JPH08235895A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH08235895A
JPH08235895A JP7038474A JP3847495A JPH08235895A JP H08235895 A JPH08235895 A JP H08235895A JP 7038474 A JP7038474 A JP 7038474A JP 3847495 A JP3847495 A JP 3847495A JP H08235895 A JPH08235895 A JP H08235895A
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    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障がXデコーダに起因するものかYデコー
ダに起因するものかを容易に区別する。 【構成】 メモリ回路21のXデコーダ32およびYデ
コーダ33に夫々対応する別個の全周期系列発生回路3
6,38を設け、一方の第1の全周期系列発生回路36
の特定のアドレス状態を特定状態検出回路37で検出す
ることで、一方のアドレスが1通り変化した後で始めて
他方のアドレスを変化させる。 【効果】 どのタイミングで故障が発生したかが判れ
ば、X、Yデコーダのいずれによる故障かが即座に判
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体メモリ回路を試
験するためのメモリテスト回路等の半導体集積回路装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】
{第1の従来例}第1の従来例の半導体集積回路装置と
してのメモリテスト回路の技術は、特開昭63一204
325号公報で述べられている。
【0003】図37は第1の従来例における単方向の疑
似乱数発生回路であり、半導体メモリ回路に対して疑似
ランダムな順序でアドレス信号を発生する(以下、この
種の疑似乱数発生回路を全周期系列発生回路と呼ぶ)。
図37中の符号1はn段のシフトレジスタ、2,2aは
排他的論理和回路、4シフトクロック端子、5は出力端
子、6は初期化端子、7aはゼロ検出回路である。
【0004】{第2の従来例}図38は第2の従来例に
おける双方向の疑似乱数発生回路であり、半導体メモリ
回路に対して疑似ランダムな順序または全く逆の疑似ラ
ンダムな順序でアドレス信号を発生する(以下、この種
の疑似乱数発生回路は双方向全周期系列発生回路と呼
ぶ)。図38中の符号2,2a,2bは排他的論理和回
路、4aは正方向シフトクロック端子、4bは逆方向シ
フトクロック端子、6は初期化端子、7a,7bはゼロ
検出回路、10は双方向シフト可能な双方向直列シフト
レジスタである。
【0005】{第3の従来例}図39は、第3の従来例
のアドレス発生回路11としての全周期系列発生回路1
2とメモリ回路13とを含む半導体集積回路装置(メモ
リテスト回路)の回路図である。図39内では説明の便
宜のためメモリ回路13内のXデコーダ14、Yデコー
ダ15、メモリセル16を明示している。また、説明の
便宜のためメモリセルに番号(0〜31)を付けてい
る。なお、メモリ回路13としては、RAMおよびRO
Mが対象となっている。
【0006】全周期系列発生回路12はシフトレジスタ
回路17とフィードバック回路18により構成されてお
り、フィードバック回路18はNOR回路18a,18
bおよび排他的論理和回路(イクスクルーシブ・オア:
以下、XORと称す)回路18cから構成されている。
【0007】図39の回路の動作を図40に示す。図4
0では、時刻T=0において、アドレス信号がA0=A
1=A2=A3=A4=0に設定されていると仮定して
いる。これは、全周期系列発生回路12にリセット手段
(図示せず)を付加することで実現される。時刻Tが進
むにつれて全周期系列発生回路12内のシフトレジスタ
回路17が動作し、アドレスの欄で示すようにアドレス
が変化する。
【0008】アドレスは0から31(2の5乗一1)ま
での全ての値が発生されるので、メモリセル16の全て
をアクセスすることができる。図40ではこのアドレス
をメモリ回路13のXアドレスとYアドレスの欄に分け
て示している。1つのシフトレジスタ17でアドレスを
発生しているので、基本的にはXアドレスとYアドレス
が同時に変化する(まれに、片方のアドレスが変化しな
い場合もある)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】メモリ回路がXデコー
ダおよびYデコーダの両デコーダを有する場合、第1の
従来例および第2の従来例のような回路をXアドレスお
よびYアドレスに夫々設けると、夫々の回路のシフト動
作を制御信号等で制御する必要がある。この場合、制御
信号等の発生系列が複雑となるため、外部に複雑な制御
回路を必要とする。かかる事態を避けるためには、第3
の従来例のように、メモリテスト回路の内部で自発的に
両アドレスを系列的に変遷させつつ発生する必要があ
る。
【0010】ここで、回路の故障をテストする場合、故
障がXデコーダ14に起因するものかYデコーダ15に
起因するものかを効率的に区別したいときがある。この
場合、テスト効率を考えると、XまたはYの片方のアド
レスを一通り変化させた後で他方のアドレスを更新する
ようなメモリ回路テストを行うことが望ましい。しかし
ながら、第3の従来例のメモリテスト回路では、前述の
ように原則としてXアドレスとYアドレスが同時に変化
するため、XまたはYの片方のアドレスを一通り変化さ
せた後で他方のアドレスを更新するようなメモリ回路テ
ストを実施できない。従って、故障がXデコーダ14に
起因するものかYデコーダ15に起因するものかを区別
するのに時間がかかるといった問題がある。
【0011】また、XアドレスおよびYアドレスの変化
が不規則で、その両方または片方が変化したりしなかっ
たりする。ビット線またはワード線のうちのいずれかの
アドレスが変化しなかった場合、前回にアクセスされた
ビット線またはワード線が立ち上がったままの状態で同
じビット線またはワード線について次回にもアクセスが
行われるため、アクセススピードが非常に速いものとな
る。一方、ビット線およびワード線の両方のアドレスが
変化した場合、前回にアクセスされたビット線およびワ
ード線の両方が立ち上がる時間を必要とするため、アク
セススピードは遅くなる。このため、アクセススピード
の測定を行いたい場合に、条件によって速くなったり遅
くなったりするため、正確な測定を行うことができなく
なる。
【0012】本発明は、上記課題に鑑み、故障がXデコ
ーダに起因するものかYデコーダに起因するものかの区
別を容易に行うことができ、かつ、同一ビット線や同一
ワード線の連続的なアクセスを伴う場合のアクセスタイ
ムテストに有効なメモリテスト回路等の半導体集積回路
装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る課題解決手
段は、請求項1の如く、メモリセル、該メモリセルのX
アドレスを指定するXデコーダ、および前記メモリセル
のYアドレスを指定するYデコーダを備えるメモリ回路
と、前記Xデコーダおよび前記Yデコーダの両アドレス
を生成するアドレス発生回路とを備え、前記アドレス発
生回路は、前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうち
の一方のアドレスの全ての値を周期的かつ系列的に順次
変遷しつつ生成する第1の全周期系列発生回路と、前記
Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの他方のアドレ
スの全ての値を周期的かつ系列的に順次変遷しつつ生成
する第2の全周期系列発生回路と、前記第1の全周期系
列発生回路における特定のアドレス状態を検出し、かつ
当該特定のアドレス状態以外の場合は前記第2の全周期
系列発生回路の動作を停止させる特定状態検出回路とを
備えるものである。
【0014】そして、本発明の請求項2に係る第1の態
様として、図6、図8、または図10および図11の如
く、前記第1の全周期系列発生回路は、生成するアドレ
スのビット数に対応する第1のシフトレジスタ部と、該
第1のシフトレジスタ部に系列的にアドレスデータの変
遷を行わせるようフィードバックを施す第1のフィード
バック回路とを備え、前記第2の全周期系列発生回路
は、生成するアドレスのビット数に対応する第2のシフ
トレジスタ部と、該第2のシフトレジスタ部に系列的に
アドレスデータの変遷を行わせるようフィードバックを
施す第2のフィードバック回路とを備え、前記メモリセ
ル回路は、前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうち
の一方に接続され、前記第1の全周期系列発生回路の前
記第1のシフトレジスタ部と同様に構成されかつ該第1
の全周期系列発生回路の前記第1のフィードバック回路
からの出力信号に基づいて前記第1のシフトレジスタ部
と同様に動作する第1のシフトレジスタ回路と、前記X
デコーダおよび前記Yデコーダのうちの他方に接続さ
れ、前記第2の全周期系列発生回路の前記第2のシフト
レジスタ部と同様に構成されかつ該第2の全周期系列発
生回路の前記第2のフィードバック回路からの出力信号
に基づいて前記第2のシフトレジスタ部と同様に動作す
る第2のシフトレジスタ回路とをさらに備える。
【0015】望ましくは、図8、または図10および図
11の如く、前記アドレス発生回路は、前記特定状態検
出回路からの信号に基づいて、前記第2の全周期系列発
生回路が動作停止状態のときは前記第1の全周期系列発
生回路の出力を選択し、前記第2の全周期系列発生回路
が動作状態のときは前記第2の全周期系列発生回路の出
力を選択するセレクタ回路をさらに備え、前記メモリ回
路は、前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前
記第2の全周期系列発生回路が動作停止状態のときに前
記セレクタ回路の出力を前記第1のシフトレジスタ回路
に伝播し、前記第2の全周期系列発生回路が動作状態の
ときは特定の固定データを前記第1のシフトレジスタ回
路に伝播するゲート回路をさらに備え、前記メモリ回路
の前記第2のシフトレジスタ回路の入力端子は前記セレ
クタ回路に接続され、前記第2のシフトレジスタ回路の
シフト動作は前記特定状態検出回路によって制御され
る。
【0016】本発明の請求項4に係る第2の態様とし
て、図13および図14、または図17および図18の
如く、前記第1の全周期系列発生回路および前記第2の
全周期系列発生回路は、データを双方向にシフトさせる
双方向全周期系列発生回路から夫々構成され、前記第1
の全周期系列発生回路は、生成するアドレスのビット数
に対応する第1の双方向シフトレジスタ部と、該第1の
双方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列的にアド
レスデータの変遷を行わせるようフィードバックを施す
第1の双方向フィードバック回路とを備え、前記第2の
全周期系列発生回路は、生成するアドレスのビット数に
対応する第2の双方向シフトレジスタ部と、該第2の双
方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列的にアドレ
スデータの変遷を行わせるようフィードバックを施す第
2の双方向フィードバック回路とを備え、前記特定状態
検出回路は、前記第1の全周期系列発生回路が順方向動
作モードの場合は前記第1の全周期系列発生回路が所定
の第1の状態以外のときに前記第2の全周期系列発生回
路の動作を停止させるとともに、前記第1の全周期系列
発生回路が逆方向動作モードの場合は前記第1の全周期
系列発生回路が所定の第2の状態以外のときに前記第2
の全周期系列発生回路の動作を停止させるように構成さ
れる。
【0017】望ましくは、図17および図18の如く、
前記アドレス発生回路は、外部からの第1の動作モード
切替信号に基づいて、前記第1の全周期系列発生回路か
らの双方向の出力信号のいずれかが選択される第1のセ
レクタ回路と、外部からの第2の動作モード切替信号に
基づいて、前記第2の全周期系列発生回路からの双方向
の出力信号のいずれかが選択される第2のセレクタ回路
と、前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記
第2の全周期系列発生回路が動作停止状態のときに前記
第1のセレクタ回路の出力を選択し、第2の全周期系列
発生回路が動作状態のときに前記第2のセレクタ回路の
出力を選択する第3のセレクタ回路とをさらに備え、前
記メモリセル回路は、前記Xデコーダおよび前記Yデコ
ーダのうちの一方に接続され、前記第1の全周期系列発
生回路の前記第1の双方向シフトレジスタ部と同様に構
成されて、前記第1の動作モード切替信号によって前記
第1の双方向シフトレジスタ部と同様に動作方向が制御
される第1の双方向シフトレジスタ回路と、前記Xデコ
ーダおよび前記Yデコーダのうちの他方に接続され、前
記第2の全周期系列発生回路の前記第2の双方向シフト
レジスタ部と同様に構成されて、前記第2の動作モード
切替信号によって前記第2の双方向シフトレジスタ部と
同様に動作方向が制御される第2の双方向シフトレジス
タ回路と、前記特定状態検出回路からの信号に基づい
て、前記第2の双方向シフトレジスタ回路が動作停止状
態のときに前記第3のセレクタ回路の出力を前記第1の
双方向シフトレジスタ回路の順方向入力に伝播し、前記
第2の双方向シフトレジスタ回路が動作状態のときに特
定の固定データを前記第1の双方向シフトレジスタ回路
の順方向入力に伝播するように構成された第1のゲート
回路と、前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、
前記第2の双方向シフトレジスタ回路が動作停止状態の
ときに前記第3のセレクタ回路の出力を前記第1の双方
向シフトレジスタ回路の逆方向入力に伝播し、前記第2
の双方向シフトレジスタ回路が動作状態のときに特定の
固定データを前記第1の双方向シフトレジスタ回路の逆
方向入力に伝播するように構成された第2のゲート回路
とをさらに備え、前記第2の双方向シフトレジスタ回路
の双方向の入力端子に前記第3のセレクタ回路からの出
力信号が入力される。
【0018】本発明の請求項6に係る第3の態様とし
て、図19および図20、または図23および図24の
如く、前記第1の全周期系列発生回路は、データを双方
向にシフトさせる双方向全周期系列発生回路であり、前
記第2の全周期系列発生回路は1ビット全周期系列発生
回路であり、前記第1の全周期系列発生回路は、生成す
るアドレスのビット数に対応する双方向シフトレジスタ
部と、該双方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列
的にアドレスデータの変遷を行わせるようフィードバッ
クを施す双方向フィードバック回路とを備え、前記特定
状態検出回路は、前記第1の全周期系列発生回路が順方
向動作モードの場合は前記第1の全周期系列発生回路が
所定の第1の状態以外のときに前記第2の全周期系列発
生回路の動作を停止させるとともに、前記第1の全周期
系列発生回路が逆方向動作モードの場合は前記第1の全
周期系列発生回路が所定の第2の状態以外のときに前記
第2の全周期系列発生回路の動作を停止させるように構
成される。
【0019】望ましくは、図23および図24の如く、
前記アドレス発生回路は、外部からの第1の動作モード
切替信号に基づいて、前記第1の全周期系列発生回路か
らの双方向の出力信号のいずれかが選択される第1のセ
レクタ回路と、前記特定状態検出回路からの信号に基づ
いて、前記第2の全周期系列発生回路が動作停止状態の
ときに第1のセレクタ回路の出力を選択し、第2の全周
期系列発生回路が動作状態のときに前記第2の全周期系
列発生回路の出力を選択する第2のセレクタ回路とをさ
らに備え、前記メモリセル回路は、前記Xデコーダおよ
び前記Yデコーダのうちの一方に接続され、前記第1の
全周期系列発生回路の前記双方向シフトレジスタ部と同
様に構成され、前記第1の動作モード切替信号に基づい
て前記第1の全周期系列発生回路の前記双方向シフトレ
ジスタ部と同様に動作方向が制御される双方向シフトレ
ジスタ回路と、前記Xデコーダおよび前記Yデコーダの
うちの他方に接続され、前記特定状態検出回路からの信
号に基づいて動作するよう制御される1ビットシフトレ
ジスタ回路と、前記特定状態検出回路からの信号に基づ
いて、前記1ビットシフトレジスタ回路が動作停止状態
のときに前記第2のセレクタ回路の出力を前記双方向シ
フトレジスタ回路の順方向入力に伝播し、前記1ビット
シフトレジスタ回路が動作状態のときに特定の固定デー
タを前記双方向シフトレジスタ回路の順方向入力に伝播
するように構成された第1のゲート回路と、前記特定状
態検出回路からの信号に基づいて、前記1ビットシフト
レジスタ回路が動作停止状態のときに前記第2のセレク
タ回路の出力を前記双方向シフトレジスタ回路の逆方向
入力に伝播し、前記1ビットシフトレジスタ回路が動作
状態のときに特定の固定データを前記双方向シフトレジ
スタ回路の逆方向入力に伝播するように構成された第2
のゲート回路とをさらに備え、前記1ビットシフトレジ
スタ回路の入力端子は、前記第2のセレクタ回路に接続
される。
【0020】本発明の請求項8に係る第4の態様とし
て、図25および図26、図29および図30、または
図31および図32の如く、前記第1の全周期系列発生
回路は1ビット全周期系列発生回路であり、前記第2の
全周期系列発生回路は、外部からの第1の動作モード切
替信号に基づいてデータのシフト方向を双方向のうちの
いずれかに選択的に切り替えられる双方向全周期系列発
生回路であり、該第2の全周期系列発生回路は、生成す
るアドレスのビット数に対応する双方向シフトレジスタ
部と、該双方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列
的にアドレスデータの変遷を行わせるようフィードバッ
クを施す双方向フィードバック回路とを備え、前記特定
状態検出回路は、前記第1の全周期系列発生回路からの
出力と外部からの第2の動作モード切替信号とを入力す
る排他的論理和回路を含み、前記第2の動作モード切替
信号と1ビットの前記第1の全周期系列発生回路のアド
レス状態とが一致または不一致のいずれか一方のときに
限り前記第2の全周期系列発生回路の動作を停止させる
ように構成される。
【0021】望ましくは、図29および図30の如く、
前記アドレス発生回路は、前記第1の動作モード切替信
号に基づいて、前記第2の全周期系列発生回路からの双
方向の出力信号のいずれかが選択される第1のセレクタ
回路と、前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、
前記第2の全周期系列発生回路が動作停止状態のときに
前記第1の全周期系列発生回路の出力を選択し、前記第
2の全周期系列発生回路が動作状態のときに前記第1の
セレクタ回路の出力を選択する第2のセレクタ回路とを
さらに備え、前記メモリセル回路は、前記Xデコーダお
よび前記Yデコーダのうちの前記他方に接続され、前記
第2の全周期系列発生回路の前記双方向シフトレジスタ
部と同様に構成され、前記第2のセレクタ回路の出力信
号が順方向入力および逆方向入力に接続され、前記特定
状態検出回路からの出力信号に基づいて前記第2の全周
期系列発生回路の動作と同様に動作停止制御され、か
つ、前記第1の動作モード切替信号に基づいて動作方向
が制御される双方向シフトレジスタ回路と、前記特定状
態検出回路からの信号に基づいて、前記第2の全周期系
列発生回路および前記双方向シフトレジスタ回路が動作
停止状態のときに前記第2のセレクタ回路の出力を選択
し、前記第2の全周期系列発生回路および前記双方向シ
フトレジスタ回路が動作状態のときに前記第2の動作モ
ード切替信号を選択する第3のセレクタ回路と、前記X
デコーダおよび前記Yデコーダのうちの前記一方に接続
され、前記第3のセレクタ回路からの出力信号が入力さ
れる1ビットシフトレジスタ回路とをさらに備える。
【0022】あるいは、図31および図32の如く、前
記アドレス発生回路は、前記第1の動作モード切替信号
に基づいて、前記第2の全周期系列発生回路からの双方
向の出力信号のいずれかが選択されるセレクタ回路をさ
らに備え、前記メモリセル回路は、前記Xデコーダおよ
び前記Yデコーダのうちの前記一方に接続され、前記第
1の全周期系列発生回路からの出力信号が入力される1
ビットシフトレジスタ回路と、前記Xデコーダおよび前
記Yデコーダのうちの前記他方に接続され、前記第2の
全周期系列発生回路の前記双方向シフトレジスタ部と同
様に構成され、前記セレクタ回路の出力信号が順方向入
力および逆方向入力に接続され、前記第1の動作モード
切替信号に基づいて動作方向が制御される双方向シフト
レジスタ回路とをさらに備える。
【0023】本発明の請求項11に係る第5の態様とし
て、図33および図34、または図35および図36の
如く、前記アドレス発生回路は、前記第2の全周期系列
発生回路における特定のアドレス状態を検出し、かつ当
該特定のアドレス状態以外の場合は前記第1の全周期系
列発生回路の動作を停止させる副特定状態検出回路と、
前記特定状態検出回路および前記副特定状態検出回路の
うちいずれを動作させるかを選択する選択手段とをさら
に備える。
【0024】また、望ましくは、図35および図36の
如く、前記アドレス発生回路は、前記第1の全周期系列
発生回路および前記第2の全周期系列発生回路につい
て、これらを直列に接続してスキャンパスを形成する
か、これらを個別に分離するかを選択するスキャンパス
選択手段をさらに備える。
【0025】
【作用】本発明請求項1に係る半導体集積回路装置で
は、第1の全周期系列発生回路を動作させて、Xデコー
ダおよびYデコーダのうちの一方のアドレスの全ての値
を、周期的かつ系列的に一通り変化させた後で、第2の
全周期系列発生回路を動作させて他方のアドレスを更新
する。これにより、故障がXデコーダに起因するものか
Yデコーダに起因するものかを容易に区別できる。ま
た、メモリ回路の同一ビット線や同一ワード線の連続的
なアクセスを伴うため、アクセスタイムテストを正確に
行うことができる。
【0026】本発明請求項2に係る半導体集積回路装置
では、アドレス発生回路の第1の全周期系列発生回路内
の第1のシフトレジスタ部と、各メモリ回路内の第1の
シフトレジスタ回路とを同様に(すなわち、同期して、
または所定のビット数だけ遅延して)動作させ、また、
アドレス発生回路の第2の全周期系列発生回路内の第2
のシフトレジスタ部と、各メモリ回路内の第2のシフト
レジスタ回路とを同様に(すなわち、同期して、または
所定のビット数だけ遅延して)動作させる。このような
構成とすることで、第1のシフトレジスタ部および第2
のシフトレジスタ部の全てのビット(レジスタ)とXデ
コーダおよびYデコーダの全ての桁(端子)とを夫々直
接接続する場合に比べて、アドレス発生回路とメモリ回
路との接続配線数を軽減することができる。
【0027】特に、本発明請求項3に係る半導体集積回
路装置のように、セレクタ回路およびゲート回路を設け
ることで、アドレス発生回路からの信号を第1のシフト
レジスタ回路および第2のシフトレジスタ回路に対して
適宜選択的に切り替えることができ、両シフトレジスタ
回路へのデータ伝送用配線を1本に集約でき、アドレス
発生回路とメモリ回路との接続配線数を飛躍的に軽減す
ることができる。
【0028】本発明請求項4に係る半導体集積回路装置
では、データのインクリメントおよびディクリメントの
切り替えを容易に行い得る双方向全周期系列発生回路に
てアドレス指定を行う場合において、第1の全周期系列
発生回路を動作させて、XデコーダおよびYデコーダの
うちの一方のアドレスの全ての値を、周期的かつ系列的
に一通り変化させた後で、第2の全周期系列発生回路を
動作させて他方のアドレスを更新する。これにより、故
障がXデコーダに起因するものかYデコーダに起因する
ものかを容易に区別できる。また、メモリ回路の同一ビ
ット線や同一ワード線の連続的なアクセスを伴うため、
アクセスタイムテストを正確に行うことができる。
【0029】本発明請求項5に係る半導体集積回路装置
では、アドレス発生回路の第1の全周期系列発生回路内
の第1の双方向シフトレジスタ部と、各メモリ回路内の
第1の双方向シフトレジスタ回路とを同様に(すなわ
ち、同期して、または所定のビット数だけ遅延して)動
作させ、また、アドレス発生回路の第2の全周期系列発
生回路内の第2の双方向シフトレジスタ部と、各メモリ
回路内の第2の双方向シフトレジスタ回路とを同様に
(すなわち、同期して、または所定のビット数だけ遅延
して)動作させる。このような構成とすることで、第1
の双方向シフトレジスタ部および第2の双方向シフトレ
ジスタ部の全てのビット(レジスタ)とXデコーダおよ
びYデコーダの全ての桁(端子)とを夫々直接接続する
場合に比べて、アドレス発生回路とメモリ回路との接続
配線数を軽減することができる。
【0030】本発明請求項6に係る半導体集積回路装置
では、第1の全周期系列発生回路としてデータのインク
リメントおよびディクリメントの切り替えを容易に行い
得る双方向全周期系列発生回路を用い、第2の全周期系
列発生回路として1ビット全周期系列発生回路を用いる
場合において、第1の全周期系列発生回路を動作させ
て、XデコーダおよびYデコーダのうちの一方のアドレ
スの全ての値を、周期的かつ系列的に一通り変化させた
後で、第2の全周期系列発生回路を動作させて他方のア
ドレスを更新する。これにより、故障がXデコーダに起
因するものかYデコーダに起因するものかを容易に区別
できる。また、メモリ回路の同一ビット線や同一ワード
線の連続的なアクセスを伴うため、アクセスタイムテス
トを正確に行うことができる。
【0031】本発明請求項7に係る半導体集積回路装置
では、アドレス発生回路の第1の全周期系列発生回路内
の双方向シフトレジスタ部と、各メモリ回路内の双方向
シフトレジスタ回路とを同様に(すなわち、同期して、
または所定のビット数だけ遅延して)動作させ、また、
アドレス発生回路の1ビットの第2の全周期系列発生回
路と、各メモリ回路内の1ビットシフトレジスタ回路と
を同様に(すなわち、同期して、または所定のビット数
だけ遅延して)動作させる。このような構成とすること
で、双方向シフトレジスタ部および第2の全周期系列発
生回路の全てのビット(レジスタ)とXデコーダおよび
Yデコーダの全ての桁(端子)とを夫々直接接続する場
合に比べて、アドレス発生回路とメモリ回路との接続配
線数を軽減することができる。特に、複数のセレクタ回
路およびゲート回路を設けることで、アドレス発生回路
からの信号を双方向シフトレジスタ回路および1ビット
シフトレジスタ回路に対して適宜選択的に切り替えるこ
とができ、両シフトレジスタ回路へのデータ伝送用配線
を1本に集約でき、アドレス発生回路とメモリ回路との
接続配線数を飛躍的に軽減することができる。
【0032】本発明請求項8に係る半導体集積回路装置
では、第1の全周期系列発生回路として1ビット全周期
系列発生回路を用い、第2の全周期系列発生回路として
データのインクリメントおよびディクリメントの切り替
えを容易に行い得る双方向全周期系列発生回路を用いる
場合において、第1の全周期系列発生回路を動作させ
て、XデコーダおよびYデコーダのうちの一方のアドレ
スの全ての値(2値)を、周期的かつ系列的に一通り変
化させた後で、第2の全周期系列発生回路を動作させて
他方のアドレスを更新する。これにより、故障がXデコ
ーダに起因するものかYデコーダに起因するものかを容
易に区別できる。また、メモリ回路の同一ビット線や同
一ワード線の連続的なアクセスを伴うため、アクセスタ
イムテストを正確に行うことができる。
【0033】また、特定状態検出回路として排他的論理
和回路を含むことで、当該特定状態検出回路を極めて簡
単に構成することができ、回路面積を可及的に低減でき
る。
【0034】本発明請求項9および請求項10に係る半
導体集積回路装置では、アドレス発生回路の1ビットの
第1の全周期系列発生回路と、各メモリ回路内の1ビッ
トシフトレジスタ回路とを同様に(すなわち、同期し
て、または所定のビット数だけ遅延して)動作させ、ま
た、アドレス発生回路の第2の全周期系列発生回路内の
双方向シフトレジスタ部と、各メモリ回路内の双方向シ
フトレジスタ回路とを同様に(すなわち、同期して、ま
たは所定のビット数だけ遅延して)動作させる。このよ
うな構成とすることで、第1の全周期系列発生回路およ
び双方向シフトレジスタ部の全てのビット(レジスタ)
とXデコーダおよびYデコーダの全ての桁(端子)とを
夫々直接接続する場合に比べて、アドレス発生回路とメ
モリ回路との接続配線数を軽減することができる。
【0035】特に、請求項9では、複数の単一のセレク
タ回路を設けることで、アドレス発生回路からの信号を
双方向シフトレジスタ回路および1ビットシフトレジス
タ回路に対して適宜選択的に切り替えることができ、両
シフトレジスタ回路へのデータ伝送用配線を1本に集約
でき、アドレス発生回路とメモリ回路との接続配線数を
飛躍的に軽減することができる。
【0036】本発明請求項11に係る半導体集積回路装
置では、第1の全周期系列発生回路と第2の全周期系列
発生回路とのいずれを先に動作させる自由に選択でき、
いずれか一方を先に動作させて、XデコーダおよびYデ
コーダのうちの一方のアドレスの全ての値を、周期的か
つ系列的に一通り変化させた後で、他方を動作させて他
方のアドレスを更新する。これにより、故障がXデコー
ダに起因するものかYデコーダに起因するものかを容易
に区別できる。また、メモリ回路の同一ビット線や同一
ワード線の連続的なアクセスを伴うため、アクセスタイ
ムテストを正確に行うことができる。
【0037】本発明請求項12に係る半導体集積回路装
置では、スキャンパス選択手段にて、アドレス発生回路
をスキャンパスとして使用する旨を自由に選択でき、半
導体集積回路装置の使用用途を拡げることができる。
【0038】
【実施例】
{第1の実施例} <構成>図1は本発明の第1の実施例の半導体集積回路
装置としてのメモリテスト回路を示す図である。本実施
例のメモリテスト回路は、Yアドレスを一通り変化させ
た後でXアドレスを更新するようなメモリ回路テスト動
作を実現するものであって、被テスト回路としてのメモ
リ回路21に対して図1に示すようなアドレス発生回路
22が接続されてなるものである。
【0039】前記メモリ回路21は、「0」から「3
1」までの32ワードの格納領域を持つメモリセル31
と、該メモリセル31の3桁(XA2,XA1,XA
0)のXアドレスを指定するXデコーダ32と、前記メ
モリセル31の2桁(YA1,YA0)のYアドレスを
指定するYデコーダ33とからなる一般的なものであ
る。
【0040】前記アドレス発生回路22は、前記Yデコ
ーダ33にてアクセスすべきYアドレスを発生する第1
の全周期系列発生回路36と、該第1の全周期系列発生
回路36がある特定のYアドレス(具体的には、2進表
示で“01”)を発生した旨を検出する特定状態検出回
路37と、該特定状態検出回路37にて前記第1の全周
期系列発生回路36がある特定のYアドレス(“0
1”)を発生した旨を検出した際にのみ動作状態となる
第2の全周期系列発生回路38とから構成されている。
【0041】前記第1の全周期系列発生回路36は2ビ
ットの全周期系列発生回路であって、図1の如く、2ビ
ット(A1,A0)のシフトレジスタ41と、該シフト
レジスタ41にデータのフィードバックを施すフィード
バック回路としてのインバータ回路42とを備えた単純
な回路で構成することができる。
【0042】前記特定状態検出回路37は、前記第1の
全周期系列発生回路36の前記シフトレジスタ41の大
きい桁側のレジスタ(A1)に接続されたインバータ回
路44と、一方の入力端子が前記インバータ回路44に
接続され他方の入力端子が前記シフトレジスタ41の小
さい桁側のレジスタ(A0)に接続されたNAND回路
45とから構成されている。かかる構成により、前記シ
フトレジスタ41の大きい桁側のレジスタ(A1)が
“0”でかつ小さい桁側のレジスタ(A0)が“1”の
とき(すなわち前記第1の全周期系列発生回路36が2
進表示で“01”の状態)にのみ、前記第2の全周期系
列発生回路38に信号“0”を送信してこれを動作状態
とし、それ以外のときには前記第2の全周期系列発生回
路38に信号“1”を送信してその動作を停止させる。
【0043】前記第2の全周期系列発生回路38は、3
ビットの全周期系列発生回路であって、3ビット(A
4,A3,A2)のシフトレジスタ47と、該シフトレ
ジスタ47にデータのフィードバックを施すフィードバ
ック回路48とを備えたものである。前記フィードバッ
ク回路48は、1個のNOR回路51および2個の排他
的論理和回路(XOR)回路52,53とから構成され
ている。前記NOR回路51の一方の入力端子は前記シ
フトレジスタ47の最大桁のレジスタ(A4)に接続さ
れ、他方の入力端子は前記シフトレジスタ47の中間桁
のレジスタ(A3)に接続されている。前記XOR回路
52の一方の入力端子は前記シフトレジスタ47の中間
桁のレジスタ(A3)に接続され、他方の入力端子は前
記シフトレジスタ47の最小桁のレジスタ(A2)に接
続されている。前記XOR回路53の一方の入力端子は
前記NOR回路51に接続され、他方の入力端子は前記
XOR回路52に接続される。該XOR回路53の出力
端子は前記シフトレジスタ47の最大桁のレジスタ(A
4)に接続される。
【0044】なお、前記第1の全周期系列発生回路36
の前記各シフトレジスタ41の各レジスタA1,A0は
前記メモリ回路21のYデコーダ33のYA1,YA0
に対応しており、また、前記第2の全周期系列発生回路
38の前記各シフトレジスタ47の各レジスタA4,A
3,A2は前記メモリ回路21のXデコーダ32のXA
2,XA1,XA0に対応している。
【0045】<動作>図1の回路の動作を図2に示す。
図2では時刻T=0において、アドレス信号がA0=A
1=A2=A3=A4=0に設定されていると仮定して
いる。時刻Tが進むにつれてアドレスの欄で示すように
アドレスが変化する。アドレスは0から31(2の5乗
−1)までの全ての値が発生されるので、全てのメモリ
セルをアクセスすることができる。図2のXアドレスと
Yアドレスの欄を見て分かるように、Yアドレスは0、
2、3、1、0、2、3、1、・・・という順序で変化
し、Yアドレスが1から0に変化するときのみXアドレ
スが変化する。
【0046】このように、Yアドレスを一通り変化させ
た後でXアドレスを更新しているので、メモリ回路テス
トを高速で実施できる。そして、故障が発生した旨を検
知した場合に、かかる故障がXデコーダに起因するもの
かYデコーダに起因するものかを区別する際、例えば図
2において時刻Tが4から7の全てについて故障が発見
されたときはXデコーダのアドレス「4」が故障してい
ることがわかる。あるいは、例えば図2において時刻T
が2,6,10,14,18,22,26,30のとき
に故障が発見されたときはYデコーダのアドレス「3」
が故障していることがわかる。このように、連続して故
障が発見された場合はXデコーダの故障、分散して故障
が発見された場合はYデコーダの故障という具合に、い
ずれのデコーダの故障であるかが瞬時に判明するため、
故障検出を極めて素早く行うことができる。
【0047】また、同一ビット線や同一ワード線の連続
的なアクセスを伴うため、Yアドレスだけを変化させる
といったケースに条件を特定してアクセスタイムテスト
を測定できるので、他の変化要因を排除することで同一
条件における正確な測定を成し得る。
【0048】{第2の実施例} <構成>図3は本発明の第2の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。なお、図3では第1の実施例と同様
の機能を有する要素については同一符号を付している。
本実施例のメモリテスト回路は、Xアドレスを一通り変
化させた後でYアドレスを更新するようなメモリ回路テ
スト動作を実現するものであって、被テスト回路として
のメモリ回路21に対して図3に示すようなアドレス発
生回路61が接続されてなるものである。なお、前記メ
モリ回路21は、第1の実施例で説明したものと同一で
あるためその説明は省略する。
【0049】前記アドレス発生回路61は、前記メモリ
回路21のXデコーダ32にてアクセスすべきXアドレ
スを発生する第1の全周期系列発生回路62と、該第1
の全周期系列発生回路62がある特定のXアドレス(具
体的には、2進表示で“001”)を発生した旨を検出
する特定状態検出回路63と、該特定状態検出回路63
にて前記第1の全周期系列発生回路62がある特定のY
アドレス(“01”)を発生した旨を検出した際にのみ
動作状態となる第2の全周期系列発生回路64とから構
成されている。
【0050】前記第1の全周期系列発生回路62は3ビ
ットの全周期系列発生回路であって、3ビット(A4,
A3,A2)のシフトレジスタ66と、該シフトレジス
タ66にデータのフィードバックを施すフィードバック
回路67とを備えたものである。前記フィードバック回
路67は、1個のNOR回路71および2個の排他的論
理和回路(XOR)回路72,73とから構成されてい
る。前記NOR回路71の一方の入力端子は前記シフト
レジスタ66の最大桁のレジスタ(A4)に接続され、
他方の入力端子は前記シフトレジスタ66の中間桁のレ
ジスタ(A3)に接続されている。前記XOR回路72
の一方の入力端子は前記シフトレジスタ66の中間桁の
レジスタ(A3)に接続され、他方の入力端子は前記シ
フトレジスタ66の最小桁のレジスタ(A2)に接続さ
れている。前記XOR回路73の一方の入力端子は前記
NOR回路71に接続され、他方の入力端子は前記XO
R回路72に接続される。該XOR回路73の出力端子
は前記シフトレジスタ66の最大桁のレジスタ(A4)
に接続される。
【0051】前記特定状態検出回路63は、前記第1の
全周期系列発生回路62内の前記NOR回路71と、一
方の端子が前記NOR回路71に接続され他方の端子が
前記シフトレジスタ66の最小桁のレジスタ(A2)に
接続されたNAND回路74とから構成されている。な
お、前記NOR回路71は前記第1の全周期系列発生回
路62内のNOR回路と兼用されている。かかる構成に
より、前記シフトレジスタ66の状態がA4=0,A3
=0,A2=1のとき、NAND回路74の出力は0に
なり第2の全周期系列発生回路64は動作状態になる。
それ以外の時はNAND回路74の出力は1になり第2
の全周期系列発生回路64は動作停止状態になる。
【0052】前記第2の全周期系列発生回路64は、2
ビットの全周期系列発生回路であって、図3の如く、2
ビット(A1,A0)のシフトレジスタ76と、該シフ
トレジスタ76にデータのフィードバックを施すフィー
ドバック回路としてのインバータ回路77とを備えてい
る。
【0053】なお、前記第1の全周期系列発生回路62
の前記各シフトレジスタ66の各レジスタA4,A3,
A2は前記メモリ回路21のXデコーダ32のXA2,
XA1,XA0に対応しており、また、前記第2の全周
期系列発生回路64の前記シフトレジスタ76の各レジ
スタA1,A0は前記メモリ回路21のXデコーダ32
のYA1,YA0に対応している。その他の構成は第1
の実施例と同様のためその説明は省略する。
【0054】<動作>図3の回路の動作を図4に示す。
図4では時刻T=0において、アドレス信号がA0=A
1=A2=A3=A4=0に設定されていると仮定して
いる。
【0055】時刻Tが進むにつれて、アドレスの欄で示
すようにアドレスが変化する。アドレスは0から31
(2の5乗−1)までの全ての値が発生されるので、全
てのメモリセルをアクセスすることができる。
【0056】図4のXアドレスとYアドレスの欄を見て
分かるように、Xアドレスは0、4、2、5、6、7、
3、1、0、4、2、5、6、7、3、1、・・・とい
う順序で変化し、Xアドレスが1から0に変化するとき
のみYアドレスが変化する。
【0057】{第3の実施例} <構成>図5および図6は本発明の第3の実施例のメモ
リテスト回路を示す図である。なお、図6では第2の実
施例と同様の機能を有する要素については同一符号を付
している。本実施例のメモリテスト回路は、図3に示し
た第2の実施例のアドレス発生回路61と同様の1個の
アドレス発生回路81に対して、図5の如く、複数のメ
モリ回路21A,21B,21Cが接続されている。
【0058】そして、図6の如く、該各メモリ回路21
A,21B,21Cは、第1の実施例および第2の実施
例で説明したメモリ回路21に対して第1のシフトレジ
スタ回路82および第2のシフトレジスタ回路83が夫
々追加されている。ここで、前記第1のシフトレジスタ
回路82は前記Xデコーダ32に接続されており、前記
第1の全周期系列発生回路62内のシフトレジスタ66
のシリアル入力端子と第1のシフトレジスタ回路82の
シリアル入力端子は互いに共通に接続されている。従っ
て、初期値が同じであれば、第1の全周期系列発生回路
62内のシフトレジスタ66と第1のシフトレジスタ回
路82は同じデータを保持し、互いに全く同様の動作を
行う。また、前記第2のシフトレジスタ回路83は前記
Yデコーダ33に接続されており、第2の全周期系列発
生回路64内のシフトレジスタ76と第2のシフトレジ
スタ回路83の各シリアル入力端子は互いに共通に接続
されている。従って、初期値が同じであれば、第2の全
周期系列発生回路64内のシフトレジスタ76と第2の
シフトレジスタ回路83は同じデータを保持し、互いに
全く同様の動作を行う。その他の構成は第2の実施例と
同様のためその説明は省略する。
【0059】<動作>図6の回路の動作を図7に示す。
図7では、時刻T=0において、アドレス信号がA0=
A1=A2=A3=A4=0に設定されていると仮定し
ている。また、各全周期系列発生回路62,64内のシ
フトレジスタ66,76も全て0にクリアされていると
仮定している。この条件下では図7は図4と全く同じに
なっている。つまり、時刻Tが進むにつれて、アドレス
の欄で示すようにアドレスが変化する。アドレスは0か
ら31(2の5乗−1)までの全ての値が発生されるの
で、全てのメモリセルをアクセスすることができる。図
7のXアドレスとYアドレスの欄を見て分かるように、
Xアドレスは0、4、2、5、6、7、3、1、0、
4、2、5、6、7、3、1、・・・という順序で変化
し、Xアドレスが1から0に変化するときのみYアドレ
スが変化する。
【0060】図6の回路を用いれば、第1、第2のシフ
トレジスタ回路をメモリ回路毎に隣接して設け、アドレ
ス発生回路81をメモリ回路21A,21B,21C間
で共有することができる。
【0061】このとき、アドレス発生回路81と第1、
第2のシフトレジスタ回路82,83との信号接続は3
本のみでよい。したがって、多くのメモリ回路21A,
21B,21C…をアドレス発生回路81に接続して
も、1個当たりの配線数を抑えることができ、配線の混
雑を抑制できる。
【0062】{第4の実施例} <構成>図8は本発明の第4の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。なお、図8では第3の実施例と同様
の機能を有する要素については同一符号を付している。
本実施例のメモリテスト回路は、図6に示した第3の実
施例のアドレス発生回路81と同様の回路に対してセレ
クタ回路86が追加されてなるアドレス発生回路81A
と、第3の実施例の各メモリ回路21A,21B,21
Cと同様の回路に対してゲート回路としてのAND回路
87が追加されてなるメモリ回路21D,21E,21
Fを備えたものである。
【0063】ここで、前記セレクタ回路86は第2の全
周期系列発生回路64の動作停止信号と同じ信号によっ
て制御されている。セレクタ回路86の入力には第1お
よび第2の全周期系列発生回路62,64の出力が接続
されており、第2の全周期系列発生回路64が動作状態
の時に第2の全周期系列発生回路64の出力を選択する
ように制御されている。
【0064】前記AND回路87は第2の全周期系列発
生回路64が動作状態の時に第1のシフトレジスタ回路
82に対して強制的に「0」を供給する。逆に、第2の
全周期系列発生回路64が動作停止状態の時はセレクタ
回路86の出力信号を第1のシフトレジスタ回路82に
伝播する。セレクタ回路86の出力は第2のシフトレジ
スタ回路83にも接続されており、このデータは第2の
全周期系列発生回路64が動作状態の時に第2のシフト
レジスタ回路83に取り込まれる。なお、図8中の21
D,21E,21Fはメモリ回路であり、図5中のメモ
リ回路21A,21B,21Cと同様、1個のアドレス
発生回路81Bに対して並列に接続される。その他の構
成は第3の実施例と同様のためその説明は省略する。
【0065】<動作>図8の回路の動作を図9に示す。
図9では、時刻T=0において、アドレス信号がA0=
A1=A2=A3=A4=0に設定されていると仮定し
ている。また、各全周期系列発生回路62,64内のシ
フトレジスタ66,76も全て0にクリアされていると
仮定している。この条件下では図9は図7と全く同じに
なっている。つまり、時刻Tが進むにつれてアドレスの
欄で示すようにアドレスが変化する。
【0066】アドレスは0から31(2の5乗−1)ま
での全ての値が発生されるので、全てのメモリセルをア
クセスすることができる。
【0067】図9のXアドレスとYアドレスの欄を見て
分かるように、Xアドレスは0、4、2、5、6、7、
3、1、0、4、2、5、6、7、3、1、・・・とい
う順序で変化し、Xアドレスが1から0に変化するとき
のみYアドレスが変化する。
【0068】図8の回路を用いれば、第1、第2のシフ
トレジスタ回路およびゲート回路(AND)をメモリ回
路毎に隣接して設け、アドレス発生回路81Aをメモリ
回路21D,21E,21F間で共有することができ
る。
【0069】このとき、アドレス発生回路81Aと第
1、第2のシフトレジスタ回路82,83との信号接続
は2本のみでよく、図6の第3の実施例の回路と比べて
更に配線の混雑を抑制できる。
【0070】{第5の実施例} <構成>図10および図11は本発明の第5の実施例の
メモリテスト回路を示す図である。図10および図11
はA−A線で破断されている。なお、図10および図1
1では第4の実施例と同様の機能を有する要素について
は同一符号を付している。本実施例のメモリテスト回路
は、図8の第4の実施例のアドレス発生回路81Aの特
定状態検出回路63Aと同様の回路に対し、図10およ
び図11のようなインバータ回路88が追加されてお
り、すなわち該インバータ回路88、NOR回路71、
およびNAND回路74から特定状態検出回路63Aが
構成される。該特定状態検出回路63Aにより、第1の
全周期系列発生回路62内のシフトレジスタ66が全て
0となった状態を検出し、この状態のときに第2の全周
期系列発生回路64および第2のシフトレジスタ回路8
3を動作させる。また、ゲート回路については、図8の
第4の実施例では1個のAND回路87にて構成されて
いたが、本実施例では、ゲート回路87Aがインバータ
回路91およびOR回路92から構成されている。ゲー
ト回路87Aは第2の全周期系列発生回路64が動作状
態のときにのみ第1のシフトレジスタ回路82に対して
強制的に「1」を供給する。逆に、第2の全周期系列発
生回路64が動作停止状態の時はセレクタ回路86の出
力信号を第1のシフトレジスタ回路82に伝播する。セ
レクタ回路86の出力は第2のシフトレジスタ回路83
にも接続されており、このデータは第2の全周期系列発
生回路64が動作状態の時に第2のシフトレジスタ回路
83に取り込まれる。なお、図10および図11中の2
1G,21H,21Iはメモリ回路であり、図5中のメ
モリ回路21A,21B,21Cと同様、1個のアドレ
ス発生回路81Bに対して並列に接続される。その他の
構成は第4の実施例と同様のためその説明は省略する。
【0071】<動作>図10および図11の回路の動作
を図12に示す。図12では、時刻T=0において、ア
ドレス信号がA4=1,A0=A1=A2=A3=0に
設定されていると仮定している。また、第1の全周期系
列発生回路62内のシフトレジスタ66は“100”、
第2の全周期系列発生回路64内のシフトレジスタ76
は“00”に設定されていると仮定している。
【0072】時刻Tが進むにつれて、アドレスの欄で示
すようにアドレスが変化する。アドレスは0から31
(2の5乗−1)までの全ての値が発生されるので、全
てのメモリセルをアクセスすることができる。
【0073】図12のXアドレスとYアドレスの欄を見
て分かるように、Xアドレスは4、2、5、6、7、
3、1、0、4、2、5、6、7、3、1、0、・・・
という順序で変化し、Xアドレスが0から4に変化する
ときのみYアドレスが変化する。
【0074】図10および図11の回路を用いれば、第
1、第2のシフトレジスタ回路82,83およびゲート
回路87Aをメモリ回路21G,21H,21I毎に隣
接して設け、アドレス発生回路81Bを複数のメモリ回
路21G,21H,21I間で共有することができる。
【0075】このとき、アドレス発生回路81Bと第
1、第2のシフトレジスタ回路82,83との信号接続
は2本のみでよく、図6の第3の実施例の回路と比べて
更に配線の混雑を抑制できる。かかる効果は図8に示し
た第4の実施例のメモリテスト回路と同等である。
【0076】{第6の実施例} <構成>図13および図14は本発明の第6の実施例の
メモリテスト回路を示す図である。図13および図14
はB−B線にて破断されている。本実施例のメモリテス
ト回路は、図3の第2の実施例のアドレス発生回路81
に対して2つの全周期系列発生回路62,64を双方向
全周期系列発生回路95,96に夫々置き換えて構成さ
れたアドレス発生回路81Cを備えたものである。ただ
し、第1の双方向全周期系列発生回路95の特定状態を
検出する特定状態検出回路63Bは、第2の実施例と異
なり、NOR回路71A、XOR回路97、およびNA
ND回路74から構成されている。図13および図14
中の符号101,102は各双方向全周期系列発生回路
95,96内に設けられたシフトレジスタ、103,1
04は前記シフトレジスタ101,102の動作方向を
切り替えるセレクタ群、67A,67Bは第1の双方向
全周期系列発生回路95内のシフトレジスタ101の各
方向でのデータフィードバックを行うフィードバック回
路(第1の双方向フィードバック回路)、71A,71
Bはフィードバック回路67A,67BのNOR回路、
72A,72B,73A,73Bは同じくフィードバッ
ク回路67A,67Bの排他的論理和回路(XOR)回
路、77A,77Bは第2の双方向全周期系列発生回路
96内のシフトレジスタ102の各方向でのデータフィ
ードバックを行うフィードバック回路としてのインバー
タ回路(第2の双方向フィードバック回路)である。な
お、前記フィードバック回路67A,67B,77A,
77Bの構成は、各シフトレジスタ101,102に対
して双方向に接続される(すなわち一対のフィードバッ
ク回路として対称形状に構成される)以外は第2の実施
例の構成と同様である。ただし、一方のフィードバック
回路67AのNOR回路71Aは、前述の通り、特定状
態検出回路63B内のNOR回路と兼用されたものであ
る。
【0077】ここで、第1の双方向全周期系列発生回路
95の動作方向は、CHDIR1信号により制御されて
いる。そして、該第1の双方向全周期系列発生回路95
は、CHDIR1信号が「0」の場合は、右シフトによ
る順方向全周期系列を発生し、CHDIR1信号が
「1」の場合は、左シフトによる逆方向全周期系列を発
生する。第2の双方向全周期系列発生回路96の動作方
向は、CHDIR2信号により制御されている。そし
て、該第2の双方向全周期系列発生回路96は、CHD
IR2信号が「0」の場合は、右シフトによる順方向全
周期系列を発生し、CHDIR2信号が「1」の場合
は、左シフトによる逆方向全周期系列を発生する。
【0078】CHDIR1信号は特定状態検出回路63
BのXOR回路97にも入力されており、特定状態検出
回路63BはCHDIR1信号が「0」のときに“00
1”を検出し、CHDIR1信号が「0」のときに“0
00”を検出する。
【0079】<動作>図13および図14の回路の動作
を図15および図16に示す。図15はCHDIR1=
0,CHDIR2=0の場合の動作であり、図16はC
HDIR1=1,CHDIR2=1の場合の動作であ
る。なお、CHDIR1=0,CHDIR2=1の設定
やCHDIR1=1,CHDIR2=0の設定も可能で
あるが、効果が同じなのでその説明を省略する。
【0080】図15では、時刻T=0において、アドレ
ス信号がA0=A1=A2=A3=A4=0に設定され
ていると仮定している。時刻Tが進むにつれて、アドレ
スの欄で示すようにアドレスが変化する。
【0081】アドレスは0から31(2の5乗−1)ま
での全ての値が発生されるので、全てのメモリセルをア
クセスすることができる。
【0082】図15のXアドレスとYアドレスの欄を見
て分かるように、Xアドレスは0、4、2、5、6、
7、3、1、0、4、2、5、6、7、3、1、・・・
という順序で変化し、Xアドレスが1から0に変化する
ときのみYアドレスが変化する。
【0083】図16では時刻T=0において、アドレス
信号がA2=A0=1,A1=A3=A4=0に設定さ
れていると仮定している。時刻Tが進むにつれてアドレ
スの欄で示すようにアドレスが変化する。
【0084】アドレスは0から31(2の5乗−1)ま
での全ての値が発生されるので、全てのメモリセルをア
クセスすることができる。
【0085】図16のXアドレスとYアドレスの欄を見
て分かるように、Xアドレスは1、3、7、6、5、
2、4、0、1、3、7、6、5、2、4、0、・・・
という順序で変化し、Xアドレスが0から1に変化する
ときのみYアドレスが変化する。
【0086】図15と図16のアドレスの欄を比較して
分かるように全く逆順序でアドレス発生が行なわれる。
【0087】{第7の実施例}図17および図18は本
発明の第7の実施例のメモリテスト回路を示す図であ
る。図17および図18はC−C線にて破断されてい
る。本実施例のメモリテスト回路は、図13および図1
4の第6の実施例の双方向全周期系列発生回路を有する
メモリテスト回路に対し、図8の第4の実施例または図
10および図11の第5の実施例と同様に、各メモリ回
路に対してゲート回路およびシフトレジスタ回路を設け
たものである。なお、図17および図18では第4の実
施例、第5の実施例および第6の実施例と同様の機能を
有する要素については同一符号を付している。
【0088】本実施例のメモリテスト回路内のアドレス
発生回路81Dには、第1の双方向全周期系列発生回路
95の動作方向に対応して出力の取り出し位置を選択す
るために第1のセレクタ回路111が追加されている。
また、第2の双方向全周期系列発生回路96の動作方向
に対応して出力の取り出し位置を選択するために第2の
セレクタ回路112が追加されている。そして、図8ま
たは図10および図11中のセレクタ回路86に相当す
る要素として第3のセレクタ回路113が前記両セレク
タ回路111,112に接続されている。
【0089】また、全周期系列発生回路95,96を双
方向性のものにしたのに対応し、各メモリ回路21J,
21K,21LのXデコーダ32およびYデコーダ33
に対して夫々接続されるシフトレジスタ回路として双方
向性の回路(第1の双方向シフトレジスタ回路114お
よび第2の双方向シフトレジスタ回路115)が設けら
れ、さらに、第1の双方向シフトレジスタ回路114に
ついては第1の双方向シフトレジスタ回路114の両方
向に夫々データ入力するための一対のゲート回路(第1
のゲート回路116および第2のゲート回路117)が
設けられている。
【0090】前記第1の双方向シフトレジスタ回路11
4は、前記第1の双方向全周期系列発生回路95のシフ
トレジスタ101と同様に構成された3桁の双方向シフ
トレジスタ121と、第1の双方向全周期系列発生回路
95のセレクタ群103と同様に構成され前記双方向シ
フトレジスタ121の動作方向を切り替えるセレクタ群
122とから構成されている。
【0091】前記第2の双方向シフトレジスタ回路11
5は、前記第2の双方向全周期系列発生回路96のシフ
トレジスタ102と同様に構成された2桁の双方向シフ
トレジスタ123と、第2の双方向全周期系列発生回路
96のセレクタ群104と同様に構成され前記双方向シ
フトレジスタ123の動作方向を切り替えるセレクタ群
124とから構成されている。
【0092】前記第1のゲート回路116は1個のAN
D回路からなり、一方の入力端子は前記第3のセレクタ
回路113に接続され、他方の入力端子は前記特定状態
検出回路63BのNAND回路74に接続される。
【0093】前記第2のゲート回路117は1個のイン
バータ回路125および1個のOR回路126から構成
される。前記インバータ回路125の入力端子は前記特
定状態検出回路63BのNAND回路74に接続され
る。前記OR回路126の一方の入力端子は前記インバ
ータ回路125に接続され、他方の入力端子は前記第3
のセレクタ回路113に接続される。
【0094】上記構成のメモリテスト回路では、各シフ
トレジスタに適切な初期値を設定することにより、図1
7および図18の回路の動作は図15および図16に示
すものと同様になる。
【0095】{第8の実施例} <構成>図19および図20は本発明の第8の実施例の
メモリテスト回路を示す図である。なお、図19および
図20では図13および図14に示した第6の実施例と
同様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。本実施例のメモリテスト回路は、図13および図1
4の回路に対し、メモリ回路21MのYデコーダ33A
が1桁(2進数)のものであって、メモリセル31Aは
0から15までの16ワードの格納領域を有する構成と
なっている。このため、アドレス発生回路81Eの第2
の全周期系列発生回路96Aを1ビット全周期系列発生
回路(1ビットカウンタと等価)に置き換えたものであ
る。
【0096】前記第2の全周期系列発生回路96Aは1
個のレジスタ127(1ビットシフトレジスタ)および
フィードバック回路としての1個のインバータ128と
から構成されている。前記レジスタ127のデータ入力
端子は前記インバータ128の出力端子に接続され、該
レジスタ127の動作制御用入力端子は特定状態検出回
路63BのNAND回路74に接続され、該レジスタ1
27のデータ出力端子はメモリ回路21MのYデコーダ
33A用のアドレス入力端子(A0)に接続される。前
記インバータ128の入力端子は前記レジスタ127に
接続される。その他の構成は第6の実施例と同様のため
その説明は省略する。
【0097】<動作>図19および図20の回路の動作
を図21および図22に示す。図21はCHDIR1=
0の場合の動作であり、図22はCHDIR1=1の場
合の動作である。図21では時刻T=0において、アド
レス信号がA0=A1=A2=A3=0に設定されてい
ると仮定している。時刻Tが進むにつれてアドレスの欄
で示すようにアドレスが変化する。アドレスは0から1
5(2の4乗−1)までの全ての値が発生されるので、
全てのメモリセルをアクセスすることができる。
【0098】図21のXアドレスとYアドレスの欄を見
て分かるように、Xアドレスは0、4、2、5、6、
7、3、1、0、4、2、5、6、7、3、1、・・・
という順序で変化し、Xアドレスが1から0に変化する
ときのみYアドレスが変化する。
【0099】図22では、時刻T=0において、アドレ
ス信号がA1=A0=1,A2=A3=0に設定されて
いると仮定している。時刻Tが進むにつれてアドレスの
欄で示すようにアドレスが変化する。
【0100】アドレスは0から15(2の4乗−1)ま
での全ての値が発生されるので、全てのメモリセルをア
クセスすることができる。図22のXアドレスとYアド
レスの欄を見て分かるように、Xアドレスは1、3、
7、6、5、2、4、0、1、3、7、6、5、2、
4、0、・・・という順序で変化し、Xアドレスが0か
ら1に変化するときのみYアドレスが変化する。
【0101】図21と図22のアドレスの欄を比較して
分かるように、全く逆順序でアドレス発生が行なわれ
る。
【0102】{第9の実施例}図23および図24は本
発明の第9の実施例のメモリテスト回路を示す図であ
る。なお、図23および図24では図17および図18
の第7の実施例および図19および図20の第8の実施
例と同様の機能を有する要素については同一符号を付し
ている。また、図23および図24はE−E線にて破断
されている。本実施例のメモリテスト回路は、図19お
よび図20の第8の実施例のメモリ回路21Mに対し、
第7の実施例と同様にゲート回路116,117および
シフトレジスタ回路114,131を設けてメモリ回路
21Nを構成し、さらに第8の実施例のアドレス発生回
路81Eに対して第7の実施例と同様のセレクタ回路1
11,113Aを設けてアドレス発生回路81Fを構成
したもである。ただし、前記シフトレジスタ回路131
は、第2の全周期系列発生回路96Aが1ビット構成で
あることに対応して1ビットのレジスタのみで構成され
ている(以下、1ビットシフトレジスタ回路131と称
す)。また、第7の実施例の第2のセレクタ回路112
に対応するセレクタ回路はデータの進行方向を問題とし
ないため省略されている。このため、前記セレクタ回路
113Aの「0」入力端子は第2の全周期系列発生回路
96Aのインバータ128に直接に接続されている。そ
の他の構成は第8の実施例と同様である。かかる構成の
メモリテスト回路は、各シフトレジスタに適切な初期値
を設定することにより、図23および図24の回路の動
作は図21および図22に示すものと同じになる。
【0103】{第10の実施例} <構成>図25および図26は本発明の第10の実施例
のメモリテスト回路を示す図である。なお、図25およ
び図26では図19および図20の第8の実施例と同様
の機能を有する要素については同一符号を付している。
また、図25および図26はF−F線で破断されてい
る。本実施例のメモリテスト回路中のアドレス発生回路
81Gにおいて、第1の全周期系列発生回路95AはY
アドレスを発生するための回路として第8の実施例中の
第2の全周期系列発生回路96Aと同様の1ビット全周
期系列発生回路を用い、第2の全周期系列発生回路96
BはXアドレスを発生するための回路として第8の実施
例中の第1の双方向全周期系列発生回路95と同様の双
方向全周期系列発生回路を用いている。そして、前記第
1の全周期系列発生回路95Aの特定の出力状態(Yア
ドレス値)を検出し第2の全周期系列発生回路96Bの
動作を停止させる特定状態検出回路63Cとして、1個
のXOR回路(排他的論理和回路)が用いられたもので
ある。該XOR回路63Cの一方の入力端子には外部か
らのCHDIR2信号が入力され、他方の入力端子は第
1の全周期系列発生回路95Aのインバータ128の出
力端子に接続されている。これにより、XOR回路63
Cの検出条件をCHDIR2信号により指定できる。そ
の他の構成は第8の実施例と同様のためその説明は省略
する。
【0104】<動作>図25および図26の回路の動作
を図27および図28に示す。図27はCHDIR1=
0,CHDIR2=0の場合の動作であり、図28はC
HDIR1=1,CHDIR2=1の場合の動作であ
る。図27では時刻T=0において、アドレス信号がA
0=A1=A2=A3=0に設定されていると仮定して
いる。この場合、第2の動作モード切替信号(CHDI
R2信号)と1ビットの第1の全周期系列発生回路95
Aのアドレス状態とが一致したときに限り第2の全周期
系列発生回路96Bの動作を停止させることになる。具
体的には、図27および図28の如く、時刻Tが進むに
つれてアドレスの欄で示すようにアドレスが変化する。
アドレスは0から15(2の4乗−1)までの全ての値
が発生されるので、全てのメモリセルをアクセスするこ
とができる。
【0105】図27のXアドレスとYアドレスの欄を見
て分かるように、Yアドレスは0、1、0、1、・・・
という順序で変化し、Yアドレスが1から0に変化する
ときのみXアドレスが変化する。
【0106】図28では、時刻T=0において、アドレ
ス信号がA1=A0=1,A2=A3=0に設定されて
いると仮定している。時刻Tが進むにつれてアドレスの
欄で示すようにアドレスが変化する。アドレスは0から
15(2の4乗−1)までの全ての値が発生されるの
で、全てのメモリセルをアクセスすることができる。
【0107】図28のXアドレスとYアドレスの欄を見
て分かるように、Yアドレスは1、0、1、0、・・・
という順序で変化し、Yアドレスが0から1に変化する
ときのみXアドレスが変化する。
【0108】図27と図28のアドレスの欄を比較して
分かるように、全く逆順序でアドレス発生が行なわれ
る。
【0109】{第11の実施例}図29および図30は
本発明の第11の実施例のメモリテスト回路を示す図で
ある。なお、図29および図30では第9の実施例およ
び第10の実施例と同様の機能を有する要素については
同一符号を付している。また、図29および図30はG
−G線で破断されている。本実施例のメモリテスト回路
は、図25および図26の第10の実施例のメモリ回路
21Nに対し、1ビットの第1の全周期系列発生回路9
5Aに対応する1ビットシフトレジスタ回路131と、
第2の全周期系列発生回路96Bに対応する3ビットの
双方向シフトレジスタ回路114と、前記1ビットシフ
トレジスタ回路131への入力データを選択するセレク
タ回路132とが追加されて、図29および図30に示
したメモリ回路21Oが構成されている。また、図25
および図26の第10の実施例のアドレス発生回路81
Fに対し、2個のセレクタ回路111,113Aが追加
されてアドレス発生回路81Gが構成されている。
【0110】前記セレクタ回路111は前記第2の全周
期系列発生回路96Bの動作方向に対応して出力の取り
出し位置を選択するものであって、両入力端子は第2の
全周期系列発生回路96Bの両フィードバック回路67
A,67BのXOR回路73A,73Bの出力端子に接
続され、該セレクタ回路111の切り替え制御端子には
CHDIR1信号が入力される。
【0111】前記セレクタ回路113Aは、特定状態検
出回路63Cからの信号に基づいて、第1の全周期系列
発生回路95Aのインバータ128からの出力信号およ
び前記セレクタ回路111からの出力信号のいずれかを
選択するものである。
【0112】前記セレクタ回路132は、図8中または
図10中のゲート回路に相当するものであって、特定状
態検出回路63Cからの信号に基づいて、外部からのC
HDIR2信号および前記セレクタ回路113Aからの
信号のいずれかを選択する。該セレクタ回路132は、
双方向の第2の全周期系列発生回路96Bと第1の双方
向シフトレジスタ回路114が動作停止状態のときは、
セレクタ回路113Aの出力を1ビットシフトレジスタ
回路131に伝播する。逆に双方向の第2の全周期系列
発生回路96Bと双方向シフトレジスタ回路114が動
作状態のときはCHDIR2信号を1ビットシフトレジ
スタ回路131に伝播する。その他の構成は第10の実
施例と同様のためその説明は省略する。
【0113】各シフトレジスタに適切な初期値を設定す
ることにより、図29および図30の回路の動作は図2
7および図28に示すものと同じになる。
【0114】{第12の実施例}図31および図32は
本発明の第12の実施例のメモリテスト回路を示す図で
ある。なお、図31および図32では図29および図3
0の第11の実施例と同様の機能を有する要素について
は同一符号を付している。図31および図32はH−H
線で破断されている。本実施例のメモリテスト回路は、
図29および図30の第11の実施例の回路と同様に動
作するものであるが、図31および図32の如く、該メ
モリテスト回路中の1ビット全周期系列発生回路95A
の出力は1ビットシフトレジスタ回路131に直接に接
続されている。また、セレクタ回路111の出力は双方
向シフトレジスタ回路114の順方向入力と逆方向入力
に共通接続されている。なお、図31中の81Hはアド
レス発生回路、図32中の21Pはメモリ回路である。
その他の構成は図29および図30の第11の実施例と
同様のためその説明は省略する。
【0115】各シフトレジスタに適切な初期値を設定す
ることにより、図31および図32の回路の動作は図2
7および図28に示すものと同じになる。
【0116】{第13の実施例} <構成>図33および図34は本発明の第13の実施例
のメモリテスト回路を示す図である。なお、図33およ
び図34では図1の第1の実施例および図3の第2の実
施例と同様の機能を有する要素については同一符号を付
している。本実施例のメモリテスト回路は、第1の実施
例の機能と第2の実施例の機能とをモード切り替えでき
るよう構成したものである。すなわち、第1の全周期系
列発生回路62が、3ビットのシフトレジスタ66と、
1個のNOR回路71および2個のXOR回路72,7
3からなるフィードバック回路67とを備え、第2の全
周期系列発生回路64が、2ビットのシフトレジスタ7
6およびフィードバック回路としてのインバータ回路7
7とを備える点で図3の第2の実施例と同様であるが、
一対の特定状態検出回路、すなわち、第1の全周期系列
発生回路62の特定の出力状態(Xアドレス値)を検出
し第2の全周期系列発生回路64の動作を停止させる第
1の特定状態検出回路63と、第2の全周期系列発生回
路64の特定の出力状態(Yアドレス値)を検出し第1
の全周期系列発生回路62の動作を停止させる第2の特
定状態検出回路37(副特定状態検出回路)とが設けら
れている点で第2の実施例と構成を異にする。該両特定
状態検出回路37,63のうちいずれを動作させるか
は、夫々に対応するAND回路141,142に外部か
らの制御信号MODE1,MODE2を入力することで
選択的に切り替えられる。なお、図33中の61Aはア
ドレス発生回路である。その他の構成は第2の実施例と
同様のためその説明は省略する。
【0117】<動作>上記構成において、MODE1=
1,MODE2=0の場合は、第2の全周期系列発生回
路64は常に動作状態になり、第1の全周期系列発生回
路62の動作は第2の全周期系列発生回路64の状態に
より制御されて、図2と同様の動作を行う。
【0118】一方、MODE1=0,MODE2=1の
場合は、第1の全周期系列発生回路62は常に動作状態
になり、第2の全周期系列発生回路64の動作は第1の
全周期系列発生回路62の状態により制御されて、図4
と同様の動作を行う。
【0119】このように、本実施例では、Yアドレスを
一通り変化させた後でXアドレスを更新するようなテス
トと、Xアドレスを一通り変化させた後でYアドレスを
更新するようなテストの両方を、必要に応じて選択的に
実施できる。
【0120】{第14の実施例} <構成>図35および図36は本発明の第14の実施例
のメモリテスト回路を示す図である。なお、図35およ
び図36では図33および図34の第13の実施例と同
様の機能を有する要素については同一符号を付してい
る。本実施例のメモリテスト回路は、第13の実施例の
各全周期系列発生回路62,64に対して、各シフトレ
ジスタ66,76のデータ入力端子とフィードバック回
路67,77との間にセレクタ回路145,146を介
装することで、各全周期系列発生回路62A,64Aに
スキャン機能を持たせたものである。図35中の符号S
Iはシリアル入力ピン、SOはシリアル出力ピン、SM
はシフトモード制御ピンである。その他の構成は第13
の実施例と同様のためその説明は省略する。
【0121】<動作>シフトモード制御ピンSMに
「0」が入力された場合は、図33および図34の第1
3の実施例と同様の動作が実現される。また、シフトモ
ード制御ピンSMに「1」が入力された場合は、シリア
ル入力ピンSIからシリアル出力ピンSOへの直列経路
が構成される。シフトモード制御ピンSMに「1」が入
力されたときに、MODE1=MODE2=0であれ
ば、両全周期系列発生回路62A,64A内のシフトレ
ジスタは動作状態であり、直列シフト動作が行える。
【0122】スキャン機能を付与することによって、直
列シフト動作によって任意の初期値を各全周期系列発生
回路62A,64Aに設定できるようになる。
【0123】なお、初期値の設定は、各全周期系列発生
回路を構成するシフトレジスタの各ビットにセットまた
はリセット手段を設けることによっても実現できる。
【0124】{変形例} (1) 上記各実施例では、半導体集積回路装置の例と
してメモリテスト回路について説明したが、アドレスを
順次変化させるものであれば、メモリテスト回路に限る
ものではない。
【0125】(2) 上記各実施例では、アドレスの全
ての値を周期的かつ系列的に順次変遷しつつ生成する全
周期系列発生回路を用いていたが、かかる完全な全周期
系列発生回路に代えて、不完全な全周期系列発生回路、
すなわち、アドレスの全ての値のうち一部を除いてを周
期的かつ系列的に順次変遷しつつ生成する回路、例えば
LFSRを用いてもよい。ここで、該LFSRは、内部
のシフトレジスタについてオールゼロ(ALL“0”)
の値を除外した全てのアドレスを発生させるものであ
る。また、X,Yアドレスについて、一方に対して全周
期系列発生回路を用い、他方についてLFSRを用いて
もよい。
【0126】(3) 第14の実施例では、第13の実
施例の各全周期系列発生回路62,64に対して、スキ
ャン機能を持たせていたが、第1の実施例乃至第12の
実施例に対してスキャン機能を持たせてもよい。
【0127】(4) 第10の実施例では、特定状態検
出回路63Cとして排他的論理和回路を使用していた
が、その反転回路(イクスクルーシブ・ノア回路:E
x.NOR回路)を使用してもよい。この場合、第2の
動作モード切替信号(CHDIR2信号)と1ビットの
第1の全周期系列発生回路95Aのアドレス状態とが不
一致のときに限り第2の全周期系列発生回路96Bの動
作を停止させることになる。
【0128】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、第1の全周
期系列発生回路を動作させて、XデコーダおよびYデコ
ーダのうちの一方のアドレスの全ての値を、周期的かつ
系列的に一通り変化させた後で、第2の全周期系列発生
回路を動作させて他方のアドレスを更新することがで
き、故障がXデコーダに起因するものかYデコーダに起
因するものかを容易に区別できる。また、メモリ回路の
同一ビット線や同一ワード線の連続的なアクセスを伴う
ため、アクセスタイムテストを正確に行うことができる
という効果がある。
【0129】本発明請求項2によると、アドレス発生回
路の第1の全周期系列発生回路内の第1のシフトレジス
タ部と、各メモリ回路内の第1のシフトレジスタ回路と
を同様に(すなわち、同期して、または所定のビット数
だけ遅延して)動作させ、また、アドレス発生回路の第
2の全周期系列発生回路内の第2のシフトレジスタ部
と、各メモリ回路内の第2のシフトレジスタ回路とを同
様に(すなわち、同期して、または所定のビット数だけ
遅延して)動作させることができ、第1のシフトレジス
タ部および第2のシフトレジスタ部の全てのビット(レ
ジスタ)とXデコーダおよびYデコーダの全ての桁(端
子)とを夫々直接接続する場合に比べて、アドレス発生
回路とメモリ回路との接続配線数を軽減することができ
るという効果がある。
【0130】特に、本発明請求項3に係る半導体集積回
路装置のように、セレクタ回路およびゲート回路を設け
ているので、アドレス発生回路からの信号を第1のシフ
トレジスタ回路および第2のシフトレジスタ回路に対し
て適宜選択的に切り替えることができ、両シフトレジス
タ回路へのデータ伝送用配線を1本に集約でき、アドレ
ス発生回路とメモリ回路との接続配線数を飛躍的に軽減
することができるという効果がある。
【0131】本発明請求項4によると、データのインク
リメントおよびディクリメントの切り替えを容易に行い
得る双方向全周期系列発生回路にてアドレス指定を行う
場合において、第1の全周期系列発生回路を動作させ
て、XデコーダおよびYデコーダのうちの一方のアドレ
スの全ての値を、周期的かつ系列的に一通り変化させた
後で、第2の全周期系列発生回路を動作させて他方のア
ドレスを更新することができ、故障がXデコーダに起因
するものかYデコーダに起因するものかを容易に区別で
きる。また、メモリ回路の同一ビット線や同一ワード線
の連続的なアクセスを伴うため、アクセスタイムテスト
を正確に行うことができるという効果がある。
【0132】本発明請求項5によると、アドレス発生回
路の第1の全周期系列発生回路内の第1の双方向シフト
レジスタ部と、各メモリ回路内の第1の双方向シフトレ
ジスタ回路とを同様に(すなわち、同期して、または所
定のビット数だけ遅延して)動作させ、また、アドレス
発生回路の第2の全周期系列発生回路内の第2の双方向
シフトレジスタ部と、各メモリ回路内の第2の双方向シ
フトレジスタ回路とを同様に(すなわち、同期して、ま
たは所定のビット数だけ遅延して)動作させることがで
き、第1の双方向シフトレジスタ部および第2の双方向
シフトレジスタ部の全てのビット(レジスタ)とXデコ
ーダおよびYデコーダの全ての桁(端子)とを夫々直接
接続する場合に比べて、アドレス発生回路とメモリ回路
との接続配線数を軽減することができるという効果があ
る。
【0133】本発明請求項6によると、第1の全周期系
列発生回路としてデータのインクリメントおよびディク
リメントの切り替えを容易に行い得る双方向全周期系列
発生回路を用い、第2の全周期系列発生回路として1ビ
ット全周期系列発生回路を用いる場合において、第1の
全周期系列発生回路を動作させて、XデコーダおよびY
デコーダのうちの一方のアドレスの全ての値を、周期的
かつ系列的に一通り変化させた後で、第2の全周期系列
発生回路を動作させて他方のアドレスを更新することが
でき、故障がXデコーダに起因するものかYデコーダに
起因するものかを容易に区別できる。また、メモリ回路
の同一ビット線や同一ワード線の連続的なアクセスを伴
うため、アクセスタイムテストを正確に行うことができ
るという効果がある。
【0134】本発明請求項7によると、アドレス発生回
路の第1の全周期系列発生回路内の双方向シフトレジス
タ部と、各メモリ回路内の双方向シフトレジスタ回路と
を同様に(すなわち、同期して、または所定のビット数
だけ遅延して)動作させ、また、アドレス発生回路の1
ビットの第2の全周期系列発生回路と、各メモリ回路内
の1ビットシフトレジスタ回路とを同様に(すなわち、
同期して、または所定のビット数だけ遅延して)動作さ
せることができ、双方向シフトレジスタ部および第2の
全周期系列発生回路の全てのビット(レジスタ)とXデ
コーダおよびYデコーダの全ての桁(端子)とを夫々直
接接続する場合に比べて、アドレス発生回路とメモリ回
路との接続配線数を軽減することができる。特に、複数
のセレクタ回路およびゲート回路を設けることで、アド
レス発生回路からの信号を双方向シフトレジスタ回路お
よび1ビットシフトレジスタ回路に対して適宜選択的に
切り替えることができ、両シフトレジスタ回路へのデー
タ伝送用配線を1本に集約でき、アドレス発生回路とメ
モリ回路との接続配線数を飛躍的に軽減することができ
るという効果がある。
【0135】本発明請求項8によると、第1の全周期系
列発生回路として1ビット全周期系列発生回路を用い、
第2の全周期系列発生回路としてデータのインクリメン
トおよびディクリメントの切り替えを容易に行い得る双
方向全周期系列発生回路を用いる場合において、第1の
全周期系列発生回路を動作させて、XデコーダおよびY
デコーダのうちの一方のアドレスの全ての値(2値)
を、周期的かつ系列的に一通り変化させた後で、第2の
全周期系列発生回路を動作させて他方のアドレスを更新
することができ、故障がXデコーダに起因するものかY
デコーダに起因するものかを容易に区別できる。また、
メモリ回路の同一ビット線や同一ワード線の連続的なア
クセスを伴うため、アクセスタイムテストを正確に行う
ことができるという効果がある。
【0136】また、特定状態検出回路として排他的論理
和回路を含むことで、当該特定状態検出回路を極めて簡
単に構成することができ、回路面積を可及的に低減でき
るという効果がある。
【0137】本発明請求項9および請求項10による
と、アドレス発生回路の1ビットの第1の全周期系列発
生回路と、各メモリ回路内の1ビットシフトレジスタ回
路とを同様に(すなわち、同期して、または所定のビッ
ト数だけ遅延して)動作させ、また、アドレス発生回路
の第2の全周期系列発生回路内の双方向シフトレジスタ
部と、各メモリ回路内の双方向シフトレジスタ回路とを
同様に(すなわち、同期して、または所定のビット数だ
け遅延して)動作させることができ、第1の全周期系列
発生回路および双方向シフトレジスタ部の全てのビット
(レジスタ)とXデコーダおよびYデコーダの全ての桁
(端子)とを夫々直接接続する場合に比べて、アドレス
発生回路とメモリ回路との接続配線数を軽減することが
できるという効果がある。
【0138】特に、請求項9では、複数の単一のセレク
タ回路を設けることで、アドレス発生回路からの信号を
双方向シフトレジスタ回路および1ビットシフトレジス
タ回路に対して適宜選択的に切り替えることができ、両
シフトレジスタ回路へのデータ伝送用配線を1本に集約
でき、アドレス発生回路とメモリ回路との接続配線数を
飛躍的に軽減することができるという効果がある。
【0139】本発明請求項11によると、第1の全周期
系列発生回路と第2の全周期系列発生回路とのいずれを
先に動作させる自由に選択でき、いずれか一方を先に動
作させて、XデコーダおよびYデコーダのうちの一方の
アドレスの全ての値を、周期的かつ系列的に一通り変化
させた後で、他方を動作させて他方のアドレスを更新す
ることができ、故障がXデコーダに起因するものかYデ
コーダに起因するものかを容易に区別できる。また、メ
モリ回路の同一ビット線や同一ワード線の連続的なアク
セスを伴うため、アクセスタイムテストを正確に行うこ
とができるという効果がある。
【0140】本発明請求項12によると、スキャンパス
選択手段にて、アドレス発生回路をスキャンパスとして
使用する旨を自由に選択でき、半導体集積回路装置の使
用用途を拡げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のメモリテスト回路を
示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施例のメモリテスト回路の
各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図3】 本発明の第2の実施例のメモリテスト回路を
示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施例のメモリテスト回路の
各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図5】 本発明の第3の実施例のメモリテスト回路の
全体的な配線構成を示す図である。
【図6】 本発明の第3の実施例のメモリテスト回路を
示す図である。
【図7】 本発明の第3の実施例のメモリテスト回路の
各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図8】 本発明の第4の実施例のメモリテスト回路を
示す図である。
【図9】 本発明の第4の実施例のメモリテスト回路の
各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図10】 本発明の第5の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図11】 本発明の第5の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図12】 本発明の第5の実施例のメモリテスト回路
の各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図13】 本発明の第6の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図14】 本発明の第6の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図15】 本発明の第6の実施例のメモリテスト回路
の各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図16】 本発明の第6の実施例のメモリテスト回路
の各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図17】 本発明の第7の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図18】 本発明の第7の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図19】 本発明の第8の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図20】 本発明の第8の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図21】 本発明の第8の実施例のメモリテスト回路
の各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図22】 本発明の第8の実施例のメモリテスト回路
の各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図23】 本発明の第9の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図24】 本発明の第9の実施例のメモリテスト回路
を示す図である。
【図25】 本発明の第10の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図26】 本発明の第10の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図27】 本発明の第10の実施例のメモリテスト回
路の各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図28】 本発明の第10の実施例のメモリテスト回
路の各レジスタの値の変遷を示す図である。
【図29】 本発明の第11の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図30】 本発明の第11の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図31】 本発明の第12の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図32】 本発明の第12の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図33】 本発明の第13の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図34】 本発明の第13の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図35】 本発明の第14の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図36】 本発明の第14の実施例のメモリテスト回
路を示す図である。
【図37】 第1の従来例のメモリテスト回路を示す図
である。
【図38】 第2の従来例のメモリテスト回路を示す図
である。
【図39】 第3の従来例のメモリテスト回路を示す図
である。
【図40】 第3の従来例のメモリテスト回路の各レジ
スタの値の変遷を示す図である。
【符号の説明】
21,21A,21B,21C,21D,21E,21
F,21G,21H,21I,21J,21K,21
L,21M,21N,21O,21P メモリ回路、2
2,61,81,81A,81B,81C,81D,8
1E,81F,81G,81H アドレス発生回路、3
1,31A メモリセル、32 Xデコーダ、33,3
3A Yデコーダ、36,62,62A,95A 第1
の全周期系列発生回路、37,63,63A,63B,
63C 特定状態検出回路、38,64,64A,96
A,96B 第2の全周期系列発生回路、41,47,
66,76,101,102 シフトレジスタ、42,
48,67,67A,67B,77,77A,77B,
128 フィードバック回路、82 第1のシフトレジ
スタ回路、83 第2のシフトレジスタ回路、86,1
11,112,113,113A,132,145,1
46 セレクタ回路、87,87A,116,117
ゲート回路、95 第1の双方向全周期系列発生回路、
96 第2の双方向全周期系列発生回路、114 第1
の双方向シフトレジスタ回路、115第2の双方向シフ
トレジスタ回路、131 1ビットシフトレジスタ回
路、141,142 AND回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセル、該メモリセルのXアドレス
    を指定するXデコーダ、および前記メモリセルのYアド
    レスを指定するYデコーダを備えるメモリ回路と、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダの両アドレスを生
    成するアドレス発生回路とを備え、 前記アドレス発生回路は、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの一方のア
    ドレスの全ての値を周期的かつ系列的に順次変遷しつつ
    生成する第1の全周期系列発生回路と、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの他方のア
    ドレスの全ての値を周期的かつ系列的に順次変遷しつつ
    生成する第2の全周期系列発生回路と、 前記第1の全周期系列発生回路における特定のアドレス
    状態を検出し、かつ当該特定のアドレス状態以外の場合
    は前記第2の全周期系列発生回路の動作を停止させる特
    定状態検出回路とを備える半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の全周期系列発生回路は、 生成するアドレスのビット数に対応する第1のシフトレ
    ジスタ部と、 該第1のシフトレジスタ部に系列的にアドレスデータの
    変遷を行わせるようフィードバックを施す第1のフィー
    ドバック回路とを備え、 前記第2の全周期系列発生回路は、 生成するアドレスのビット数に対応する第2のシフトレ
    ジスタ部と、 該第2のシフトレジスタ部に系列的にアドレスデータの
    変遷を行わせるようフィードバックを施す第2のフィー
    ドバック回路とを備え、 前記メモリセル回路は、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの一方に接
    続され、前記第1の全周期系列発生回路の前記第1のシ
    フトレジスタ部と同様に構成されかつ該第1の全周期系
    列発生回路の前記第1のフィードバック回路からの出力
    信号に基づいて前記第1のシフトレジスタ部と同様に動
    作する第1のシフトレジスタ回路と、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの他方に接
    続され、前記第2の全周期系列発生回路の前記第2のシ
    フトレジスタ部と同様に構成されかつ該第2の全周期系
    列発生回路の前記第2のフィードバック回路からの出力
    信号に基づいて前記第2のシフトレジスタ部と同様に動
    作する第2のシフトレジスタ回路とをさらに備える、請
    求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記アドレス発生回路は、前記特定状態
    検出回路からの信号に基づいて、前記第2の全周期系列
    発生回路が動作停止状態のときは前記第1の全周期系列
    発生回路の出力を選択し、前記第2の全周期系列発生回
    路が動作状態のときは前記第2の全周期系列発生回路の
    出力を選択するセレクタ回路をさらに備え、 前記メモリ回路は、前記特定状態検出回路からの信号に
    基づいて、前記第2の全周期系列発生回路が動作停止状
    態のときに前記セレクタ回路の出力を前記第1のシフト
    レジスタ回路に伝播し、前記第2の全周期系列発生回路
    が動作状態のときは特定の固定データを前記第1のシフ
    トレジスタ回路に伝播するゲート回路をさらに備え、 前記メモリ回路の前記第2のシフトレジスタ回路の入力
    端子は前記セレクタ回路に接続され、前記第2のシフト
    レジスタ回路のシフト動作は前記特定状態検出回路によ
    って制御されることを特徴とする、請求項2記載の半導
    体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の全周期系列発生回路および前
    記第2の全周期系列発生回路は、データを双方向にシフ
    トさせる双方向全周期系列発生回路から夫々構成され、 前記第1の全周期系列発生回路は、 生成するアドレスのビット数に対応する第1の双方向シ
    フトレジスタ部と、 該第1の双方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列
    的にアドレスデータの変遷を行わせるようフィードバッ
    クを施す第1の双方向フィードバック回路とを備え、 前記第2の全周期系列発生回路は、 生成するアドレスのビット数に対応する第2の双方向シ
    フトレジスタ部と、 該第2の双方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列
    的にアドレスデータの変遷を行わせるようフィードバッ
    クを施す第2の双方向フィードバック回路とを備え、 前記特定状態検出回路は、前記第1の全周期系列発生回
    路が順方向動作モードの場合は前記第1の全周期系列発
    生回路が所定の第1の状態以外のときに前記第2の全周
    期系列発生回路の動作を停止させるとともに、前記第1
    の全周期系列発生回路が逆方向動作モードの場合は前記
    第1の全周期系列発生回路が所定の第2の状態以外のと
    きに前記第2の全周期系列発生回路の動作を停止させる
    ように構成される、請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 前記アドレス発生回路は、 外部からの第1の動作モード切替信号に基づいて、前記
    第1の全周期系列発生回路からの双方向の出力信号のい
    ずれかが選択される第1のセレクタ回路と、 外部からの第2の動作モード切替信号に基づいて、前記
    第2の全周期系列発生回路からの双方向の出力信号のい
    ずれかが選択される第2のセレクタ回路と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記第2
    の全周期系列発生回路が動作停止状態のときに前記第1
    のセレクタ回路の出力を選択し、第2の全周期系列発生
    回路が動作状態のときに前記第2のセレクタ回路の出力
    を選択する第3のセレクタ回路とをさらに備え、 前記メモリセル回路は、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの一方に接
    続され、前記第1の全周期系列発生回路の前記第1の双
    方向シフトレジスタ部と同様に構成されて、前記第1の
    動作モード切替信号によって前記第1の双方向シフトレ
    ジスタ部と同様に動作方向が制御される第1の双方向シ
    フトレジスタ回路と、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの他方に接
    続され、前記第2の全周期系列発生回路の前記第2の双
    方向シフトレジスタ部と同様に構成されて、前記第2の
    動作モード切替信号によって前記第2の双方向シフトレ
    ジスタ部と同様に動作方向が制御される第2の双方向シ
    フトレジスタ回路と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記第2
    の双方向シフトレジスタ回路が動作停止状態のときに前
    記第3のセレクタ回路の出力を前記第1の双方向シフト
    レジスタ回路の順方向入力に伝播し、前記第2の双方向
    シフトレジスタ回路が動作状態のときに特定の固定デー
    タを前記第1の双方向シフトレジスタ回路の順方向入力
    に伝播するように構成された第1のゲート回路と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記第2
    の双方向シフトレジスタ回路が動作停止状態のときに前
    記第3のセレクタ回路の出力を前記第1の双方向シフト
    レジスタ回路の逆方向入力に伝播し、前記第2の双方向
    シフトレジスタ回路が動作状態のときに特定の固定デー
    タを前記第1の双方向シフトレジスタ回路の逆方向入力
    に伝播するように構成された第2のゲート回路とをさら
    に備え、 前記第2の双方向シフトレジスタ回路の双方向の入力端
    子に前記第3のセレクタ回路からの出力信号が入力され
    る、請求項4記載の半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の全周期系列発生回路は、デー
    タを双方向にシフトさせる双方向全周期系列発生回路で
    あり、 前記第2の全周期系列発生回路は1ビット全周期系列発
    生回路であり、 前記第1の全周期系列発生回路は、 生成するアドレスのビット数に対応する双方向シフトレ
    ジスタ部と、 該双方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列的にア
    ドレスデータの変遷を行わせるようフィードバックを施
    す双方向フィードバック回路とを備え、 前記特定状態検出回路は、前記第1の全周期系列発生回
    路が順方向動作モードの場合は前記第1の全周期系列発
    生回路が所定の第1の状態以外のときに前記第2の全周
    期系列発生回路の動作を停止させるとともに、前記第1
    の全周期系列発生回路が逆方向動作モードの場合は前記
    第1の全周期系列発生回路が所定の第2の状態以外のと
    きに前記第2の全周期系列発生回路の動作を停止させる
    ように構成される、請求項1記載の半導体集積回路装
    置。
  7. 【請求項7】 前記アドレス発生回路は、 外部からの第1の動作モード切替信号に基づいて、前記
    第1の全周期系列発生回路からの双方向の出力信号のい
    ずれかが選択される第1のセレクタ回路と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記第2
    の全周期系列発生回路が動作停止状態のときに第1のセ
    レクタ回路の出力を選択し、第2の全周期系列発生回路
    が動作状態のときに前記第2の全周期系列発生回路の出
    力を選択する第2のセレクタ回路とをさらに備え、 前記メモリセル回路は、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの一方に接
    続され、前記第1の全周期系列発生回路の前記双方向シ
    フトレジスタ部と同様に構成され、前記第1の動作モー
    ド切替信号に基づいて前記第1の全周期系列発生回路の
    前記双方向シフトレジスタ部と同様に動作方向が制御さ
    れる双方向シフトレジスタ回路と、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの他方に接
    続され、前記特定状態検出回路からの信号に基づいて動
    作するよう制御される1ビットシフトレジスタ回路と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記1ビ
    ットシフトレジスタ回路が動作停止状態のときに前記第
    2のセレクタ回路の出力を前記双方向シフトレジスタ回
    路の順方向入力に伝播し、前記1ビットシフトレジスタ
    回路が動作状態のときに特定の固定データを前記双方向
    シフトレジスタ回路の順方向入力に伝播するように構成
    された第1のゲート回路と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記1ビ
    ットシフトレジスタ回路が動作停止状態のときに前記第
    2のセレクタ回路の出力を前記双方向シフトレジスタ回
    路の逆方向入力に伝播し、前記1ビットシフトレジスタ
    回路が動作状態のときに特定の固定データを前記双方向
    シフトレジスタ回路の逆方向入力に伝播するように構成
    された第2のゲート回路とをさらに備え、 前記1ビットシフトレジスタ回路の入力端子は、前記第
    2のセレクタ回路に接続された、請求項6記載の半導体
    集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の全周期系列発生回路は1ビッ
    ト全周期系列発生回路であり、 前記第2の全周期系列発生回路は、外部からの第1の動
    作モード切替信号に基づいてデータのシフト方向を双方
    向のうちのいずれかに選択的に切り替えられる双方向全
    周期系列発生回路であり、 該第2の全周期系列発生回路は、 生成するアドレスのビット数に対応する双方向シフトレ
    ジスタ部と、 該双方向シフトレジスタ部の双方向に対して系列的にア
    ドレスデータの変遷を行わせるようフィードバックを施
    す双方向フィードバック回路とを備え、 前記特定状態検出回路は、前記第1の全周期系列発生回
    路からの出力と外部からの第2の動作モード切替信号と
    を入力する排他的論理和回路を含み、前記第2の動作モ
    ード切替信号と1ビットの前記第1の全周期系列発生回
    路のアドレス状態とが一致または不一致のいずれか一方
    のときに限り前記第2の全周期系列発生回路の動作を停
    止させるように構成された、請求項1記載の半導体集積
    回路装置。
  9. 【請求項9】 前記アドレス発生回路は、 前記第1の動作モード切替信号に基づいて、前記第2の
    全周期系列発生回路からの双方向の出力信号のいずれか
    が選択される第1のセレクタ回路と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記第2
    の全周期系列発生回路が動作停止状態のときに前記第1
    の全周期系列発生回路の出力を選択し、前記第2の全周
    期系列発生回路が動作状態のときに前記第1のセレクタ
    回路の出力を選択する第2のセレクタ回路とをさらに備
    え、 前記メモリセル回路は、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの前記他方
    に接続され、前記第2の全周期系列発生回路の前記双方
    向シフトレジスタ部と同様に構成され、前記第2のセレ
    クタ回路の出力信号が順方向入力および逆方向入力に接
    続され、前記特定状態検出回路からの出力信号に基づい
    て前記第2の全周期系列発生回路の動作と同様に動作停
    止制御され、かつ、前記第1の動作モード切替信号に基
    づいて動作方向が制御される双方向シフトレジスタ回路
    と、 前記特定状態検出回路からの信号に基づいて、前記第2
    の全周期系列発生回路および前記双方向シフトレジスタ
    回路が動作停止状態のときに前記第2のセレクタ回路の
    出力を選択し、前記第2の全周期系列発生回路および前
    記双方向シフトレジスタ回路が動作状態のときに前記第
    2の動作モード切替信号を選択する第3のセレクタ回路
    と、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの前記一方
    に接続され、前記第3のセレクタ回路からの出力信号が
    入力される1ビットシフトレジスタ回路とをさらに備え
    る、請求項8記載の半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記アドレス発生回路は、前記第1の
    動作モード切替信号に基づいて、前記第2の全周期系列
    発生回路からの双方向の出力信号のいずれかが選択され
    るセレクタ回路をさらに備え、 前記メモリセル回路は、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの前記一方
    に接続され、前記第1の全周期系列発生回路からの出力
    信号が入力される1ビットシフトレジスタ回路と、 前記Xデコーダおよび前記Yデコーダのうちの前記他方
    に接続され、前記第2の全周期系列発生回路の前記双方
    向シフトレジスタ部と同様に構成され、前記セレクタ回
    路の出力信号が順方向入力および逆方向入力に接続さ
    れ、前記第1の動作モード切替信号に基づいて動作方向
    が制御される双方向シフトレジスタ回路とをさらに備え
    る、請求項8記載の半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 前記アドレス発生回路は、 前記第2の全周期系列発生回路における特定のアドレス
    状態を検出し、かつ当該特定のアドレス状態以外の場合
    は前記第1の全周期系列発生回路の動作を停止させる副
    特定状態検出回路と、 前記特定状態検出回路および前記副特定状態検出回路の
    うちいずれを動作させるかを選択する選択手段とをさら
    に備える、請求項1記載の半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記アドレス発生回路は、前記第1の
    全周期系列発生回路および前記第2の全周期系列発生回
    路について、これらを直列に接続してスキャンパスを形
    成するか、これらを個別に分離するかを選択するスキャ
    ンパス選択手段をさらに備える、請求項1記載の半導体
    集積回路装置。
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