JPH08229609A - 条鋼材のガイド方法及びガイド装置 - Google Patents

条鋼材のガイド方法及びガイド装置

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JPH08229609A
JPH08229609A JP7195436A JP19543695A JPH08229609A JP H08229609 A JPH08229609 A JP H08229609A JP 7195436 A JP7195436 A JP 7195436A JP 19543695 A JP19543695 A JP 19543695A JP H08229609 A JPH08229609 A JP H08229609A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ガイドローラに進入してくる条鋼材の径寸法変
化に自動的に対応でき、ガイドローラのローラ間隙調整
が不要でかつ構造の簡単な多ロール圧延機のロール入口
側における条鋼材のガイド方法及び装置を提供する。 【構成】条鋼材を挟持する一対のガイドローラ14,1
4’、そのガイドローラを開閉自在に支持する一対のロ
ーラホルダ13,13’、そのローラホルダを閉方向に
付勢するバネ21,21’を備えたガイド装置のガイド
ローラ14,14’により条鋼材を100〜500kg
の押さえ力で弾性保持し、進入してくる条鋼材の径寸法
の変化に応じてガイドロール間隙を自動的に変化させ
る。ばね21,21’の張力をばね長さ調整手段20に
より調整して、条鋼材の押さえ力を前記の範囲内で調整
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、条鋼材のガイド方
法およびガイド装置に関し、特に、3ロール方式や4ロ
ール方式などの多ロール圧延機により条鋼材を圧延する
に際して、ロール入口側で種々のサイズの条鋼材を保持
しロール孔型に安定して誘導することを可能としたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、条鋼材をサイジング圧延する方法
として、1スタンド毎に使用する圧延ロールの数によ
り、2ロール法、3ロール法、および4ロール法があ
る。各方法とも、素材条鋼材を対をなす圧延ロールによ
り、圧下方向を変えながら複数パスで圧延している。得
られる製品条鋼の断面形状は、2ロール法ではやや四角
形に近い円に、3ロール法ではやや六角形に近い円に、
および4ロール法ではやや八角形に近い円になり、各断
面の最大径d1 と最小径d2 との間に差(偏径差=d 1
−d2 )を有している。いずれの方法も、ロール圧下量
が限界を越えて大きくなると、条鋼材がロール間隙から
噛み出して製品不良がでるが、噛み出し限界となるまで
の圧下量が大きい方がサイジング可能範囲は広くなる。
【0003】ところで、前記各サイジング圧延方法のう
ち4ロール法は、図9に示すように、二個一対の4個の
圧延ロール1A,1B,1C,1Dで直交する二方向か
ら素材条鋼Wを圧下する4ロール圧延機を第1スタンド
P1,第2スタンドP2と二台直列に配置し、両圧延機
の間で圧下方向を45°ずらして条鋼Wをサイジング圧
延する方法で、幅寸法変化(幅広がり変形量)が2ロー
ル法圧延に比べて小さく、同一ロールで高精度の製品が
製造可能であることから、最近特に注目されている。
【0004】このようにして条鋼材を圧延する場合に、
被圧延条鋼材を圧延ロール孔型に正しい姿勢で案内する
ために、ロール入側に条鋼材の誘導装置であるガイド装
置が設置される。従来のガイド装置としては、図10に
示すようなローラ式ガイド装置Gがある。このものは、
断面略コ字型のガイド本体1の開口部分の両側に、支点
ピン2,2’を介してリーフスプリング(板ばね)から
なるローラホルダ3,3’が上下対称的に装着されてお
り、各ローラホルダ3,3’の先端部にそれぞれガイド
ローラg1,g2のローラ面を対向させて回転自在に取
り付けられている。ローラホルダ3,3’自体を構成し
ているリーフスプリングのばね定数は通常1000kg
f/mm以上とされている。
【0005】この条鋼材のガイド装置Gを例えば2ロー
ル圧延機の圧延ロール1A,1Bのロール入側に取り付
け、条鋼材をガイドローラg1,g2の間に進入させ
て、リーフスプリングからなるローラホルダ3,3’の
弾性力でガイドローラg1,g2を条鋼材に押しつけて
転がり接触させつつ圧延ロール孔型に誘導する。条鋼材
には径寸法の異なるものが種々あるから、進入させる条
鋼材寸法に応じてガイドローラg1,g2のローラ間隙
を調整する必要がある。そのローラ間隙の調整は、例え
ば圧延機の運転を一時停止し、各ローラホルダ3,3’
毎に支点ピン2,2’を挟んで軸方向の両側に配設して
ある上限設定用調整ねじ5および下限設定用調整ねじ6
を手動で締めこんだり締め戻すことで行われる。上限設
定用調整ねじ5をガイド本体1に当接させればガイドロ
ーラg1,g2のローラ間隙はそれ以上には広がらな
い。また下限設定用調整ねじ6をガイド本体1に当接さ
せればガイドローラg1,g2のローラ間隙はそれ以上
には狭くならない。
【0006】ローラ間隙が狭すぎると、条鋼材はガイド
ローラg1,g2間を通過することができないからいわ
ゆるミスロールとなる。反対にローラ間隙が広すぎると
きには、条鋼材を保持する力がゼロとなってしまい、そ
の結果、圧下により条鋼材が捩じれたり、寸法精度が極
度に劣化したり、ミスロールになったりとさまざまのト
ラブルを誘発する。
【0007】前記リーフスプリングを用いたローラ式ガ
イド装置Gを、4ロール圧延機のロール入側に取り付け
て用いることもできる。ただし、4ロール圧延機は、図
11に示したように(図11は、圧延ロールのカリバ半
径が25mmの場合である)、圧延された製品条鋼材の
真円度が2ロール法や3ロール法に比べて良好であるか
ら、同一の圧延ロールを使用してロール間隙を変えるだ
けで、わざわざロール交換をすることなく広い範囲で異
なるサイズの条鋼材を圧延できるという利点を有してお
り、この利点を活用するべく、圧延ロール間隙の変更に
対応してガイド装置のガイドローラ間隙調整をしなくて
済むことが望ましい。
【0008】その場合、従来は、条鋼材の先端がガイド
ローラの間隙を通過した後に、そのローラ間隙を油圧機
構などを用いて調整するようにした高価な遠隔調整装置
を使用している。なお、2ロール圧延機用のローラ式ガ
イド装置として、ローラホールダ間に引張力を付与する
弾性部材とローラ間隙調整機構を備えたものが実開平1
−109309号公報に開示されている。
【0009】また、多ロール圧延機用のローラ式ガイド
装置として、図12(a)に示すように、4ロール圧延
機の場合に4個一対のガイドローラg1,g2,g3,
g4により条鋼材Wを外周方向から保持して圧延ロール
孔型に誘導するものや、図12(b)に示すように、3
ロール圧延機の場合に3個一対のガイドローラg1,g
2,g3により条鋼材Wを外周方向から保持して圧延ロ
ール孔型に誘導するもの等が知られている。
【0010】これらのローラ式ガイド装置にあっては、
ガイドローラg1〜g4で保持する条鋼材Wの面は、2
ロール式,3ロール式,4ロール式のいずれの場合も、
前パスにおいて圧下された面a(以下、圧下面と呼ぶ)
である。その理由は、圧下面aはロールカリバで造形さ
れるため常に一定した形状であるのに対して、ロールに
圧下されない面b(以下、自由面と呼ぶ)の方は、圧延
される条鋼材Wの鋼種や圧延温度などの条件次第で形状
が変化するから効果的な保持ができないと考えられてい
たからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の条鋼材のガイド装置Gは、ローラホルダ3,3’
自体を構成しているリーフスプリングのばね定数が10
00kgf/mm以上と大きいので、以下のような問題
点がある。 条鋼材の径寸法に合わせてガイドローラ4,4’の間
隙を変化させるのに、人手で調節する装置の場合は圧延
機の運転を一時停止させなければならず、条鋼材の径寸
法の変更回数が多いと条鋼の生産能率が大幅に低下す
る。
【0012】遠隔調整装置付きの装置の場合は、ガイ
ドローラ4,4’の間隙調整のために圧延機の運転を一
々停止させる必要はないが、装置が複雑高価でありコス
ト高になる。 ガイドローラ4,4’の間隙調整は非常に微妙である
から、そのような強力なばねの弾性力に抗して行う調整
は容易ではなく、誤調整により先に述べたようないろい
ろのトラブルが誘発され易い。
【0013】特に、4ロール圧延機の場合、図12
(a)に示したような4個一対のガイドローラg1,g
2,g3,g4により条鋼材を保持して圧延ロール孔型
に誘導するものは、ガイド装置の構造が一層複雑になっ
てしまい、高価であるばかりか、装置が大型でかつ重く
ならざるを得ないために取り扱いにくく、メンテナンス
性が悪い。
【0014】また、実開平1−109309号公報に開
示のものは、圧延機出側の振動による“振れ耳”と称す
る断続的な径不良発生を防止するために、0.92〜
2.95kgf/mmのばね定数を有するばねが好まし
いとされており、この範囲の定数では高寸法精度を目的
とした製造には適応できない。つまり、このような非常
に小さいばね定数のばねでは、一対のガイドローラを引
っ張るのに十分な引張力を有するとはいえない。且つそ
の一対のガイドローラの最小間隙を調整するための閉限
用の調整ねじは備えているが、それらガイドローラの最
大間隙を調整するための開限用の調整ねじは備えていな
いため、構造的にも高寸法精度を得るための圧延は困難
である。更に、後述するように、圧延素材を所定の押さ
え力で弾性保持するには、ばね定数が小さい程、より大
きな伸びが必要となり構造的に大きくなってしまう。
【0015】従来の条鋼材ガイド装置には、以上のよう
なばね定数に関する問題点の他に、更に多ロール圧延に
おける保持の安定性という問題がある。即ち、一般に、
従来のガイド装置ではガイドローラで保持する条鋼材W
の面は、2ロール圧延であると多ロール圧延であるとを
問わず、前パスにおいて圧下された圧下面aとされてい
た。しかしながら、多ロール圧延になるほど、被圧延材
である条鋼材Wの断面形状は、最大寸法と最小寸法との
差が小さくなって保持しにくくなる傾向がある。このた
め、直列に配列されている圧延機間でガイド装置に保持
されている被圧延材料が捩じれてしまい、所定の寸法・
形状への圧延ができずに不良品を発生させたり、ミスロ
ールで圧延停止という事態を招いたり、あるいはその防
止のためにわざわざ大がかりで高価な設備が必要になる
という問題点があった。
【0016】この点をより具体的に説明すると、従来、
2ロール圧延の場合にローラ式ガイド装置が使われるの
は、条鋼材Wの断面形状が図13に示すようなオーバル
形状か若しくはダイヤ形状(菱形)の場合が殆どで、共
に最大寸法と最小寸法との差が大きい。これを、2個の
ガイドロールg1,g2で挟持し、条鋼材Wにかかる捩
じれ力Cをローラ軸y1,y2にかかるラジアル荷重P
1,P2で受けて保持するので、腕の長さlを十分に確
保することが可能であり、それゆえ、2個一対のガイド
ロールを備えたガイド装置でも十分に条鋼材Wの捩じれ
を防ぐことができた。
【0017】しかし、3ロール圧延,4ロール圧延とロ
ール数が増えるにしたがって圧延された条鋼材Wの断面
寸法は、図12に示すように均一化されてくる。よっ
て、多ロール圧延になるほど、条鋼材Wにかかる捩じれ
力Cを受けるべくガイドロールにかかるラジアル荷重の
腕の長さlが幾何学的に短くなってしまい保持力が低下
する。保持力が低下すれば、条鋼材Wの表面とガイドロ
ール表面とが滑り始めて、例えば図14に示すように、
ガイドロールg1〜g4は破線の位置から実線の位置へ
と押し広げられ条鋼材Wが回転するようになる。
【0018】そこで本発明は、このような従来の問題点
に着目してなされたものであり、その一の目的とすると
ころは、ガイドローラに進入してくる条鋼材の径寸法変
化に対応して、ガイドローラのローラ間隙を自動調整で
きる構造の簡単な条鋼材のガイド装置およびガイド方法
を提供することにある。また本発明の他の目的とすると
ころは、多ロール圧延においてもガイドロールに保持さ
れた条鋼材が幾何学的に滑りを発生させることがない条
鋼材のガイド方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特に4ロ
ール圧延機に相応しい条鋼材のガイド方法及びガイド装
置の開発について検討を重ねる過程で、4ロール圧延機
で圧延した場合は2ロール法等によるものに比べて条鋼
材の真円度が良好であることから、例えば第2スタンド
(第2パス目)における条鋼材の入側ガイドでは条鋼材
に対する保持力(ガイドローラの押さえ力)が比較的弱
くても良好な結果が得られることを見いだし本発明の前
記一の目的を達成する発明をなすに至った。
【0020】前記一の目的を達成するべく、請求項1の
条鋼材のガイド方法の発明は、多ロール圧延機により条
鋼材を圧延する際にロール入口ガイド装置のガイドロー
ラにより条鋼材を保持してロール孔型に誘導する条鋼材
のガイド方法において、前記ガイドローラにより条鋼材
を100〜500kgの押さえ力で弾性保持し、進入し
てくる条鋼材の径寸法に応じて前記ガイドローラ間隙を
自動的に変化させることを特徴とするものである。
【0021】ここで、請求項1におけるロール入口ガイ
ド装置の相対する一対のガイドローラをばね長さ調整手
段を備えたばねで閉方向に付勢し、該ばね長さ調整手段
により前記ばねの張力を調整して条鋼材の弾性保持力を
請求項1の押さえ力の範囲内で調整するものとすること
ができる(請求項2)。また、請求項1または請求項2
におけるロール入口ガイド装置はガイドローラのローラ
間隙の上限を規制する上限設定手段と下限を規制する下
限設定手段とを備え、当該上限設定手段と下限設定手段
とにより前記ガイドローラのローラ間隙寸法の範囲を条
鋼材の径寸法に合わせて調製するものとすることができ
る(請求項3)。
【0022】前記他の目的を達成するべく、請求項4の
条鋼材のガイド方法の発明は、多ロール圧延機により条
鋼材を圧延する際にロール入口ガイド装置のガイドロー
ラにより条鋼材を保持してロール孔型に誘導する条鋼材
のガイド方法において、前記ガイドローラにより条鋼材
をその自由面方向から保持することを特徴とするもので
ある。
【0023】請求項5の本発明の条鋼材のガイド装置
は、多ロール圧延機により条鋼材を圧延する際にロール
入口側で条鋼材を保持してロール孔型に誘導する条鋼材
のガイド装置において、前記条鋼材を挟持するガイドロ
ーラと、ほぼ中央部が支軸を介して揺動自在にガイド本
体に支持されると共に一端側に前記ガイドローラを開閉
自在に保持するローラホルダと、該ローラホルダを閉方
向に付勢するばねとを備えていることを特徴とするもの
である。
【0024】ここで、請求項5のローラホルダは、前記
支軸を挟んで前記ばねと同じ側にローラホルダ最小開度
を設定する閉限設定用調整ねじを備えると共に、前記ば
ねとは反対側にローラホルダの最大開度を設定する開限
設定用調整ねじを備えているものとすることができる
(請求項6)。また、請求項5または請求項6のばね
は、ばね定数が5〜100kgf/mmのものとするこ
とができる(請求項7)。
【0025】また、請求項5ないし請求項7のいずれか
に記載のばねは、該ばねの端部に係止するばね座と、該
ばね座に螺合したばね調整ねじとを有するねじ取付・調
整装置を備えているものとすることができる(請求項
8)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1,図2は、この発明の一実施形
態例を示すもので、図1は条鋼材のガイド装置の半断面
で示す平面図、図2は図1のII−II線半断面で示す側面
図である。先ず、装置構成を説明すると、この実施形態
例のガイド装置10は、断面略コ字型のガイド本体11
の開口部分の上下に、支点ピン12,12’を介して、
ローラホルダ13,13’が上下対称に揺動自在に支承
されている。
【0027】各ローラホルダ13,13’の先端部に
は、それぞれガイドローラ14,14’がローラ面14
aを対向させて支軸S,ベアリングBeを介し回転自在
に取り付けられている。これら両ガイドローラ14,1
4’のローラ間隙Lは、ローラホルダ13,13’が支
点ピン12,12’を軸に上下揺動(シーソ運動)する
ことで、最大時間隔Lmax から最少時間隔Lmin の範囲
で変化可能である。各ローラホルダ13,13’には、
支点ピン12,12’を挟んで前後両側に、上限(開
限)設定用調整ねじ15と下限(閉限)設定用調整ねじ
16とが螺着されている。上限設定用調整ねじ15を手
動で操作して、ねじ先端15aとこれが当接するガイド
本体11との距離を調整することで、両ガイドローラ1
4,14’の開き時のローラ間隙Lを、最大時間隔L
max の範囲内で調整できる。また、同様に下限設定用調
整ねじ16を操作して、ねじ先端15aとこれが当接す
るガイド本体11との距離を調整することで、両ガイド
ローラ14,14’の閉じ時のローラ間隙Lを、最小時
間隔Lmin の範囲内で調整できる。上限設定用調整ねじ
15の先端15aがガイド本体11に当接すれば、ガイ
ドローラ14,14’のローラ間隙はそれ以上には広が
らない。また下限設定用調整ねじ16の先端16aがガ
イド本体11に当接すれば、両ガイドローラ14,1
4’のローラ間隙はそれ以上には狭くならない。
【0028】ローラホルダ13,13’には、ガイドロ
ーラ14,14’を挟んで両サイドにそれぞればね長さ
調整手段としてのネジ取付・調整装置20が上下で対向
させて配設されている。その上下対向のネジ取付・調整
装置20間に引っ張りコイルばね21,21’が左右一
対に張設されている。この引っ張りコイルばね21,2
1’のばね定数は5〜100kgf/mmの範囲に選定
してある。また、ネジ取付・調整装置20のばね座20
aをばね力調整ねじ20bにより進退させてばねセット
長を変更することにより、ばねの張力を調整することが
できる。これによってガイドローラ14,14’による
条鋼材の保持力(押さえ力)が100〜500kgに設
定される。
【0029】次に作用を述べる。上記ガイド装置10
を、4ロール法による条鋼材の圧延に適用した場合、条
鋼材Wのガイドにあたって従来の2ロール圧延法の場合
のように1000kgという強力な保持力は必要でな
く、100〜500kgで十分である。保持力が100
kg未満では弱すぎて良好な保持ができず、偏径差が
0.2以上と大きくなり、製品として適さない。一方、
保持力が500kgを越えるとガイド装置が必要以上に
大型化し重量も大きくなって取り扱いが容易でなくな
り、かつ不経済になる。
【0030】上記100〜500kgの保持力を得るた
めに、ガイド装置10のローラホルダ13,13’を閉
方向に付勢する引っ張りコイルばね21,21’を用い
たことにより、条鋼材Wの径寸法が圧延中に変化して
も、引っ張りコイルばね21,21’の伸び縮みにより
ガイドローラ14,14’が自動的に追従する。したが
ってガイドローラ間隙を保持力の強力な従来のもののよ
うに強制的に他動で調整する必要はない。
【0031】ガイド装置10のローラホルダ13,1
3’を閉方向に付勢する引っ張りコイルばね21,2
1’のばね定数は5〜100kgf/mmでよく、好ま
しくは5〜50kgf/mmである。ばね定数5kgf
/mm未満では100kgの保持力が確保できない。一
方、ばね定数が100kgf/mmを越えると、ローラ
ホルダ13,13’による条鋼材Wの保持力が500k
gを越えてしまう。圧延開始前に予めガイド装置10の
ガイドローラ間隙を条鋼材Wの径寸法に合わせて人手で
容易に調整でき、かつ条鋼材寸法が圧延中に変化しても
保持力を大きく変化させずに安定させるためには、ばね
定数はできるだけ小さい方がよいので、5〜50kgf
/mmが妥当である。
【0032】本発明によれば、先ず、圧延される種々の
径寸法の条鋼材Wのうちの最少径寸法より若干小さい寸
法に、予めガイド装置10のガイドローラ間隙の下限値
を下限設定手段である下限設定用調製ねじ16で設定す
る。次に、この下限設定状態で、ローラホルダ13,1
3’を閉方向に付勢するばね21,21’のセット長さ
を、ネジ取付・調整装置20のばね力調整ねじ20bの
操作で、ガイドローラ14,14’での保持力100k
g以上となるように設定する。
【0033】こうして、圧延を開始すると、以後、ガイ
ド装置10は、条鋼材Wをその全長にわたり100kg
以上の保持力で押さえて保持しつつ圧延ロールのロール
孔型に正確に誘導する。その圧延中に条鋼材の径寸法が
大きくなっても、ガイドローラ14,14’は引っ張り
コイルばね21,21’のばね力により所定の保持力を
保ちながら条鋼材Wの径に合わせて自動的に開く。した
がって、従来のように圧延を中止し、手間をかけてガイ
ドローラ間隙を調整する必要はない。
【0034】本発明によれば、圧延される条鋼材Wの最
大寸法に対しても、ローラホルダ13,13’を閉方向
に付勢する引っ張りコイルばね21,21’による保持
力は500kgを越えることはなく、したがって保持力
が強すぎた場合のように条鋼材Wがガイドローラに突き
当たってローラ表面に疵をつけたり、あるいはガイドロ
ーラの抵抗が大きすぎて条鋼材が通過できないという現
象は防止され、条鋼材の円滑な誘導が確保される。
【0035】なお、4ロール圧延におけるガイド方法と
しては、4個のガイドローラにより4方向からガイドを
行うのが確実であるが、ガイド機構の簡略化のために
は、ガイド性能は若干劣るが2個のガイドローラにより
2方向からガイドを行っても良い。本実施形態例の条鋼
材のガイド方法及びガイド装置による条鋼材圧延の効果
を、以下の実験例により説明する。
【0036】(実験例)上記のガイド装置10を、図3
に斜線部分で示すように、4ロール圧延機を第1スタン
ドP1,第2スタンドP2と二台直列に配置して素材条
鋼Wを圧下する4ロール圧延機ラインに取り付けて圧延
実験を行った。なお、この場合の第1スタンドP1の4
ロール圧延機は電動モータ駆動,第2スタンドP2の4
ロール圧延機は油圧モータ駆動のものである。この実験
例では、ガイド装置10は第2パス目すなわち第2スタ
ンドP2の4ロール圧延機の入側に設置した。
【0037】図4に、種々の径寸法の条鋼材について従
来のガイド装置Gを用いて圧延した場合と、本発明のガ
イド装置10を用いて圧延した場合に得られた製品条鋼
材の偏径差(最大径−最少径)を比較して示す。この結
果から明らかなように、本発明の場合は従来に比し偏径
差が約1/2未満になり、寸法不良の発生がなくなると
共に、高寸法精度の製品の製造が可能になった。
【0038】なお、上記実施形態例では、ガイド装置1
0を第2パス目の圧延機に設置した場合を説明したが、
条件次第で第1パス目の圧延機に設定しても良い。続い
て、本発明の請求項4記載の発明に係る、ガイドロール
に保持された条鋼材に滑りを発生させない条鋼材のガイ
ド方法の実施形態を図面を参照して説明する。
【0039】図5は、多ロール圧延機(4ロール圧延
機)により圧延される条鋼材Wを、ガイド装置の4個の
ガイドロールg1,g2,g3,g4で保持している状
態を示しており、従来のような条鋼材Wの前パス時の圧
下面からの保持ではなく、自由面から保持している。こ
の場合の各ガイドロールg1〜g4の保持面gの形状
は、図6に示す前パス圧延ロール1Aのカリバの直線状
の逃がし部jに合致させてある。即ち、4ロール圧延機
の第1パス圧延ロール1Aのカリバにおける半径R,中
心角αの円弧状面に接するサイドの直線状(平面状)逃
がし部jと、これに隣接する圧延ロール1Cのカリバの
同じ直線状逃がし部jと、その両逃がし部jの間の角度
θとに一致させて、ガイドロールg1〜g4の保持面g
が形成されている。
【0040】また、各ガイドロールg1〜g4の保持面
gの中心部(即ち第1パスで圧延された条鋼材Wの自由
面bに対向する部分)には逃がし溝fが形成されてい
る。このように形成されているため、前記第1パスの圧
延ロール1Aと対向する図外の圧延ロール(1B)との
間の距離である前パスのロール隙hが変化しても、ガイ
ドロールg1〜g4の保持面gの角度θは不変であり、
換言すれば、前パスで圧延される条鋼材Wの自由面b間
の寸法e(自由面幅)が変化しても、ガイドロールの保
持面gとの関係は変わらずに一定に保たれる。
【0041】図5のような形状の保持面gを有する本発
明のガイドロールg1〜g4を備えたロール入口側ガイ
ド装置で条鋼材Wを保持すれば、従来のように条鋼材W
とガイドロールg1〜g4とが保持面で滑ることがない
ので、小さな保持力(押さえ力)で確実な保持ができ
る。その理由は、先に説明したように従来は条鋼材Wの
捩じれ力をガイドロールのロール軸のラジアル荷重で受
けるのに対し、本発明ではローラ軸のスラスト荷重でも
分担するためである。これによりガイドロール及びその
ロール軸が受ける荷重は小さくなり、確実に条鋼材Wの
捩じれを止めることができるばかりでなく、設備も小規
模にすることが可能である。
【0042】図5のガイドロールg1〜g4を有するガ
イド装置を、4ロール圧延機を2段直列配置した圧延ラ
インの第2パス圧延機の入側に設置して条鋼材Wの圧延
比較実験を行った結果を、図7,図8示した。図7は従
来の4ロール圧延用のガイド装置を用いた場合の捩じれ
角度(図14参照)と保持力との関係を上記図5に示す
本発明のガイド装置のそれと比較したものであり、図8
は捩じれによる径不良品発生率を、本発明による条鋼材
の保持方法と従来の保持方法と比較して圧延サイズ別に
表したものである。
【0043】図7の結果から、本発明の場合は従来に比
べて遙に低い保持力で保持しても条鋼材Wの捩じれは発
生しにくいことが明らかである。また、図8に結果か
ら、本発明によれば、広い圧延サイズにわたり、捩じれ
による不良品の発生を従来より極めて大幅に低減できる
ことが明らかである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
の条鋼材のガイド方法によれば、ロール入口ガイド装置
のガイドローラにより条鋼材を100〜500kgの押
さえ力で弾性保持するため、進入してくる条鋼材径寸法
に応じてそれらガイドローラの間隙を自動的に調整する
ことができ、そのため、同一圧延ロールのロール間隙の
調整のみで多種の径寸法の条鋼材製品を製造するのに適
した4ロール圧延機に適用すれば、4ロール圧延の特徴
を活かして圧延を停止することなく種々のサイズの条鋼
材を連続的に製造できるという効果を奏する。
【0045】また、本発明の請求項2の条鋼材のガイド
方法は、前記ガイドローラを閉方向に付勢するばねの張
力を、ばね長さ調整手段により調整して条鋼材の弾性保
持力を上記の押さえ力の範囲内で調整するため、条鋼材
の保持力調整が容易であり、条鋼材の径寸法の変化に応
じて常に最適の保持力を維持しつつ条鋼材の円滑な誘導
が確保できるという効果を奏する。
【0046】また、本発明の請求項3の条鋼材のガイド
方法は、前記ロール入口ガイド装置に設けた上限設定手
段と下限設定手段とによりガイドローラのローラ間隙寸
法の範囲を条鋼材の径寸法に合わせて規制するものとし
たため、得られた製品条鋼材の偏径差(最大径−最小
径)を従来より大幅に縮小できて、寸法不良の発生が防
止できると共に高寸法精度の製品の製造が可能になると
う効果を奏する。
【0047】本発明の請求項4の条鋼材のガイド方法に
よれば、多ロール圧延機により条鋼材を圧延する際に、
ロール入口ガイド装置のガイドローラにより条鋼材をそ
の自由面方向から保持してロール孔型に誘導するから、
条鋼材がガイドロールの保持面で滑ることがなくなり、
その結果小さな保持力で確実に条鋼材の捩じれを止める
ことができ、高寸法精度の製品の製造を可能にし、ま
た、ミスロールの発生を減少させ、且つ設備も小規模に
できるという効果を奏する。
【0048】本発明の請求項5の条鋼材のガイド装置に
よれば、4ロール圧延機において条鋼材をロール孔型に
誘導保持するべく、条鋼材を挟持する一対のガイドロー
ラを支軸を介してシーソ運動する一対のローラホルダの
一端部に開閉自在に保持して、そのローラホルダをばね
で閉方向に付勢する2ローラ構成としたため、請求項1
の条鋼材のガイド方法を好適に実現できる装置を、構造
簡単で小型軽量にでき、そのため狭い空間でも使用でき
ると共に、メインテナンスが楽でかつ安価に提供できる
という効果が得られる。
【0049】また、本発明の請求項6の条鋼材のガイド
装置によれば、前記ローラホルダには、前記支軸を挟ん
で前記ばねと同じ側にローラホルダの閉限設定用調整ね
じを、前記ばねとは反対側にローラホルダの開限設定用
調整ねじを備えており、その調整ねじにより、ガイドロ
ーラのローラ間隙寸法の範囲を条鋼材の径寸法に合わせ
て規制する請求項3の条鋼材のガイド方法を好適に実現
することができる。
【0050】また、本発明の請求項7の条鋼材のガイド
装置によれば、ガイド装置のローラホルダを閉方向に付
勢する前記ばねのばね定数を5〜100kgf/mmの
範囲にしたため、オフラインでの人手によるガイドロー
ラ間隙調整作業が容易にできて、ガイドローラによる条
鋼材の押さえ力を請求項1で規定する100〜500k
gの範囲内に容易に確保できるという効果が得られる。
【0051】また、本発明の請求項8の条鋼材のガイド
装置によれば、前記ばねには、ばねの端部に係止するば
ね座とばね座に螺合した調整ねじとを有するねじ取付・
調整装置を設けることにより、ばね長さを調整してばね
張力を簡単に調整することができ、これによってガイド
ローラによる条鋼材の保持力を上記100〜500kg
の範囲内に容易に調整することが可能である。
【0052】更には、本発明の条鋼材のガイド装置にあ
っては、圧延される条鋼材の全長にわたり連続してガイ
ドすることができるから、条鋼材のサイズ変更毎に圧延
の停止・再開を繰り返す従来の場合のような、先端部寸
法不良による歩留り損失がないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の条鋼材のガイド装置の一実施形態例の
半断面で示す平面図である。
【図2】図1のII−II線半断面で示す側面図である。
【図3】本発明の条鋼材のガイド装置を装着した4ロー
ル圧延機の外形図である。
【図4】本発明の効果の一例を説明するグラフである。
【図5】本発明の他の実施形態例の要部を示す正面図で
ある。
【図6】図5を説明するための圧延機の圧延ロール形状
の部分拡大図である。
【図7】本発明の効果を説明する被圧延材の捩じれ角度
と保持力との相関図である。
【図8】本発明の効果を説明する圧延サイズ別の径不良
品発生率の比較図である。
【図9】4ロール圧延機のロール構成を示す概要図で、
(a)はロール配置の側面図、(b)は同正面図であ
る。
【図10】(a)は従来の条鋼材のガイド装置の平面
図、(b)は同じく側面図である。
【図11】各種の条鋼材の圧延法による径偏差を比較し
たグラフである。
【図12】従来の多ロール圧延機における条鋼材のガイ
ド方法の例を示す正面図である。
【図13】従来の2ロール圧延機における条鋼材のガイ
ド方法の例を示す正面図である。
【図14】従来の多ロール圧延機におけるガイド方法で
発生する条鋼材の捩じれを説明する正面図である。
【符号の説明】
W 条鋼材 10 ガイド装置 11 ガイド本体 12 支軸(支点ピン) 12’ 支軸(支点ピン) 13 ローラホルダ 13’ ローラホルダ 14 ガイドローラ 14’ ガイドローラ 15 上限設定手段(開限設定用調整ねじ) 16 下限設定手段(閉限設定用調整ねじ) 20 ばね長さ調整手段(ねじ取付・調整装置) 20a ばね座 20b ばね調整ねじ 21 ばね 21’ ばね g1 ガイドローラ g2 ガイドローラ g3 ガイドローラ g4 ガイドローラ f 逃がし溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多ロール圧延機により条鋼材を圧延する
    際にロール入口ガイド装置のガイドローラにより条鋼材
    を保持してロール孔型に誘導する条鋼材のガイド方法に
    おいて、前記ガイドローラにより条鋼材を100〜50
    0kgの押さえ力で弾性保持し、進入してくる条鋼材の
    径寸法に応じて前記ガイドローラ間隙を自動的に変化さ
    せることを特徴とする条鋼材のガイド方法。
  2. 【請求項2】 前記ロール入口ガイド装置のガイドロー
    ラをばね長さ調整手段を備えたばねで閉方向に付勢し、
    該ばね長さ調整手段により前記ばねの張力を調整して条
    鋼材の弾性保持力を請求項1の押さえ力の範囲内で調整
    することを特徴とする請求項1記載の条鋼材のガイド方
    法。
  3. 【請求項3】 前記ロール入口ガイド装置はガイドロー
    ラのローラ間隙の上限を規制する上限設定手段と下限を
    規制する下限設定手段とを備え、当該上限設定手段と下
    限設定手段とにより前記ガイドローラのローラ間隙寸法
    の範囲を条鋼材の径寸法に合わせて調製することを特徴
    とする請求項1または2記載の条鋼材のガイド方法。
  4. 【請求項4】 多ロール圧延機により条鋼材を圧延する
    際にロール入口ガイド装置のガイドローラにより条鋼材
    を保持してロール孔型に誘導する条鋼材のガイド方法に
    おいて、前記ガイドローラにより条鋼材をその自由面方
    向から保持することを特徴とする条鋼材のガイド方法。
  5. 【請求項5】 多ロール圧延機により条鋼材を圧延する
    際にロール入口側で条鋼材を保持してロール孔型に誘導
    する条鋼材のガイド装置において、前記条鋼材を挟持す
    るガイドローラと、ほぼ中央部が支軸を介して揺動自在
    にガイド本体に支持されると共に一端側に前記ガイドロ
    ーラを開閉自在に保持するローラホルダと、該ローラホ
    ルダを閉方向に付勢するばねとを備えていることを特徴
    とする条鋼材のガイド装置。
  6. 【請求項6】 前記ローラホルダは、前記支軸を挟んで
    前記ばねと同じ側にローラホルダ最小開度を設定する閉
    限設定用調整ねじを備えると共に、前記ばねとは反対側
    にローラホルダの最大開度を設定する開限設定用調整ね
    じを備えていることを特徴とする請求項5記載の条鋼材
    のガイド装置。
  7. 【請求項7】 前記ばねは、ばね定数が5〜100kg
    f/mmである請求項5または6記載の条鋼材のガイド
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ばねは、該ばねの端部に係止するば
    ね座と、該ばね座に螺合したばね調整ねじとを有するね
    じ取付・調整装置を備えていることを特徴とする請求項
    5ないし7のいずれか記載の条鋼材のガイド装置。
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