JPH08233369A - 自動湯張装置 - Google Patents

自動湯張装置

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JPH08233369A
JPH08233369A JP7040876A JP4087695A JPH08233369A JP H08233369 A JPH08233369 A JP H08233369A JP 7040876 A JP7040876 A JP 7040876A JP 4087695 A JP4087695 A JP 4087695A JP H08233369 A JPH08233369 A JP H08233369A
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Hiroyuki Kajino
弘幸 梶野
Yasutaka Hamako
康高 浜子
Ichiro Nasu
一郎 奈須
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴槽に残水が有るときに自動湯張をおこなう
時には、浴槽残水の加熱動作から開始し、設定温度まで
沸かした後に設定水位まで追加湯張をおこなうことによ
り、設定水位を維持しながら、入浴可能な状態になるま
での時間を短縮する。 【構成】 給湯回路33と、浴槽43とを風呂往き管4
7および風呂戻り管45とで連結した風呂回路39と、
給湯回路33の途中より風呂給湯弁49と大気開放弁5
1を介して風呂往き管47に連結した湯張回路48と、
風呂往き管47と風呂戻り管45の間に水位センサ41
と切り替え弁42と循環ポンプ44と風呂通水スイッチ
46を設けるとともに、浴槽43に残水が確認された状
態で自動湯張動作をおこなうときには浴槽43の残水を
加熱動作した後に湯張動作をおこなう制御器59を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽に湯を張ることが
できる自動湯張装置の湯張動作におけるシーケンスの最
適化を図る自動湯張装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動湯張装置は図6に示す構成、
および図7に示す動作になっていた。すなわち図6にお
いて、1は熱交換器で下部にバーナ2を備えている。3
は給湯回路で、水道管との接続口である給水口4と、給
水流量を検知する流量センサ5と、水道水を加熱する前
記熱交換器1と、給湯湯温を検知する給湯サーミスタ6
と給湯側出湯であることを検知する給湯通水スイッチ7
と、給湯出湯口である給湯口8を備えている。9は風呂
回路で浴槽水の湯温を検出する風呂サーミスタ10と浴
槽水位を検出する水位センサ11と、前記風呂回路9の
水流方向を選択する切り替え弁12と、浴槽13の浴槽
水を本体に引き込む循環ポンプ14とを備えた風呂戻り
管15と、追い焚き時に風呂の通水が有るかを判定する
風呂通水スイッチ16と、浴槽水の加熱のための前記熱
交換器1と前記給湯回路3途中に湯張の時に給湯水を浴
槽13側へ取り込む風呂給湯弁17を備えた風呂往き管
18で構成されている。
【0003】前記切り替え弁12は水流を前記風呂往き
管18のみの「閉」と前記風呂往き管18および前記風
呂戻り管15の両側からの「循環」の位置に切り替え
る。前記風呂給湯弁17の下流側には大気開放弁19が
備えられ風呂回路9を給湯回路3を縁切し断水等の異常
時に風呂回路9の水が給湯回路3へ逆流するのを防止す
る。
【0004】20は前記大気開放弁19の風呂往き管1
8側に設けられた逆止弁で、風呂回路の水が給湯回路3
への逆流を防ぐ。21はリモコンで操作スイッチとして
給湯温度或いは風呂湯張温度の設定を行う湯温設定スイ
ッチ22と、湯張水位の設定を行う水位設定イッチ23
とを設け、動作スイッチとして全自動スイッチ24を設
けている。25は制御器で各センサ等の出力に応じて各
機能部品を動作させる。
【0005】この従来の自動湯張装置において、給湯を
行う場合には、給湯口8を開くことにより水道水は給水
口4より給湯回路3内に導かれ、このとき流量センサ5
によって給水量が検知されたとき熱交換器1によって加
熱され、給湯サーミスタ6の出力に応じて、あらかじめ
リモコン21によって設定された温度になるように制御
器25で制御され出湯されていた。
【0006】また、自動湯張を行う場合には、リモコン
21の全自動スイッチ24を押すと、給湯通水スイッチ
7が「通水無し」のとき、風呂給湯弁17が開となり、
熱交換器1で加熱された水道水は大気開放弁19、逆止
弁20を経て風呂回路9の風呂往き管18より浴槽13
へ給湯される。前記給湯通水スイッチ7が「通水有り」
のときは「通水無し」になるまで自動湯張を待機する。
【0007】以下、湯張動作について図7をもとに詳細
に説明する。図7において、処理1では自動湯張をおこ
なうにあたって最初に風呂往き管18の閉塞を検知する
ため、切り替え弁12を「閉」にし、風呂給湯弁17を
「開」にして前記風呂往き管18より浴槽13に給湯す
る。このとき流量センサ5によって一定流量以上が検出
されないとき、風呂往き管18の閉塞異常として、処理
13に移行し風呂回路9の圧力上昇を防止するため動作
を停止する。一定流量以上を検出した場合処理2に移行
する。処理2において風呂給湯弁17を「閉」にし、切
り替え弁12を「循環」の位置にして循環ポンプ14を
一定時間作動させる。このとき浴槽13の残水有無を風
呂通水スイッチ16によって検出し、残水がない場合処
理3に移行し循環ポンプ14を停止させ切り替え弁12
を「閉」にし、風呂給湯弁17を「開」にし湯張を開始
する。処理4にて浴槽13の水位が風呂戻り管15接続
水位まで上昇したとき、前記風呂戻り管15に設けられ
ている水位センサ11が検出を開始する。処理5にて、
処理6における循環時に素早い自吸が可能なように切り
替え弁12を「循環」の位置にして湯張を風呂往き管1
8および風呂戻り管15の両側から浴槽13へ一定時間
湯張をおこなう。処理6において風呂給湯弁17を
「閉」にし、循環ポンプ14を作動させ風呂戻り管15
内の空気を完全に排出し、水位センサ11の検出による
水位を水位基準点として制御器25に取り込む。処理7
にて切り替え弁12を「閉」にし循環ポンプ14を停止
するとともに、風呂給湯弁17を「開」にし給湯を再開
する。このとき水位センサ11の精度を確実にするため
循環終了後、一定時間経過した後に水位センサ11の検
出を開始する。処理8にて浴槽13の水位がリモコン2
1の水位設定スイッチ23によって設定された水位と前
述処理6における基準点との水位変化を水位センサ11
が検出するまで検出しつづける。処理8にて、設定水位
相当分の水位変化を水位センサ11が検出すると処理9
に移行し風呂給湯弁17を「閉」にし、切り替え弁12
を「循環」の位置にし、循環ポンプ14を作動させ前記
リモコン21の湯温設定スイッチによって設定された温
度を風呂サーミスタ10が検出するまで浴槽水の加熱動
作をおこない湯張が終了していた。前記シーケンスの処
理2における浴槽13の残水検出において、残水有りと
検出したときは、処理10にて切り替え弁12を「閉」
にして循環ポンプ14を停止し、処理11に移行する。
処理11にて制御器25が保持している基準点を呼び出
す。次に処理12に移行して、その時の水位センサ11
の検出データを変化基準値として保持する。次に処理7
に移行し浴槽13の残水無しと同様のシーケンスをたど
り湯張を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような動作
のものでは、浴槽13の水が空水のときは問題無く湯張
が行えるが、残水が有ったときには、残水を検知するま
でに閉塞検知および残水検知シーケンスを経るために必
要以上に浴槽13へ給湯され、浴槽13の水位が上昇す
るだけでなく、入浴可能になるまで時間がかかっていた
ので、設定水位を維持し、かつ、入浴可能になるまでの
時間短縮を図る必要があった。
【0009】また、大気開放弁19の排水動作を自動湯
張動作中の湯張停止時(循環時)ごとにおこなうため排
水時に大気開放弁19の大気開口部より風呂回路9内に
空気が混入し浴槽13へ気泡発生が生じるばかりでな
く、必要以上に湯張時間がかかっていた。
【0010】本発明は、上記従来の欠点を解決するもの
で、浴槽の水が有りのときには最初に残水の加熱動作を
行い、設定温度まで沸かした後に、設定水位まで追加湯
張を行うことにより、設定水位を維持しながら、かつ、
入浴可能な状態になるまでの時間を短縮できるものであ
る。さらに大気開放弁の排水動作を最小限にすることに
より、循環時の浴槽への気泡発生を防止するとともに、
湯張時間を短縮することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】給湯回路と、浴槽を風呂
往き管および風呂戻り管とで連結した風呂回路と、前記
給湯回路途中より風呂給湯弁と漏水検知電極を備えた大
気開放弁を介して前記風呂往き管に連結した湯張回路
と、前記風呂往き管と前記風呂戻り管の間に水位センサ
と切り替え弁と循環ポンプと風呂通水スイッチを設ける
とともに、前記浴槽に残水が確認された状態で自動湯張
動作をおこなうときに前記浴槽残水の加熱動作の後に湯
張動作をおこなう制御器で構成され、浴槽に残水が確認
された状態では、残水より加熱動作をおこないその後に
湯張をおこなうものである。
【0012】一方、大気開放弁の排水動作を前記漏水検
知電極が検知したとき或いは一定条件を充たしたときに
おこなうものである。
【0013】
【作用】この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、浴槽に残水があるときには、残水の加熱動作
より開始させ、浴槽水を設定温度まで沸かした後に設定
水位まで湯を張り、湯張を完了させる。このため、浴槽
に残水があるときに浴槽水が入浴可能な状態になるまで
の時間が短縮されるとともに、設定水位が狂うことを抑
えることができるものである。
【0014】また、大気開放弁の排水動作は、自動湯張
動作の最初と最後、および一定の排水条件を充たしたと
きにのみにおこなうので浴槽水の加熱動作時の浴槽への
気泡発生を防止するとともに、湯張時間を短縮するもの
である。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。図1は本発明の実施例の自動湯張装置のシステム
図、図2は本発明の実施例の自動湯張の動作を示すフロ
ー図、図3は排水動作のフロー図、図4は大気開放弁5
1の詳細図、図5は風呂給湯弁49の「開」「閉」回数
と漏水量の関係グラフである。図1において31は熱交
換器で下部にバーナ32を備えている。33は給湯回路
で、水道管との接続口である給水口34と、給水流量を
検知する流量センサ35と、水道水を加熱する前記熱交
換器31と、給湯湯温を検知する給湯サーミスタ36と
給湯側の出湯有無を検知する給湯通水スイッチ37と、
給湯出湯口である給湯口38を備えている。39は風呂
回路で風呂温度を検出する風呂サーミスタ40と浴槽水
位を検出する水位センサ41と、前記風呂回路39の水
流方向を、「閉」「循環」「排水」の位置を選択する切
り替え弁42と、浴槽43の浴槽水を前記風呂回路39
に引き込む循環ポンプ44とを備えた風呂戻り管45
と、浴槽水加熱動作時に風呂の通水が有るかを判定する
風呂通水スイッチ46と、浴槽水の加熱のための前記熱
交換器31を備えている。47は風呂往き管で前記熱交
換器31と前記浴槽43を連結している。
【0016】48は湯張回路で前記給湯回路33の途中
より湯張時に給湯経路を切り替える風呂給湯弁49と、
漏水検知電極50を備えた大気開放弁51を介して前記
風呂往き管47に連結されている。52は排水管で大気
開放弁51下端より逆止弁53を介して切り替え弁42
に連結されている。前記大気開放弁51は風呂回路39
を給湯回路33と縁切し、断水等の異常時に前記風呂回
路39の水が給湯回路33へ逆流するのを防ぐ。54は
前記大気開放弁49の風呂往き管47側に設けられた逆
止弁で、風呂回路39の水が給湯回路33へ逆流するの
を防止する。55はリモコンで操作スイッチとして給湯
温度或いは風呂湯張温度の設定を行う湯温設定スイッチ
56と、湯張水位の設定を行う水位設定スイッチ57と
を設け、動作スイッチとして全自動スイッチ58を設け
ている。59は制御器で各センサ等の出力に応じて各機
能部品を動作させる。
【0017】次に動作を説明する。給湯を行う場合に
は、給湯口38を開くことにより水道水は給水口34よ
り給湯回路33内に導かれ、このとき流量センサ35に
て給水量が検知されたとき熱交換器31によって加熱さ
れ、給湯サーミスタ36の検出温度に応じて、あらかじ
めリモコン55の湯温設定スイッチ56によって設定さ
れた温度になるように制御器59で制御され出湯されて
いた。
【0018】自動湯張を行う場合、リモコン55の全自
動スイッチ58を押すと、給湯通水スイッチ37が給湯
通水無しを検知したとき、風呂給湯弁49が「開」とな
り、熱交換器31で加熱された水道水は大気開放弁5
1、逆止弁54で構成された湯張回路48を経て風呂回
路39の風呂往き管47に導かれ浴槽43へ湯張を開始
する。このとき、制御器59は、浴槽43の水位が風呂
戻り管45の接続位置まできたときに、前記風呂戻り管
45に設けられている水位センサ41が浴槽43の水位
を検知し始め、切り替え弁42を「循環」に切り替え、
風呂往き管47と風呂戻り管45の両側から一定時間湯
張をおこない、その水位を制御器59に基準点として記
憶し次に浴槽43の水位がこの基準点を下回るまで「残
水有り」とし、下回ると「残水無し」と記憶する。前記
給湯通水スイッチ37が給湯通水有りと検知したとき
は、通水無しを検知するまで自動湯張動作は待機する。
【0019】以下、この条件をもとに自動湯張動作につ
いて図2に従い詳細に説明する。図2において、処理0
で制御器59が「残水無し」を記憶しているとき、処理
1に移行する。処理1では、自動湯張を行うにあたって
最初に風呂往き管47の閉塞を検知するため、切り替え
弁42を「閉」にし、風呂給湯弁49を「開」にして前
記風呂往き管47より浴槽43に給湯する。このとき流
量センサ35によって給湯量が一定流量以上検出されな
いとき、風呂往き管47閉塞異常として、処理13に移
行し風呂回路39の回路内圧力上昇を防止するため動作
を停止する。一定流量を検出した場合処理2に移行す
る。
【0020】処理2において風呂給湯弁49を「閉」に
し、切り替え弁42を「循環」の位置にして循環ポンプ
44を一定時間作動させる。このとき浴槽43の残水有
無確認を風呂通水スイッチ46によって検出し、残水が
ない場合、処理3に移行し循環ポンプ44を停止させ切
り替え弁42を「閉」にし、風呂給湯弁49を「開」に
し湯張を開始する。処理4にて浴槽43の水位が風呂戻
り管45接続水位まで上昇したとき、前記風呂戻り管4
5に設けられている水位センサ41が検出を開始する。
【0021】処理5にて、処理6における循環時に素早
い自吸が可能なように切り替え弁42を「循環」の位置
にして湯張を風呂往き管47および風呂戻り管45の両
側から浴槽43へ一定時間湯張をおこなう。処理6にお
いて、風呂給湯弁49を「閉」にし、循環ポンプ44を
作動させ、風呂戻り管45内の空気を完全に排出し、水
位センサ41の検出による水位を水位基準点として制御
器59に取り込む。
【0022】処理7にて切り替え弁42を「閉」にし循
環ポンプ44を停止するとともに、風呂給湯弁49を
「開」にし給湯を再開する。このとき水位センサ41の
精度を確実にするため循環終了後、一定時間経過した後
に、つまり浴槽43の水面が安定してから水位センサ4
1の検出を開始する。
【0023】処理8にて浴槽43の水位がリモコン55
の水位設定スイッチ57によって設定された水位と前述
処理6において制御器59に取り込まれた水位基準点と
の水位変化を水位センサ41が検出するまで検出し続け
る。
【0024】処理8にて、設定水位を水位センサ41が
検出すると処理9に移行し風呂給湯弁49を「閉」にし
切り替え弁42を「循環」の位置にし、循環ポンプ44
を作動させ、前記リモコン55の湯温設定スイッチ56
によって設定された温度を風呂サーミスタ40が検出す
るまで浴槽水加熱動作をおこない湯張が終了する。前記
シーケンスの処理2における浴槽43の残水検出におい
て、「残水有り」と検出したときは、処理10に移行
し、切り替え弁42を「閉」にして循環ポンプ44を停
止する。
【0025】処理11にて制御器59が保持している基
準点を呼び出す。次に処理12に移行して、その時の水
位センサ41の検出データを変化基準値として保持す
る。次に処理7に移行し浴槽43の「残水無し」と同様
のシーケンスをたどり湯張をおこなう。
【0026】処理0において制御器59が「残水有り」
を記憶しているときは、処理14に移行し切り替え弁4
2を「循環」の位置にし、循環ポンプ44を作動させ浴
槽43の残水を加熱動作により沸かす。リモコン55の
湯温設定スイッチ56によって設定された温度になると
処理15に移行し切り替え弁42を「閉」にし、浴槽4
3の水位の検出を開始する。処理16にてリモコン55
の水位設定スイッチ57により設定された水位になるま
で、風呂給湯弁49を「開」にし、湯張をおこなう。処
理17にて切り替え弁42を「循環」にし循環ポンプ4
4を作動させリモコン55の湯温設定スイッチ56で設
定された温度まで加熱動作をおこない自動湯張を終了す
る。
【0027】次に排水動作について図1および図3、図
4、図5をもとに説明する。図1および図4において自
動湯張動作をおこなう場合、浴槽43へ給湯される湯
は、風呂給湯弁49から大気開放弁51を経て風呂往き
管47より湯張される。このとき大気開放弁51は風呂
給湯弁49が開かれたときにその水流によって矢印のご
とく湯が流れる様に作動する。よって湯張をしていない
時は風呂回路39は大気に開放され給湯回路33とを縁
切りすることにより、断水等の異常時に前記風呂回路3
9の水が前記給湯回路33へ逆流するのを防止すること
になる。この大気開放弁51において前述の作動構成を
とっているため風呂給湯弁49の「開」「閉」時に少量
の漏水が発生し前記大気開放弁51の底部に溜まる。こ
の漏水はいずれは前記大気開放弁51の大気開口部より
水が溢れることになる。このとき、図5において風呂給
湯弁の「開」「閉」動作がN回目までは漏水検知電極5
0水量に達しないので排水動作をおこなう必要はない。
しかし従来は風呂給湯弁49の「開」「閉」のたびに安
全確保のため排水動作をおこなっていた。この排水動作
は本来必要のない動作であり、湯張時間の遅延や風呂回
路39内への空気の混入等、欠点をかかえていた。
【0028】そこで排水動作を必要最小限に抑えたのが
図3に示す排水動作のフロー図である。以降、排水動作
について図3および図5をもとに説明する。図3におい
て排水動作は自動湯張動作の開始時と終了時或いは大気
開放弁51の漏水検知電極50が漏水を検知したとき或
いは風呂給湯弁49の「開」「閉」動作N回目のいずれ
かに該当したときにおこなわれる。処理1にて切り替え
弁42を「排水」にし風呂給湯弁49を「閉」にし循環
ポンプ44を動作させ、大気開放弁51内の漏水は循環
ポンプ44の吸引によって排水管52より風呂回路39
の風呂往き管47を経て浴槽43に排水される。このと
き風呂給湯弁49の排水カウンタを0にすると同時にT
1秒タイマを起動する。
【0029】処理2において漏水検知電極50の検出が
「漏水無し」をT1秒の間に一定時間T2検出するまで
ループを繰り返す。もし、T1秒の間にT2秒「漏水無
し」を検出しなければ排水異常とし、漏水検知電極50
の異常または排水機能の異常を想定して風呂機能、排水
動作を停止する。
【0030】処理3においては、異常停止判定をおこな
い前回の排水動作からT3秒以上経過していれば、T3
秒タイマを起動し処理4に移行して切り替え弁42を
「閉」にし、風呂給湯弁49を「閉」にして循環ポンプ
44を停止し排水動作を終了する。もし処理3におい
て、前回の排水動作からT3秒経過していなければ、風
呂給湯弁49、大気開放弁51等が漏水していることを
想定して漏水異常として全動作を停止する。ただし、こ
のとき自動湯張動作中であれば自動湯張動作を再スター
トさせる。この排水動作をおこなうことにより、風呂回
路39における漏水異常を検知でき安全に湯張がおこな
える。
【0031】上記構成と動作のものにおいて、自動湯張
については浴槽43に残水が有るときには、まず始めに
浴槽残水の加熱動作から運転するため、浴槽43の残水
をリモコン55の湯温設定スイッチ56にて設定された
温度まで沸かした後に、前記リモコン55の水位設定ス
イッチ57にて設定された水位まで湯張をおこなうの
で、入浴可能になるまでの時間が短縮される。
【0032】また浴槽43の湯張後水位についても、加
熱動作後に水位の不足分を追加湯張するため、正確な水
位で湯張がおこなえる。さらに、万が一、制御器55が
「残水有り」と記憶して湯張動作が進行しているとき
に、浴槽43の栓が抜かれたりして、前記浴槽43の水
位が低下したとしても、浴槽43の残水加熱動作による
風呂通水スイッチ46の通水なし検出により、湯張を最
初からやり直すので正常に湯張が完了できるものであ
る。
【0033】大気開放弁51の排水動作については、自
動湯張動作の開始時と終了時或いは漏水検知電極50が
漏水を検知したとき或いは風呂給湯弁49の「開」
「閉」がN回目のときにのみおこなわれるため、湯張時
間の短縮および風呂回路39内への空気の混入による循
環時の気泡発生を防ぐ。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
の自動湯張装置は、浴槽に残水があるときには設定水位
まで湯張をおこなうが、このとき湯張のシーケンスは浴
槽の残水の追い焚きから開始するため、浴槽に残水があ
った場合に沸かしてから湯張をおこなうので、入浴まで
の時間が短縮されるので、「いつ沸くのか」といった不
満を持たずに快適な入浴生活が送れる。
【0035】さらに、大気開放弁の排水動作について
は、必要最小限にすることが可能となり、自動湯張動作
における時間短縮および浴槽水の加熱動作時における気
泡発生を防止できるので、不満のない自動湯張動作がお
こなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における自動湯張装置のシス
テム図
【図2】同自動湯張装置の自動湯張の動作を示すフロー
【図3】同排水動作のフロー図
【図4】同大気開放弁51の模式図
【図5】同風呂給湯弁49の「開」「閉」動作回数と漏
水量の関係グラフを示す図
【図6】従来の自動湯張装置のシステム図
【図7】同自動湯張装置の自動湯張の動作を示すフロー
【符号の説明】 33 給湯回路 39 風呂回路 41 水位センサ 42 切り替え弁 43 浴槽 44 循環ポンプ 45 風呂戻り管 46 風呂通水スイッチ 47 風呂往き管 48 湯張回路 49 風呂給湯弁 50 漏水検知電極 51 大気開放弁 59 制御器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給湯回路と、浴槽を風呂往き管および風呂
    戻り管とで連結した風呂回路と、前記給湯回路途中より
    風呂給湯弁と大気開放弁を介して前記風呂往き管に連結
    した湯張回路と、前記風呂往き管と前記風呂戻り管の間
    に水位センサと切り替え弁と循環ポンプと風呂通水スイ
    ッチを設け、前記浴槽に残水が確認された状態で自動湯
    張動作をおこなうときには前記浴槽残水の加熱動作の後
    に湯張動作をおこなう制御器を備えた自動湯張装置。
  2. 【請求項2】給湯回路と、浴槽を風呂往き管および風呂
    戻り管とで連結した風呂回路と、前記給湯回路途中より
    風呂給湯弁と大気開放弁を介して前記風呂往き管に連結
    した湯張回路と、前記風呂往き管と前記風呂戻り管の間
    に水位センサと切り替え弁と循環ポンプと風呂通水スイ
    ッチを設け、前記浴槽に残水が確認された状態で自動湯
    張動作をおこなうときに、浴槽水が排水されても加熱動
    作における通水確認で浴槽空水を再認識し湯張動作から
    はじめる制御器を備えた自動湯張装置。
  3. 【請求項3】給湯回路と、浴槽を風呂往き管および風呂
    戻り管とで連結した風呂回路と、前記給湯回路途中より
    風呂給湯弁と大気開放弁を介して前記風呂往き管に連結
    した湯張回路と、前記風呂往き管と前記風呂戻り管の間
    に水位センサと切り替え弁と循環ポンプと風呂通水スイ
    ッチを設け、一度自動湯張をおこなったときに湯張水位
    が、ある水位まで低下するまで、「残水有り」と記憶す
    る制御器を備えた自動湯張装置。
  4. 【請求項4】給湯回路と、浴槽を風呂往き管および風呂
    戻り管とで連結した風呂回路と、前記給湯回路途中より
    風呂給湯弁と漏水検知電極を備えた大気開放弁を介して
    前記風呂往き管に連結した湯張回路と、前記風呂往き管
    と前記風呂戻り管の間に水位センサと切り替え弁と循環
    ポンプと風呂通水スイッチを設け、前記大気開放弁の排
    水動作を前記漏水検知電極が検知したとき或いは、一定
    条件を充たしたときにのみおこなう制御器を備えた自動
    湯張装置。
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JP2019060520A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 三菱電機株式会社 給湯システム

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