JPH08224998A - 封緘機 - Google Patents

封緘機

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JPH08224998A
JPH08224998A JP5794495A JP5794495A JPH08224998A JP H08224998 A JPH08224998 A JP H08224998A JP 5794495 A JP5794495 A JP 5794495A JP 5794495 A JP5794495 A JP 5794495A JP H08224998 A JPH08224998 A JP H08224998A
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JP
Japan
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envelope
adhesive
flap
folding
roller
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JP5794495A
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English (en)
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Ikuo Fukazawa
郁夫 深澤
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BUHINKO KK
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BUHINKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置が比較的簡易で、一回に数通程度しか封筒
を封緘しない事業所等でも十分にコスト面での採算がと
れ、面倒な接着剤の供給作業が不要で、しかもタンク内
の接着剤が固まってしまうこともなく、貼り付け部の見
栄えもよい封緘機を提供する。 【構成】封筒を搬送する封筒搬送手段と、封緘するため
の接着剤を封筒に塗布する接着剤塗布手段と、封筒のフ
ラップを折って封筒本体に重ねるフラップ折り重ね手段
とを有する封緘機において、前記接着剤塗布手段と前記
フラップ折り重ね手段を駆動するための駆動手段を、1
つのモータと、前記モータによって駆動する1つの駆動
軸と、前記駆動軸に固定された複数のカムおよびヘリカ
ルギアと、前記カムによって駆動されるリンク機構と、
前記ヘリカルギアに噛み合う従動ヘリカルギアと、前記
従動ヘリカルギアによって駆動されるリンク機構とによ
って構成した封緘機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は封緘機に係り、一回の使
用で数通程度の封筒を封緘する比較的簡易な封緘機に関
する。
【0002】
【従来の技術】封緘機には種々のものがあるが、駆動す
る無端ベルトによって封筒が搬送され、この搬送中に接
着剤の塗布と、フラップの折り曲げおよび接着を行うタ
イプのものが一般的である。また実公昭58−3552
0号公報に開示されている封緘機は、粘着テープによっ
て封筒のフラップを貼り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら無端ベル
トによって封筒を封緘するタイプの封緘機は、装置が大
掛かりなものとなりコストも高く、一回に数通程度しか
封筒を封緘しない大多数の事業所等では、コスト面で採
算が合わないため導入できないという問題があった。ま
たこの種の封緘機には接着剤を入れておくタンクが備え
られているが、このタンクに接着剤を供給する作業は面
倒で、しかも使用頻度が低いと接着材が固まってしまう
おそれもある。
【0004】粘着テープを使用する封緘機では、粘着テ
ープを切断するためのカッターを具備する必要があり、
装置が大掛かりでコストが高くなる問題がある。それば
かりか封筒のフラップを貼り付ける粘着テープが見える
ため見栄えがよくないという欠点もある。本発明は上記
従来の問題点に着目してなされたものであり、装置が比
較的簡易で、一回に数通程度しか封筒を封緘しない事業
所等でも十分にコスト面での採算がとれ、面倒な接着剤
の供給作業が不要で、しかもタンク内の接着剤が固まっ
てしまうこともなく、貼り付け部の見栄えもよい封緘機
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、封筒
を搬送する封筒搬送手段と、封緘するための接着剤を封
筒に塗布する接着剤塗布手段と、封筒のフラップを折っ
て封筒本体に重ねるフラップ折り重ね手段とを有する封
緘機において、前記接着剤塗布手段と前記フラップ折り
重ね手段を駆動するための駆動手段を、1つのモータ
と、前記モータによって駆動する1つの駆動軸と、前記
駆動軸に固定された複数のカムおよびヘリカルギアと、
前記カムによって駆動されるリンク機構と、前記ヘリカ
ルギアに噛み合う従動ヘリカルギアと、前記従動ヘリカ
ルギアによって駆動されるリンク機構とによって構成し
たことを特徴とする封緘機である。
【0006】請求項2の発明は、封筒を搬送する封筒搬
送手段と、封緘するための接着剤を塗布する接着剤塗布
手段と、封筒のフラップを折って封筒本体に重ねるフラ
ップ折り重ね手段とを有する封緘機において、前記接着
剤塗布手段は、接着剤が塗布され巻装された接着剤テー
プを支持する支持リールと、前記接着剤テープを介して
封筒に圧接し走行して接着剤テープの接着剤を封筒に付
着させる圧接ローラと、接着剤を封筒に付着させた使用
済みの接着剤テープを前記圧接ローラの走行に合わせて
巻き取る巻き取りリールとによって構成されていること
を特徴とする封緘機である。
【0007】請求項3の発明は、封筒を搬送する封筒搬
送手段と、封緘するための接着剤を塗布する接着剤塗布
手段と、封筒のフラップを折って封筒本体に重ねるフラ
ップ折り重ね手段とを有する封緘機において、前記フラ
ップ折り重ね手段は、折り曲げプレートと、前記折り曲
げプレートを封筒のフラップが略垂直に立つように上昇
させ、次いでフラップを封筒本体に折り重ねるように斜
め下方へ駆動させ、さらにフラップを封筒本体に押し付
けるように後退させるリンク機構とによって構成されて
いることを特徴とする封緘機である。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、封筒搬送手段によって封
筒が搬送され、また1つモータによって1つの駆動軸が
駆動されて、この駆動力が駆動軸に固定された複数のカ
ムによってリンク機構に伝達されてリンク機構が駆動さ
れ、また駆動軸の駆動力はヘリカルギアから従動ヘリカ
ルギアへ伝達される。そして接着剤塗布手段が駆動され
て封筒に接着剤が塗布され、次いでフラップ折り重ね手
段によって封筒のフラップが折られ封筒本体に重ねられ
る。
【0009】さらに請求項2の発明では、圧接ローラが
接着剤テープを介して封筒に圧接し走行して、支持リー
ルに支持された接着剤テープを順次引き出しながら、接
着剤テープの接着剤を封筒に付着させる。また巻き取り
ローラは、接着剤を封筒に付着させた使用済みの接着剤
テープを圧接ローラの走行に合わせて巻き取る。
【0010】また請求項3の発明では、リンク機構によ
って折り曲げプレートが封筒のフラップが略垂直に立つ
ように上昇し、次いでフラップを封筒本体に折り重ねる
ように斜め下方へ駆動して、さらにフラップを封筒本体
に押し付けるように後退させられる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例にかかる封緘機1を図面にし
たがって説明する。図1において封緘機1にはカバー2
が備えられ、このカバー2には開口4が形成されてい
る。図2に封緘機1の内部構造を示す。同図おいて符号
3はベースを示し、このベース3には基台5が設けられ
ている。基台5上にはガイドプレート7が固定されて設
けられている。また基台5上には移動プレート9が設け
られ、この移動プレート9にはガイド11がガイドプレ
ート7の折り曲げ部12に対向して配置されている。
【0012】移動プレート9はロックレバー13を引い
てロックを解除した状態では、ガイドプレート7に近接
離間する方向へ移動でき所定位置で固定することができ
る。したがって固定されているガイドプレート7とガイ
ド11との距離を変更できるようになっている。また移
動プレート9には切欠き15が形成されている。符号1
7は固定プレートを示し、この固定プレート17は基台
5に固定されている。
【0013】符号19はゴム製の駆動ローラを示し、こ
の駆動ローラ19の周面の一部は移動プレート9および
固定プレート17の上面よりわずかに突出して配置され
ている。駆動ローラ19はローラ軸21に固定され、ロ
ーラ軸21は基台5に回動自在に支持されている。ロー
ラ軸21にはプーリ23が固定されている。ベース3上
にはモータ25が備えられ、モータ25の回動軸27は
基台5の側面から突出し、この回動軸27の突出部分に
はプーリ29が固定されている。プーリ29とローラ軸
21に固定されたプーリ23には駆動ベルト31が掛け
渡されている。
【0014】基台5の切欠き30からは、揺動ピン33
が斜め上方に向かって突出している。この揺動ピン33
はモータ25の駆動を制御するスイッチに取り付けられ
ている。 符号35は折り曲げプレートを示し、この折
り曲げプレート35には長穴37が形成され、この長穴
37から揺動ピン39が突出している。また折り曲げプ
レート35にはストッパ36の基端部が固定されてお
り、ストッパ36は途中部分から斜め上方へ向かって折
り曲げられている。基台5には樹脂製の爪シャフト3
2、34が上下動自在に備えられ、その頭部は基台5か
ら突出している。爪シャフト32、34の頭部には互い
に対向する方向へ伸びた押え爪38、40がそれぞれ取
り付けられている。
【0015】符号41、43はブラケットを示し、この
ブラケット41、43は基台5に取り付けられた支持軸
45に回動自在に支持されている。ブラケット41、4
3には上下に並行に配置されたガイドシャフト47、4
8が固定されている。ガイドシャフト47、48には第
1摺動ベース49および第2摺動ベース51が摺動自在
に支持されている。ガイドシャフト47、48にはコイ
ルスプリング53が嵌められ、このコイルスプリング5
3は第1摺動ベース49と第2摺動ベース51との間に
介在している。
【0016】第2摺動ベース51には揺動ベース55が
支持ネジ57を支点として回動自在に支持され、さらに
揺動ベース55は図示しないピンとこのピンが入り込む
長穴とによって所定の角度範囲で揺動することができる
ようになっている。揺動ベース55は図示しないバネに
よって支持ネジ57を支点として時計回りの方向へ付勢
されている。
【0017】図11から図15に詳細に示すように揺動
ベース55には支持リール67、ガイドリール61およ
び弾性を有する圧接ローラ65が回動自在に備えられ、
さらにガイド板63および巻き取りリール58が固定さ
れて備えられている。巻き取りリール58には摺接ロー
ラ59が備えられている。基台5には樹脂製の摺接部材
68が固定され、この摺接部材68の終端にはL字形の
揺動ストッパ69が回動自在に設けられ、この揺動スト
ッパ69はスプリング70によって時計回りの方向へ付
勢されており、摺接部材68の終端部に圧接させられて
いる。
【0018】次に爪シャフト32、34、折り曲げプレ
ート35および揺動ベース55を駆動するための機構に
ついて説明する。図1、図2において符号71はメイン
モータを示し、このメインモータ71はいわゆるステッ
ピングモータである。メインモータ71は基台5に固定
されている。メインモータ71の回動軸にはプーリ73
が取り付けられている。符号75は駆動軸を示し、この
駆動軸75は基台5に回動自在に支持されている。駆動
軸75にはプーリ77が取り付けられ、このプーリ77
とメインモータ71の回動軸に取り付けられたプーリ7
3とには駆動ベルト79が掛け渡されている。
【0019】図3、図4に詳細に示すように駆動軸75
には、ブラケットカム81、83が固定されている。ブ
ラケットカム81、83にはブラケット41、43にそ
れぞれ回動自在に取り付けられたコロ85、87に当接
している。また図2に示すようにブラケット41、43
にはそれぞれコイルバネ89の一端が連結され、このコ
イルバネ89の他端は基台5に連結されている。コイル
バネ89の弾性力によってブラケット41、43は、コ
ロ85、87がブラケットカム81、83に圧接する方
向へ付勢されている。
【0020】図5に詳細に示すように駆動軸75には爪
カム91、93が固定されている。リンク95、97の
基端部が基台5に支持ネジ99を支点として回動自在に
取り付けられている。リンク95、97の先端部にはL
字形のリンク101、102の基端部が支持ネジ103
によって回動自在に連結されているリンク101、10
2の水平方向へ曲げられた先端部は爪シャフト32、3
4の基端部に支持ネジ105によって回動自在に取り付
けられている。なお爪シャフト32、34は連結軸10
0によって連結されている。爪カム91、93はリンク
95、97の回動自在に取り付けられたコロ107に当
接している。図示しないコイルスプリングによってコロ
107は爪カム91、93に圧接する方向へ付勢されて
いる。
【0021】駆動軸75には第1折り曲げカム109、
第2折り曲げカム111が固定されている。図6、図7
に詳細に示すように折り曲げプレート35はリンクフレ
ーム113に固定されている。リンクフレーム113の
基端部は支持ネジ114によってリンクフレーム115
の先端部に回動自在に取り付けられている。リンクフレ
ーム115の基端部は基台5に固定されたリンクベース
117に支持ネジ119によって回動自在に取り付けら
れている。
【0022】リンクフレーム115にはコロ121が回
動自在に取り付けられ、このコロ121は第1折り曲げ
カム109に当接している。またリンクフレーム113
にはコロ123が回動自在に取り付けられ、このコロ1
23は第2折り曲げカム111に当接している。リンク
フレーム113は図示しないバネによって、コロ12
1、123が第1折り曲げカム109、第2折り曲げカ
ム111にそれぞれ圧接する方向へ付勢されている。
【0023】図8に詳細に示すように駆動軸75にはリ
ミットカム125が固定されている。このリミットカム
125には、リミットスイッチ127の作動片129に
回動自在に取り付けられたコロ130が当接している。
この作動片129が押圧されてスイッチボタン131が
押圧されるとリミットスイッチ127がオン状態にな
り、作動片129に対する押圧が解除されるとスイッチ
ボタン131が突出し、リミットスイッチ127がオフ
状態になる。
【0024】図9、図10に詳細に示すように駆動軸7
5にはヘリカルギア133が固定されている。符号13
5はギアベースを示し、このギアベース135には従動
ヘリカルギア137が軸138によって回動自在に支持
されている。従動ヘリカルギア137は駆動軸75に固
定されたヘリカルギア133に噛み合っている。また従
動ヘリカルギア137の偏心位置には支持ネジ139に
よってリンク141が回動自在に取り付けられている。
リンク143は途中部分から曲がった形状に形成され、
このリンク143の基端部は、支持ネジ144によって
ギアベース135に回動自在に取り付けられている。
【0025】リンク143の途中部分にはリンク141
の基端部が支持ネジ148によって回動自在に取り付け
られている。リンク143の先端部にはホルダ145が
固定されている。ホルダ145にはユニバーサルジョイ
ント147の一端が取り付けられ、このユニバーサルジ
ョイント147の他端は第1摺動ベース49に取り付け
られている。なお駆動軸75の端部にはノブ149が取
り付けられている。また基台5上には電源スイッチ15
0が備えられている。
【0026】カバー2の内側には取付け板151、15
3が間隔をおいて固定されている。取付け板151、1
53には揺動ブラケット155、157が支持ネジ15
9、161を支点として揺動自在に取り付けられ、コイ
ルスプリング162によって図2において反時計回りの
方向へ付勢されている。さらに図示しないストッパによ
って揺動ブラケット155、157の先端部がわずかに
斜め下方へ向く姿勢に保持されている。また揺動ブラケ
ット155、157の先端部には、従動ローラ163が
回動自在に支持されている。
【0027】カバー2を基台5の上方からかぶせると、
従動ローラ163が駆動ローラ19にわずかな隙間を介
して対向し、またカバー2に形成された穴165からロ
ックレバー13が、穴167からスイッチ150がそれ
ぞれ露出する。さらにノブ149はカバー2に形成され
た切欠きから突出する。なお符号Tは表面に接着剤が塗
布された接着剤テープTを示し、この接着剤テープTは
コアに巻装されたものが市販されている。
【0028】次にこの封緘機1の使用方法および動作に
ついて説明する。まずカバー2を外し、支持リール67
に接着剤テープTのコアを嵌め込んで取り付ける。そし
て接着剤テープTをコアから引き出し、圧接ローラ65
およびガイドリール61に掛け、端部を巻き取りリール
58に固定する。そしてカバー2を取り付けてからロッ
クレバー13を引いて、その状態で移動プレート9をス
ライドさせ、封緘する封筒Fの幅寸法に合わせる。プラ
グ171をコンセントにさし込んでから、スイッチ15
0をオンにする。
【0029】封筒FをフラップFa側から開口4から挿
入すると、封筒Fはガイド11と折り曲げ部12とによ
ってガイドされ進行し、揺動ピン33を押し下げる。揺
動ピン33が押し下げられると、モータ25が正転駆動
し、このモータ25の駆動力がプーリ29、駆動ベルト
31およびプーリ23を介して、ローラ軸21に伝達さ
れて、ローラ軸21とともに駆動ローラ19が正転す
る。そして封筒Fは駆動ローラ19と従動ローラ163
とによって揺動ピン39の方向へ搬送される。封筒Fが
揺動ピン39を押し下げると、モータ25が停止し、封
筒Fはストッパ36に当接した状態で停止する。
【0030】次いでメインモータ71が駆動し、メイン
モータ71の駆動力はプーリ73、駆動ベルト79およ
びプーリ77を介して駆動軸75へ伝達され、駆動軸7
5は矢印で示す方向へ回動する。図5において二点鎖線
で示すように爪カム91の凸部94に支持されていたコ
ロ107は凸部94から外れ、これに伴いリンク95は
支持ネジ99を支点として時計回りの方向へ回動する。
そしてリンク101とともに爪シャフト32、34が下
降し、押え爪38、40によって封筒本体部Fbのフラ
ップFa側の端部両側が押えられ保持される。
【0031】次いで図4おいて二点鎖線で示すようにブ
ラケットカム81、83の凸部82に支持されていたコ
ロ85、87は凸部82から外れ、これに伴いブラケッ
ト41、43は支持軸45を支点として時計回りの方向
へ回動し、下降する。ブラケット41、43が下降動作
に伴い、揺動ベース55が図12に示す状態から図13
に示すように下降し、圧接ローラ65が接着剤テープT
を介して封筒本体部FbのフラップFa側の右端に圧接
する。
【0032】また駆動軸75とともに回動するヘリカル
ギア133の駆動力が従動ヘリカルギア137へ伝達さ
れ、時計回りの方向へ回動する。従動ヘリカルギア13
7が回動するとリンク141からリンク143へ駆動力
が伝達され、リンク143は支持ネジ145を支点とし
て、図9、図10に示すように反時計回りの方向へ回動
する。これによりユニバーサルジョイント147が左方
向へ駆動し、第1摺動ベース49とともに第2摺動ベー
ス51および揺動ベース55が左方向へ駆動させられ
る。
【0033】揺動ベース55が左方向へ駆動すると、図
13、図14に示すように圧接ローラ65が接着材テー
プTを介して封筒本体部Fbを回動しながら横断し、接
着剤テープTの接着剤が封筒本体部Fbに付着させられ
る。この際、接着剤テープTは支持リール67に支持さ
れたコアから順次引き出され、使用済みの接着剤テープ
Tは巻き取りリール58に巻き取られる。巻き取りリー
ル58は摺接ローラ59が摺接部材68上を走行して回
動することによって回動し、使用済みの接着剤テープT
を巻き取る。
【0034】次いで駆動軸75が回動し、図4に示した
コロ85がブラケットカム81、83の凸部82に当接
して、ブラケットカム41、43が支持軸45を支点と
して反時計方向へ回動し、図15に示すように揺動ベー
ス55とともに圧接ローラが上昇して封筒Fから離間す
る。そして図7に示すように第2折り曲げカム111の
凸部112にコロ123が当接し、リンクフレーム11
3が支持ネジ114を支点として反時計回りの方向へ回
動し、折り曲げプレート35が上昇する。
【0035】次いで図6に示すようにコロ121が第1
折り曲げカム109の凹部110に当接し、リンクフレ
ーム115は支持ネジ119を支点として時計回りの方
向へ回動し、これに伴い折り曲げプレート35が封筒F
の方向へ進行する。この折り曲げプレート35の進行動
作に並行して、コロ123が第2折り曲げカム111の
凸部112から外れて、下降する。したがって折り曲げ
プレート35は斜め下方へ駆動させられる。そしてコロ
121が第1折り曲げカム109の凹部110から外れ
て、リンクフレーム115は支持ネジ119を支点とし
て反時計回りの方向へ回動し、これに伴い折り曲げプレ
ート35が封筒Fから離間する方向へ後退する。
【0036】上記の折り曲げプレート35の動作によっ
て封筒FのフラップFaが折り返される。すなわち図1
6に示すように折り曲げプレート35が上昇することに
よってフラップFaが略垂直に立てられ、図17に示す
ように折り曲げプレート35が斜め下方へ駆動すること
によってフラップFaが封筒本体部Fbに向かって折り
返される。さらに折り曲げプレート35が、図17から
図18に示す状態に後退することによって、フラップF
aが折り曲げプレート35によって押えられ、フラップ
Faの接着が行われる。
【0037】折り曲げプレート35の後退と並行して、
図5に示したようにコロ107が爪カム91の凸部94
に当接し、爪シャフト32、34が上昇して押え爪3
8、40が封筒Fから離れる。押え爪38、40が上昇
するのと並行して、回動するヘリカルギア133の駆動
力が従動ヘリカルギア137へ伝達され、時計回りの方
向へ回動する。そして従動ヘリカルギア137が図10
に示す状態から図9に示す状態に回動し、リンク143
は支持ネジ145を支点として時計回りの方向へ回動す
る。これによりユニバーサルジョイント147が右方向
へ駆動し、第1摺動ベース49とともに第2摺動ベース
51および揺動ベース55が右方向へ駆動する。
【0038】一方、図8に示すように駆動軸75ととも
にリミットカム125が回動して、各部材が図11に示
すホームポジションに移動するタイミングで、作動片1
29に取り付けられたコロ130が、リミットカム12
5の凹部126に当接する。これにより作動片129に
よるスイッチボタン131に対する押圧が解除されて、
メインモータ71が停止する。またモータ25が逆転駆
動し、駆動ローラ19が逆転駆動して、封筒Fを介して
対向している従動ローラ163とともに、封筒Fを開口
4から排出する。封筒Fが排出され、揺動ピン33が起
き上がり、もとの斜め上方を向く姿勢となると、モータ
25が停止する。
【0039】このように封緘機1では、封筒Fの搬送以
外の動作をメインモータ71だけで行っているので、価
格の高いステッピングモータの使用個数を最低限にで
き、封緘機1は従来の封緘機に比べコストの低いものと
なる。また接着剤テープTを用いるので、従来の封緘機
と異なり、タンクに接着剤を供給する煩雑な作業を行う
必要がないという利点があり、さらにタンク内の接着剤
が固化する等のトラブル発生のおそれもない。
【0040】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
などがあっても本発明に含まれる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、装置が比
較的簡易で、一回に数通程度しか封筒を封緘しない事業
所等でも十分にコスト面での採算がとれる封緘機を提供
できるようになる。また煩雑な接着剤の供給作業が不要
で、しかもタンク内の接着剤が固まってしまうこともな
くなる。さらに粘着テープによって封緘する場合よりも
貼り付け部の見栄えもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる封緘機の斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施例にかかる封緘機の内部構造の斜
視図である。
【図3】本発明の実施例にかかる封緘機の駆動軸近傍の
斜視図である。
【図4】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられるブ
ラケットの動作を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる押
え爪の動作を説明するための図である。
【図6】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる折
り曲げプレートの動作を説明するための図である。
【図7】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる折
り曲げプレートの動作を説明するための図である。
【図8】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられるリ
ミットスイッチの動作を説明するための図である。
【図9】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる第
1摺動ベースの動作を説明するための図である。
【図10】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
第1摺動ベースの動作を説明するための図である。
【図11】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
揺動ベースおよび圧接ローラの動作を説明するための図
である。
【図12】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
揺動ベースおよび圧接ローラの動作を説明するための図
である。
【図13】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
揺動ベースおよび圧接ローラの動作を説明するための図
である。
【図14】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
揺動ベースおよび圧接ローラの動作を説明するための図
である。
【図15】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
揺動ベースおよび圧接ローラの動作を説明するための図
である。
【図16】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
折り曲げプレートが封筒のフラップを封筒本体に折り重
ねる動作を説明するための図である。
【図17】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
折り曲げプレートが封筒のフラップを封筒本体に折り重
ねる動作を説明するための図である。
【図18】本発明の実施例にかかる封緘機に備えられる
折り曲げプレートが封筒のフラップを封筒本体に折り重
ねる動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 封緘機 2 カバー 3 ベース 4 開口 5 基台 7 ガイドプレート 9 移動プレート 11 ガイド 12 折り曲げ部 13 ロックレバー 15 切欠き 17 固定プレート 19 駆動ローラ 21 ローラ軸 23 プーリ 25 モータ 27 回動軸 29 プーリ 31 駆動ベルト 32、34 爪シャフト 33 揺動ピン 35 折り曲げプレート 36 ストッパ 37 長穴 38、40 押え爪 39 揺動ピン 41、43 ブラケット 45 支持軸 47、48 ガイドシャフト 49 第1摺動ベース 51 第2摺動ベース 53 コイルスプリング 55 揺動ベース 57 支持ネジ 58 巻き取りリール 59 摺接ローラ 61 ガイドリール 63 ガイド板 65 圧接ローラ 67 支持リール 68 摺動部材 69 揺動ストッパ 71 メインモータ 73 プーリ 75 駆動軸 77 プーリ 79 駆動ベルト 81、83 ブラケットカム 82 凸部 85、87 コロ 89 コイルバネ 91、93 爪カム 95、97 リンク 99 支持ネジ 101、102 リンク 105 支持ネジ 107 コロ 109 第1折り曲げカム 111 第2折り曲げカム 113、115 リンクフレーム 114 支持ネジ 117 リンクベース 119 支持ネジ 121、123 コロ 125 リミットカム 127 リミットスイッチ 129 作動片 130 コロ 131 スイッチボタン 133 ヘリカルギア 135 ギアベース 137 従動ヘリカルギア 139 支持ネジ 141、143 リンク 145 ホルダ 146 支持ネジ 147 ユニバーサルジョイント 148 支持ネジ 149 ノブ 150 スイッチ 151、153 取付け板 155、157 揺動ブラケット 159 支持ネジ 161 支持ネジ 162 コイルスプリング 163 従動ローラ 165、167 穴 171 プラグ F 封筒 Fa フラップ Fb 封筒本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】封筒を搬送する封筒搬送手段と、封緘する
    ための接着剤を封筒に塗布する接着剤塗布手段と、封筒
    のフラップを折って封筒本体に重ねるフラップ折り重ね
    手段とを有する封緘機において、前記接着剤塗布手段と
    前記フラップ折り重ね手段を駆動するための駆動手段
    を、1つのモータと、前記モータによって駆動する1つ
    の駆動軸と、前記駆動軸に固定された複数のカムおよび
    ヘリカルギアと、前記カムによって駆動されるリンク機
    構と、前記ヘリカルギアに噛み合う従動ヘリカルギア
    と、前記従動ヘリカルギアによって駆動されるリンク機
    構とによって構成したことを特徴とする封緘機。
  2. 【請求項2】封筒を搬送する封筒搬送手段と、封緘する
    ための接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、封筒のフラ
    ップを折って封筒本体に重ねるフラップ折り重ね手段と
    を有する封緘機において、前記接着剤塗布手段は、接着
    剤が塗布され巻装された接着剤テープを支持する支持リ
    ールと、前記接着剤テープを介して封筒に圧接し走行し
    て接着剤テープの接着剤を封筒に付着させる圧接ローラ
    と、接着剤を封筒に付着させた使用済みの接着剤テープ
    を前記圧接ローラの走行に合わせて巻き取る巻き取りリ
    ールとによって構成されていることを特徴とする封緘
    機。
  3. 【請求項3】封筒を搬送する封筒搬送手段と、封緘する
    ための接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、封筒のフラ
    ップを折って封筒本体に重ねるフラップ折り重ね手段と
    を有する封緘機において、前記フラップ折り重ね手段
    は、折り曲げプレートと、前記折り曲げプレートを封筒
    のフラップが略垂直に立つように上昇させ、次いでフラ
    ップを封筒本体に折り重ねるように斜め下方へ駆動さ
    せ、さらにフラップを封筒本体に押し付けるように後退
    させるリンク機構とによって構成されていることを特徴
    とする封緘機。
JP5794495A 1995-02-21 1995-02-21 封緘機 Pending JPH08224998A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012017112A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Duplo Seiko Corp 封緘装置
JP2015143135A (ja) * 2013-12-27 2015-08-06 デュプロ精工株式会社 シート折畳接着装置

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JP2012017112A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Duplo Seiko Corp 封緘装置
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