含む。油水分離器は、排水台の下部に設置
することが好ましいが、排水台とは別に床等に直接設置
してもよい。また排水台から油水分離器へは、排水を自
然落下によって注入するのがよいが、液面の高さの関係
で高低差が確保できないときは、ポンプなどを用いて排
水台から油水分離器内に排水を送るようにしてもよい。
【0007】また、油水分離器に付随して設けられたオ
イルタンクに、より大型のオイルタンクを接続し、除去
された油分の蓄積量を増大させ、廃油の処理回数を減少
させるようにしてもよい。
イルタンクに、より大型のオイルタンクを接続し、除去
された油分の蓄積量を増大させ、廃油の処理回数を減少
させるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】油水分離器、およびそれを備えた
シンクの実施例について説明する。
シンクの実施例について説明する。
【0009】油水分離器4は、図1に示すように排水台
であるシンク2の下部に設置してあり、図2に示すよう
にシンク2からの排水を収容する合成樹脂製の容器6
と、容器6内で表面に浮遊している排水中の油分のみを
捕捉する油捕捉機構5と、油捕捉機構5が捕捉した油分
をためるオイルタンク14と、排水管20等から構成さ
れている。
であるシンク2の下部に設置してあり、図2に示すよう
にシンク2からの排水を収容する合成樹脂製の容器6
と、容器6内で表面に浮遊している排水中の油分のみを
捕捉する油捕捉機構5と、油捕捉機構5が捕捉した油分
をためるオイルタンク14と、排水管20等から構成さ
れている。
【0010】シンク2は、図3にも示すように洗い場と
なる貯水部32と、貯水部32の底部に設けられた排水
口34と、排水口34の下部に設けられたゴミ受け部3
6と、ゴミ受け部36に接続した排水管38等からな
り、排水管38が油水分離器4の注入口44に接続して
いる。
なる貯水部32と、貯水部32の底部に設けられた排水
口34と、排水口34の下部に設けられたゴミ受け部3
6と、ゴミ受け部36に接続した排水管38等からな
り、排水管38が油水分離器4の注入口44に接続して
いる。
【0011】油水分離器4の容器6は、図2に示すよう
に内部に第1仕切り板26が設けてあり、注入口44が
開口している第1収容室46と、排水管20が接続して
いる第2収容室48に分割されている。この第1収容室
46と第2収容室48とは、第1仕切り板26の底部の
形成してある連通孔27によって連通している。
に内部に第1仕切り板26が設けてあり、注入口44が
開口している第1収容室46と、排水管20が接続して
いる第2収容室48に分割されている。この第1収容室
46と第2収容室48とは、第1仕切り板26の底部の
形成してある連通孔27によって連通している。
【0012】第1収容室46には、注入口44の下部に
L字状の受け板45が取り付けられ、注入口44から流
入された液体が受け板45の上面に広がり、端部から第
1収容室46内に落下する。受け板45は、第1収容室
46の幅方向に広がって設けられている。また第1収容
室46内には、液面(排水の液面は図2のAで示す。)
に達しない高さの第2仕切り板28が取り付けてあり、
受け板45からの液体は第2仕切り板28と第1収容室
46の外壁の間に落下する。また、バイオ処理剤を収容
する処理剤室50が第1収容室46に連通して形成して
ある。
L字状の受け板45が取り付けられ、注入口44から流
入された液体が受け板45の上面に広がり、端部から第
1収容室46内に落下する。受け板45は、第1収容室
46の幅方向に広がって設けられている。また第1収容
室46内には、液面(排水の液面は図2のAで示す。)
に達しない高さの第2仕切り板28が取り付けてあり、
受け板45からの液体は第2仕切り板28と第1収容室
46の外壁の間に落下する。また、バイオ処理剤を収容
する処理剤室50が第1収容室46に連通して形成して
ある。
【0013】第2収容室48には、液面Aを決定する高
さの第3仕切り板30が取り付けてあり、第3仕切り板
30の高さを液面Aが超えると、その分が排水管20が
設けられた側に流入し、排出管20から排出される。
さの第3仕切り板30が取り付けてあり、第3仕切り板
30の高さを液面Aが超えると、その分が排水管20が
設けられた側に流入し、排出管20から排出される。
【0014】油捕捉機構5は、液面に浮遊している油を
付着させるすくい羽根8と、すくい羽根8を回転駆動さ
せるモータ10と、すくい羽根8の表面に付着した油分
をこすり取るスクレーパー12と、スクレーパー12が
とった油分を排出する排出口15等から構成してある。
付着させるすくい羽根8と、すくい羽根8を回転駆動さ
せるモータ10と、すくい羽根8の表面に付着した油分
をこすり取るスクレーパー12と、スクレーパー12が
とった油分を排出する排出口15等から構成してある。
【0015】すくい羽根8は、所定の形状に湾曲させた
ステンレス製の板であり、回転軸13に固定され、第1
収容室46内に回転自在に設けてある。回転軸13は、
駆動モータ10に接続してあり、4〜5秒で一回転す
る。
ステンレス製の板であり、回転軸13に固定され、第1
収容室46内に回転自在に設けてある。回転軸13は、
駆動モータ10に接続してあり、4〜5秒で一回転す
る。
【0016】スクレーパー12は、すくい羽根8が回転
するとある回転範囲ですくい羽根8の表面に接触し、す
くい羽根8の表面に付着した油分を掻き取る。スクレー
パー12の先端は、オイルの排出口15に合致するよう
になっており、スクレーパー12の先端が排出口15に
合致したとき、スクレーパー12で掻きとられた油分が
排出口15に排出される。更に、排出口15には、往復
動する押出し板16が設けてあり、スクレーパー12の
油分をオイルタンク14に向けて順次押出し、案内板1
7に沿って落下させる。尚、押出し板16の往復動は、
往きでは案内板17に沿って移動し、復動では上方に移
動し、案内板17と離れて戻るようになっている。
するとある回転範囲ですくい羽根8の表面に接触し、す
くい羽根8の表面に付着した油分を掻き取る。スクレー
パー12の先端は、オイルの排出口15に合致するよう
になっており、スクレーパー12の先端が排出口15に
合致したとき、スクレーパー12で掻きとられた油分が
排出口15に排出される。更に、排出口15には、往復
動する押出し板16が設けてあり、スクレーパー12の
油分をオイルタンク14に向けて順次押出し、案内板1
7に沿って落下させる。尚、押出し板16の往復動は、
往きでは案内板17に沿って移動し、復動では上方に移
動し、案内板17と離れて戻るようになっている。
【0017】次に、シンク2の作用について説明する。
【0018】シンク2の貯水部32に、例えば麺類の食
べ残しを流すと、麺その他の固形物はゴミ受け部34に
より濾し取られる。固形分が濾し取られた排水は、排水
管38を通って注入口44から油水分離器4の第1収容
室46内に入る。その際、受け板45に沿って第1収容
室46に落下することから、第1収容室46内の液体を
撹拌させず、油分と水分が混濁した状態で液体を第2収
容室48に送ることがない。
べ残しを流すと、麺その他の固形物はゴミ受け部34に
より濾し取られる。固形分が濾し取られた排水は、排水
管38を通って注入口44から油水分離器4の第1収容
室46内に入る。その際、受け板45に沿って第1収容
室46に落下することから、第1収容室46内の液体を
撹拌させず、油分と水分が混濁した状態で液体を第2収
容室48に送ることがない。
【0019】第1収容室46では、排水中の油分が比重
の差により上層に浮かび上がり、油分と水分が分離され
る。下層の水分は、仕切り板26の底部に設けられた連
通孔27から第2収容室48に入り、排出口20から排
出される。また表層に浮いている油分は、すくい羽根8
が回転してすくい羽根8の表面に付着してすくいとら
れ、スクレーパー12により掻き落とされ、スクレーパ
ー12が排出口15に達したとき、押出し板16により
排出口15の外へ押出され、オイルタンク14内に収容
される。順次同様の作業が繰り返される。
の差により上層に浮かび上がり、油分と水分が分離され
る。下層の水分は、仕切り板26の底部に設けられた連
通孔27から第2収容室48に入り、排出口20から排
出される。また表層に浮いている油分は、すくい羽根8
が回転してすくい羽根8の表面に付着してすくいとら
れ、スクレーパー12により掻き落とされ、スクレーパ
ー12が排出口15に達したとき、押出し板16により
排出口15の外へ押出され、オイルタンク14内に収容
される。順次同様の作業が繰り返される。
【0020】したがって、シンク2から油分を含む液体
を流した場合でも、シンク2の下部に設置された油水分
離器4により油分が分離され、水分のみが排出管20か
ら排出される。またシンク2には、温度の高い状態の残
り物や、直接湯が排出されたりするので、すぐ下部に設
置された油水分離器4内の液体の温度も高く保持され、
油分が固化されず、液状のままであることから、油捕捉
機構5による油分の捕捉が容易に、かつ迅速に行なえ、
しかも固化した油分による詰まり等の問題を生じさせな
い。
を流した場合でも、シンク2の下部に設置された油水分
離器4により油分が分離され、水分のみが排出管20か
ら排出される。またシンク2には、温度の高い状態の残
り物や、直接湯が排出されたりするので、すぐ下部に設
置された油水分離器4内の液体の温度も高く保持され、
油分が固化されず、液状のままであることから、油捕捉
機構5による油分の捕捉が容易に、かつ迅速に行なえ、
しかも固化した油分による詰まり等の問題を生じさせな
い。
【0021】更に、容器6の壁面に付着した油分を落と
すためにシャワー機構(図示せず)を設けるとよい。シ
ャワー機構は、温水であればより良い。また、液体内に
浸かっている容器6の壁面は、バイオ処理剤の分解によ
り処理するとよい。
すためにシャワー機構(図示せず)を設けるとよい。シ
ャワー機構は、温水であればより良い。また、液体内に
浸かっている容器6の壁面は、バイオ処理剤の分解によ
り処理するとよい。
【0022】図4に、シンク2が2槽になっている場合
の例について示す。このように、シンクが2槽になって
いる場合、それぞれに油水分離器4を設けるのではな
く、単独の油水分離器4に集めて処理すればよい。更
に、図5にシンク2が3槽になっている場合を示す。
の例について示す。このように、シンクが2槽になって
いる場合、それぞれに油水分離器4を設けるのではな
く、単独の油水分離器4に集めて処理すればよい。更
に、図5にシンク2が3槽になっている場合を示す。
【0023】また他の例として、シンク2の下部の設置
空間が狭い場合には、図6に示すように床に直接油水分
離器4を設置してもよい。
空間が狭い場合には、図6に示すように床に直接油水分
離器4を設置してもよい。
【0024】図7には、オイルタンク14にポンプ52
を介して容量の大きいオイルタンク54を接続させた例
を示す。このように構成すると、オイルタンク14内に
蓄積された油分をポンプ52により随時オイルタンク5
4に送りこむことができ、オイルタンク14の清掃回数
を減少させることができる。またオイルタンク54内に
溜まった油分の処理を専門処理業者等に委託すれば、オ
イル処理の手間を省略することができる。
を介して容量の大きいオイルタンク54を接続させた例
を示す。このように構成すると、オイルタンク14内に
蓄積された油分をポンプ52により随時オイルタンク5
4に送りこむことができ、オイルタンク14の清掃回数
を減少させることができる。またオイルタンク54内に
溜まった油分の処理を専門処理業者等に委託すれば、オ
イル処理の手間を省略することができる。
【0025】更に、モータ10にタイマ機構(図示せ
ず)を設け、油水分離器4の稼動時間を適宜設定しても
よい。例えば、排水が油水分離器4に流入される時間
帯、つまり店の開店時間内、あるいは閉店後所定時間作
動させ、その後油水分離器4の作動を停止させる。また
休日等にも停止させる。更に、駆動中であっても油水分
離器4を連続して作動させるのではなく、所定時間作動
させた後、停止させ、再び作動させるようにしてもよ
い。このようにすれば、油水分離器4の電力使用量を低
減できる。
ず)を設け、油水分離器4の稼動時間を適宜設定しても
よい。例えば、排水が油水分離器4に流入される時間
帯、つまり店の開店時間内、あるいは閉店後所定時間作
動させ、その後油水分離器4の作動を停止させる。また
休日等にも停止させる。更に、駆動中であっても油水分
離器4を連続して作動させるのではなく、所定時間作動
させた後、停止させ、再び作動させるようにしてもよ
い。このようにすれば、油水分離器4の電力使用量を低
減できる。
【0026】
【発明の効果】本発明の油水分離器によれば、シンクな
ど排水台の下部に設置することができることから、シン
クに排出された排水を直ちに処理して、排水から油分を
分離、除去することができる。
ど排水台の下部に設置することができることから、シン
クに排出された排水を直ちに処理して、排水から油分を
分離、除去することができる。
【0027】また油水分離器を設置したシンク等によれ
ば、シンクにおいて排水中の油分を除去でき、シンクか
ら排出される排水をきれいにできる。シンクから外部へ
は、油分を含まない排水が流出されることから、シンク
に連結した排水管内に油による詰まりを生じさせない。
更に、シンクに接続されたグリーストラップに油分が堆
積しないことから、グリーストラップの清掃処理が簡
易、容易となる。
ば、シンクにおいて排水中の油分を除去でき、シンクか
ら排出される排水をきれいにできる。シンクから外部へ
は、油分を含まない排水が流出されることから、シンク
に連結した排水管内に油による詰まりを生じさせない。
更に、シンクに接続されたグリーストラップに油分が堆
積しないことから、グリーストラップの清掃処理が簡
易、容易となる。
【0028】従来、公共の下水管の手前に設置されてい
た、排水から油分を除去するグリーストラップが不要と
なる。
た、排水から油分を除去するグリーストラップが不要と
なる。
【図1】本発明にかかるシンクを示す図である。
【図2】本発明にかかる油水分離器を示す断面図であ
る。
る。
【図3】本発明にかかるシンクを示す斜視図である。
【図4】シンクの他の例を示す図である。
【図5】シンクの他の例を示す図である。
【図6】シンクの他の例を示す図である。
【図7】シンクの他の例を示す図である。
【図8】シンクの従来例を示す図である。
2 シンク 4 油水分離器 5 油捕捉機構 6 容器 8 すくい羽根 10 モータ 12 スクレーパー 13 回転軸 14、54 オイルタンク 15 排出口 16 押出し板 17 案内板 20 排水管 26 第1仕切り板 28 第2仕切り板 30 第3仕切り板 32 貯水部 34 排水口 36 ゴミ受け部 44 注入口 45 受け板 46 第1収容室 48 第2収容室 50 処理剤室 52 ポンプ 82 グリーストラップ A 液面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03C 1/266 E03C 1/266 Z E03F 5/16 E03F 5/16 (72)発明者 豊田 耕三 東京都江戸川区船堀6−1−26 リバーシ ティ102 Fターム(参考) 2D061 DE21 2D063 DB08 4D051 AA01 BA02 BA07 BA09 DA01 DA08 DA13
Claims (10)
- 【請求項1】排水台から排出される油水混在液体を油分
と水分とに分離し、分離された油分を回収して油分を含
有しない液体を排出する油水分離器おいて、該油水分離
器を前記排水台の下部に設置可能に構成したことを特徴
とする油水分離器。 - 【請求項2】 前記油水分離器は、下部に連通孔を有す
る仕切り板と、該仕切り板で区画された第1収容室と第
2収容室とを備え、 前記第1収容室には、前記排水台から前記油水混在液体
が注入される容器と、該容器内で回転し、前記油水混在
液体に含有される油分を表面に付着させてすくい取るす
くい羽根と、該すくい羽根の表面に付着した油分を除去
するスクレーパーと、該スクレーパーが除去した油分を
収容、蓄積するオイルタンクとを備え、 前記第2収容室には排水管を接続させて構成したことを
特徴とする請求項1に記載の油水分離器。 - 【請求項3】 前記油水混在液体が注入される注入口の
下部に、該注入口から注入される前記油水混在液体を当
てる受け板を設けたことを特徴とする請求項2に記載の
油水分離器。 - 【請求項4】 前記容器内に、収容されている液体の液
面以下の高さの第2仕切り板を設け、前記受け板からの
液体の落下位置を該第2仕切り板と前記容器の外壁との
間としたことを特徴とする請求項3に記載の油水分離
器。 - 【請求項5】 前記容器内面に、該容器内面に付着する
油分を温水により除去する除去機構を備えたことを特徴
とした請求項2から4のいずれか1項に記載の油水分離
器。 - 【請求項6】 前記容器内に油分を分解するバイオ処理
剤を収容する収容室を備え、該容器内面で前記油水混在
液体に浸漬している面に付着している油分を分解するこ
とを特徴とした請求項2から5のいずれか1項に記載の
油水分離器。 - 【請求項7】 前記オイルタンク内に蓄積されたオイル
量を検出する検出手段を備え、該検出手段が該オイルタ
ンク内のオイル量が所定値に達したと判断すると、前記
すくい羽根の回転を停止するようにしたことを特徴とし
た請求項2〜6のいずれか1項に記載の油水分離器。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の前
記油水分離器を下部に設置し、排水口を該油水分離器の
注入口に接続したことを特徴とした油水分離器を備えた
排水台。 - 【請求項9】 前記排水台の排水口と前記油水分離器の
注入口との間に、前記排水台からの前記油水混在液体を
前記油水分離器に圧送するポンプを設置したことを特徴
とした請求項8に記載の油水分離器を備えた排水台。 - 【請求項10】 前記オイルタンクは、所定容量の保管
用オイルタンクに接続し、前記オイルタンクに蓄積され
た油分が、前記保管用オイルタンクに集められるように
したことを特徴とした請求項8から10のいずれか1項
に記載の油水分離器を備えた排水台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37014199A JP2001179248A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 油水分離器、および油水分離器を備えた排水台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP37014199A JP2001179248A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 油水分離器、および油水分離器を備えた排水台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001179248A true JP2001179248A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18496172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP37014199A Withdrawn JP2001179248A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 油水分離器、および油水分離器を備えた排水台 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001179248A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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