JP2018069109A - 洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワゴンのような容器に残っている付着物を取り除く際に、処理液を工夫して使用して効率よく且つ衛生的に洗浄できる洗浄機を提供する。【解決手段】洗浄機1は、処理室5内の容器Cに対して予備洗浄液302で予備洗浄をする予備洗浄ノズル42と、処理室5内の予備洗浄後の容器Cに対して洗浄液301で洗浄をする洗浄ノズル20,41と、処理室5内の洗浄後の容器Cに対してすすぎ液303ですすぎをするすすぎノズル21,43と、処理室5から出る使用後の予備洗浄液302を排水させ、処理室5から出る使用後の洗浄液301を循環させ、処理室5から出る使用後のすすぎ液303を排水させる排水処理部99を備え、排水処理部99は、洗浄液301により容器Cの洗浄が開始してからあらかじめ定めた第1所定時間T1の経過後に、予備洗浄液302の排水から洗浄液301の循環に切り替わる。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば肉類や魚類や野菜類等の収容対象物を収容するためのワゴンのような容器を、洗浄するための洗浄機に関する。
例えば、食肉加工場では、肉類は、金属製のワゴンに収容して搬送する。ワゴンから肉類を取り出した後は、ワゴンには肉類の一部や脂分や血分等が付着物として付着している。このため、ワゴンは、使用後にはこの付着分を洗浄して取り除く必要がある。
特許文献1には、この種のワゴンを洗浄するワゴン洗浄機が開示されている。ワゴン洗浄機は、ワゴンの付着物が周囲に飛散することなく、ワゴンの内外全体を洗浄することができる。このワゴン洗浄機は、自動開閉扉を有する洗浄室と、ワゴンを自動開閉扉と搬出入部との間でワゴンを昇降させる昇降装置と、洗浄室内でワゴンを旋回させる旋回駆動手段と、旋回されるワゴンに対して洗浄液を噴射する洗浄ノズルを有する。
特開2016−19948号
ところで、上述したように、ワゴンには肉類の一部や脂分や血分等が付着物として残っており、ワゴンの洗浄の際は、洗浄液を工夫して使用して、ワゴンを効率よく且つ衛生的に洗浄できるようにすることが望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ワゴンのような容器に残っている付着物を取り除く際に、処理液を工夫して使用して効率よく且つ衛生的に洗浄できる洗浄機を提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の洗浄機は、容器を処理室内で洗浄する洗浄機であり、前記処理室内へ前記容器を収容し、洗浄した前記容器を前記処理室内から取り出すための投入取り出し部と、前記処理室内の前記容器に対して、予備洗浄液で予備洗浄をする予備洗浄ノズルと、前記処理室内の前記予備洗浄後の前記容器に対して、洗浄液で洗浄をする洗浄ノズルと、前記処理室内の前記洗浄後の前記容器に対して、すすぎ液ですすぎをするすすぎノズルと、前記処理室から出る使用後の前記予備洗浄液を排水させ、前記処理室から出る使用後の前記洗浄液を循環させ、前記処理室から出る使用後の前記すすぎ液を排水させる循環排水処理部と、を備え、前記循環排水処理部は、前記洗浄液により前記容器の洗浄が開始してからあらかじめ定めた所定時間経過後に、前記予備洗浄液の排水から前記洗浄液の循環に切り替わることを特徴とする。
請求項1に記載の洗浄機では、循環排水処理部は、処理室から出る使用後の予備洗浄液を排水させ、処理室から出る使用後の洗浄液を循環させ、処理室から出る使用後のすすぎ液を排水させる。洗浄液により容器の洗浄が開始してからあらかじめ定めた所定時間の経過後に、予備洗浄液の排水から洗浄液の循環に切り替わる。すなわち、例えば肉類の一部や脂分や血分の付着物を含んだ予備洗浄液の排水動作を、容器の洗浄が開始してから所定時間だけ、時間的に遅延させて継続させる。この所定時間とは、洗浄を開始してから好ましくは洗浄中に予備洗浄液と洗浄液が混ざっていて、この混ざった予備洗浄液と洗浄液において予備洗浄液が無くなって例えば血の色が出なくなる時点までの時間である。これにより、洗浄液の循環状態に切り替えることで、例えば肉類の一部や脂分や血分の付着物を含んだ予備洗浄液が、洗浄液内に入ってしまうことを防げる。このように、容器から付着物を洗浄して取り除く際に、洗浄の際の洗浄液を工夫して使用して効率よく且つ衛生的に洗浄できる。
請求項2に記載の洗浄機では、前記所定時間を第1所定時間とすると、前記循環排水処理部は、前記すすぎ液により前記容器のすすぎが開始してからあらかじめ定めた第2所定時間経過後に、前記洗浄液の循環から前記すすぎ液の排水に切り替わることを特徴とする。
請求項2に記載の洗浄機では、循環排水処理部は、すすぎ液により容器のすすぎが開始してからあらかじめ定めた第2所定時間経過後に、洗浄液の循環からすすぎ液の排水に切り替わる。第2所定時間とは、例えば洗浄液の供給が止まって既に使用して処理室から排出された洗浄液がすすぎ液に切り替わった時点までの時間である。このため、洗浄液がすすぎ液に切り替わった時点で、洗浄液が外部に排水されないようにすることができ、容器のすすぎに用いたすすぎ液だけを排水することができる。これにより、洗浄液が外部に排水されないようにすることができ、しかもすすぎ液が洗浄液に混じるのを防ぐことができるので、洗浄液の洗剤の濃度が、すすぎ液により薄まってしまうのを防止できる。
請求項3に記載の洗浄機では、前記容器は、前記処理室内において前記容器の開口部側が下向きになるように設定され、前記予備洗浄ノズルは、前記容器の前記内面側に向けて配置され、前記洗浄ノズルは、前記容器の外面側と前記内面側の両方に向けてそれぞれ配置され、前記すすぎノズルは、前記容器の前記外面側と前記内面側の両方に向けてそれぞれ配置されており、前記洗浄ノズルが前記洗浄液を前記容器の前記外面側に噴射させる際と、前記すすぎノズルが前記すすぎ液を前記容器の前記外面側に噴射させる際に、前記洗浄ノズルと前記すすぎノズルを回転させる第1駆動部と、前記予備洗浄ノズルが前記予備洗浄液を前記容器の前記内面側に噴射させる際と、前記洗浄ノズルが前記洗浄液を前記容器の内面側に噴射させる際に、前記予備洗浄ノズルと前記洗浄ノズルを回転させる第2駆動部と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の洗浄機では、第1駆動部は、洗浄ノズルが洗浄液を容器の外面側に噴射させる際と、すすぎノズルがすすぎ液を容器の外面側に噴射させる際に、洗浄ノズルとすすぎノズルを回転させることで、容器の外面側を、きれいに隅々まで洗浄処理とすすぎ処理をすることができる。また、第2駆動部は、予備洗浄ノズルが予備洗浄液を容器の内面側に噴射させる際と、洗浄ノズルが洗浄液を容器の内面側に噴射させる際に、予備洗浄ノズルと洗浄ノズルを回転させるので、容器の内面側をきれいに隅々まで、予備洗浄処理と洗浄処理をすることができる。
請求項4に記載の洗浄機では、前記容器の前記外面側に前記洗浄液を噴射する前記洗浄ノズルの位置と、前記容器の前記外面側に前記すすぎ液を噴射する前記すすぎノズルの位置は、互いにずらしてあることを特徴とする。
請求項4に記載の洗浄機では、洗浄ノズルから容器の外面に対する洗浄液の噴射が、すすぎノズルの存在により邪魔になってしまうことがなく、すすぎノズルから容器の外面に対するすすぎ液の噴射が、洗浄ノズルの存在により邪魔になってしまうことがない。このため、容器の外面に対する洗浄処理やすすぎ処理が確実に行える。
請求項5に記載の洗浄機では、前記循環排水処理部は、前記洗浄液を収容する洗浄液タンク内に配置された循環排水切替部材と、付着物ろ過部とを有し、前記循環排水切替部材は、前記予備洗浄液の排水では、前記予備洗浄液を前記付着物ろ過部に排水し、前記洗浄液の循環では、前記洗浄液タンクに前記洗浄液を循環させ、前記すすぎ液の排水では、前記すすぎ液を排水させることを特徴とする。
請求項5に記載の洗浄機では、循環排水切替部材は、容器から取り除かれた付着物を含む予備洗浄液の排水を、付着物ろ過部に排水することができる。このため、付着物ろ過部は、容器から取り除かれた付着物を予備洗浄液から、除去することができる。
請求項6に記載の洗浄機では、前記すすぎが終わった前記容器は、前記処理室内で、冷却水により冷却され、冷却された前記容器は、圧搾空気を吹き付つけることで水切り処理されることを特徴とする。
請求項6に記載の洗浄機では、例えば温水により予備洗浄や本洗浄そしてすすぎ処理された容器は、冷却水により冷却でき、容器を低い温度にして温度が高いままの状態を防止することで、容器の衛生面が向上する。その後、冷却された容器は、圧搾空気により水切りされるので、容器の乾燥が容易に行え、容器の衛生面が向上する。
本発明によれば、ワゴンのような容器に残っている付着物を取り除く際に、処理液を工夫して使用して効率よく且つ衛生的に洗浄できる洗浄機を提供できる。
本発明の洗浄機の好ましい実施形態を示す正面図である。 図1に示す洗浄機の側面図である。 図1に示す洗浄機の平面図である。 洗浄機のシステム全体の構成例を示し、洗浄機の本体部の処理室と、洗浄タンクを含む周辺要素を詳しく示し、予備洗浄タンクを含む周辺要素と、すすぎタンクを含む周辺要素を簡単化して示す図である。 図4に示す予備洗浄タンクを含む周辺要素と、すすぎタンクを含む周辺要素を詳しく示す図である。 制御部と、各要素の電気的な接続例を示すブロック図である。 本発明の実施形態の洗浄機の一連の動作例を示すフロー図である。 図7に示す予備洗浄工程SP1を示すフロー図である。 図7に示す洗浄工程SP2を示すフロー図である。 図7に示すすすぎ工程SP3を示すフロー図である。 図7に示す冷却工程SP4を示すフロー図である。 図7に示す水切り工程S5を示すフロー図である。 本発明の別の実施形態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の洗浄機の好ましい実施形態を示す正面図である。図2は、図1に示す洗浄機の側面図である。図3は、図1に示す洗浄機の平面図である。
(洗浄機1の全体構成の概要)
図1から図3に示す洗浄機1は、容器Cを洗浄するための装置である。この容器Cは、例えば、食肉加工場において肉類を収容して搬送するための金属製のワゴンであり、ミートワゴンと呼ばれている。容器Cの収容量は、例えば200リットルから500リットル程度まであり、この洗浄機1は、いずれの収容量の容器Cであっても洗浄することができる。
容器Cは、例えばステンレス等の耐熱性と放熱性と衛生面に優れた金属により作られている箱型の容器本体Bと、この容器本体Bの底部に設けられた複数の車輪Dを有している。この容器Cは、作業者が手動で押して搬送したり、機械を用いて自動で搬送可能である。
作業者が、例えば食肉加工場でこの容器C内に肉類を収容して搬送して、容器Cからこの肉類を取り出すと、肉類の一部や脂分や血分が付着物として容器Cの内面や外面に付着している。この洗浄機1は、容器Cの内外面を同時に洗浄することで、容器Cから肉類の一部や脂分や血分である付着物を、周囲に飛び散ることがないようにして、洗浄して除去して、好ましくは容器Cを冷却して水切り処理までを行うことができる。
図1から図3に示す洗浄機1は、本体部2と、本体部2の前側に設けられた容器Cの投入取り出し部3と、制御部100を有している。本体部2と容器Cの投入取り出し部3は、例えばステンレス等の金属により作られている。図1に示すように、制御部100は、本体部2の側面に取り付けられている。
本体部2は、容器Cの投入取り出し部3により投入された容器Cに対して、温水の予備洗浄液を用いて容器Cに付着している肉類の一部や脂分や血分の付着物を予備洗浄した後、温水の洗浄液と洗剤を用いて、容器Cを本洗浄して、すすぎ液によりすすぎ処理をする。
容器Cの投入取り出し部3は、図2と図3に示す投入取出位置Pに位置決めされた容器Cを、本体部2内に180度反転して洗浄位置Rに投入して位置決めさせ、容器Cの予備洗浄と本洗浄とすすぎと必要に応じて冷却と水切り処理が終わったら、本体部2内の洗浄済みの容器Cを本体部2の洗浄位置Rから投入取出位置Pに戻す動作をするようになっている。
(本体部2)
まず、図1から図3を参照して、本体部2の好ましい構造例を、説明する。
図1と図2に示すように、本体部2は、架台4と、直方体状の処理室5を有する。架台4は、床面Fに対して移動しないように設置されており、処理室5は、この架台4の上に固定されている。処理室5の内部は、容器Cを収容して予備洗浄と本洗浄とすすぎと必要に応じて冷却と水切り処理するために、例えば直方体状の作業空間WPを有している。
図1と図2に示すように、処理室5は、上面板6と、側面板7,8と、前面板9と背面板10により形成されている。上面板6と側面板7,8と前面板9と背面板10は、囲まれた空間である作業空間WPを形成している。温水の予備洗浄液、洗浄液と洗剤、すすぎ液、圧搾空気、蒸気等が、この作業空間WP内から外部に漏れないようになっている。この作業空間WPのサイズは、容器Cの大きさに比べて十分に大きい。図1に示すように、制御部100は、側面板8側に固定されている。
図1と図3に示すように、この処理室5の前面板9には、左右の開閉扉11,12が設けられている。開閉扉11,12は、前面板9に設けられた長方形状の開口部15を開閉するために、図1に示すヒンジ11H,12Hにより、前面板9に対して回転可能に支持されている。開口部15は、容器Cの投入取り出し部3と洗浄位置Rの間に設けられている。
図2に示すように、扉開閉シリンダ13,14の基部が、上面板6の取り付け部6Aに取り付けられており、扉開閉シリンダ13,14の伸縮ロッドが、開閉扉11,12に取り付けられている。扉開閉シリンダ13,14は、例えばエアーシリンダ等の流体圧シリンダ等を用いることができる。
これにより、容器Cを投入取出位置Pから作業空間WP内に投入したり、容器Cを作業空間WPから投入取出位置Pに取り出す際には、扉開閉シリンダ13,14の伸縮ロッドが伸長動作することで、開閉扉11,12がそれぞれほぼ90度回転して開いて、開口部15を開けることができる。
また、容器Cを作業空間WP内で予備洗浄や洗浄やすすぎ等の作業を行う際には、扉開閉シリンダ13,14の伸縮ロッドが収縮動作することで、開閉扉11,12がほぼ90度逆に回転して、温水の予備洗浄液や、洗浄液と洗剤、すすぎ液、圧搾空気、蒸気等が外部に漏れないように、開閉扉11,12が開口部15を閉じることができる。
図1と図2に示すように、処理室5の内部、すなわち作業空間WPには、第1洗浄ノズル20と、第1すすぎノズル21が配置されている。処理室5の上面板6の内面では、連結部材22が処理室5に対して回転しないように固定されている。第1すすぎノズル21は、この連結部材22に対して同軸で回転可能に保持されている。第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は同軸になっており、第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21とは、溶接等で互いに固定されている。このため、第1すすぎノズル21と第1洗浄ノズル20は、連結部材22に対して、一体的に同軸で回転可能になっている。
好ましくは、第1すすぎノズル21が上面板6により近い位置に配置され、第1洗浄ノズル20が第1すすぎノズル21の下側に配置されている。上述したように、第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、溶接等により固定されていているので、第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、連結部材22を中心として一体的に回転するようになっている。図1と図2では、第1すすぎノズル21の一部の図示を省略している。
図2と図3に示すように、上面板6の上には、第1駆動部としての上ノズル回転モータ30が配置されている。図3に示すように、上ノズル回転モータ30の出力軸30Rのタイミングプーリは、動力伝達軸31のタイミングプーリに対して、タイミングベルト(歯付きベルト)31Rにより連結されている。この動力伝達軸31Rは、第1洗浄ノズル20から連続して一体的に設けられており、動力伝達軸31Rは、第1洗浄ノズル20と一体になっており、連結部材22に対して回転可能である。
これにより、上ノズル回転モータ30の回転駆動力は、タイミングベルト31Rと動力伝達軸31を介して第1洗浄ノズル20に伝達されることで、第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、一体的に例えば上から見て反時計方向に、連続回転できるようになっている。
図2に示すように、処理室5の上面板6には、処理室5の作業空間WPに通じる排気口32が設けられている。排気口32からは、作業空間SP内に注入される圧搾空気や蒸気等を外部に排出できる。第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21の好ましい構造例については、後で説明する。
図2に示すように、処理室5の作業空間WPの底部の位置には、第2洗浄ノズル41と、予備洗浄ノズル42と、第2すすぎノズル43が配置されている。連結部材45は、処理室5に対して回転しないように固定されている。第2洗浄ノズル41は、連結部材45に対して同軸で回転可能に保持されている。第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42は、同軸になっており、第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42は、溶接等で互いに固定されている。このため、第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42は、連結部材45に対して、一体的に同軸で回転可能になっている。
図2に示すタイミングプーリ46は、第2駆動部としての下ノズル回転モータ44の出力軸のタイミングプーリ47に対してタイミングベルトで連結されている。このタイミングプーリ46は、予備洗浄ノズル42から連続して下方に延長されるようにして一体的に設けられている動力伝達軸に取り付けられている。
これにより、下ノズル回転モータ44の駆動力は、タイミングプーリ47、タイミングベルトと動力伝達軸のタイミングプーリ46を介して、動力伝達軸と一体の予備洗浄ノズル42に伝達されるので、第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42は、一体的に連続回転するようになっている。
このように、上述した第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、連続回転可能であり、第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42も連続回転可能である。しかし、第2すすぎノズル43は、固定されたままであり、回転はしない。第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、処理室5の作業空間WP内であって、洗浄位置Rに位置されている容器Mよりも上方位置に配置されている。これに対して、第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42は、処理室5の作業空間WP内であって、洗浄位置Rにある容器Mの内部に位置されている。また、第2すすぎノズル43は、処理室5の作業空間WP内であって、洗浄位置Rにある容器Mの下方の位置に配置されている。
第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、作業空間WP内に投入された容器Cの外側を、容器Cの外面に当たらないように連続回転する。第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42は、容器Cの内面に当たらないように連続回転する。
第2洗浄ノズル41は洗浄液を容器Cの内面側に噴射でき、予備洗浄ノズル42は、予備洗浄液を容器Cの内面側に噴射できる。そして、第2すすぎノズル43は、すすぎ液を上に向けて、容器Cの内面に噴射できる。
図2に示すように、本体部2の架台4には、すすぎポンプ50が配置されている。洗浄液用の排水ダンパー51と、排水切替シリンダ52が、架台4に配置されている。図3に示すように、架台4は、洗浄タンク54と、洗浄ポンプ55と、予備洗浄ポンプ56と、予備洗浄タンク57と、すすぎタンク58と、反転駆動モータ59を有している。予備洗浄タンク57は、排水接続口57Dを有し、すすぎタンク58は、排水接続口58Dを有する。洗浄タンク54と洗浄ポンプ55と予備洗浄ポンプ56は、背面板10側に配置され、予備洗浄タンク57とすすぎタンク58と反転駆動モータ59は、側面板8側に配置されている。
(容器Cの投入取り出し部3)
次に、図2と図3を参照して、容器Cの投入取り出し部3の好ましい構造例を説明する。
図2と図3に示すように、容器Cの投入取り出し部3は、本体部2の前面板9側に設けられている。容器Cの投入取り出し部3は、反転駆動モータ59と、容器Cを保持するための保持部材70と、反転中心軸71を有する。保持部材70は、図3に示すように左右一対のアーム72,72を有する。
図3に示すように、アーム72,72は、間隔を離して平行になっており、アーム72,72は、図2に示すようにほぼU字型になっていて、第1部分72Aと第2部分72Bを有する。第1部分72Aと第2部分72Bは、容器Cの上部側と下部側に位置させることができるように、間隔を離して平行になっている。
図2と図3に示すように、第1部分72Aと第2部分72Bの各基部73は、反転中心軸71に固定されている。図3に示すように、反転中心軸71は、減速機59Bを介して反転駆動モータ59の出力軸に連結されている。容器Cを洗浄する場合には、反転駆動モータ59が動作することで、図2に示すように、容器Cを投入する場合には、保持部材70は、容器Cを保持した状態で、破線で示す投入取出位置Pから、軌跡線Jに沿って180度正転反転して、実線で示す作業空間WP内の洗浄位置Rまで位置を変えることができる。
逆に、洗浄済みの容器Cを取り出す場合には、反転駆動モータ59が動作することで、図2に示すように、保持部材70は、容器Cを保持した状態で、作業空間WP内の洗浄位置Rから軌跡線Jに沿って180度逆転反転して、投入取出位置Pに位置を戻すことができる。
なお、図2に示す左右のアーム72,72の第1部分72A,72Aは、容器Cの側面支持用の支持部材72Cをそれぞれ有している。容器の支持部材72Cは、アーム72,72が容器Cを保持する際に容器Cの左右の側面部分を支える。これにより、保持部材70が、容器Cを保持して、正転反転したり逆転反転する場合に、容器Cが図3におけるX方向(左右方向)にずれないようにすることができる。なお、X方向は、洗浄機1の左右方向を示し、Y方向は、洗浄機1の奥行方向を示し、そしてZ方向は、洗浄機1の上下方向を示している。
(洗浄機1のシステム全体の構成例)
次に、図4と図5を参照して、洗浄機1のシステム全体の構成例を、さらに詳しく説明する。
図4は、洗浄機1のシステム全体の構成例を示す図であるが、図4では、洗浄機1の本体部2の処理室5と、洗浄タンク54を含む周辺要素を詳しく示し、予備洗浄タンク57を含む周辺要素と、すすぎタンク58を含む周辺要素を簡単化して示している。図5は、図4に示す予備洗浄タンク57を含む周辺要素と、すすぎタンク58を含む周辺要素を詳しく示している。
図4に示す本体部2の処理室5では、上面板6の上に、扉開閉シリンダ13,14と上ノズル回転モータ30が配置されている。上面板6には排気口32が設けられている。処理室5の下部には、排水口5Lが設けられている。
まず、図4を参照して、第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21の好ましい構造例を説明する。
図4に示す処理室5の作業空間WP内では、上面板6の下部の位置において、上ノズルとしての第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21が、この連結部材22により回転可能に取り付けられている。好ましくは、第1すすぎノズル21が上面板6により近い位置に配置され、第1洗浄ノズル20が第1すすぎノズル21の下側に配置されている。第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、作業空間WP内の洗浄位置Rの容器Cを保持している保持部材70よりも、上の位置にある。すでに述べたように、上ノズル回転モータ30の回転駆動力は、動力伝達軸31と連結部材22を介して伝達されることで、第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、例えば上から見て反時計方向に、連続回転できる。
図4に示すように、第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は、好ましくは同様のほぼ逆U字形状を有している。第1洗浄ノズル20は、一対の縦部分20A,20Aと、この一対の縦部分20A,20Aを接続している水平部分20Bを有する。一対の縦部分20A,20Aと水平部分20Bには、複数の噴射ノズル20Nが間隔をおいて設けられている。一対の縦部分20A,20Aの噴射ノズル20Nは、水平方向に向けて、容器Cの外面側(4つの側面側)に洗浄液を噴射する。水平部分20Bの噴射ノズル20Nは、下方に向けて、容器Cの外面側(底面側)に洗浄液を噴射する。
一対の縦部分20A,20Aの間隔は、容器Cを保持した保持部材70の左右一対のアーム72,72が一対の縦部分20A,20Aに対して当たらないように広く設定されている。一対の縦部分20A,20Aは、容器Cの洗浄時には、洗浄位置Rの容器Cを保持している保持部材70の周囲を回る。
一方、図4に示すように、第1すすぎノズル21は、一対の縦部分21A,21Aと、この一対の縦部分21A,21Aを接続している水平部分21Bを有する。一対の縦部分21A,21Aと水平部分21Bには、複数の噴射ノズル21Nが間隔をおいてそれぞれ設けられている。一対の縦部分21A,21Aの噴射ノズル21Nは、水平方向に向けて、容器Cの外面側(4つの側面側)にすすぎ液を噴射する。水平部分21Bの噴射ノズル21Nは、下方に向けて、容器Cの外面側(底面側)にすすぎ液を噴射する。一対の縦部分21A,21Aの間隔は、容器Cを保持した保持部材70の左右一対のアーム72,72が一対の縦部分21A,21Aに対して当たらないように広く設定されている。一対の縦部分21A,21Aは、洗浄位置Rの容器Cを保持している保持部材70の周囲を回る。
図4に示すように、第1洗浄ノズル20の位置と第1すすぎノズル21の位置は、この連結部材22に対して、所定の角度θだけずらして取り付けられている。第1洗浄ノズル20の位置と第1すすぎノズル21の位置が、回転方向に所定の角度θだけずらしてあるのは、図3の平面図においても示している。しかも、図1に示すように、第1すすぎノズル21は、第1洗浄ノズル20に比べて、より高い位置に配置されている。
これにより、図4に示す第1洗浄ノズル20の噴射ノズル20Nから容器Mに対する洗浄液の噴射が、第1すすぎノズル21の存在により物理的に干渉されないようにすることができ、第1すすぎノズル21の噴射ノズル21Nから容器Mに対するすすぎ液の噴射が、第1洗浄ノズル20の存在により物理的に干渉されないようにすることができる。
この角度θは、例えば10度から30度の範囲で設定できるが、これに限定されない。もし、角度θが例えば10度よりも小さいと、洗浄液とすすぎ液の噴射が物理的に干渉し易くなるので好ましくはない。
また、例えば角度θが30度よりも大きいと、容器Cを保持した保持部材70の左右一対のアーム72,72が、投入取出位置Pから作業空間WP内の洗浄位置Rへ移動したり、逆に容器Cを保持した保持部材70の左右一対のアーム72,72が、作業空間WP内の洗浄位置Rから投入取出位置Pに位置を戻す作業に邪魔となり、容器Cを保持する保持部材70の出し入れ作業に支障が出る可能性があるので、好ましくない。
上ノズル回転モータ30は、洗浄ノズル20とすすぎノズル21を回転させることで、容器Cの外面側を、きれいに隅々まで洗浄処理とすすぎ処理をすることができる。
次に、図4を参照して、下側にある下ノズルとしての第2洗浄ノズル41と、予備洗浄ノズル42と、第2すすぎノズル43について説明する。
図4に示す処理室5の作業空間WPの底部には、第2洗浄ノズル41と、予備洗浄ノズル42と、第2すすぎノズル43が配置されている。第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42は、下ノズル回転モータ44の駆動により連続回転する。第2洗浄ノズル41は、複数の噴射ノズル41Nを有し、予備洗浄ノズル42は、複数の噴射ノズル42Nを有し、そして第2すすぎノズル43は、複数の噴射ノズル43Nを有している。
上述した第1洗浄ノズル20と第1すすぎノズル21は連続回転可能であり、第2洗浄ノズル41と予備洗浄ノズル42も連続回転可能である。しかし、第2すすぎノズル43は、回転はしない。
第2洗浄ノズル41は、洗浄液を、洗浄位置Rの容器Cの内面に対して回転しながら噴射する。予備洗浄ノズル42は、予備洗浄液を、洗浄位置Rの容器Cの内面に対して回転しながら噴射する。第2すすぎノズル43は、すすぎ液を、洗浄位置Rの容器Cの内面に対して噴射する。下ノズル回転モータ44は、予備洗浄ノズル42と洗浄ノズル41を回転させるので、容器Cの内面側をきれいに隅々まで、予備洗浄処理と洗浄処理をすることができる。
(洗浄タンク54)
次に、図4を参照して、洗浄タンク54について詳しく説明する。
洗浄タンク54は、洗浄液301を収容して洗浄液301を容器Cに対して循環させるための箱状の収容タンクである。この洗浄タンク54は、排水接続口54Aと、仕切り壁54Bと、付着物ろ過部としてのゴミ籠54Cと、蒸気サイレンサー54Dと、排水処理部99を有する。仕切り壁54Bは、洗浄タンク54内を2つの領域54M,54Nに区分している。領域54Mは、洗浄液301を溜める部分であり、予備洗浄液やすすぎ液を入れない。領域54Nは、排水処理部99の一部を構成しており、予備洗浄液やすすぎ液を入れる。
図4に示す排水処理部99は、循環排水切替部材としての洗浄液用の排水ダンパー51と、ゴミ籠54Cと、領域54Nから構成されている。ゴミ籠54Cは領域54Nにおいて、着脱可能に配置されている。予備洗浄液排水モードでは、ゴミ籠54Cは、例えば予備洗浄液からこの予備洗浄液に含まれている肉類の一部や脂分や血分の付着物をろ過して、予備洗浄液302だけを外部に排出させる。ゴミ籠54C内に回収した肉類の一部や脂分や血分(ドリップ血)の付着物は、ゴミ籠54Cを取り外すことで、容易に廃棄することができる。
図4に示すように、処理室5の下部の排水口5Lは、洗浄タンク54の領域54M側の上方の位置に設けられている。洗浄液用の排水ダンパー51が領域54M側に配置されている。この排水ダンパー51は、排水切替シリンダ52のロッドに対して連結部材52Dを介して連結されている。排水切替シリンダ52のロッドが伸縮することで、排水ダンパー51は、V方向に揺動することができる。
これにより、排水ダンパー51の先端部51Sが、実線で示すように、領域54N側に下がった状態では、処理室5の下部の排水口5Lから排出される汚れた予備洗浄液や、すすぎ液を、ゴミ籠54C内に直接導くことができる。例えば予備洗浄液を用いて容器Cを予備洗浄する際には、ゴミ籠54Cは、汚れた予備洗浄液から肉類の一部や脂分や血分(ドリップ血)の付着物をろ過して、予備洗浄液だけを外部に排水させることができる。
また、洗浄液301が洗浄タンク54を介して容器Cに対して循環される洗浄液循環モードでは、洗浄液301を用いて容器Cを洗浄する際には、容器Cからはすでに肉類の一部や脂分や血分の付着物がおおまかに取り除かれている。このため、排水ダンパー51の後端部51Tが、破線で示すように領域54M側に下がった状態となり、処理室5の排水口5Lから排出される洗浄液301は、洗浄タンク54の領域54M側内に回収することができる。
図4に示すように、洗浄タンク54に配置された蒸気サイレンサー54Dは、電磁弁54Wと配管150を介して、蒸気供給部200に接続されている。電磁弁54Wの開度は、温度センサでもある温度コントローラ54Sが検知する洗浄タンク54内の洗浄液301の温度により、調整されて、供給される蒸気量が調整できる。このため、制御部100が洗浄タンク54内の洗浄水301の温度を所定温度に保持する。
なお、蒸気供給部200は、必要に応じて図示しない配管と蒸気噴射ノズルから、容器Cに向けて、蒸気を噴射させることもできる。このように蒸気は、作業空間SP内において、1か所の蒸気噴射ノズルから噴射されるが、蒸気は1か所の蒸気噴射ノズルから噴射するだけでも、十分に作業空間SP内に満たすことができる。
図4に示すように、洗浄タンク54は、ストレーナー54Kと配管151を介して、洗浄ポンプ55に接続されている。そして、この洗浄ポンプ55から出ている配管152は、動力伝達軸31内を同軸状に通っている配管153を介して、第1洗浄ノズル20に接続されている。これにより、洗浄ポンプ55を駆動することで、洗浄タンク54内の洗浄液01は、配管151,152と配管153を介して、第1洗浄ノズル20の各噴射ノズル20Nから、容器Cの外側面に対して噴射して、容器Cの外側面を洗浄することできる。
また、図4に示すように、配管152の途中には、別の配管154が接続されており、この配管154は、第2洗浄ノズル41に接続されている。これにより、洗浄タンク54内の洗浄液は、配管151,152と配管154を介して、第2洗浄ノズル41の各噴射ノズル41Nから、容器Cの内面に対して噴射して、容器Cの内面を洗浄液301により洗浄することができる。
洗浄タンク54には、別の配管172が接続されている。この配管172は、ポンプ171を介して、洗剤タンク170に接続されている。ポンプ171が動作すると、必要に応じて、洗剤タンク170から洗浄タンク54内に洗剤301を追加することができる。容器Mに付着している付着物が確実に取り除けるようにするために、洗剤としては、好ましくは強アルカリ系の洗剤を用いる。
(予備洗浄タンク57)
次に、図4と図5を参照して、予備洗浄タンク57について説明する。
図4と図5に示す予備洗浄タンク57は、予備洗浄液302を収容するための箱状の収容タンクである。図5に示すように、予備洗浄タンク57は、排水接続口57Dと、温度コントローラ57Sを有する。排水接続口57Dは、洗浄タンク57内に収容されている予備洗浄液の液面保持用の排水部57Lに接続されている。これにより、洗浄タンク57内に収容されている予備洗浄液302の液面が、液面保持用の排水部57Lを超えると、超えた分の予備洗浄液302は、排水部57Lと排水接続口57Dを介して予備洗浄タンク57から排水することができる。このため、予備洗浄タンク57内において、予備洗浄液があふれるのを防ぐことができる。
図4に示すように、予備洗浄タンク57に配置された蒸気サイレンサー57Eは、電磁弁57Wと配管158,150を介して、蒸気供給部200に接続されている。電磁弁57Wの開度は、温度コントローラ57Sが検知する予備洗浄タンク57内の予備洗浄液302の温度により調整されて、供給される蒸気量が調整できる。このため、制御部100が予備洗浄タンク57内の予備洗浄液302の温度を所定温度に保持する。
図5に示すように、予備洗浄タンク57は、予備洗浄ポンプ56を介して、配管159,160に接続されている。この配管159,160は、予備洗浄ノズル42に接続されている。これにより、予備洗浄ポンプ56が動作すると、予備洗浄タンク57の予備洗浄液302は、配管159,160を介して、予備洗浄ノズル42の各噴射ノズル42Nから、例えば肉の変質が起こらない温度帯域、例えば所定の範囲以下の温度で、しかも中圧で、容器Cの内面に向けて噴射する。これにより、容器Cの予備洗浄をすることができる。
なお、図4に示すように、配管160には、配管161が接続されている。この配管160は、切替弁181と、空気濾過用のフィルタ162と、電磁弁180を介して、コンプレッサ163に接続されている。これにより、コンプレッサ163が動作することで、配管161,160を介して、予備洗浄ノズル42の各噴射ノズル42Nから、圧搾空気を容器Cの内面に向けて噴射できる。このため、噴射された圧搾空気は、容器Cの内面に対して、すすぎ後の水切り処理を行うことができる。
図4と図5に示すように、給水源210は、配管211,212,213に接続されている。配管211は、予備洗浄タンク57内に接続され、配管212は、洗浄タンク54内に接続され、そして配管213は、すすぎタンク58内に接続されている。配管213と配管220の間には、電磁弁188が配置されている。これにより、給水源210の水は、配管211,212,213を介して、予備洗浄タンク57内と洗浄タンク54内とすすぎタンク58にそれぞれ、適宜供給することができる。
また、図4に示すように、給水源210の水は、配管211,213と電磁弁188と配管220を介して、第1すすぎノズル21の各噴射ノズル21Nから噴射することで、作業空間WP内の容器Cを冷却するための冷却水として供給できる。
(すすぎタンク58)
次に、図4と図5を参照して、すすぎタンク58を説明する。
図4と図5に示すすすぎタンク58は、すすぎ液を収容するための箱状の収容タンクである。すすぎタンク58は、排水接続口58Dと、温度コントローラ58Sを有する。排水接続口58Dは、洗浄タンク58内に収容されているすすぎ液の液面保持用の排水部58Lに接続されている。これにより、洗浄タンク58内に収容されているすすぎ液303の液面が、液面保持用の排水部58Lを超えると、超えた分のすすぎ液303は、排水部58Lと排水接続口58Dを介して、すすぎタンク58から排水することができる。これにより、すすぎタンク58内において、すすぎ液303があふれるのを防ぐことができる。
図5に示すように、すすぎタンク58に配置された蒸気サイレンサー58Eは、電磁弁58Wと配管215を介して、蒸気供給部200に接続されている。電磁弁58Wの開度は、温度コントローラ58Sが検知するすすぎタンク58内のすすぎ液303の温度により、調整されて、供給される蒸気量が調整できる。このため、制御部100がすすぎタンク58内の温度を所定温度に保持する。
図4と図5に示すように、すすぎタンク58は、すすぎポンプ50を介して、配管220,221に接続されている。この配管220は、第1すすぎノズル21に接続されている。配管221は、第2すすぎノズル43に接続されている。これにより、すすぎポンプ56が動作すると、すすぎタンク58のすすぎ液は、配管220,221を介して、第1すすぎノズル21の各噴射ノズル21Nから、容器Cの外側面に向けて噴射してすすぎをすることができるとともに、第2すすぎノズル43の各噴射ノズル43Nから、容器Cの内面に向けて噴射してすすぎをすることができる。
図6は、制御部100と、各要素の電気的な接続例を示す図である。
図6に示すように、反転駆動モータ59と、扉開閉シリンダ13,14と、排水切替シリンダ52と、上ノズル回転モータ30と、予備洗浄回転モータ44と、コンプレッサ163は、制御部100の指令により駆動される。洗浄ポンプ55と、予備洗浄ポンプ56と、すすぎポンプ50と、ポンプ171は、制御部100の指令により駆動される。電磁弁54Wと、電磁弁57Wと、電磁弁58Wと、電磁弁157、180,188と、切替弁181の動作は、制御部100の指令により制御される。
また、必要に応じて、図4に示す洗浄タンク54と予備洗浄タンク57とすすぎタンク58は、それぞれ図6に示す渇水検知フロートスイッチ54F、57F、58Fを備えている。これにより、渇水検知フロートスイッチ54F、57F、58Fは、洗浄タンク54内の洗浄液が渇水したり、予備洗浄タンク57内の予備洗浄液が渇水したり、あるいはすすぎタンク58内のすすぎ液が渇水した場合には、制御部100に通知する。
また、図4のすすぎタンク58には、必要に応じて、図6に示すすすぎ流量確認センサ99Sを設けることができ、すすぎ流量確認センサ99Sがすすぎタンク58から出るすすぎ液の流量を、制御部100に通知する。
温度コントローラ54Sは、図4に示す洗浄タンク54内の洗浄液301の温度を検知し、温度コントローラ57Sは、図5に示す予備洗浄タンク57内の予備洗浄液302の温度を検知し、温度コントローラ58Sは、図5に示すすすぎタンク58内のすすぎ液303の温度を検知する。温度コントローラ54S,57S,58Sは、検知した温度情報を制御部100に通知する。
(洗浄機1の動作例)
次に、上述した洗浄機1により、容器Cを予備洗浄して、本洗浄し、すすぎ、そして必要に応じて冷却処理と水切り処理を行う動作例を、図7から図12を参照して説明する。ただし、図7に示す予備洗浄工程SP1と洗浄工程SP2とすすぎ工程SP3は、容器Mに対して一連の処理として行われるが、冷却工程SP4と水切り工程SP5の少なくとも一方は、必要に応じて省略することができる。
図7は、洗浄機1により、容器Cを予備洗浄して、本洗浄とすすぎを行い、そして容器Cを冷却して水切りを行う一連の動作例を示すフロー図である。図8は、図7に示す予備洗浄工程SP1を示すフロー図である。図9は、図7に示す洗浄工程SP2を示すフロー図である。図10は、図7に示すすすぎ工程SP3を示すフロー図である。図11は、図7に示す冷却工程SP4を示すフロー図である。図12は、図7に示す水切り工程S5を示すフロー図である。
まず、図7のステップS1では、作業者が図1の制御部100の操作電源スイッチをオンする。ステップS2では、制御部100は、容器Cを保持するための保持部材70が、図4において破線で示す原位置としての投入取出位置Pに、位置決めされているかどうかを確認する。
保持部材70が投入取出位置Pに位置決めされていると、ステップS3では、制御部100は、図3に示す左右の開閉扉11,12が、開口部15を開放しているかどうかを確認する。開閉扉11,12が開いていると、ステップS4では、図4に示す排水ダンパー51が、実線で示すように排水状態になっているか、すなわち排水ダンパー51の先端部51Sが、領域54N側に下がった状態であるかを確認する。
排水ダンパー51が、実線で示すように排水状態であれば、図7のステップS5では、作業者が、既に肉類等の搬送に使用した容器C(ワークともいう)を、図2と図4に示すように、投入取出位置Pに投入して保持部材70により保持されているかどうかを確認する。投入取出位置Pでは、保持部材70は、容器Cを上向き状態で、すなわち容器Cの開口部は上向きの正立状態で、容器Cを保持している。ステップS6では、作業者は、図1の制御部100の起動釦をオンすると、ステップS7では、警報用のブザーが鳴って、洗浄開始を作業者に対して通知する。
図7のステップS8では、制御部100は、図2と図4に示す反転駆動モータ59を正転反転動作させることで、保持部材70は、容器Cを保持した状態で、投入取出位置Pから軌跡線Jに沿って180度正転反転させて、作業空間WP内の洗浄位置R側に向かう動作を始める。この場合には、制御部100は、反転駆動モータ59を低速でゆっくりと正転反転動作させる。ただし、ステップS9では、制御部100は、容器Cを保持している保持部材70があらかじめ定めた加速位置に達すると、反転駆動モータ59を、低速ではなく高速に切り替えて正転反転動作させる。これにより、容器Cを洗浄位置Rに投入する際の時間を短縮できる。
そして、図7のステップS10では、容器Cを保持している保持部材70が、正転反転されて、処理室5のすでに開放されている開口部15を通過して、作業空間SP内のあらかじめ定めた扉閉開始位置に達する。すると、ステップS11では、制御部100は、この扉閉開始位置を過ぎて減速位置に達すると、反転駆動モータ59は、この扉閉開始位置において、反転駆動モータ59を高速から低速に切り替えて、ゆっくりと洗浄位置Rに向けて正転反転動作させる。ステップS12では、容器Cを保持している保持部材70が洗浄位置Rに達すると、制御部100は、反転駆動モータ59の正転反転動作を停止させる。保持部材70が容器Cを作業空間SP内の洗浄位置Rに位置決めされると、図4と図2に示すように、容器Cの開口部は、下向きになる。すなわち、容器Cは倒立状態で、作業空間SP内の洗浄位置Rにおいて、保持部材70により保持される。
一方、ステップS10に戻り、容器Cを保持している保持部材70が、処理室5のすでに開放されている開口部15を通過して、作業空間SP内のあらかじめ定めた扉閉開始位置を通過すると、ステップS13,14に移る。ステップS13,14では、制御部100は、図3と図4に示す扉開閉シリンダ13,14を動作させて、図3の右側の開閉扉12と左側の開閉扉11を閉じて開口部15を閉鎖する。これにより、左右の開閉扉11,12は、後で使用する予備洗浄液、洗浄液、すすぎ液等が外部に漏れないようにするために、処理室5の開口部15を閉じて、作業空間SPを封鎖することができる。
図7のステップS15では、制御部100は、次の予備洗浄工程SP1を開始するための洗浄開始条件である、(1)保持部材70と容器Cが洗浄位置Rに位置決めされ、(2)左右の開閉扉11,12が閉じていること、を確認する。制御部100は、この確認ができると、次のステップである予備洗浄工程SP1に移る。
<予備洗浄工程SP1>
図7に示す予備洗浄工程SP1は、図8に詳しく示している。
図8に示す予備洗浄工程SP1のステップS16では、図2と図4に示すように、使用済みの容器Cは、すでに保持部材70により洗浄位置Rにおいて、倒立した状態で位置決めされている。つまり、容器Cの開口部は下向きになっている。制御部100は、この使用済みの容器Cの洗浄動作を、開始させる。
図8のステップS17では、図4に示す排水ダンパー51が、実線で示すように排水状態(左側に下がっている状態)になっていて、ステップS18では、制御部100は、容器Cの予備洗浄工程を開始する。ステップS19では、制御部100は、図4と図5に示す予備洗浄ポンプ56を起動させるとともに、ステップS20では、制御部100は、下ノズル回転モータ44を動作させて、下ノズルである予備洗浄ノズル42を回転させる。この予備洗浄工程SP1では、ステップS17,S21で示すように、図4に示す排水ダンパー51は、実線で示すように排水状態(左側に下がっている状態)、すなわち予備洗浄液排水モードになっている。
図8に示すステップS22の予備洗浄中では、図4に示す作業空間WP内において、予備洗浄ノズル42が、図5の予備洗浄液302を噴射しながら図4の予備洗浄ノズル42が回転される。このため、容器Cの内面側は、隅々まで所定の温度以下で中圧の予備洗浄液302により、予備洗浄される。
この予備洗浄の際には、作業空間WPにおいて、温水の予備洗浄液302が、容器Cの内面側に噴射されると、容器Cの内面に付着している大部分の肉類の一部分や脂分や血分が除去される。
容器Cを予備洗浄した予備洗浄液302は、図4に示す排水口5Lから、洗浄タンク54内の予備洗浄液排水モードになっている排水ダンパー51に落下して、傾斜している排水ダンパー51により案内されて、洗浄タンク54の領域54N側に流れ込むことになる。
これにより、領域54Nのゴミ籠54Cは、例えば予備洗浄液302からこの予備洗浄液302に含まれている肉類の一部分や脂分や血分をろ過して、予備洗浄液302だけを排水することができる。ゴミ籠54C内に回収した肉類の一部分や脂分や血分は、ゴミ籠54Cを取り外すことで、容易に除去することができる。
容器Cの予備洗浄が済むと、図8のステップS23では、制御部100は、図4に示す予備洗浄ポンプ56を停止させて、ステップS24では予備洗浄工程SP1が終了する。
次に、予備洗浄工程SP1が終了すると、図7と図9に示す洗浄工程SP2に移る。
<洗浄工程SP2>
図9に示すステップS25では、制御部100は、次の洗浄工程(本洗浄工程)SP2を開始する。ステップS26では、制御部100は、図4に示す洗浄ポンプ55を起動させる。しかも、制御部100は、上ノズル回転モータ30を起動させて上ノズルである第1洗浄ノズル20を回転させるとともに、下ノズル回転モータ44を起動させて下ノズルである第2洗浄ノズル41を回転させる。ステップS25,S26,S27,S28においても、ステップS29のように、まだ図8のステップS21の場合と同様に、図4に示す排水ダンパー51は、実線で示すように排水状態(左側に下がっている状態)、予備洗浄液排水モードを維持したままである。
図9のステップS30において、上ノズルである第1洗浄ノズル20が、回転しながら容器Cの外側面に対して、所定の温度以上の洗浄液301を噴射して本洗浄するとともに、下ノズルである第2洗浄ノズル41が、回転しながら容器Cの内面側に対して、所定の温度以上の洗浄液301を噴射して容器Cの内側面を本洗浄する。
このように、ステップS30において容器Cを洗浄液301により本洗浄を行っている際には、ステップS34に示すように、ステップS30の本洗浄を開始してから、あらかじめ定めた第1所定時間T1が経過すると、排水ダンパー51は、図4の実線で示すステップS29の予備洗浄液排水モードMPから、ステップS34の洗浄液循環モードMSに切り替わるようになっている。
この予備洗浄液排水モードMPとは、上述したように、図4に示す排水ダンパー51が、実線で示すように、予備洗浄液を排水するための排水状態(左側に下がっている状態)を維持していることをいう。これに対して、洗浄液循環モードMSとは、図4に示す排水ダンパー51が、破線で示すように、洗浄液301を再利用のために洗浄液タンク54内に戻して循環させる循環状態(右側に下がっている状態)を維持していることをいう。
図9の予備洗浄液排水モードMPでは、予備洗浄液の排水動作を、洗浄開始時点TRから、予備洗浄液302を排水するための排水終了時点TSまでの、あらかじめ定めた第1所定時間T1だけ、時間的に遅延させる。そして、ステップS34において、制御部100は、図4に示す排水切替シリンダ52を駆動させて、排水ダンパー51の状態を破線で示す状態から実線で示す状態に切り替えることができる。
肉類の一部や脂分や血分の付着物を含んだ予備洗浄液302の排水動作を、容器Cの洗浄が開始してから第1所定時間T1だけ、時間的に遅延させて継続させる。この第1所定時間T1とは、例えば洗浄を開始してから洗浄中に予備洗浄液302と洗浄液301が混ざっていて、この混ざった予備洗浄液302と洗浄液301において予備洗浄液302が無くなって例えば血の色が出なくなる時点までの時間である。
このように、第1所定時間T1の排水終了時点TSとしては、好ましくは洗浄中に血の色が出なくなるタイミングを過ぎた時点である。この場合には、排水ダンパー51は、この排水ダンパー51の後端部51Tが、破線で示すように、領域54M側に下がった状態、つまり洗浄液301の循環状態に切り替える。
洗浄を開始してから第1所定時間T1が経過すると、予備洗浄液排水モードMPから、洗浄液循環モードMSに切り替わるので、排水ダンパー51は、処理室5の下部の排水口5Lから排出される洗浄に用いた洗浄液301を、血の色が出なくなっている比較的きれいな状態で、洗浄タンク54の領域54M内に回収できる。回収した洗浄液301は、第1洗浄ノズル20と第2洗浄ノズル41を介して循環させて、容器Cに対して再度噴射して洗浄させることができる。
従って、洗浄液301の循環状態に切り替えることで、例えば肉類の一部や脂分や血分の付着物を含んだ予備洗浄液302が、洗浄タンク54の領域54M内の洗浄液301内に入ってしまうことを防げる。このことから、洗浄機1は、容器Cから付着物を洗浄して取り除くのであるが、洗浄の際の洗浄液を工夫して使用して効率よく且つ衛生的に洗浄できる。
このように、図4の排水ダンパー51の状態を切り替えるタイミングを、容器Cを洗浄液301により本洗浄を行うための洗浄開始時点TRから、予備洗浄液302を排水するための排水終了時点TSまでの第1所定時間T1だけ、時間的に遅延させる。肉類の一部や脂分や血分の付着物を含む予備洗浄液302を洗浄タンク54の領域54側に流した後に、さらに第1所定時間T1だけ、洗浄液301を洗浄タンク54の領域54N側に余分に流すことで、肉類の一部や脂分や血分の付着物を含む予備洗浄液302が、万が一にも洗浄タンク54の領域54Mに入ってしまうことを防げる。すなわち、洗浄タンク54内の洗浄液301が肉類や脂分や血分の付着物と混ざってしまうことを防止できる。
もし、血分と洗浄液301の洗剤とが混ざってしまうと、発泡現象を起こすおそれがあるが、この発泡現象をも防ぐことができる。血分と洗剤が混ざった状態で発泡してしまうと、発泡で洗浄力そのものが低下することがあり、洗浄ポンプ55の動作に影響を与えてしまうので望ましくはない。
図9のステップS30の洗浄が終了すると、ステップS31では、制御部100は、図4に示す洗浄ポンプ55を停止させて、ステップS32では洗浄工程を終了する。制御部100は、図4に示す下ノズル回転モータ44を停止させて、下ノズルである洗浄ノズルの回転を停止させる。
図9に示す洗浄工程SP2が終了すると、図7と図10に示すすすぎ工程SP3に移る。
<すすぎ工程SP3>
図10のすすぎ工程SP3のステップS35では、制御部100は、すすぎ工程を開始する。ステップS37では、すすぎポンプ50を起動させる。ステップS38では、制御部100は、図4の上ノズル回転モータ30を動作させて、上ノズルである第1すすぎノズル21を回転させる。
この時には、ステップS39に示すように、図4に示す排水ダンパー15は、図9に示すステップS34と同様に、排水ダンパー51の後端部51Tを、破線で示すように、領域54M側に下げた、洗浄液循環モードMSのままである。
ステップS44において、容器Cを洗浄液301によりすすぎを行っている際には、ステップS39に示すように、すすぎを開始してからあらかじめ定めた第2所定時間T2が経過すると、洗浄液循環モードMSから、すすぎ液排水モードMRに切り替わるようになっている。すすぎ液の排水の開始は、すすぎ開始時点TKから、すすぎ洗浄液303を排水するためのすすぎ液排水開始時点TLまでの第2所定時間T2だけ、時間的に遅延させる。この第2所定時間T2とは、例えば洗浄液301の供給が止まって既に使用して処理室5から排出された洗浄液301がすすぎ液303に切り替わった時点までの時間である。
洗浄液循環モードMSとは、図4に示す排水ダンパー51が、破線で示すように、洗浄液を再利用のために洗浄液タンク54内に戻して循環させる循環状態(右側に下がっている状態)を維持していることをいう。これに対して、すすぎ液排水モードMRとは、図4に示す排水ダンパー51が、実線で示すように、すすぎ液を排水するための排水状態(左側に下がっている状態)を維持していることをいう。
そして、ステップS43において、制御部100は、図4の排水切替シリンダ52を駆動させて、排水ダンパー51の状態を切り替える。すなわち、ステップS43では、図4の排水ダンパー51の先端部51Sを、実線で示すように、領域54N側に下がった、すすぎ液303の排水状態に切り替える。
これにより、すすぎを開始してから第2所定時間T2が経過すると、洗浄液排水モードMSから、すすぎ液排水モードMRに切り替わることで、排水ダンパー51は、処理室5の下部の排水口5Lから出る容器Cのすすぎ処理に用いたすすぎ液303を排水することができる。このため、すすぎ液303が洗浄タンク54の領域54M側に入り込まないようにして、洗浄タンク54内の洗剤液301の洗剤の濃度が、すすぎ液により薄まってしまうのを防止できる。
このため、洗浄液301がすすぎ液303に切り替わった時点で、残っている洗浄液301が外部に排水されないようにすることができ、しかも容器Cのすすぎに用いたすすぎ液303だけを排水することができる。これにより、洗浄液301が外部に排水されないようにすることができ、しかも、使用しているすすぎ液303が洗浄タンク54の領域54M内の洗浄液301に入り込まないようにするので、洗浄液301の洗剤の濃度が、すすぎ液により薄まってしまうのを防止できる。
ステップS44において、洗浄位置Rにある容器Cのすすぎ処理が行われ、すすぎ処理が終了すると、ステップS41ではすすぎポンプ50を停止させることで、ステップS42ではすすぎ工程SP3が終了する。
図10に示すすすぎ工程SP3が終了すると、図7と図11に示す冷却工程SP4に移る。
<冷却工程SP4>
上述したように、容器Cが、温水により予備洗浄、本洗浄、そしてすすぎが行われることで、加熱された状態になっている。このため、図11に示す冷却工程SP4では、図4と図5に示す給水源210からの冷却水を用いて、容器Cを冷却する工程である。すすぎ後に容器Cは、冷却水により積極的に冷却することにより、容器Cを低い温度にして温度が高いままの状態を防止する。これにより、容器Cを冷却することで、容器Cを再度利用するまでの時間を短縮させることが可能となる。
図11のステップS45において、制御部100が冷却工程SP4を開始すると、制御部100は、ステップS46では図4の冷却用の電磁弁188を開くとともに、ステップS47では、図4に示す上ノズル回転モータ30を起動して、上ノズルである第1すすぎノズル21を回転させることで、給水源210からの冷却水を洗浄済みの容器Cに対して噴射する。これにより、温水で温まった容器Cを冷却水により冷却できる。ステップS48における排水ダンパー51は、図10に示すステップ43における排水ダンパー51の状態と同じで、排水状態になっている。
ステップS49Aの冷却処理の動作が終了すると、ステップS49において、制御部100が図5の冷却用の電磁弁188を閉じて、ステップS50では冷却工程SP4は終了する。ステップS51では、制御部100は、図4に示す上ノズル回転モータ30を停止させて、上ノズルである第1すすぎノズル21の回転を止める。
<水切り工程SP5>
図11に示す冷却工程SP4が終了すると、図7と図12に示す水切り工程SP5に移る。
図12のステップS52では、制御部100が水切り工程SP5を開始する。ステップS53では、制御部100は、図4の水切り用の電磁弁180を開き、切替弁181を切り替えて、ステップS54では、下ノズル回転モータ44を起動して、下ノズルである予備洗浄ノズル42を回転させながら、予備洗浄ノズル42を利用して、コンプレッサ163からの圧搾空気を容器Cの内面側に噴射する。
これにより、ステップS56において、圧搾空気は、冷却済みの容器Cにまだ付着している水分を切ることができる。この時に、ステップS55において、実線で示すように排水ダンパー51は、排水状態のままである。
図12のステップS56での容器Cの水切り処理が終了すると、制御部100は、ステップS57では、制御部100は、水切り用の電磁弁180を閉じて、ステップS58において、水切り処理を終了する。この時に、ステップS59では、下ノズルである予備洗浄ノズル42の回転を停止させる。ステップS60では、実線で示すように排水ダンパー51は、排水状態のままである。
図7に戻ると、水切り工程SP5が終了すると、ステップS61とステップS62に移り、制御部100は、図3と図4に示す扉開閉シリンダ13,14を収縮させて、図3に示す左右の開閉扉11,12を開いて、処理室5の開口部15が開放される。
図7のステップS63では、制御部100は、図2と図4に示すように、反転駆動モータ59を逆転反転動作させることで、保持部材70は、予備洗浄処理から水切り処理までを行った容器Cを保持した状態で、作業空間WP内の洗浄位置Rから軌跡線Jに沿って180度逆転反転して、投入取出位置(原点位置ともいう)Pに向かうことになる。この場合には、制御部100は、反転駆動モータ59を高速で逆転反転動作させて、容器Cを保持している保持部材70を、洗浄位置Rから投入取出位置(原点位置ともいう)P側へ移すことになる。
ただし、ステップS64では、水切り済みの容器Cを保持している保持部材70が、反転駆動モータ59の減速位置に達すると、制御部100は、反転駆動モータ59を高速から低速に切り替えて逆転反転動作させる。そして、ステップS65では、容器Cを保持している保持部材70が、原点位置である投入取出位置Pに到着すると、制御部100は、反転駆動モータ59を停止させて、洗浄機1による一連の予備洗浄処理から水切り処理までの動作を終了する。
そして、作業者は、投入取出位置Pにおいて、洗浄済みの容器Cを保持部材70から取り出して、次の洗浄すべき容器Cを保持部材70に取り付けて、繰り返して上述した一連の予備洗浄処理から水切り処理までの作業を行うことで、洗浄機1は、ミートワゴンのような容器Cに残っている肉類の一部や脂分や血分の付着物を、確実に取り除いて冷却した後に水切り処理を行うことができる。
このように、洗浄機1は、ワゴンのような容器Cに残っている付着物を取り除く際に、処理液としての予備洗浄液、洗浄液、すすぎ液、そして必要に応じて圧搾空気を工夫して使用することで、容器Cを効率よく且つ衛生的に確実に洗浄できる。
(別の実施形態)
図13は、本発明の別の実施形態を示す図である。
図1から図3に示す本発明の実施形態では、反転駆動モータ59が動作することで、容器Cを保持するための保持部材70は、180度正転反転動作と180度逆転反転動作を行い、容器Cは、投入取出位置Pと、作業空間WP内の洗浄位置Rとの間で、位置を変えるようになっている。
しかしこれに限らず、図13に示すように、投入取出位置Pと作業空間WP内の洗浄位置Rとの間に、別途水切り部400を設けるようにしてもよい。この水切り部400は、例えば洗浄済みの容器Cを、洗浄位置Rから投入取出位置Pに移す間の位置で、洗浄済みの容器Cを保持して少なくとも1回分回転させる。これにより、洗浄済みの容器Cは、さらに機械的に回転させることで、十分に水切り処理を行うことができる。これにより、投入取出位置Pに取り出された洗浄済みの容器Cは、より容易に乾燥させることができる。
以上説明したように、本発明の実施形態の図4に示す洗浄機1は、処理室5内へ容器Cを収容し、洗浄した容器Cを処理室5内から取り出すための投入取り出し部3と、処理室5内の容器Cに対して、予備洗浄液302で予備洗浄をする予備洗浄ノズル42と、処理室5内の予備洗浄後の容器Cに対して、洗浄液301で洗浄をする洗浄ノズル20,41と、処理室5内の洗浄後の容器Cに対して、すすぎ液303ですすぎをするすすぎノズル21,43と、処理室5から出る使用後の予備洗浄液302を排水させ、処理室5から出る使用後の洗浄液301を循環させ、処理室5から出る使用後のすすぎ液303を、適切に排水させる排水処理部99を備える。排水処理部99は、図9に例示するように、洗浄液301により容器Cの洗浄が開始してからあらかじめ定めた所定時間(第1所定時間T1)経過後に、予備洗浄液302の排水から洗浄液301の循環に切り替わる。
これにより、排水処理部99は、処理室5から出る使用後の予備洗浄液302を排水させ、処理室5から出る使用後の洗浄液301を循環させ、処理室5から出る使用後のすすぎ液303を排水させる。洗浄液301により容器Cの洗浄が開始してからあらかじめ定めた第1所定時間T1の経過後に、予備洗浄液302の排水から洗浄液301の循環に切り替わる。
すなわち、例えば肉類の一部や脂分や血分の付着物を含んだ予備洗浄液302の排水動作を、容器Cの洗浄が開始してから第1所定時間T1だけ、時間的に遅延させて継続させる。この第1所定時間T1とは、洗浄を開始してから好ましくは洗浄中に予備洗浄液302と洗浄液301が混ざっていて、この混ざった予備洗浄液302と洗浄液301において予備洗浄液302が無くなって例えば血の色が出なくなる時点までの時間である。
従って、洗浄液301の循環状態に切り替えることで、例えば肉類の一部や脂分や血分の付着物を含んだ予備洗浄液302が、洗浄液301内に入ってしまうことを防げる。このことから、洗浄機1は、容器Cから付着物を洗浄して取り除く際に、洗浄の際の洗浄液を工夫して使用して効率よく且つ衛生的に洗浄できる。
この排水処理部99は、すすぎ液303により容器Cのすすぎが開始してからあらかじめ定めた第2所定時間T2の経過後に、洗浄液301の循環からすすぎ液303の排水に切り替わる。
第2所定時間T2とは、例えば洗浄液301の供給が止まって既に使用して処理室5から排出された洗浄液301がすすぎ液303に切り替わった時点までの時間である。このため、洗浄液301がすすぎ液303に切り替わった時点で、洗浄液301が外部に排水されないようにすることができ、容器Cのすすぎに用いたすすぎ液303だけを排水することができる。これにより、洗浄液301が外部に排水されないようにすることができ、しかもすすぎ液303が洗浄液301に混ざるのを防ぐことができるので、洗浄液301の洗剤の濃度が、すすぎ液303により薄まってしまうのを防止できる。
容器Cは、処理室5内において容器Cの開口部側が下向きになるように設定されている。予備洗浄ノズル42は、容器Cの内面側に向けて配置されている。洗浄ノズル20,41は、容器Cの外面側と内面側の両方に向けてそれぞれ配置されている。すすぎノズル21、43は、容器Cの外面側と内面側の両方に向けてそれぞれ配置されている。洗浄ノズル20が洗浄液を容器Cの外面側に噴射させる際と、すすぎノズル21がすすぎ液を容器の外面側に噴射させる際には、第1駆動部としての上ノズル回転モータ30が、洗浄ノズル20とすすぎノズル21を回転させる。また、予第2駆動部としての下ノズル回転モータ44は、備洗浄ノズル42が予備洗浄液を容器Cの内面側に噴射させる際と、洗浄ノズル41が洗浄液を容器Cの内面側に噴射させる際に、予備洗浄ノズル42と洗浄ノズル41を回転させる。
これにより、第1駆動部としての上ノズル回転モータ30は、洗浄ノズル20とすすぎノズル21を回転させることで、容器Cの外面側を、きれいに隅々まで洗浄処理とすすぎ処理をすることができる。また、第2駆動部としての下ノズル回転モータ44は、予備洗浄ノズルと洗浄ノズルを回転させるので、容器Cの内面側をきれいに隅々まで、予備洗浄処理と洗浄処理をすることができる。
図4に示すように、容器Cの外面側に洗浄液を噴射する洗浄ノズル20の位置と、容器Cの外面側にすすぎ液を噴射するすすぎノズル21の位置は、互いにずらしてある。これにより、洗浄ノズル20から容器C20の外面に対する洗浄液の噴射が、すすぎノズル21Cの存在により邪魔になってしまうことがなく、逆にすすぎノズル21から容器Cの外面に対するすすぎ液の噴射が、洗浄ノズル20の存在により邪魔になってしまうことがない。このため、容器Cの外面に対する洗浄処理やすすぎ処理が確実に行える。
排水処理部99は、洗浄液を収容する洗浄液タンク54内に配置された循環排水切替部材としての排水ダンパー51と、付着物ろ過部としてのゴミ籠54Cとを有する。循環排水切替部材としての排水ダンパー51は、予備洗浄液の排水では、予備洗浄液302を付着物ろ過部としてのゴミ籠54Cに排水し、洗浄液301の循環では、洗浄液タンク54に洗浄液301を循環させ、すすぎ液303の排水では、すすぎ液を排水させる。これにより、循環排水切替部材としてのゴミ籠54Cは、容器Cから取り除かれた付着物を含む予備洗浄液302Cの排水を、付着物ろ過部としてのゴミ籠54Cに排水することができる。このため、付着物ろ過部としてのゴミ籠54Cは、容器Cから取り除かれた付着物を予備洗浄液302Cから、除去することができる。
すすぎが終わった容器Cは、処理室5内で、冷却水により冷却され、冷却された容器Cは、圧搾空気を吹き付つけることで水切り処理される。これにより、例えば温水により予備洗浄や本洗浄そしてすすぎ処理された容器Cは、冷却水により冷却でき、容器Cを低い温度にして温度が高いままの状態を防止することで、容器Cを冷却することで、容器Cを再度利用するまでの時間を短縮させることが可能となり、容器Cの再使用を早くできる。その後、冷却された容器CCは、圧搾空気により水切りされるので、容器Cの乾燥が容易に行え、容器Cの衛生面が向上する。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、各実施形態は一例であり、特許請求の範囲に記載される発明の範囲は、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更できるものである。本発明の各実施形態は、任意に組み合わせることができる。
例えば、本発明の実施形態における容器の一例であるワゴンは、例えば食肉加工場において肉類を収容して、手押しで搬送するのに用いられている。しかし、ワゴンは、ステンレス等の金属製であっても、例えばポロプロピレン(PP)等の樹脂製であってもよい。ワゴンは、手押しであっても、モータ等で移動可能なものであってもよい。ワゴンに収容する収容対象物としては、食肉原料、食肉加工品等や、魚介類、魚介類の加工品等であってもよい。なお、魚介類を搬送する容器については、洗浄の際に、予備洗浄工程を省略することができる。
1 洗浄機
2 本体部
3 容器の投入取り出し部
4 架台
5 処理室
11 開閉扉
12 開閉扉
20 第1洗浄ノズル
21 第1すすぎノズル
30 上ノズル回転モータ(第1駆動部の例)
41 第2洗浄ノズル
42 予備洗浄ノズル
43 第2すすぎノズル
44 下ノズル回転モータ(第2駆動部の例)
51 洗浄液用の排水ダンパー(循環排水切替部材の例)
52 排水切替シリンダ
54 洗浄タンク
54C ゴミ籠(付着物ろ過部、排水処理部の一部)
55 洗浄ポンプ
56 予備洗浄ポンプ
57 予備洗浄タンク
58 すすぎタンク
60 反転駆動モータ
70 容器の保持部材
99 排水処理部
100 制御部
C 容器
WP 作業空間
P 容器の投入取出位置
R 容器の洗浄位置
SP1 予備洗浄工程
SP2 洗浄工程
SP3 すすぎ工程
SP4 冷却工程
SP5 水切り工程
MP 予備洗浄液排水モード
MS 洗浄液循環モード
MR すすぎ液排水モード

Claims (6)

  1. 容器を処理室内で洗浄する洗浄機であり、
    前記処理室内へ前記容器を収容し、洗浄した前記容器を前記処理室内から取り出すための投入取り出し部と、
    前記処理室内の前記容器に対して、予備洗浄液で予備洗浄をする予備洗浄ノズルと、
    前記処理室内の前記予備洗浄後の前記容器に対して、洗浄液で洗浄をする洗浄ノズルと、
    前記処理室内の前記洗浄後の前記容器に対して、すすぎ液ですすぎをするすすぎノズルと、
    前記処理室から出る使用後の前記予備洗浄液を排水させ、前記処理室から出る使用後の前記洗浄液を循環させ、前記処理室から出る使用後の前記すすぎ液を排水させる循環排水処理部と、を備え、
    前記循環排水処理部は、前記洗浄液により前記容器の洗浄が開始してからあらかじめ定めた所定時間経過後に、前記予備洗浄液の排水から前記洗浄液の循環に切り替わることを特徴とする洗浄機。
  2. 前記所定時間を第1所定時間とすると、前記循環排水処理部は、前記すすぎ液により前記容器のすすぎが開始してから予め定めた第2所定時間経過後に、前記洗浄液の循環から前記すすぎ液の排水に切り替わることを特徴とする請求項1に記載の洗浄機。
  3. 前記容器は、前記処理室内において前記容器の開口部側が下向きになるように設定され、
    前記予備洗浄ノズルは、前記容器の内面側に向けて配置され、
    前記洗浄ノズルは、前記容器の外面側と前記内面側の両方に向けてそれぞれ配置され、
    前記すすぎノズルは、前記容器の前記外面側と前記内面側の両方に向けてそれぞれ配置されており、
    前記洗浄ノズルが前記洗浄液を前記容器の前記外面側に噴射させる際と、前記すすぎノズルが前記すすぎ液を前記容器の前記外面側に噴射させる際に、前記洗浄ノズルと前記すすぎノズルを回転させる第1駆動部と、
    前記予備洗浄ノズルが前記予備洗浄液を前記容器の前記内面側に噴射させる際と、前記洗浄ノズルが前記洗浄液を前記容器の内面側に噴射させる際に、前記予備洗浄ノズルと前記洗浄ノズルを回転させる第2駆動部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄機。
  4. 前記容器の前記外面側に前記洗浄液を噴射する前記洗浄ノズルの位置と、前記容器の前記外面側に前記すすぎ液を噴射する前記すすぎノズルの位置は、互いにずらしてあることを特徴とする請求項3に記載の洗浄機。
  5. 前記循環排水処理部は、前記洗浄液を収容する洗浄液タンク内に配置された循環排水切替部材と、付着物ろ過部とを有し、
    前記循環排水切替部材は、前記予備洗浄液の排水では、前記予備洗浄液を前記付着物ろ過部に排水し、前記洗浄液の循環では、前記洗浄液タンクに前記洗浄液を循環させ、前記すすぎ液の排水では、前記すすぎ液を排水させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の洗浄機。
  6. 前記すすぎが終わった前記容器は、前記処理室内で、冷却水により冷却され、冷却された前記容器は、圧搾空気を吹き付つけることで水切り処理されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の洗浄機。
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