JPH0525597Y2 - - Google Patents

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JPH0525597Y2
JPH0525597Y2 JP2257088U JP2257088U JPH0525597Y2 JP H0525597 Y2 JPH0525597 Y2 JP H0525597Y2 JP 2257088 U JP2257088 U JP 2257088U JP 2257088 U JP2257088 U JP 2257088U JP H0525597 Y2 JPH0525597 Y2 JP H0525597Y2
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lint
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cylindrical body
washing machine
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、かくはん式洗濯機のかくはん翼に設
ける糸屑捕集装置に関する。
〔従来の技術〕
先に、第4図でかくはん式の洗濯機について説
明すると、洗濯槽9の中央に胴部5を中空とした
かくはん翼6を立設し、このかくはん翼6は洗濯
軸11を介して洗濯槽9外の駆動モーター14と
プーリー15,13及びVベルト16の伝達機構
により連結する。
前記胴部5の上端にはキヤツプ1を嵌め、また
この胴部5の上方側面に多数の小孔からなる流入
孔7を、下方側面に流出孔8をそれぞれ形成して
この胴部5内に流水路を形成する。
さらに、洗濯軸11が貫通する洗濯槽9の底部
周囲に凹部10を形成し、胴部5の台座部17の
裏側に設けた裏羽根19をこの凹部10内へ納め
た。
このようにして、マイクロコンピユータやカム
接点等による時限制御でモーター14に通電して
これを反転運動させると、モーター14側のプー
リー15、Vベルト16、プーリー13を介して
洗濯軸11に伝達されかくはん翼6は左右反転の
かくはん運動を行つて洗濯槽9内の衣類等を洗濯
する。
そして、裏羽根19により凹部10から洗濯槽
9へ吐出される水流が惹起されると、流入孔7か
ら胴部5内へ入り、流出孔8から洗濯槽9へ出る
流れが生じる。
そこで、第5図に示すように胴部5内へリント
フイルター3を支持体2によりセツトしておけば
胴部5内を流水路として流れる水に混じるリント
(糸屑)は第6図に示すようにこのフイルター3
で捕集される。該フイルター3は、キヤツプ1を
外して支持体2とともに胴部5外へ引上げて清掃
する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、かくはん翼6の回転が左右へ切換わ
る際には該かくはん翼6は一時静止することとな
り、胴部5内の水位は一瞬洗濯槽9よりも高くな
り、その結果第7図に示すように逆流を生じてし
まう。
この逆流は、リントフイルター3に取込んだリ
ントを再び洗濯槽9内へ逆戻りさせ、衣類に付着
させることになる。
そこで、胴部5内の逆流を防ぐ方法として特開
昭60−48790号公報に示されるような逆流防止弁
を設けたものもある。
これは第8図〜第10図に示すように支持体2
の下端の環部を下方に広がる円錐台状の孔を形成
した隔壁24とし、該隔壁24内に上端の小径開
口よりも径の大きい浮力球体25を配設した。
第9図に示すように、球体25は通常の流れの
場合は水流により下方に押下げられ、隔壁24の
孔は開口しているのでリントを含んだ水流はフイ
ルター3を通り捕集される。
次に、かくはん翼6が静止し前記のごとく逆流
を生じようとする場合は、球体25が上昇し隔壁
24内を閉じるので逆流は阻止される。
しかし、このような浮力球体25による逆止弁
機構では、球体25は常に汚れた洗濯液中に浸つ
ているのでその表面が汚れ、長期の使用中には水
垢等が付着して水流中の移動が鈍り、弁の閉鎖が
完全性を欠くおそれがある。
また、長期の使用後でなくとも水流中でほつれ
た長目のリントが入つたときは隔壁24にからん
で球体25の弁機能を阻害する。
さらに、第9図に示すように水位が低いときは
水流が強く発生し弁機能が充分作用するが、高水
位のときは球体25を押開く水流が弱く、リント
収集率を低下させるおそれがある。加えて、フイ
ルター3の清掃の都度、球体25も出し入れする
ので、紛失しやすい。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
水位の高低にかかわらず高い捕集効率を維持でき
るとともに逆流時にも捕集したリントが放出され
ることがなく、しかも清掃が楽で取扱いにも便利
な糸屑捕集装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、かくはん式
洗濯機のかくはん翼の胴体内にリントフイルター
を収納する洗濯機の糸屑捕集装置において、該胴
体内に着脱自在に装着する支持体に袋体のリント
フイルターを下方に、底のない筒状体を上方に設
置し、かつ上記リントフイルターと筒状体の上端
は洗濯設定水位の各水位線に対応して位置付け、
また上方の筒状体下端部は下方のリントフイルタ
ーの上端部内に位置させることを要旨とするもの
である。
〔作用〕
本考案によれば、袋体によるリントフイルター
の上に筒状体があるので、洗濯設定水位が高水位
の場合は筒状体をガイドとしてその上端からリン
トフイルターに水流が通り該フイルターにリント
が捕集され、また低水位の場合は下方のリントフ
イルターの上端から主として水流が通りリントが
捕集される。
さらに、かくはん翼の回転切換による静止時に
はフイルター内の水は特に下方フイルターに強く
逆流状態が発生するが、上方の筒状体の底部がふ
くらみ下方フイルターの上端開口を閉塞するの
で、リントフイルター上端からのリントの流出が
防止できる。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の洗濯機の糸屑捕集装置の1実
施例を示す分解斜視図、第2図、第3図は使用状
態を示す縦断正面図で、前記従来例を示す第5図
〜第10図と同一構成要素には同一参照符号を付
したものである。
本考案の糸屑捕集装置も第4図に示すように従
来と同じくかくはん式の洗濯機のかくはん翼6の
胴部5にリントフイルターを収納してなるもので
あり、かくはん式の洗濯機の全体構造については
前記説明と同一なので省略する。
図中2は該胴部5に着脱自在に装着する支持体
で、周壁に大きな窓4を設けて水の流通をよくし
た略筒体からなり、該支持体2はキヤツプ1が嵌
着し胴部5とほぼ同径の上部輪体2aと胴部5内
へ完全に入り込む下部輪体2bとこれら輪体2
a,2bを接続する柱体2cとを有する点は従来
と同じである。
本考案はこの支持体2の柱体2cのいずれか一
方の途中に、内側に向けて係止凹部21を形成し
た。
図中3は従来と同じリントフイルターで、下端
が閉塞する網製袋体の上端開口に係止用の輪体1
2′を取付けたものである。
また、31はこのリントフイルター3の上方に
位置する筒状体で、リントフイルター3と同質の
網製で構成し、下端を開口31aとして底のない
ものであり、さらに上端開口に係止用の輪体12
を取付けた。
このうち、輪体12は前記係止凹部21と同巾
であり、かつ外周に柱体2cが嵌入する係止凹部
23を形成する。
また、輪体12′は支持体2の下部輪体2b内
へ嵌入する径とした。
このようにして、上部の筒状体31は例えば左
側の柱体2cを輪体12の係止凹部23に嵌入さ
せ、該輪体12のその反対側を係止凹部21に嵌
めることで支持体2内に取付けられ、下部のリン
トフイルター3は輪体12′を前記のごとく輪体
2bへ差し入れることで取付けられる。
次に使用法について説明すると、支持体2に上
部に筒状体31を下部にリントフイルター3を設
置し、かくはん翼6のキヤツプ1を外してある胴
部5内へこの支持体2ごと差し入れる。該支持体
2は図示は省略するが、輪体2aを残してそれよ
り下が胴部5内へ入り込み、第2図、第3図に示
すように筒状体31及びリントフイルター3も胴
部5内へ上下に吊り下がるようになる。その際、
これら筒状体31とリントフイルター3の上端位
置すなわち輪体12,12′の位置は洗濯時の各
設定水位の水位線に対応して位置付け、また上部
の筒状体31の下端は下部のリントフイルター3
の上端輪体12′と面一に合致させるかもしくは
若干ラツプさせるようにした。
洗濯機を運転すると、かくはん翼6の右あるい
は左への回動に伴つて洗濯槽9内の水は裏羽根1
9の作用で流入孔7から胴部5内に流入し、さら
に窓4から支持体2の内部に流入する。
設定水位が高水位のときは第2図に示すように
その水流が筒状体31及び下方のフイルター3内
に入り、筒状体31をガイドとしてフイルター3
の底部でリントが捕集され、さらに胴部5の流出
孔8より台座部17下に流出する。この場合、上
部の筒状体31の底辺は水圧により変形され、フ
イルター3の上端に隙間が生じてフイルター3へ
も直接リントが入る状態となる。
一方、洗濯物が少なく第3図に示すように低水
位での洗濯になる場合には、下部のリントフイル
ター3のみでリントが捕集される。
また、かくはん翼6が停止すると洗濯槽9内の
水位より低かつた胴部5内の水位が洗濯槽9内の
水位に復元しようとするため、フイルター3内の
水は逆流の状態になるが上部の筒状体31の底部
が輪体12′まできていて、しかも開口31aが
ある底が逆流の水圧により図中の点線のようにふ
くらみ輪体12′の内径を塞ぎ、筒状体31とフ
イルター3とは上下一体化する。その結果フイル
ター3に収集されたリントはこのフイルター3の
上端から再び洗濯槽9へ流出することがなくな
る。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の洗濯機の糸屑捕集装
置は、かくはん式洗濯機のかくはん翼の胴体内に
リントフイルターを収納する洗濯機の糸屑捕集装
置において、洗濯時の設定水位に応じていずれの
場合でも確実にリントの収集ができ、さらに逆流
時は筒状体の下端がリントフイルターの上端と一
体化するので、逆流により一度捕集したリントが
再び放出されてしまうことを防止できるものであ
る。
また、従来の浮力球体による逆止弁タイプのも
のと比べてフイルターのみで構成したので、清掃
時等も取扱いが簡単であり、長い糸屑などが絡ん
だり汚れが付着して弁機能を阻害するおそれも少
ないものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の洗濯機の糸屑捕集装置の1実
施例を示す分解斜視図、第2図、第3図は同上使
用状態を示す縦断正面図、第4図はかくはん式洗
濯機の要部の縦断正面図、第5図は従来例の分解
斜視図、第6図、第7図は同上使用状態を示す縦
断正面図、第8図は他の従来例を示す分解斜視
図、第9図、第10図は同上使用状態を示す縦断
正面図である。 1……キヤツプ、2……支持体、3……リント
フイルター、4……窓、5……胴部、6……かく
はん翼、7……流入孔、8……流出孔、9……洗
濯槽、10……凹部、11……洗濯軸、12,1
2′……輪体、13,15……プーリー、14…
…駆動モーター、16……Vベルト、17……台
座部、19……裏羽根、21……係止凹部、23
……係止凹部、24……隔壁、25……浮力球
体、31……筒状体、31a……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. かくはん式洗濯機のかくはん翼の胴体内にリン
    トフイルターを収納する洗濯機の糸屑捕集装置に
    おいて、該胴体内に着脱自在に装着する支持体に
    袋体のリントフイルターを下方に、底のない筒状
    体を上方に設置し、かつ上記リントフイルターと
    筒状体の上端は洗濯設定水位の各水位線に対応し
    て位置付け、また上方の筒状体下端部は下方のリ
    ントフイルターの上端部内に位置させることを特
    徴とする洗濯機の糸屑捕集装置。
JP2257088U 1988-02-23 1988-02-23 Expired - Lifetime JPH0525597Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2257088U JPH0525597Y2 (ja) 1988-02-23 1988-02-23

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JP2257088U JPH0525597Y2 (ja) 1988-02-23 1988-02-23

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JPH01128784U JPH01128784U (ja) 1989-09-01
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