JPH08230068A - タイヤ構成部材からラミネートを造り、ラジアルプライタイヤのカーカスを形成する方法とその装置 - Google Patents

タイヤ構成部材からラミネートを造り、ラジアルプライタイヤのカーカスを形成する方法とその装置

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JPH08230068A
JPH08230068A JP7340408A JP34040895A JPH08230068A JP H08230068 A JPH08230068 A JP H08230068A JP 7340408 A JP7340408 A JP 7340408A JP 34040895 A JP34040895 A JP 34040895A JP H08230068 A JPH08230068 A JP H08230068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラミネート10Aを造りタイヤ構成部材の組
立体からラジアルプライ空気タイヤ100用のカーカス
を形成する方法と装置200を提供する。 【解決手段】 この方法は、平行な複数コードにより補
強されたエラストマー材から造られているタイヤプライ
材を、それ自体と他の直線的に動くタイヤ構成部材との
ための移送帯板として利用し、プライ材がその移送路で
ラミネートを形成するように、連続的に成形されプライ
材に接着される段階と、このラミネートを所与の長さの
断片に、プライ材内の平行な複数コード間の切断路に沿
って1対の端末が切断される段階と、カーカスを形成す
るために1枚の切断片の両端を他の切断片に接合する段
階と、カーカスを環状に造形する段階とを有する。本装
置は、プライ材を移送し、複数の連続帯板を形成し、複
数のタイヤ構成部材を移送プライに接着する手段を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの構成部材
の組立体からラミネート10Aを造りそしてラジアルプ
ライ空気タイヤのためのカーカスを製造するための方法
と装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】歴史的には、空気タイヤはビード、トレ
ッド、ベルト補強材およびカーカスを有するほぼ環状の
ラミネート構造体として製造されてきた。このタイヤは
ゴム、織物およびスチールから造られる。ほとんどの場
合用いられる製造技術には、平坦な帯板材またはシート
材からなる多くのタイヤ構成部材を組み立てることが含
まれている。各構成部材はドラムの上に置かれ、そして
1つの構成部材の両端が突き合わされるかまたは重ね合
わされて接合部を形成するような長さに切断される。
【0003】組立の第1の段階では、カーカスは1層以
上のプライを含み、そして1対のサイドウォール、1対
のアペックス、(チューブレスタイヤのための)1層の
インナーライナ、1対のチェイファとそして恐らくは1
対のゴムショルダ帯板を含む。環状のビードコアはタイ
ヤ製造のこの第1の段階で付け加えられ、そしてこのビ
ードコアの周囲に1層または数層のプライが折り返され
て、「プライの折返し部」を形成する。
【0004】カーカス構成部材(ビードコアを含む)は
「突合せ継ぎ」されるか、または「重ね継ぎ」される。
突合せ継ぎは構成部材の両端が結合されるが重ね合わさ
れていず、重ね継ぎは両端が重ね合わされている。
【0005】この中間製品は、組立の第1段階における
この時点において円筒形に形成されているであろう。円
筒形のカーカスはタイヤ製造の第1段階が終了した後に
環状に拡張される。補強ベルトとトレッドはタイヤ製造
の第2の段階において中間製品に付け加えられ、これは
同じ製造ドラムまたはワークステーションで行うことが
できる。
【0006】カーカスの拡張の際に、このタイヤカーカ
スの接合された未加硫の構成部材に引張力がかかる。
【0007】複層プライの場合は重ね継ぎにすれば接合
部が損傷されないので好ましかったが、突合せ継ぎでは
接合部が開いたり損傷を受けたりする傾向があった。た
とえ重ね継ぎの良好な接着状態においても、接合部に隣
接するコードが、この接合部において重ね合わされてい
る2層のコードの分を補って引き延ばされる傾向があっ
た。こうした局部的な延伸は、X線または超音波の表示
装置で容易に見出すことができる不均一性を生じさせ
る。
【0008】タイヤ製造者は歴史的には、こうしたタイ
ヤの不均一性問題の発生を避けるために、構成部材の様
々な層の接合部が円周方向に対して並列しないようにし
てきた。接合部をこのように非並列にすることによっ
て、タイヤの極限破裂強さにより測定されるカーカス全
体の耐久性を改善できると信じられてきた。タイヤ製造
技術者はまた、これらの不連続部がカーカスの周囲に慎
重に間隔をおいて配置されていれば、タイヤの不均一性
が改善され得ると信じてきた。これは、各構成部材が間
隔をおいて切断されそして接合されるタイヤ製造ステー
ションにおいて、各構成部材がプライに接着されなけれ
ばならなかったことを意味する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明出願の主な課題
は、カーカス製造に関するこうした従来の考えを完全に
逆転させることである。カーカスは、成形されかつ移送
プライに接着されてラミネート構造体を形成する数多く
の構成部材から製造され、この構造体はタイヤ製造ステ
ーションにおける次の利用のためにロールまたはスプー
ルに巻き取ることができる。ラミネートは次に、一本の
接合線しかできない新しい切断技術を用いて切断するこ
とができる。本発明によるタイヤカーカス製造は実際に
タイヤ破裂強さを増大させ、一方ではまた接合に関する
不均一性を減少させる。
【0010】
【課題を解決するための手段】ラジアルプライ空気タイ
ヤ100のためのカーカス10を形成するのに適してい
るタイヤ構成部材の組立体からラミネート10Aを造る
ための方法と装置200が開示されている。
【0011】ラジアルプライ空気タイヤ100ためのカ
ーカス10の形成に使用するのに適しているタイヤ構成
部材の組立体からラミネート10Aを造る方法は以下の
各段階、すなわち、エラストマー材24の中に埋め込ま
れそしてほぼ等しい間隔を置きかつ移送の方向に対して
65°〜90°の角度を成して配置されている複数のコ
ード22によって補強された上記エラストマー材24か
ら造られているプライ材20を移送する段階と、所与の
横断面を有するエラストマーのタイヤ構成部材の複数の
連続帯板を形成する段階と、そしてプライ材20が移送
されている間に、タイヤ構成部材の複数の連続帯板をプ
ライ材20の少なくとも一方の側に接着させて、ラミネ
ート10Aを形成する段階と、を有している。
【0012】この方法はまた、ラミネート10Aをロー
ル210に巻き取る段階と、所与の長さのラミネート1
0Aがロール210に巻取られたとき、コード22に平
行にこのラミネート10Aを切断する段階と、ラミネー
ト10Aのロール210をタイヤ製造ドラムワークステ
ーションに移送する段階と、所与の長さにラミネート1
0Aを切断する段階と、そしてこのラミネート10Aを
タイヤ製造ドラムにかける段階とを含むことが好まし
い。
【0013】タイヤ構成部材の複数の連続帯材をかける
方法の段階はまた、タイヤ構成部材の形成された帯材に
対して、移送中のプライ20を押圧しそれによりプライ
に対して構成部材を接着する段階を含むことが望まし
い。
【0014】またタイヤ構成部材の連続帯板の少なくも
1つを形成する段階は、1つまたは複数の構成部材をカ
レンダにかける段階を含むことが好ましい。最も好まし
いのは、タイヤ構成部材の複数連続帯板を形成する段階
は、移送プライ20に沿って間隔をおいた位置にある所
与の様々な横断面のタイヤ構成部材の複数の連続帯板を
カレンダにかける段階を含むことである。
【0015】この方法は、さらに、移送プライ20をコ
ンベヤベルト207にステッチする段階が含まれてもよ
い。
【0016】ラミネート10Aを形成する方法はまた、
タイヤ構成部材の連続帯板を形成するためにエラストマ
ー材25を押出成形する段階と、そして押し出されたエ
ラストマー材25の流れをカレンダローラ350、35
2の間隙に送る段階とを含んでいてもよい。
【0017】ある場合において本方法は、押し出された
エラストマー材25の流れを、カレンダローラ350、
352の間隙に押し出されるエラストマー材25の2つ
の流れ25A、25Bに分割する段階を含み、各流れ2
5A、25Bは別のタイヤ構成部材を形成するための材
料を供給する。カーカス10を製造するために2つの同
様な構成部材を必要とし、1つのカレンダ302が同時
に両方の構成部材を形成することができる場合に、この
段階は望ましい。ラミネート10Aを自動製造するため
にはさらにまた、押し出された材料の流れを測定する段
階を含んでいるで、この時流れはカレンダにかけられた
材料の流出量に適合させるように制御される。
【0018】本方法がロール210にラミネートを巻き
取る段階を含んでいるとき、ラミネート10Aをロール
210に巻き取る前に分離ライナ11をラミネート10
の一方の側に接着させる段階を含むことが好ましい。
【0019】タイヤ構成部材のラミネート10Aを造り
そしてこのラミネート10Aからラジアルプライタイヤ
のカーカス10を形成するための好ましい1方法は、以
下のような各段階、すなわちエラストマー材の中に埋め
込まれている平行な複数コード22により補強されたエ
ラストマー材24から造られているタイヤプライ材20
を、それ自体と他の直線的に動くタイヤ構成部材とのた
めの移送帯板として利用する段階であって、上記の他の
タイヤ構成部材は、上記のプライ材がその移送路を移動
するに連れてラミネート10Aを形成するように、連続
的に成形されそしてプライ材20に接着される段階と、
次に、このラミネート10を所与の長さの断片に切断す
る段階であって、各断片は1対の端末12、14を有
し、各切断はプライ材内の平行な複数コード間の切断路
にそってなされる段階と、さらに、タイヤカーカス10
を形成するために1枚の切断片の両端12、14を他の
切断片に接合する段階と、そしてプライ材内の複数コー
ドが半径方向に向いているタイヤカーカスを環状に造形
する段階とを有している。
【0020】ラジアルプライ空気タイヤのためのカーカ
スの形成に使用するのに適しているタイヤ構成部材の組
立体からラミネート10Aを造るための装置200が以
下に説明される。この装置200は、複数コード22に
よって補強されているエラストマー材24であって、こ
のエラストマー材はタイヤプライとしての使用に適して
おり、このプライ材20は第1の側面21と第2の側面
23とを有し、この複数コード22はエラストマー材2
4の中に埋め込まれかつ平行であり、そして近接するコ
ード22に対してほほ等しい間隔で配置されているエラ
ストマー材24と、移送の方向に対して65°〜90°
の角度をなして配置されている複数コード22を備えた
プライ材20を移送するための移送手段204と、所与
の横断面を有するエラストマータイヤ構成部材の複数の
連続帯板を形成するための形成手段206と、そしてタ
イヤ構成部材の複数の連続帯板をプライ20の少なくと
も一方の側面21、23に接着する接着手段208であ
って、プライ20はこのようにして移送されてラミネー
ト10Aを形成する接着手段208とを有している。
【0021】本装置200はさらにロール210に製品
を巻き取るための巻取り手段209を含むこともある。
【0022】タイヤ構成部材の連続帯板を形成するため
の形成装置300は複数のカレンダ組立体302であ
る。各カレンダ組立体302は2つのカレンダローラ3
50、352と、そしてこのカレンダローラ350、3
52の半径方向上部にあるローラ間隙354に処理済み
のエラストマー材25を送り出すための送出し手段36
0とを有している。処理済みのエラストマー材25を送
り出すためのカレンダ組立体の送出し手段360は、押
出し機362が含む。
【0023】カレンダ組立体302は、処理済みのエラ
ストマー材をカレンダローラ350、352の上の所与
の側方の位置に横方向の位置決めを行うための位置決め
手段320を有している。
【0024】
【発明の実施の形態】本装置200と上述の方法は様々
なエラストマータイヤ構成部材をラミネート組立体10
Aに形成しかつ組み立てることができる。このラミネー
ト組立体10Aは効果的で非常に正確な方法で形成さ
れ、その結果より低い製造費用でタイヤの不均一性を改
善する。
【0025】
【定義】『アペックス』とは、ビードの半径方向上部に
位置し、複数のプライとプライ折返し部の間に挟まれて
いるエラストマーの充填材を意味する。
【0026】『軸方向の』および『軸方向に』とは、タ
イヤの回転軸に平行な線または平行な方向を意味する。
【0027】『ビード』とは、プライ・コードにより被
覆された成形環状引張部材からなるタイヤ部分で、これ
には、設計リムに取り付けるための他の補強材、フリッ
パー、チッパー、アペックス、トウガード、チェイファ
などが含まれる場合と、含まれない場合がある。
【0028】『ベルト構造』または『補強ベルト』と
は、トレッドの下に位置し、ビードに固着されていな
い、平行な複数のコードから成る少なくとも2つの環状
の層またはプライを意味し、これらのコードは編んであ
るものと、ないものがあり、さらに左と右のコード角度
はともにタイヤの赤道面に対し17°〜27°の範囲で
傾斜している。
【0029】『周縁の』とは、軸方向に垂直な環状のト
レッド面の外周に沿って伸びている線または方向を意味
する。
【0030】『カーカス』とは、円筒形または円環体形
になるよう接合に適した長さに切断されているか、もし
くは既に接合されているタイヤプライ材と他のタイヤ構
成部材の未加硫のラミネートを意味する。追加の構成部
材は成形されたタイヤを造るためにカーカスが加硫され
る前にカーカスに付け加えることができる。
【0031】『チェイファ』とは、リムからコードプラ
イを保護し、リム上の屈曲を配分しそしてタイヤをシー
ルするために、ビードの外側の周囲に配置されている幅
の狭い帯板材を指す。
【0032】『コード』とは、強化ストランドの1つ
で、これによりタイヤのプライが構成されている。
【0033】『赤道面(EP)』とは、タイヤの回転軸
に垂直で、タイヤのトレッドの中央を通る平面をいう。
【0034】『インナーライナ』とは、チューブレスタ
イヤの内側の面を形成し、そして該タイヤ内に膨張流体
を収める1層または複数層のエラストマー材、もしくは
その他の部材を意味する。
【0035】『プライ』とは、ゴム被覆された平行な複
数コードの連続的な層を意味する。『半径方向の』また
は『半径方向に』とは、放射状に、タイヤの回転軸に向
かうか、またはこの軸から離れる方向を意味する。
【0036】『ラジアルプライタイヤ』とは、ビードか
らビードに延びている複数プライコードが、タイヤの赤
道面に対し65°〜90°のコード角で配置されてい
る、ベルト巻きされた空気タイヤもしくは周縁限定空気
タイヤを指す。
【0037】『ショルダ』とは、トレッドの縁の真下の
サイドウォール上部を意味する。『サイドウォール』と
は、トレッドとビードの間のタイヤ部分を指す。
【0038】『トレッド』とは、タイヤのカーカスに結
合されている場合、タイヤが標準のタイヤ圧を有しかつ
標準荷重をかけられているときに道路と接する部分を含
むゴムの構成部材を意味する。
【0039】『トレッド幅』とは、タイヤの軸方向、す
なわち、タイヤの回転軸に平行な面におけるトレッド面
の弧の長さを意味する。
【0040】
【実施例】図1と図2には、ラジアルプライ空気タイヤ
ためのカーカスの形成に使用するのに適しているタイヤ
構成部材の組立体からラミネート10Aを造るための装
置200の2つの実施例が示されている。
【0041】図3、4、5および6(a)、(b)に示
されているラミネート10Aは、移送ラジアルプライ材
20に接着されかつ密着させられた多くのタイヤ構成部
材を有するほぼ平坦な複合構造体として形成される。
【0042】図示されているように、あらゆる構成部材
はほぼ同じ長さのシート材かまたは帯板材である。示さ
れている各構成部材は、互いに並列して正確に配置され
ている。このラミネート10Aは、参考のために本明細
書にも組み入れられている共同出願中の特許出願の通し
番号第08/369,026号「空気タイヤとその製造
工程における中間製品としての未加硫のカーカス」に記
載されている。
【0043】図3によりプライ20を説明すると、この
プライは未加硫ゴム24に包まれている平行な複数のコ
ード22により補強されている。図4と図5に示されて
いるようにプライ20はある幅(WP )と長さ(L)を
有している。プライ20は、その側方の両至端に配置さ
れている1対の折返し部26を有している。プライ20
の外側面21に1対のアペックス30が接着されてい
る。アペックス30は折返し域26内のプライに配置さ
れ、そして後の組立ステーションにおいてビード120
の周りを包むように、そして大部分はビード120の上
に位置するように配置される。使用するのに好ましいビ
ード120は、ケーブルビードタイプである。
【0044】1対のショルダゴム帯板40がアペックス
の軸方向内側にあり、そしてプライ20の内側面に接着
されている。ショルダゴム帯板40はカーカス10のシ
ョルダ部27においてゴムの補強材として作用する。
【0045】ライナ構成部材50はプライに接着されて
おり、そしてショルダゴム帯板40の上に配置されてい
る。このライナ50はチューブレスタイプのタイヤの径
方向内側の空気チャンバのために空気不透過性バリヤを
形成する。ライナは一般的にハロブチルゴム製である。
ライナ50はプライ20よりも狭い軸方向の幅を有して
いる。ライナの幅は、タイヤが形成されたとき、ビード
の軸方向外側を充分に横断できるだけあり、こうして、
組立られたときタイヤ100とホイールとの間に気密チ
ャンバを形成する。
【0046】チェイファ構成部材60はライナ50の各
側端51、52にあることが示されている。このチェイ
ファ60はライナ50に、プライ20の内側面23に接
着され、そしてサイドウォール構成部材70にいくらか
重なり合っている。ホイールのリムフランジとタイヤ1
00との間に強靭なゴム補強材を入れるために、このチ
ェイファ60は軸方向に向かって配置されており、した
がってタイヤ完成品のビード域に位置している。
【0047】サイドウォール構成部材70はプライ20
に接着されていることが示されており、そしてプライ2
0の側端29の側方外側に向かって延びている。このサ
イドウォール70の上にチェイファ60がいくらか重な
っている。
【0048】随意に、アウトラインホワイトレタータイ
ヤまたはホワイトウォールタイヤを製造するために、図
1と図2に示されているカーカス材にホワイトウォール
帯板80とカバー帯板90を付け加えることもできる。
【0049】非ケーブルビードがタイヤ構造に用いられ
ている場合、図1に示されているように後の工程でアペ
ックスが付け加えられるのが好ましいと考えられてい
る。こうすれば、カーカス材10Aは押出し成形された
構成部材に変形を起こさずに大きなロール210に巻き
取ることができる。これと異なり、アペックスとケーブ
ルビードが用いられている場合は、カーカス材10Aを
スプール210に巻き取る必要はなく、図2のカーカス
組立装置200を1つ以上のタイヤ製造機械に連結する
ことが好ましいと考えられている。こうすれば、カーカ
ス材10Aは取扱と貯蔵によって生じる潜在的な変形を
免れることができる。
【0050】ラミネートまたはカーカス材10Aの上記
の説明には、チューブレスタイヤのカーカス10を製造
するのに必要な全てのエラストマー構成材が含まれてお
り、そしてそれはこのようなタイヤカーカス10を製造
する最も有効な方法であるので、本発明を実施する最良
の方法と考えられる。代替の方法としてタイヤ技術者は
上記のように選択すべきであって、そうすれば6角形の
ビードやストラップタイプのビードのような異なるビー
ド構造の利用を容易にするために、後の製造工程でアペ
ックス30を付け加えることができる。
【0051】さらに、上記の幾つかの構成部材のグルー
プから選択された少なくとも2つの構成材料と1つのプ
ライ20とを含むように、ラミネート10Aを造ること
も、本発明の範囲内に含まれると考えられる。参考のた
めに当文書に組み込まれている共同出願中の特許出願番
号第08/369,211号「コード補強エラストマー
ラミネートを切断するための方法と装置」に記載されて
いるように、所定の長さに切断されたとき積層された全
構成部材は、単一の共通接合特性を有する1つのカーカ
ス10を形成する。
【0052】図4と5はカーカス10の第1の端末12
と第2の端末14を図示している。両端末12と14は
プライ24のコード22のほぼ平行でほぼ直線に軸方向
または横方向に延びている経路に沿って切断される。こ
の直線的な切断によって第1の端末または第1の表面域
12と第2の表面域14が造られる。図6(a)、
(b)に示されているように、表面域12と14は法平
面(NP)に対して90°未満の角度θで傾斜してい
る。なお法平面(NP)はプライ20に垂直でかつプラ
イ20内のコード22にほぼ平行である。この好ましい
実施例では角度θは約80°である。図7に示されてい
るように、両端12、14が製造ドラムにおいて接合さ
れるとき、この高傾斜角によって広い接着面域が得られ
る。
【0053】図1または2に示されているように、製造
されるときカーカス材10Aを連続ロールにすることも
できる。次にカーカス材10Aはその予め組み立てられ
た状態で、大きなロール210にして貯蔵され、タイヤ
製造ステーションに送られたときに単一の切断装置によ
り正確な長さ(L)の断片に切断される。一定の長さに
切断されたカーカス10または断片はそれから図7に示
されているような円筒形の形状に形成され、そしてさら
にビードコア120を加えかつ折返し部を形成した後
に、カーカス10は図8に示されているような環状に造
形される。
【0054】ラミネート10Aの説明は上記になされた
が、このラミネート10Aを形成するために用いられる
独特な装置200を説明するために、再び図1と2に戻
る。図1の装置200は図2の装置200と同一である
が、ただし図2の装置200は、移送されたプライ20
の一方の側23に1対のエラストマーアペックス30を
接着させるためにカレンダ組立体ステーション300を
含んでいる点が異なる。アペックス30は他のタイヤ構
成部材に向かい合ったプライ20の側面23に接着さ
れ、移送されたラミネート10Aは成形されたアペック
ス30の接着を容易にするためにその方向を逆転され
る。
【0055】本発明を実施するためのこの好ましい方法
においては、プライ材20のロールは従来のカレンダ仕
上げ手段202により形成され、そして一定の寸法に切
断される。接合されて、ロール上に配置される一定の長
さのプライ材を形成する切断されたプライストック20
は、図1(b)に示されているようにタイヤ製造技術で
はよく知られておりかつ共通の実施形態である。これら
のフルプライのロール211は装置200の一方の端末
に配置される。巻き取られたプライ材20は、一方の側
面23に接着される織られた分離ライナ18を含む。操
作員はモータ209駆動の巻取りスプール212に分離
ライナ18を巻き、そしてプライ材20の側端29の配
列と位置を監視する1対の横方向位置のセンサ214を
介してプライ材20を送入した後に、移送手段204に
プライ材20をステッチする。移送手段204は剛性フ
レーム180に取り付けられた2つの大きな回転ドラム
205を有している。このドラムにコンベヤベルト20
7が巻かれる。エンドレスのコンベヤベルト207はス
テンレス鋼製であることが好ましい。装置200の出力
端は可変速モータにより駆動される回転ドラム205を
備えている。
【0056】コンベヤにプライ材20をステッチするた
めのステッチ手段330が示されている。図示されてい
るようにステッチ手段330は1対のローラ330A、
330Bである。その代わりに、ステッチ手段330は
プライ材に圧力をかけこれをベルトに付着させる装置な
らどのようなものでもよく、このような装置に個々に多
数列で配されているばね荷重のローラベアリングを含む
こともある。
【0057】移送方向に対して65°〜90°の角度で
配向しているコードを有し、移送ベルト207にステッ
チされている被移送プライ材20は、エラストマーのタ
イヤ構成部材の複数連続帯板を形成するための複数の形
成手段300を通過して所定の速度で移動させられる。
なお、タイヤ構成部材の帯板はそれぞれ所定の断面を有
している。
【0058】タイヤ構成部材を形成するための形成手段
300は複数のカレンダ組立体302を備えていること
が好ましい。
【0059】タイヤ構成部材を形成している間、本装置
200には図14に示されているように移送プライ材2
0の少なくとも一方の側21または23に、もしくは図
2に示されているような装置においては両側21、23
に形成された構成材を直接付着させる付着手段502を
含み、このようにしてラミネート10Aを形成する。タ
イヤ構成部材を付着させる付着手段502は通常はピン
チローラ機構と呼ばれているローラである。このローラ
はコンベヤ207の下に配置され、そして移送プライ材
20と形成された構成部材との間に圧力をかけ、このよ
うにして移送プライ材へのこの構成部材の移送を確実に
する。形成されたラミネート10Aは次にタイヤカーカ
スを造るのに適した長さに切断されるか、または図1に
示されているようにこのラミネート10Aはその片側に
分離ライナ11を付着されており、そして大きなロール
210またはスプールに巻き取られることもある。図示
されているような大きなロール210は、ラミネート1
0Aのロール210への巻取りを容易にするためにモー
タ209により駆動される。図示されているように、各
ロール210、211まはたスプール212は1対のロ
ーラの上に配置されている。その代わりに、各ローラは
支持される軸を有し、そして図1に示されていることを
実行するためにモータにより駆動されてもよい。十分な
量のまたは所定の長さのラミネート10Aがローラに巻
かれるとき、ラミネート10Aはコードに平行に切断さ
れる。
【0060】ラミネート10Aのロール210の切断工
程中に、本装置200がラミネート10Aの形成を行い
続けられるか、またはプライロールとラミネートロール
の交換のための機械の運転停止を少なくとも最小にする
ように、二重のラミネートバックアップステーションま
たはロール210を備えておくことが勧められる。
【0061】同様に、図1と2に示されているように、
装置200に一定の材料の供給が保たれるように配列さ
れたプライストックのロール211を利用できるように
することによって、プライ材のロール211の供給は最
もよくなされる。
【0062】これによって、ローラの切換えを容易にす
るために本装置と第1のローラ210または211との
間に配置した従来の高架コンベヤを使用することが必要
になることもある。なお、高架コンベヤは図示されてい
ない。
【0063】設計のような本装置は数分間の短い間、ラ
ミネート10Aに不均一性を引き起こさずに停止させる
ことができる。しかしながら、材料の形成中のこうした
停止は、上述のようにプライ材のロール211とラミネ
ートのロール210を2重に供給することによって最小
限にするか、または事実上なくすことができる。
【0064】いったんラミネートのロール210が一杯
になると、貯蔵域に送られるか、または直接にタイヤ製
造ワークステーションに送られる。ラミネート10Aは
いったんタイヤ製造ステーションに着くと、所定の長さ
の断片にに切断されそして図7に示されているようにタ
イヤ製造ドラム5に張り付けられる。
【0065】図9には、カレンダ組立体302の詳細図
が示されている。本発明のこの好ましい実施例では、本
装置は複数のカレンダ組立体302を含む。各カレンダ
組立体302は、対のカレンダローラ350、352を
除いて、基本的に次のまたは隣接するカレンダ組立体と
同じである。
【0066】各カレンダ302はタイヤ構成部材の1つ
または複数のエラストマー帯板を形成するための形成手
段である。各カレンダ302は、2つのカレンダローラ
350、352のロール間隙354に処理済みのエラス
トマー材25を送り出すための送出し手段を含むことが
好ましい。ただし、このロール間隙354は2つのカレ
ンダローラの間である。図示されているような処理済み
のエラストマー材25を送り出すための送出し手段は押
出し機で、各装置200は少なくとも1つの押出し機3
60を含むことが好ましく、そしてより好ましいのはカ
レンダ組立体302ごとに1つの押出し機360が備え
られていることである。
【0067】カレンダ組立体302はカレンダローラ3
50、352の上の所定の横方向の位置に処理済みのエ
ラストマー材25の横方向の位置を決める位置決め手段
320を有している。図1と2に示されているような位
置決め手段320はプラウ320と呼ばれる。少なくと
も1つのプラウ320が1対のカレンダローラ350、
352の半径方向上の所定の位置に側方に配置されてい
る。各プラウ320は、2つのローラの間の上部に正確
に嵌め込まれるような形状をしている2つの剛性の部材
324を有している。プラウの各剛性の部材324は、
カレンダローラ350、352の一方または双方にある
窪み356を形成する構成部材の側端354に横方向に
隣接して配置されている。このプラウ320の位置決め
は側方の支持を確保しており、一方ではカレンダ仕上げ
された材料の溢れの発生と移送プライ材20への付着を
防止している。
【0068】処理済みの材料を1対のカレンダローラ3
50、352に送り出す押出し機360は、ライナ50
のような1つの構成部材を造るための単一の供給源を備
えることもできる。しかし、ゴムショルダ帯板40また
はサイドウォール70またはアペックス30またはチェ
イファ60のような対の同一な構成部材が形成されると
き、2つの流路に分けて押出しを行うこともできる。一
方の流路は図1と2に示されているような部分を形成す
る各構成部材を供給する。
【0069】本装置が自動的に機能するように、カレン
ダへの押出し流を検知しかつ測定する手段362を備え
なければならない。この手段は単純に、押出し機の流量
または流速もしくは双方を弁で調整することと組み合わ
せて用いられるセンサにすることができる。しかし、カ
レンダに送られている押出された材料は監視されかつ制
御されることが望ましいと考えられている。
【0070】図1と2に示されているように、各カレン
ダ組立体ステーションごとに1つのセンサを配置するこ
とができ、これらのセンサは、任意のステーション30
0で押出し流を自動的に調整することができる制御盤2
40に連結されている。センサ214は、制御盤240
にある監視コンピュータに画像を送り返す個々のビデオ
カメラにすることもできる。
【0071】図9〜13に示されているように、各カレ
ンダ組立体302は2つのカレンダローラ350、35
2を有し、その一つは移送ローラで他方は従動ローラ3
52である。各ローラ350、352は各端末357、
358が開口しているかまたはテーパのある中空の一般
的に円筒形の構造であり、そして回転軸Rを有してい
る。
【0072】カレンダ組立体302は2つのカレンダロ
ーラを支持するための支持手段304を有する。このロ
ーラの支持手段は第1の端末310と第2の端末312
を有している。第1の端末310と第2の端末312は
それぞれ1対の回転可能なハブ314、316を備え、
一方のハブはローラ350、352の各端末357、3
58に嵌め込まれる。ローラに嵌め込まれるための対の
ハブ314、316は、ローラの回転軸Rと一致する回
転軸RH を有している。各ハブ314、316は約6°
の角度αで円錐形状のテーパがある。円筒形のローラ3
50、352も同様にテーパがあり、その結果、形成さ
れた構成部材に不均一性を生じさせる恐れのあるずれが
起こらないように、組み立て時に嵌め合いが確実になさ
れる。
【0073】さらに図9に示されているように、各カレ
ンダ組立体は、少なくとも1つのモータ、好ましくは2
つのモータ340、342と、各モータによって動力を
与えられる駆動軸344を有し、駆動軸は回転可能なハ
ブ314に連結され、そしてハブ314はカレンダロー
ラ350、352の1つに回転運動を与える。
【0074】1つのローラ350を駆動させるには1つ
のモータ340で十分であるが、各ローラ350、35
2を1つのモータで駆動させる2つの可変速モータ34
0、342を備える方が好ましいと考えられている。構
成部材が形成される速度とほぼ同じ速度で、またはでき
れば幾分より速い速度で移送プライ材20に形成された
タイヤ構成部材を付着させることができるように、移送
ローラ350と呼ばれるローラ350に連結されている
第1のモータ340は、直線のコンベヤベルト207の
速度に適合するように同期されている。
【0075】第2のモータ342は、従動ローラ352
と呼ばれるローラ352に連結されており、そして第1
のモータ340の約95%の速度で回転運動を与える。
このローラ350、352の差動速度によって、カレン
ダ仕上げされた構成部材は、それ自身を次のローラ35
2に付着させる場合と異なり、常に移送プライに付着さ
せておくことができる。
【0076】図10〜16に示されているように、各カ
レンダ組立体302は迅速なローラ転換に対応してい
る。この特徴は、その一部をローラシリンダ350、3
52をテーパのある1対のハブ314、316に取付け
る方法によっており、またカレンダローラを支えるため
の支持手段304の第1と第2の端末310、312を
互いに対して相対的に滑動により伸縮させる伸縮手段3
22を備えていることによってもいる。図11に示され
ているように、第2の端末312は本装置200のフレ
ーム180に滑動するように取り付けられており、そし
て液圧シリンダ322の作動により第2の端末312は
滑動して伸長または縮小し、こうしてカレンダローラ3
50、352の迅速な取外しが可能になる。
【0077】図14〜16では、最初に数対のローラを
装置200に付け加えるために、これらの迅速交換ロー
ラ350、352が高架の移送機構400によってどの
ようにして移送できるかが示されている。カレンダロー
ラ350、352を図15のような位置に保持するため
に支持手段312の端末が閉じられている位置に、移送
機構400は降下させられている。高架の移送機構は次
に、異なる寸法または様式のタイヤ100を製造するた
めに次の組の数対のローラ350、352を待たせてい
るローラステージングエリア420に戻る。上述の迅速
交換カレンダローラシステムは、参考のために当文書に
挿入されている共同出願中の特許出願番号第08/36
9,027号「カレンダ装置のための迅速切換え法とそ
の装置」の課題である。
【0078】図示されている装置200はステンレス鋼
のエンドレスベルト207に支持されている移送プライ
材20を有している。各カレンダ組立体ステーション3
00には、エラストマータイヤの構成部材の複数の連続
帯板を移送プライ材20の少なくとも一方の側21、2
3に接着させるための接着手段500が備えられてお
り、一方ではプライ20はラミネート10Aを形成する
ために移送されている。図示されているような接着手段
500は、ステンレス鋼のベルト207の下に位置して
いるピンチローラ502である。ピンチローラ502
は、ベルト207と移送プライ20と、そして形成され
たタイヤ構成部材を運んでいる移送ローラ350との間
に局部的な圧力をかける。こうしてかけられた圧力は構
成部材をプライに接着させ、これによって構成部材を移
送ローラから解放する。
【0079】図2を参照すると、移送プライ20にアペ
ックス30を付け加えるとき、プライ材20の他の側2
3がタイヤ構成部材を受け入れるために利用できるよう
に、プライ材20の配向を変えることが望ましいこと
が、判断できる。これを実施するには、ラミネート10
Aを第2のコンベヤ215に移送し、そして次に上述の
ように構成部材を形成しかつ接着させ、さらにラミネー
ト10Aを一連のローラ216の上の第2のコンベヤ2
15から外し、材料をロール210に巻き取るか、また
は1つ以上のタイヤ製造ステーションにおいて直ちに組
み立てて円筒形のカーカス10にするために所望のカー
カスの長さにこれを切断することによるのが最良である
と考えられている。
【0080】上述のタイヤ構成部材を形成しかつこれを
移送プライ材20に接着することは、より正確な製造方
法を供するばかりでなく、様々な構成部材の全体的な接
着度を高める。まだ熱いうちに移送プライに積層させる
ことによって、これらの構成部材の帯板は従来技術によ
る方法よりもはるかに優れた接着特性を有することにな
る。
【0081】ラミネート10Aをロール210に巻き取
ることによって、または直ちに円筒形のカーカスを造る
ことによって、一般的には組立時には冷たくなっている
プライ材20に対する相対的な収縮の差が熱い構成部材
に生じることが防止されている。またその代わりに、必
ずしも必要ではないが、さらに温度に関連する収縮の差
を避けるために、複数の構成部材の温度を近づけるよう
に未加硫のプライ材20を加熱することもできる。ある
実施例では、カレンダ組立体はカレンダローラ350、
352の加熱手段333または冷却手段334を含むも
のもある。加熱手段333は加熱素子335を有し、そ
して冷却手段334は冷却素子336を有している。手
段333、334は図8に示されているように、ハブ3
14と316の開口部337を通して挿入される。各手
段333または334はローラ350、352の内面を
加熱または冷却し、そして処理される材料がこのような
機構を用いることによってより有効に接着されることが
可能なときに使用される。
【発明の効果】上述されかつ請求項の方法と装置200
は、タイヤ製造技術の現状に顕著な進歩をもたらすもの
である。本明細書の記述にしたがって造られたタイヤお
よび関連する応用例は素晴らしい破裂強さを示し、一方
では優れた製造均一度特性を達成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって造られた装置200の1実施例
の斜視図を示す。ただし、ラミネート10はアペックス
30を含んでいない。
【図2】本発明によって造られた装置200の第2の実
施例の斜視図を示す。ただし、ラミネート10はアペッ
クス30とともに形成されている。
【図3】タイヤ製造ドラム上で円筒形に形成される前の
ラミネートカーカス下位組立体10の断面の片側半分を
示す。ただし、製造ドラムは図示されていない。示され
ていないラミネート10の対向する片側半分は図示され
ている部分と同様である。
【図4】第1と第2の端末を図示しているラミネート1
0の1つの実施例の断面図である。
【図5】第1と第2の端末を示しているラミネート10
のもう1つの実施例の断面図である。
【図6】(a)は、傾斜している第2の端末14の表面
域を示すラミネート10の1実施例の一部の拡大断面
図、(b)は、傾斜している第1の端末12の表面域を
示すラミネート10のもう1つの実施例の一部の拡大断
面図である。
【図7】製造ドラム上で両端12、14を接合されたラ
ミネート10の1実施例の斜視図である。
【図8】接合の後に円環面体状に造形されたラミネート
10を示す。
【図9】カレンダ302の一部断面を含む上面図であ
る。
【図10】図9の線10−10にそって切断されたカレ
ンダ302の端末図である。
【図11】拡張位置におけるカレンダローラの支持端末
310、312と、取り外されたローラ350、352
を示すカレンダ302の端末図である。
【図12】ローラ350、352を取り付けられたカレ
ンダ302の斜視図である。
【図13】ローラ350、352を取り外されたカレン
ダ302の斜視図である。
【図14】ローラ移送機構400の斜視図である。
【図15】ローラ350、352を説明するローラ移送
機構400の第2の図面である。
【図16】ローラステージングエリア420に移動させ
られるローラ移送機構400の第3の図面である。
【符号の説明】
10 カーカス 10A ラミネート 11 分離ライナ 12 カーカスの第1の端末 14 カーカスの第2の端末 18 ライナ 20 プライ 21 プライの外側面(第1の側面) 22 コード 23 プライの内側面(第2の側面) 24 エラストマー材 25 処理済みのエラストマー材 25A エラストマー材の流れ 25B エラストマー材の流れ 26 折返し部 27 カーカスのショルダ部 29 プライの側端 30 アペックス 40 ショルダゴム帯板 50 ライナ構成部材(ライナ) 51 ライナの側端 52 ライナの側端 60 チェイファ 70 サイドウォール構成部材(サイドウォール) 80 ホワイトウォール帯板 90 カバー帯板 100 ラジアルプライ空気タイヤ 120 ビードコア 180 フレーム 200 本装置 202 カレンダ仕上げ手段 204 移送手段 205 回転ドラム 206 形成手段 207 コンベヤベルト 208 接着手段 209 モータ(巻取り手段) 210 ラミネートのロール 211 プライ材のロール 212 巻取りスプール 214 センサ 215 コンベヤ 216 ローラ 240 制御盤 300 ステーション 302 カレンダ組立体 304 カレンダローラの支持手段 310、312 カレンダローラの支持手段の端末 314、316 ハブ 320 位置決め手段(プラウ) 322 伸縮手段(液圧シリンダ) 324 剛性の部材 330 ステッチ手段 330A、330B ローラ 333 加熱手段 334 冷却手段 335 加熱素子 336 冷却素子 337 開口部 340、342 モータ 344 駆動軸 350 カレンダローラ(移送ローラ) 352 カレンダローラ(従動ローラ) 354 ローラ間隙 356 窪み 357、358 ローラの端末 360 送出し手段(押出し機) 362 センサ 400 ローラ移送機構 410、420 ローラステージングエリア 500 接着手段 502 付着手段(ピンチローラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 ジェームス アルフレッド ベンツィン グ、セカンド アメリカ合衆国 44224 オハイオ州 ス トウ、ウィップーアウィル トレイル 1341 (72)発明者 ウィリアム ジェームス ヘッド アメリカ合衆国 44266 オハイオ州 ラ ヴェンナ、レイク ロックウェル ロード 2237 (72)発明者 ダニエル レイ ダウニング アメリカ合衆国 44685 オハイオ州 ユ ニオンタウン、インバーネス アヴェニュ ー 13470

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ構成部材のラミネートを造り、該
    ラミネートからラジアルプライタイヤのカーカスを形成
    する方法であって、該方法は、以下の諸段階、 エラストマー材の中に埋め込まれている平行な複数コー
    ドにより補強された前記エラストマー材から造られてい
    るタイヤプライ材を、それ自体と他の直線的に動くタイ
    ヤ構成部材とのための移送帯板として利用する段階であ
    って、前記の他のタイヤ構成部材は、前記プライ材がそ
    の移送路を移動するに連れてラミネートを形成するよう
    に、連続的に成形されそして前記プライ材に接着される
    段階と、 次に、この前記ラミネートを所与の長さの断片に切断す
    る段階であって、各断片は1対の端末を有し、各切断は
    前記プライ材内の平行な複数コード間の切断路に沿って
    なされる段階と、 さらに、タイヤカーカスを形成するために1枚の断片の
    両端末をもう1枚の別の断片に接合する段階と、そして
    前記プライ材内の複数コードが半径方向に向いている前
    記タイヤカーカスを環状に造形する段階とを有してい
    る、 タイヤ構成部材のラミネートを造り、該ラミネートから
    ラジアルプライタイヤのカーカスを形成する方法。
  2. 【請求項2】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカス
    を形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体から
    ラミネートを造る方法であって、該方法は、以下の諸段
    階、 エラストマー材の中に埋め込まれ、ほぼ等しい間隔を置
    き、かつ移送の方向に対して65°〜90°の角度を成
    して配置されている複数のコードによって補強された前
    記エラストマー材から造られているプライ材を移送する
    段階と、 所与の横断面を有するエラストマーのタイヤ構成部材の
    複数の連続帯板を形成する段階と、そして前記プライ材
    が移送されている間に、タイヤ構成部材の前記の複数の
    連続帯板を前記プライ材の少なくとも一方の側に接着さ
    せて、ラミネートを形成する段階とを有しているラジア
    ルプライ空気タイヤ用のカーカスを形成するのに適して
    いるタイヤ構成部材の組立体からラミネートを造るため
    の方法。
  3. 【請求項3】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカス
    を形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体から
    ラミネートを造る方法であって、 該方法は、さらに以下の諸段階、 前記ラミネートをロールに巻き取る段階と、 所与の長さのラミネートがロールに巻取られたとき、コ
    ードに平行に前記ラミネートを切断する段階とを含む請
    求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカス
    を形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体から
    ラミネートを造る方法であって、 該方法は、さらに以下の段階、 前記ラミネートの前記ロールをタイヤ製造ドラムワーク
    ステーションに移送する段階を含む請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカス
    を形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体から
    ラミネートを造る方法であって、 該方法は、さらに以下の諸段階、 所与の長さに前記ラミネートを切断する段階と、 前記ラミネートから未加硫のカーカスを形成するために
    前記ラミネートをタイヤ製造ドラムにかける段階とを含
    む請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 ラジアルプライ空気タイヤのためのカー
    カスを形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体
    からラミネートを造るための方法であって、タイヤ構成
    部材の前記の複数の連続帯板を前記プライ材の少なくと
    も一方の側に接着させる段階は、タイヤ構成部材の成形
    された帯板に移送プライを押しつけて該移送プライに前
    記タイヤ構成部材を付着させる段階も含む請求項2記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカス
    を形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体から
    ラミネートを造る方法であって、タイヤ構成部材の前記
    連続帯板の少なくとも1つを形成する段階は1つまたは
    複数の構成部材をカレンダにかける段階を含む請求項2
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカス
    を形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体から
    ラミネートを造る方法であって、タイヤ構成部材の前記
    の複数の連続帯板を形成する段階は前記の移送されたプ
    ライに沿って間隔をおいた位置にある所与の様々な横断
    面のタイヤ構成部材の複数の連続帯板をカレンダにかけ
    る段階を含む請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカス
    を形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体から
    ラミネートを造る方法であって、該方法は、さらに、前
    記の移送されたプライにタイヤ構成部材の連続帯板をス
    テッチする段階を含む請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカ
    スを形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体か
    らラミネートを造る方法であって、該方法は、さらに以
    下の諸段階、前記移送プライの側縁の位置決めを行う段
    階と、そして前記側縁に対する所与の位置にタイヤ構成
    部材の前記連続帯板を配置する段階とを含む請求項2記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカ
    スを形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体か
    らラミネートを造るための方法であって、該方法は、さ
    らに以下の諸段階、タイヤ構成部材の前記連続帯板の少
    なくとも1つを形成するためにエラストマー材を押出成
    形する段階と、そして前記タイヤ構成部材の横断面の形
    状を決定するカレンダローラに、押出成形された材料の
    流れを送る段階とを含む請求項7記載の方法。
  12. 【請求項12】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカ
    スを形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体か
    らラミネートを造る方法であって、該方法は、さらに以
    下の段階、押し出されたエラストマー材の前記流れをカ
    レンダローラに向かって押し出されるエラストマー材の
    2つの流れに分割する段階を含み、前記の各流れは前記
    カレンダローラによって形成された材料をそれぞれ別個
    の横断面形状のタイヤ構成部材に供給する請求項11記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカ
    スを形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体か
    らラミネートを造る方法であって、該方法は、さらに以
    下の段階、押し出された材料の前記流れを測定する段階
    を含み、前記各カレンダのバンクに充分な量の押し出さ
    れた材料が維持されるように前記流量が制御される請求
    項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 ラジアルプライ空気タイヤのためのカ
    ーカスを形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立
    体からラミネートを造るための方法であって、該方法
    は、さらに以下の段階、すなわち前記ラミネートをロー
    ルに巻き取る前に分離ライナを前記ラミネートの一方の
    側に接着させる段階を含む請求項2に記載の方法。
  15. 【請求項15】 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカ
    スを形成するのに適しているタイヤ構成部材の組立体か
    らラミネートを造る装置であって、該装置は、 前記複数コードによって補強されているエラストマー材
    であって、該エラストマー材はタイヤプライとしての使
    用に適しており、該プライ材は第1の側面と第2の側面
    とを有し、前記複数コードは前記エラストマー材の中に
    埋め込まれかつ平行であり、そして近接するコードに対
    してほほ等しい間隔にあるエラストマー材と、 移送の方向に対して65°〜90°の角度をなして配置
    されている前記複数コードを備えた前記プライ材を移送
    する移送手段と、 所与の横断面を有するエラストマータイヤ構成部材の複
    数の連続帯板を形成する形成手段と、そしてタイヤ構成
    部材の複数の前記連続帯板を前記プライの少なくとも一
    方の側面に接着する接着手段であって、前記プライはこ
    のようにして移送されて前記ラミネートを形成する接着
    手段とを有している、 ラジアルプライ空気タイヤ用のカーカスを形成するのに
    適しているタイヤ構成部材の組立体からラミネートを造
    る装置。
  16. 【請求項16】 本装置は、さらに前記ロールに製品を
    巻き取る巻取り手段を含む請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記形成手段は複数のカレンダ組立体
    であり、前記の各カレンダ組立体は2つのカレンダロー
    ラと、該両カレンダローラの半径方向上部にあるローラ
    間隙に処理済のエラストマー材を送り出す送出し手段と
    を有している請求項15記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記カレンダ組立体は処理済みのエラ
    ストマー材を前記の両カレンダローラ間の所与の側方の
    位置に横方向の位置決めを行う位置決め手段を有してい
    る請求項15記載の装置。
  19. 【請求項19】 処理済みのエラストマー材を送り出す
    ための前記カレンダ組立体の前記送出し手段は少なくと
    も1つの押出し機を含む請求項17に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記の各カレンダ組立体は2つのカレ
    ンダローラを有し、その一方のローラは移送ローラで他
    方のローラは従動ローラであり、前記各ローラは両端が
    開放されている中空のシリンダでかつ回転軸を有してい
    る請求項15記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記カレンダ組立体は前記両カレンダ
    ローラを支えるための支持手段を有し、前記両カレンダ
    ローラの前記支持手段は第1の端末と第2の端末を備
    え、前記の第1の端末と前記の第2の端末はそれぞれ1
    対の回転可能なハブを有し、該ハブの各々は一方のロー
    ラの1つの端末に嵌められている請求項20記載の装
    置。
  22. 【請求項22】 前記カレンダ組立体は前記両カレンダ
    ローラを支えるための支持手段を有し、該支持手段は第
    1の端末と第2の端末を備え、一方の端末は他方の端末
    に対して滑動によって伸縮自在である請求項15記載の
    装置。
  23. 【請求項23】 前記カレンダ組立体はモータと、該モ
    ータによって回転させられかつ一方の回転可能なハブに
    連結されている駆動軸と、前記両カレンダローラに回転
    運動を与えるハブとを有する請求項20記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記プライ材とカレンダ仕上げ済みの
    前記構成部材とを移送するための移送手段はコンベヤ組
    立体を含む請求項15記載の装置。
  25. 【請求項25】 製品をロールに巻き取るための前記巻
    取り手段はさらに前記カーカスに分離ライナを接着させ
    るための接着手段を含む請求項16記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記巻取り手段は前記ロールを回転さ
    せるための回転手段を含む請求項25記載の装置。
  27. 【請求項27】 処理済みのエラストマー材の横方向の
    位置を決めるための位置決め手段は少なくとも1対のプ
    ラウであり、該プラウの各々は前記両カレンダローラの
    1つにある窪みを形成する構成部材の側端に対し横方向
    に近接している請求項18記載の装置。
  28. 【請求項28】 本装置は2つ以上のカレンダを含み、
    該カレンダの各々は処理済みのエラストマー材を前記両
    カレンダローラに供給する押出し機を有する請求項15
    記載の装置。
  29. 【請求項29】 本装置は、前記両カレンダローラを駆
    動させるための2つの別個の可変速モータを有する少な
    くとも1つのカレンダを含み、1つのモータは前記両カ
    レンダローラの各々を駆動させ、前記移送手段は移送さ
    れた前記プライ材の直線運動に同期している回転運動を
    行う請求項15記載の装置。
  30. 【請求項30】 さらにステッチ機構を含み、該ステッ
    チ機構はプライ材を移送するための前記移送手段にプラ
    イ材を密着させる請求項15記載の装置。
  31. 【請求項31】 前記移送手段はステンレス鋼のベルト
    を含む請求項24記載の装置。
  32. 【請求項32】 前記コンベヤと前記の各移送カレンダ
    ローラとのすぐ下に配置されているピンチローラをさら
    に含み、前記移送カレンダローラからプライ材まで前記
    ゴム構成部材を移送するために前記ピンチローラは圧力
    をかける請求項24記載の装置。
  33. 【請求項33】 1つのカレンダローラを加熱するため
    の加熱手段をさらに含む請求項19記載の装置。
  34. 【請求項34】 さらに1つのカレンダローラを冷却す
    るための冷却手段を含む請求項19記載の装置。
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