JP2578564B2

JP2578564B2 - 洗濯機

Info

Publication number: JP2578564B2
Application number: JP5035628A
Authority: JP
Inventors: チャンスク−キュー; チョウスン−ブン; シンヨン−ブン
Original assignee: Tong Yang Magic Corp
Current assignee: SK Magic Co Ltd
Priority date: 1992-02-25
Filing date: 1993-02-24
Publication date: 1997-02-05
Anticipated expiration: 2012-02-05
Also published as: US5285664A; KR950001350B1; JPH0847597A; KR930018089A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、循環ポンプを使用す
る洗濯機に関するもので、詳しくは、洗濯時に使用され
る固形分洗剤をすっかり溶解するとともに、洗濯水を洗
濯槽の上部に上げて撤布して洗濯効果を高め、この過程
において洗濯物から出た毛羽を効果的に集めて自動排出
するように案出された洗濯機に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、洗濯原理としては、洗剤による
化学的汚染分離効果と機械的摩擦による分離効果が用い
られており、家庭用洗濯機もこれを機械化したものに過
ぎない。しかしながら、従来の洗濯機の方式によると、
洗濯行程中に洗剤の一部が溶解せずに、洗濯槽の内外部
水槽間に洗剤粒子状態で残存したまま次の行程で外部に
放出されるので、同じ洗剤効果を得るためには、洗剤を
必要以上に多量に投与しなければならない。また、多量
洗濯の場合、従来の攪拌方式によると、洗濯槽の上部に
位置する洗濯物は殆ど動かず、洗濯溶液と洗濯物の汚染
物質との結合分離効果が下がるので、結果的に洗濯性能
が悪くなる。さらに、洗濯中に発生する毛羽の収集処理
を、洗濯を行う度に濾過網を掃除して行わなければなら
ず、面倒であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】したがって、この発明
は、洗濯時に使用される固形分洗剤の溶解をポンプ作用
により活性化するとともに、循環される洗濯水にこの洗
剤が混合されるようにして洗濯効果を高め、洗濯物から
離脱した毛羽等を、洗濯水の循環される通路に自動洗浄
毛羽濾過器を設置することにより集め、かつ、集められ
た毛羽等を自動的に排出する洗濯機を提供することを課
題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明にかかる洗濯機は、トランスミッションに
結合された攪拌棒が、ベルトプーリー方式等でモーター
と連結されているトランスミッションの回動により、洗
濯水と洗濯物を攪拌するようにし、洗濯槽の内部には、
周壁に多孔が形成された脱水槽の上部の洗濯槽蓋と案内
部材とが組み合わされて、前記脱水槽の内外に外側噴出
口と内側噴出口を形成するようになっているとともに、
洗濯槽の下方には、ベルトプーリー方式等でモーターと
連結されているポンプが、洗濯槽と毛羽濾過器にホース
等で連結され、毛羽濾過器の上部は洗濯槽の蓋の一側に
付着された、給水バルブホースとポンプ供給ホースのア
ダプターに連結されて洗濯水の循環と毛羽の濾過を行い
ながら洗濯するようになっている。毛羽濾過器の下部が
排水バルブと連結されていると、濾過した毛羽等の除去
が自動洗浄で行われる。

【０００５】

【作用】この発明にかかる洗濯機は、投与された洗剤を
循環ポンプ内に吸入して、ポンプのインペラーによって
すっかり粉砕して溶解させ、この洗剤溶液を洗濯槽の上
部に多量に上げ、洗濯物上部に直接撒布して洗濯物の汚
染物質分離効率を向上させる。

【０００６】また、洗濯機の基本攪拌作用とともに循環
水流と洗濯物との機械的摩擦効率を増大させて、洗濯効
率が向上し洗剤使用量が節減される。また、噴出落水が
洗濯物にぶつかって生地を打ち、水の波長を増大させて
洗濯物に付いた垢の分解作用が促進される。さらに、ポ
ンプと洗濯槽の蓋との間にある自動洗浄毛羽濾過器に循
環水流を通過させることにより、洗濯中に発生した毛羽
等が集中的に集められるようにして濾過効率を高める。
この集められた毛羽等は、脱水時に洗濯時と反対に回転
するポンプにより加圧された水流が反対水路を通じて洗
浄するため、濾過網を別に掃除する必要がない。

【０００７】

【実施例】以下に、この発明の実施例を図面を用いて説
明する。この発明の洗濯機は、上端にバックガード１を
付着した本体２の内部のトランスミッション３に挿入さ
れた攪拌棒４を洗濯槽５の中央に設置してなる。前記ト
ランスミッション３はギアとリンク（一般的に使用され
るものとして図示せず）とにより構成され、その軸６に
はモーター７とベルト８により連結されているプーリー
９が結合されており、攪拌棒４と結束部材１０との間に
は洗濯槽５が設置され、洗濯槽５の内部には多孔１２を
有する脱水槽１１がトランスミッションハブ１４に別に
組み立てられている。結束部材１０は、全体的にみて円
錐形であり、洗濯槽５に固定されていて、その内部に備
えた軸受けによってトランスミッション３の軸６を回転
可能に支持している。

【０００８】前記脱水槽１１の上部において、外側噴出
口１３ａと内側噴出口１３ｂを有する案内部材１３が洗
濯槽蓋１５と組み合わされて、噴射案内面１５ａととも
に噴射ノズル１６が円周に沿って形成され、この洗濯槽
蓋１５の一側にあるアダプター２０に給水バルブホース
１９ａとポンプ供給ホース２１が連結されている。チェ
ックバルブ２０ａが内蔵されたアダプター２０にはポン
プ供給ホース２１の一端が連結され、ポンプ供給ホース
２１の他端は本体２の下部に設置された自動洗浄毛羽濾
過器２２に連結され、自動洗浄毛羽濾過器２２には濾過
網２３が内蔵され、上下のホース２４、２４ａにて循環
ポンプ２５に連結されている。

【０００９】また、循環ポンプ２５はホース２７にて洗
濯槽５の底面の排出管２６に連結され、循環ポンプ２５
の軸２８に結合されたプーリー２９はモーター７に連結
されたトランスミッション軸６のプーリー９に連結さ
れ、自動洗浄毛羽濾過器２２の下端には排水バルブ３０
が連結され、自動洗浄毛羽濾過器２２の上下端にはチェ
ックバルブ３１、３１ａが付着されている。

【００１０】前記チェックバルブ２０ａ、３１、３１ａ
は水圧による吸着と弛緩が自由に行われるように構成さ
れる。このように構成されたこの発明の洗濯機の洗濯過
程は、給水→洗濯→排水、脱水、シャワー→給水→濯ぎ
１→排水、脱水→濯ぎ２→排水、脱水→濯ぎ３→排水、
脱水の順に行われる。

【００１１】まず、洗濯水３２は、給水バルブ１９から
ホース１９ａとアダプター２０のチェックバルブ２０ａ
を通じ（この時、チェックバルブ２０ａはポンプ供給ホ
ース２１を塞ぐ）、密閉された洗濯槽蓋１５と案内部材
１３との間の噴射ノズル１６を通じて供給される。洗濯
水が望む水位まで供給されると給水が停止され、モータ
ー７の正回転により、ギアとリンクとから構成されたト
ランスミッション３がプーリーベルト８、９から動力を
受けるとともに、トランスミッション３の上部に組み立
てられた攪拌棒４が反転運動しながら洗濯物を攪拌す
る。

【００１２】このとき、循環ポンプの軸２８に結合され
たプーリー２９がトランスミッション軸６に結合された
プーリー９とベルト８にて連結されているので、循環ポ
ンプ２５が駆動されながら洗濯槽５の水を受けて加圧し
た後、ホース２４と（この時、チェックバルブ３１は閉
じ３１ａは開く）自動洗浄毛羽濾過器２２とポンプ供給
ホース２１を通じてチェックバルブ２０ａを開放させて
洗濯水を洗濯槽蓋１５まで移送させ、洗濯物に含まれて
いる洗剤粒子はポンプ羽の回転により粉砕される。

【００１３】また、洗濯水が循環ポンプ２５から洗濯槽
蓋１５まで移送されながら自動洗浄毛羽濾過器２２を通
じるとき、濾過網２３は毛羽を濾過して毛羽を漉す。し
たがって、循環ポンプ２５から洗濯槽蓋１５まで移送さ
れた洗濯水は、洗濯槽蓋１５の内側の噴射ノズル１６と
案内面１５ａを通じて脱水槽１１に投入され、噴射され
る水は洗濯槽蓋１５の全円周で一様に噴水のように噴射
されて洗濯物を打ち、水の波長を増大させ、水の上に浮
かんでいる洗剤の泡を水に溶かして泡の生成を抑える。

【００１４】このように洗濯を行った後、モーター７は
停止し、トランスミッション３と循環ポンプ２５が一時
停止すると、自動洗浄毛羽濾過器２２に連結された排水
バルブ３０が開いて洗濯水が排水ホース３３を通じて放
出され、一定水位（約１／３）まで放出されると、洗濯
時とは反対方向にモーター７が駆動されてトランスミッ
ション３は脱水槽１１を回転させ、循環ポンプ２５は洗
濯時とは反対方向に回転して、加圧された水流は洗濯時
進行された反対水路のホース２４ａを通じて（このと
き、チェックバルブ３１ａは閉じる）濾過網２３に掛か
っている毛羽を分離しながら排水ホース３３を通じて放
出する。

【００１５】また、脱水中にはシャワー行程があって、
給水バルブ１９から水道水が供給され、ホース１９ａと
アダプター２０（このとき、チェックバルブ２０ａはポ
ンプ供給ホース２１を塞ぐ）を通じてから洗濯槽蓋１５
の内外側噴出口１３ａ、１３ｂを通じ、脱水槽１１内お
よび洗濯槽５と脱水槽１１との間に投入されてその時ま
で残っている泡と垢を洗うので、濯ぐ前に洗濯槽内を綺
麗な状態に維持させ、給水と洗濯の後、排水、脱水、シ
ャワー行程を終えると再び給水と濯ぎ行程を継ぎ、濯ぎ
も洗濯時と同様な進行で３回まで反復されるようにし
て、洗濯効果を増大し得る。

【００１６】

【発明の効果】この発明の洗濯機は、洗濯水の循環を連
続的に反復し、細かく粉砕された洗剤によって洗濯効果
を高めることができる。また、洗濯槽蓋と組み合わされ
た案内部材の外側噴出口へ洗濯水を送って、洗濯槽や脱
水槽に付いた垢や泡等を洗うようにし、内側噴出口の噴
射ノズルと案内面に沿って噴射される洗濯水により洗濯
物を打って洗濯する効果がある。さらに、毛羽等を濾過
し排出する作用を水流の転換により行うので、安全で効
率的な洗濯方式となって使用価値を高める効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の洗濯機の構成状態を示す断面図であ
る。

【図２】案内部材の要部断面図である。

【図３】チェックバルブの要部断面図である。

【図４】自動洗浄毛羽濾過器の要部断面図である。

【符号の説明】

３トランスミッション４攪拌棒５洗濯槽６軸７モーター１０結束部材１１脱水槽１３ａ外側噴出口１３ｂ内側噴出口１３案内部材１５洗濯槽蓋１６噴射ノズル１９給水バルブ１９ａホース２０アダプター２０ａチェックバルブ２１ポンプ給水ホース２２自動洗浄毛羽濾過器２３濾過網２５循環ポンプ２６排出管３０排水バルブ

フロントページの続き (72)発明者ヨン−ブンシン大韓民国，キュンギ−ド，スウォン，ジャンガン−ク，ジュンザ−ドン，ドンシンアパート205−1510 (56)参考文献特開平４−51993（ＪＰ，Ａ) 特開平１−146584（ＪＰ，Ａ) 実開平４−21391（ＪＰ，Ｕ)

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】トランスミッション（３）に結合された
攪拌棒（４）が、モーター（７）と連結されているトラ
ンスミッション（３）の駆動により、洗濯水と洗濯物を
攪拌するようにし、洗濯槽（５）の内部には、周壁に多
孔が形成された脱水槽（１１）の上部の洗濯槽蓋（１
５）と案内部材（１３）とが組み合わされて、前記脱水
槽（１１）の内外に外側噴出口（１３ａ）と内側噴出口
（１３ｂ）を形成するようになっているとともに、洗濯
槽（５）の下方には、モーター（７）と連結されている
循環ポンプ（２５）が、洗濯槽（５）と毛羽濾過器（２
２）に連結され、毛羽濾過器（２２）の上部は洗濯槽蓋
（１５）の一側に付着された、給水バルブホース（１９
ａ）とポンプ供給ホース（２１）のアダプター（２０）
に連結されて洗濯水の循環と毛羽の濾過を行いながら洗
濯するようになっている洗濯機。
【請求項２】上部にバックガード（１）を付着した本
体（２）の内部に、ベルトプーリー（８、９）にて連結
されるトランスミッション（３）の軸の上端に攪拌棒
（４）が連結され、攪拌棒（４）の底部には洗濯槽
（５）と多孔（１２）が形成された脱水槽（１１）とが
組み立てられ、洗濯機内部の一側上端には給水バルブ
（１９）が付着された洗濯機において、前記ベルトプーリー（８、９）に一体に連結されている
循環ポンプ（２５）には毛羽濾過器（２２）がホース
（２４、２４ａ）にて連結され、洗濯槽蓋（１５）のア
ダプター（２０）に連結されたポンプ供給ホース（２
１）は垂直に毛羽濾過器（２２）に連結され、前記循環
ポンプ（２５）と洗濯槽（５）の底に付着された排出管
（２６）はホース（２７）にて連結され、アダプター
（２０）に対応する洗濯槽蓋（１５）と案内部材（１
３）間に噴射ノズル（１６）と案内面（１５ａ）とが備
えられて構成されていることを特徴とする洗濯機。
【請求項３】案内部材（１３）に内外側噴出口（１３
ａ、１３ｂ）が形成され、前記案内部材（１３）は洗濯
槽蓋（１５）と組み合わされて、噴射ノズル（１６）か
ら噴出される洗濯水が案内面（１５ａ）に沿って噴射さ
れるようになっている請求項１または２記載の洗濯機。
【請求項４】毛羽濾過器（２２）の内部に濾過網（２
３）が内蔵されている請求項１から３までのいずれかに
記載の洗濯機。
【請求項５】毛羽濾過器（２２）の上下にチェックバ
ルブ（３１、３１ａ）が付着されている請求項１から４
までのいずれかに記載の洗濯機。
【請求項６】毛羽濾過器（２２）の底部に排水バルブ
（３０）が連結されている請求項１から５までのいずれ
かに記載の洗濯機。