JP5587942B2 - 排水処理装置 - Google Patents
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そして、これまでは浮上した油脂を例えばレストラン等の従業員が柄杓で掬い、油脂専用の容器(バケツ)に移し替え、油脂を取り除いてから、排水を下水管に放流するようにしていた。
また、グリストラップでは、その壁面に油脂、蛋白、炭水化物等を含む油廃液(スカム)が付着する。スカムが付着した状態を放置しておくと、悪臭の発生、配管の詰まり、ゴキブリやネズミの発生要因となる。このため、スカムを除去する必要がある。
すなわち、本発明は、油を含む排水を貯留し、貯留されている排水を比重差で油層と水層とに自然分離させる油水分離槽と、この油水分離槽に排水を導入する排水導入口と、前
記油水分離槽に形成され、前記油層を形成する油を槽外に排出するための油排出口と、油水分離槽に貯留される排水量に応じて前記油層を前記油排出口に向けて収束させる油層収束手段と、前記水層を形成する水を排水量に応じて槽外に排出するための排水口とを有することを特徴とする排水処理装置である。
層とに分離させ易くなり、油分の処理がし易くなるからである。
油水分離槽から槽外に排出する前に排水前油分除去手段により排水中の油分を取り除けるため、槽外に排出される排水に油分が含まれないようになる。この結果、環境に優しい排水処理装置を提供することができる。
検知することで実効される。なお、ここでいう水位とは、油分を含む排水、排水中の水層を形成する水の水位のどちらでもよい。要は油水分離槽に貯留されている排水の嵩の変化を検知できればよい。
なお、濾過水分離部では水層が油層よりも下方に位置する。このため、濾過水分離部の下方部において暫時貯留部との間で前記水層を形成する水の流通を行う水流通路を形成することで、濾過水分離部で分離された水層を形成する水を積極的に暫時貯留部に案内することができる。
本発明のシンクによれば、スカムの除去をするにあたりシンクの使用を一時的に中断する必要がない。
排水処理装置1は、シンク100において例えば調理具の洗浄によりできた排水に含まれる油脂を取り除くことにより、排水から油分を除去する装置である。油分の除去された排水は、下水として図示しない下水管に向けて流される。
既述のように、排水処理装置1は、シンク100から導入されて来る油を含む排水から油分を取り除く装置である。
濾過部5は、シンク100から配水管106を経由して、排水処理装置1に流入する排水から固形物を濾過するための部位である。また、濾過部5には、前記排水導入口31が設けられている(図6参照)。排水導入口31の形成箇所は、濾過部5の上位における前面、左面及び後面の3カ所である。
濾過水分離部6は、濾過部5で固形物が濾過された排水を貯留するため中空立方体形状をした空間部である。ここで貯留した排水を比重差により排水の上層としての油の層(油層)と、下層としての水の層(水層)とに自然分離させる。
されている。そして、油排出口32には覆い61が宛がわれている。
暫時貯留部7は、濾過水分離部6の下方から前記水層を形成する水を案内し、当該案内した水を油水分離槽2から槽外に排水する前に一旦貯留する部位である。
排水中に含まれる油分をさらに取り除くための排水前油分除去手段8を有する(図8、9参照)。そして、暫時貯留部7には、排水前油分除去手段8により油分の除去された排水を槽外に排出するための前記排水口33が前面壁22fに設けられている。
設けられている前記水位センサ62(図4参照)により実効する。水位センサ62により、濾過水分離部6内に貯留されている排水が所定の水位になることを検知する。当該所定の水位に油水分離槽2の貯留量がなったことを検知すると、自動的に止水して、濾過水分離部6の水位を常に一定にする。
また、前記水層を形成する水を槽外に排出する前に暫時貯留部7で一旦貯留した後、暫時貯留部7に設けられている排水口33から排水するため、排水の槽外への排出制御がし易い。
この排水処理装置1Aが実施例1に係る排水処理装置1と相違する主たる点は、濾過水分離部6における排水の貯留量を見かけ上増大させることにより、濾過水分離部6から油層を排出する点にある。以下説明する。
実施例2の排水処理装置1Aにおいても、油水分離槽2に貯留された排水をしばらく放置しておくと、既述のように比重の軽い油が、油水分離槽2に貯留された排水の上部に位置して油層を形成し、下部に位置する水により水層を形成する。
入されにくくなる。また前記水層を形成する水を槽外に排出する前に暫時貯留部7で一旦貯留し、その後、暫時貯留部7に設けられている排水口33から排水するため、排水の槽外への排出制御がし易くなる。
なお、この明細書で述べた効果は、本願発明の解決しようとする課題ということもできる。
1A 排水処理装置
2 油水分離槽
4 水吐出管
4a 吸込み口(制御手段)
4b 吐出口
5 濾過部
6 濾過水分離部
7 暫時貯留部
8 排水前油分除去手段
11 キャスタ
21b 底面
21c 天井面
22b 後面壁
22f 前面壁
22l 左側壁面
22r 右側壁面
31 排水導入口
32 油排出口
32a 上辺
33 排水口
41 開閉蓋
50 膨張部
50a ひだ
51 固形物取得籠
53 分離板部
54 ジグザグ状経路
60 スクレーパー
61 覆い(油層収束手段)
62 水位検知センサ(増水量制御手段、膨張部制御手段)
63 気泡発生装置
67 水流通路
70 エアポンプ
81 油吸収フィルタ
82 駆動ローラ
83 従動ローラ
84 爪部
85 油籠
100 シンク
103 本体
103a 隔壁
104 脚
104R 右の脚
104L 左の脚
105 排水口
106 配水管
107 バックボード
108 フレーム
201 隔壁
202 隔壁
202a 通し孔
203 案内壁
213 導入路
311 ジョイントパイプ
321a 油受け
321 油取り籠
323 送水管
531 分離板部形成板
601 周縁
603 通過口
605 水流通口
611 天井面
612 側面
613 切り口
613a 切り口のうち天井面相当部位
821 操作ハンドル
S 中空空間
S1 倒立半覆鉢状空間
h 油排出口と排水口との寸法差
Claims (11)
- 油を含む排水を貯留し、貯留されている排水を比重差で油層と水層とに自然分離させる油水分離槽と、
この油水分離槽内に設置され、油水分離槽に排水を貯留した状態で当該貯留した排水内で膨張される膨張部と、
前記油水分離槽に形成され、水よりも比重の軽い油を前記膨張部が膨張したときに排出するための油排出口と、
前記水層を形成する水を前記膨張部の膨張量に応じて槽外に排出するための排水口とを有する排水処理装置。 - 前記膨張部は流体供給手段に接続され、流体供給手段から流体が流入されて膨張することを特徴とする請求項1に記載の排水処理装置。
- 前記膨張部は、ひだを付けて鉛直方向に伸縮する蛇腹形状にされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水処理装置。
- 前記油水分離槽は、前記油水分離槽に流入する排水から固形物を濾過する濾過部と、
濾過部で濾過された排水を貯留し前記油層及び水層に自然分離させる濾過水分離部と、
この濾過水分離部の下方から前記水層を形成する水を案内し、当該案内した水を油水分離槽から槽外に排水する前に一旦貯留する暫時貯留部と、
この暫時貯留部に貯留された水を槽外に排出するための排水口とを有し、
前記濾過水分離部に前記膨張部及び前記油排出口が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の排水処理装置。 - 濾過水分離部の下方部において暫時貯留部との間で前記水層を形成する水の流通を行う水流通路を有することを特徴とする請求項4に記載の排水処理装置。
- 前記膨張部は、鉛直方向に伸縮し、その伸縮方向上端に、前記油水分離槽の内面に付着した油分を前記油水分離槽の内面と当接して削ぎ落とすスクレーパーが設置されると共に、
スクレーパーには、前記濾過部によって濾過された濾過水を前記濾過水分離部に通過さ
せる通過口が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の排水処理装置。 - 暫時貯留部に形成される前記排水口は、濾過水分離部に形成される油排出口よりも下方に位置することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の排水処理装置。
- 前記排水口には、前記暫時貯留部に貯留された水を槽外に排出することを制御する制御手段を有することを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の排水処理装置。
- 前記濾過部には、排水を衝突させることにより排水中の油分を水分から分離させ易くするための分離板を有することを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の排水処理装置。
- 濾過水分離部に貯留されている排水の水位を制御するため前記膨張部の膨張量を制御する膨張部制御手段を有することを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に記載の排水処理装置。
- 請求項1〜10のいずれか1項に記載の排水処理装置を備えたシンク。
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