JP2002058918A - 雑排水処理装置 - Google Patents

雑排水処理装置

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JP2002058918A
JP2002058918A JP2000248349A JP2000248349A JP2002058918A JP 2002058918 A JP2002058918 A JP 2002058918A JP 2000248349 A JP2000248349 A JP 2000248349A JP 2000248349 A JP2000248349 A JP 2000248349A JP 2002058918 A JP2002058918 A JP 2002058918A
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vessel
tank
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water
discharge
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JP2000248349A
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Takashi Kosone
孝 小曽根
Shinsaku Hagiwara
親作 萩原
Toshiyuki Kosone
寿幸 小曽根
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MARUKOU TEKKOSHO KK
Original Assignee
MARUKOU TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない空間に設置でき、不快感を伴わずに家
庭などから発生する固形汚物混入雑排水から固形汚物を
簡単に分離することができる処理装置を提供する。 【解決手段】 雑排水槽1と、その上方に架設した分離
槽2と、その分離槽2の下方に配設した濾過・放出槽1
6から成り、前記雑排水槽1内と分離槽2の上部間を揚
水ポンプ11を介した揚水管12で繋ぎ、分離槽2内部
は上方より下方へ向かって傾斜下降する流下板3で数段
に仕切るとともに各段の流下板3の落窪部に上段から下
段に順次細かいメッシュとした濾し網箱4を槽外へ取出
し可能に設置して、その濾し網箱4の上方部位と前記雑
排水槽1内とを雑排水位調整管13で繋ぎ、さらに前記
雑排水槽1の下部には、前記濾過・放出槽16へ臨む排
出管9を繋ぐとともに底部にはコック18を備えた還元
ドレン19を設けて成る雑排水処理装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、家庭などから発生
する台所ゴミなどの固形物が混入する雑排水からその固
形ゴミを分離除去するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、河川の汚染防止のために、家
庭などから発生する台所ゴミなどの固形物を雑排水から
分離除去するための浄化槽を備えた処理装置が提供され
ている。その殆どの処理方式は、雑排水を粗網目のカゴ
に落とし、それを通過した排水をさらに仕切板やフィル
ターなどを備えた処理槽でさらに分離処理して、細かい
ゴミを除去して、その排水を下水などに放流する、所謂
排水横流し処理方式が採られている。この方式の場合に
は、処理槽内の底に生ゴミ汚物が堆積し、その堆積物は
細菌類によって腐敗して悪臭を発生させる。また、ゴミ
汚物がカゴやフィルター部分にまで過剰に堆積すると、
排水の流れが阻害され固形物の分離処理機能を失うこと
になる。そのため定期的にゴミ汚物の除去作業が行われ
るが、そのような処理槽内の清掃では、腐敗汚物の形状
と悪臭とに悩まされ、不快極まりないのが実情である。
また、処理施設は排水が流れる横方向に広がっているの
で、その分広い敷地面積を要する難点があった。
【0003】このように従来の雑排水処理装置は、その
機能を充分に果たせなくなるなど問題が多く、現在は新
たな設備は殆ど作られなくなっている。そしてその代替
として大型の合併浄化槽に転換する工事が盛んに行われ
ている。しかし、そのような合併浄化槽は、住宅が密集
している場所では経済的かもしれないが、山間地や過疎
地などの疎らに住宅がある場所では合併させるための長
い排水管を必要とするために工事費は大きく嵩み極めて
不経済であった。
【0004】一方、各種の化学物質や微生物を用いた家
庭用小型の処理装置も提案されていが、それらはいずれ
も、処理に時間が掛かったり、化学物質により二次汚染
が発生したり、管理に手間暇が掛かったりするなどの欠
点があり、採用例はまだ殆どないのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みてなされたもので、一般住宅敷地内の少空間に戸別
に設置ができて、不快感を伴わずに家庭などから発生す
る固形汚物混入雑排水から、化学物質や微生物を用いず
に固形汚物を簡単に分離することができる過疎住宅地に
適した処理装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、雑排水槽1と、その上方に架設した分離
槽2と、その分離槽2の下方に配設した濾過・放出槽1
6から成り、前記雑排水槽1内と分離槽2の上部間を揚
水ポンプ11を介した揚水管12で繋ぎ、分離槽2内部
は上方より下方へ向かって傾斜下降する流下板3で数段
に仕切るとともに各段の流下板3の落窪部に上段から下
段に順次細かいメッシュとした濾し網箱4を槽外へ取出
し可能に設置して、その濾し網箱4の上方部位と前記雑
排水槽1内とを雑排水位調整管13で繋ぎ、さらに前記
雑排水槽1の下部には、前記濾過・放出槽16へ臨む排
出管9を繋ぐとともに底部にはコック18を備えた還元
ドレン19を設けて成る雑排水処理装置である。
【0007】また、上記構成において、前記濾し網箱4
に、流下板3上を落流する水により回転する水車型の網
洗い用回転ブラシ8を設けて成るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図の実施例
に基づいて以下説明する。
【0009】本発明の雑排水処理装置は、図1に示すよ
うに、流入する雑排水を蓄える雑排水槽1と、その上方
に架設した分離槽2と、その分離槽2の下方に配設した
濾過・放出槽16から成る。そして、前記雑排水槽1内
の低層部と前記分離槽2の最上部に設けた取水口10と
を揚水ポンプ11を備えた揚水管12で送水可能に連結
する。
【0010】前記分離槽2内部は、上方より下方へ向か
って傾斜下降する流下板3で槽内空間を上下三段に仕切
り、各段の流下板3a、3b、3cの落窪部5a、5
b、5cには上段から下段に順次細かいメッシュとした
濾し網箱4a、4b、4cを、側壁面に設けた点検・取
出し窓6a、6b、6cから槽外へ引出し式に取り出せ
るように設置する。
【0011】そして、その濾し網箱4a、4b、4c上
部の処理槽2の測壁面にそれぞれ満水排出口7a、7
b、7cを開設して各排出口7a、7b、7cに、下端
口13aを雑排水槽1に内に臨ませた雑排水位調整管1
3を接続する。
【0012】また、前記処理槽2の底最低部にコック1
8付きの還元ドレン19を備えた貯水部20を形成し、
その貯水部20の貯水水位となる前記処理槽2の測壁面
に排水口14を設けて排出管9を接続し、その排出管9
の下方にフィルター15を装着した濾過・放出槽16を
設置し、その濾過・放出槽16下部に設けた放水口17
から前記フィルター15を通過した濾過水が前記処理槽
2の外部に放出されるようにする。
【0013】また、図2に示すように、前記濾し網箱4
の下側2段(図の符号4b、4c)には、網目が細かい
ために目詰まりが起こりやすいので、流下板3上を落流
する水により回転する水車型の網洗い用の回転ブラシ8
a、8b、8cを設けて、詰まりそうな汚物を洗いなが
ら自動的にブラシで網目からその汚物を擦り落せるよう
にする。
【0014】なお、図3に示すように、前記各濾し網箱
4a、4b、4cの近くに、分離されたゴミを槽外に落
下させる排出シューター23を設けたり、その下にゴミ
排出用のスクリューコンベア(図省略)を設けたりする
こともできる。また、同図3に示すように、前記処理槽
2の最下段の濾し網箱4cの底部にその濾し網箱4cを
通過した水を受ける受水槽21を設けるとともにその受
水槽21下部に放水口22を設けて前記排出管9を接続
する態様も可能である。
【0015】
【処理工程の説明】本発明の処理工程を上記実施例に沿
って以下説明する。家庭などで発生した台所ゴミなどを
含む生活雑排水は、まず雑排水槽1に流入する。そして
雑排水槽1から揚水ポンプ11で汲み上げられて処理槽
2の最上部に放出される。その雑排水は第一段目の傾斜
した流下板3a上に落下し斜面を流れ降りて、その落窪
部5aから荒目の濾し網箱4aに入る。そこで濾された
水は第二段目の流下板3bに落下して、その落窪部5b
から中荒目の濾し網箱4bに入る。そしてまた濾された
水は第三段目の流下板3cに落下して、その落窪部5c
から細目の濾し網箱4cに入る。
【0016】このとき、網目の目詰まりにより流入量が
過多になって溢れた水は、満水排出口7から排出されて
雑排水位調整管13を落下して雑排水槽1に戻る。
【0017】最後の細目の濾し網箱4cで処理された水
は、処理槽2の排水口14から濾過槽16のフィルター
15で濾過されてさらに綺麗にされて放水口17から外
部に放出される。各濾し網箱4に溜まった固形ゴミ汚物
の状態は、点検・取出し窓6から点検され、適宜に揚水
を停止して濾し網箱4の水切りを行い、しばらく放置し
て半乾燥状態になったら点検・取出し窓6から取り出し
て廃棄処理する。
【0018】前記雑排水槽1内が汚れたら、処理槽2の
最低部に設けたコック18を開けて放出口19から処理
済みの綺麗な水を貯えた地貯水部20の水を放出して洗
浄する。
【0019】
【発明の作用並びに効果】本発明は以上のようであり、
処理槽2内の上から下へ数段に設けられた流下板3の落
窪部5で、濾し網箱4aに上段から下段方向に雑排水の
中から大きいゴミから順次細かいゴミが効率良く分離回
収される。
【0020】そして、濾し網箱4のゴミは処理槽2の側
壁面に設けた点検・取出し窓6からその内部状態が点検
され、溜まったゴミはその濾し網箱4内で、そのまま水
切りし半乾燥状態にされて、外部に取り出される。半乾
燥状態となったゴミは、堆積物のものよりも見た目の汚
なさが少なく、また腐敗が起こり難いので悪臭の発生も
殆どない。従ってそのような不快感を感じることなくそ
の分離ゴミの取り出し処理することができるようになっ
た。
【0021】また装置全体を縦型にすることにより、横
への広がりが少なくなり、コンパクト化が実現し、一般
住宅内の狭い敷地にも戸別に設置することが可能となっ
た。また、化学物質や微生物を用いないので、二次的な
環境汚染が発生する虞もないことも大きな利点である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の略図的縦断側面図。
【図2】別の形態の略図的縦断側面図。
【図3】また別の形態の略図的縦断側面図。
【符号の説明】
1 雑排水槽 2 処理槽 3 流下板 3a 1段目の流下板 3b 2段目の流下板 3c 3段目の流下板 4 濾し網箱 4a 1段目の濾し網箱 4b 2段目の濾し網箱 4c 3段目の濾し網箱 5 落窪部 5a 1段目の落窪部 5b 2段目の落窪部 5c 3段目の落窪部 6 点検・取出し窓 6a 1段目の点検・取出し窓 6b 2段目の点検・取出し窓 6c 3段目の点検・取出し窓 7 満水排出口 7a 1段目の満水排出口 7b 2段目の満水排出口 7c 3段目の満水排出口 8 回転ブラシ 8a 2段目の回転ブラシ 8b 3段目の回転ブラシ 9 排出管 10 取水口 11 揚水ポンプ 12 揚水管 13 雑排水位調整管 13a 雑排水位調整管の下端口 14 排水口 15 フィルター 16 濾過・放出槽 17 放水口 18 コック 19 放出口 20 貯水部 21 受水槽 22 放水口 23 排出シューター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/64

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雑排水槽(1)と、その上方に架設した
    分離槽(2)と、その分離槽(2)の下方に配設した濾
    過・放出槽(16)から成り、前記雑排水槽(1)内と
    分離槽(2)の上部間を揚水ポンプ(11)を介した揚
    水管(12)で繋ぎ、分離槽(2)内部は上方より下方
    へ向かって傾斜下降する流下板(3)で数段に仕切ると
    ともに各段の流下板(3)の落窪部(5)に上段から下
    段に順次細かいメッシュとした濾し網箱(4)を槽外へ
    取出し可能に設置して、その濾し網箱(4)の上方部位
    と前記雑排水槽(1)内とを雑排水位調整管(13)で
    繋ぎ、さらに前記雑排水槽(1)の下部には、前記濾過
    ・放出槽(16)へ臨む排出管(9)を繋ぐとともに底
    部にはコック(18)を備えた還元ドレン(19)を設
    けて成る雑排水処理装置。
  2. 【請求項2】 濾し網箱(4)に、流下板(3)上を落
    流する水により回転する水車型の網洗い用回転ブラシ
    (8)を設けて成る請求項1記載の雑排水処理装置。
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